JP4123689B2 - 貯湯式電気温水器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はヒータを貯湯槽上部に設け、貯湯槽上部から湯を貯える貯湯式の電気温水器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の給湯機は特開平7−239153号公報に示す如きものがあった。図9は前記公報に記載された従来の電気温水器を示すものである。
【0003】
図9において、1は貯湯槽、2は貯湯槽1の上部に配置したヒータ、3は貯湯槽1内のヒータ2よりも上の領域と貯湯槽1の下部とを連通する循環路、4は循環ポンプ、5は貯湯槽1壁部のヒータ2のやや上方に位置する第1の温度センサ、6は貯湯槽1下部に位置する第2の温度センサ、7はヒータ2及び循環ポンプ4の制御を行う通電制御装置である。そして、貯湯槽1の上部領域の水がヒータ2により急速加熱されて湯になり、例えば85℃に達したことを第1の温度センサ5が検知すると、通電制御装置7の制御により循環ポンプ4が駆動され、貯湯槽1の下部冷水が貯湯槽1の上部高温湯に循環され貯湯槽1の上部領域の湯温が低下し、たとえば75℃に低下したことを第1の温度センサ5が検知すると、通電制御装置7は循環ポンプを停止させる。このような循環ポンプ4の駆動及び停止の繰り返しにより、貯湯槽1内全体の湯を沸き上げる。貯湯槽下部の第2の温度センサ6が沸き上げ設定温度に達したことを検知して通電制御装置7はヒータ2の通電と循環ポンプ4の駆動を停止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、貯湯槽1上部領域が水であっても、沸き上げ開始後直ぐに急速加熱されて湯になり、第1の温度センサ5が設定の85℃に達したことを検知したとき循環ポンプ4を駆動させ、設定の75℃まで湯温低下したことを検知した時点で循環ポンプ4を停止さている。よって、沸き上げ中のヒータ2の周囲湯温は直ぐに高温になり、その後沸き上げ完了に至るまで高温の状態が継続されることになる。また、通常電気温水器は毎日の深夜電力を利用して貯湯槽全量の沸き上げを行うが、沸き上げ開始時には貯湯槽1上部領域に高温の残り湯が存在している場合が多く、ヒータ2周囲温度は常に高温の状態が維持され続けるという課題があった。
【0005】
本発明は上記課題を解決するものであり、貯湯槽上部領域に高温の残り湯が存在しているときでも、沸き上げ開始時にヒータの周辺湯温を中間沸き上げ設定温度まで低下させ、貯湯漕内全量が中間沸き上げ設定温度になるまで中温を維持することができ、ヒータが常に高温湯温中にさらされることがなくなり、耐久性の向上を図ることができる貯湯式電気温水器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記従来の課題を解決するため本発明は、貯湯槽と、前記貯湯槽の上部に位置せしめたヒータと、前記貯湯槽上部に位置せしめた上部湯温検知器と、前記貯湯槽下部領域の水または湯を前記貯湯槽上部領域に搬送する循環ポンプと、沸き上げ設定温度として中間沸き上げ設定温度と中間沸き上げ設定温度よりも高い最終沸き上げ設定温度を有し、この設定温度に応じて沸き上げ制御を行う沸き上げ制御器を備え、前記沸き上げ制御器は、沸き上げ開始時に貯湯槽上部領域に中間沸き上げ設定温度より高温の残り湯があることを上部湯温検知器で検知すると、循環ポンプを駆動し貯湯槽下部領域の水で中間沸き上げ設定温度まで残り湯を撹拌冷却させ、次いで上部湯温検知器に基づき貯湯槽内全体の湯温を中間沸き上げ設定温度になるように前記ヒータと前記循環ポンプを制御した後に、貯湯槽内全体の湯温が最終沸き上げ設定温度になるように前記ヒータと前記循環ポンプを制御する全量沸上げ制御手段を有したものである。
【0007】
上記発明によれば、貯湯槽上部領域に高温の残り湯が存在しているときでも、沸き上げ開始時にヒータの周辺湯温を中間沸き上げ設定温度まで低下させ、貯湯漕内全量が中間沸き上げ設定温度になるまで中温を維持することになる。従って、ヒータが常に高温湯温中に曝されることがなくなり、耐久性の向上を図ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載した発明は、貯湯槽と、前記貯湯槽の上部に位置せしめたヒータと、前記貯湯槽上部に位置せしめた上部湯温検知器と、前記貯湯槽下部領域の水または湯を前記貯湯槽上部領域に搬送する循環ポンプと、沸き上げ設定温度として中間沸き上げ設定温度と最終沸き上げ設定温度を有し、この設定温度に応じて沸き上げ制御を行う沸き上げ制御器を備え、前記沸き上げ制御器は、沸き上げ開始時に貯湯槽上部領域に中間沸き上げ設定温度より高温の残り湯があることを上部湯温検知器で検知すると、循環ポンプを駆動し貯湯槽下部領域の水で中間沸き上げ設定温度まで残り湯を撹拌冷却させ、次いで上部湯温検知器に基づき貯湯槽内全体の湯温を中間沸き上げ設定温度になるように前記ヒータと前記循環ポンプを制御した後に、貯湯槽内全体の湯温が最終沸き上げ設定温度になるように前記ヒータと前記循環ポンプを制御する全量沸上げ制御手段を有するようにしている。
【0009】
そして、貯湯槽上部領域に高温の残り湯が存在しているときでも、沸き上げ開始時にヒータの周辺湯温を中間沸き上げ設定温度まで低下させ、貯湯漕内全量が中間沸き上げ設定温度になるまで中温を維持することになり、ヒータが常に高温湯温中にさらされることがなくなり、耐久性の向上を図ることができる。
【0010】
また、請求項2に記載した発明は、前記貯湯槽の下部に位置せしめた下部湯温検知器を備え、中間沸き上げ設定温度で前記ヒータと前記循環ポンプを制御中に、上部湯温検知器と下部湯温検知器の検知した湯温差が予め設定された第1の設定温度を下回ったとき、沸き上げ設定温度を最終沸き上げ設定温度に切り換え、前記ヒータと前記循環ポンプの制御を行う全量沸上げ制御手段を有する沸き上げ制御器を備えるようにしている。
【0011】
そして、貯湯槽内に高温の残り湯が多く存在しているときで、循環ポンプを駆動し貯湯槽下部領域の水で中間沸き上げ設定温度まで残り湯を撹拌冷却させようとしても下がりきらないようなときでも、貯湯槽全体が撹拌されるので上部湯温検知器と下部湯温検知器の検知湯温差で撹拌状況を判定することで、沸き上げ設定温度を最終沸き上げ設定温度に切り換えることができ、貯湯槽上部領域から高温の湯で沸き上げを継続することができる。
【0012】
また、請求項3に記載した発明は、最終沸き上げ設定温度で貯湯槽の全量沸き上げ完了後の出湯で、下部湯温検知器が予め設定された第2の設定温度を下回ったことを検知すると、前記貯湯槽内全体の湯温を最終沸き上げ設定温度になるように上部湯温検知器の検知温度に基づき、前記ヒータと前記循環ポンプを制御する追加追いだき制御手段を有する沸き上げ制御器を備えるようにしている。
【0013】
そして、下部湯温検知器の取付位置まで出湯したことを検知して沸き上げを行うときに、最終沸き上げ設定温度での沸き上げを行うことで、貯湯漕内の湯温を低下させることなく、出湯分の湯量を沸き上げることができる。
【0014】
また、請求項4に記載した発明は、貯湯槽の全量沸き上げ完了後の上部温度検知器と下部温度検知器もしくは上部温度検知器と中部温度検知器の検知した湯温差が予め設定された第5の設定温度を上回っていれば、異常を検知する異常検知手段を備え、異常発生時には前記循環ポンプの停止と駆動を所定回数繰り返し行うポンプ異常制御手段を有する沸き上げ制御器を備えるようにしている。
【0015】
そして、貯湯槽下部領域の水を貯湯槽上部領域に搬送する循環ポンプもしくは搬送経路の異常を検知した湯温差で判定すると、循環ポンプの停止と駆動を所定回数繰り返し行うことで、ゴミ噛み等による異常の場合に正常に復帰できる場合があり、正常な沸き上げを継続できる。
【0016】
また、請求項5に記載した発明は、最終沸き上げ設定温度で貯湯槽の全量沸き上げ完了後の出湯で、前記貯湯槽中部に位置せしめた中部湯温検知器が予め設定された第3の設定温度を下回ったことを検知すると、前記貯湯槽内の湯温を予め設定された第1の設定時間あるいは中部湯温検知器が予め定められた前記第3の設定温度より高温の第4の設定温度を上回るまで、前記貯湯槽の上部領域が前記最終沸き上げ設定温度になるように上部湯温検知器の検知温度に基づき、前記ヒータと前記循環ポンプを制御する湯切れ追いだき制御手段を有する沸き上げ制御器を備えるようにしている。
【0017】
そして、中部湯温検知器の取付位置まで出湯したことを検知して沸き上げを行うときに、最終沸き上げ設定温度での沸き上げを行うことで、貯湯漕上部領域の湯温を低下させることなく、一定量の湯量の確保を継続することができる。
【0018】
また、請求項6に記載した発明は、上部湯温検知器の検知温度に基づく前記湯切れ追いだき制御手段での沸き上げ中に貯湯槽全量を沸き上げたことを検知する異常検知手段を備え、異常発生時には前記循環ポンプの停止と駆動を所定回数繰り返し行うポンプ異常制御手段を有する沸き上げ制御器を備えるようにしている。
【0019】
そして、貯湯槽下部領域の水を貯湯槽上部領域に搬送する循環ポンプもしくは搬送経路の異常を検知した湯温差で判定すると、循環ポンプの停止と駆動を所定回数繰り返し行うことで、ゴミ噛み等による異常の場合に正常に復帰できる場合があり、正常な沸き上げを継続できる。
【0020】
また、請求項7に記載した発明は、異常発生のときの循環ポンプの停止と駆動を所定回数繰り返したあとに再度循環ポンプを駆動させ、予め定められた第2の設定時間までに上部湯温検知器が予め定められた第6の設定温度まで湯温が低下したことを検知すると沸き上げを再開させ、前記第2の設定時間が経過すると積層ポンプを停止させるポンプ異常制御手段を有する沸き上げ制御器を備えるようにしている。
【0021】
そして、循環ポンプの停止と駆動を所定回数繰り返し行うことで、循環ポンプもしくは搬送経路の状態が復帰できた場合、貯湯槽下部領域の水が貯湯槽上部領域に搬送されるので、上部湯温検知器が温度低下を検知し、正常に復帰したと判定し再度沸き上げを行うことで、貯湯槽内の湯を必要量確保することができる。
【0022】
また、請求項8に記載した発明は、ポンプ異常が確定している状態で深夜電力による貯湯槽の全量沸き上げを開始する条件になると、ポンプ異常を解除して沸き上げを行うポンプ異常解除手段を有する沸き上げ制御器を備えるようにしている。
【0023】
そして、深夜電力を利用して貯湯槽全量の沸き上げを行う条件のとき、異常を解除して沸き上げを行うので、毎日毎回ポンプ異常制御手段によるゴミ噛み制御処理を行う。これにより、正常に復帰できる場合があり、正常な沸き上げを再開できる。また、正常に復帰しない場合でもヒータ上部の領域には、毎日の湯を確保し続けることができる。
【0024】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0025】
図1は本発明の貯湯式電気温水器の構造図を示すものである。
【0026】
図1において、10は貯湯槽、11は貯湯槽10の上部に位置せしめたヒータ、12は貯湯槽10の上部に位置せしめた上部湯温検知器、13は貯湯槽10の下部領域の水または湯を貯湯槽10の上部領域に搬送する循環ポンプ、14は沸き上げ設定温度として中間沸き上げ設定温度T1と中間沸き上げ設定温度よりも高い最終沸き上げ設定温度T2を有し、この設定温度に応じて沸き上げ制御を行う沸き上げ制御器、14aは中間沸き上げ温度T1を設定する中間温度設定手段、14bは最終沸き上げ温度T2を設定する最終温度設定手段、15は貯湯槽10の下部に位置せしめた下部湯温検知器、16は貯湯槽10の中部に位置せしめた中部湯温検知器、17は全量沸上げ制御手段、18は追加追いだき制御手段、19は湯切れ追いだき制御手段、20は循環ポンプ13もしくは搬送経路の異常を検知する異常検知手段、21は異常を検知したときの循環ポンプ13の制御を行うポンプ異常制御手段、22は発生した異常を一時的に解除するポンプ異常解除手段による構成としてある。
【0027】
以上のように構成された貯湯式電気温水器について、以下その動作、作用を図2を用いて説明する。
【0028】
まず全量沸上げ制御手段17による沸き上げ開始時に、貯湯槽10の上部領域が水であった場合、沸き上げ制御器14の制御によりヒータ11が通電され、ヒータ11より上部領域が急速加熱され湯になる。上部湯温検知器12の検知温度が中間温度設定手段14aで設定した中間沸き上げ設定温度(T1)になると、循環ポンプ13のON/OFF制御を行い、貯湯槽10の上部領域に水を搬送させ、貯湯槽10の全量が中間沸き上げ設定温度(T1)になるように沸き上げる。全量沸き上げた後に、沸き上げ設定温度を最終温度設定手段14bで設定した最終沸き上げ設定温度(T2)に切り換え、貯湯槽10の全量が最終沸き上げ設定温度(T2)になるように、循環ポンプ13のON/OFF制御を行うことで再び沸き上げる。また、沸き上げ開始時に上部湯温検知器12の検知温度が中間沸き上げ設定温度(T1)以上であるときは、沸き上げ制御器14の制御によりヒータ11への通電を開始すると共に循環ポンプ13が駆動され、貯湯槽10の上部領域に水を搬送させる。このとき、ヒータ11の昇温能力よりも搬送されてくる水の撹拌による冷却能力が上回る循環量で循環ポンプ13を連続駆動させる。そして、上部湯温検知器12が中間沸き上げ設定温度(T1)を検知した時点で、貯湯槽10の全量を中間沸き上げ設定温度(T1)になるように循環ポンプ13のON/OFF制御を行う。
【0029】
中間沸き上げ設定温度(T1)または最終沸き上げ設定温度(T2)により貯湯槽10の全量を沸き上げるときの具体的な沸き上げ方法は、図3に示す通りの制御を行う。まず、そのときの設定温度(TOFF)よりも上部湯温検知器12の検知温度が高いときは、循環ポンプ13がONされる。循環ポンプ13の駆動により貯湯槽10の上部領域に水が搬送されてくることで湯温が低下し、設定温度(TOFF)まで達すると循環ポンプ13をOFFする。上部領域への水の搬送が停止するので、ヒータ12の加熱により湯温が上昇してくる。そして、上部湯温検知器12が設定温度(TOFF)より高い温度のポンプON温度(TON)を検知した時点で、循環ポンプ13をONさせる。以上の動作を繰り返し、設定温度(TOFF)の温度の湯がヒータ12の下部へと押し下げられていくことで、貯湯槽10の上部領域から下部領域に向けてお湯が貯湯されていき、全量を沸き上げていくことができる。
【0030】
また、沸き上げ設定温度の切り換えについては、次の通りの制御を行う。貯湯槽10の全量が沸き上がってくると、下部領域の水温も上昇してきて、循環ポンプ13が設定温度(tOFF)まで湯温を下げようと連続ONしていても上部領域の湯温は低下しなくなる。更に時間が経過すると、下部領域の水温も設定温度(tOFF)まで上昇してくるので、循環ポンプ13を連続ONしていても上部領域の湯温は上昇してくる。そして、上部湯温検知器12がポンプON温度(TON)よりも高い温度を検知したとき、沸き上げ設定温度を最終沸き上げ設定温度(T2)に切り換える。また、沸き上げの完了条件も同様に行う。貯湯槽10の全量が最終沸き上げ設定温度(T2)で沸き上がり、下部領域の湯温が上昇してくることで、上部湯温検知器12がそのときのポンプON温度(TON)よりも高い温度を検知したとき沸き上げ完了とする。
【0031】
これにより、沸き上げ開始時に貯湯槽10の上部領域に中間沸き上げ設定温度(T1)より高温の残り湯があることを上部湯温検知器12で検知すると、循環ポンプ13を駆動し貯湯槽10の下部領域の水で中間沸き上げ設定温度(T1)まで残り湯を撹拌冷却させ、次いで上部湯温検知器12に基づき貯湯槽10内全体の湯温を中間沸き上げ設定温度(T1)になるようにヒータ12と循環ポンプ13を制御した後に、貯湯槽10内全体の湯温が最終沸き上げ設定温度(T2)になるように制御することで、貯湯漕10内全量が中間沸き上げ設定温度(T1)になるまで中温を維持することになり、ヒータが常に高温湯温中にさらされることがなくなり、耐久性の向上を図ることができる。
【0032】
また、図4に示すように、多くの残り湯があるときの全量沸上げ制御手段17による沸き上げ開始時で、上部湯温検知器12の検知温度が中間沸き上げ設定温度(T1)以上のとき、沸き上げ制御器14の制御によりヒータ11への通電を開始すると共に循環ポンプ13が駆動され、貯湯槽10の上部領域に水が搬送されてきても、上部湯温検知器12の検知温度が中間沸き上げ設定温度(T1)まで低下しないときがある。このときの沸き上げ動作は次の通り行う。まず、循環ポンプ13が駆動され、貯湯槽10の上部領域に水が搬送されてくることで、上部湯温検知器12の検知温度が低下してくる。しかし、残り湯が多く貯湯槽10の下部領域まで撹拌が行われてくると、下部領域の湯温が上昇してくるので、上部湯温検知器12の検知温度は低下しなくなる。このとき上部湯温検知器12と下部湯温検知器15の温度差を判定し、第1の設定温度(K1)を下回った時点で、これ以上循環ポンプ13を駆動しても上部領域の湯温は低下しないと判定し、沸き上げ設定温度を最終沸き上げ設定温度(T2)に切り換える。
【0033】
これにより、貯湯槽10内に高温の残り湯が多く存在しているときで、循環ポンプ13を駆動し貯湯槽10の下部領域の水で中間沸き上げ設定温度(T1)まで残り湯を撹拌冷却させようとしても下がりきらないようなときでも、貯湯槽10の全量が撹拌され上部湯温検知器12と下部湯温検知器15の検知湯温差で撹拌状況を判定することで、沸き上げ設定温度を最終沸き上げ設定温度(T2)に切り換えることができ、貯湯槽10の上部領域から高温の湯で沸き上げを継続することができる。
【0034】
図5に示すように、最終沸き上げ設定温度(T2)で貯湯槽10の全量を沸き上げ完了した後に出湯され、下部湯温検知器15が予め設定された第2の設定温度(T3)を下回ったことを検知すると、追加追いだき制御手段18にて沸き上げを開始する。このときの沸上げは、沸き上げ設定温度を最終沸き上げ設定温度(T2)としてヒータ11と循環ポンプ13の制御を行い、貯湯槽10の上部領域から下部領域に向けてお湯を貯湯させ、全量を沸き上げていく。沸き上げの完了条件は全量沸上げ制御手段17と同じく、上部湯温検知器12がそのときのポンプON温度(TON)よりも高い温度を検知したとき沸き上げを終了する。
【0035】
これにより、下部湯温検知器15の取付位置まで出湯したことを検知して沸き上げを行うときに、最終沸き上げ設定温度(T2)での沸き上げを行うことで、貯湯漕10内の湯温を低下させることなく、出湯分の湯量を沸き上げることができる。
【0036】
また、図6に示すように、最終沸き上げ設定温度(T2)で貯湯槽10の全量を沸き上げ完了した後に出湯され、貯湯槽10の中部に位置せしめた中部湯温検知器16が予め設定された第3の設定温度(T4)を下回ったことを検知すると、湯切れ追いだき制御手段19にて沸き上げを開始する。このときの沸上げは、沸き上げ設定温度を最終沸き上げ設定温度(T2)としてヒータ11と循環ポンプ13の制御を行い、貯湯槽10の上部領域から下部領域に向けてお湯を貯湯させ、沸き上げていく。沸き上げの完了条件は中部湯温検知器16が予め定められた前記第3の設定温度(T4)より高温の第4の設定温度(T5)を上回ったときとする。或いは、図7に示すように、沸き上げの完了条件は予め設定された第1の設定時間(H1)が経過時点とする。
【0037】
これにより、中部湯温検知器16の取付位置まで出湯したことを検知して沸き上げを行うときに、最終沸き上げ設定温度(T2)での沸き上げを行うことで、貯湯漕10内の湯温を低下させることなく、湯切れをしないようにある程度の湯量を確保する沸き上げができる。
【0038】
また、沸き上げ完了時の異常を検知する手段について、図8のフローチャートを用いて説明する。
【0039】
まず、現在沸き上げ中の制御手段がどの沸き上げであるのかを判定する(図8の処理31、以下、単に処理31のように記す)。そして、全量沸上げ制御手段17または追加追いだき制御手段18であると判定すると、上部湯温検知器12による沸き上げ完了条件まで沸き上げを行う(処理32)。沸き上げ完了条件になるとヒータ12、循環ポンプ13を停止する(処理33)。そして、異常検知手段20により、沸き上げ完了時点の上部湯温検知器12の検知温度(Ttop)と下部温度検知器15或いは、中部温度検知器16の検知温度(Tunder)との差を予め設定された第5の設定温度(K2)と比較する(処理34)。このときの湯温差が第5の設定温度(K2)以下であれば、正常に沸き上げが完了したとして終了する。湯温差が第5の設定温度(K2)以上であれば、貯湯槽10の上部領域への水の搬送量が減少または、停止したとして、ポンプ異常制御手段21によるポンプ異常処理を行う。まず、循環ポンプ13をONさせ(処理35)、そしてOFFする(処理36)。これを予め設定された所定回数行い(処理37)、所定回数終了後、再び循環ポンプ13をONする(処理38)。このときの循環ポンプ13の駆動で、上部湯温検知器12の検知温度(Ttop)が予め定められた第6の設定温度(T6)まで湯温が低下したことを検知すると、(処理39)沸き上げを再開させる(処理40)。検知温度(Ttop)が第6の設定温度(T6)まで湯温が低下せず、予め定められた第2の設定時間(H2)が経過すると(処理41)、異常を確定させる(処理42)。また、現在沸き上げ中の制御手段が湯切れ追いだき制御手段19であると判定して時は以下の処理を行う。まず、湯切れ追いだき制御手段19の沸き上げ完了条件である、中部湯温検知器16が第4の設定温度(T5)を上回るか、第1の設定時間(H1)が経過するまで沸き上げを行う(処理43)。上記の沸き上げ完了条件が成立すると、ヒータ12、循環ポンプ13を停止させ(処理45)、沸き上げを終了する。上記の沸き上げ完了条件が成立する前に、上部湯温検知器12が全量沸上げ制御手段17或いは、追加追いだき制御手段18の沸き上げ完了条件を検知(処理44)すれば、貯湯槽10の上部領域への水の搬送量が減少または、停止したとして、ポンプ異常制御を行う。以降の処理は、前述の全量沸上げ制御手段17或いは、追加追いだき制御手段18のポンプ異常制御と同じである。
【0040】
これにより、循環ポンプ13の停止と駆動を所定回数繰り返し行うことで、ゴミ噛み等による異常の場合に正常に復帰できる場合があり、上部湯温検知器が温度低下を検知し、正常に復帰したと判定し再度沸き上げを行うことで、貯湯槽内の湯を確保することができる。
【0041】
また、ポンプ異常が確定している状態で、深夜電力による貯湯槽10の全量沸き上げを開始する条件になると、ポンプ異常を解除して沸き上げを行うポンプ異常解除手段22を有する構成となっている。
【0042】
これにより、貯湯槽10の全量の沸き上げを行う条件のとき、異常を解除して沸き上げを行うので、毎日毎回ポンプ異常制御手段21によるゴミ噛み制御処理を行う。これにより、正常に復帰できる場合があり、正常な沸き上げを再開できる。また、正常に復帰しない場合でもヒータ上部の領域には、毎日の湯を確保し続けることができる。
【0043】
【発明の効果】
以上のように、請求項1に記載の発明によれば、貯湯漕内全量が中間沸き上げ設定温度になるまで中温が維持せれ、ヒータが常に高温湯温中にさらされることがなくなり、耐久性の向上を図ることができる。
【0044】
また、請求項2に記載の発明によれば、中間沸き上げ設定温度まで残り湯を撹拌冷却させようとしても下がりきらないようなときでも、沸き上げ設定温度を最終沸き上げ設定温度に切り換えることで、貯湯槽の上部領域から高温の湯で沸き上げを継続することができる。
【0045】
また、請求項3に記載の発明によれば、貯湯漕内の湯温を低下させることなく、出湯分の湯量を沸き上げることができる。
【0046】
また、請求項4に記載の発明によれば、貯湯槽下部領域の水を貯湯槽上部領域に搬送する循環ポンプもしくは搬送経路の異常を検知した湯温差で判定すると、循環ポンプの停止と駆動を所定回数繰り返し行うことで、ゴミ噛み等による異常の場合に正常に復帰できる場合があり、正常な沸き上げを継続できる。
【0047】
また、請求項5に記載の発明によれば、中部湯温検知器の取付位置まで出湯したことを検知して沸き上げを行うときに、最終沸き上げ設定温度での沸き上げを行うことで、貯湯漕上部領域の湯温を低下させることなく、一定量の湯量の確保を継続することができる。
【0048】
また、請求項6に記載の発明によれば、貯湯槽下部領域の水を貯湯槽上部領域に搬送する循環ポンプもしくは搬送経路の異常を検知した湯温差で判定すると、循環ポンプの停止と駆動を所定回数繰り返し行うことで、ゴミ噛み等による異常の場合に正常に復帰できる場合があり、正常な沸き上げを継続できる。
【0049】
また、請求項7に記載の発明によれば、異常制御により上部湯温検知器が温度低下を検知し、正常に復帰したと判定れば、再度沸き上げを行い、貯湯槽内の湯を必要量確保することができる。
【0050】
また、請求項8に記載の発明によれば、毎日毎回ポンプ異常制御手段によるゴミ噛み制御処理を行うことで、正常に復帰できる場合があり、正常な沸き上げを再開することができ、正常に復帰しない場合でもヒータ上部の領域には、毎日の湯を確保し続けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の貯湯式電気温水器の構造図
【図2】同電気温水器の全量沸き上げ制御の動作説明図
【図3】同電気温水器の全量沸き上げ制御の動作説明図
【図4】同電気温水器の全量沸き上げ制御の動作説明図
【図5】同電気温水器の追加追いだき制御の動作説明図
【図6】同電気温水器の湯切れ追いだき制御の動作説明図
【図7】同電気温水器の湯切れ追いだき制御の動作説明図
【図8】同電気温水器の異常動作時の動作を示すフローチャート
【図9】従来の貯湯式電気温水器の構造図
【符号の説明】
10 貯湯槽
11 ヒータ
12 上部湯温検知器
13 循環ポンプ
14 沸き上げ制御器
14a 中間温度設定手段
14b 最終温度設定手段
15 下部湯温検知器
16 中部湯温検知器
17 全量沸上げ制御手段
18 追加追いだき制御手段
19 湯切れ追いだき制御手段
20 異常検知手段
21 ポンプ異常制御手段
22 ポンプ異常解除手段

Claims (8)

  1. 貯湯槽と、前記貯湯槽の上部に位置せしめたヒータと、前記貯湯槽上部に位置せしめた上部湯温検知器と、前記貯湯槽下部領域の水または湯を前記貯湯槽上部領域に搬送する循環ポンプと、沸き上げ設定温度として中間沸き上げ設定温度と最終沸き上げ設定温度を有し、この設定温度に応じて沸き上げ制御を行う沸き上げ制御器を備え、前記沸き上げ制御器は、沸き上げ開始時に貯湯槽上部領域に中間沸き上げ設定温度より高温の残り湯があることを上部湯温検知器で検知すると、循環ポンプを駆動し貯湯槽下部領域の水で中間沸き上げ設定温度まで残り湯を撹拌冷却させ、次いで上部湯温検知器に基づき貯湯槽内全体の湯温を中間沸き上げ設定温度になるように前記ヒータと前記循環ポンプを制御した後に、貯湯槽内全体の湯温が最終沸き上げ設定温度になるように前記ヒータと前記循環ポンプを制御する全量沸上げ制御手段を有する貯湯式電気温水器。
  2. 貯湯槽の下部に位置せしめた下部湯温検知器を備え、中間沸き上げ設定温度でヒータと循環ポンプを制御中に、上部湯温検知器と下部湯温検知器の検知した湯温差が予め設定された第1の設定温度を下回ったとき、沸き上げ設定温度を最終沸き上げ設定温度に切り換え、前記ヒータと前記循環ポンプの制御を行う全量沸上げ制御手段を有する請求項1記載の貯湯式電気温水器。
  3. 最終沸き上げ設定温度で貯湯槽の全量沸き上げ完了後の出湯で、下部湯温検知器が予め設定された第2の設定温度を下回ったことを検知すると、前記貯湯槽内全体の湯温を最終沸き上げ設定温度になるように上部湯温検知器の検知温度に基づき、ヒータと循環ポンプを制御する追加追いだき制御手段を有する請求項1記載の貯湯式電気温水器。
  4. 貯湯槽の全量沸き上げ完了後の上部温度検知器と下部温度検知器もしくは上部温度検知器と中部温度検知器の検知した湯温差が予め設定された第5の設定温度を上回っていれば、異常を検知する異常検知手段を備え、異常発生時には循環ポンプの停止と駆動を所定回数繰り返し行うポンプ異常制御手段を有する請求項3記載の貯湯式電気温水器。
  5. 最終沸き上げ設定温度で貯湯槽の全量沸き上げ完了後の出湯で、前記貯湯槽中部に位置せしめた中部湯温検知器が予め設定された第3の設定温度を下回ったことを検知すると、前記貯湯槽内の湯温を予め設定された第1の設定時間あるいは中部湯温検知器が予め定められた前記第3の設定温度より高温の第4の設定温度を上回るまで、前記貯湯槽の上部領域が前記最終沸き上げ設定温度になるように上部湯温検知器の検知温度に基づき、ヒータと循環ポンプを制御する湯切れ追いだき制御手段を有する請求項1記載の貯湯式電気温水器。
  6. 上部湯温検知器の検知温度に基づく湯切れ追いだき制御手段での沸き上げ中に、貯湯槽全量を沸き上げたことを検知する異常検知手段を備え、異常発生時には循環ポンプの停止と駆動を所定回数繰り返し行うポンプ異常制御手段を有する請求項5記載の貯湯式電気温水器。
  7. 異常発生のときの循環ポンプの停止と駆動を所定回数繰り返した後に再度循環ポンプを駆動させ、予め定められた第2の設定時間までに上部湯温検知器が予め定められた第6の設定温度まで湯温が低下したことを検知すると沸き上げを再開させ、前記第2の設定時間が経過すると循環ポンプを停止させるポンプ異常制御手段を有する請求項4または6記載の貯湯式電気温水器。
  8. ポンプ異常が確定している状態で深夜電力による貯湯槽の全量沸き上げを開始する条件になると、ポンプ異常を解除して沸き上げを行うポンプ異常解除手段を有する請求項4または6記載の貯湯式電気温水器。
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