JP4124505B2 - 耐湿性を有する改良シリル化紫外線吸収剤 - Google Patents

耐湿性を有する改良シリル化紫外線吸収剤 Download PDF

Info

Publication number
JP4124505B2
JP4124505B2 JP33623397A JP33623397A JP4124505B2 JP 4124505 B2 JP4124505 B2 JP 4124505B2 JP 33623397 A JP33623397 A JP 33623397A JP 33623397 A JP33623397 A JP 33623397A JP 4124505 B2 JP4124505 B2 JP 4124505B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alkyl
independently
solid substrate
following formula
unsubstituted aromatic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP33623397A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10237418A (ja
Inventor
ジェイムズ・エドワード・ピケット
グレゴリー・ロナルド・ジレット
Original Assignee
モーメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・インク
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by モーメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・インク filed Critical モーメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・インク
Publication of JPH10237418A publication Critical patent/JPH10237418A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4124505B2 publication Critical patent/JP4124505B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D183/00Coating compositions based on macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon, with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Coating compositions based on derivatives of such polymers
    • C09D183/04Polysiloxanes
    • C09D183/06Polysiloxanes containing silicon bound to oxygen-containing groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/0803Compounds with Si-C or Si-Si linkages
    • C07F7/081Compounds with Si-C or Si-Si linkages comprising at least one atom selected from the elements N, O, halogen, S, Se or Te
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/18Compounds having one or more C—Si linkages as well as one or more C—O—Si linkages
    • C07F7/1804Compounds having Si-O-C linkages
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/31504Composite [nonstructural laminate]
    • Y10T428/31507Of polycarbonate
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/31504Composite [nonstructural laminate]
    • Y10T428/31652Of asbestos
    • Y10T428/31663As siloxane, silicone or silane

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紫外線吸収能をもつ新規シリル化組成物並びに該組成物の製造方法に関する。具体的には、該組成物は、ケイ素原子上に3個未満のアルコキシ基を有するジベンゾイルアルコキシシリルアルキルレゾルシノール類であり、これらは光安定性でしかもシリコーンハードコートマトリックス中に相溶性である。
【0002】
【従来の技術】
ポリカーボネートのような熱可塑性プラスチック基材は一般に透明性、高い延性、高い加熱撓み温度並びに寸法安定性を始めとする数多くの優れた性質をもつことを特徴とする。かかる材料の多くは透明で、商業用途におけるガラスの代替物として従来より使用されている。
【0003】
熱可塑性プラスチック樹脂はこのような長所を有するものの、耐摩耗性及び耐化学溶剤性が低いことが多く、しかも他の多くの有機高分子材料と同様に紫外線による劣化を受けやすい。その結果、黄変及び基材表面のエロージョンを始めとする不都合な特徴を呈する。
最近、ポリカーボネートのような熱可塑性プラスチック基材で摩耗及び光崩壊に対して抵抗性をもつものを製造することに関心が高まっている。これは基材表面をシリコーンハードコートで処理することで達成されることが多く、コーティング材はベンゾトリアゾール類やベンゾフェノン類のような紫外線吸収剤及びヒンダードアミン系光安定剤を含んでいるのが通例である。
【0004】
ただし、紫外線吸収性化合物(本明細書中ではUV吸収剤ともいう)自体は紫外線に暴露されると分解することが往々にして見受けられる。日光、湿気及び熱サイクルに長時間暴露すると、コーティング材に黄変、層間剥離及び微小亀裂形成を生じて透明度が減少することがある。これはUV吸収剤の使用で保護しようとした熱可塑性プラスチック基材の好適な性質の劣化につながる。そこで、耐摩耗性・高耐候性コーティングに使用するための有効な新規UV吸収性化合物を探求することが依然として求められている。
【0005】
本願出願人による米国特許第5391795号には、下記の式で示される、単鎖アルキルにトリアルコキシシリル基が結合した4,6−ジベンゾイルレゾルシノールを主体とするUV吸収剤が開示されている。
【0006】
【化6】
Figure 0004124505
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のUV吸収剤はシリコーンハードコートマトリックス中で発色団による優れた光安定性を有する。良好な相溶性及び耐摩耗性にはトリアルコキシ基が不可欠であると教示されている。このトリアルコキシシラン誘導体が加水分解安定性に乏しいことが後になって明らかになった。これは、固形シリル化UV吸収剤を湿り空気とほんの2、3日乃至数週間接触させておいたときに観察される。かかるシリル化UV吸収剤に固体外皮が生じ、かかる外皮はシリコーンハードコート組成物には溶解しない。不溶性物質を濾別することも可能ではあるが、UV吸収剤の幾分かが失われる。そこで、良好な貯蔵安定性を有していながら、良好な耐摩耗性、UV吸収性及び優れた耐候性をもつコーティングを与える4,6−ジベンゾイルレゾルシノール系の誘導体の開発が必要とされている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかるニーズを満足するもので、紫外線吸収能をもつ新規ジベンゾイルレゾルシノールシリル化薬剤を提供する。このシリル化薬剤は、4,6−ジベンゾイル−2−(ジアルコキシシリルアルキル)レゾルシノール又は4,6−ジベンゾイル−2−(モノアルコキシシリルアルキル)レゾルシノールであり、光安定性、シリコーンハードコート及びUV硬化性アクリルマトリックス中での相溶性、並びに改善された加水分解安定性を示す。
【0009】
本発明は、第一の態様では、次式:
【0010】
【化7】
Figure 0004124505
【0011】
(式中、Ar及びAr′は独立に置換又は非置換の芳香族環であり、Rは線状もしくは枝分れ炭素鎖であり、R′及びR″は独立にC1 〜C12アルキル又はC1 〜C12アルキル混合物であり、nは1、2又は3である)の新規シリル化薬剤に関する。Rについての好ましい炭素数は1〜6である。多くの場合、上記シリル化薬剤は4,6−ジベンゾイル−2−(アルコキシシリルアルキル)レゾルシノールであり、好ましくは4,6−ジベンゾイル−2−(3−アルコキシシリルプロピル)レゾルシノールである。
【0012】
本発明の第二の態様では、上記の新規シリル化薬剤が熱硬化ケイ素化合物含有組成物中に配合される。このシリル化薬剤を含んでなる組成物はシリコーンハードコート又はトップコートとして定義されるコーティング組成物である。
本発明の第三の態様では、上記の新規シリル化薬剤がUV硬化性アクリルコーティング組成物中に配合される。このコーティング組成物は、シリル化薬剤と実質的に透明なマトリックス組成物とを含んでなるコーティングとして定義される。一般に、該マトリックス材料は、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹脂又はそれらの混合物を含む。本願出願人による1996年8月15日出願の係属中の米国特許出願第08/699254号にもコーティング組成物が記載されている。
【0013】
本発明の第四の態様では、上記のシリコーンハードコート又はUV硬化性コーティングが固体基材の表面に塗布されて、耐摩耗性及び耐紫外線性の改善された被覆固体基材を与える。かかる被覆固体基材は往々にして耐候性基材と呼ばれる。さらに、上記固体基材に塗布されるコーティングの厚さに関しては何ら制限はない。ただし、約0.5〜約50μmの厚さである場合が多く、好ましくは約3〜約10μmの厚さである。本発明において、使用し得る固体基材には、大抵、ポリ(メタクリル酸メチル)を始めとするアクリル系ポリマー類、ポリ(エチレンテレフタレート)やポリ(ブチレンテレフタレート)のようなポリエステル類、ポリアミド類、ポリイミド類、アクリロニトリル−スチレン共重合体、スチレン−アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリスチレンとポリフェニレンエーテルのブレンド、ブチレート、ポリエチレンなどのポリマー基材が含まれる。熱可塑性プラスチック基材は顔料を含んでいても含んでいなくてもよい。さらに、固体基材には金属基材、塗面、ガラス、セラミック及びテキスタイルも包含される。ただし、本発明のコーティング組成物は好ましくはポリカーボネートの被覆に使用される。
【0014】
以下に開示する詳細な説明を本明細書中の実施例及び化学式と併せて参照することで本発明の理解をさらに深めることができるであろう。
【0015】
【発明の実施の形態】
今回、式IIのジベンゾイルレゾルシノール誘導体で、ケイ素原子上のアルコキシ基の数が3個未満であっても、シリコーンハードコート樹脂中で優れた相溶性を有するとともに硬化時に驚異的に優れた耐摩耗性を有するものが製造できることが判明した。加えて、アルコキシ基を1個又は2個有する誘導体は湿り空気曝露後の相溶性が改善されていて、かかる物質の貯蔵安定性が優れていることを示している。
【0016】
【化8】
Figure 0004124505
【0017】
式IIにおいて、Ar及びAr′は独立に置換又は非置換の芳香族環であり、Rは線状もしくは枝分れ炭素鎖であり、R′及びR″は独立にC1 〜C12アルキル又はC1 〜C12アルキル混合物であり、nは1、2又は3である。Rについての好ましい炭素数は1〜6である。n=0の誘導体は上述の先行技術の化合物である。n=3の誘導体も製造できるが、コーティング中での初期溶解度が限られていることがある。ある種のシリル化誘導体は、上述の米国特許第5391795号の例3に示されているような、適当なアリル又は置換アリル4,6−ジベンゾイルレゾルシノールのヒドロシリル化によって好適に調製される。
【0018】
本発明で使用する新規シリル化薬剤4,6−ジベンゾイル−2−(ジアルコキシシリルアルキル)レゾルシノール又は4,6−ジベンゾイル−2−(モノアルコキシシリルアルキル)レゾルシノールの調製は、例えば次のようにして遂行される。最初に有機溶剤中でハロゲン化ベンゾイル及びハロゲン化アルミニウムをジアルコキシベンゼンと混合して4,6−ジベンゾイルレゾルシノールを生じさせる。この4,6−ジベンゾイルレゾルシノールに塩基性条件下で第四アンモニウム塩及びハロゲン化アリルを作用させて2−アリル−4,6−ジベンゾイルレゾルシノールを生成させる。この2−アリル−4,6−ジベンゾイルレゾルシノールをヒドロシリル化触媒の存在下でアルコキシヒドロシランと接触させて、所望の4,6−ジベンゾイル−2−(ジアルコキシシリルアルキル)レゾルシノール又は4,6−ジベンゾイル−2−(モノアルコキシシリルアルキル)レゾルシノールを生じさせる。
【0019】
本発明の新規シリル化薬剤の調製を以下の実施例でさらに説明する。実施例におけるすべての生成物の分子構造はプロトン及び炭素13核磁気共鳴分析法並びに質量分析で確認した。
【0020】
【実施例】
実施例1 シリル化UV吸収剤の調製
2−アリル−4,6−ジベンゾイルレゾルシノール(10.75g、30ミリモル)を40mlのトルエン中に懸濁した。これにKarstedt触媒(1,3−ジビニル−テトラメチルジシロキサン中の白金錯体)を2滴加え、温度を65℃に上げて35ミリモルのシラン(表1に示す)を加えた。温度を約65〜85℃に約1〜2時間保ち、しかる後に反応混合物を冷却し、濾過し、溶剤を蒸発させて、琥珀色の油状物を得た。この油状物は冷却すると固化した。生成物のNMRスペクトルは予想した構造と完全に一致した。収率を表1に示す。生成物は上記の式IIで表され、Ar及びAr′は共にフェニル、RはCH2CH2CH2 、R′はエチル、R″はメチルである。
【0021】
【表1】
Figure 0004124505
【0022】
実施例2 耐湿性試験
表1のシリル化ジベンゾイルレゾルシノール(DBR)誘導体1〜3の1.0g試料を粉砕して粗粉とし、湿り空気への長時間曝露を模擬すべく、デシケーター内の水の入った皿の上方にあるアルミニウム製皿に入れた。室温で24時間曝露した後、各試料を0.5gずつ取って、シリコーンハードコート樹脂(GEシリコーンズ社製AS4004、樹脂固形分25%)の20g試料に加え、室温で一晩撹拌した。不溶性物質の量を測定するため、樹脂を10〜20ミクロンガラス濾過器で濾過した。残渣を約140℃の真空オーブン中で恒量となるまで乾燥した。
【0023】
【表2】
Figure 0004124505
【0024】
新鮮なシリル化誘導体1、2及び3で調製したハードコート配合物は痕跡量の不溶分しか有していなかったが、誘導体4はコーティング液には実質的に不溶性であった。表2から、誘導体2及び3が、先行技術の誘導体1に比べ、不溶性残渣生成に対する抵抗性が格段に改善されていることが分かる。
実施例3 被覆ポリカーボネートパネル
新鮮なシリル化誘導体1、2及び3を用いて、実施例2と同様にコーティング樹脂を調製した。それらを濾過した(ごく痕跡量の不溶性物質しか除去されなかった)。Lexan(ゼネラル・エレクトリック社の登録商標)ポリカーボネートパネル(4インチ×12インチ×1/8インチ)をイソプロピルアルコールで洗浄し、乾燥し、水性アクリルエマルジョンプライマーを流し塗りして下塗りした。この下塗りしたパネルを約128℃のエアオーブン中で約60分間ベーキングした。冷却したパネルを上記コーティング樹脂で流し塗りし、約30分間自然乾燥し、約128℃で約60分間ベーキングした。得られたコーティングは実質的に無欠陥で光学的に透明であった。パネルの中央4インチを、500g荷重の下でCS−10F摩耗輪を500サイクルで用いたテーバー摩耗試験(ASTMD1044−94)に付した。表3に示す結果は、耐摩耗性が実質的に等しく試験の誤差範囲内であったことを示している。これは、ジ−もしくはモノ−アルコキシシラン類を使用すると耐摩耗性の低下につながるという従前の共通認識からすると驚くべき結果である。
【0025】
【表3】
Figure 0004124505
【0026】
実施例4 UV硬化性コーティング
コーティング配合物を以下の表4に示す通り調製した。
【0027】
【表4】
Figure 0004124505
【0028】
これらの配合物を暗所で3日間撹拌し、予め清浄化しておいたLexanポリカーボネートパネルに流し塗りした。得られたコーティングを1分間自然乾燥し、約70℃で5分間乾燥し、次いで約25フィート/分の速度で移動するコンベアを用いて2基の300ワット/インチ中圧水銀ランプの下に5回通過させることでUV露光した。得られたコーティングの初期曇り価並びにコーティング液の曇り価(1cmセル中で測定)を表5に示す。組成物Dにおける紫外線吸収剤4は実質的に不溶性であった。
【0029】
【表5】
Figure 0004124505
【0030】
配合物A及びDを用いて調製したコーティングはコーティング液中の多量の不溶性物質のため光学的特性に問題があった。老化していない紫外線吸収剤1、2及び3を用いてA、B及びCと同じように調製した配合物は各々実質的に透明な溶液及び曇りのないコーティングを与えた。

Claims (10)

  1. 次式:
    Figure 0004124505
    (式中、Ar及びAr’は独立に置換又は非置換の芳香族環であり、Rは線状もしくは枝分れ炭素鎖であり、R’及びR”は独立にC〜C12アルキル又はC〜C12アルキル混合物であり、nは1又は2である)のシリル化薬剤。
  2. 次式:
    Figure 0004124505
    (式中、Ar及びAr’は独立に置換又は非置換の芳香族環であり、Rは線状もしくは枝分れ炭素鎖であり、R’及びR”は独立にC〜C12アルキル又はC〜C12アルキル混合物であり、nは1又は2である)のシリル化薬剤、及びケイ素化合物含有組成物を含んでなるシリコーンハードコート。
  3. 前記ケイ素化合物含有組成物が次式:
    RSi(OR)
    (式中、各Rは独立に炭素数1〜3のアルキル基又は置換もしくは非置換芳香族基である)を有する、特許請求の範囲2記載のシリコーンハードコート。
  4. 表面にシリコーンハードコートが塗布された固体基材であって、上記シリコーンハードコートが次式:
    Figure 0004124505
    (式中、Ar及びAr’は独立に置換又は非置換の芳香族環であり、Rは線状もしくは枝分れ炭素鎖であり、R’及びR”は独立にC〜C12アルキル又はC〜C12アルキル混合物であり、nは1又は2である)のシリル化薬剤、及びケイ素化合物含有組成物を含んでなる固体基材。
  5. 前記ケイ素化合物含有組成物が次式:
    RSi(OR)
    (式中、各Rは独立に炭素数1〜3のアルキル基又は置換もしくは非置換芳香族基である)を有する、特許請求の範囲4記載の固体基材。
  6. 各Rがメチル基である、請求項5記載の固体基材。
  7. 当該固体基材がポリカーボネートである、請求項4記載の固体基材。
  8. 次式:
    Figure 0004124505
    (式中、Ar及びAr’は独立に置換又は非置換の芳香族環であり、Rは線状もしくは枝分れ炭素鎖であり、R’及びR”は独立にC〜C12アルキル又はC〜C12アルキル混合物であり、nは1又は2である)の紫外線吸収性化合物、及び実質的に透明なマトリックス組成物を含んでなるUV硬化性アクリルコーティング。
  9. 上記透明マトリックスがアクリル樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹脂及びそれらの混合物からなる群から選択される、請求項8記載のコーティング。
  10. 表面にUV硬化性アクリルコーティング組成物が塗布された固体基材であって、上記アクリルコーティング組成物が次式:
    Figure 0004124505
    (式中、Ar及びAr’は独立に置換又は非置換の芳香族環であり、Rは線状もしくは枝分れ炭素鎖であり、R’及びR”は独立にC〜C12アルキル又はC〜C12アルキル混合物であり、nは1又は2である)の紫外線吸収性化合物、及び実質的に透明なマトリックス組成物を含んでなる固体基材。
JP33623397A 1996-12-16 1997-12-08 耐湿性を有する改良シリル化紫外線吸収剤 Expired - Lifetime JP4124505B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/766,655 US5679820A (en) 1996-12-16 1996-12-16 Silylated ultraviolet light absorbers having resistance to humidity
US08/766655 1996-12-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10237418A JPH10237418A (ja) 1998-09-08
JP4124505B2 true JP4124505B2 (ja) 2008-07-23

Family

ID=25077118

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33623397A Expired - Lifetime JP4124505B2 (ja) 1996-12-16 1997-12-08 耐湿性を有する改良シリル化紫外線吸収剤

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5679820A (ja)
EP (1) EP0848007B1 (ja)
JP (1) JP4124505B2 (ja)
KR (1) KR100571166B1 (ja)
DE (1) DE69717959T2 (ja)

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0749972A1 (en) * 1995-06-21 1996-12-27 Merrell Pharmaceuticals Inc. A process for preparing 1-(3-trialkylsilylphenyl)-2,2,2-trifluoromethyl ethanone derivatives
US6495071B1 (en) * 1996-02-01 2002-12-17 New Technology Management Co., Ltd. Method of using electro-sensitive movable fluids
US5981073A (en) * 1997-01-16 1999-11-09 General Electric Company Compounds based on dibenzoylresorcinol, and related compositions and articles
US7790292B2 (en) * 1999-05-18 2010-09-07 Sabic Innovative Plastics Ip B.V. Polysiloxane copolymers, thermoplastic composition, and articles formed therefrom
US6350521B1 (en) 1999-12-22 2002-02-26 General Electric Company Weatherable compositions useful as coatings, method, and articles coated therewith
DE60120178T2 (de) 2000-08-03 2007-04-26 Ciba Speciality Chemicals Holding Inc. Photostabile, silylierte benzotriazol uv-absorber und zusammensetzungen, die mit diesen stabilisiert werden
US6457845B1 (en) 2000-10-06 2002-10-01 General Electric Company Luminaire incorporating containment in the event of non-passive failure of high intensity discharge lamp
JP3846563B2 (ja) 2002-01-15 2006-11-15 信越化学工業株式会社 硬質保護被膜形成用コーティング剤及び光学物品
US20070104956A1 (en) * 2005-11-10 2007-05-10 Exatec Llc Polycarbonate system having enhanced weatherability and method of making same
US7857905B2 (en) 2007-03-05 2010-12-28 Momentive Performance Materials Inc. Flexible thermal cure silicone hardcoats
DE102008010752A1 (de) * 2008-02-23 2009-08-27 Bayer Materialscience Ag Asymetrischer Mehrschichtverbund
US20100003523A1 (en) * 2008-07-02 2010-01-07 Sabic Innovative Plastics Ip B.V. Coated Film for Insert Mold Decoration, Methods for Using the Same, and Articles Made Thereby
DE102009019493B4 (de) 2009-05-04 2013-02-07 Bayer Materialscience Aktiengesellschaft Polar lösliche UV-Absorber
DE102009020938A1 (de) 2009-05-12 2010-11-18 Bayer Materialscience Ag Witterungsstabile Mehrschichtsysteme
DE102009042307A1 (de) 2009-09-19 2011-05-12 Bayer Materialscience Ag Kombination zweier Triazin UV Absorber für Lack auf PC
EP2447236A1 (de) 2010-10-12 2012-05-02 Bayer MaterialScience AG Spezielle UV-Absorber für härtbare UV-Schutz Beschichtungen
US8350275B2 (en) 2011-04-01 2013-01-08 Sabic Innovative Plastics Ip B.V. Optoelectronic devices and coatings therefore
US9441106B2 (en) 2011-11-11 2016-09-13 Sabic Global Technologies B.V. Composition, multilayer sheets made therefrom, and methods for making and using the same
US20150146287A1 (en) 2012-06-01 2015-05-28 Bayer Materialscience Ag Multilayer structure as reflector
US9446562B2 (en) 2012-06-22 2016-09-20 Sabic Global Technologies B.V. Coated film for insert mold decoration, methods for using the same, and articles made thereby
US20150210651A1 (en) 2012-08-23 2015-07-30 Bayer Materialscience Ag Vapour deposition of organic uv absorbers onto plastic substrates
RU2651177C1 (ru) 2014-03-31 2018-04-18 Сабик Глобал Текнолоджис Б.В. Многослойные листы, способы их изготовления и получаемые из этих листов изделия
CN111448473A (zh) 2017-12-21 2020-07-24 科思创德国股份有限公司 包括多层体和lidar传感器的装置
EP3620288A1 (de) 2018-09-10 2020-03-11 Covestro Deutschland AG Dynamisch temperiertes folien-hinterspritzen
EP3870995B1 (de) 2018-10-23 2022-11-02 Covestro Intellectual Property GmbH & Co. KG Ir-transparentes sensor- und kamerasystem für kraftfahrzeuge
WO2020109007A1 (de) 2018-11-29 2020-06-04 Covestro Deutschland Ag Lidar-sensorsystem mit verbesserter oberflächengüte
US20230003839A1 (en) 2019-11-14 2023-01-05 Covestro Intellectual Property Gmbh & Co. Kg Thermoplastic composition for lidar sensor system with improved absorption properties
DE102023000052A1 (de) 2023-01-12 2024-07-18 Covestro Deutschland Ag Herstellung eines zumindest teilweise beschichteten Formkörpers ohne Reinraum unter Verwendung einer PC-Zusammensetzung mit verbesserten Antistatikeigenschaften

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5270426A (en) * 1990-01-22 1993-12-14 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Organosilicon compound
US5214085A (en) * 1992-02-03 1993-05-25 General Electric Company Abrasion-resistant coating compositions with improved weatherability
TW393475B (en) * 1992-10-16 2000-06-11 Chugai Pharmaceutical Co Ltd 4-alkoxyl-2,6-di-t-butyl phenol derivatives
JP3428104B2 (ja) * 1993-11-25 2003-07-22 株式会社資生堂 ベンゾフェノン誘導体、紫外線吸収剤及び皮膚外用剤
US5391795A (en) * 1994-02-18 1995-02-21 General Electric Company Silylated agents useful for absorbing ultraviolet light

Also Published As

Publication number Publication date
KR100571166B1 (ko) 2006-08-30
KR19980063452A (ko) 1998-10-07
DE69717959D1 (de) 2003-01-30
US5679820A (en) 1997-10-21
JPH10237418A (ja) 1998-09-08
DE69717959T2 (de) 2003-09-11
MX9710165A (es) 1998-06-30
EP0848007B1 (en) 2002-12-18
EP0848007A1 (en) 1998-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4124505B2 (ja) 耐湿性を有する改良シリル化紫外線吸収剤
CA1161042A (en) Alkoxysilanes and method for making
CA1164875A (en) Silane-functionalized ultra-violet screen precursors
US5391795A (en) Silylated agents useful for absorbing ultraviolet light
US6852822B1 (en) Hydrolyzable silanes and polymerizable silanes with low viscosity and use thereof
JP4406473B2 (ja) メチルオキシランジベンゾイルレゾルシノールuv吸収剤
US4307240A (en) Alkoxysilanes and method for making
CZ294312B6 (cs) Povlakový prostředek absorbující ultrafialové světlo
FR2526034A1 (fr) Agents absorbant la lumiere ultraviolette, leur procede de preparation, compositions et articles en contenant
JP3524617B2 (ja) 紫外線吸収剤及びコーティング材料
PL184217B1 (pl) Nowe związki krzemoorganiczne, kompozycja powłokowa i sposób powlekania podłoża
US4349602A (en) Substrates coated with a thermoset acrylic primer and an alkoxysilylbenzotriazole UV stabilizer
JPH02132129A (ja) 紫外線吸収剤を被覆した物品
US4372835A (en) Silane-functionalized ultraviolet screen precursors
US3346405A (en) Metal protectant
KR100297953B1 (ko) 실란커플링제 및 그의 제조방법
KR20030081133A (ko) 무기 uv 흡수제를 포함하는 조성물
US4368241A (en) Alkoxysilanes and method for making
JP4167306B2 (ja) 新規高分子量ジベンゾイルレゾルシノールuv吸収剤、コーティング組成物、製品並びに製造方法
JP2006282725A (ja) ケイ素含有新規光学活性化合物
JPS604568A (ja) 耐摩耗撥水性皮膜
US5081260A (en) 3-(2-oxo-1-pyrrolidinyl)-propylsilanes and method for preparing the silane compounds
JPS5939441B2 (ja) 光不溶化性ポリビニルアルコ−ル誘導体の製造方法
JP7544371B2 (ja) 膜、防曇膜、ハードコート膜及び膜の製造方法
MXPA97010165A (en) Absorbers of ultraviolet light silicadosmejorados that have resistance to the hume

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071002

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20071127

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20071220

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20071226

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080125

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080430

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080502

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term