JP4123700B2 - 風呂自動湯張り装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、深夜電力により加熱された温水を湯張りする風呂自動湯張り装置に関し、特に湯張りされた浴水の保温制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術として、例えば特開平5−66054号公報に開示された風呂自動湯張り装置がある。この風呂自動湯張り装置は、貯湯タンク内に深夜電力により加熱された高温の湯を貯えており、浴槽への湯張り時には、貯湯タンク内の高温の湯と水とを適宜混合して浴槽内に供給するようになっている。
【0003】
そして、浴槽内の浴水の温度が低下した場合には、浴槽に接続した浴水の循環回路に循環ポンプで浴水を循環し、循環回路に設けた電気ヒータに通電して循環する浴水を加熱することで、浴槽内の浴水を保温するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術では、深夜時間帯以外に浴槽内の浴水を保温するときには、深夜電力を利用することができない。従って、深夜時間帯以外に長時間にわたって保温した場合、保温コストが上昇するという問題がある。
【0005】
本発明は、上記点に鑑みてなされたもので、浴槽内の浴水を保温するときにも深夜電力を利用し、保温コストを抑制することができる風呂自動湯張り装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、深夜電力により加熱した温水を浴槽(1)内に供給する温水供給手段(10a、20、22、30、31、32、33、34)と、浴槽(1)内の浴水を浴槽(1)外に排水する排水手段(10b、11、60、61)と、浴水の温度が低下したときには、排水手段(10b、11、60、61)により浴水を所定量排水した後、排水量および浴水の温度から、温水を浴槽(1)内に供給完了した際に浴水の温度が設定温度となる注湯温度を算出し、算出した注湯温度に温度調節した温水を温水供給手段(10a、20、22、30、31、32、33、34)により前記所定量供給して浴槽(1)内の浴水を保温制御する制御装置(200)とを有することを特徴としている。
【0007】
これによると、排水手段(10b、11、60、61)により浴水を所定量排水した後、深夜電力により加熱した温水を温水供給手段(10a、20、22、30、31、32、33、34)により排水量と同量供給して浴槽(1)内の浴水を保温することができる。従って、深夜電力を利用して浴槽(1)内の浴水を保温するので、保温時に電気ヒータに通電して浴水を加熱する場合よりも保温コストを抑制することができる。
【0008】
これに加えて、温水供給量と浴水排水量が同量であるので、温水供給による保温であっても、浴槽(1)内の浴水が増加してしまうことがない。
【0009】
また、請求項2に記載の発明では、排水手段(10b、11、60、61)は、排水通路(10b、61)と、この排水通路(10b、61)に浴水を圧送する浴水圧送手段(11)と、排水通路(10b、61)を開閉する排水通路開閉手段(60)とを備え、浴槽(1)内の浴水を排水するときには、浴水圧送手段(11)を作動するとともに、排水通路開閉手段(60)を開くことを特徴としている。
【0010】
これによると、浴槽(1)内の浴水排水時には、排水通路開閉手段(60)により排水通路(10b、61)を開き、浴水圧送手段(11)により浴水を圧送し排水通路(10b、61)を介して排水することができる。従って、浴水を速やかに排水できる。また、排水通路(10b、61)が浴槽(1)内の浴水面より上方に配置されていても排水が可能である。
【0011】
また、請求項3に記載の発明では、浴槽(1)内の浴水を浴槽(1)外に循環する循環回路(10)を有し、排水圧送手段(11)は、循環回路(10)に設けられ循環回路(10)に浴水を流す循環ポンプ(11)であり、排水通路開閉手段(60)は、循環回路(10)の循環ポンプ(11)下流側に設けられ循環回路(10)内の浴水を循環回路(10)外に排水する排水弁(60)であることを特徴としている。
【0012】
これによると、浴槽(1)内の浴水排水時には、循環回路(10)に浴水を流す循環ポンプ(11)により浴水を圧送して排水弁(60)を介して排水することができる。従って、排水専用の排水ポンプを設ける必要がない。
【0013】
また、請求項4に記載の発明では、浴槽(1)内の浴水の水位が設定水位以上である場合に浴槽(1)内に高温差し湯を行なうときには、温水供給手段(10a、20、22、30、31、32、33、34)により温水を浴槽(1)内に供給する前に、排水手段(10b、11、60、61)により浴槽(1)内の浴水を排水することを特徴としている。
【0014】
これによると、高温差し湯時にも水位増加を抑えることができる。
【0015】
また、請求項5に記載の発明では、浴槽(1)内に循環回路(10)を循環可能な浴水があり、かつ浴槽(1)内の浴水が所定温度以下の場合に浴槽(1)内に湯張りを行なうときには、温水供給手段(10a、20、22、30、31、32、33、34)により温水を浴槽(1)内に供給する前に、排水手段(10b、11、60、61)により浴槽(1)内の浴水を排水することを特徴としている。
【0016】
これによると、浴槽(1)内に低温の残湯が多量にあるときに湯張りを行なっても、湯張り完了時に目標温度に到達しないという不具合を防止することができる。
【0017】
なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示す。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
【0019】
(一実施形態)
図1は本発明を適用した風呂自動湯張り装置の概略構成を示す模式図である。
【0020】
風呂自動湯張り装置の本体ユニット100(図1中2点鎖線で囲んだ部分)は、浴室近傍の屋外適所に配置されている。1は浴槽であり浴室内に配置されている。浴槽1の内壁面下端部近傍には浴槽1内の浴水を吸い込む吸入口2と、浴槽1内に湯を吐出する吐出口3が設けられている。10は循環回路であり、その両端は、吸入口2と吐出口3とに接続しており、浴槽1内の浴水を本体ユニット100内に循環できるように配置されている。
【0021】
循環回路10は、後述する配管20との接続点21より下流側にある往き管10aと、接続点21より上流側にある戻り管10bとで構成されている。戻り管10bには、循環回路10内に浴槽1内の浴水を循環するための循環ポンプ11が配置されている。本例では、循環ポンプ11は、ハウジング内のインペラを回転させることにより浴水を圧送するタイプの電動ポンプを用いている。循環ポンプ11が本実施形態における浴水圧送手段である。
【0022】
戻り管10bの循環ポンプ11より上流側には、戻り管10bの経路を連通または遮断する電動弁12が設けられている。電動弁12はサーボモータ等により経路を緩やかに開閉する電動弁であり、ソレノイド等により経路を瞬時に開閉する電磁弁よりも浴槽1が配置された浴室内へ伝わる作動音を低減することができる。戻り管10bの電動弁12が設けられた位置より上流側には、圧力検出手段である水位センサ13が配設されており、戻り管10b内の圧力情報を浴槽1内の水位情報として後述する制御装置200に出力するようになっている。
【0023】
戻り管10bの循環ポンプ11より下流側には、戻り管10bから分岐して外部の下水管等に繋がる排水管61が接続している。そして、その分岐点には三方弁60が設けられており、循環ポンプ11が吐出した浴水の流れる向きを、循環回路10または排水管61に切り替えるようになっている。本例では、三方弁60は、ボールバルブをサーボモータ等で駆動するタイプの電動弁である。
【0024】
戻り管10bと排水管61とで本実施形態の排水通路を構成している。三方弁60は、本実施形態における排水通路開閉手段であり、循環回路10内の浴水を循環回路10外に排水する排水弁である。そして、戻り管10b、排水管61、循環ポンプ11および三方弁60で本実施形態の排水手段を構成している。
【0025】
一方、往き管10aにはフロースイッチ15が設けられており、往き管10a内の浴水の流れの有無を後述する制御装置200に出力するようになっている。また、往き管10aのフロースイッチ15が設けられた位置より上流側には、温度検出手段である水温センサ16が配設されており、往き管10a内の温度情報を後述する制御装置200に出力するようになっている。
【0026】
30は貯湯タンクであり、図示しない深夜電力により駆動するヒートポンプ装置もしくは深夜電力を通電する電気ヒータ等により加熱され導入管31より供給された高温の湯を、内部に保温した状態で貯えるようになっている。本例では、貯湯タンク30は、導入管31より供給された高温の湯を内部貯えるものであったが、導入管31から水道水等を導入し、貯湯タンク30内で図示しない深夜電力により駆動するヒートポンプ装置もしくは深夜電力を通電する電気ヒータ等により加熱して、高温の湯として貯えるものであってもよい。
【0027】
34は温調弁であり、貯湯タンク30から高温の湯を導出する導出管32と水道水を導入する水道水導入管33との合流点に配置されている。そして、温調弁34は開口面積比を調節することにより、高温の湯と水道水との混合比率を調節できるようになっている。
【0028】
温調弁34の出口側と循環回路10の接続点21とは、給湯通路である配管20で繋がれている。配管20にはこの経路を連通または遮断する開閉手段である電磁弁22が設けられている。配管20の電磁弁22と温調弁34との間には、流量カウンタ23が配設されており、配管20を流れる湯の流量情報を後述する制御装置200に出力するようになっている。
【0029】
また、配管20の電磁弁22と接続点21との間には、逆止弁24が配設されており、配管20の給湯圧力が循環回路10内を循環する浴水の圧力より低い場合に、浴水が配管20を逆流しないようになっている。循環回路10、配管20、電磁弁22および構成30〜34が本実施形態における温水供給手段である。
【0030】
また、図1中の200は制御手段である制御装置であり、水位センサ13からの圧力情報、フロースイッチ15からの浴水の流れの有無、水温センサ16からの温度情報、流量カウンタ23からの流量情報、および浴室内に配置された操作盤40に設けられた湯張りスイッチ41からの信号、水位設定スイッチ42からの信号、温度設定スイッチ43からの信号等に基づいて、後述する手順に従って循環ポンプ11、電動弁12、電磁弁22、温調弁34および三方弁60を制御するように構成されている。
【0031】
次に、上記構成に基づき風呂自動湯張り装置の作動を説明する。
【0032】
図2は、制御装置200の全体概略動作を示すフローチャートである。風呂自動湯張り装置を設置し、図示しない電源スイッチをオンすると、制御装置200は、まず諸設定の初期化を行なう(ステップS11)。そして次に、湯張りスイッチ41からの信号に基づいて湯張りスイッチ41がオンされているかどうか判断する(ステップS12)。
【0033】
湯張りスイッチ41がオンされていない場合には、図示しない他のスイッチの操作状態に応じて、高温足し湯、足し水等の各種手動動作制御を実行する(ステップS13)。ただし図示しない他のスイッチがいずれも操作されていないときにはステップS13は実行しない。そしてその後ステップS12にリターンする。
【0034】
ステップS12で湯張りスイッチ41がオンされていると判断した場合には、次に、初回湯張りかどうか判断する(ステップS14)。初回の湯張りである場合には、初回湯張り制御を実行する(ステップS15)。初回湯張り制御が開始されると、制御装置200は、循環ポンプ11を停止し、電動弁12を閉じ、電磁弁22を開く。なお、このとき三方弁60は循環回路10方向に開いている。
【0035】
これにより、貯湯タンク30内の高温の湯と水道水導入管33から供給される水とが温調弁34で混合され、配管20と往き管10aを介して吐出口3から浴槽1内に湯張りされていく。このとき制御装置200は、温度設定スイッチ43からの信号と水温センサ16からの温度情報とに基づいて温調弁34を制御し、高温の湯と水道水との混合比率を調節して吐出口3から吐出する湯の温度を調節する。
【0036】
また、制御装置200は、湯張りが進行しているときに、流量カウンタ23からの流量情報と水位センサ13からの圧力情報とに基づき、水位センサ13からの圧力情報で浴槽1内の水位を算出するための基準水位データや、風呂データ(水位に対する供給水量の各ポイントデータ等)を記憶する。ここで、湯張り時に電動弁12を閉じているのは、往き管10aのみから徐々に湯張りを行ない基準水位や風呂データの精度を向上させるためである。
【0037】
ステップS14で初回湯張りではないと判断した場合には、水位センサ13からの圧力情報と初回湯張り時に記憶したデータから、浴槽1内の水位が、水位設定スイッチ42からの信号に基づく設定水位以上であるかどうか判断する(ステップS16)。水位が設定水位未満の場合には、湯張り制御を実行する(ステップS17)。
【0038】
湯張り制御が開始されると、制御装置200は、電磁弁22を開き、水温センサ16からの温度情報と温度設定スイッチ43からの信号とに基づいて温調弁34を制御して高温の湯と水道水とを混合し、配管20と循環回路10を介して浴槽1内に温水を供給する。温水の供給は浴槽1内の水位が設定水位になるまで行なう。なお、このとき三方弁60は循環回路10方向に開いている。
【0039】
なお、湯張りを開始する前に、制御装置200は電動弁12を開くとともに循環ポンプ11を駆動して、フロースイッチ15により浴槽1内に循環回路10を循環可能な浴水(残湯)があるかどうか確認する。そして、循環可能な残湯がある場合には、湯張りを行なうとき、電動弁12を開くとともに循環ポンプ11を駆動して、循環回路10内に浴水を循環しながら配管20から温水を供給し、温水を循環する浴水と混合して吐出口3から浴槽1内に吐出する。
【0040】
循環可能な浴水(残湯)がない場合には、湯張りを行なうとき、電動弁12を開くとともに循環ポンプ11を停止して、配管20から往き管10aと戻り管10bとに温水を供給して吐出口3と吸入口2とから浴槽1内に吐出する。従って、吐出口3のみから湯張りする場合よりも速やかに湯張りをすることができる。湯張りが完了した場合には、自動保温制御を実行する(ステップS18)。ステップS15を終了した場合およびステップS16で水位が設定水位以上の場合にもステップS18に進み自動保温制御を実行する。
【0041】
図3は、制御装置200の概略の自動保温制御動作を示すフローチャートである。図3に示すように、自動保温制御が開始されると、制御装置200は、まず、浴水温検出制御を行なう(ステップS101)。浴水温検出制御が行なわれると、電磁弁22を閉じ、電動弁12を開いて、循環ポンプ11を作動させ、循環回路10内に浴水を循環する状態とする。この状態で水温センサ16からの温度情報により、浴槽1内の浴水温が温度設定スイッチ43からの信号に基づく設定温度未満であるかどうか判断する(ステップS102)。なお、このとき三方弁60は循環回路10方向に開いている。
【0042】
ここで、浴水温が設定温度以上であると判断した場合には、浴水を保温する必要はないので、図2に示すステップS12にリターンする。浴水温が設定温度未満の場合には、電動弁12を開き、三方弁60を排水管61方向に開くとともに、循環ポンプ11を作動させる(ステップS103)。これにより、浴槽1内の浴水は、吸入口2から吸い込まれ、戻り管10bから排水管61に流れ込み、外部の下水管等に排水される。
【0043】
そして、次に、ステップS103を実行後3分経過したかどうか判断する(ステップS104)。3分経過したら、循環ポンプ11を停止し、三方弁60を循環回路10方向に開くとともに、電動弁12を閉じる(ステップS105)。すなわち、浴槽1内の浴水を3分間排水したら排水を停止する。
【0044】
排水を停止したら、水位センサ13からの圧力情報と初回湯張り時に記憶したデータから排水量Yを算出する(ステップS106)。そして、次に、排水量YとステップS102で入力した浴水温とから、排水量Yと同量の温水を浴槽1内に供給完了したときに、浴槽1内の浴水の温度を温度設定スイッチ43で設定された温度にするためには、供給する温水の温度を何度にすべきか算出する。すなわち、注湯温度を算出する(ステップS107)。
【0045】
注湯温度を算出したら、電磁弁22を開くとともに電動弁12を開く(ステップS108)。これにより、高温の湯と水道水とが温調弁34で混合された温水は、配管20を介して接続点21から循環回路10に流入する。このとき、循環ポンプ11は駆動しておらず、電動弁12も開いているので、配管20から接続点21で循環回路10に流入した温水は、往き管10aと戻り管10bに流れ込む。
【0046】
往き管10aに流れ込んだ温水は、吐出口3から浴槽1内に吐出し、戻り管10bに流れ込んだ温水は、停止している循環ポンプ11内を通過し、吸入口2から浴槽1内に吐出する。従って、往き管10aのみから注湯する場合よりも速やかに注湯することができる。なお、このとき制御装置200は、水温センサ16からの温度情報とステップS107で算出した注湯温度とに基づいて温調弁34を制御して、高温の湯と水道水とを算出した注湯温度となるように混合している。
【0047】
ステップS108を実行し、浴槽1内に注湯を開始すると、流量カウンタ23からの流量情報に基づいて、配管20を通過した温水の量、すなわち浴槽1内への注湯量がY以上であるかどうか判断する(ステップS109)。浴槽1内への注湯量がY以上となった場合には、電磁弁22を閉じるとともに、電動弁12を閉じ(ステップS110)、注湯を終了する。そして、その後図2に示すステップS12へリターンする。
【0048】
なお、図2に示すステップS13において、浴槽1内の浴水の水位が設定水位以上である場合に浴槽1内に高温差し湯を行なうときには、電磁弁22を開いて温水を浴槽1内に供給する前に、自動保温制御の浴水排水時と同様に、電動弁12を開き、三方弁60を排水管61方向に開き、循環ポンプ11を駆動して浴槽1内の浴水を足し湯と同量排水する。
【0049】
また、図2に示すステップS17において、浴槽1内に循環回路10を循環可能な浴水があり、かつ浴槽1内の浴水が低温で、高温の湯で湯張りを完了しても浴水温が設定温度未満になってしまうと予測される場合には、電磁弁22を開いて浴槽1内に湯張りを行なう前に、自動保温制御の浴水排水時と同様に、電動弁12を開き、三方弁60を排水管61方向に開き、循環ポンプ11を駆動して、浴槽1内の浴水を、高温の湯で湯張りを完了したときに浴水温が設定温度以上になると予測される量まで排水する。
【0050】
上述の構成および作動によれば、浴槽1内の浴水を保温するとき、浴水を所定量排水した後、深夜電力により加熱した温水を排水量と同量供給して浴槽1内の浴水を保温することができる。従って、深夜電力を利用して加熱した温水で浴槽1内の浴水を保温するので、保温時に電気ヒータ等に通電して浴水を加熱する場合よりも保温コストを抑制することができる。
【0051】
また、温水供給量と浴水排水量が同量であるので、温水供給による保温であっても、浴槽1内の浴水が増加してしまうことがない。
【0052】
また、浴槽1内の浴水排水時には、三方弁60を排水路61側に開き、循環ポンプ11により浴水を圧送して排水することができる。従って、浴水を速やかに排水でき、戻り管10bや排水路61が浴槽1内の浴水面より上方に配置されていても排水が可能である。これに加えて、排水専用の排水ポンプを設ける必要がない。
【0053】
また、浴槽1内の浴水の水位が設定水位以上である場合の足し湯時にも水位増加を抑えることができる。また、浴槽1内に低温の残湯が多量にあるときに湯張りを行なっても、湯張り完了時に目標温度に到達しないという不具合を防止することができる。
【0054】
これに加えて、従来往き管10aに配置していた高価な電気ヒータを廃止して、戻り管10bに安価な三方弁を配置するものであるので、風呂自動湯張り装置のコストを低減することができる。
【0055】
また、従来用いていた電気容量の大きな電気ヒータを廃止しているので、従来より、図示していないブレーカや配線等の容量を低下させることができる。
【0056】
(他の実施形態)
上記一実施形態において、水位センサ13は、戻り管10bの電動弁12上流側に設けたが、図4に示すように、往き管10aに設けてもよい。これによると、電動弁12を開き、三方弁60を排水管61方向に開き、循環ポンプ11を駆動して浴槽1内の浴水を排水しているときであっても、浴槽1内の浴水水位を検出できる。従って、排水を行ないながら、都度排水量を算出できる。
【0057】
また、上記一実施形態において、ステップS109で注湯量を流量カウンタ23からの流量情報により判定したが、水位センサ13からの圧力情報と初回湯張り時に記憶したデータとから判定するものであってもよい。なお、この場合には、電動弁12を閉じておく必要がある。
【0058】
また、上記一実施形態において、排水手段は、浴水排水時には三方弁60を排水管61方向に開き循環ポンプ11を駆動して戻り管10bおよび排水管61を介して排水するものであったが、配水管を循環回路10と別に、もしくは循環回路10の循環ポンプ11上流側に分岐するように設けて、この排水管を開閉する弁を開き、排水管に設けた排水ポンプを駆動して排水するものであってもよい。
【0059】
また、上記一実施形態において、3分等の実数値は例示であって、循環ポンプ11の能力や戻り管10bの長さ等に応じて適宜設定し得る。
【0060】
また、上記一実施形態において、ステップS103では一定の経過時間(3分)を確保するものであったが、浴水温や浴水の水位から必要排水量を算出し、排水時間を可変制御するものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における風呂自動湯張り装置の概略構成を示す模式図である。
【図2】本発明の一実施形態における制御装置200の全体概略動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の一実施形態における制御装置200の概略の自動保温制御動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の他の実施形態における風呂自動湯張り装置の要部概略構成を示す模式図である。
【符号の説明】
1 浴槽
10 循環回路(温水供給手段の一部)
10a 往き管
10b 戻り管(排水手段の一部、排水通路の一部)
11 循環ポンプ(排水手段の一部、浴水圧送手段)
13 水位センサ
16 水温センサ
20 配管(温水供給手段の一部)
21 接続点
22 電磁弁(温水供給手段の一部)
23 流量カウンタ
30 貯湯タンク(温水供給手段の一部)
34 温調弁(温水供給手段の一部)
60 三方弁(排水手段の一部、排水路開閉手段、排水弁)
61 排水管(排水手段の一部、排水通路の一部)
100 本体ユニット
200 制御装置(制御手段)

Claims (5)

  1. 深夜電力により加熱した温水を浴槽(1)内に供給する温水供給手段(10a、20、22、30、31、32、33、34)と、
    前記浴槽(1)内の浴水を前記浴槽(1)外に排水する排水手段(10b、11、60、61)と、
    前記浴水の温度が低下したときには、前記排水手段(10b、11、60、61)により前記浴水を所定量排水した後、排水量および前記浴水の温度から、前記温水を前記浴槽(1)内に供給完了した際に前記浴水の温度が設定温度となる注湯温度を算出し、算出した前記注湯温度に温度調節した前記温水を前記温水供給手段(10a、20、22、30、31、32、33、34)により前記所定量供給して前記浴槽(1)内の前記浴水を保温制御する制御装置(200)とを有することを特徴とする風呂自動湯張り装置。
  2. 前記排水手段(10b、11、60、61)は、排水通路(10b、61)と、この排水通路(10b、61)に前記浴水を圧送する浴水圧送手段(11)と、前記排水通路(10b、61)を開閉する排水通路開閉手段(60)とを備え、
    前記制御装置(200)は、前記浴槽(1)内の前記浴水を排水するときには、前記浴水圧送手段(11)を作動するとともに、前記排水通路開閉手段(60)を開くように制御することを特徴とする請求項1に記載の風呂自動湯張り装置。
  3. 前記浴槽(1)内の浴水を前記浴槽(1)外に循環する循環回路(10)を有し、
    前記排水圧送手段(11)は、前記循環回路(10)に設けられ前記循環回路(10)に前記浴水を流す循環ポンプ(11)であり、
    前記排水通路開閉手段(60)は、前記循環回路(10)の前記循環ポンプ(11)下流側に設けられ前記循環回路(10)内の前記浴水を前記循環回路(10)外に排水する排水弁(60)であることを特徴とする請求項2に記載の風呂自動湯張り装置。
  4. 前記制御装置(200)は、前記浴槽(1)内の前記浴水の水位が設定水位以上である場合に前記浴槽(1)内に高温差し湯を行なうときには、前記温水供給手段(10a、20、22、30、31、32、33、34)により前記温水を前記浴槽(1)内に供給する前に、前記排水手段(10b、11、60、61)により前記浴槽(1)内の前記浴水を排水するように制御することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の風呂自動湯張り装置。
  5. 前記制御装置(200)は、前記浴槽(1)内に前記循環回路(10)を循環可能な前記浴水があり、かつ前記浴槽(1)内の前記浴水が所定温度以下の場合に前記浴槽(1)内に湯張りを行なうときには、前記温水供給手段(10a、20、22、30、31、32、33、34)により前記温水を前記浴槽(1)内に供給する前に、前記排水手段(10b、11、60、61)により前記浴槽(1)内の前記浴水を排水するように制御することを特徴とする請求項3に記載の風呂自動湯張り装置。
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