JP4123236B2 - 半導体発光素子の製造方法 - Google Patents
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Description
上記目的を達するために、発明者等は上記課題を解決するべく鋭意努力し研究を行った結果、本発明に到達した。
本発明の一実施例にかかる、図2のような構造の発光波長630nm付近の赤色発光ダイオード用エピタキシャルウェハを作製した。
実施例2として、図2に示した構造の発光波長630nm付近の赤色発光ダイオード用エピタキシャルウェハを作製した。
比較例1として、図4に示した構造の発光波長630nm付近の赤色発光ダイオード用エピタキシャルウェハを作製した。
比較例2として、図2に示した構造の発光波長630nm付近の赤色発光ダイオード用エピタキシャルウェハを作製した。
比較例3として、図2に示した構造の発光波長630nm付近の赤色発光ダイオード用エピタキシャルウェハを作製した。
第1に、前記p型クラッド層に接していない側のGaP電流分散層7の本領域部分(区間B2)の成長温度T3が650℃以下であると、該GaP電流分散層7の表面に前記凸状の欠陥が多数出る。このため、プロセス工程でのエピタキシャルウェハ割れ等の問題が出る。また、この凸状欠陥があると、理由は定かではないが、逆方向電圧不良やリーク電流不良が多発する。現状では恐らくGaP電流分散層7の成長温度が低いことで炭素(C)の量、つまりオートドーピングされたCの影響により、逆方向電圧不良やリーク電流不良が起こるのではないかと考えている。
[変形例1]
上記実施例では、成長温度変更時には温度が安定してから成長を開始しているが、本発明においては、温度変更時において温度の安定を待たずに成長を開始することもでき、この場合にも同様な効果が得られる。
上記実施例の場合、拡散抑止層を特には設けていないが、前記活性層5と前記第二導電型クラッド層6の間に、Znの拡散を抑止する拡散抑止層を設ける構造とすることもでき、この構造の下でも同様に本発明の効果を得ることができる。
上記実施例では、発光波長630nm帯の赤色LEDを製造例としたが、同じAlGaInP系の材料で製作される発光波長560〜650nmmのLEDに対して本発明を適しても同様な効果を得ることができる。
前記バッファ層2及び光反射層である前記DBR層3がない構造でも、本発明と同様の効果が得られる。
上記実施例では第二導電型決定不純物をZnとしたが、Mgにしても同様の効果が得られる。
上記実施例では、表面電極と金属層の形状は、円形であるが、異形状、例えば四角、菱形、多角形等でも同様の効果が得られる。
2 n型GaAsバッファ層(第一導電型バッファ層)
3 n型光反射層(DBR層)
4 n型AlGaInPクラッド層(第一導電型クラッド層)
5 アンドープAlGaInP活性層
6 p型AlGaInPクラッド層(第二導電型クラッド層)
7 p型GaP電流分散層(第二導電型電流分散層)
8 表面電極(p側オーミック接触電極)
9 裏面電極(n側共通電極)
10 p型順方向電圧低減層
Claims (7)
- 気相成長法を用いて、第一導電型基板上に、第一導電型クラッド層、活性層及び第二導電型クラッド層で構成される発光部を形成し、その上に第二導電型のGaP若しくはGaAsPからなる電流分散層を形成するIII−V族半導体発光素子の製造方法において、
前記第二導電型電流分散層の第二導電型クラッド層側の部分の成長温度を前記発光部の成長温度よりも低い570℃〜630℃に設定し、且つ前記第二導電型電流分散層の第二導電型クラッド層側に接していない部分の途中から該第二導電型電流分散層の成長温度を前記発光部の成長温度よりも高い655℃〜665℃に設定して、前記第二導電型電流分散層の第二導電型クラッド層側の部分の膜厚を300nm〜1000nmで成長することを特徴とする半導体発光素子の製造方法。 - 気相成長法を用いて、第一導電型基板上に、第一導電型クラッド層、活性層及び第二導電型クラッド層で構成される発光部を形成し、その上に第二導電型のGaP若しくはGaAsPからなる電流分散層を形成するIII−V族半導体発光素子の製造方法において、
前記第二導電型クラッド層の途中から前記第二導電型電流分散層の第二導電型クラッド層に接する側の部分までの成長温度を、前記活性層の成長温度よりも低い570℃〜630℃に設定し、その後の残りの第二導電型電流分散層の第二導電型クラッド層側に接していない部分の成長温度を前記活性層の成長温度よりも高い655℃〜665℃に設定して、前記第二導電型電流分散層の第二導電型クラッド層側の部分の膜厚を300nm〜1000nmで成長することを特徴とする半導体発光素子の製造方法。 - 請求項1又は2記載の半導体発光素子の製造方法において、
前記活性層と前記第二導電型クラッド層の間に、該活性層以上のバンドギャップを有するアンドープ層若しくは低不純物濃度の第二導電型層を形成することを特徴とする半導体発光素子の製造方法。 - 気相成長法を用いて、第一導電型の半導体基板上に、第一導電型クラッド層、活性層及び第二導電型クラッド層で構成される発光部を形成し、その上に第二導電型のGaP若しくはGaAsPからなる電流分散層を形成するIII−V族半導体発光素子の製造方法において、
前記活性層と前記第二導電型クラッド層の間に、該活性層以上のバンドギャップを有するアンドープ層若しくは低不純物濃度の第二導電型層を形成し、
前記活性層と前記第二導電型クラッド層の間に設けられた層の成長開始時か若しくは成長途中から、前記第二導電型電流分散層の第二導電型クラッド層に接する側の部分までの成長温度を、前記活性層の成長温度よりも低い570℃〜630℃に設定し、その後の残りの第二導電型電流分散層の第二導電型クラッド層側に接していない部分の成長温度を前記活性層の成長温度よりも高い655℃〜665℃に設定して、前記第二導電型電流分散層の第二導電型クラッド層側の部分の膜厚を300nm〜1000nmで成長することを特徴とする半導体発光素子の製造方法。 - 請求項1から4のいずれかに記載の半導体発光素子の製造方法において、
温度変更時には一旦成長を中止してV族原料と不純物原料を流し、温度が安定してから再度成長を始めることを特徴とする半導体発光素子の製造方法。 - 請求項1から5のいずれかに記載の半導体発光素子の製造方法において、
前記第一導電型クラッド層、前記活性層、第二導電型クラッド層又は更に前記アンドープ層若しくは低不純物濃度の第二導電型層を形成する主たる材料が(AlXGa1-X)YIn1-YP(0≦X≦1、0≦Y≦1)であることを特徴とする半導体発光素子の製造方法。 - 請求項1から6のいずれかに記載の半導体発光素子の製造方法において、
前記第二導電型決定不純物にZnを用いることを特徴とする半導体発光素子の製造方法。
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