JP4120673B2 - 車両用エアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンフード等の車体板材に形成した開口部を通してエアバッグを展開させる車両用エアバッグ装置に関する。
下記特許文献1には、エンジンフードの上面側にエアバッグを展開し、衝突時に衝突体を保護する構造が開示されている。この構造では、車体前部のエンジンルームの上方を覆うエンジンフードに、エアバッグ展開用の開口部を形成し、この開口部をリッドによって開閉可能に覆っている。
特開平7−125609号
しかしながら、特許文献1の構造では、リッドの長手方向に沿ったフランジの両端部近傍に形成した左右の延長部がバックアッププレートの側壁部に固定されており、これらの延長部がリッドを開く際のヒンジとなっている。このため、リッドが左右のヒンジ軸を中心に開いた状態で、リッドの長手方向中央部が展開したエアバッグとが接近し干渉する場合がある。
本発明は上記事実を考慮し、開口部から展開したエアバッグと、開口部に取付けたリッド等の蓋体に設けたクリップ等の保持部材との干渉を防止できる車両用エアバッグ装置を提供することが目的である。
請求項1記載の本発明の車両用エアバッグ装置は、車体板材に形成された長尺形状の開口部を通って展開するエアバッグと、前記開口部を閉塞する長尺形状の蓋体と、前記蓋体の長手方向に沿った一方の周縁部に設けられ、前記エアバッグが前記開口部を通って展開するためのヒンジ部と、前記蓋体における長手方向に沿ったヒンジ部側と反対側の周縁部であって、前記蓋体が前記ヒンジ部を中心に回転した際に長手方向の他の部位に比べて前記展開したエアバッグとの距離が短くなる前記蓋体のエアバッグ接近部から離れた位置に設けられ、前記蓋体を前記開口部を閉塞する位置に保持する保持手段と、を有し、前記一方の周縁部の長手方向は円弧状に屈曲し、前記複数のヒンジ部の回転中心が同一軸上になく互いに交差しており、前記エアバッグ接近部は前記蓋体の長手方向に沿った他方の周縁部における回転軌跡の違いによる変形部分であることを特徴とする。
車体板材に形成された長尺形状の開口部を閉塞している長尺形状の蓋体は、エアバッグが開口部を通って展開する際に、蓋体の長手方向に沿った一方の円弧状の周縁部に設けられたヒンジ部を中心に回転する。この際、複数のヒンジ部の回転中心が同一軸上になく互いに交差しており、蓋体を開口部を閉塞する位置に保持する保持手段は、蓋体における長手方向に沿ったヒンジ部側と反対側の周縁部における回転軌跡の違いによる変形部分から離れた位置に設けられている。
請求項2記載の本発明は請求項1に記載の車両用エアバッグ装置において、前記エアバッグ接近部は前記蓋体の長手方向に沿った他方の周縁部における長手方向中央部であることを特徴とする。
車体板材に形成された長尺形状の開口部を閉塞している長尺形状の蓋体は、エアバッグが開口部を通って展開する際に、蓋体の長手方向に沿った一方の円弧状の周縁部に設けられたヒンジ部を中心に回転する。この際、蓋体を開口部を閉塞する位置に保持する保持手段は、蓋体における長手方向に沿ったヒンジ部側と反対側の周縁部における長手方向中央部から離れた位置に設けられている。
請求項1記載の本発明は、開口部から展開したエアバッグと、蓋体における円弧状の周縁部と反対側の周縁部における回転軌跡の違いによる変形部分から離れた位置に設けた保持部材との干渉を防止できる。
請求項2記載の本発明は、開口部から展開したエアバッグと、蓋体における円弧状の周縁部と反対側の周縁部における長手方向中央部から離れた位置に設けた保持部材との干渉を防止できる。
本発明における車両用エアバッグ装置の一実施形態を図1〜図7に従って説明する。
なお、図中矢印UPは車体上方方向を示し、図中矢印FRは車体前方方向を示している。
図2に示される如く、本実施形態における自動車の車体10の前部上面には、車体10の外周部を形成する車体板材(車体外板)である金属板から成るエンジンフードアウタパネル12(以後フードアウタパネルという)が配置されている。また、フードアウタパネル12における後端縁部12Aの前方側近傍には、開口部としてのエアバッグ展開用開口部14が形成されている。
図1に示される如く、エアバッグ展開用開口部14はその長手方向を車幅方向に沿って形成されており、エアバッグ展開用開口部14の車体上方から見た平面視形状は、フードアウタパネル12の後端縁部12Aに沿って車幅方向に延び車幅方向中央部が車体前方へ膨らんだ長尺形状の円弧状となっている。
図4に示される如く、フードアウタパネル12におけるエアバッグ展開用開口部14の周縁部には、フードを閉じた状態で、車体下方側へ凹んだ棚部16が周方向に連続して形成されている。この棚部16はプレス加工等によって形成されており、フードアウタパネル12の意匠面(表面)を形成する基部12Bから車体下方へ向かって屈曲された縦壁16Aと、縦壁16Aの下端部からエアバッグ展開用開口部14の内側に向かって直角に屈曲された横板部16Bと、横板部16Bの内側端部から車体下方へ向かって屈曲されたフランジ16Cとで構成されている。
図2に示される如く、フードアウタパネル12のエアバッグ展開用開口部14には蓋体としてのカバー20が取付けられている。カバー20の車体上方から見た平面視形状は、フードアウタパネル12の後端縁部12Aに沿って延び車幅方向中央部が車体前方へ膨らんだ長尺形状の円弧状になっており、カバー20によってエアバッグ展開用開口部14の全域が閉塞されている。
図4に示される如く、カバー20はフードアウタパネル12と略同一の板厚に設定され、金属板によって構成されている。
カバー20の意匠面(表面)を形成する基部20Aの周縁部からは、フードを閉じた状態で、車体下方へ向かって屈曲された縦壁20Bが形成されており、縦壁20Bの下端部からはエアバッグ展開用開口部14の内側に向かって直角に屈曲された下板部20Cが形成されている。また、基部20Aの周縁部と縦壁20Bと下板部20Cとによってカバー20の周縁下部には凹部20Dが形成されており、カバー20の下板部20Cは、フードアウタパネル12のエアバッグ展開用開口部14に形成した棚部16の横板部16B上に載置されている。
図1に示される如く、カバー20における長手方向に沿った一方の周縁部である車体後側縁部における車幅方向両端部近傍には、それぞれヒンジ部20Eが形成されている。
図5に示される如く、カバー20のヒンジ部20Eは、下板部20Cの先端部側に車体下方へ向かって一体に形成されている。ヒンジ部20Eの上部20Fの側断面形状(車体前後方向に沿った垂直断面の形状)は、車体前方へ向かって突出し、且つ車体後方側が開口した矩形枠状となっている。また、ヒンジ部20Eの下部20Gは、上部20Fの下部後端20Hから車体後方下側に向かって延びており、下部20Gはブラケット32によってフード34に固定されている。
ヒンジ部20Eの下部20Gには貫通孔36が形成されており、ヒンジ部20Eの下部20Gと重なり合うブラケット32のカバー取付部32Aには貫通孔38が形成されている。これらの貫通孔36、38には車体前方側からボルト40が挿入されており、ボルト40はブラケット32のカバー取付部32Aの後面に配置されたナット42に螺合している。
従って、エアバッグ展開時には、図1に示される如く、左右のヒンジ部20Eの上部20Fが弾性変形または塑性変形することで、図4に二点鎖線で示すようにカバー20が上方へ開くようになっている。
図7に示される如く、カバー20が展開した際に、カバー20の車幅方向両端部がエアバッグ展開用開口部14内に落ち込むのを防止するため、図6に示される如く、左右のヒンジ部20Eのヒンジ軸L1、L2はエアバッグ展開用開口部14及びカバー20の車幅方向両端部近傍の長手方向(接線方向)に沿っており、左右のヒンジ軸L1、L2は同一軸(一直線)上になく互いに交差している。即ち、左右のヒンジ軸L1、L2は車幅方向に沿って延びる線L3、L4に対して左右対称でヒンジ軸L1、L2の車幅方向外側が車幅方向内側に対して車体後方となるように所定角度θ1、θ2で(θ1=θ2)傾斜している。
なお、左右のヒンジ軸L1、L2が同一軸(一直線)上になく互いに交差するとは、ヒンジ軸L1、L2の延長線が交わる交差と、ヒンジ軸L1、L2の延長線が互いにくい違う交差と、の双方を含む。
従って、カバー20が展開する際には、カバー20は、車幅方向両端部側がそれぞれ左右のヒンジ軸L1、L2を中心に旋回(図6の矢印A方向と矢印B方向)するので、回転軌跡の違いによりカバー20の長手方向中央部は、ヒンジ軸L1、L2を中心に円滑に旋回(図6の矢印C方向と矢印D方向)できず、車幅方向中央にかけて変形力を受ける。このため、図7に示される如く、カバー20は、例えば、左右のヒンジ部20Eの車幅方向内側近傍と、長手方向中央部との3箇所の屈曲部23で折れ曲がり、その長手方向中央部がカバー20の展開時に車体上方に変形し、一方、左右のヒンジ部20Eの車幅方向内側近傍部分が車体下方へ変形するようになっている。このため、カバー20の車体前側縁部20Jにおける長手方向中央部の回転軌跡の違いによる変形部分がカバー20における長手方向の他の部位に比べて、エアバッグ展開用開口部14から展開するエアバッグとの距離が短くなるエアバッグ接近部21となる。
また、図6及び図7に示される如く、カバー20が開放した後にも、カバー20の長手方向中央部がカバー20における長手方向の他の部位に比べて、エアバッグ展開用開口部14から展開するエアバッグとの距離が短くなる。
図1に示される如く、カバー20におけるエアバッグ接近部21から車幅方向外側へ所定距離離れた車体前側縁部20Jの部位20Lには、それぞれ保持手段としてのクリップ28を配置するためのクリップ取付部20Mが形成されている。
図5に示される如く、カバー20のクリップ取付部20Mは、下板部20Cの先端部側に車体下方へ向かって一体に形成されている。また、カバー20の各クリップ取付部20Mの下端部には、金属から成る側面視形状(車体前後方向に沿った垂直断面の形状)が略V字状のクリップ28(図8参照)が、その基端部28Aにおいてリベット30で固定されている。
なお、図8の符号29は、クリップ28の基端部28Aに形成されたリベットを固定するための貫通孔である。
図1に示される如く、クリップ28は左右2個設けられており、各クリップ28は、それぞれカバー20におけるエアバッグ接近部21から車幅方向外側へ所定距離離れた車体前側縁部20Jの部位20Lに取付けられている。
なお、エアバッグ接近部21から車幅方向外側へ所定距離離れた部位とは、カバー20を閉めた状態(図5に示す状態)でのクリップ28の下端部28Dが、図7に示される如く、カバー20が展開する際に、エアバッグ接近部21より高くならない位置(エアバッグ接近部21に比べエアバッグ73との間隔が広い位置)である。
また、図1及び図5にはカバー20の後端側のクリップ28は示していないが、カバー20の後端側の車幅方向(カバー20の長手方向)に沿った適宜位置にはクリップ28がカバー20の前端側と同様に設定されている。
図8に示される如く、クリップ28は帯状の板ばねを曲げ加工することで形成されている。クリップ28の先端部28Bは、側面視形状(車体前後方向に沿った垂直断面の形状)で鉤状に屈曲されており、図5に示される如く、フードアウタパネル12の棚部16のフランジ16Cに弾性変形した状態で係止されている。これにより、カバー20は、フードアウタパネル12のエアバッグ展開用開口部14に取り付けられている。
図8に示される如く、クリップ28の先端部28Bの下方側には、側断面形状(車体前後方向に沿った垂直断面の形状)が車体前方へ向かって三角形状の屈曲部28Cが形成されている。図5に示される如く、この屈曲部28Cはフランジ16Cの下端に当たっており、クリップ28の屈曲部28Cとカバー20の下板部20Cとで、棚部16のフランジ16Cを上下方向から挟持している。
更に、カバー20における車体前方側に取付けられたクリップ28の先端部28Bは弾性変形した状態で、棚部16のフランジ16Cに車体前方(図5の矢印A方向)への弾性変形の反力を発生しており、図示していないカバー20における車体後方側に取付けられたクリップ28の先端部28Bは弾性変形した状態で、棚部16のフランジ16Cに車体後方(図5の矢印B方向)への弾性変形の反力を発生している。この結果、双方の弾性変形の反力によってカバー20がフードアウタパネル12のエアバッグ展開用開口部14に位置決めされた状態で固定状態とされている。
一方、エアバッグ展開時には、カバー20がエアバッグによって車体上方向へ向かって押圧されることで、クリップ28のエアバッグ展開用開口部14への係合が解除され、ヒンジ部20Eがヒンジ軸L1、L2中心に変形することで、図4に二点鎖線で示すようにカバー20が上方へ開くようになっている。
図5に示される如く、エアバッグ装置52は皿状とされた取付ブラケット54の前後方向中央部54Aの上面に固定されており、取付ブラケット54の前後方向両端部54Bはフードインナパネル56に形成された開口部58の周縁部56Aの下面にボルトナット等の締結部材60によって固定されている。また、フードインナパネル56における開口部58の周縁部56Aは、インナリインホースメント62によって補強されており、インナリインホースメント62はその長手方向を車幅方向に沿って配置されている。インナリインホースメント62の車幅方向から見た断面形状は、開口部を上方へ向けたハット形状となっており、下板部62Aにはエアバッグ装置52を挿入するための開口部64が形成されている。インナリインホースメント62の下板部62Aにおける開口部64の周縁部には、締結部材60によってエアバッグ装置52のブラケット54が共締めされている。また、インナリインホースメント62の上端部に形成されたフランジ62Bは、フードアウタパネル12の基部12Bの下面12Cに接着剤68によって固定されている。また、インナリインホースメント62の下板部62Aとフランジ62Bとを連結している縦壁部62C、62Dの後側の縦壁部62Cの前面には、ブラケット32の取付フランジ32Bが溶接等によって結合されている。
エアバッグ装置52のエアバッグケース70は筐体状となっており、エアバッグケース70の内部には、略円柱形状のインフレータ72がフード幅方向(車幅方向)を軸方向として収容されていると共に折り畳み状態のエアバッグ73が収容されている。インフレータ72の内部には、一例としてスクイブ、着火剤、伝火剤、ガス発生剤、クーラント、フィルタ等が収納されていると共に、周壁部にはガスを噴出するための複数のガス噴出孔が形成されている。更に、インフレータ72の外周部には軸方向の複数箇所(例えば、二箇所)に締結具としての取付ボルト76がインフレータ72の半径方向が軸方向となるように立設されている。これに対応して、エアバッグケース70の底壁部70A及び取付ブラケット54にも、取付ボルト76が挿通されるボルト挿通孔78、80が形成されている。インフレータ72は取付ブラケット82に支持された状態で取付ボルト76をボルト挿通孔78、80内へ挿通させ、取付ブラケット54の下面側から締結手段としてのナット84を締め付けることにより、取付ブラケット54に強固に固定されている。なお、エアバッグ73は、上述したインフレータ72のガス噴出孔から噴出されたガスが流入されるようにインフレータ72の周囲に折り畳み状態でエアバッグケース70内に収納されている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態では、車両衝突時にエアバッグ装置52が作動し、エアバッグ73が展開すると、カバー20がエアバッグ73により車体上方へ押圧される。このため、カバー20をフードアウタパネル12のエアバッグ展開用開口部14に固定しているクリップ28の係合が外れ、カバー20は車体後側縁部における車幅方向両端部近傍に設けられたヒンジ部20Eを中心に回転し開放され、図4に二点鎖線で示すようにエアバッグ展開用開口部14からエアバッグ73が車体外側へ展開する。
この時、図6に示される如く、カバー20のヒンジ軸L1、L2はエアバッグ展開用開口部14及びカバー20の車幅方向両端部近傍の長手方向(接線方向)に沿っており、車幅方向に沿って延びる線L3、L4に対して左右対称で、ヒンジ軸L1、L2の車幅方向外側が車幅方向内側に対して車体後方となるように所定角度θ1、θ2で傾斜している。
この結果、カバー20がヒンジ軸L1、L2を中心に回転することで、図6及び図7に示される如く、カバー20の車幅方向両端部がエアバッグ展開用開口部14内に大きく落ち込むの防止でき、カバー20がエアバッグ73の展開を邪魔するのを防止できる。
一方、カバー20が展開する際には、カバー20は、車幅方向両端部側がそれぞれ左右のヒンジ軸L1、L2を中心に旋回(図6の矢印A方向と矢印B方向)するので、カバー20の長手方向中央部は、ヒンジ軸L1、L2を中心に円滑に旋回(図6の矢印C方向と矢印D方向)できず、車幅方向中央にかけて変形力を受ける。このため、図7に示される如く、カバー20は、例えば、左右のヒンジ部20Eの車幅方向内側近傍と、長手方向中央部との3箇所の屈曲部23で折れ曲がり、その長手方向中央部がカバー20の展開時に車体上方に変形し、一方、左右のヒンジ部20Eの車幅方向内側近傍部分が車体下方へ変形する。このため、カバー20の車体前側縁部20Jにおける長手方向中央部のエアバッグ接近部21が、カバー20における長手方向の他の部位に比べて、エアバッグ展開用開口部14から展開するエアバッグとの距離が短くなる。
また、図6及び図7に示される如く、カバー20が開放した後にも、カバー20の長手方向中央部がカバー20における長手方向の他の部位に比べて、エアバッグ展開用開口部14から展開するエアバッグとの距離が短くなる。
これに対して、本実施形態では、クリップ28がカバー20のエアバッグ接近部21から車幅方向外側へ所定距離離れた車体前側縁部20Jの部位20Lに取付けている。
従って、展開途中及び展開したエアバッグ73とカバー20の車体前側縁部20Jにおける車幅方向中央部20Kとの間隔Mが、クリップ28によって更に狭くなるのを防止できる。この結果、本実施形態では、エアバッグ73とクリップ28との干渉を防止できる。
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。
また、上記実施形態では、クリップ28をカバー20の車体前側縁部20Jにおける車幅方向中央部20Kから車幅方向外側へずれた2箇所に配置したが、クリップ28をカバー20の車体前側縁部20Jにおける車幅方向中央部20Kから車幅方向外側へずれた1箇所または3箇所以上の部位に配置しても良い。
また、上記実施形態では、フードアウタパネル12、カバー20及びクリップ28の材質をそれぞれ金属としたが、フードアウタパネル12、カバー20及びクリップ28の材質は金属に限定されず樹脂等の他の材質でも良い。また、フードアウタパネル12の材質とカバー20の材質とが同じ材料でなくても良い。
また、上記実施形態では、車両板材をフードアウタパネル12としたが、車両板材はルーフパネル等の他の車両板材でも良い。
また、保持手段はクリップ28に限定されず、カバー20をエアバッグ展開用開口部14を閉塞する位置に保持する部材であれば、連結ピン等の他の保持手段でも良い。
また、カバー20が長尺方向に沿って直線形状であり、複数のヒンジ部の回転中心が同一軸上にある場合においても、エアバッグ73の展開圧によって、カバー20が展開時に、長手方向の中央部と長手方向の端部とが、他の部位に比べ、エアバッグ73側に変形する場合を考慮し、クリップ28をカバー20の車体前側縁部20Jにおける長手方向の中央部と長手方向の端部とを除く長手方向の中央部と長手方向の端部との間に配置した構成としても良い。
本発明の一実施形態に係る車両用エアバッグ装置のフードパネルを示す車体斜め前方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係る車両用エアバッグ装置が適用された車体を示す車体斜め前方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係る車両用エアバッグ装置が適用された車体のエアバッグ展開状態を示す車体斜め前方から見た斜視図である。 図2の4−4線に沿った拡大断面図である。 図2の5−5線に沿った拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係る車両用エアバッグ装置のカバーの展開状態を示す平面図である。 図6の7−7線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態に係る車両用エアバッグ装置のクリップを示す車体斜め前方から見た斜視図である。
符号の説明
12 フードアウタパネル(車体板材)
14 エアバッグ展開用開口部(開口部)
20 カバー(蓋体)
20E カバーのヒンジ部
20M カバーのクリップ取付部
20K カバーの車幅方向中央部
21 カバーのエアバッグ接近部
28 クリップ(保持手段)
52 エアバッグ装置
73 エアバッグ

Claims (2)

  1. 車体板材に形成された長尺形状の開口部を通って展開するエアバッグと、
    前記開口部を閉塞する長尺形状の蓋体と、
    前記蓋体の長手方向に沿った一方の周縁部に設けられ、前記エアバッグが前記開口部を通って展開するためのヒンジ部と、
    前記蓋体における長手方向に沿ったヒンジ部側と反対側の周縁部であって、前記蓋体が前記ヒンジ部を中心に回転した際に長手方向の他の部位に比べて前記展開したエアバッグとの距離が短くなる前記蓋体のエアバッグ接近部から離れた位置に設けられ、前記蓋体を前記開口部を閉塞する位置に保持する保持手段と、
    を有し、
    前記一方の周縁部の長手方向は円弧状に屈曲し、前記複数のヒンジ部の回転中心が同一軸上になく互いに交差しており、前記エアバッグ接近部は前記蓋体の長手方向に沿った他方の周縁部における回転軌跡の違いによる変形部分であることを特徴とする車両用エアバッグ装置。
  2. 前記エアバッグ接近部は前記蓋体の長手方向に沿った他方の周縁部における長手方向中央部であることを特徴とする請求項1に記載の車両用エアバッグ装置。
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