JP4124301B2 - 車両用エンジン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両用エンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、自動二輪車に搭載される車両用エンジンには、ブローバイガスを取り出しが、ヘッドカバーから、あるいはクランクケースから行なわれ、このブローバイガスをエアクリーナに導いて再び燃焼させるものがある。
【0003】
また、エンジンの回転がカム軸を介してヘッドカバー、またはシリンダヘッドから取り出し、あるいはクランク軸を介してクランクケースから取り出し、さらにミッションを介して取り出し、ケーブルの回転によりタコメータに取り出すものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような車両用エンジンでは、ブローバイガスの取り出しと、エンジンの回転の取り出しが、エンジンの別々の箇所から行なわれており、その分部品点数が増加し、コストが嵩み、またはエンジン自体が大型化する原因となっていた。
【0005】
この発明は、このような実情に鑑みなされたもので、ブローバイガスの取り出しとエンジンの回転の取り出しを気筒の側部に設けた側部カバーにより行なうことで、部品点数を軽減し、低コストであり、エンジン自体の小型、軽量化を図ることが可能な車両用エンジンを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し、その目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
【0007】
請求項1記載の発明は、『気筒に吸気弁及び排気弁をカム軸の回転により駆動する動弁機構を備え、さらに前記気筒の側部に設けた側部カバーによりカムチェーン室を形成し、このカムチェーン室内に前記カム軸に設けた従動スプロケットを配置し、この従動スプロケットとクランク軸の駆動スプロケットにカムチェーンを掛け渡し、前記クランク軸からの動力により前記カム軸を回転する車両用エンジンにおいて、前記カム軸と同軸上で連動して回転する回転軸と、この回転軸と連動して回転して外部に取り出す回転取出軸とを前記側部カバーに軸支し、回転軸上方にあって、その上部にはカムチェーン室との連通路を、下部には回転軸へのオイル供給路を有するギヤ室と、このギヤ室下方にあってギヤ室とは区画され、ギヤ室とは独立した別のカムチェーン室との連通路を有するブリーザ室とを前記側部カバー内に形成したことを特徴とする車両用エンジン。』である。
【0008】
この請求項1記載の発明によれば、カム軸と同軸上で連動して回転する回転軸と、この回転軸と連動して回転して外部に取り出す回転取出軸とを側部カバーに軸支し、回転軸上方にあって、その上部にはカムチェーン室との連通路を、下部には回転軸へのオイル供給路を有するギヤ室と、このギヤ室下方にあってギヤ室とは区画され、ギヤ室とは独立した別のカムチェーン室との連通路を有するブリーザ室とを側部カバー内に形成したから、回転取出軸への潤滑をするためのギヤ室と、オイルとブローバイガスの分離のためのブリーザ室とを側部カバー内に共存させることができ、部品点数を軽減し、低コストであり、エンジン自体の小型、軽量化を図ることができる。
【0009】
請求項2記載の発明は、『気筒に吸気弁及び排気弁をカム軸の回転により駆動する動弁機構を備え、さらに前記気筒の側部に設けた側部カバーによりカムチェーン室を形成し、このカムチェーン室内に前記カム軸に設けた従動スプロケットを配置し、この従動スプロケットとクランク軸の駆動スプロケットにカムチェーンを掛け渡し、前記クランク軸からの動力により前記カム軸を回転する車両用エンジンにおいて、前記側部カバー側に設けた固定ブリーザプレートにより前記カムチェーン室からギヤ室とブリーザ室とを区画し、前記固定ブリーザプレートにカムチェーン室とギヤ室とを連通する連通路と、これとは独立してカムチェーン室とブリーザ室とを連通する連通路を形成したことを特徴とする請求項1に記載の車両用エンジン。』である。
【0010】
この請求項2記載の発明によれば、側部カバー側に設けた固定ブリーザプレートによりカムチェーン室からギヤ室とブリーザ室とを区画し、固定ブリーザプレートにカムチェーン室とギヤ室とを連通する連通路と、これとは独立してカムチェーン室とブリーザ室とを連通する連通路を形成したから、側部カバー内にギヤ室及びブリーザ室を簡単に形成することができ、部品点数を軽減し、低コストであり、エンジン自体の小型、軽量化を図ることができる。
【0011】
請求項3記載の発明は、『前記固定ブリーザプレートに対向してカム軸側に回転ブリーザプレートを設け、この回転ブリーザプレートと固定ブリーザプレートによりブローバイガスを前記ブローバイガス入口に導くブローバイガス通路を形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用エンジン。』である。
【0012】
この請求項3記載の発明によれば、回転ブリーザプレートと固定ブリーザプレートによりブローバイガスをブローバイガス入口に導くブローバイガス通路を形成したから、ミスト状のブローバイガスからオイル分を分離しながらブリーザ室に導いて取り出すことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の車両用エンジンの実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明するが、この発明は、この実施の形態に限定されない。図1は車両用エンジンのヘッドカバーを取り外しシリンダヘッドを破断した状態の平面図、図2は車両用エンジンの側面図、図3は図1のIII-III線に沿う断面図、図4は図2のIV-IV線に沿う断面図、図5は車両用エンジンの分解した断面図、図6は側部カバーに固定ブリーザプレートを取り付けた状態を示す図、図7は側部カバーから固定ブリーザプレートを取り外した状態を示す図、図8は図7のVIII-VIII線に沿う断面図、図9は図7のIX-IX線に沿う断面図、図10はプレートを示す図、図11は固定ブリーザプレートを示す図、図12はガスケットを示す図、図13は側部カバーのブリーザホース取付部を示す図、図14は図2のXIV-XIV線に沿う断面図である。
【0014】
この車両用エンジン1は、空冷式の4サイクルエンジンであり、気筒2を構成するシリンダブロック3上にシリンダヘッド4が取り付けられ、さらにシリンダヘッド4はヘッドカバー5により覆われている。シリンダブロック3に形成されたシリンダボア6内には、ピストン7が往復動可能に設けられ、シリンダボア6と、ピストン7の頭部と、シリンダヘッド4の凹部4aとの間に燃焼室8が設けられている。ピストン7の往復動により図示しないクランク軸が回転する。
【0015】
シリンダヘッド4には、燃焼室8に開口する吸気通路10と排気通路11が形成され、それぞれの開口部10a,11aは、動弁機構12により駆動される吸気バルブ13と排気バルブ14によって所定のタイミングで開閉し、燃焼室8内のガス交換が行なわれる。燃焼室8に臨むように、点火プラグ15はシリンダヘッド4に取り付けられている。
【0016】
シリンダブロック3には、カム軸16が軸受17,18を介して回動可能に設けられ、カム軸16には吸気側カム16aと排気側カム16bが形成されている。カム軸16の回転により吸気側カム16aがロッカアーム19を介して吸気バルブ13を押動し、排気側カム16bがロッカアーム20を介して排気バルブ14を押動する。ロッカアーム19及びロッカアーム20は、それぞれロッカ軸21,22を介してシリンダブロック3に軸支され、ロッカ軸21,22は、プレート23により抜け止めされている。
【0017】
プレート23は、図10に示すように形成される。図10(a)は平面図、図10(b)は図10(a)のb−b線に沿う断面図、図10(c)は図10(a)のc−c線に沿う断面図、図10(d)は図10(a)のd−d線に沿う断面図である。プレート23は、カム軸挿通孔23a、軸受押え部23b、一対の取付孔23c及びロッカ軸押え部23d,23eが形成されている。このプレート23は図1及び図5に示すようにカム軸挿通孔23aをカム軸16に挿通して組付け、一対の取付孔23cから締付ボルト24をシリンダヘッド4に螺着して固定する。この取付状態で軸受押え部23bが軸受18を押させて抜け止めを行ない、ロッカ軸押え部23d,23eがロッカ軸21,22に当接して抜け止めを行なう。
【0018】
シリンダヘッド4の側部には、側部カバー30が一対の締付ボルト31により締付固定され、この側部カバー30によりカムチェーン室32が形成されている。シリンダヘッド4の側部と側部カバー30との間は、リング38によりシールされている。カム軸16の先端部16cがカムチェーン室32内に突出しており、この先端部16cには従動スプロケット33、回転ブリーザプレート34がワッシャ35を介して締付ボルト36により締付固定され、これらはカム軸16と一体に回転する。
【0019】
カムチェーン室32内にカム軸16に設けた従動スプロケット33が配置され、この従動スプロケット33とクランク軸90の駆動スプロケット91にカムチェーン37を掛け渡し、クランク軸90からの動力によりカム軸16が回転する。
【0020】
側部カバー30の内側には、ガスケット40を介して固定ブリーザプレート41がボルト42により取り付けられ、この固定ブリーザプレート41によりカムチェーン室32からギヤ室43とブリーザ室44とが区画される。ガスケット40は、図12に示すように、側部カバー30の内壁30aに取り付ける形状に形成され、回転軸挿通孔40a及びボルト挿通孔40bを有している。
【0021】
また、固定ブリーザプレート41は、図11に示すように形成され、回転軸挿通孔41a、ボルト挿通孔41b及びオイル戻し孔41cを有し、カムチェーン室32とブリーザ室44とを連通するブローバイガス入口45が形成されている。このブローバイガス入口45は、固定ブリーザプレート41の下側の位置にシリンダヘッド4側に突出して設けたフランジを有するパイプ46によって形成され、さらにブローバイガス入口45より下側の位置にオイル戻し孔41cが形成され、ブリーザ室44に溜るオイルをカムチェーン室32の下方に戻すようになっている。また、固定ブリーザプレート41の上部には切欠き部41dが形成され、この切欠き部41dによりギヤ室43とカムチェーン室32がミスト状のオイル通路Bにより連通している。
【0022】
固定ブリーザプレート41に対向してカム軸側に回転ブリーザプレート34が設けられ、この回転ブリーザプレート34の外周部34aが固定ブリーザプレート41側に曲げられ、この回転ブリーザプレート34と固定ブリーザプレート41によりブローバイガスをブローバイガス入口45に導くブローバイガス通路Aが形成されている。
【0023】
ギヤ室43からのブローバイガスの一部は、回転ブリーザプレート34の外周部34aと固定ブリーザプレート41の間からブローバイガスがブローバイガス通路Aを流れてブローバイガス入口45に導かれ、ブローバイガス入口45からブリーザ室44に入る。このように回転ブリーザプレート34と固定ブリーザプレート41によりブローバイガスをブローバイガス入口45に導くブローバイガス通路Aを形成したから、オイルミスト状のブローバイガスからオイル分を分離しながらブリーザ室44に導いて取り出すことができる。
【0024】
また、カムチェーン室32からのオイルミスト状のブローバイガスの一部は、回転ブリーザプレート34の外周側に位置する固定ブリーザプレート41の切欠き部41dからギヤ室43に入る。
【0025】
固定ブリーザプレート41の側部カバー30側には、邪魔板48が設けられ、この邪魔板48は側部カバー30の内壁30aに形成されたリブ30b,30cの間に位置し、ブリーザ室44内にリブ30b,30cと邪魔板48によってブローバイガスの流れの迷路が形成され、ブローバイガス入口45から導かれたブローバイガスが迷路を流れることでオイルの分離を容易にしている。
【0026】
側部カバー30には、ブリーザ室44と連通するブローバイガス出口30dが設けられ、このブローバイガス出口30dから排出されるブローバイガスは、ブリーザホース50を介して図示しないエアクリーナに導いて再び燃焼させる。
【0027】
また、側部カバー30には、カム軸16と同軸上で連動して回転する回転軸60と、この回転軸60と連動して回転して外部に取り出す回転取出軸61が軸支されている。回転軸60は、側部カバー30の軸受部30eに形成した軸穴30e1に回動可能に設けられ、先端に形成された係合凸部60aが締付ボルト36の頭部に形成された係合凹部36と凹凸係合し、回転軸60がカム軸16と一体に回転する。回転軸60はギヤ部60bを有し、このギヤ部60bには軸受部30eに形成されたオイル通路30fからギヤ室43の底部に溜ったオイルが供給されて潤滑可能になっている。
【0028】
また、ギヤ室43内に所定量以上に溜ったオイルは、通路30gを通って固定ブリーザプレート41に設けられた切欠き41eからカムチェーン室32に戻される。
【0029】
回転取出軸61は、軸受部30eに回転軸60と直交方向に形成された軸穴30e2に回転可能に設けられている。回転取出軸61のギヤ部61aは回転軸60のギヤ部60bと噛み合っており、回転取出軸61は回転軸60に連動して回転する。回転取出軸61は側部カバー30に設けられたストッパ62により抜け止めされ、この回転取出軸61にはケーブル63が接続され、ケーブル63の回転により図示しないタコメータに取り出す。
【0030】
このように側部カバー30側に設けた固定ブリーザプレート41によりカムチェーン室32からギヤ室43とブリーザ室44とを画成し、固定ブリーザプレート41にカムチェーン室32とブリーザ室44とを連通するブローバイガス入口45を形成し、側部カバー30にブリーザ室44と連通するブローバイガス出口30dを設け、さらにカム軸16と同軸上で連動して回転する回転軸60と、この回転軸60と連動して回転して外部に取り出す回転取出軸61とを側部カバー30に軸支し、ブローバイガスの取り出しとエンジンの回転の取り出しを側部カバー30により行なうことで、部品点数を軽減し、低コストであり、エンジン自体の小型、軽量化を図ることができる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明では、カム軸と同軸上で連動して回転する回転軸と、この回転軸と連動して回転して外部に取り出す回転取出軸とを側部カバーに軸支し、回転軸上方にあって、その上部にはカムチェーン室との連通路を、下部には回転軸へのオイル供給路を有するギヤ室と、このギヤ室下方にあってギヤ室とは区画され、ギヤ室とは独立した別のカムチェーン室との連通路を有するブリーザ室とを側部カバー内に形成したから、回転取出軸への潤滑をするためのギヤ室と、オイルとブローバイガスの分離のためのブリーザ室とを側部カバー内に共存させることができ、部品点数を軽減し、低コストであり、エンジン自体の小型、軽量化を図ることができる。
【0032】
請求項2記載の発明では、側部カバー側に設けた固定ブリーザプレートによりカムチェーン室からギヤ室とブリーザ室とを区画し、固定ブリーザプレートにカムチェーン室とギヤ室とを連通する連通路と、これとは独立してカムチェーン室とブリーザ室とを連通する連通路を形成したから、側部カバー内にギヤ室及びブリーザ室を簡単に形成することができ、部品点数を軽減し、低コストであり、エンジン自体の小型、軽量化を図ることができる。
【0033】
請求項3記載の発明では、回転ブリーザプレートと固定ブリーザプレートによりブローバイガスをブローバイガス入口に導くブローバイガス通路を形成したから、ミスト状のブローバイガスからオイル分を分離しながらブリーザ室に導いて取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用エンジンのヘッドカバーを取り外しシリンダヘッドを破断した状態の平面図である。
【図2】車両用エンジンの側面図である。
【図3】図1のIII-III線に沿う断面図である。
【図4】図2のIV-IV線に沿う断面図である。
【図5】車両用エンジンの分解した断面図である。
【図6】側部カバーに固定ブリーザプレートを取り付けた状態を示す図である。
【図7】側部カバーから固定ブリーザプレートを取り外した状態を示す図である。
【図8】図7のVIII-VIII線に沿う断面図である。
【図9】図7のIX-IX線に沿う断面図である。
【図10】プレートを示す図である。
【図11】固定ブリーザプレートを示す図である。
【図12】ガスケットを示す図である。
【図13】側部カバーのブリーザホース取付部を示す図である。
【図14】図2のXIV-XIV線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 車両用エンジン
2 気筒
12 動弁機構
13 吸気弁
14 排気弁
16 カム軸
30 側部カバー
30d ブローバイガス出口
32 カムチェーン室
33 従動スプロケット
37 カムチェーン
41 固定ブリーザプレート
43 ギヤ室
44 ブリーザ室
45 ブローバイガス入口
60 回転軸
61 回転取出軸
90 クランク軸
91 駆動スプロケット

Claims (3)

  1. 気筒に吸気弁及び排気弁をカム軸の回転により駆動する動弁機構を備え、さらに前記気筒の側部に設けた側部カバーによりカムチェーン室を形成し、このカムチェーン室内に前記カム軸に設けた従動スプロケットを配置し、この従動スプロケットとクランク軸の駆動スプロケットにカムチェーンを掛け渡し、前記クランク軸からの動力により前記カム軸を回転する車両用エンジンにおいて、前記カム軸と同軸上で連動して回転する回転軸と、この回転軸と連動して回転して外部に取り出す回転取出軸とを前記側部カバーに軸支し、回転軸上方にあって、その上部にはカムチェーン室との連通路を、下部には回転軸へのオイル供給路を有するギヤ室と、このギヤ室下方にあってギヤ室とは区画され、ギヤ室とは独立した別のカムチェーン室との連通路を有するブリーザ室とを前記側部カバー内に形成したことを特徴とする車両用エンジン。
  2. 気筒に吸気弁及び排気弁をカム軸の回転により駆動する動弁機構を備え、さらに前記気筒の側部に設けた側部カバーによりカムチェーン室を形成し、このカムチェーン室内に前記カム軸に設けた従動スプロケットを配置し、この従動スプロケットとクランク軸の駆動スプロケットにカムチェーンを掛け渡し、前記クランク軸からの動力により前記カム軸を回転する車両用エンジンにおいて、前記側部カバー側に設けた固定ブリーザプレートにより前記カムチェーン室からギヤ室とブリーザ室とを区画し、前記固定ブリーザプレートにカムチェーン室とギヤ室とを連通する連通路と、これとは独立してカムチェーン室とブリーザ室とを連通する連通路を形成したことを特徴とする請求項1に記載の車両用エンジン。
  3. 前記固定ブリーザプレートに対向してカム軸側に回転ブリーザプレートを設け、この回転ブリーザプレートと固定ブリーザプレートによりブローバイガスを前記ブローバイガス入口に導くブローバイガス通路を形成したことを特徴とする請求項2に記載の車両用エンジン。
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