JP2579080B2 - 蓄熱式熱源ユニット - Google Patents

蓄熱式熱源ユニット

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蓄熱槽、熱源装置、負
荷装置の順に熱媒を循環させる循環路、負荷装置からの
戻り熱媒を蓄熱槽に対して迂回させる迂回路、蓄熱槽の
熱媒通過量と迂回路の熱媒通過量との比を調整する弁装
置を設けた蓄熱式熱源ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記の如き蓄熱式熱源ユニットに
おいては、図3に示すように、ユニット全体の運転制御
を司るユニット制御盤Xを設け、このユニット制御盤X
に、蓄熱槽1の蓄熱残量Qを所定の消費計画Lに沿って
減少させるように負荷装置3の検出負荷に応じて、蓄熱
槽1の熱媒通過量G1と迂回路6の熱媒通過量G2との
比(すなわち、蓄熱槽1からの蓄熱量取り出し状態)を
決定する弁制御部X1、及び、その弁制御部X1の決定
流量比と負荷装置3の検出負荷とに基づき、蓄熱槽1か
らの取り出し熱量と熱源装置2の温調出力との和が負荷
装置3の負荷に見合った値となるような熱源装置2の必
要温調出力を演算する出力制御部X2を設け、また、熱
源装置2には、外部からの電気信号による遠隔指令に従
って熱源装置2の温調出力を調整する外部入力型制御盤
Yを装備し、もって、ユニット制御盤Xにおける弁制御
部X1からの電気的遠隔指令aにより、蓄熱槽1の熱媒
通過量G1と迂回路6の熱媒通過量G2との比を弁制御
部X1の決定流量比とするように、弁装置10を制御す
るとともに、同様に、ユニット制御盤Xにおける出力制
御部X2から熱源装置2の装備制御盤Yに付与する電気
的遠隔指令bにより、熱源装置2の温調出力を出力制御
部X2により演算した必要温調出力とするように、熱源
装置2を制御する構成としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のユ
ニット構成では、ユニット制御盤Xからの電気的遠隔指
令bをもって熱源装置2の温調出力を調整する遠隔制御
構成を必要とするために、また、設置条件によっては熱
源装置2とユニット制御盤Xの設置箇所が大きく隔たる
ために、制御構成についてコストが高く付くとともに設
置施工性も悪い問題があった。
【0004】本発明の目的は、この種の蓄熱式熱源ユニ
ットにおける制御構成を簡略化する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による蓄熱式熱源
ユニットの特徴構成は、蓄熱槽、熱源装置、負荷装置の
順に熱媒を循環させる循環路、前記負荷装置からの戻り
熱媒を前記蓄熱槽に対して迂回させる迂回路、及び、前
記蓄熱槽の熱媒通過量と前記迂回路の熱媒通過量との比
を調整する弁装置を設けた構成において、前記蓄熱槽に
おける蓄熱残量を所定の消費計画に沿って減少させるよ
うに、前記負荷装置における負荷に応じて前記弁装置を
調整する弁制御手段を設け、その弁制御手段とは独立し
て、前記熱源装置の出口熱媒温度又は入口熱媒温度の検
出に基づき、前記熱源装置の出口熱媒温度が所定目標値
となるように、前記熱源装置の温調出力を調整する出力
制御手段を設けたことにあり、その作用・効果は次の通
りである。
【0006】
【作用】つまり、上記の特徴構成においては、弁制御手
段による弁装置調整により、蓄熱槽における蓄熱残量が
所定の消費計画に沿って減少するように、負荷装置の負
荷に応じ蓄熱槽の熱媒通過量と迂回路の熱媒通過量との
比が調整され、また、この比調整により、熱源装置への
熱媒給送温度、すなわち、熱源装置の入口熱媒温度が、
蓄熱槽の蓄熱残量を所定消費計画に沿って減少させるこ
とと負荷装置の負荷との関連において変更される。
【0007】そして、この入口熱媒温度の変更、ない
し、それに伴う熱源装置の出口熱媒温度変化に対し、そ
れら入口熱媒温度又は出口熱媒温度の検出に基づき出力
制御手段が、弁制御手段とは独立(電気的に独立)し
て、熱源装置の出口熱媒温度を所定目標値とするように
熱源装置の温調出力を調整し、この温調出力調整によ
り、蓄熱槽からの取り出し熱量と熱源装置の温調出力と
の和が負荷装置の負荷に見合う状態に調整・維持され
る。
【0008】
【発明の効果】以上、作用の結果、本発明によれば、弁
制御手段とは電気的に独立して、熱源装置の入口熱媒温
度又は出口熱媒温度の検出に基づき熱源装置を自立出力
制御させる形態となることにより、先述の従来ユニット
に比べ制御構成を簡略化でき、これによって、コストを
低減し得るとともに設置施工性を向上し得るに至った。
【0009】
【実施例】次に実施例を説明する。
【0010】図1は空調用の蓄熱式冷熱源ユニットを示
し、潜熱蓄熱材を収容した蓄熱槽1、ヒートポンプ2、
負荷熱交換器3の順に循環ポンプ4によりブラインを循
環させる循環路5を設け、負荷熱交換器3からの戻りブ
ラインを蓄熱槽1に対し迂回させる迂回路6、及び、ヒ
ートポンプ2からの供給ブラインを負荷熱交換器3に対
して迂回させる蓄熱用流路7を設けてある。
【0011】8は冷房運転時に開き、かつ、蓄冷運転時
に閉じる弁、9は逆に冷房運転時に閉じ、かつ、蓄冷運
転時に開く弁であり、これら弁8,9の開閉により、冷
房運転時には、蓄熱槽1、ヒートポンプ2、負荷熱交換
器3にわたりブラインを循環させて、蓄熱槽1の蓄熱冷
熱及びヒートポンプ2の発生冷熱を負荷熱交換器3に与
え、一方、蓄冷運転時(一般に夜間の所定時間帯)に
は、蓄熱用流路7を用いて負荷熱交換器3を迂回させた
状態でヒートポンプ2と蓄熱槽1とにわたりブラインを
循環させて、ヒートポンプ2の発生冷熱を蓄熱槽1に蓄
熱するようにしてある。
【0012】また、10は蓄熱槽1のブライン通過量G
1と迂回路6のブライン通過量G2との比を調整する三
方弁であり、冷房運転時において、この三方弁10の調
整により蓄熱槽1からの冷熱取り出し量を調整するよう
にしてある。
【0013】11は冷熱消費装置としての空調機であ
り、負荷熱交換器3と空調機11とにわたり冷水ポンプ
12により冷水を循環させる負荷側循環路13を設け、
冷房運転時において、負荷熱交換器3でブラインと熱交
換させて冷却した冷水を空調機11に循環供給し、この
供給冷水の保有冷熱により冷房を実施するようにしてあ
る。
【0014】14は蓄熱槽1の入口ブライン温度T1を
検出するセンサ、15は蓄熱槽1の出口ブライン温度T
2を検出するセンサ、16は蓄熱槽1のブライン通過量
G1を検出するセンサ、17は蓄熱槽1の通過ブライン
と迂回路6の通過ブラインとの合流後のブライン温度T
m(すなわち、ヒートポンプ2への給送ブライン温度)
を検出するセンサであり、また、18は負荷熱交換器3
の冷却負荷情報として負荷熱交換器3の入口冷水温度t
i(すなわち、空調機11からの戻り冷水温度)を検出
するセンサである。
【0015】19は各センサ14,15,16,17の
検出情報に基づいて三方弁10を制御する弁制御器であ
り、この弁制御器19には、冷房運転時において、蓄熱
槽1の入口ブライン温度T1と出口ブライン温度T2と
の温度差、及び、蓄熱槽1のブライン通過量G1に基づ
き、単位時間当たりの蓄熱冷熱消費量qを演算するとと
もに、その蓄熱冷熱消費量qの積算値Σqを演算し、そ
して、実験値として設定されている、ないし、計測値と
して保有している蓄冷運転完了時の冷熱蓄熱量Qfから
上記積算値Σqを減算することにより各時点の蓄熱残量
Q(=Qf−Σq)を判定する判定部19a、ヒートポ
ンプ2への給送ブライン温度Tmとして予め三種の温度
Tm1,Tm2,Tm3を設定してあることに対し、上
記判定部19aによる判定蓄熱残量Qと所定の蓄熱残量
消費計画Lとの比較結果、及び、負荷熱交換器3の冷却
負荷情報としての負荷熱交換器3の入口冷水温度tiに
応じ、蓄熱残量Qを所定消費計画Lに沿って減少させる
に適したヒートポンプ2への給送ブライン温度Tmを、
それら三種の温度Tm1,Tm2,Tm3の中から択一
的に選択する温度決定部19b、並びに、センサ17に
より検出されるヒートポンプ2への給送ブライン温度T
mが温度決定部19bによる決定温度になるように、三
方弁10を調整する弁調整部19c、の夫々を設けてあ
る。
【0016】尚、蓄熱残量消費計画Lとしては、図2に
実線で示すように、冷房運転時間帯が例えば午前8時か
ら午後6時であることに対し、蓄熱残量Qを冷房運転時
間帯の開始時から一定の減少率で減少させて、冷房運転
時間帯の終了時に蓄熱残量Qをほぼ0とするものや、図
2に破線で示すように、冷房運転時間帯において冷房負
荷ピーク時Pにおける蓄熱残量減少率(消費率)を他の
時刻よりも大きくした状態で蓄熱残量Qを減少させて、
冷房運転時間帯の終了時に蓄熱残量Qをほぼ0とするも
の等、冷房運転計画に応じて適宜決定する。
【0017】一方、ヒートポンプ2には、ヒートポンプ
2の入口ブライン温度T3(=Tm)を検出するセンサ
20、ヒートポンプ2の出口ブライン温度T4を検出す
るセンサ21、及び、それらセンサ20,21の検出情
報に基づき前記の弁制御器19とは独立してヒートポン
プ2の冷却出力を自動調整する出力制御器22を付帯装
備してあり、この出力制御器22は、ヒートポンプ2の
冷却出力を100%出力、50%出力、0%出力(ヒー
トポンプ停止)の三段階に調整することにおいて、セン
サ21により検出される出口ブライン温度T4が、負荷
熱交換器3への供給目標ブライン温度TOよりも少し低
温(例えばTO−1℃)に設定してある下限ブライン温
度TLにまで低下する毎に冷却出力を一段階低下させる
とともに、その出力低下後も検出出口ブライン温度T4
が下限ブライン温度TL以下のままで所定時間経過した
ときには更に冷却出力を一段階低下させ、また、センサ
20により検出される入口ブライン温度T3が冷却出力
の一段階低下時における温度から所定温度差dT上昇す
るごとに冷却出力を一段階増大させる構成としてある。
【0018】そして、ヒートポンプ2の100%出力運
転時における入口ブライン温度T3と出口ブライン温度
T4との温度差がHであることに対し、冷却出力増大の
判定基準とする上記の所定温度差dTにはH/2を設定
(dT=H/2)してあり、また、前記弁制御器19の
温度決定部19cに選択させるヒートポンプ2への三種
の給送ブライン温度Tm1,Tm2,Tm3としては、
それらのうち最も低温のものTm1に負荷熱交換器3へ
の供給目標ブライン温度TOを設定(Tm1=TO)
し、他のものTm2,Tm3には最低温のものTm1か
らH/2間隔で異なる温度を設定(Tm2=Tm1+H
/2,Tm3=Tm1+H)を設定してある。
【0019】つまり、冷房運転時において、蓄熱槽1の
蓄熱残量Qを所定の消費計画Lに沿って減少させるよう
に、負荷熱交換器3の負荷に応じ蓄熱槽1のブライン通
過量G1と迂回路6のブライン通過量G2との比を調整
するにあたり、ヒートポンプ2への給送ブライン温度T
mを、ヒートポンプ2の入口ブライン温度T3と出口ブ
ライン温度T4との検出に基づくヒートポンプ出力制御
に関連させた三種の温度Tm1,Tm2,Tm3から選
択する形態で、弁制御器19に三方弁10を制御させる
ことにより、その給送ブライン温度Tmの変更に伴い、
ヒートポンプ2に付帯の出力制御器22をもってヒート
ポンプ2を自立出力制御させ、そして、この自立出力制
御によりヒートポンプ2の出口ブライン温度T4を負荷
熱交換器3への供給目標ブライン温度TO近傍に保っ
て、蓄熱槽1からの蓄熱冷熱の取り出し量とヒートポン
プ2の発生冷熱との和が負荷熱交換器3の負荷(換言す
れば、空調器11の冷房負荷)に見合う状態を維持する
ようにしてある。
【0020】尚、各温度諸元の具体的一例としては、次
の各値を挙げることができる。 TO=5.0℃ (Tm1=5℃) TL=4.0℃ H =3.0℃deg (dT =1.5℃deg) (Tm2=6.5℃deg) (Tm3=8.0℃deg) 負荷熱交換器3における入口冷水温度tiの変化巾 約
7〜12℃ 空調機11への供給目標冷水温度 to=7℃
【0021】そして、上記温度諸元における具体的制御
動作の一例を挙げれば、 (イ)今、冷房負荷が大きくて負荷熱交換器3の入口冷
水温度tiが12℃と高い場合(ti−to=5℃de
g)、弁制御器19による三方弁10制御によりヒート
ポンプ2への給送ブライン温度Tmを、三者Tm1,T
m2,Tm3のうち最も高温のTm3に調整させる(T
m=Tm3=8℃(=T3))。
【0022】そして、ヒートポンプ2の入口ブライン温
度T3が8℃と高い(T3>TL+2dT)ことに対
し、ヒートポンプ2は100%出力(T3−T4=H)
で運転させ、ヒートポンプ2の出口ブライン温度T4
(すなわち、負荷熱交換器3への供給ブライン温度)を
5℃(=Tm3−H)とする。
【0023】(ロ)上記の大負荷状態から冷房負荷が減
少して負荷熱交換器3の入口冷水温度tiが例えば1
0.5℃となると(ti−to=3.5℃deg)、弁
制御器19による三方弁10制御によりヒートポンプ2
への給送ブライン温度Tmを、三者Tm1,Tm2,T
m3のうち中間温のTm2に変更させる(Tm=Tm2
=6.5℃(=T3))。
【0024】この結果、100%出力(T3−T4=
H)で運転しているヒートポンプ2の出口ブライン温度
T4が3.5℃(=Tm2−H)となって下限ブライン
温度TL(=4.0℃)よりも低温となることに基づ
き、ヒートポンプ2の出力を50%出力(T3−T4=
H/2)に切り換えさせ、これによって、ヒートポンプ
2の出口ブライン温度T4が5℃(=Tm2−H/2)
になる。
【0025】(ハ)上記(ロ)の状態から冷房負荷が更
に減少して負荷熱交換器3の入口冷水温度tiが例えば
9℃となると(ti−to=2.0℃deg)、弁制御
器19による三方弁10制御によりヒートポンプ2への
給送ブライン温度Tmを、三者Tm1,Tm2,Tm3
のうち最も低温のTm1に変更させる(Tm=Tm1=
5℃(=T3))。
【0026】この結果、50%出力(T3−T4=H/
2)で運転しているヒートポンプ2の出口ブライン温度
T4が3.5℃(=Tm1−H/2)となって下限ブラ
イン温度TL(=4℃)よりも低温となることに基づ
き、ヒートポンプ2の出力を0%出力(T3=T4、ヒ
ートポンプ停止)に切り換えさせ、これによって、ヒー
トポンプ2の出口ブライン温度T4が5℃(=Tm1)
になり、負荷熱交換器3における負荷を蓄熱槽1からの
取り出し冷熱だけで賄う状態になる。
【0027】(ニ)そして、逆に、上記(ハ)の状態か
ら冷房負荷が増大して負荷熱交換器3の入口冷水温度t
iが10.5℃となると、弁制御器19による三方弁1
0制御によりヒートポンプ2への給送ブライン温度Tm
をTm1からTm2に変更させ、この変更によりヒート
ポンプ2の入口ブライン温度T3が5℃(=Tm1)か
ら6.5℃(=Tm2)へ上昇(Tm2−Tm1=d
T)することに基づき、ヒートポンプ2の出力を50%
出力(T3−T4=H/2)に切り換えさせ(すなわ
ち、上記(ロ)の状態に復帰させ)、これによって、ヒ
ートポンプ2の出口ブライン温度T4が5℃(Tm2−
H/2)になる。また、上記(ロ)の状態から冷房負荷
が増大して負荷熱交換器3の入口冷水温度tiが12℃
となると、弁制御器19による三方弁10制御によりヒ
ートポンプ2への給送ブライン温度TmをTm2からT
m3に変更させ、この変更によりヒートポンプ2の入口
ブライン温度T3が6.5℃(=Tm2)から8℃(=
Tm3)へ上昇(Tm3−Tm2=dT)することに基
づき、ヒートポンプ2の出力を100%出力(T3−T
4=H)に切り換えさせ(すなわち、上記(イ)の状態
に復帰させ)、これによって、ヒートポンプ2の出口ブ
ライン温度T4は5℃(Tm3−H)になる。
【0028】〔別実施例〕次に別実施例を列記する。
【0029】前述実施例においては、熱源装置としての
ヒートポンプ2に冷熱を発生させ、また、蓄熱槽1に冷
熱を蓄熱して、それら冷熱により冷房を実施する例を示
したが、本発明は、熱源装置2に温熱を発生させ、ま
た、蓄熱槽1に温熱を蓄熱して、それら温熱により暖房
等を実施する場合にも適用できる。
【0030】熱源装置2はヒートポンプに限定されるも
のではなく、また、熱媒もブラインに限定されるもので
はない。
【0031】負荷装置3は前述実施例の如き冷房用や暖
房用の熱交換器に限らず、どのような用途のものであっ
てもよい。
【0032】蓄熱残量Qを所定消費計画Lに沿って減少
させるための弁制御手段19による弁装置10の調整、
すなわち、蓄熱槽1の熱媒通過量G1と迂回路6の熱媒
通過量G2との比の調整において、熱源装置2への熱媒
給送温度Tmを複数段に変更する場合、その変更段数は
三段に限定されるものではなく、また、熱源装置2への
熱媒給送温度Tmを無段階に変更する構成を採用しても
よい。
【0033】熱源装置2の入口熱媒温度T3又は出口熱
媒温度T4に基づき、出口熱媒温度T4が所定目標値T
Oとなるように、熱源装置2の温調出力を調整する出力
制御手段22の具体的調整制御形態は種々の構成変更が
可能であり、また、弁制御手段19による熱媒給送温度
Tmの複数段変更に応じ熱源装置2の温調出力を複数段
に調整する構成に代えて、弁制御手段19による熱媒給
送温度Tmの無段階変更に応じ熱源装置2の温調出力を
無段階に調整する構成を採用してもよい。
【0034】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするため符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ユニット構成図
【図2】蓄熱残量消費計画を示すグラフ
【図3】従来のユニット構成を示す図
【符号の説明】
1 蓄熱槽 2 熱源装置 3 負荷装置 5 循環路 6 迂回路 G1 熱媒通過量 G2 熱媒通過量 10 弁装置 Q 蓄熱残量 L 消費計画 19 弁制御手段 T4 出口熱媒温度 T3 入口熱媒温度 TO 所定目標値 22 出力制御手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄熱槽(1)、熱源装置(2)、負荷装
    置(3)の順に熱媒を循環させる循環路(5)、前記負
    荷装置(3)からの戻り熱媒を前記蓄熱槽(1)に対し
    て迂回させる迂回路(6)、及び、前記蓄熱槽(1)の
    熱媒通過量(G1)と前記迂回路(6)の熱媒通過量
    (G2)との比を調整する弁装置(10)を設けた蓄熱
    式熱源ユニットであって、 前記蓄熱槽(1)における蓄熱残量(Q)を所定の消費
    計画(L)に沿って減少させるように、前記負荷装置
    (3)における負荷に応じて前記弁装置(10)を調整
    する弁制御手段(19)を設け、その弁制御手段(1
    9)とは独立して、前記熱源装置(2)の出口熱媒温度
    (T4)又は入口熱媒温度(T3)の検出に基づき、前
    記熱源装置(2)の出口熱媒温度(T4)が所定目標値
    (TO)となるように、前記熱源装置(2)の温調出力
    を調整する出力制御手段(22)を設けた蓄熱式熱源ユ
    ニット。
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