JP2006242178A - スクロール式機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数が少なく構造が単純で組立てが容易である浮動シールを備えたスクロール式機械を提供する。
【解決手段】非旋回スクロール部材66を旋回スクロール部材向きに付勢し翼先密封を得させる中間圧力の流体を、同流体収容するところの非旋回スクロール部材の環状凹溝76内に設けた浮動シール78により隔離した。浮動シールは、吐出消音室74を区画する仕切り板22に係合して吐出領域と吸入領域間を密封するシールリップ86を有する単一の環状プレート80、両脚部間の空間を吐出領域に向けて開放されていて中間圧力の流体を吐出圧力から分離する断面形状U字形の環状内側シール82、及び両脚部間の空間を環状凹溝向きに開放されていて中間圧力の流体を吸入圧力から分離する断面形状U字形の環状外側シール84を備える。内側及び外側シールの断面形状はV又はL字形でもよい。
【選択図】図2

Description

この発明は、軸線方向に可動のスクロール部材のための新規な浮動シール機構を備えた
スクロール式機械に関する。特にこの発明は、スクロール式機械において軸線方向に可動
の非旋回スクロール部材のための独特の単一プレート浮動シール構造に係る。
種々のタイプの流体を輸送するための機械として「スクロール」式機械と称されている
機械がある。この種の機械は流体膨張機(expander)、輸送機関(displa
cement engine)、ポンプ、圧縮機等として具体化でき、この発明はこれら
の機械の何れにも適用できる。しかし説明のために後述する実施例は、密閉型冷凍圧縮機
に係るものとされている。
スクロール式機械は一般的に言って類似形状の2個の螺旋状スクロール翼を備え、これ
らのスクロール翼はそれぞれ各別の端板上に、スクロール式機械を形成するように設けら
れている。2個のスクロール部材は、一方のスクロール翼が他方のスクロール翼から18
0°回転変位できるように、互いに嵌め合わされている。この機械は、一方のスクロール
部材(「旋回スクロール」)を他方のスクロール部材(「固定スクロール」ないし「非旋
回スクロール」)に対し相対的に、それぞれの翼の側面(flank)間で移動する線接
触がなされて移動する孤立した三日月状の流体ポケットが形成されるように、旋回させる
ことで作動する。スクロール翼の螺旋は一般的に円の伸開線として形成されており、作動
中にスクロール部材間の相対回転が何ら生じないこと、つまり運動が純粋な曲線並進(c
urvilinear translation)(すなわち何らの線も回転しない。)
となることが、理想的である。流体ポケットは処理すべき流体を、流体入口が設けられて
いるところのスクロール式機械の第1の領域から流体出口が設けられているところのスク
ロール式機械の第2の領域へと運ぶ。密封されている流体ポケットの容積は、同ポケット
が第1の領域から第2の領域へと移動するにつれて変化する。如何なる瞬間においても少
なくとも1対の密封された流体ポケットがあり、同時に複数対の流体ポケットが存在する
ときは各対が異なった容積をもつ。圧縮機では、第2の領域が第1の領域よりも高い圧力
にあって物理的に機械の中心部に位置させてあり、第1の領域は機械の外周部に位置させ
てある。
スクロール部材間に形成される流体ポケットは、2型式の接触によって付与される。す
なわちそのうちの一つは放射方向の力によって生ぜしめられるところの翼螺旋面間の軸線
方向に沿う接線接触であり(側面密封−flank sealing)、他の一つは各翼
の平坦な縁面(翼先−tips)とそれに対向位置する端板との間に軸線方向の力によっ
て生ぜしめられる面接触である(翼先密封−tip sealing)。高効率を得るた
めには両型式の接触について良好な密封を達成しなければならない。
スクロール式機械を設計する上で困難な問題の一つは全ての運転条件下で、そして速度
可変の機械の全ての速度で、翼先密封を達成する技術に係る。普通この問題は、(1)極
めて精密で非常に高価につく機械加工技術を用いるか、(2)螺旋形の翼先シール部材を
備える翼先を設けるか(翼先シール部材は不運なことに、組立てを困難にすると共に信頼
性を損なうことが多い。)、或いは(3)圧縮された作動流体を用いて旋回スクロール部
材又は非旋回スクロール部材を、相対するスクロール部材向きに軸線方向で付勢すること
で軸線方向の復帰力(restoring force)を加えることによって、解決さ
れて来ている。
軸線方向の復帰力を利用するには第1に、2個のスクロール部材のうちの一方のスクロ
ール部材を他方のスクロール部材に対し相対的に軸線方向で移動可能に支持する必要があ
る。これは出願人の所有に係る米国特許No.5,407,335に記載されているよう
に非旋回スクロール部材を主軸受けハウジングに対し、複数個のボルトと複数個の案内ス
リーブによって支架させることで達成できる。第2に軸線方向で可動の非旋回スクロール
部材に軸線方向の負荷を、該スクロール部材が旋回スクロール部材と係合するように付勢
すべく加える必要がある。これは旋回スクロール部材の反対側に位置する非旋回スクロー
ル部材の一面に対面させたチャンバを設けて同チャンバに浮動シールを介在させ、該チャ
ンバに加圧流体を供給することによって達成できる。加圧流体源はスクロール式圧縮機自
体であってよい。この形式の付勢機構も、上述した米国特許No.5,407,335に
記載されている。
米国特許No.5,407,335
浮動シールは、圧力平衡させるところの軸線方向で融通性をもつスクロール式圧縮機の
周知の構造要素である。浮動シール組立体は高圧の冷媒ガスを圧縮機の吐出領域から吸入
領域へと流動可能とし、或いは同流動を阻止するバルブとして働く。通常の圧縮機稼働状
態では同バルブが閉鎖されており、接顔部(フェイス・シール)によって吐出領域から吸
入領域へのガス流動が阻止される。同バルブは、圧縮機中での高い吐出圧力/吸入圧力比
に応じて開放する。この特性は、圧縮機の吸入領域での損傷を引き起こす真空状態をつく
り出しがちなシステム故障モードに対し有益である。
従来技術に従った浮動シールは、2個の金属プレートと2個のポリマーシールからなる
組立体である。下側のプレートは鋳造したままのアルミニウム部品であり、上側の鋳鉄プ
レートの貫通穴に嵌まる垂直なポストを持つ。上側のプレートはその頂面に組込まれた特
徴構造を有していて該頂面は消音板(仕切り板)と共に、これらの2個の要素が接触して
いるときは何時でもフェイス・シールとして働く。2個のポリマーシールは2個の金属プ
レートによって位置決めされ、該2個の金属プレート間で保持されている。この従来技術
に従った浮動シールの組立て過程は全部品を積層し、次にアルミニウムプレート上のポス
トを、その頂端が鉄プレート上へと部分的に押し拡げられて堅固な取り付けが得られるよ
うに塑性変形させる工程を含む。
この発明は従来のものと比較して、部品点数が少なく構造が単純で組立てが容易である
新規な浮動シールを備えているスクロール式機械を、提供しようとするものである。
この発明は単一で一体物の環状プレートとその内外周で密封を司る環状の内側シール及
び外側シールとを備えた、改良された浮動シール構造を有するスクロール式機械に係る。
単一プレート構造の浮動シールは従来のものの機能性を維持しつつ、従来のものにおける
下側のプレートと揺動部とを無くすこととする。またプレートの仕上げ加工が単純化され
て上側のプレートに複数の貫通穴を穿設するための装置を必要とせず、単一の組込み作業
で設置できる。環状内側シールと環状外側シールとしては縦断面形状がU字形、V字形の
或いはL字形のシールが用いられる。
この発明の他の利用範囲は、以下の詳細な説明から明らかとなる。以下の詳細な説明と
特定の例はこの発明の好ましい実施例を示してはいるが、例示のためのみのものであって
この発明の範囲を限定する意図のものではない点を、理解すべきである。
好ましい実施例についての以下の説明は単に例示的なものであって、この発明、その利
用分野、或いは用途を限定する意図のものでは決してない。図面において全図を通じ同一
の符号は、同一又は類似の部分を示している。
図1には、この発明に従った浮動シール機構を組込んであるスクロール式圧縮機10を
示してある。圧縮機10はほぼ円筒形の気密な外殻12を備え、この外殻12はそれぞれ
溶着されている上端のキャップ14及び下端の基部16を有する。基部16は、それと一
体に形成された複数の据え付け脚(図示せず)を有する。キャップ14には、通常の吐出
弁(図示せず)を内部に有していてもよい冷媒吐出管接手18が設けられている。外殻1
2に取り付けられた他の主要な構成要素には、キャップ14が溶着されているのと同一の
点で周縁を外殻12へと溶着されている横向きの仕切り板22、外殻14に対し適当な方
法で固定してあるボデーないし主軸受けハウジング24、及び放射方向の外向きに延出す
る複数の脚部端で外殻12に対し適宜に溶着されている下部軸受けハウジング26が、含
まれる。横断面形状がほぼ正方形であるが4隅を丸めてあるモータ固定子28を、外殻1
2にプレス嵌めして設けてある。この固定子28の丸められた4隅間の平坦面は固定子2
8と外殻12間に通路を付与して、外殻12の頂部から底部への潤滑油流れを促進する。
上端に偏心クランクピン32を有する駆動軸ないしクランク軸30を、主軸受けハウジ
ング24内の軸受34と下部軸受けハウジング26内の第2の軸受36とに回転自在に支
承させて設けてある。クランク軸30はその下端に比較的大径の同心的な穴38を有し、
この穴38は、より小径でクランク軸30の上端にまで延びているところの放射方向外向
きに傾斜させた穴40に連ねてある。穴38内には撹拌器42を配置してある。外殻12
内の下方部分は油溜まりに形成して潤滑油を収容してあり、クランク軸30内の上記の穴
38は潤滑油を、クランク軸30内を上向きに汲み上げて穴40内へともたらし最終的に
は潤滑を必要とする圧縮機10の種々の部分の全てに対し供給するポンプとして働く。
クランク軸32は固定子30、それを貫通する巻線44、及びクランク軸30上にプレ
ス嵌めされ上下の釣り合い重り48,50を有する回転子46を含む電動モータによって
回転駆動される。釣り合い重り被い52を、油溜まり内の油中で回転する釣り合い重り5
0によって生ぜしめられる仕事損失(work loss)を減らすために設けてもよい
。釣り合い重り被い52は出願人の所有に係る米国特許No.5,064,356「スク
ロール式圧縮機用の釣り合い重り被い」に詳細に記載されており、ここに同米国特許を引
用してその記載を加入する。
米国特許No.5,064,356
主軸受けハウジング24の上面には平坦なスラスト受け面を設けてあり、同スラスト受
け面上に旋回スクロール部材54を配置してある。旋回スクロール部材54はその上面上
に通常の螺旋翼56を有する。内部にジャーナル軸受を有する円筒状のハブ58を、旋回
スクロール部材54の下面から下向きに突出させてあり、このハブ58内に駆動ブッシュ
60を回転可能に配置してある。駆動ブッシュ60は穴62を有し、この穴62内にクラ
ンクピン32を突入させてある。クランクピン32はその一面上に平坦面を有し、この平
坦面が穴62の一部に形成した平坦面(図示せず)に対し駆動を与えるように係合して、
例えば出願人の所有する米国特許No.4,877,382に示されているように放射方
向で融通性を有する駆動機構が提供されており、ここに同米国特許を引用してその記載を
加入する。旋回スクロール部材54と非旋回スクロール部材66間にはオルダム接手64
を設けてあり、このオルダム接手64は、旋回スクロール部材54の回転運動を阻止する
ために該旋回スクロール部材54と非旋回スクロール部材66とに対し係合させてある。
オルダム接手64は上述した米国特許No.4,877,382に示されているタイプの
ものが好ましいが、それに代えて出願人の所有する米国特許No.5,320,506「
スクロール式圧縮機用のオルダム接手」に記載されているものも用いることができ、ここ
に同米国特許を引用してその記載を加入する。
米国特許No.4,877,382 米国特許No.5,320,506
旋回スクロール部材54の螺旋翼56と噛合うように位置づけられている螺旋翼68を
備えた非旋回スクロール部材66が、設けられている。この非旋回スクロール部材66は
中心に配置の吐出通路70を有し、この吐出通路70は上向きに開口する凹溝72に連な
り、この凹溝72を、キャップ14と仕切り板22とによって区画形成されている吐出消
音室74と、仕切り板22に形成した開口を介し連通させてある。非旋回スクロール部材
66には環状凹溝76も形成してあり、この環状凹溝76内には浮動シール組立体78を
配置してある。凹溝72,76と浮動シール組立体78は互いに協力して次のような軸線
方向での圧力付勢チャンバ、すなわち螺旋翼56,68間で圧縮されつつある加圧流体を
受け入れて非旋回スクロール部材66に対し軸線方向での付勢力を作用させ、それにより
それぞれの螺旋翼56,68の翼先を相対する端板面に押し付けることとする圧力付勢チ
ャンバ、を形成する。
図1,2に示すように浮動シール組立体78は単一の環状金属プレート80、環状の内
側シール82及び環状の外側シール84を備えている。金属プレート80は鋳鉄又は粉末
金属から作製されたものであるのが好ましいが、環状プレート80の性能に対する要求を
満たす他のどのような材料、金属或いはプラスチックでも利用できる。プレート80は上
向きに突出するところの端面が平坦なシールリップ86を有し、このシールリップ86は
仕切り板22に対し係合して、圧縮機10の吐出領域を圧縮機10の吸入領域から分離す
る。
環状の内側シール82はガラス充填PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)ないしテ
フロン(登録商標)のような高分子から作製されたものであるのが好ましいが、他の適当
な高分子も使用できる。環状の内側シール82は、プレート80によって形成された溝8
8内に配置されている。この環状内側シール82は非旋回スクロール部材66とプレート
80とに係合して、圧縮機10の吐出領域を環状凹溝76内の中間圧力の加圧流体から分
離する。
環状内側シール82は断面形状がU字状であって、U字形の両脚部間の空間が、環状凹
溝76内の中間圧力の加圧流体よりも高圧てあるところの圧縮機10の吐出領域に向けて
開放されている。環状内側シール82の同圧力関連姿勢は、非旋回スクロール部材66と
プレート80とに対し環状内側シール82の両脚部を密着係合させて、同シール82の性
能を高める。
環状の外側シール84はガラス充填PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)ないしテ
フロン(登録商標)のような高分子から作製されたものであるのが好ましいが、他の適当
な高分子も使用できる。環状の外側シール84は、プレート80によって形成された溝9
0内に配置されている。この環状外側シール84は非旋回スクロール部材66とプレート
80とに係合して、環状凹溝76内の中間圧力の加圧流体を圧縮機10の吸入領域から分
離する。環状外側シール84は断面形状がU字状であって、U字形の両脚部間の空間が、
圧縮機10の吸入領域内の流体よりも高圧であるところの環状凹溝76内の中間圧力の加
圧流体に向けて開放されている。この環状外側シール84の同圧力関連姿勢も、非旋回ス
クロール部材66とプレート80とに対し環状外側シール84の両脚部を密着係合させて
、同シール84の性能を高める。
したがって浮動シール組立体78は全体としてみて3つの異なったシール、すなわち内
径シール92、外径シール94及び頂端シール96を提供する。内径シール92は環状凹
溝76の低部内にある中間圧力の流体を、凹溝72内の吐出圧力の流体から分離する。外
径シール94は環状凹溝76の低部内にある中間圧力の流体を、外殻12内の吸入圧力の
流体から分離する。頂端シール96は外殻12内の吸入圧力の流体を吐出圧力の流体から
、浮動シール組立体78の頂部を横切る方向で分離する。図1,2には仕切り板22に取
り付けられた耐摩耗リング98を示してあり、それによってプレート80と耐摩耗リング
98間の頂端シール96が提供されている。耐摩耗リング98に代えて仕切り板22の下
面を局部的に窒化処理、浸炭窒化処理、又は他の公知の硬化処理して硬化させることもで
きる。
頂端シール96の直径は通常の運転状態、つまり正常な圧力比において浮動シール組立
体78が正の上向き密封力をもつこととなるように選択する。したがって過剰の圧力比が
生じたときは浮動シール組立体78が吐出圧力によって下向きに押され、それによって高
圧側の吐出圧力のガスが低圧側の吸入ガスの領域へと、浮動シール組立体78の頂部を横
切って直接に漏れるのが許容される。この漏れが十分に大きいと結果するモータ冷却吸入
ガスの損失(漏れる吐出ガスの過剰な温度で悪化する。)によってモータ保護器(図示せ
ず)が作動せしめられてモータが停止される。頂端シール96の幅は、シール自体への単
位圧力(すなわちシールリップ86と耐摩耗リング98間に作用する単位圧力)が通常の
吐出圧力よりも大きくて緊密な密封が保証されるように、選択される。
図2Aは図2で符号2Aで囲んだ部分に相当する部分を拡大したもので、変形例に係る
浮動シール組立体78’を示している。この浮動シール組立体78’は浮動シール組立体
78と、環状の内側シール82が環状の内側シール82’に置き換えられ環状の外側シー
ル84が環状の外側シール84’に置き換えられている点を除いて、同一である。
環状の内側シール82’は断面形状を例外として、前記した環状の内側シール82と同
一である。環状内側シール82’はガラス充填PTFEないしテフロン(登録商標)のよ
うな高分子から作製されたものであるのが好ましいが、他の適当な高分子も使用できる。
環状内側シール82’は、プレート80によって形成された溝88内に配置されている。
この環状内側シール82’は非旋回スクロール部材66とプレート80とに対し係合して
、環状凹溝76の低部内にある中間圧力の流体を凹溝72内の吐出圧力の流体から分離す
る内径シール92を形成する。環状内側シール82’は断面形状がV字状であって、V字
形の両脚部間の空間が、環状凹溝76内の中間圧力の加圧流体よりも高圧てあるところの
圧縮機10の吐出領域に向けて開放されている。環状内側シール82’の同圧力関連姿勢
は、非旋回スクロール部材66とプレート80とに対し環状内側シール82’の両脚部を
密着係合させて、同シール82’の性能を高める。
環状の外側シール84’はガラス充填PTFEないしテフロン(登録商標)のような高
分子から作製されたものであるのが好ましいが、他の適当な高分子も使用できる。環状の
外側シール84’は、プレート80によって形成された溝90内に配置されている。この
環状外側シール84’は非旋回スクロール部材66とプレート80とに係合して外径シー
ル94を形成し、環状凹溝76内の中間圧力のガスを圧縮機10の吸入領域から分離する
。環状外側シール84’は断面形状がV字状であって、V字形の両脚部間の空間が、圧縮
機10の吸入領域内の流体よりも高圧であるところの環状凹溝76内の中間圧力の加圧流
体に向けて開放されている。この環状外側シール84’の同圧力関連姿勢も、非旋回スク
ロール部材66とプレート80とに対し環状外側シール84’の両脚部を密着係合させて
、同シール84’の性能を高める。
浮動シール組立体78’の機能、作用及び利点は浮動シール組立体78について前述し
たのと同じであり、重複説明は行わない。
他の実施例に係る浮動シール組立体178を、図3を参照して説明する。浮動シール組
立体178は単一の金属プレート180、環状の内側シール182、及び環状の外側シー
ル184を備えている。金属プレート180は鋳鉄又は粉末金属から作製されたものであ
るのが好ましいが、プレート180の性能に対する要求を満たす他のどのような材料、金
属或いはプラスチックでも利用できる。プレート180は上向きに突出するところの端面
が平坦なシールリップ186を有し、このシールリップ186は仕切り板22に対し係合
して、圧縮機10の吐出領域を圧縮機10の吸入領域から分離する。
環状の内側シール182はガラス充填PTFEないしテフロン(登録商標)のような高
分子から作製されたものであるのが好ましいが、他の適当な高分子も使用できる。環状の
内側シール182は、金属プレート180によって形成された溝188内に配置されてい
る。この環状内側シール182は非旋回スクロール部材66と金属プレート180とに係
合して、圧縮機10の吐出領域を環状凹溝76内の中間圧力の加圧流体から分離する。環
状内側シール182は断面形状がL字状であって、L字形の内表面が、環状凹溝76内の
中間圧力の加圧流体よりも高圧てあるところの圧縮機10の吐出領域に向けられている。
環状内側シール182の同圧力関連姿勢は、非旋回スクロール部材66と金属プレート1
80とに対し環状内側シール182の両脚部を密着係合させて、同シール182の性能を
高める。
環状の外側シール184はガラス充填PTFEないしテフロン(登録商標)のような高
分子から作製されたものであるのが好ましいが、他の適当な高分子も使用できる。環状の
外側シール184は、金属プレート180によって形成された溝190内に配置されてい
る。この環状外側シール184は非旋回スクロール部材66と金属プレート180とに係
合して、環状凹溝76内の中間圧力の加圧流体を圧縮機10の吸入領域から分離する。環
状外側シール184は断面形状がL字状であって、L字形の内表面が、圧縮機10の吸入
領域内の流体よりも高圧であるところの環状凹溝76内の中間圧力の加圧流体に向けられ
ている。この環状外側シール184の同圧力関連姿勢も、非旋回スクロール部材66と金
属プレート180とに対し環状外側シール184の両脚部を密着係合させて、同シール1
84の性能を高める。
したがって浮動シール組立体178は全体としてみて3つの異なったシール、すなわち
内径シール92、外径シール94及び頂端シール96を提供する。内径シール92は環状
凹溝76の低部内にある中間圧力の流体を、凹溝72内の吐出圧力の流体から分離する。
外径シール94は環状凹溝76の低部内にある中間圧力の流体を、外殻12内の吸入圧力
の流体から分離する。頂端シール96は外殻12内の吸入圧力の流体を吐出圧力の流体か
ら、浮動シール組立体178の頂部を横切る方向で分離する。図3には仕切り板22に取
り付けられた耐摩耗リング98を示してあり、それによって金属プレート180と耐摩耗
リング98間の頂端シール96が提供されている。耐摩耗リング98に代えて仕切り板2
2の下面を局部的に窒化処理、浸炭窒化処理、又は他の公知の硬化処理して硬化させるこ
ともできる。
頂端シール96の直径は通常の運転状態、つまり正常な圧力比において浮動シール組立
体178が正の上向き密封力をもつこととなるように選択する。したがって過剰の圧力比
が生じたときは浮動シール組立体178が吐出圧力によって下向きに押され、それによっ
て高圧側の吐出圧力のガスが低圧側の吸入ガスの領域へと、浮動シール組立体178の頂
部を横切って直接に漏れるのが許容される。この漏れが十分に大きいと結果するモータ冷
却吸入ガスの損失(漏れる吐出ガスの過剰な温度で悪化する。)によってモータ保護器(
図示せず)が作動せしめられてモータが停止される。頂端シール96の幅は、シール自体
への単位圧力(すなわちシールリップ186と耐摩耗リング98間に作用する単位圧力)
が通常の吐出圧力よりも大きくて緊密な密封が保証されるように、選択される。
別の実施例に係る浮動シール組立体278を、図4を参照して説明する。浮動シール組
立体278は単一の金属プレート280、環状の内側シール282、及び環状の外側シー
ル284を備えている。金属プレート280は鋳鉄又は粉末金属から作製されたものであ
るのが好ましいが、プレート280の性能に対する要求を満たす他のどのような材料、金
属或いはプラスチックでも利用できる。プレート280は上向きに突出するところの端面
が平坦なシールリップ286を有し、このシールリップ286は仕切り板22に対し係合
して、圧縮機10の吐出領域を圧縮機10の吸入領域から分離する。
環状の内側シール282はガラス充填PTFEないしテフロン(登録商標)のような高
分子から作製されたものであるのが好ましいが、他の適当な高分子も使用できる。環状の
内側シール282は、金属プレート280によって形成された溝288内に配置されてい
る。この環状内側シール282は非旋回スクロール部材66と金属プレート280とに係
合して、圧縮機10の吐出領域を環状凹溝76内の中間圧力の加圧流体から分離する。環
状内側シール282はそれが組込まれたとき断面形状L字形であって、L字形の内表面が
、環状凹溝76内の中間圧力の加圧流体よりも高圧てあるところの圧縮機10の吐出領域
に向けられている。環状内側シール282の同圧力関連姿勢は、非旋回スクロール部材6
6と金属プレート280とに対し環状内側シール282の両脚部を密着係合させて、同シ
ール282の性能を高める。
環状の外側シール284はガラス充填PTFEないしテフロン(登録商標)のような高
分子から作製されたものであるのが好ましいが、他の適当な高分子も使用できる。環状の
外側シール284は、金属プレート280によって形成された溝290内に配置されてい
る。この環状外側シール284は非旋回スクロール部材66と金属プレート280とに係
合して、環状凹溝76内の中間圧力の加圧流体を圧縮機10の吸入領域から分離する。環
状外側シール284はそれが組込まれたとき断面形状L字形であって、L字形の内表面が
、圧縮機10の吸入領域内の流体よりも高圧であるところの環状凹溝76内の中間圧力の
加圧流体に向けられている。この環状外側シール284の同圧力関連姿勢も、非旋回スク
ロール部材66と金属プレート280とに対し環状外側シール284の両脚部を密着係合
させて、同シール284の性能を高める。
したがって浮動シール組立体278は全体としてみて3つの異なったシール、すなわち
内径シール92、外径シール94及び頂端シール96を提供する。内径シール92は環状
凹溝76の低部内にある中間圧力の流体を、凹溝72内の吐出圧力の流体から分離する。
外径シール94は環状凹溝76の低部内にある中間圧力の流体を、外殻12内の吸入圧力
の流体から分離する。頂端シール96は外殻12内の吸入圧力の流体を吐出圧力の流体か
ら、浮動シール組立体278の頂部を横切る方向で分離する。図4には仕切り板22に取
り付けられた耐摩耗リング98を示してあり、それによって金属プレート280と耐摩耗
リング98間の頂端シール96が提供されている。耐摩耗リング98に代えて仕切り板2
2の下面を局部的に窒化処理、浸炭窒化処理、又は他の公知の硬化処理して硬化させるこ
ともできる。
頂端シール96の直径は通常の運転状態、つまり正常な圧力比において浮動シール組立
体278が正の上向き密封力をもつこととなるように選択する。したがって過剰の圧力比
が生じたときは浮動シール組立体278が吐出圧力によって下向きに押され、それによっ
て高圧側の吐出圧力のガスが低圧側の吸入ガスの領域へと、浮動シール組立体278の頂
部を横切って直接に漏れるのが許容される。この漏れが十分に大きいと結果するモータ冷
却吸入ガスの損失(漏れる吐出ガスの過剰な温度で悪化する。)によってモータ保護器(
図示せず)が作動せしめられてモータが停止される。頂端シール96の幅は、シール自体
への単位圧力(すなわちシールリップ286と耐摩耗リング98間に作用する単位圧力)
が通常の吐出圧力よりも大きくて緊密な密封が保証されるように、選択される。
さらに他の実施例に係る浮動シール組立体378を、図5を参照して説明する。浮動シ
ール組立体378は単一の金属プレート380、環状の内側シール382、及び環状の外
側シール384を備えている。金属プレート380は鋳鉄又は粉末金属から作製されたも
のであるのが好ましいが、プレート380の性能に対する要求を満たす他のどのような材
料、金属或いはプラスチックでも利用できる。プレート380は上向きに突出するところ
の端面が平坦なシールリップ386を有し、このシールリップ386は仕切り板22に対
し係合して、金属プレート380の移動を制限する。
環状の内側シール382はガラス充填PTFEないしテフロン(登録商標)のような高
分子から作製されたものであるのが好ましいが、他の適当な高分子も使用できる。環状の
内側シール382は、金属プレート380によって形成された溝388内に配置されてい
る。この環状内側シール382は非旋回スクロール部材66と金属プレート380とに係
合して、圧縮機10の吐出領域を環状凹溝76内の中間圧力の加圧流体から分離する。環
状内側シール382は断面形状がL字状であって、L字形の内表面が、環状凹溝76内の
中間圧力の加圧流体よりも高圧てあるところの圧縮機10の吐出領域に向けられている。
環状内側シール382の同圧力関連姿勢は、非旋回スクロール部材66と金属プレート3
80とに対し環状内側シール382の両脚部を密着係合させて、同シール382の性能を
高める。
環状の外側シール384はガラス充填PTFEないしテフロン(登録商標)のような高
分子から作製されたものであるのが好ましいが、他の適当な高分子も使用できる。環状の
外側シール384は、金属プレート380によって形成された溝390内に配置されてい
る。この環状外側シール384は非旋回スクロール部材66と金属プレート380とに係
合して、環状凹溝76内の中間圧力の加圧流体を圧縮機10の吸入領域から分離する。環
状外側シール384は断面形状がL字状であって、L字形の内表面が、圧縮機10の吸入
領域内の流体よりも高圧であるところの環状凹溝76内の中間圧力の加圧流体に向けられ
ている。この環状外側シール384の同圧力関連姿勢も、非旋回スクロール部材66と金
属プレート380とに対し環状外側シール384の両脚部を密着係合させて、同シール3
84の性能を高める。
浮動シール組立体378はさらに、環状シール392を備えている。この環状シール3
92はガラス充填PTFEないしテフロン(登録商標)のような高分子から作製されたも
のであるのが好ましいが、他の適当な高分子も使用できる。環状シール392は、金属プ
レート380によって形成された溝394内に配置されている。環状シール392は仕切
り板22と金属プレート380とに係合して、圧縮機10の吐出領域を圧縮機10の吸入
領域から分離する。環状シール392は断面形状がL字状であって、L字形の内表面が、
圧縮機10の吸入領域内の流体よりも高圧であるところの圧縮機10の吐出領域に向けら
れている。この環状シール392の同圧力関連姿勢は、仕切り板22と金属プレート38
0とに対し環状シール392の両脚部を密着係合させて、同シール392の性能を高める
したがって浮動シール組立体378は全体としてみて3つの異なったシール、すなわち
内径シール92、外径シール94及び頂端シール96を提供する。内径シール92は環状
凹溝76の低部内にある中間圧力の流体を、凹溝72内の吐出圧力の流体から分離する。
外径シール94は環状凹溝76の低部内にある中間圧力の流体を、外殻12内の吸入圧力
の流体から分離する。頂端シール96は凹溝72内の吐出圧力の流体を、外殻12内の吸
入圧力の流体から分離する。図5には耐摩耗リング98を図示してない。環状シール39
2が頂端シール96を提供することから、耐摩耗リング98及び/又は仕切り板22の局
部的な硬化処理を必要としない。
図6には吐出弁アセンブリ400を組込んである浮動シール組立体178を示してある
。吐出弁アセンブリ400を浮動シール組立体178に結び付けて図示したが、所望の場
合には吐出弁アセンブリ400を、浮動シール組立体78,278又は378を備えた圧
縮機に組込むこともできる。
吐出弁アセンブリ400は、シールリップ186の内周内に配置されている。吐出弁ア
センブリ400は吐出弁台座430を含み、この台座430には、凹溝72から吐出消音
室74中への圧縮ガスの流れを許容する複数の開口432を形成してある。ネジ結合又は
他の公知の手段によってキノコ形の弁リテーナ434を、弁台座430の中心開口436
へと固定してある。弁台座430と弁リテーナ434間には、環状の弁ディスク438を
配設してある。弁ディスク438の直径は、この弁ディスク438が弁台座430上に着
座したとき複数の開口432を覆うのに十分であるように設定されている。弁ディスク4
38が接触するところの弁リテーナ434の上方部分の直径は弁ディスク438の直径よ
りも小さく、圧縮機10の作動中に弁に加わる力を制御するように該弁ディスク438の
直径に対し望ましい比率を有するように選択されている。弁リテーナ434の上方部分の
該直径は、弁ディスク438の直径の50%と100%の間にあるように選択される。図
示の好ましい実施例では弁リテーナ434の上方部分の直径は、弁ディスク438の直径
の約95%に選択されている。
圧縮機10の作動中に弁ディスク438が、高圧力比のような極端な状態の間に生じる
流れ脈動下で動的になることは望ましくない。弁ディスク438と弁リテーナ434間の
好ましい接触面積と「スティクション(stiction)」として知られている現象に
よって、弁ディスク438が動的になることが阻止される。スティクションは弁リテーナ
434に対する弁ディスク438の一時的な時間依存の粘着であって、弁リテーナ434
と弁ディスク438間に位置する潤滑油の表面張力によって生ぜしめられる。
弁リテーナ434には中心の透孔440が設けられていて該透孔440はその寸法を、
弁ディスク438が複数の開口432を閉鎖したとき弁リテーナ434を介して適正な量
の吐出ガスが弁リテーナ434を介し流動できるように、設定されている。弁リテーナ4
34を介しての同ガス流れによって、圧縮機10の強制逆転中に生じ得る真空度が規制さ
れる。圧縮機10の強制逆転は3相誤配線状態で生じ得るし、或いはまた凝縮器ファンが
封鎖されて吐出圧力が駆動モータの失速点にまで高まる等の種々の状況によって生じ得る
。透孔440の直径を過小に選択したとすると、逆転作動中に過度の真空度が生ぜしめら
れる。透孔440の直径を過大に選択したとすると、停止時における逆転が適切に阻止さ
れない。
圧縮機10の通常の作動中、弁ディスク438は図6に示すように開放位置に保たれ、
加圧された冷媒が凹溝72から複数の開口432を介して吐出消音室74内に流れる。圧
縮機10が要求が満たされた結果として意図的に、或いは電力の遮断の結果として不測に
停止されると吐出消音室74から圧縮冷媒が逆流する強い傾向があり、またより少ない程
度でスクロール翼56,68間の中間圧力の流体ポケット内にあるガスが旋回スクロール
部材54の逆旋回動を生じさせる傾向がある。弁ディスク438は当初、前述したスティ
クションに基づいて開放位置に保たれる。圧縮機10が停止されたとき圧縮冷媒の初期の
逆流に基づく力、そして図示の場合にはより少ない程度に重力に基づく力が一時的な時間
依存「スティクション」粘着を結局は克服し、弁ディスク438が弁台座430上へと下
降し複数の開口432を閉鎖して吐出消音室74からの圧縮冷媒の流動を、透孔440を
通して許容される量のみに制限する。この透孔440を通しての制限された流動によって
は浮動シール組立体178の下降を阻止するのに十分ではなく、したがって頂端シール9
6が破られ吐出圧力の冷媒が圧縮機10の吸入圧力領域へと流動して2つの圧力が均等化
され、旋回スクロール部材54の逆転が停止される。
弁台座430、弁リテーナ434及び弁ディスク438を含む浮動シール組立体178
はしたがって、圧縮機10の停止後に該圧縮機10を通して逆流する冷媒の量を制限する
。この冷媒逆流の制限によって、圧縮機10の性能に対する悪影響なしに停止時の騒音を
制御することができる。したがって停止時の騒音制御を、単純で低コストですむ方法で達
成する。
強制逆転中に透孔440は十分な冷媒逆流を許容し真空が形成されないこととして十分
な冷媒量を与え、モータ保護器が作動して圧縮機10が停止されるまでスクロール部材5
4,56を保護する。
図7には温度保護機構500と圧力保護機構700とを組込んである浮動シール組立体
178を示してある。温度保護機構500を浮動シール組立体178に結び付けて図示し
たが、所望の場合には温度保護機構500を、浮動シール組立体78,278又は378
を備えた圧縮機に組込むこともできる。
温度保護機構500は、プレート180内に設けられた円形の弁キャビティ506を備
えている。この弁キャビティ506の底は円形の軸線方向の通路510と連なっており、
この通路510が放射方向の通路512に連なっている。後者の通路512の外端は、外
殻12内の吸入ガス領域に連ねてある。通路510を設けることと弁キャビティ506の
平坦な底とによって円形の弁座が形成されており、この弁座に常時は、円形で僅かに球形
である薄いソーサー状のバイメタル弁514における中心の球形弁部を位置させてある。
バイメタル弁514は、球形弁部の放射方向外方に位置させた複数の透孔を有する。
バイメタル弁514は、中心の開口部と放射方向外向きに延びるフランジ522とを有
するカップ状リテーナ520によって位置保持されている。バイメタル弁514が組込ま
れるとプレート180に形成されている円筒面524へとリテーナ520が押し込まれて
、バイメタル弁514が組込み状態に拘束される。
温度保護機構500は吐出ガスの出口である凹溝72に隣接配置されていることから、
まさにスクロール翼56,68を出る吐出ガスの温度に完全にさらされる。吐出ガスの温
度が感知される場所が最終のスクロール圧縮ポケットにある実際の吐出ガスに近ければ近
いほど、吐出温度に応じて機械をより精密に制御できることになる。温度応動弁としての
バイメタル弁514の素材は通常の判定基準を用いて、吐出ガスが予定した温度に達する
とバイメタル弁514が開放位置へと跳ね上がるように選択されており、同開放位置でバ
イメタル弁514は僅かに上向きに凹の姿勢をとって、外周部分が弁キャビティ506の
底に係合すると共に中心の弁部が弁座を外れて上昇することとされている。このバイメタ
ル弁514開放位置で高圧の吐出ガスは、同弁514中の透孔と通路510,512とを
介し外殻12内の吸入圧力領域へと漏れる。この漏れにより吐出ガスが再循環されて冷た
い吸入ガスの流入量が減少し、その結果としてモータに対する冷却流体、つまり比較的冷
たい吸入ガス、の流れが損なわれる。モータ保護器(図示せず)が、比較的熱い吐出ガス
の存在と冷却ガスの流れ減少とに基づいて温められる。同モータ保護器は最終的に作動し
、圧縮機10を停止させる。温度保護機構500が閉鎖すると吐出ガスは凹溝72から、
1個又は複数個の貫通穴532と仕切り板22とを介し吐出消音室74へと流動する。図
9,10A及び10Bについて後述する圧力保護機構700を、図7に示すように浮動シ
ール組立体178と結び付けて設けることもできる。
図8には、圧力保護機構600を組込んである浮動シール組立体178を示してある。
圧力保護機構600を浮動シール組立体178に結び付けて図示したが、所望の場合には
圧力保護機構600を、浮動シール組立体78,278又は378を備えた圧縮機に組込
むこともできる。
圧力保護機構600は、プレート180内に設けられた弁キャビティ606を備えてい
る。この弁キャビティ606の底は円形の軸線方向の通路610と連なっており、この通
路610が放射方向の通路612に連なっている。後者の通路612の外端は、外殻12
内の吸入ガス領域に連ねてある。
弁キャビティ606内には圧力応動弁614をプレス嵌め、ねじ込み、又はたの公知の
手段によって配置してある。この圧力応動弁614は、段付き流体通路618を形成して
ある外側ハウジング616、ボール620、内側ハウジング622、付勢部材624、及
びバネ座626を有する。外側ハウジング616は弁キャビティ606内で、段付き流体
通路618が吐出消音室74と軸線方向通路610とに連なるようにして固定されている
。ボール620は段付き流体通路618内に配置され、通常の圧縮機作動状態で、該段付
き流体通路618によって提供されている弁座に対し係合している。内側ハウジング62
2はボール620の下方に配置されている。付勢部材624は内側ハウジング622の下
方に配置され、バネ座626は付勢部材624の下方に配置されている。付勢部材624
は内側ハウジング622をボール620に向けて移動付勢し、ボール620を段付き流体
通路618によって提供されている弁座に着座させて、圧縮機10の通常作動状態で段付
き流体通路618を閉鎖する。吐出ガスは凹溝72から、1個又は複数個の貫通穴632
と仕切り板22とを介して吐出消音室74内へ流れる。
吐出消音室74内の圧力が予定値を越えると、ボール620に作用する流体圧力が付勢
部材624の付勢荷重に打ち克ち該ボール620が、段付き流体通路618によって提供
されている弁座から外れる。それによって高圧の吐出ガスが段付き流体通路618と通路
610,612とを介し、外殻12内の吸入ガス領域へと流動する。この流体漏れにより
吐出ガスが再循環されて冷たい吸入ガスの流入量が減らされ、その結果としてモータに対
する冷却流体、つまり比較的冷たい吸入ガス、の流れが損なわれる。モータ保護器(図示
せず)が、比較的熱い吐出ガスの存在と冷却ガスの流れ減少とに基づいて温められる。同
モータ保護器は最終的に作動し、圧縮機10を停止させる。
図9,10A,10Bには、圧力保護機構700を組込んである浮動シール組立体78
を示してある。圧力保護機構700を浮動シール組立体78に結び付けて図示したが、所
望の場合には圧力保護機構700を、浮動シール組立体178,278又は378を備え
た圧縮機に組込むこともできる。
圧力保護機構700は、プレート80内に設けられた流体通路704及び弁キャビティ
706を備えている。流体通路704は、凹溝76と弁キャビティ706間にまたがって
いる。弁キャビティ706の一端は、外殻12内の吸入ガス領域に連ねてある。弁キャビ
ティ706の他端は、凹溝76内の吐出圧力のガスへと連ねてある。
弁キャビティ706内には圧力応動弁714をプレス嵌め、ねじ込み、又はたの公知の
手段によって配置してある。この圧力応動弁714は、段付き流体通路718を形成して
ある外側ハウジング716、ボール720、内側ハウジング722、付勢部材724、及
びバネ座726を有する。外側ハウジング716は弁キャビティ706内で、段付き流体
通路718がその一端で凹溝72と連なり他端で外殻12内の吸入ガス領域に連らなるよ
うにして、固定されている。環状凹溝76と段付き流体通路718間には、軸線方向の通
路728を設けてある。ボール720は弁座に隣接させて段付き流体通路718内に配置
され、通常の圧縮機作動状態で、該段付き流体通路718によって提供されている弁座に
対し係合している。内側ハウジング722はボール720に隣接配置され、後述する機能
の通路730を形成してある。付勢部材724は内側ハウジング722に隣接配置され、
バネ座726は付勢部材724に隣接配置されている。図10Aに示すように付勢部材7
24は内側ハウジング722をボール720に向けて移動付勢し、圧縮機10の通常作動
状態でボール720を段付き流体通路718によって提供されている弁座に着座させる。
この状態で通路730は通路728と整列せず、環状凹溝76から圧縮機10の吸入領域
への流体流れが阻止される。
凹溝72内の流体圧力が予定値を越えるとボール720に対し作用している流体圧力が
付勢部材724の付勢荷重に打ち克ち、該ボール720が内側ハウジング716と共に図
10Bに示す位置へと移動する。この状態で通路730が通路728と整列位置し、環状
凹溝76内の中間圧力のガスが外殻12内の圧縮機吸入領域へと抜ける。環状凹溝76内
の中間圧力ガスの抜けによって浮動シール組立体78が下降し、プレート80と耐摩耗リ
ング98間の頂端シール96が破られて吐出ガスが吸入側へと漏れるのが許容される。ま
た非旋回スクロール部材66を旋回スクロール部材54と係合するように移動付勢する付
勢荷重が減らされて圧縮機10の吐出領域と吸入領域間の流体漏れが、スクロール翼56
,68の翼先を横切る方向でも行われるに至る。吐出領域から吸入領域への漏れにより吐
出ガスが再循環されて冷たい吸入ガスの流入量が減らされ、その結果としてモータに対す
る冷却流体、つまり比較的冷たい吸入ガス、の流れが損なわれる。モータ保護器(図示せ
ず)が、比較的熱い吐出ガスの存在と冷却ガスの流れ減少とに基づいて温められる。同モ
ータ保護器は最終的に作動し、圧縮機10を停止させる。
図11A,11Bには、この発明の別の実施例に係る環状内側シール82”を示してあ
る。図11Aは環状内側シール82”を形成状態で示し、図11Bは環状内側シール82
”を組込み状態で示している。環状内側シール82”は図1,2に示した環状内側シール
82と直接に置換可能であり、したがって環状内側シール82の説明を含む図1,2につ
いての説明は環状内側シール82”にも当てはまる。
環状内側シール82”はPTFEないしテフロン(登録商標)のような高分子から作製
されたものであるのが好ましいが、どのような適当な高分子も使用できる。環状内側シー
ルは、プレート80によって形成された溝88内に配置するものに設計されている。環状
内側シール82”は非旋回スクロール部材66とプレート80とに係合して、圧縮機10
の吐出領域を環状凹溝76内の中間圧力の流体から分離する。
環状内側シール82”は組込まれると断面形状がU字状であって、U字形の両脚部間の
空間が、圧縮機10の通常の作動状態で環状凹溝76内の中間圧力の加圧流体よりも高圧
てあるところの圧縮機10の吐出領域に向けて開放されている。環状内側シール82”の
同圧力関連姿勢は、環状内側シール82”を溝88の下面88”と密着係合するように付
勢するだけでなく両脚部を非旋回スクロール部材66とプレート80とに対し密着係合さ
せて、同シール82の性能を高める。
環状内側シール82”には図11Bに示すように、金属プレート80に接する脚部の端
から複数の切込み84”を形成してある。同切込み84”は、圧縮機10の浸液状態での
始動中に流体圧力を解放するベントとして働く。
圧縮機10の浸液状態での始動中には、環状凹溝76が液状冷媒を含んでいる。圧縮機
10は、同圧縮機10に組込まれた放射方向での融通性に基づいて浸液状態で始動する能
力を有する。圧縮機10の浸液状態での始動中に環状凹溝76内の液状冷媒がフラッシュ
蒸発して、吐出消音室74内の流体圧力よりも高い流体圧力を環状凹溝76内に形成する
。この増大した圧力は図11Bに示すように、環状内側シール82”を溝88の下面88
”から持ち上げる。切込み84”は矢印90”で示してある流路を作り出すこととし、該
流路によって過剰の圧力流体が吐出消音室74へと抜かれる。吐出消音室74内の流体圧
力が環状凹溝76内の流体圧力を越えると、環状内側シール82”は再び下面88”に向
けて付勢される。環状内側シール82”の両脚部の密着係合に加えての同密封点によって
圧縮機10の通常の作動中、環状内側シール82”による密封に対する切込み84”の影
響が最小限に留められる。
切込み84”を環状内側シール82”に関連させて図示し説明して来たが、所望の場合
には切込み84”を環状内側シール82’、環状内側シール182、環状内側シール28
2又は環状内側シール382に設けることもできる。
以上に述べた実施例についての説明は単に例示的なものであり、この発明の要旨とする
ところを外れることのない変形例はすべて、この発明の範囲内にあることを意図したもの
である。そのような変形例を、この発明の範囲から逸脱するものと見做すべきではない。
この発明の一実施例に係る浮動シール構造を備えたスクロール式圧縮機を示す縦断面図である。 図1に図示した浮動シールを示す拡大縦断面図である。 図2で符号2Aで囲んだ部分に相当する部分を示す拡大縦断面図で、浮動シールの変形例を示している。 図2に類似の断面図で、この発明の他の実施例に係る浮動シール構造を示している。 図2に類似の断面図で、この発明の別の実施例に係る浮動シール構造を示している。 図2に類似の断面図で、この発明のさらに他の実施例に係る浮動シール構造を示している。 図3に類似の断面図で、浮動シールと共に吐出弁アセンブリを組込んであるスクロール式圧縮機の一部を示している。 図3に類似の断面図で、浮動シールと共に温度保護機構を組込んであるスクロール式圧縮機の一部を示している。 図3に類似の断面図で、浮動シールと共に圧力保護機構を組込んであるスクロール式圧縮機の一部を示している。 図2に類似の断面図で、浮動シールと共に他の実施例に係る圧力保護機構を組込んであるスクロール式圧縮機の一部を示している。 図7,9に示した圧力解除弁を、その閉鎖位置で図示した拡大断面図である。 図7,9に示した圧力解除弁を、その開放位置で図示した拡大断面図である。 この発明の別の実施例に係るベント付き浮動シール構造を示す平面図である。 図11Aに図示したベント付き浮動シール構造を、スクロール式圧縮機中で示す拡大縦断面図である。
符号の説明
10 スクロール式圧縮機
12 外殻
22 仕切り板
54 旋回スクロール部材
56 螺旋翼
66 非旋回スクロール部材
68 螺旋翼
72 凹溝
74 吐出消音室
76 環状凹溝
78,78’,178,278,378 浮動シール組立体
80,180,280,380 環状プレート
82,82’,82”,182,282,382 環状内側シール
84,84’,184,284,384 環状外側シール
86,186,286,386 シールリップ
88,188,288,388 溝
90,190,290,390 溝
92 内径シール
94 外径シール
96 頂端シール
98 耐摩耗リング
392 環状シール
394 溝
400 吐出弁アセンブリ
430 弁台座
438 弁ディスク
500 圧力保護機構
506 弁キャビティ
510,512 通路
514 バイメタル弁(温度応動弁)
600 圧力保護機構
606 弁キャビティ
610,612 通路
614 圧力応動弁
618 段付き通路
620 ボール
624 付勢部材
700 圧力保護機構
704 流体通路
706 弁キャビティ
718 段付き通路
720 ボール
724 付勢部材
728 通路

Claims (20)

  1. 第1の端板から延出する第1の螺旋翼を有する第1のスクロール部材、
    第2の端板から延出する第2の螺旋翼を有する第2のスクロール部材、
    を備えていて、上記した両螺旋翼を互いに、上記した両スクロール部材が互いに対し相対
    的に旋回するにつれ吸入圧力の吸入圧力領域と吐出圧力の吐出圧力領域間で移動する可動
    の流体ポケットが形成されるように、噛合わされているスクロール式機械であって、
    上記した両スクロール部材のうちの一方のスクロール部材により形成されており内周壁
    面と外周壁面を有する環状凹溝であって、上記吸入圧力と吐出圧力間の中間圧力の加圧流
    体を収容する環状凹溝、
    上記した環状凹溝内に配置されていて内周壁面と外周壁面を有する単一の環状プレート
    であって、上記した環状凹溝内の加圧流体によってスクロール式機械における別の構造要
    素に係合するように付勢されている環状プレート、
    上記した環状凹溝の内周壁面と上記した環状プレートの内周壁面との間の密封を与えて
    、上記した環状凹溝内の加圧流体を上記した吐出圧力の流体から分離する環状内側シール

    上記した環状凹溝の外周壁面と上記した環状プレートの外周壁面との間の密封を与えて
    、上記した環状凹溝内の加圧流体を上記した吸入圧力の流体から分離する環状外側シール

    を備えているスクロール式機械。
  2. 前記した単一の環状プレートに装着されていて、前記流体ポケットから該環状プレート
    を通して流れる流体流量を制御する吐出弁を備えている請求項1のスクロール式機械。
  3. 前記した単一の環状プレートに接続してある温度応動弁であって、前記した吐出圧力領
    域内の流体の予定温度が感知されたときに該吐出圧力領域から前記吸入圧力領域への流体
    流れを許容する温度応動弁を、備えている請求項1のスクロール式機械。
  4. 前記した単一の環状プレートに接続してある圧力応動弁であって、前記した吐出圧力領
    域内の流体の予定圧力が感知されたときに該吐出圧力領域から前記吸入圧力領域への流体
    流れを許容する圧力応動弁を、備えている請求項1のスクロール式機械。
  5. 前記した単一の環状プレートに接続してある圧力応動弁であって、前記した吐出圧力領
    域内の流体の予定圧力が感知されたときに前記環状凹溝から前記吸入圧力領域への流体流
    れを許容する圧力応動弁を、備えている請求項1のスクロール式機械。
  6. 前記した単一の環状プレートが放射方向で内側に位置する第1の溝と外側に位置する第
    2の溝とを有し、前記環状内側シールが上記した第1の溝内に配置され前記した環状凹溝
    の内周壁面に対し係合して前記中間圧力の加圧流体を前記吐出圧力の流体から分離し、ま
    た前記環状外側シールが上記した第2の溝内に配置され前記した環状凹溝の外周壁面に対
    し係合して前記中間圧力の加圧流体を前記吐出圧力の流体から分離する請求項1のスクロ
    ール式機械。
  7. 前記した両外周壁面が前記した両内周壁面と同心的である請求項1,2,3,4又は5
    のスクロール式機械。
  8. 前記環状内側シールがU字形の縦断面形状を有する請求項1又は5のスクロール式機械
  9. 前記環状外側シールがU字形の縦断面形状を有する請求項1又は5のスクロール式機械
  10. 前記環状内側シールがV字形の縦断面形状を有する請求項1又は6のスクロール式機械
  11. 前記環状外側シールがV字形の縦断面形状を有する請求項1又は6のスクロール式機械
  12. 前記環状内側シールがL字形の縦断面形状を有する請求項1,2,3又は4のスクロー
    ル式機械。
  13. 前記環状外側シールがL字形の縦断面形状を有する請求項1,2,3又は4のスクロー
    ル式機械。
  14. 前記環状内側シールが1対の脚部を有しており、該1対の脚部間の空間が前記吐出圧力
    領域に向けて開放している請求項1,2,3,4又は5のスクロール式機械。
  15. 前記環状外側シールが1対の脚部を有しており、該1対の脚部間の空間が前記した環状
    凹溝内の中間圧力の流体に向けて開放している請求項1,2,3,4又は5のスクロール
    式機械。
  16. 前記した単一の環状プレートの内周壁面とスクロール式機械における別の構造要素とに
    係合して前記吐出圧力の流体を前記吸入圧力の流体から分離する第2の環状内側シールを
    、設けてある請求項1のスクロール式機械。
  17. 前記した第2の環状内側シールがL字形の縦断面形状を有する請求項16のスクロール
    式機械。
  18. 前記した第2の環状内側シールが1対の脚部を有しており、該1対の脚部間の空間が前
    記吐出圧力領域に向けて開放している請求項16のスクロール式機械。
  19. 前記した一方のスクロール部材が他方のスクロール部材に対し相対的に軸線方向で可動
    に支持されており、前記した環状凹溝内の中間圧力の加圧流体によって該一方のスクロー
    ル部材が他方のスクロール部材に向けて移動付勢されている請求項3,4又は5のスクロ
    ール式機械。
  20. 前記した単一の環状プレートに、前記した吐出圧力領域と吸入圧力領域とにまたがる流
    体通路を形成してある請求項3,4又は5のスクロール式機械。
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