JP4122046B1 - 対面音声録音システム及び対面音声収集装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 対面でなされた音声対話の録音を簡易な構成で堅牢かつ確実に実現する。
【解決手段】 対面音声収集装置は、入力部(103)と、通話録音装置と音声通話ネットワークを介して接続される通信インターフェース部(106)と、入力部から入力される入力信号に応答して対話開始及び対話終了を検出し、それぞれ対話開始信号及び対話終了信号を生成する対話検出部(104)と、入力される対話開始信号及び対話終了信号に応答して音声通話プロトコルに基づく擬似呼情報を生成し、取得された擬似呼情報を呼情報として前記通信インターフェース部を介して前記通話録音装置に送出する擬似呼情報生成部(105)と、入力部から入力される音声信号を取得し、取得された音声信号を通話データとして通話録音装置に送出する音声取得部(107)とを具備する。
【選択図】 図18

Description

本発明は、対面音声録音システム及び対面音声収集装置に関する。より詳しくは、例えば顧客と担当者との間等、対面でなされた音声対話の録音を、堅牢かつ確実に行なうと共に、集約された対面音声データのアーカイブ及び検索再生を容易化するための技術に関する。
顧客と事業者との間でなされた音声通話を事業者側において録音する各種技術が提案されている。
例えば、特許文献1は、コールセンタにおけるオペレータの通話内容をデータ化して録音すると共に検索するための、中央集中型通話録音システムを開示する。
一般に、事業者が運営するコールセンタ等の構内には、公衆電話交換回線網(Public Switched Telephone Network:PSTN)からの発信及び着信が集中する交換機(PBX)が設置され、この交換機により音声通話が構内の複数の固定電話に分配される。このため、この交換機から分岐する通話録音サーバを設ければ、通話を録音蓄積することができる。
一方、特許文献2は、事業者から顧客へ発呼されるアウトバウンドコールを大量に行なうための分散型通話録音システムを開示する。
特開2006−94260号公報 特開2005−210227号公報
ところで、商取引に伴って顧客と音声通話を行なう事業者が、本社及び複数の支社等に限定されている場合には、各支社に本社と同種の従来の通話録音サーバを設置すればよい。しかしながら、従来の通話録音サーバは、大型かつ高価であるため、多数の小規模拠点(一例として、損害保険代理店等)に設置するには設置スペースの面からもコスト面からも適さない。また、仮に設置できたとしても、従来の通話録音サーバは、ハードディスクやファン等を駆動するための駆動機構を備え、これら駆動機構はハードウエア故障が頻発する箇所であるため、多数の小規模拠点で実施される保守のためのコストが高騰する。
また、これら多数の小規模拠点において、顧客に対してオペレータが適切な対応を行なえたか否かの情報を、事業体が適時正確に把握でき、同時にオペレータ側で録音された通話データに無断でアクセスさせないことが、セキュリティ上からもコンプライアンス上からも要請される。特に、多数の小規模拠点におけるオペレータが社員でなく、アウトソース先の社外の契約者であった場合(例えば、代理店従業員やコールセンター・サポートセンターの外注オペレータ等)には、オペレータの電話応対をモニターすることの要請が一層高まることとなる。
他方、中央の事業体が例えばインターネット等のオープンなネットワークを介して拠点で録音された通話データを収集しようとする場合には、拠点において録音された通話データが外部に漏洩されるリスクが不可避であり、さらに、拠点側から中央の事業体側への大容量の音声データの送信によって輻輳が発生した場合には、事業体が取得すべき通話音声が送信中に損失するおそれがある。
ところで、近年、例えば銀行、証券等の金融機関のカウンター業務においても、店舗窓口カウンターを隔てて対面する顧客と事業者側担当者との間の対話を録音蓄積することが要請されている。2007年の金融証券取引法の改正により、例えば高リスクの金融商品等について、窓口担当者の説明不足など不適切な販売が判明した場合、行政処分の対象となることとなったため、窓口カウンターで対話を録音し、後から必要に応じて録音された対話を検索再生することを確実に行なうことが、コンプライアンス上益々必要となっている。
ここで、窓口カウンターに例えばICレコーダ等の単体の録音装置を配置し、窓口カウンターで顧客に対応する担当者にこの録音装置を操作させることにより対話を録音し、この録音された対話音声データをオフライン又は回線接続により金融機関店舗ごと設置されたPCサーバに送信して蓄積することが可能である。
しかしながら、この方式によれば、窓口カウンターで録音された対話音声データが外部に漏洩されるリスクが不可避であり、また録音された対話音声データの滅失、故意による改竄、削除等のおそれが生じてしまう。
また、各録音装置で対話音声録音時に対話音声データに付加される、対話の開始及び終了時を示すタイムスタンプ情報は、各録音装置が内蔵するタイマーにより計時された情報であるため、複数の録音装置間でずれが生ずることがあり、この場合、PCサーバでの対話音声データの一元管理が困難となる。
さらに、金融機関店舗ごと設置されたPCサーバに蓄積された対話音声データへのアクセスを許してしまえば、対話のタイムスタンプ情報や、例えば担当者IDや窓口カウンターID等の属性情報が改竄されるおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みてされたものであり、その目的は、例えば顧客と担当者との間等、対面でなされた音声対話の録音を、簡易な構成で堅牢かつ確実に行なうと共に、集約された対面音声データのアーカイブ及び検索再生を容易化する対話音声録音システム及び対話音声収集装置を提供する点にある。
本発明の他の目的は、録音された対話音声データに無断でアクセスされ得ず、またその滅失、故意による改竄、削除等を有効に防止する点にある。
本発明の他の目的は、収集された対話音声データに付加されるタイムスタンプ情報や、例えば担当者IDや窓口カウンターID等の属性情報の改竄を有効に防止する点にある。
本発明のある特徴によれば、対面音声を収集する対面音声収集装置と、収集された音声を録音する通話録音装置とを備える対面音声録音システムであって、前記対面音声収集装置は、入力部と、前記通話録音装置と音声通話ネットワークを介して接続される通信インターフェース部と、前記入力部から入力される入力信号に応答して対話開始及び対話終了を検出し、それぞれ対話開始信号及び対話終了信号を生成する対話検出部と、入力される前記対話開始信号及び対話終了信号に応答して音声通話プロトコルに基づく擬似呼情報を生成し、取得された擬似呼情報を呼情報として前記通信インターフェース部を介して前記通話録音装置に送出する擬似呼情報生成部と、前記入力部から入力される音声信号を取得し、取得された音声信号を前記通信インターフェース部を介して通話データとして前記通話録音装置に送出する音声取得部とを具備し、前記通話録音装置は、ケーシングと、該ケーシング内に内蔵され、駆動機構を介することなく読み書き可能な内蔵不揮発メモリと、外部通話端末とローカル通話端末とを接続する音声ネットワークに分岐接続される回線分岐部と、IPネットワークを介して音声集約装置に接続される通信インターフェース部と、前記音声ネットワークから通話データを取得する通話データ取得部と、前記音声ネットワークから呼情報を取得する呼情報取得部と、取得された前記呼情報から着呼及び応答が検出された場合に、取得された前記通話データを前記内蔵不揮発メモリに蓄積すると共に、取得された前記呼情報から終話を検出して前記音声集約装置に通知する制御部とを具備し、前記通話録音装置の前記制御部は、前記音声集約装置から、前記終話の通知とは非同期的に前記通話データの受信要求を受信した際に、前記内蔵不揮発メモリに蓄積された前記通話データを前記音声集約装置に送信すると共に、送信済みの通話データを前記内蔵不揮発メモリから削除することを特徴とする対面音声録音システムが提供される。
対話音声収集装置により収集された対話音声データは、装置内で滞留ないし記憶されることなく、音声ネットワークを介して、通話音声取得に特化した小型かつ低コストに実現可能で保守不要な通話録音装置に送出される。対話音声収集装置は、音声ネットワークを介して接続される通話録音装置に、電話端末への着呼、オフフックによる応答、オンフックによる終話をそれぞれエミュレートする擬似呼情報を送出すると共に、収集された対話音声データを送出する。このため、対話音声収集装置は、通話録音装置に電話端末として認識される。
通話録音装置により受信された対話音声データは、音声集約装置に転送された後遅滞なく削除される。また、音声集約装置側からは終話通知とは非同期に通話データの受信要求が通知される。
これにより、例えば顧客と担当者との間等、対面でなされた音声対話の録音が、簡易な構成で堅牢かつ確実に行われる。さらに、集約された対面音声データのアーカイブ及び検索再生が容易化する。
また、録音された対話音声データに無断でアクセスされ得ず、またその滅失、故意による改竄、削除等が有効に防止される。
さらに、収集された対話音声データに付加されるタイムスタンプ情報や、例えば担当者IDや窓口カウンターID等の属性情報の改竄が有効に防止される。
前記対面音声収集装置は、録音機構を内蔵しないことが好適である。
前記対面音声収集装置の前記通信インターフェース部は、前記通話録音装置と有線で接続されてよい。
前記対面音声収集装置の前記通信インターフェース部は、音声信号及び擬似呼情報のみを、前記通話録音装置に送出し、前記通話録音装置の前記制御部は、取得された通話データに、タイムスタンプ情報を付加して前記音声集約装置に送信してよい。
前記対面音声収集装置は、さらに、ケーシングと、該ケーシングの上面に配設された押しボタンとを具備し、前記対話検出部は、前記押しボタンのオン/オフ操作に応答して前記対話開始信号及び前記対話終了信号を生成してよい。
代替的に、前記対話音声収集装置は、さらに、入力される音声信号の音圧レベルを検出する音圧検出部を具備し、前記対話検出部は、前記音声信号の検出された音圧レベルに基づいて前記対話開始信号及び前記対話終了信号を生成してよい。
前記対話音声収集装置は、さらに、予め設定された対話音声収集装置の識別子に対応するPB信号を生成し、生成されたPB信号を前記通信インターフェース部を介して前記通話録音装置に送出するPB信号発生部を具備してよい。
本発明の他の特徴によれば、対面音声を収集し、収集された音声を通話録音装置に送出すると共に、該通話録音装置に対して電話端末として認識される対面音声収集装置であって、入力部と、前記通話録音装置と音声通話ネットワークを介して接続される通信インターフェース部と、前記入力部から入力される入力信号に応答して対話開始及び対話終了を検出し、それぞれ対話開始信号及び対話終了信号を生成する対話検出部と、入力される前記対話開始信号及び対話終了信号に応答して音声通話プロトコルに基づく擬似呼情報を生成し、取得された擬似呼情報を呼情報として前記通信インターフェース部を介して前記通話録音装置に送出する擬似呼情報生成部と、前記入力部から入力される音声信号を取得し、取得された音声信号を前記通信インターフェース部を介して通話データとして前記通話録音装置に送出する音声取得部とを具備することを特徴とする対面音声収集装置が提供される。
本発明の他の特徴によれば、対面音声を収集する対面音声収集装置と、収集された音声を録音する通話録音装置とを備える対面音声録音システムにより実行される対面音声録音方法であって、前記対面音声収集装置において、入力部から入力される入力信号に応答して対話開始及び対話終了を検出し、それぞれ対話開始信号及び対話終了信号を生成するステップと、入力される前記対話開始信号及び対話終了信号に応答して音声通話プロトコルに基づく擬似呼情報を生成し、取得された擬似呼情報を呼情報として、前記通話録音装置と音声ネットワークを介して接続される通信インターフェース部を介して、前記通話録音装置に送出するステップと、前記入力部から入力される音声信号を取得し、取得された音声信号を前記通信インターフェース部を介して通話データとして前記通話録音装置に送出するステップとを含み、前記通話録音装置において、外部通話端末とローカル通話端末とを接続する音声ネットワークに分岐接続される回線分岐部から通話データを取得するステップと、前記回線分岐部から呼情報を取得するステップと、取得された前記呼情報から着呼及び応答が検出された場合に、取得された前記通話データを、ケーシング内に内蔵され、駆動機構を介することなく読み書き可能な内蔵不揮発メモリに蓄積すると共に、取得された前記呼情報から終話を検出して、IPネットワークを介して接続される音声集約装置に通知するステップと、前記音声集約装置から、前記終話の通知とは非同期的に前記通話データの受信要求を受信した際に、前記内蔵不揮発メモリに蓄積された前記通話データを前記音声集約装置に送信すると共に、送信済みの通話データを前記内蔵不揮発メモリから削除するステップとを含むことを特徴とする対面音声録音方法が提供される。
対面音声を収集し、収集された音声を通話録音装置に送出すると共に、該通話録音装置に対して電話端末として認識される対面音声収集装置により実行される対面音声収集方法であって、入力部から入力される入力信号に応答して対話開始及び対話終了を検出し、それぞれ対話開始信号及び対話終了信号を生成するステップと、入力される前記対話開始信号及び対話終了信号に応答して音声通話プロトコルに基づく擬似呼情報を生成し、取得された擬似呼情報を呼情報として、前記通話録音装置と音声ネットワークを介して接続される通信インターフェース部を介して、前記通話録音装置に送出するステップと、前記入力部から入力される音声信号を取得し、取得された音声信号を前記通信インターフェース部を介して通話データとして前記通話録音装置に送出するステップとを含むことを特徴とする対面音声収集方法が提供される。
本発明によれば、対話音声収集装置により収集された対話音声データが、装置内で滞留ないし記憶されることなく、音声ネットワークを介して、通話音声取得に特化した小型かつ低コストに実現可能で保守不要な通話録音装置に送出され、対話音声収集装置が、音声ネットワークを介して接続される通話録音装置に、電話端末への着呼、オフフックによる応答、オンフックによる終話をそれぞれエミュレートする擬似呼情報を送出すると共に、収集された対話音声データを送出し、さらに、通話録音装置により受信された対話音声データは、音声集約装置に転送された後遅滞なく削除され、音声集約装置側からは終話通知とは非同期に通話データの受信要求が通知される。
これにより、例えば顧客と担当者との間等、対面でなされた音声対話の録音が、簡易な構成で堅牢かつ確実に行われる。さらに、集約された対面音声データのアーカイブ及び検索再生が容易化する。
また、録音された対話音声データに無断でアクセスされ得ず、またその滅失、故意による改竄、削除等が有効に防止される。
さらに、収集された対話音声データに付加されるタイムスタンプ情報や、例えば担当者IDや窓口カウンターID等の属性情報の改竄が有効に防止される。
従って、本発明に係る対話音声録音システム及び対話音声収集装置によれば、対面でなされた音声対話の録音を、簡易な構成で堅牢かつ確実に行えると共に、集約された対面音声データのアーカイブ及び検索再生が容易化し、事業者のコンプライアンス向上に資する。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
第1の実施形態
第1の実施形態に係る通話録音装置の備える機能は音声通話取得に特化したものであり、好適には、録音された音声通話の検索再生機能は有しない。音声通話は、好適には、ケーシング内に内蔵され、外部からは着脱不能な不揮発性メモリのみに蓄積記録され、音声通話がサーバに転送された後遅滞なく削除されてよい。好適には、通話録音装置から転送される音声通話は、通話録音装置内で暗号化されてよい。
一方、第1の実施形態に係る音声集約サーバは、多数の通話録音装置からの通話音声の受信を適切にスケジューリングし、音声集約サーバ側からの起動で非同期的に通話音声の受信要求を通話録音装置側に送信する。好適には、集約された通話音声は、音声集約サーバ側で、検索され再生され得る。
<第1の実施形態の構成>
図1は、本発明の実施形態に係る通話録音システムのネットワーク構成の一例を示す。通話録音システムは、PSTN(公衆電話網)1、通話録音装置2、拠点通話端末3、顧客通話端末4、音声集約サーバ5、IP網6、外部記憶装置7、PC8、LAN9を具備する。
通話録音装置2は、録音されるべき顧客との音声通話を行なうオペレータが所在する多数の拠点等に設置され、PSTN1等の公衆電話交換回線網を介して顧客通話端末4に接続されると共に、例えばインターネットやLAN/WAN等のイントラネット等のIP(Internet Protocol)網を介して音声集約サーバ5に接続され、顧客通話端末4及び拠点通話端末3間の音声通話を録音する。代替的に、通話録音装置2は、交換機(PBX)3aを介して、固有の内線番号がそれぞれ付与された複数の拠点通話端末3bに接続されてよい。
また、図1における通話録音装置2は、PSTN1等の公衆電話交換回線網を介して顧客通話端末4に接続されているが、これに替えて、或いはこれに加えて、VoIP(Voice Over Internet Protocol)ネットワーク等の音声パケット通信ネットワークを介して、IP電話機能を備える顧客IP通話端末に接続されてよく、この場合、通話録音装置2は、顧客IP通話端末及び拠点通話端末3間の音声通話を録音することができる。顧客通話端末4は、固定電話機或いは携帯電話機のいずれであってもよい。
音声集約サーバ5は、中央集中型で、多数の通話録音装置2を管理する1つ又は複数の管理機構(例えば本社機構)に設置され、インターネットやLAN/WAN等のイントラネット等のIP網を介して通話録音装置2に接続されると共に、LANやイーサネット(登録商標)等のローカル配線を介して、例えばNAS(Network Appliance Storage)等の外部記憶装置7及びPC8に接続される。外部記憶装置7は、音声集約サーバ5に集約された通話音声データを蓄積保存する大容量記憶装置であり、PC8は、ブラウザ機能を有し、外部記憶装置7に集積された音声通話データを適宜検索及び表示する。代替的に、外部記憶装置7及びPC8は、音声集約サーバ5に直接接続されてもよい。
図2は、本発明の実施形態に係る通話録音装置2の詳細構成の一例を示す。通話録音装置2は、回線分岐部21と、音声取得処理部22と、回線情報取得部23と、CPU部24と、内蔵記憶媒体25と、暗号化部26と、通信インターフェース部27とを具備する。
回線分岐部21は、顧客通話端末4と拠点通話端末3とを接続するPSTN1に分岐接続される。回線分岐部21は、通話線28から分岐されることで、顧客通話端末4とローカルの拠点通話端末3との間の音声通話及び回線情報のすべてを取得可能であり、通話線28上に伝送される通話音声情報及び回線情報をそれぞれ、音声取得処理部22及び回線情報取得部23に供給する。回線分岐部21は、通話線28をハードウエア的にリレーする機構を備え、電源オフ時には通話線28上の通話音声や回線情報の伝送を拠点通話端末3にスルーし、電源オン時にのみこれらの通話音声や回線情報を通話録音装置2内にも分岐供給する。
音声取得処理部22は、回線分岐部21から供給される音声通話を受信し、必要に応じて例えばMP3等の公知の音声圧縮技術を用いて圧縮する。
回線情報取得部23は、回線分岐部21から供給される回線情報を受信する。
この回線情報は、好適には、回線分岐部21から回線情報が供給される都度、CPU部24を介してそれぞれリアルタイムに音声集約サーバ5に送信されてもよく、代替的に、1つの通話単位にまとめて音声集約サーバ5に送信されてもよい。
ここで、回線情報とは、少なくとも、呼情報を含み、この呼情報は、例えば、着信開始情報(着信開始タイムスタンプを含む)、発信開始情報(発信開始タイムスタンプを含む)、通話開始情報(通話開始タイムスタンプを含む)、通話終了情報(通話終了タイムスタンプを含む)等の呼制御情報と、発信元電話番号、発信先電話番号、発信元チャネル番号、発信者番号、着信チャネル番号、着信電話番号(着信先内線番号等)等の呼識別情報とを含み、好適には、CTI(Computer Telephony Integration)プロトコルを実装した音声集約サーバ5上ないしPC8上で稼動するCTIプログラムと連動して、表示装置上にこれらの呼情報をリアルタイムに表示してよい。
CPU部24は、回線情報取得部23により取得された通話音声を、内蔵記憶媒体25に記憶蓄積すると共に、通話の終話を呼情報に基づき検出して、終話を音声集約サーバ5に通知する。
CPU部24はまた、音声集約サーバ5から、終話の通知とは非同期的に通話音声の受信要求を受信した際に、内蔵記憶媒体25に蓄積記憶された通話音声を読み出して、通信インターフェース部27を介してIP網6上の音声集約サーバ5に、好適にはファイル転送プロトコルに従って送信する。一方、回線情報のパケットデータ量は通話音声データと比較して極小さく、受信の都度音声集約サーバ5に送出してもコンテンションを生じないため、CPU部24は、好適には、回線情報の受信の都度、回線情報を記憶媒体25に記憶蓄積することなく、リアルタイムでIP網6上の音声集約サーバ5に送出してよい。リアルタイムで回線情報を音声集約サーバ5に送信することにより、回線情報の受信を音声集約サーバ5を管理するPC8上のCTIプログラムと連動させ、電話網や通話の状況を、音声集約サーバ5側のPC8の表示装置上にリアルタイムで表示させることができる。
代替的に、CPU部24は、通話音声と共に対応する回線情報を内蔵記憶媒体25に記憶蓄積し、通話音声と同時にIP網6上の音声集約サーバ5に送出してよい。
CPU部24はさらに、蓄積記録された通話音声を内蔵記憶媒体25から削除(消去)する。この削除動作は、好適には、音声集約サーバ5からの通話音声の受信完了要求、すなわち内蔵記憶媒体25からの削除要求に従ってCPU部24が実行するが、代替的に、通話音声及び回線情報を音声集約サーバ5に送出し、音声集約サーバ5からのデータ受信に対するACKを受信した後、CPU部24が実行してもよい。
内蔵記憶媒体25は、通話録音装置2のケーシング内に内蔵され、通話音声を記憶するための不揮発性メモリであり、例えばフラッシュメモリ、CF(Compact Flash)メモリ、DRAM、メモリスティック等であってよい。この不揮発性メモリに、例えばハードディスクドライブ等のデータ読み書きに駆動機構を要する記憶手段を用いた場合には、この駆動機構の故障により保守が必要となってしまうため、第1の実施形態に係る不揮発性メモリは、駆動機構を介することなく記憶されたデータの読み書きが可能であり、また、例えばUSBポートを介してローカルに読み出すことができないよう構成することが好適である。
暗号化部26は、CPU部24に制御され、内蔵記憶媒体25に記憶された通話音声を読み出し、音声集約サーバ5に送出する前に、音声パケット化された通話音声を暗号化する。代替的に、通話音声が内蔵記憶媒体25に記憶される前に暗号化して、暗号化された通話音声を内蔵記憶媒体25に格納してもよい。
好適には、暗号化部26は、内蔵ソフトウエアに実装されてよく、これにより、通話録音装置2のハード部品点数を削減すると共に、外付け装置により暗号化する場合と異なり、作為的な暗号解読を防止することができる。
好適には、音声パケット化されIP網に送出される通話音声の暗号化手法として、例えばIPSecプロトコルを用いて可能とするVPN(Virtual Private Network)機能を使用してよく、代替的に、HTTPプロトコルにSSLによる暗号化を付加したhttps(Hyper Transfer Protocol Security)等の暗号化機能を使用してもよい。
通信インターフェース部27は、IP網6への通信インターフェースを提供し、IP網6を介してCPU部24と音声集積サーバ5との間のデータ通信を可能とする。
変形例として、通話録音装置2は、さらに、例えば公知のIVR(Interactive Voice Response)機能を利用して、顧客通話端末4からの着信の検出により、発信元である顧客通話端末4に対して、例えば「この通話は録音されます。承諾される方はプッシュボタンの1を押して下さい。」等の通話録音の承諾を求める音声により自動応答する自動音声応答部(図示されない)を具備し、この自動音声王頭部は、通話録音の承諾を示す信号(例えば、プッシュボタンの1)が入力された場合にのみ、CPU部24に、顧客通話端末4から発話された通話データの内蔵記憶媒体25への蓄積を指示してよい。
この自動音声応答機能により、顧客が承諾した場合にのみ通話を録音することが可能となり、発信者のプライバシー保護が向上する。
さらに、好適には、自動音声応答部は、通話録音が承諾されなかった場合にも、拠点通話端末3から発話される通話データは一律に内蔵記憶媒体25に蓄積記憶してよく、これにより、通話録音が承諾されなかった場合にも、顧客とオペレータとの通話の概略を把握することができる。
図3、図4、及び図5は、第1の実施形態に係る通話録音装置2の実装の一例を示す。図3ないし図5に示される構成は、すべて例示であって、第1の実施形態に係る通話録音装置2は他のあらゆる実装形態を採用し得ることは当然に理解される。図3に示されるハードウエア及びソフトウエア構成例において、通話録音装置2は、その外装がケーシングで囲繞され、このケーシングは、4回線分を収容可能な4つの回線ポート21と、LAN/WAN接続用のポート235と、ポートの使用状況を表示する表示部211と、非常時に通話録音装置2をリセットするためのリセットスイッチ213と、例えばAC100Vに接続される電源部215と、非常時のメンテナンス用のシリアルポート233とを含む。ハードウエアに実装される機構として、CPU217と、メモリ25と、装置の正常稼動を監視するタイマであるWDT(Watch Dog Timer)219と、計時専用チップであるRTC(Real Time Clock)221とを備え、ソフトウエアに実装される機能として、通話音声のファイル転送を行なうFTP(File Transfer Protocol)サーバ/クライアント223、サーバとクライアントとの間で時刻同期を行なうNTP(Network Time Protocol)クライアント225、クライアント遠隔制御に係るTelnet227、IPアドレスの動的割り当てに係るDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)クライアント229、音声圧縮機能231、暗号化機能26とを備えてよい。RTC221は、バックアップ用の内蔵コンデンサないし電池を利用して、通話録音装置の非通電時にも時刻を連続的に管理する。
図4は、通話録音装置2の実装の一例の正面斜視図を示す。通電時に点灯するLED211aと、各回線ポートの使用時にそれぞれ点灯するLED211b、211c、211d、211eと、通信インターフェース部27用のポートの使用時に点灯するLED221fが装置正面に設けられている。
図5は、通話録音装置2の実装の一例の背面斜視図を示す。電源に接続される電源部用コネクタ215と、LAN/WAN接続用のポート235と、4回線分を収容可能な4つの回線ポート21a、21b、21c、21dが装置背面に設けられている。LAN/WAN接続用のポート235は、通話録音装置2と通話集約装置5とのIP網を介したデータ通信に使用される。
図4及び図5から理解されるように、通話録音装置2は、例えばUSBポート等の端子を備えないので、内蔵記憶媒体25に記録蓄積された通話音声を、オペレータ等が無断で読み出したり、更新したりすることができない。また、その他余分な端子を備えないので、外部からの無断アクセスが最小化される。
第1の実施形態に係る通話録音装置2は、横置き及び縦置きのいずれも可能な構造であるため、設置及びメンテナンスが容易となる。一例として、寸法は、幅320mm、奥行き225mm、高さ43mmであってよい。図4、図5の例では、4回線分を収容する装置を示したが、回線が5回線以上に増設された場合にも、装置2を複数積み上げて設置することができるので、ほとんど設置面積が増えることはない。
通話録音装置2内には、ハードディスクドライブやファンが搭載されていないので、これらを駆動するための駆動機構を必要とせず、従って、駆動機構の故障に起因する通話録音装置2の保守が不要となる。また、万一装置が故障しても拠点のオペレータ等が通話録音装置2内部に触ることができず、また、内蔵された不揮発メモリのみに通話音声が録音されるので、拠点のオペレータ等が録音された通話音声にアクセスしてこれらを再生したり、改竄削除等することができない。好適には、通話録音装置2のケーシングは、例えばセキュリティネジ等の特殊ネジによる螺合により組み立てられてよく、これにより、オペレータ等が無断でケーシングを分解して装置内部に触れることが防止される。
不揮発メモリに蓄積記憶される通話音声は、音声集約サーバ5に送信された後は不揮発メモリから削除されるので、不揮発メモリの容量は、例えば2〜10日分、より好適には4〜7日分の通話音声を蓄積可能な容量、通話音声圧縮手法や通話頻度に依存するが一例として1GB〜2GB程度の容量で足りる。
図6は、本発明の実施形態に係る音声集約サーバ5の機能構成の一例を示す。
音声集約サーバ5は、受付キュー制御部51と、スケジュール制御部52と、音声受信部53と、音声格納処理部54と、CPU部55と、暗号化制御部56と、通信制御部57とを具備する。
受付キュー制御部51は、通話録音装置2から送信される終話を示す終話情報を受信し、受付キュー(待ち行列)に順次投入する。2つの音声集約サーバ5は、多数の通話録音装置2を管理するため、この待ち行列には、非同期的に、多数の通話録音装置2からの終話情報が入力される。
スケジュール制御部52は、この受付キューから、1つの終話情報を取り出し、例えば音声集約サーバ5内の負荷やネットワーク上のトラフィックや障害等を考慮して、この取り出された終話情報に対応する通話音声を受信することが可能なタイミングを決定し、この決定されたタイミングで、すなわち、終話情報の受信とは非同期的に、通話音声の送信を要求する受信要求を、通話録音装置2に送信する。多数の通話録音装置2からデータ容量の大きい通話音声がランダムに音声集約サーバ5に送信されると、音声集約サーバ5側で輻輳が発生してしまう。これに対し、音声集約サーバ5からの起動により、通話音声の受信要求を通話録音装置2に送信することでこの輻輳発生を防止することができる。
この通話音声の受信要求は、複数の通話録音装置2に対して逐一巡回して送信すべき通話音声の有無を問い合わせるポーリング方式であってよい。また、スケジュール制御部52の行なう受信要求の送信は、任意のスケジューリング手法に基づいてよい。例えば、FIFO(First In First Out)で受付キューから取り出した順にポーリング要求をスケジューリングしてもよいし、代替的に、特定の識別子(通話録音装置2、発信元電話番号、通話開始時間帯等)に基づいて優先順位付けしてスケジューリングしてもよい。
音声受信部53は、送出された通話音声の受信要求に応答して通話録音装置2が送信する通話音声データ(ファイル転送の場合には通話音声ファイル)を受信し、暗号化制御部56に指示して受信された音声通話データを復号化し、復号化された通話音声データを音声格納処理部54に受け渡す。
音声格納処理部54は、外部記憶装置7に、復号化された通話音声データを蓄積記憶する。
通信制御部57は、各部から通話録音装置2や外部記憶装置7等に対するIP網を介したデータ送受信を媒介する。
CPU部55は、音声受信部53により通話音声データの受信が完了した際に、受信完了を示すコマンドであって、通話録音装置2に内蔵記憶媒体25からの送信済み通話音声の削除を要求する制御データを、通話録音装置2に送信する。代替的に、CPU部55は、通話音声データの受信完了時にACK信号のみを通話録音装置2に送信してもよい。さらに、CPU部55は、受付キュー制御部51、スケジュール制御部52、音声受信部53、音声格納処理部54、暗号化制御部56、通信制御部57の各部の制御を行なうと共に、音声集約サーバ5の負荷を監視する。
<第1の実施形態に係る通話録音システムの制御フロー及び処理手順>
図7は、通話録音装置2と音声集約サーバ5との間の通話音声の転送に係る制御フローを模式的に説明する。
通話録音装置2において発話が検出されると(S71)、例えばコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の内蔵記憶媒体25への録音が開始され(S72)、終話が検出されると(S73)、この終話が音声集約サーバ5に通知される。
音声集約サーバ5において、終話の通知により受付処理が起動され(S74)、終話の通知すなわち通話音声データの転送準備完了を示す情報が受付キューに投入され、スケジューリングされる(S75)。音声集約サーバ5は、この終話情報を受付キューから取り出し、例えば自装置内やネットワークの負荷や、通話開始から終了までのタイムスタンプにより把握され得る通話音声のデータ量等に基づいて、通話音声データの受信要求を通話録音装置2に対していつ送出するかを決定する。このスケジューリングに基づき通話音声データの受信要求が通話録音装置2に送信される(S76)。
通話音声データの受信要求が受信されると通話録音装置2内で受付処理が起動され(S77)、内蔵記憶媒体25から要求された通話音声データが読み出されて、音声集約サーバ5に転送され(S78)、音声集約サーバ5側で受信され、外部記憶装置7に格納される(S79)。この外部記憶装置7への格納が完了すると、音声集約サーバ5は、通話音声データの受信が完了したことを示す情報を通話録音装置2に通知し(S80)、この通話音声データの受信完了の通知により、通話録音装置2は、内蔵記憶媒体25から受信完了が通知された通話音声データを削除する。
図8及び図9は、顧客通話端末4と拠点通話端末3との間での音声通話と対応する呼情報送信のシーケンスの一例を示す。
図8は、顧客通話端末4から拠点通話端末3に着信した場合を示す。図8において、顧客通話端末4から拠点通話端末3宛て着信(81,82)されると、通話録音装置2は、この呼情報を解析して着信を検出する(ステップS81)。着信が検出されると、通話録音装置2は、入力された呼情報から、着信開始情報83、発信者番号84、着信チャネル番号85、着信電話番号86を生成し、自装置の識別子をそれぞれ付加して非同期的に音声集約サーバ5に送出する(以下の各呼情報に関しても同様に自装置の識別子が付加される)。
拠点通話端末3がオフフック等により応答すると(87)、通話開始情報88を音声集約サーバ5に送出すると共に、CPU部24の制御により内蔵記憶媒体25内への通話音声の録音が開始される(ステップS82)。顧客通話端末4或いは拠点通話端末3がオンフック等により終話(89)すると、通話終了情報90を音声集約サーバ5に送出すると共に、呼情報を解析して終話を検出し、CPU部24の制御により内蔵記憶媒体25内への通話音声の録音が終了される(ステップS83)。
図9は、拠点通話端末3から顧客通話端末4宛て発信した場合を示す。図9において、拠点通話端末3から顧客通話端末4宛て発信(91)されると、通話録音装置2は、この呼情報を解析して着信を検出する(ステップS91)。発信が検出されると、通話録音装置2は、入力された呼情報から、発信開始情報92、発信元チャネル番号93、発信元電話番号94、発信先電話番号95を生成し、自装置の識別子をそれぞれ付加して非同期的に音声集約サーバ5に送出する。
顧客通話端末4がオフフック等により応答すると(96)、通話開始情報97を音声集約サーバ5に送出すると共に、CPU部24の制御により内蔵記憶媒体25内への通話音声の録音が開始される(ステップS92)。顧客通話端末4或いは拠点通話端末3がオンフック等により終話(98)すると、通話終了情報99を音声集約サーバ5に送出すると共に、呼情報を解析して終話を検出し、CPU部24の制御により内蔵記憶媒体25内への通話音声の録音が終了される(ステップS93)。
音声集約サーバ5により受信された各種呼情報、すなわち着信開始情報83、発信者番号84、着信チャネル番号85、着信電話番号86、通話開始情報88、通話終了情報(終話情報)90、発信開始情報92、発信元チャネル番号93、発信元電話番号94、発信先電話番号95、通話開始情報97、通話終了情報99は、CPU部55により呼情報テーブルに登録されて管理される。この呼情報テーブルは、音声集約サーバ5の一時的内部記憶、例えばRAMやキャッシュメモリ上に構成され、必要に応じて外部記憶装置にバックアップデータとして書き出されてよい。さらに、呼情報テーブルは、外部記憶装置7に履歴としてログされてもよい。
拠点通話端末3に着信した場合の1回分の通話単位に対応する着信開始情報83、発信者番号84、着信チャネル番号85、着信電話番号86、通話開始情報88、通話終了情報(終話情報)90が呼情報テーブル上の1つのレコードエントリーを構成し、各レコードエントリーは少なくとも通話録音装置2の識別子を有する。通話開始情報88及び通話終了情報90は少なくともそれぞれの事象のタイムスタンプを含む。同様に、拠点通話端末3から発信した場合の1回分の通話に対応する発信開始情報92、発信元チャネル番号93、発信元電話番号94、発信先電話番号95、通話開始情報97、通話終了情報(終話情報)99がテーブル上の1つのレコードエントリーを構成し、各レコードエントリーは少なくとも通話録音装置2の識別子を有数R。通話開始情報97及び通話終了情報99は少なくともそれぞれの事象のタイムスタンプを含む。CPU部55は、この呼情報テーブルのレコードエントリー中、通話終了情報90、99が付加されていないレコードエントリーを、通話中の状態として管理し、通話終了情報90,99が付加されたレコードエントリーを、スケジュール制御部52により通話音声データ受信要求送出のスケジューリングの対象として管理する。
図10及び図11は、通話録音装置2及び音声集約サーバ5での処理シーケンスと、両者の間での呼情報の伝送のタイムシーケンスの一例を示す。
図10は、顧客通話端末4から拠点通話端末3に着信した場合を示す。図10において、通話録音装置2での処理開始後(ステップS101)、顧客通話端末4から拠点通話端末3に着信すると、通話録音装置2において、受話が検出されるとともに(ステップS102)、着信時間を含む着信開始情報83が音声集約サーバ5に通知され、音声集約サーバ5での処理開始後(ステップS105)、通知された着信開始情報83が、呼情報テーブルに格納される(ステップS106)。
オペレータが拠点通話端末3からオフフック等により応答すると、通話録音が開始されると共に(ステップS103)、応答時間(通話開始時間)を含む通話開始情報88が音声集約サーバ5に通知され、音声集約サーバ5において通知された通話開始情報88が、呼情報テーブルに格納される(ステップS107)。
顧客通話端末4又は拠点通話端末3のいずれかから終話すると、この終話が検出され、録音が終了すると共に(ステップS104)、通話終了情報90が音声集約サーバ5に通知され、音声集約サーバ5において通知された通話終了情報90が受信され、呼情報テーブルに格納されると共に受付キューに投入される(ステップS108、S109)。
次に、音声集約サーバ5において、受付キュー(待ち行列)から1つの通話終了情報が取り出され(ステップS111)、スケジューリング後、通話音声受信要求101が通話録音装置2に通知され(ステップS112)、通話録音装置2において通話音声受信要求が受信される(ステップS115)。通話録音装置2のCPU部24は、内蔵記憶媒体25に格納された通話音声データを読み出して、音声ファイル102として音声集約サーバ5に転送し(ステップS116)、音声集約サーバ5側において通話音声ファイルの受信が開始される(ステップS113)。通話音声ファイルの受信が終了すると、通話音声ファイルの受信完了103が通話録音装置2に通知され(ステップS114)、通話録音装置2側において、内蔵記憶媒体25に蓄積された送信済みの通話音声データが削除される(ステップS117)。
図11は、拠点通話端末3から顧客通話端末4に発信した場合を示す。図11において、通話録音装置2での処理開始後(ステップS121)、拠点通話端末3から顧客通話端末4に発信すると、通話録音装置2において、発信が検出されるとともに(ステップS122)、発信時間を含む発信開始情報92が音声集約サーバ5に通知され、音声集約サーバ5での処理開始後(ステップS125)、通知された発信開始情報92が、呼情報テーブルに格納される(ステップS126)。
顧客が顧客通話端末4からオフフック等により応答すると、通話録音が開始されると共に(ステップS123)、応答時間(通話開始時間)を含む通話開始情報97が音声集約サーバ5に通知され、音声集約サーバ5において通知された通話開始情報97が、呼情報テーブルに格納される(ステップS127)。
顧客通話端末4又は拠点通話端末3のいずれかから終話すると、この終話が検出され、録音が終了すると共に(ステップS124)、通話終了情報99が音声集約サーバ5に通知され、音声集約サーバ5において通知された通話終了情報99が受信され、呼情報テーブルに格納されると共に受付キューに投入される(ステップS128、S129)。
次に、音声集約サーバ5において、受付キュー(待ち行列)から1つの通話終了情報が取り出され(ステップS131)、スケジューリング後、通話音声受信要求101が通話録音装置2に通知され(ステップS132)、通話録音装置2において通話音声受信要求が受信される(ステップS135)。通話録音装置2のCPU部24は、内蔵記憶媒体25に格納された通話音声データを読み出して、音声ファイル102として音声集約サーバ5に転送し(ステップS136)、音声集約サーバ5側において通話音声ファイルの受信が開始される(ステップS133)。通話音声ファイルの受信が終了すると、通話音声ファイルの受信完了103が通話録音装置2に通知され(ステップS134)、通話録音装置2側において、内蔵記憶媒体25に蓄積された送信済みの通話音声データが削除される(ステップS137)。
なお、第1の実施形態は、利用者が拠点通話端末3及び顧客通話端末4を介して行なう入力方式及び手段を特に限定するものではない。これら入力手段は、利用者からの直接入力を受け付けてもよく、あるいは例えばUSBメモリやICカードなどに例示される外部記録媒体に記憶されたシーケンスを入力として受け付けてもよく、また任意のファイルとして予め格納されたデータを入力として受け付けてもよい。
変形例として、音声集約サーバ5側から、VPNを利用して、通話録音装置2に定期的にアクセスし、通話録音装置2のヘルスチェック(正常稼動チェック)を行なってもよい。VPNを利用して音声集約サーバ5のIPアドレス及びパスワード等をチェックすることで、真正な音声集約サーバ5からのIP網を介した通話録音装置2へのアクセスを許容し、他方不正なエンティティからのアクセスを拒絶することができる。また、音声集約サーバ5から通信インターフェース部27経由で内蔵記憶媒体25にアクセスし、通話音声をリアルタイムにモニターしてもよい。
他の変形例として、拠点通話端末3やPBXがオペレータの不在時に電話を転送する機能を備える場合に、転送前に拠点通話端末3に入力された顧客通話端末4からの通話音声を内蔵記憶媒体25に蓄積記憶するよう構成してもよく、これにより、例えば営業時間外のコールセンター等での状況も把握することが可能となる。
<第1の実施形態に係る通話録音システムのハードウエア構成>
図12は、第1の実施形態に係る音声集約サーバ5のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。図12に示されるコンピュータ装置110である音声集約サーバ5において、CPU111は、ROM114および/またはハードディスクドライブ116に格納されたプログラムに従い、RAM115を一次記憶用ワークメモリとして利用して、システム全体を制御する。さらに、CPU111は、マウス112aまたはキーボード112を介して入力される利用者の指示に従い、ハードディスクドライブ116に格納されたプログラムに基づき、第1の実施形態に係る通話録音処理を実行する。ディスプレイインタフェイス113には、CRTやLCDなどのディスプレイが接続され、CPU111が実行する通話録音処理のための入力待ち受け画面、処理経過や処理結果、検索結果などが表示される。リムーバブルメディアドライブ117は、主に、リムーバブルメディアからハードディスクドライブ116へファイルを書き込んだり、ハードディスクドライブ116から読み出したファイルをリムーバブルメディアへ書き込む場合に利用される。リムーバブルメディアとしては、フロッピディスク(FD)、CD−ROM、CD−R、CD−R/W、DVD−ROM、DVD−R、DVD−R/W、DVD−RAMやMO、あるいはメモリカード、CFカード、スマートメディア、SDカード、メモリスティックなどが利用可能である。
プリンタインタフェイス118には、レーザビームプリンタやインクジェットプリンタなどのプリンタが接続される。ネットワークインタフェイス119は、コンピュータ装置をネットワークへ接続するためのインターフェースである。
なお、第1の実施形態に係る音声集約サーバ5に対する入力手段は、マウス112aあるいはキーボード112に限定されることなく、任意のポインティングデバイス、例えばトラックボール、トラックパッド、タブレットなどを適宜用いることができる。携帯情報端末を第1の実施形態に係るサーバ装置に接続される端末装置として用いる場合には、入力部をボタンやモードダイヤル等で構成してもよい。
また、図12に示した第1の実施形態に係る音声集約サーバ5のハードウエア構成は一例に過ぎず、その他の任意のハードウエア構成を用いることができることはいうまでもない。
殊に、第1の実施形態に係る通話録音処理の全部又は一部は、上記コンピュータ端末装置110あるいはPDA等の携帯情報端末装置等によって実現されてもよく、コンピュータ端末装置等とサーバー装置とをBluetooth(登録商標)等の無線、あるいはインターネット(TCP/IP)、公共電話網(PSTN)、統合サービス・ディジタル網(ISDN)等の有線通信回線で相互接続した、インターネットあるいは任意の周知のローカル・エリア・ネットワーク(LAN)またはワイド・エリア・ネットワーク(WAN)からなるネットワークシステムによって通話録音処理の一部又は全部が実現されてもよい。
以上のとおり、第1の実施形態によれば、通話音声取得に特化した小型化通話録音専用装置が提供される。この通話録音装置は、低コストで実現できかつ保守不要であるため、多数の小規模拠点に設置するのに好適であり、例えば顧客と事業者間でなされた各種通話の各拠点での録音蓄積を確実にすることができる。
また、第1の実施形態に係る通話録音装置は、外部から着脱不能な内蔵不揮発メモリに通話を蓄積すると共に、中央の音声集約装置においてスケジューリングされた音声集約装置起動の通話音声受信要求に応じて蓄積された通話データを音声集約装置に送信し、受信が確認された時点で送信された通話データを削除するので、音声集約装置は、全拠点の通話録音装置から録音された通話を確実に収集することができると共に、通話録音装置に録音蓄積された通話はローカルで許可なく再生され得ず、またその滅失、故意による改竄、削除等が、有効に防止される。
さらに、第1の実施形態に係る通話録音装置側で録音される通話が暗号化されるので、インターネット等のIPネットワークを介して録音された通話が音声集約装置に送信される際にも、録音された通話の秘匿性が保証される。
第2の実施形態
以下、本発明の第2の実施形態を、第1の実施形態と異なる点についてのみ説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態において説明された通話録音装置に音声ネットワークを介して接続される対面音声取得装置を備え、この対面音声取得装置を通話録音装置に電話端末と擬似認識させることにより、例えば顧客と担当者との間でなされた対話の録音を確実にする。第1の実施形態において説明された通話録音装置の一例は、発明者及び出願人を共通とする特願2007−123004に開示されている。
第1の実施形態において説明された図1はまた、第2の実施形態に係る対話音声録音システムのネットワーク構成の一例をも示す。対話音声録音システムは、通話録音装置2、対面音声収集装置10、音声集約サーバ5、IP網6、外部記憶装置7、PC8、LAN9を具備する。
対面音声収集装置10は、例えば金融機関の窓口カウンター内に配設され、窓口カウンターの担当者により操作される。
通話録音装置2は、例えば金融機関などの事業体内に1つ又は複数が配設される。通話録音装置2は、複数のポート、例えば図3のRJ−11端子21・・・に示されるように、4ポートを備えるので、1台の通話録音装置2に複数の対面音声収集装置10を接続することができ、また複数のポートの一部には事業体内電話端末3が接続されてよい。好適には、対面音声収集装置10は、通話録音装置2に有線で接続され、これにより、通話録音装置2は、対面音声収集装置10により取得された対面音声データがどの場所で取得されたかを特定することができる。
通話録音装置2はまた、第1の実施形態において説明された通話録音機能を発揮するためには、PSTN(公衆電話網)1を介して顧客電話端末4に接続されると共に、例えばインターネットやLAN/WAN等のイントラネット等のIP(Internet Protocol)網を介して音声集約サーバ5に接続され、顧客通話端末4及び事業体内電話端末3間の音声通話を録音する。
図13は、第2の実施形態に係る対面音声収集装置10の正面斜視図、図14はその上面図、図15はその背面図、図16はその側面図、図17はその底面図を示す。
図13を参照して、対面音声収集装置10は、その外装がケーシングで囲繞され、ケーシング上面に押しボタン131を備え、ケーシング上面前端近傍にインジケータ132、133を備える。担当者は、対話音声の録音の開始/終了を、押しボタン131のオン/オフ操作により対面音声収集装置10に入力する。例えば、インジケータ132、133はLEDを備え、インジケータ132は通電時に緑で点灯し、インジケータ133は通話録音中に赤で点灯するよう構成されてよいがこれに限定されない。
代替的に、対面音声収集装置10は、押しボタン131に替えて、或いはこれに加えて、音声の音圧レベルを検出する音圧スイッチを内蔵してもよく、このように構成されれば、手動での押しボタン131の操作が誤って行なわれなかった場合にも、対話音声取得漏れを防止が防止される。
図15を参照して、対面音声収集装置10は、その前面下部に、通話録音装置2を好適には有線接続するケーブルを挿入するための接続ポート134を備える。
図17を参照して、対面音声収集装置10は、例えばその底面に、ディップスイッチ135a、135b、135c、135dを備える。これらのディップスイッチ135a、135b、135c、135dのそれぞれを、予め所定値に設定しておくことで、4桁のコードで、例えば担当者IDや窓口カウンターIDを表わすことができる。代替的に、ディップスイッチ135a、135b、135c、135dは、対面音声収集装置10の上面或いは他の側面に適宜設けられてもよい。
図18は、第2の実施形態に係る対面音声収集装置10の詳細構成の一例を示す。対面音声収集装置10は、押しボタン101と、内蔵マイク102と、入力部103と、対話開始/終了検出部104と、擬似呼信号生成部105と、有線インターフェース部106と、音声取得部107と、PB信号発生部108と、出力部109と、インジケータ120と、電源部121とを具備する。
入力部103は、押しボタン101がオンされると、そのオン入力信号を対話開始/終了検出部104に出力し、押しボタン101がオフされると、そのオフ入力信号を対話開始/終了検出部104に出力する。また、入力部103は、押しボタン101がオン状態の間、内蔵マイクからの対話音声入力を、音声取得部107に出力する。
対話開始/終了検出部104は、入力部103からオン入力信号が入力されると、擬似呼信号生成部105に、対話音声録音開始を指示する信号を出力し、入力部103からオフ入力信号が入力されると、擬似呼信号生成部105に、対話音声録音終了を指示する信号を出力する。
擬似呼信号生成部105は、対話開始/終了検出部104から対話音声録音開始を指示する信号が入力されると、有線インターフェース部106に、擬似着呼信号と擬似応答信号とを、同時或いは順次出力し、対話開始/終了検出部104から対話音声録音終了を指示する信号が入力されると、有線インターフェース部106に、擬似終話信号を出力する。ここで、擬似着呼信号は、音声通話プロトコルに基づく、電話端末への着呼を擬似(エミュレート)する信号であり、擬似応答信号は、音声通話プロトコルに基づく、着呼電話端末のオフフックを擬似する信号であり、擬似終話信号は、音声通話プロトコルに基づく、通話終了時の発呼或いは着呼電話端末のオンフックを擬似する信号であり、これらを総称して、「擬似呼信号」という。
有線インターフェース部106は、通話録音装置2と、音声通話ネットワーク用インターフェースにより、好適には有線で接続され、擬似呼信号生成部105から入力される擬似呼信号を、通話録音装置2の通信インターフェース部27に出力する。また、有線インターフェース部106は、音声取得部107から入力される対話音声データを、通話録音装置2の通信インターフェース部27に出力する。
音声取得部107は、擬似着呼信号及び擬似応答信号が生成されて通話録音装置2により受信され、これにより通話録音装置2において録音が開始されてから、擬似終話信号が生成されて通話録音装置2により受信され、これにより通話録音装置2において録音が終了するまでの間、入力部103から入力される対話音声データを、有線インターフェース部106に出力する。好適には、対面音声収集装置10には、内蔵マイク102から入力される対話音声データを蓄積記憶するメモリないし外部記憶装置を備えない。これにより、対話音声データの取得、改竄が防止される。
PB信号発生部108は、入力部103から、押しボタン101からの入力に応答して、PB(プッシュボタン)信号の発生を指示する信号を発生させ、このPB信号を、有線インターフェース部106を介して、通話録音装置2の通信インターフェース部27に出力する。このPB信号は、図17のディップスイッチ135a、135b、135c、135dに予め設定された複数桁、例えば4桁のコードを読み取ることにより、例えば担当者IDや窓口カウンターID等を表し、これにより、音声通話インターフェースに基づくPB信号によって、通話録音装置2に、担当者IDや窓口カウンターID等の対話音声データの識別子を通知することができる。入力部103が、押しボタン101からの入力が対話開始/終了検出部104へ対話開始/終了を指示する信号であるか、或いはPB信号取得部108へPB信号取得を指示する信号であるかを区別するためには、例えば、押しボタン101の長押しは対話開始/終了検出部104への信号で、短い押下はPB信号取得部108への信号であると予め決めておけばよい。このPB信号は、対話音声録音中に、通話録音装置2に対話音声データと共に送信され、通話録音装置2は、さらに音声集約サーバ5にこのPB信号を送信する。音声集約サーバ5は、このPB信号をデコードすることで、当該対話音声データに対応する担当者IDや窓口カウンターIDを得ることができる。
なお、このPB信号発生部108は、ある一実施形態において、例えば、対話音声取得装置10が、担当者電話端末3のカールコードから分岐接続される場合に、対話音声取得装置10に備えられれば好適である。同一の対話音声取得装置10から、可変の担当者IDを通話録音装置2に通知できるためである。代替的に、図1に示す接続形態においては、対話音声取得装置10は、PB信号発生部108を備えなくてもよい。
出力部109は、インジケータ120に点灯、消灯を指示する信号を出力する。例えば、出力部109は、電源部121が通電中には、図13のインジケータ132を緑で点灯させ、対話が開始されてから終了するまでの間、即ち対話音声録音中には、図13のインジケータ133を赤で点灯させてよい。
電源部121は、例えばACアダプターから給電され、対話音声収集装置10の各部に電力を供給する。
<第2の実施形態に係る対話音声録音システムの制御フロー及び処理手順>
図19は、対面音声取得装置10での対話音声取得と、対応する擬似呼信号送信のシーケンスの一例を示す。
図19において、対話開始時、担当者が対面音声取得装置10の押しボタン131を押下すると、対面音声取得装置10は着呼擬似信号(81a)を生成して、通話録音装置2に送信する。通話録音装置2は、この着呼擬似信号(呼情報)を解析して着信を検出する(ステップS81)。着信が検出されると、通話録音装置2は、入力された呼情報から、着信開始情報83a、発信者番号84a、着信チャネル番号85a、着信電話番号86aを生成し、自装置の識別子をそれぞれ付加して非同期的に音声集約サーバ5に送出する。以下の各呼情報に関しても同様に自装置の識別子が付加される。
通話録音装置2は、例えば着信開始情報83a、後述の通話開始情報88a、通話終了情報90aの全部又は一部には、自装置のタイマーから取得されるタイムスタンプ情報を付加して、タイムスタンプ情報が付加された音声集約サーバ5に着信開始情報83a、通話開始情報88a、通話終了情報90aを送信してよい。また、通話録音装置2は、発信者番号84a、着信チャネル番号85a、着信電話番号86aの全部又は一部を使用して、当該着信が窓口カウンターでの対話であって電話端末への着信を擬似するものであることを示すデータを音声集約サーバ5に送信することができ、不要なフィールドにはダミーデータを埋め込むことができる。
対話開始時、担当者が対面音声取得装置10の押しボタン131を押下すると、さらに対面音声取得装置10は応答擬似信号(87a)を生成して、通話録音装置2に送信する。通話録音装置2は、通話開始情報88aを音声集約サーバ5に送出すると共に、CPU部24の制御により内蔵記憶媒体25内への通話音声の録音が開始される(ステップS82)。
対話終了時、担当者が対面音声取得装置10の押しボタン131を押下すると、さらに対面音声取得装置10はフリップフロップ押下により対話終了を検出し、終話擬似信号(89a)を生成して、通話録音装置2に送信する。通話録音装置2は、通話終了情報90aを音声集約サーバ5に送出すると共に、終話擬似信号を解析して終話を検出し、CPU部24の制御により内蔵記憶媒体25内への通話音声の録音が終了される(ステップS83)。
なお、通話録音装置2は、対面音声取得装置10が、例えば担当者IDや窓口カウンターIDを示すPB信号を、録音開始時(ステップS82)から録音終了時(ステップS83)の間に送信した場合には、このPB信号を、対話音声データと共に、音声集約サーバ5に送信する。タイムスタンプ情報等の属性情報は、怠慢音声取得装置10では付加されず、通話録音装置2で付加され、かつ音声集約サーバ5に送出後には通話録音装置3から削除されるため、属性情報が対面音声収集装置10や通話録音装置2が配設される事業体内において改竄されるおそれがない。
図20は、第2の実施形態における通話録音装置2及び音声集約サーバ5での処理シーケンスと、両者の間での呼情報の伝送のタイムシーケンスの一例を示す。図20において、通話録音装置2は、電話端末への着呼信号に替えてこれを擬似する着呼擬似信号81aを受信することにより受話検出し(ステップS102)、着呼電話端末の応答信号に替えて応答擬似信号87aを受信することにより録音開始し(ステップS103)、通話終了信号に替えて終話擬似信号89aを受信することにより録音終了する(ステップS103)。図20に示されるその他の処理は、図10に示す第1の実施形態について説明したものと相違せず、従って、通話録音装置2及び音声集約サーバ5に機能ないし機構を追加することなく、第2の実施形態における堅牢性ある対話音声録音が確実となることが理解されよう。
以上のとおり、第2の実施形態によれば、対話音声収集装置により収集された対話音声データが、装置内で滞留ないし記憶されることなく、音声ネットワークを介して、通話音声取得に特化した小型かつ低コストに実現可能で保守不要な通話録音装置に送出され、対話音声収集装置が、音声ネットワークを介して接続される通話録音装置に、電話端末への着呼、オフフックによる応答、オンフックによる終話をそれぞれエミュレートする擬似呼情報を送出すると共に、収集された対話音声データを送出し、さらに、通話録音装置により受信された対話音声データは、音声集約装置に転送された後遅滞なく削除され、音声集約装置側からは終話通知とは非同期に通話データの受信要求が通知される。
これにより、例えば顧客と担当者との間等、対面でなされた音声対話の録音が、簡易な構成で堅牢かつ確実に行われる。さらに、集約された対面音声データのアーカイブ及び検索再生が容易化する。
また、録音された対話音声データに無断でアクセスされ得ず、またその滅失、故意による改竄、削除等が有効に防止される。
さらに、収集された対話音声データに付加されるタイムスタンプ情報のずれ或いは改竄や、例えば担当者IDや窓口カウンターID等の属性情報の改竄が有効に防止される。タイムスタンプ情報を、音声集約サーバ5において、例えばTCP/IPベースのSNTP(Simple Network Time Protocol)により管理すれば、音声取得時刻が一元的に把握され、時刻認証を実行することもできる。
本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらすすべての実施形態をも含み、その要旨を逸脱しない範囲で多様な改良ないし変更が可能である。例えば、担当者携帯電話は、証券、銀行、保険等の営業担当者や、その他不動産、旅行等の他の業種の担当者によって使用されてよく、あらゆるタイプの商取引、さらには通常の商取引以外の通話にも適用され得る。さらに、本発明の範囲は、請求項1により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、すべての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
本発明の一実施形態に係る通話録音システムのネットワーク構成の一例を示すブロック図である。 図1における通話録音装置2の構成の一例を示すブロック図である。 図1における通話録音装置2のハードウエア及びソフトウエア構成の一例を示すブロック図である。 図1における通話録音装置2の一例を示す正面斜視図である。 図4の通話録音装置2の一例を示す背面斜視図である。 図1における音声集約サーバ5の機能構成を示すブロック図である。 通話録音装置2と音声集約サーバ5間の制御及びデータフローの一例を示す概略図である。 顧客通話端末4から拠点通話端末3に着信した場合の通話録音終了までの処理及びタイムシーケンスを示す図である。 拠点通話端末3から顧客通話端末4宛てに発信した場合の通話録音終了までの処理及びタイムシーケンスを示す図である。 顧客通話端末4から拠点通話端末3に着信した場合の通話音声削除までの処理及びタイムシーケンスを示す図である。 拠点通話端末3から顧客通話端末4宛てに発信した場合の通話音声削除までの処理及びタイムシーケンスを示す図である。 本発明の各実施形態に係る通話録音システムにおける音声集約サーバ5のハードウエア構成の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る対面音声取得装置の前方斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る対面音声取得装置の上面図である。 本発明の第2の実施形態に係る対面音声取得装置の前面図である。 本発明の第2の実施形態に係る対面音声取得装置の側面図である。 本発明の第2の実施形態に係る対面音声取得装置の底面図である。 対面音声取得装置10の構成の一例を示すブロック図である。 対話録音開始から終了までの処理及びタイムシーケンスを示す図である。 対話音声削除までの処理及びタイムシーケンスを示す図である。
符号の説明
PSTN 1
通話録音装置 2
拠点通話端末 3
顧客通話端末 4
音声集約サーバ 5
IP網 6
外部記憶装置 7
PC 8
押しボタン101
内蔵マイク 102
入力部 103
対話開始/終了検出部 104
擬似呼信号生成部 105
有線インターフェース部 106
音声取得部 107
PB信号発生部 108
回線分岐部 21
音声取得処理部 22
回線情報取得部 23
CPU部 24、55
内蔵記憶媒体 25
暗号化部 26
通信インターフェース部 27
通話線 28
受付キュー制御部 51
スケジュール制御部 52
音声受信部 53
音声格納処理部 54
暗号化制御部 56
通信制御部 57

Claims (16)

  1. 対面音声を収集する対面音声収集装置と、収集された音声を録音する通話録音装置とを備える対面音声録音システムであって、
    前記対面音声収集装置は、
    入力部と、
    前記通話録音装置と音声通話ネットワークを介して接続される通信インターフェース部と、
    前記入力部から入力される入力信号に応答して対話開始及び対話終了を検出し、それぞれ対話開始信号及び対話終了信号を生成する対話検出部と、
    入力される前記対話開始信号及び対話終了信号に応答して音声通話プロトコルに基づく擬似呼情報を生成し、取得された擬似呼情報を呼情報として前記通信インターフェース部を介して前記通話録音装置に送出する擬似呼情報生成部と、
    前記入力部から入力される音声信号を取得し、取得された音声信号を前記通信インターフェース部を介して通話データとして前記通話録音装置に送出する音声取得部とを具備し、
    前記通話録音装置は、
    ケーシングと、
    該ケーシング内に内蔵され、駆動機構を介することなく読み書き可能な内蔵不揮発メモリと、
    外部通話端末とローカル通話端末とを接続する音声ネットワークに分岐接続される回線分岐部と、
    IPネットワークを介して音声集約装置に接続される通信インターフェース部と、
    前記音声ネットワークから通話データを取得する通話データ取得部と、
    前記音声ネットワークから呼情報を取得する呼情報取得部と、
    取得された前記呼情報から着呼及び応答が検出された場合に、取得された前記通話データを前記内蔵不揮発メモリに蓄積すると共に、取得された前記呼情報から終話を検出して前記音声集約装置に通知する制御部とを具備し、
    前記通話録音装置の前記制御部は、前記音声集約装置から、前記終話の通知とは非同期的に前記通話データの受信要求を受信した際に、前記内蔵不揮発メモリに蓄積された前記通話データを前記音声集約装置に送信すると共に、送信済みの通話データを前記内蔵不揮発メモリから削除する
    ことを特徴とする対面音声録音システム。
  2. 前記対面音声収集装置は、録音機構を内蔵しない
    ことを特徴とする請求項1に記載の対面音声録音システム。
  3. 前記対面音声収集装置の前記通信インターフェース部は、前記通話録音装置と有線で接続される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の対面音声録音システム。
  4. 前記対面音声収集装置の前記通信インターフェース部は、音声信号及び擬似呼情報のみを、前記通話録音装置に送出し、
    前記通話録音装置の前記制御部は、取得された通話データに、タイムスタンプ情報を付加して前記音声集約装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか記載の対面音声録音システム。
  5. 前記対面音声収集装置は、さらに、ケーシングと、該ケーシングの上面に配設された押しボタンとを具備し、
    前記対話検出部は、前記押しボタンのオン/オフ操作に応答して前記対話開始信号及び前記対話終了信号を生成する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか記載の対面音声録音システム。
  6. 前記対話音声収集装置は、さらに、入力される音声信号の音圧レベルを検出する音圧検出部を具備し、
    前記対話検出部は、前記音声信号の検出された音圧レベルに基づいて前記対話開始信号及び前記対話終了信号を生成する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか記載の対面音声録音システム。
  7. 前記対話音声収集装置は、さらに、
    予め設定された対話音声収集装置の識別子に対応するPB信号を生成し、生成されたPB信号を前記通信インターフェース部を介して前記通話録音装置に送出するPB信号発生部を具備する
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか記載の対面音声録音システム。
  8. 対面音声を収集し、収集された音声を通話録音装置に送出すると共に、該通話録音装置に対して電話端末として認識される対面音声収集装置であって、
    入力部と、
    前記通話録音装置と音声通話ネットワークを介して接続される通信インターフェース部と、
    前記入力部から入力される入力信号に応答して対話開始及び対話終了を検出し、それぞれ対話開始信号及び対話終了信号を生成する対話検出部と、
    入力される前記対話開始信号及び対話終了信号に応答して音声通話プロトコルに基づく擬似呼情報を生成し、取得された擬似呼情報を呼情報として前記通信インターフェース部を介して前記通話録音装置に送出する擬似呼情報生成部と、
    前記入力部から入力される音声信号を取得し、取得された音声信号を前記通信インターフェース部を介して通話データとして前記通話録音装置に送出する音声取得部とを具備する
    ことを特徴とする対面音声収集装置。
  9. 前記対面音声収集装置は、録音機構を内蔵しない
    ことを特徴とする請求項8に記載の対面音声収集装置。
  10. 前記通信インターフェース部は、前記通話録音装置と有線で接続される
    ことを特徴とする請求項8又は9に記載の対面音声収集装置。
  11. 前記通信インターフェース部は、音声信号及び擬似呼情報のみを、前記通話録音装置に送出し、
    前記通話録音装置において、取得された通話データに、タイムスタンプ情報を付加して音声集約装置に送信される
    ことを特徴とする請求項8ないし10のいずれか記載の対面音声収集装置。
  12. 前記対面音声収集装置は、さらに、ケーシングと、該ケーシングの上面に配設された押しボタンとを具備し、
    前記対話検出部は、前記押しボタンのオン/オフ操作に応答して前記対話開始信号及び前記対話終了信号を生成する
    ことを特徴とする請求項8ないし11のいずれか記載の対面音声収集装置。
  13. 前記対話音声収集装置は、さらに、入力される音声信号の音圧レベルを検出する音圧検出部を具備し、
    前記対話検出部は、前記音声信号の検出された音圧レベルに基づいて前記対話開始信号及び前記対話終了信号を生成する
    ことを特徴とする請求項8ないし11のいずれか記載の対面音声収集装置。
  14. 前記対話音声収集装置は、さらに、
    予め設定された対話音声収集装置の識別子に対応するPB信号を生成し、生成されたPB信号を前記通信インターフェース部を介して前記通話録音装置に送出するPB信号発生部を具備する
    ことを特徴とする請求項8ないし13のいずれか記載の対面音声収集装置。
  15. 対面音声を収集する対面音声収集装置と、収集された音声を録音する通話録音装置とを備える対面音声録音システムにより実行される対面音声録音方法であって、
    前記対面音声収集装置において、
    入力部から入力される入力信号に応答して対話開始及び対話終了を検出し、それぞれ対話開始信号及び対話終了信号を生成するステップと、
    入力される前記対話開始信号及び対話終了信号に応答して音声通話プロトコルに基づく擬似呼情報を生成し、取得された擬似呼情報を呼情報として、前記通話録音装置と音声ネットワークを介して接続される通信インターフェース部を介して、前記通話録音装置に送出するステップと、
    前記入力部から入力される音声信号を取得し、取得された音声信号を前記通信インターフェース部を介して通話データとして前記通話録音装置に送出するステップとを含み、
    前記通話録音装置において、
    外部通話端末とローカル通話端末とを接続する音声ネットワークに分岐接続される回線分岐部から通話データを取得するステップと、
    前記回線分岐部から呼情報を取得するステップと、
    取得された前記呼情報から着呼及び応答が検出された場合に、取得された前記通話データを、ケーシング内に内蔵され、駆動機構を介することなく読み書き可能な内蔵不揮発メモリに蓄積すると共に、取得された前記呼情報から終話を検出して、IPネットワークを介して接続される音声集約装置に通知するステップと、
    前記音声集約装置から、前記終話の通知とは非同期的に前記通話データの受信要求を受信した際に、前記内蔵不揮発メモリに蓄積された前記通話データを前記音声集約装置に送信すると共に、送信済みの通話データを前記内蔵不揮発メモリから削除するステップとを含む
    ことを特徴とする対面音声録音方法。
  16. 対面音声を収集し、収集された音声を通話録音装置に送出すると共に、該通話録音装置に対して電話端末として認識される対面音声収集装置により実行される対面音声収集方法であって、
    入力部から入力される入力信号に応答して対話開始及び対話終了を検出し、それぞれ対話開始信号及び対話終了信号を生成するステップと、
    入力される前記対話開始信号及び対話終了信号に応答して音声通話プロトコルに基づく擬似呼情報を生成し、取得された擬似呼情報を呼情報として、前記通話録音装置と音声ネットワークを介して接続される通信インターフェース部を介して、前記通話録音装置に送出するステップと、
    前記入力部から入力される音声信号を取得し、取得された音声信号を前記通信インターフェース部を介して通話データとして前記通話録音装置に送出するステップとを含む
    ことを特徴とする対面音声収集方法。
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