JP4120595B2 - 組み込み式加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、組み込み式加熱調理器のキャビネットへの固定方法に関するものである。
従来、この種の前方や上面から固定することのできない組み込み式加熱調理器の固定方法の構成としては、例えば、固定金具がない状態でキャビネットに設置し、後からキャビネットの下に潜り込んで固定金具を取り付け、ねじを締結して本体を固定する方法や、また本体を設置する前に固定金具を仮固定してからキャビネットに設置し、キャビネットの下に潜り込み仮固定していた固定金具を引き出して、固定するというものがあった(例えば、特許文献1参照)。
図13、14は特許文献1に記載された従来の固定方法を示すものである。図13、14において、本体を構成している外郭1の側面部に切欠き部2が設けられている。そして、切欠き部2には設置業者がセットする固定金具3と締結手段であるねじ4が取り付けられる構成となっており、ねじ4のねじ頭で固定金具の穴5を介して、キャビネット6に仮固定されていた。
特開2000−205575号公報
しかしながら、前記従来の構成では、本体をキャビネットに設置してから固定金具を取り付けて固定するとか、またキャビネットに設置する前に固定金具を仮固定するとか、いずれにせよ設置業者が固定金具を本体に取り付ける必要があるために、施工するのに時間がかかったり、固定金具をなくしたり、また固定し忘れるという問題点を有していた。さらに、固定金具を仮固定してキャビネットに設置し、固定する作業においてもキャビネットの下という狭い中でねじを一度緩めて仮固定を一度解き、固定金具をキャビネットに固定できる位置まで引き出し、そしてねじで締結して固定していくというように、施工に手間がかかり施工性が悪いという問題点を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、固定金具を予め外郭側面部の切欠き部内に収納、仮固定しておき、本体をキャビネットの穴に設置してから、締結手段を締め付けキャビネットへの本体の固定ができる施工性の優れた機器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の組み込み式加熱調理器は、組み込み体の穴に取り付けられる本体を構成する外郭と、前記外郭側面下方よりに設けた切欠き部と前記切欠き部の側面に設けた係合手段と、前記係合手段に上方の先端部を支点として回動自在に係合されかつ前記本体を前記組み込み体に取り付けるときに前記切欠き部内に収納され固定金具と、前記固定金具の下方の先端部を前記本体に設けられた穴に挿入した状態で前記固定金具を前記本体に仮固定するため前記切り欠き部の上面部に取り付けられ締め付けると上方へ摺動していくように構成された締結手段とを備え、前記固定金具は、前記本体を前記組み込み体に取り付けた後、前記締結手段を緩めることにより前記固定金具の下方の先端部が前記本体から自由な状態となるように構成され、前記固定金具の下方の先端部が前記本体から自由な状態で前記締結手段を締め付けて前記固定金具を前記組み込み体のあるところまで回動させて前記本体を前記組み込み体に固定する構成とした。この構成により、設置業者は本体をキャビネットに組み込んだ後、締結手段の締結を緩め固定金具の一端を自由端とし、再度締結手段を締結することにより、あるいは、締結手段の締結のみにより、固定金具を係合手段を支点として回動させ、本体をキャビネットに固定することができる。
本発明の組み込み式加熱調理器は、本体をキャビネットに設置後、締結手段を締め付けて固定金具を、固定金具の上方の先端部を支点として回動させるという簡単な施工で本体をキャビネットに固定できる。
第1の発明は、組み込み体の穴に取り付けられる本体を構成する外郭と、前記外郭側面下方よりに設けた切欠き部と前記切欠き部の側面に設けた係合手段と、前記係合手段に上方の先端部を支点として回動自在に係合されかつ前記本体を前記組み込み体に取り付けるときに前記切欠き部内に収納された固定金具と、前記固定金具の下方の先端部を前記本体に設けられた穴に挿入した状態で前記固定金具を前記本体に仮固定するため前記切り欠き部の上面部に取り付けられ締め付けると上方へ摺動していくように構成された締結手段とを備え、前記固定金具は、前記本体を組み込み体に取り付けた後、前記締結手段を緩めることにより前記固定金具の下方の先端部が前記本体から自由な状態となるように構成され、前記固定金具の下方の先端部が前記本体から自由な状態で前記締結手段を締め付けて前記固定金具を前記組み込み体のあるところまで回動させて前記本体を前記組み込み体に固定する構成とした。この構成により、設置業者が本体に固定金具を装着する作業がなく、締結手段の操作で容易に固定できる施工性の優れたものにすることができる。
第2の発明は、特に第1の発明の締結手段を緩めることにより固定金具の下方の先端部が前記本体から自由な状態となるように構成することに代え、前記締結手段を所定以上の荷重で締め付けることにより前記固定金具の下方の先端部が前記本体から自由な状態となるようにする構成とした。この構成により、容易に本体を固定できる施工性の良い機器を提供することができる。
の発明は、特に第1又は2の発明の固定金具を上面の長さが下面の長さより長くした略コの字形状とし、前記上面の先端部は切欠き部の側面に設けた係合手段に係合する構成とした。この構成により締結手段を緩めたとき、下面の先端部が容易に自由となり、再度、締結手段を締結するとき回動しやすくなる。
の発明は、特に第2の発明の固定金具は上面の長さが下面の長さより長くした略コの字形状とし、上面の先端部は切欠き部の側面に設けた係合手段に係合し、固定金具の下面を側面と鋭角の関係を有する構成としたことにより、本体設置後、締結手段を締め付けるだけで本体をキャビネットに固定することができる施工性の優れた機器を提供することができる。
の発明は、特に第2の発明の固定金具は上面の長さが下面の長さより長くした略コの字形状とし、上面の先端部は切欠き部の側面に設けた係合手段に係合し、固定金具の上面を側面と鈍角の関係を有する構成としたことにより、本体設置後、締結手段を締め付けるだけで本体をキャビネットに固定することができ、かつより厚みの薄いキャビネットにも固定できる施工性が優れ、フレキシブルに対応できるようにすることができる。
の発明は、特に第1〜の発明のいずれか1つの発明の係合手段は切欠き部に設けた穴から成る構成としたことにより、簡単な構成で固定金具を切欠き部に係合させることができる。
の発明は、特に第の発明のいずれか1つの発明の固定金具の下面の先端部は切欠き部に設けられた穴に挿入する構成としたことにより、簡単な構成で容易に締結手段を緩めたとき先端部を自由な状態にすることができる。
第8の発明は、組み込み体の穴に取り付けられる本体を構成する外郭と、前記外郭側面下方よりに設けた切欠き部と前記切欠き部の側面に設けた係合手段と、前記係合手段に略くの字形状下方の先端部を支点として回動自在に係合されかつ前記本体を前記組み込み体に取り付けるときに前記切欠き部内に収納される固定金具と、前記固定金具を前記本体に仮固定するため前記切り欠き部の上面部に取り付けられ締め付けると上方に摺動していくように構成された締結手段とを備え、前記固定金具は、前記本体を前記組み込み体に取り付けた後、前記締結手段を緩めることにより前記固定金具の上方の先端部が下方に落ちて前記本体から自由な状態となるように構成され、前記固定金具の上方の先端部が前記本体から自由な状態で前記締結手段を締め付けて前記固定金具を前記組み込み体のあるところまで回動させて前記本体を前記組み込み体に固定する構成とすることで、設置業者が本体に固定金具を装着する作業がなく、また締結手段の緩めと締め付けだけで本体を固定することができるため、容易に、確実に本体を固定できる施工性の優れたものにすることができる。
第9の発明は、本体を構成する外郭と、前記外郭側面下方よりに設けた切欠き部と前記切欠き部の側面に設けた係合手段と、前記係合手段に回動自在に係合されかつ前記切欠き部内に収納された固定金具と、固定金具を固定する締結手段とを備え、前記本体を取り付けるにあたって、前記本体を組み込み体に取り付けた後、前記締結手段により前記固定金具を回動させるとともに、前記係合手段は締結方向に設けた長穴からなり、前記長穴には固定金具の下方の先端部が係合され、前記締結手段により前記固定金具が上下に摺動する構成としたことにより、設置業者が本体に固定金具を装着する作業がなく、またキャビネットの厚みが薄いものから厚いものまで幅広く対応できる施工性が優れ、フレキシブルに対応できるようにすることができる。
第10の発明は、本体を構成する外郭と、前記外郭側面下方よりに設けた切欠き部と前記切欠き部の側面に設けた係合手段と、前記係合手段に回動自在に係合されかつ前記切欠き部内に収納された固定金具と、固定金具を固定する締結手段とを備え、前記本体を取り付けるにあたって、前記本体を組み込み体に取り付けた後、前記締結手段により前記固定金具を回動させるとともに、前記切欠き部には、上下に複数の係合手段を設ける構成としたことにより、設置業者が本体に固定金具を装着する作業がなく、またキャビネットの厚みが薄いものから厚いものまで幅広く対応でき、かつ確実に固定できる施工性が優れ、フレキシブルに対応できるようにすることができる。
第11の発明は、特に第1〜10の発明のいずれか1つの発明の構成において、少なくとも固定金具は、外郭の対辺に一対設ける構成とした、設置業者が本体に固定金具を装着する作業がなく、容易に固定でき、またバランスよく本体を固定できる施工性と信頼性の優れたものにすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における組み込み式加熱調理器の斜視図、図2は同組み込み式加熱調理器の要部斜視図であり、図3(a)は同組み込み式加熱調理器の組み込み前の要部断面図(b)は同組み込み式加熱調理器の組み込み後の要部断面図である。
図1〜3において、本体を構成している外郭11の側面下方よりに凹部形状の切欠き部12が設けられている。したがって、切欠き部12の3方の側面および上面は外郭の一部から構成され、他の面、すなわち、1つの側面と下方側は開放された状態となっている。そして、切欠き部12の中に固定金具13が予め収納されている。この固定金具の上方にある先端部A14は中央部が切り欠かれるとともに折り曲げ加工がなされ、切欠き部12の側面12aに設けられた係合手段である穴A15に2ヶ所で係合され、容易にこの係合関係が解かれないようにしている。また、この構成では、穴A15と固定金具13の接点を中心として回動できるようにしている。もう一方の下方にある先端部B16は中央部が切り欠かれるとともに、穴B17に一部のみ挿入されている。そして、先端部B16の折り曲げ部の長さが先端部A14を有する折り曲げ部の長さより短くする事で、後述する手段により簡単に穴B17から外れ自由に回動できるように構成されている。また固定金具13は、切欠き部12内の切欠き部上面部12bに締結手段19によって、固定金具13を介して締結される。すなわち、固定金具13の両先端部の切欠け部に締結手段19を挿入し、締結手段19を仲立ちとし、切欠き部上面部12bと座20により固定金具13を狭着することで本体内に一時的に固定されている。
以上のように構成された組み込み式加熱調理器のについて、以下その動作、作用を説明する。
まず、前記構成において、本体をキャビネット21に設置する場合について説明する。固定金具13は本体に予め収納されているため、本体をそのまま、まず組み込み体であるキャビネット21の穴に設置する。その後、本体のキャビネット21への固定作業へ入る。このとき、固定金具13は一時的に固定されているため、いったん締結手段19を緩める。そうすると、先端部B16は穴B17から外れ自由な状態になる。この状態から締結手段19を締結していくと、座20が固定金具13の面を上へ押し、かつ先端部A1は穴A1に係合されていることから、先端部A1の係合部を支点として回動していく。固定金具13は、キャビネット21の天板があるところまで、回動し本体はキャビネット21に固定される。
以上のように、本実施の形態においては、設置業者が設置時に固定金具13をわざわざ取り付ける必要なく、締結手段の緩めと締め付けだけで本体を固定することができるため、容易に本体を固定できる施工性の良い機器を提供することができる。
なお、本実施の形態では、締結手段をねじを用いた場合で記載しているが、いかなる締結手段でも同様の効果が得られるし、ねじの方法においても、切欠き部上面部12aに例えばナット18を溶接するとか、また、切欠き部上面部12bでねじが空回りするようその一部だけねじ山をなくし、座20の代わりに、周り止めのついたナットを使うことで、締結するとナットだけが上昇し固定金具13を押し上げて固定することができ、ねじ頭の高さの位置が変わらないという構成にもできる。こうすることで、常にねじ頭は同じ位置で下のほうにあるため、見やすくキャビネット21の下という狭くて、作業しにくい時でも非常にやりやすくできる。
なお、本実施の形態では、係合手段として側面に穴を設けた場合につき説明したが、係合手段はこの構成に限定されるものではなく、本実施の形態の主旨にかなう構成であれば、他の構成であってもよい。
なお、本実施の形態では、固定金具の先端部に切欠きを入れ、その切欠きの両側にある先端部を夫々係合手段である穴に挿入する構成を示したが、本実施の形態の主旨にかなう機能を保持できるならば、例えば切欠きの片方の先端部を切り落とし、他の先端部だけを係合手段に係合するようにしても良い。
(実施の形態2)
図4(a)は本発明の第2の実施の形態における組み込み式加熱調理器の組み込み前の要部断面図(b)は同組み込み式加熱調理器の組み込み後の要部断面図である。なお、本実施の形態の基本構成は実施の形態1と同じなので異なる点を中心に説明する。また、実施の形態1と同じ構成には同じ符号を付しその説明は省略する。本発明の第2の実施の形態における組み込み式加熱調理器の固定金具部の断面図を示すものである。
図4において、固定金具13は略コの字形状で上面22、側面23、下面24から構成されており、下面24は側面23と鋭角の関係であり、先端一部だけ穴B17に挿入されている。固定金具13は、締結手段19を仲立ちとし、座20が固定金具13を押し上げ、かつ先端部B16が穴B17に挿入、押し上げられることで、一時的に固定されている。但し、下面24と側面23が鋭角の関係になることで、締結手段で押し上げても、固定金具13は逃げずに、一時的に固定されている。
以上のように構成された組み込み式加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
本体をキャビネット21に固定することを考える。固定金具13は一時的に固定されているが締結手段19を締結していくと、固定金具13上向きに大きな力が加わり、穴B17から先端部B16が外れようとする。ある荷重を超えると、先端部B16は穴B17から外れ自由となり、固定金具13は先端部A14の係合部を支点に、回動し始める。そして、キャビネット21の天板があるところまで、回動し本体はキャビネット21に固定される。
以上のように、本実施の形態においては、設置業者の固定金具の取り付けや、またねじの緩めもなく、ただ締結手段19を締め付けるだけで、本体をキャビネット21に固定することができるので、容易に本体を固定できる施工性の良い機器を提供することができる。
なお、本実施の形態の場合、あるいは本実施の形態以降の場合において、固定金具を略コの字形状の上面、側面、および下面から構成する場合、実施の形態1と同様に下面の長さを上面の長さより短くした方が下面の先端部が穴から外れやすくなり好ましい。
(実施の形態3)
図5(a)は本発明の第3の実施の形態における組み込み式加熱調理器の組み込み前の要部断面図、図5(b)は同組み込み式加熱調理器の組み込み後の要部断面図である。なお、本実施の形態の基本構成は実施の形態1と同じなので異なる点を中心に説明する。また、実施の形態1と同じ構成には同じ符号を付しその説明は省略する。
図5において、固定金具13は略コの字形状で上面22、側面23、下面24から構成されており、上面22は側面23と鈍角の関係である。固定金具13は、締結手段19を仲立ちとし、座20が固定金具13を押し上げ、かつ先端部B16が穴B17に挿入、押し上げられることで、一時的に固定されている。但し、下面24と側面23が鋭角の関係になることで、締結手段で押し上げても、固定金具13は逃げずに、一時的に固定されている。
以上のように構成された組み込み式加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
本体をキャビネット21に固定する場合について説明する。固定金具13は締結により回動していく。ところが、上面22は側面23と鈍角の関係であるため、キャビネット21の厚みが薄く回動の角度が大きくなったとしても、切欠き部12の面を逃げているため、更に回動することができる。つまり、更に薄いキャビネットに対しても、確実に固定することができる。具体的には、取り付ける位置にもよるが、一つの固定金具で5mm程度の薄さまで対応できる。
以上のように、本実施の形態においては、設置業者の固定金具の取り付けや、またねじの緩めもなく、ただ締結手段19を締め付けるだけで、本体をキャビネット21に固定することができるし、またキャビネット21の厚みがより薄いものに対しても対応できる施工性が良く、フレキシブルに対応できる機器を提供することができる。
参考の形態
図6(a)は本発明の第参考の形態における組み込み式加熱調理器の組み込み前の要部断面図、図6(b)は同組み込み式加熱調理器の組み込み後の要部断面図である。
図6において、側面24には、ゴムや発泡剤で構成された弾性体25が取り付けられている。
以上のように構成された組み込み式加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
本体をキャビネット21に固定する場合について説明する。締結手段19を締め付けると固定金具13は締結により回動していく。そして、固定金具13があるところまで回動すると本体はキャビネットに固定される。ところが、側面24には弾性体25が接着等で取り付けられているため、キャビネット21への固定は摩擦係数が大きいため、しっかりと固定される。また、キャビネット21へは、金属ではなく、弾性体25が直接当たるため傷つけることなく設置できる。
以上のように、本参考の形態においては、設置業者の固定金具の取り付けや、またねじの緩めもなく、ただ締結手段19を締め付けるだけで、本体をキャビネット21に固定することができるし、またキャビネット21に対して弾性体25があたるので、より確実に固定され、かつ傷付を防止することができる施工性が良く、やさしい機器を提供することができる。
(実施の形態
図7(a)は本発明の第の実施の形態における組み込み式加熱調理器の組み込み前の要部断面図、図7(b)は同組み込み式加熱調理器の組み込み後の要部断面図である。なお、本実施の形態の基本構成は実施の形態1と同じなので異なる点を中心に説明する。また、実施の形態1と同じ構成には同じ符号を付しその説明は省略する。
図7において、本体を構成している外郭11の側面部に切欠き部12が設けられ、切欠き部12の中に固定金具13が予め収納されている。固定金具は略くの字形状で先端部B16は折り曲げ加工がなされ、切欠き部12内に設けられた係合手段として用いる穴B17に2ヶ所各々で係合され、もう一方の先端部が切欠き部上面部12aに当たり、締結手段19を締め付けることで、固定金具13は一時的に固定されている。
以上のように構成された組み込み式加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
本体をキャビネット21に固定することを考える。固定金具13は一時的に固定されているため、いったん締結手段19を緩める。そうすると、切欠き部上面部12bに当たっていたもう一方の先端部が下方へ落ちるため、先端部B16を支点として回動する。そこから締結手段19を締結していくと、座20が固定金具13の下面を押し上げ、回動していく。そして、固定金具13はキャビネット21があるところまで、回動し固定される。
以上のように、本実施の形態においては、設置業者が設置時に固定金具13をわざわざ取り付ける必要なく、締結手段の緩めと締め付けだけで本体を固定することができるため、容易に本体を確実に固定できる施工性の良い機器を提供することができる。
(実施の形態
図8は本発明の第の実施の形態における組み込み式加熱調理器の要部斜視図、図9(a)は同組み込み式加熱調理器の組み込み前の要部断面図、図9(b)は同組み込み式加熱調理器の組み込み後の要部断面図である。なお、本実施の形態の基本構成は実施の形態1と同じなので異なる点を中心に説明する。また、実施の形態1と同じ構成には同じ符号を付しその説明は省略する。
図8、9において、切欠き部12には締結方向の長穴26を2つ有し、長穴26には固定金具13の下方の先端部B16が係合されている。締結手段19により、固定金具13を押し上げ、もう一方の先端部が切欠き部上面部12bに当たっていることで、固定金具13は一時的に固定されている。
以上のように構成された組み込み式加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
本体をキャビネット21に固定することを考える。固定金具13は一時的に固定されているため、いったん締結手段19を緩める。そうすると、係合していた先端部B16は、長穴26に沿って下方へ移動し、切欠き部上面部12bに当たっていたもう一方の先端部も下方へ落ち、一時的な固定が解除される。そこから、締結手段19を締結していくと、座20が固定金具13の下面を押し上げ、上方へ摺動していく。そして、固定金具13はキャビネット21があるところまで、摺動し固定される。係合手段は長穴26からなっているため、切欠き部12の下から上まで穴をつなげると、固定金具13の摺動の範囲が増えるために、この固定金具13一つでキャビネット21の厚みが薄いものから厚いものまで、固定することができる。具体的に言えば、厚み約5mmから約45mmに対応できる。なお、通常のキャビネットの厚みは約10mmから約42mmである。
以上のように、本実施の形態においては、設置業者が設置時に固定金具13をわざわざ取り付ける必要なく、締結手段の緩めと締め付けだけで本体を固定することができるため、容易に本体を確実に固定でき、またキャビネットの厚みに幅広く、すなわち、薄いものから厚いものまで対応できるので、施工性に優れ、フレキシブルに対応できる機器を提供することができる。
(実施の形態
図10は本発明の第の実施の形態における組み込み式加熱調理器の要部斜視図、図11(a)は同組み込み式加熱調理器の組み込み前の要部断面図、図11(b)は同組み込み式加熱調理器の組み込み後の要部断面図である。なお、本実施の形態の基本構成は実施の形態1と同じなので異なる点を中心に説明する。また、実施の形態1と同じ構成には同じ符号を付しその説明は省略する。
図10、11において、切欠き部12の切欠き部側面部12aには係合手段として用いる穴A15および穴C27と先端部B16を挿入する穴B17および穴D28が夫々2ヶ所設けられている。
以上のように構成された組み込み式加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
本体をキャビネット21の厚みが厚いものに固定する場合について説明する。現状の位置で固定する際、キャビネット21の厚みが厚く固定金具13がかからずに固定できない場合がある。ところが、実施の形態では穴A15、穴B17の下部に穴C27、穴D28が設けられているため、固定金具13を一度外して先端部A15を穴C27に入れれば、現状の位置より下方を支点として回動することができるため、キャビネット21の厚みが厚いものにも確実に固定することができる。
以上のように、本実施の形態においては、設置業者の固定金具の取り付けや、またねじの緩めもなく、ただ締結手段19を締め付けるだけで、本体をキャビネット21に固定することができ、またキャビネット21の厚みにも幅広く対応できるため、施工性が良く、フレキシブルな機器を提供することができる。
(実施の形態
図12は本発明の第の実施の形態における組み込み式加熱調理器の裏面図である。なお、本実施の形態の基本構成は実施の形態1と同じなので異なる点を中心に説明する。また、実施の形態1と同じ構成には同じ符号を付しその説明は省略する。
本体を構成する外郭11において外郭側面A29、外郭側面B30、外郭側面C31、外郭側面D32があり、少なくとも外郭の対辺つまり、外郭側面A29と外郭側面C30あるいは、外郭側面B30と外郭側面32には切欠き部12が設けられ、中に固定金具13がそれぞれに収納されている。
以上のように構成された組み込み式加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
固定金具13は少なくとも対辺に一対設けられているため、バランスよく固定され、キャビネット21に確実に均等に固定される。よって、外観の浮きも防止でき、またキャビネット内へのシール性能も向上できる。なお、4面全てに設けることができれば、よりバランスよく確実に固定することができるし、また一対プラス一面(計3ヶ所)でも、同様の効果が得られる。
以上のように、本実施の形態においては、設置業者の固定金具の取り付けや、またねじの緩めもなく、ただ締結手段19を締め付けるだけで、本体をキャビネット21に固定することができ、またキャビネット21に確実にバランスよく固定することができるので、施工性が良く、また浮きがなくシール性能の良い信頼性の高い機器を提供することができる。
以上のように、本発明にかかる組み込み式加熱調理器は設置業者が締結手段の締め付けだけで本体を固定することができるので、ビルトイン型の組み込み式加熱調理器の用途に適用できる。
本発明の実施の形態1における組み込み式加熱調理器の斜視図 同組み込み式加熱調理器の要部斜視図 (a)同組み込み式加熱調理器の組み込み前の要部断面図(b)同組み込み式加熱調理器の組み込み後の要部断面図 (a)本発明の実施の形態2における組み込み式加熱調理器の組み込み前の要部断面図(b)同組み込み式加熱調理器の組み込み後の要部断面図固定金具部の断面図 (a)本発明の実施の形態3における組み込み式加熱調理器の組み込み前の要部断面図(b)同組み込み式加熱調理器の組み込み後の要部断面図 (a)本発明の参考の形態1における組み込み式加熱調理器の組み込み前の要部断面図(b)同組み込み式加熱調理器の組み込み後の要部断面図 (a)本発明の実施の形態4における組み込み式加熱調理器の組み込み前の要部断面図(b)同組み込み式加熱調理器の組み込み後の要部断面図 本発明の実施の形態5における組み込み式加熱調理器の要部斜視図 (a)同組み込み式加熱調理器の組み込み前の要部断面図(b)同組み込み式加熱調理器の組み込み後の要部断面図 本発明の実施の形態6における組み込み式加熱調理器の要部斜視図 (a)同組み込み式加熱調理器の組み込み前の要部断面図(b)同組み込み式加熱調理器の組み込み後の要部断面図 本発明の実施の形態7における組み込み式加熱調理器の裏面図 従来の組み込み式加熱調理器の裏面斜視図 同組み込み式加熱調理器の固定金具部の断面図
符号の説明
11 外郭
12 切欠き部
12a 切欠き部側面部
12b 切欠き部上面部
13 固定金具
14 先端部A(先端部)
15 穴A(係合手段)
16 先端部B(先端部)
17 穴B(穴)
19 締結手段
21 キャビネット(組み込み体)
22 上面
23 下面
24 側面
25 弾性体
26 長穴
27 穴C(係合手段)
28 穴D(穴)

Claims (11)

  1. 組み込み体の穴に取り付けられる本体を構成する外郭と、前記外郭側面下方よりに設けた切欠き部と前記切欠き部の側面に設けた係合手段と、前記係合手段に上方の先端部を支点として回動自在に係合されかつ前記本体を前記組み込み体に取り付けるときに前記切欠き部内に収納され固定金具と、前記固定金具の下方の先端部を前記本体に設けられた穴に挿入した状態で前記固定金具を前記本体に仮固定するため前記切り欠き部の上面部に取り付けられ締め付けると上方へ摺動していくように構成された締結手段とを備え、前記固定金具は記本体を前記組み込み体に取り付けた後、前記締結手段を緩めることにより前記固定金具の下方の先端部が前記本体から自由な状態となるように構成され、前記固定金具の下方の先端部が前記本体から自由な状態で前記締結手段を締め付けて前記固定金具を前記組み込み体のあるところまで回動させて前記本体を前記組み込み体に固定する構成とした組み込み式加熱調理器。
  2. 締結手段を緩めることにより固定金具の下方の先端部が本体から自由な状態となるようにすることに代え、前記締結手段を所定以上の荷重で締め付けることにより前記固定金具の下方の先端部が前記本体から自由な状態となるようにする構成とした請求項1記載の組み込み式加熱調理器。
  3. 固定金具は上面の長さが下面の長さより長くした略コの字形状とし、前記上面の先端部は切欠き部の側面に設けた係合手段に係合する構成とした請求項1又は2記載の組み込み式加熱調理器。
  4. 固定金具は上面の長さが下面の長さより長くした略コの字形状とし、前記上面の先端部は切欠き部の側面に設けた係合手段に係合し、前記略コの字形状の固定金具の下面は前記側面と鋭角の関係を有する構成とした請求項2記載の組み込み式加熱調理器。
  5. 固定金具は上面の長さが下面の長さより長くした略コの字形状とし、前記上面の先端部は切欠き部の側面に設けた係合手段に係合し、前記略コの字形状の固定金具の上面は前記側面と鈍角の関係を有する構成とした請求項2記載の組み込み式加熱調理器。
  6. 係合手段は切欠き部に設けた穴から成る構成とした請求項1〜のいずれか1項に記載の組み込み式加熱調理器。
  7. 略コの字形状の固定金具の下面の先端部は切欠き部に設けられた穴に挿入する構成とした請求項のいずれか1項に記載の組み込み式加熱調理器。
  8. 組み込み体の穴に取り付けられる本体を構成する外郭と、前記外郭側面下方よりに設けた切欠き部と前記切欠き部の側面に設けた係合手段と、前記係合手段に略くの字形状下方の先端部を支点として回動自在に係合されかつ前記本体を前記組み込み体に取り付けるときに前記切欠き部内に収納され固定金具と、前記固定金具を前記本体に仮固定するため前記切り欠き部の上面部に取り付けられ締め付けると上方に摺動していくように構成された締結手段とを備え、前記固定金具は記本体を前記組み込み体に取り付けた後、前記締結手段を緩めることにより前記固定金具の上方の先端部が下方に落ちて前記本体から自由な状態となるように構成され、前記固定金具の上方の先端部が前記本体から自由な状態で前記締結手段を締め付けて前記固定金具を前記組み込み体のあるところまで回動させて前記本体を前記組み込み体に固定する構成とした組み込み式加熱調理器。
  9. 本体を構成する外郭と、前記外郭側面下方よりに設けた切欠き部と前記切欠き部の側面に設けた係合手段と、前記係合手段に回動自在に係合されかつ前記切欠き部内に収納された固定金具と、固定金具を固定する締結手段とを備え、前記本体を取り付けるにあたって、前記本体を組み込み体に取り付けた後、前記締結手段により前記固定金具を回動させるとともに、前記係合手段は締結方向に設けた長穴からなり、前記長穴には固定金具の下方の先端部が係合され、前記締結手段により前記固定金具が上下に摺動する構成とした組み込み式加熱調理器。
  10. 本体を構成する外郭と、前記外郭側面下方よりに設けた切欠き部と前記切欠き部の側面に設けた係合手段と、前記係合手段に回動自在に係合されかつ前記切欠き部内に収納された固定金具と、固定金具を固定する締結手段とを備え、前記本体を取り付けるにあたって、前記本体を組み込み体に取り付けた後、前記締結手段により前記固定金具を回動させるとともに、前記切欠き部には、上下に複数の係合手段を設ける構成とした組み込み式加熱調理器。
  11. 少なくとも固定金具は、外郭の対辺に一対設ける構成とした請求項1〜10のいずれか1項に記載の組み込み式加熱調理器。
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