JP4120194B2 - 情報編集システム、コンピュータプログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、情報の編集を依頼する依頼者と、その依頼者からの依頼を受けて情報編集のサービスを提供する提供者との間で通信を行い、提供者が情報の編集を行う情報編集システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、たとえばビデオカメラなどにより撮影した映像の中から必要なシーンを取出したり、好きな映像をオープニングやエンディングに組込んだり、あるいは、好きなBGMを挿入して上記映像を編集し、その編集された映像をDVD(Digital Video Disc)などのメディアに記録する手法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の手法を用いて映像の編集を行おうとすると、映像をたとえばMPEG(Motion Pictures Experts Group) などの方式で圧縮してコンピュータに取り込むための装置、その取込んだ映像をいくつかのクリップ(Clip:場面)に分け、そのクリップの再生順序の変更や削除を行う映像編集ソフト、出来上がった編集映像をDVDなどのメディアに記録する装置などが必要である。映像の編集などを希にしか行わない者にとっては、編集に必要な装置やソフトの購入は、無駄な買い物になってしまうおそれがあるし、初めての装置やソフトを使用するための学習は、時間の無駄になってしまうおそれがあった。また、出来上がった編集映像をメディアに記録する際の時間は、編集映像データをメディアに記録するためのデータに変換するだけの時間であり、編集者にとっては無駄な時間になってしまう。
そこで、上記のような環境にある者に代わって編集などのサービスを提供するサービス提供者が現れた。このサービス提供者は、依頼者から映像が記録されたビデオテープと、その映像に組み込む映像やBGMなどのコンテンツが記録されたメディアとを受け取り、編集映像データとして取り出したい映像の時間的位置、映像やBGMを組み込む時間的位置などの指示に基いて、依頼者から提供された映像を編集し、出来上がった編集映像を依頼者の希望するメディアに記録するという作業を行う。
【0004】
しかし、上記の手法では、依頼者は、編集映像データとして組み込む映像やBGMなどのコンテンツを自ら用意しなければならないため、自分が所有していない映像やBGMのコンテンツであれば、それをソフト販売店へ買いに行く手間がかかるし、購入費用がかかるという問題がある。また、依頼者が、編集に用いる映像やBGMのコンテンツの入手をサービス提供者に依頼する場合は、そのサービス提供者においても、上記と同じ問題が生じる。さらに、編集に用いる映像やBGMなどのコンテンツをそれらの著作権者に無断でコピーすることは、著作権の侵害となるため、好ましくない。
つまり、上記従来の手法では、編集に必要なコンテンツを揃えるための手間および費用がかかるという問題がある。また、コンテンツの著作権を厚く保護できないという問題もある。
さらに、上記従来の手法では、依頼者から提供された映像、編集映像データとして組み込むビデオテープなどのビデオ記録媒体に記録されているビデオデータやコンテンツのデータ量によっては、出来上がった編集映像のデータ量がメディアの最大記録容量を超えてしまうことがある。そのような場合は、依頼者から提供された映像やコンテンツのデータを圧縮することになるが、あまり圧縮し過ぎても画質が劣化してしまう。このため、どの程度の圧縮をかけるかが問題となるが、上記従来の手法では、どの程度圧縮すれば、出来上がった編集映像の総てをメディアに記録できるかを知る手段がなかった。
【0005】
そこで、この発明は、上記諸問題を解決するためになされたものであり、元情報を用いた編集に用いるコンテンツを揃えるための手間および費用を削減することができ、かつ、元情報の圧縮の度合いを報知できる情報編集システムを実現することを目的とする。また、コンテンツの著作権を厚く保護できる情報編集システムを実現することをも目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段、作用および発明の効果】
この発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、コンテンツと、ビデオ記録媒体に記録されたビデオ情報との少なくとも一方を有する元情報を用いた編集を指示する依頼者側装置と、この依頼者側装置からの指示に基いて前記元情報の編集を行い、この編集された元情報を記録媒体に記録する編集装置と、この編集装置が前記元情報の編集を行う際に用いるコンテンツとその属性情報からなるコンテンツ情報を管理するコンテンツ情報管理装置とを備えており、前記元情報の中で編集対象の情報として用いる情報の容量と、前記記録媒体の記録可能な容量とに基いて前記元情報の圧縮の度合いを演算し、その演算結果を報知する報知手段を備えており、前記依頼者側装置は、前記元情報の中から前記編集対象として用いる情報を選択する選択手段と、この選択手段により選択された情報の前記元情報における位置を示す位置情報を生成する位置情報生成手段と、前記位置情報生成手段により生成された前記位置情報および前記編集対象の情報の属性を示す属性情報を有する編集指示データを作成して前記編集装置へ送信する編集指示データ送信手段とを備えており、前記編集装置は、前記依頼者側装置から送信された編集指示データを受信する編集指示データ受信手段と、この受信された編集指示データに含まれる属性情報に対応するコンテンツの送信要求を前記位置情報に基いて前記コンテンツ情報管理装置に対して行うコンテンツ情報送信要求手段と、前記コンテンツ情報管理装置から送信されたコンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、このコンテンツ受信手段により受信されたコンテンツおよび前記依頼者側から提供された情報を前記編集指示データに基いて編集する編集手段とを備えており、前記コンテンツ情報管理装置は、前記編集装置からの送信要求に対応するコンテンツを前記編集装置へ送信するコンテンツ情報送信手段を備えたという技術的手段を用いる。
【0007】
依頼者側装置に備えられた編集指示データ送信手段は、位置情報生成手段により生成された位置情報(選択手段により選択された情報の元情報における位置を示す位置情報)および編集対象の情報の属性を示す属性情報を有する編集指示データを作成して編集装置へ送信する。編集装置に備えられたコンテンツ情報送信要求手段は、受信された編集指示データに含まれる属性情報に対応するコンテンツの送信要求を上記位置情報に基いてコンテンツ情報管理装置に対して行う。そして、コンテンツ情報管理装置に備えられたコンテンツ情報送信手段は、編集装置からの送信要求に対応するコンテンツを編集装置へ送信し、編集装置は、受信したコンテンツと、依頼者から提供されたビデオ情報を用いた編集を行い、この編集された元情報を記録媒体に記録する。
つまり、依頼者側は、編集装置に対して編集に必要なコンテンツの属性情報を送信するだけで、編集装置は、コンテンツ情報管理装置から必要なコンテンツを受信して編集処理を行うことができる。
また、報知手段により、元情報の圧縮の度合いを演算し、その演算結果を報知することができるため、圧縮の度合いと画質とを比較考量しながら編集処理を行うことができる。
したがって、依頼者側および編集者側が、コンテンツを揃えるための手間および費用を削減することができ、かつ、元情報の圧縮の度合いを報知できる情報編集システムを実現することができる。また、依頼者側または編集者側が、コンテンツの使用料をコンテンツの管理者に対して支払うようにすれば、コンテンツの無断使用を防止できるため、コンテンツの著作権を厚く保護できる情報編集システムを実現することもできる。
なお、コンテンツとは、編集を行う際にビデオ情報に組み込んだりする映像や音声などのデータそのものを示す内容物という意味である。
【0008】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の情報編集システムにおいて、前記依頼者側装置は、前記編集対象の情報として用いるコンテンツの属性を示す属性情報の送信要求を前記コンテンツ情報管理装置に対して行う属性情報送信要求手段と、前記コンテンツ情報管理装置から送信された属性情報を受信する属性情報受信手段とを備えており、前記コンテンツ情報管理装置は、前記依頼者側装置から送信を要求された属性情報を前記依頼者側装置へ送信する属性情報送信手段を備えたという技術的手段を用いる。
【0009】
依頼者側装置に備えられた属性情報送信要求手段が、編集対象の情報として用いるコンテンツの属性を示す属性情報の送信要求をコンテンツ情報管理装置に対して行うと、コンテンツ情報管理装置に備えられた属性情報送信手段は、依頼者側装置から送信を要求された属性情報を依頼者側装置へ送信し、依頼者側装置に備えられた属性情報受信手段は、コンテンツ情報管理装置から送信された属性情報を受信する。
つまり、依頼者側は、編集対象の情報として用いるコンテンツの属性を示す属性情報の送信要求をコンテンツ情報管理装置に対して行うだけで、その属性情報をコンテンツ情報管理装置から受信することができるため、コンテンツ自体を調べる手間を省くことができる。
【0010】
請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の情報編集システムにおいて、前記報知手段は、前記編集対象の情報である前記コンテンツ情報に含まれる属性情報と前記ビデオ情報に含まれる時間情報とから求められる再生時間と、前記記録媒体の記録可能な容量とに基いて、前記コンテンツ情報およびビデオ情報の少なくとも一方の圧縮の度合いを演算し、その演算結果を報知するという技術的手段を用いる。
【0011】
つまり、元情報の再生時間は、コンテンツ情報に含まれる属性情報(たとえば、再生時間)とビデオ情報に含まれる時間情報(たとえば、開始点タイムコードおよび終了点タイムコード)とから求めることができるため、その求めた再生時間と、記録媒体の記録可能な容量とに基いて、コンテンツ情報およびビデオ情報の少なくとも一方の圧縮の度合いを演算することができる。
【0012】
請求項4に記載の発明では、請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の情報編集システムにおいて、前記報知手段は、前記編集対象の情報が前記選択手段により選択される毎に前記圧縮の度合いを演算し、その演算結果を報知するという技術的手段を用いる。
【0013】
つまり、編集対象の情報が選択手段により選択される毎に前記圧縮の度合いを演算し、その演算結果を報知することができるため、編集対象の情報を選択する毎に圧縮の度合いと画質とを比較考量しながら編集処理を行うことができる。
【0014】
請求項5に記載の発明では、請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の情報編集システムにおいて、前記報知手段は、前記圧縮の度合いが所定の度合いを超えたことを報知するという技術的手段を用いる。
【0015】
つまり、圧縮の度合いが所定の度合いを超えたことを報知することができるため、過度の圧縮を行ってしまうことにより、元情報の画質が所望の画質よりも低下してしまうことを防止できる。
【0016】
請求項6に記載の発明では、請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載の情報編集システムにおいて、前記依頼者側装置は、前記報知手段を備えるという技術的手段を用いる。
【0017】
つまり、依頼者側装置が報知手段を備えるため、依頼者側において圧縮の度合いを知ることができる。したがって、圧縮の度合いと画質とを比較考量しながら編集対象の情報およびコンテンツを選択して編集指示データを作成する作業を行うことができる。
【0018】
請求項7に記載の発明では、請求項1ないし請求項6のいずれか1つに記載の情報編集システムにおいて、前記位置情報生成手段は、前記コンテンツを一意に指定可能な識別情報と、前記ビデオ情報に含まれる映像データの記録日時あるいは記録の時間的順序に関する時間情報とから前記位置情報を生成するという技術的手段を用いる。
【0019】
つまり、位置情報には、コンテンツを一意に指定可能な識別情報が含まれているため、編集装置は、受信した編集指示データに含まれる属性情報に対応するコンテンツの送信要求を上記位置情報に基いてコンテンツ情報管理装置に対して行うことができる。
【0020】
請求項8に記載の発明では、依頼者側からの指示に基いて、コンテンツ情報と、ビデオ記録媒体に記録されたビデオ情報との少なくとも一方を有する元情報の編集を行い、この編集された元情報を記録媒体に記録する編集装置と、この編集装置が前記元情報の編集を行う際に用いるコンテンツとその属性情報からなるコンテンツ情報を管理するコンテンツ情報管理装置とを備えた情報編集システムに用いられ、前記元情報を用いた編集を指示する依頼者側装置であって、前記依頼者側装置は、前記元情報の中から前記編集対象として用いる情報を選択する選択手段と、この選択手段により選択された前記情報の前記元情報における位置を示す位置情報を生成する位置情報生成手段と、前記位置情報生成手段により生成された前記位置情報および前記編集対象の属性を示す属性情報を有する編集指示データを作成して前記編集装置へ送信する編集指示データ送信手段と、前記元情報の中で編集対象の情報として用いる情報の容量と、前記記録媒体の記録可能な容量とに基いて前記元情報の圧縮の度合いを演算し、その演算結果を報知する報知手段とを備えていることを特徴とする依頼者側装置という技術的手段を用いる。
【0021】
依頼者側装置に備えられた編集指示データ送信手段が、位置情報生成手段により生成された位置情報(選択手段により選択された情報の元情報における位置を示す位置情報)および編集対象の情報の属性を示す属性情報を有する編集指示データを作成して編集装置へ送信すると、編集装置は、受信された編集指示データに基いてコンテンツ情報管理装置から必要なコンテンツを受信し、その受信したコンテンツと、ビデオ記録媒体に記録されたビデオ情報とを有する元情報の編集を行い、この編集された元情報を記録媒体に記録する。また、依頼者側装置に備えられた報知手段は、元情報の中で編集対象の情報として用いる情報の容量と、記録媒体の記録可能な容量とに基いて元情報の圧縮の度合いを演算し、その演算結果を報知する。
つまり、依頼者側は、位置情報と、編集対象の情報の属性を示す属性情報とを編集装置に対して送信するだけで、編集装置は、元情報の編集処理を行うことができる。また、報知手段により、元情報の圧縮の度合いを演算し、その演算結果を報知することができるため、依頼者側は、圧縮の度合いと画質とを比較考量しながらビデオ情報やコンテンツの選択などを行うことができる。
したがって、依頼者側が、コンテンツを揃えるための手間および費用を削減することができ、かつ、元情報の圧縮の度合いを報知できる情報編集システムを実現することができる。また、依頼者側または編集者側が、コンテンツの使用料をコンテンツの管理者に対して支払うようにすれば、コンテンツの無断使用を防止できるため、コンテンツの著作権を厚く保護できる情報編集システムを実現することもできる。
【0022】
請求項9に記載の発明では、請求項8に記載の依頼者側装置において、前記報知手段は、前記編集対象である前記コンテンツ情報に含まれる属性情報と前記ビデオ情報に含まれる時間情報とから求められる再生時間と、前記記録媒体の記録可能な容量とに基いて、前記コンテンツ情報およびビデオ情報の少なくとも一方の圧縮の度合いを演算し、その演算結果を報知するという技術的手段を用いる。
【0023】
つまり、元情報の再生時間は、コンテンツ情報に含まれる属性情報(たとえば、再生時間)とビデオ情報に含まれる時間情報(たとえば、開始点タイムコードおよび終了点タイムコード)とから求めることができるたため、その求めた再生時間と、記録媒体の記録可能な容量とに基いて、コンテンツ情報およびビデオ情報の少なくとも一方の圧縮の度合いを演算することができる。
【0024】
請求項10に記載の発明では、請求項8または請求項9に記載の依頼者側装置において、前記報知手段は、前記編集対象の情報が前記選択手段により選択される毎に前記圧縮の度合いを演算し、その演算結果を報知するという技術的手段を用いる。
【0025】
つまり、編集対象の情報が選択手段により選択される毎に前記圧縮の度合いを演算し、その演算結果を報知することができるため、依頼者側は、編集対象の情報を選択する毎に圧縮の度合いと画質とを比較考量しながら情報やコンテンツの選択を行うことができる。
【0026】
請求項11に記載の発明では、請求項8ないし請求項10のいずれか1つに記載の依頼者側装置において、前記位置情報生成手段は、前記コンテンツを一意に指定可能な識別情報と、前記ビデオ情報に含まれる映像データの記録日時あるいは記録の時間的順序に関する時間情報とから前記位置情報を生成するという技術的手段を用いる。
【0027】
つまり、位置情報には、コンテンツを一意に指定可能な識別情報が含まれているため、編集装置は、受信した編集指示データに含まれる属性情報に対応するコンテンツの送信要求を上記位置情報に基いてコンテンツ情報管理装置に対して行うことができる。
【0028】
請求項12に記載の発明では、依頼者側からの指示に基いて、コンテンツと、ビデオ記録媒体に記録されたビデオ情報との少なくとも一方を有する元情報の編集を行い、この編集された元情報を記録媒体に記録する編集装置と、この編集装置が前記元情報の編集を行う際に用いるコンピュータとその属性情報からなるコンテンツ情報を管理するコンテンツ情報管理装置とを備えた情報編集システムに用いられ、前記元情報を用いた編集を指示する依頼者側装置をコンピュータにより機能させるためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータが、前記元情報の中から前記編集対象として用いる情報を選択する選択処理と、この選択処理により選択された前記情報の前記元情報における位置を示す位置情報を生成する位置情報生成処理と、前記位置情報生成処理により生成された前記位置情報および前記編集対象の属性を示す属性情報を有する編集指示データを作成して前記編集装置へ送信する編集指示データ送信処理と、前記元情報の中で編集対象の情報として用いる情報の容量と、前記記録媒体の記録可能な容量とに基いて前記元情報の圧縮の度合いを演算し、その演算結果を報知手段により報知させる報知処理とを含む処理を実行するためのコンピュータプログラムという技術的手段を用いる。
【0029】
つまり、請求項8に記載の依頼者側装置は、たとえば、後述する発明の実施の形態に記載するように、依頼者側装置に備えられたコンピュータにより機能するため、上記コンピュータプログラムをハードディスクなどの記録媒体に記憶しておき、その記憶されたコンピュータプログラムを上記コンピュータが実行することにより、上記依頼者側装置を機能させることができる。
【0030】
請求項13に記載の発明では、依頼者側からの指示に基いて、コンテンツと、ビデオ記録媒体に記録されたビデオ情報との少なくとも一方を有する元情報の編集を行い、この編集された元情報を記録媒体に記録する編集装置と、この編集装置が前記元情報の編集を行う際に用いるコンピュータとその属性情報からなるコンテンツ情報を管理するコンテンツ情報管理装置とを備えた情報編集システムに用いられ、前記元情報を用いた編集を指示する依頼者側装置をコンピュータにより機能させるためのコンピュータプログラムが記録された記録媒体であって、前記コンピュータが、前記元情報の中から前記編集対象として用いる情報を選択する選択処理と、この選択処理により選択された前記情報の前記元情報における位置を示す位置情報を生成する位置情報生成処理と、前記位置情報生成処理により生成された前記位置情報および前記編集対象の属性を示す属性情報を有する編集指示データを作成して前記編集装置へ送信する編集指示データ送信処理と、前記元情報の中で編集対象の情報として用いる情報の容量と、前記記録媒体の記録可能な容量とに基いて前記元情報の圧縮の度合いを演算し、その演算結果を報知手段により報知させる報知処理とを含む処理を実行するためのコンピュータプログラムが記録された記録媒体という技術的手段を用いる。
【0031】
つまり、コンピュータにより機能する依頼者側装置にあっては、たとえば、後述する発明の実施の形態に記載するように、依頼者側装置に備えられたハードディスクなどの記録媒に記録されたコンピュータプログラムをコンピュータが実行することにより機能することから、上記コンピュータプログラムを記録した記録媒体を使用することにより、請求項1に記載の依頼者側装置を実現できる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る情報編集システムの実施形態について図を参照して説明する。なお、以下に示す各実施形態では、編集のサービスを依頼するサービス依頼者と、このサービス依頼者からの依頼により編集サービスを提供するサービス提供者と、このサービス提供者へ提供するビデオコンテンツを管理するビデオコンテンツ提供者との間で通信を行い、最終的にサービス提供者が、完成した編集映像をDVD(DVD−R、DVD−RW、または、DVD−RAM)に記録してサービス依頼者に渡すという構成の情報編集システムの場合を例に挙げて説明する。
【0033】
[主要構成]
最初に、この実施形態に係る情報編集システムの主要構成について、それをブロックで示す図1を参照して説明する。
図1に示すように、この実施形態に係る情報編集システム30は、サービス依頼者が使用する編集データ生成装置40と、サービス提供者が使用するマルチメディア情報生成装置50と、ビデオコンテンツ提供者が使用するコンテンツデータ管理装置60とを備えており、各装置はそれぞれ相互に通信回線(有線または無線)により接続されている。通信回線としては、公衆通信交換網やインターネットなどを使用する。各装置は、コンピュータ本体と、このコンピュータ本体に接続されたモニタ、マウス、キーボードとを備えている(図示省略)。図2ないし図5においてブロックで示す各機能は、各装置が備えるコンピュータ本体に内蔵されたCPU(図示省略)がコンピュータプログラムを実行することにより実現する機能を示す。また、各記憶部や管理部は、各装置が備えるコンピュータ本体に備えられたハードディスク、ROM、RAMなどの記録媒体(図示省略)により機能する。
【0034】
[主な作業の流れ]
次に、情報編集システム30における主な作業の流れについて説明する。
サービス依頼者は、ビデオテープVTに録画されている元映像を編集データ生成装置40により再生し、元映像から取り出したいカットのビデオテープ上における時間的位置、つまり開始点および終了点のタイムコードを抽出する。また、編集データ生成装置40により、元映像に組み込むコンテンツの識別子、内容説明、サイズ(データ量)および再生時間などのコンテンツ属性情報のみをコンテンツデータ管理装置60から受信する。そして、サービス依頼者は、ビデオテープVTをサービス提供者に届け、上記タイムコードおよびコンテンツ属性情報などから構成された編集指示データをマルチメディア情報生成装置50へ送信する。
そして、サービス提供者は、編集データ生成装置40から送信された編集指示データに示されるコンテンツ属性情報に含まれる識別子をマルチメディア情報生成装置50によりコンテンツデータ管理装置60へ送信する。そして、コンテンツデータ管理装置60は、受信した識別子に対応するコンテンツデータをマルチメディア情報生成装置50へ送信する。そして、サービス提供者は、受信したコンテンツデータ、元映像および編集指示データなどを用いて編集作業を行い、完成した編集情報(以下、出力マルチメディア情報と称する)をDVDなどのメディアに記録し、そのメディアをサービス依頼者に届ける。
【0035】
[出力マルチメディア情報の主な内容]
次に、出力マルチメディア情報の主な内容について図7および図10を参照して説明する。
図7は、出力マルチメディア情報が記録されたDVDを再生した場合にモニタ画面に表示されるメニュー画面を示す説明図である。図10は、出力マルチメディア情報のデータ構造の概念を示す説明図である。なお、ここでは、編集により作成された情報としてビデオ情報1〜3の3つのビデオ情報がDVDに記録されているものとする。
図7に示すように、メニュー画面80には、花を表した背景画像81がビットマップデータにより表示されており、その上に「ビデオライブラリ」というタイトル名と、「ビデオ1」、「ビデオ2」および「ビデオ3」という再生ボタン82〜84がテキストデータにより表示されている。再生ボタン82〜84は、DVDに記録されているビデオ情報1〜3の3つのビデオ情報を再生する際に押下するボタンであり、マウスなどの操作によりボタン上にポインタを移動し、ボタン上にポインタが存在する状態でマウスをクリックすることにより押下される。各再生ボタンは、それぞれ指定された色により矩形に表示されており、その矩形内が押下の有効なボタン領域に設定されている。
【0036】
図10に示す出力マルチメディア情報において、データ数は、出力マルチメディア情報を構成する情報の数を示すものであり、この例では、メニュー情報1およびビデオ情報1〜3の計4つである。アドレステーブルは、上記4つの情報の先頭を示すID1〜4と、アドレスを示す「wwww」、「xxxx」、[yyyy」、「zzzz」と、データのタイプを示す「メニュー」、「ビデオ」、「ビデオ」、「ビデオ」とを対応付けて構成される。メニュー情報1は、図7に示したメニュー画面を表示するためのデータであり、背景画像およびボタン情報1〜3により構成される。背景画像は、「ビデオライブラリ」、「ビデオ1」〜「ビデオ3」のテキスト情報および背景画像81のビットマップ情報からなるテキスト情報入り背景ビットマップ情報である。ボタン情報1〜3は、再生ボタン82〜84を表示するためのデータであり、各ボタン情報は、ボタンを表示する色、ボタンの形状および押下された場合のジャンプ先から構成される。
【0037】
図10に示す例では、各ボタンを表示する色として、白/グレー/黄、10/5/5が設定されている。ここで、白/グレー/黄は、ボタンを選択していないとき、つまりボタン上にポインタが存在しないときの色が白であり、ボタンを選択したとき、つまりボタン上にポインタが存在するときの色がグレーであり、ボタンが押下されたとき、つまりボタン上にポインタが存在するときにクリック操作を行ったときの色が黄であることを示す。また、10/5/5は、ボタンを表示している領域の透過度を示し、「10」は完全な透過であり、「0」は非透過である。各ボタン情報の矩形に対応付けられているデータは、矩形の(左上角のX座標,左上角のY座標)−(幅,高さ)を示す。ジャンプ先ID「2」、「3」、「4」は、アドレステーブルに設定されているアドレスと対応しており、「xxxx」、[yyyy」、「zzzz」に対応している。
ビデオ情報1は、カット情報1〜3のカット数3のビデオカットにより構成されており、ビデオ情報2は、カット情報1のみのカット数1のビデオカットにより構成されており、ビデオ情報3は、カット情報1,2のカット数2のビデオカットにより構成されている。各カット情報として、圧縮ビデオデータ1〜6が記録されている。圧縮ビデオデータとは、MPEGなどの方式により圧縮されたビデオデータである。
【0038】
[編集中データの主な内容]
次に、編集中データの主な内容について、それを示す図8を参照して説明する。
編集中データは、編集データ生成装置40が編集中に一時的にハードディスクなどに記憶するデータである。なお、図10に示した出力マルチメディア情報と異なる部分のみ説明する。出力マルチメディア情報では、背景画像がテキスト情報入り背景ビットマップ情報であるのに対して、編集中データでは、背景ビットマップ情報である点が異なる。編集中データでは、背景ビットマップ情報とは別個にテキスト情報が存在する。図8に示す例では、テキスト情報1〜4の計4つの編集可能なテキスト情報が存在する。各テキスト情報には、テキストのフォントを示すフォント情報と、テキスト内容と、テキスト情報の配置位置とが対応付けられている。フォント情報は、左から順に、フォントの種類、フォントサイズ、文字色/縁取り色、太字/斜体/下線を示しており、太字/斜体/下線における「1」は設定ありを示し、「0」は設定なしを示す。配置位置は、テキスト情報の(左上角のX座標,左上角のY座標)により表される。
各カット情報に対応付けられているデータが出力マルチメディア情報とは異なる。各カット情報には、データの実体ではなく、カットを特定するためのデータが対応付けられている。ビデオ情報1および2の各カット情報には、元のビデオ情報の中におけるカット情報の開始時間を示す開始点タイムコードと、終了時間を示す終了点タイムコードとが対応付けられている。タイムコードは「:」により4つに区切られており、先頭から時、分、秒、フレーム数を示す。
ビデオ情報3のカット情報1および2には、コンテンツ識別子がそれぞれ対応付けられている。
【0039】
[編集指示データの主な内容]
次に、編集指示データの主な内容について、それを示す図9を参照して説明する。
編集指示データは、編集データ生成装置40がマルチメディア情報生成装置50へ編集の指示を伝えるためのデータである。なお、図8に示した編集中データと異なる部分のみ説明する。編集中データでは、編集可能なように背景ビットマップ情報とはテキスト情報を別に記憶していたが、編集指示データでは、背景ビットマップ上に描画した形のテキスト情報入り背景ビットマップ情報を記憶する点が異なる。つまり、背景ビットマップ情報とテキスト情報とを別個に設定し、編集データ生成装置40にのみインストールされたフォントデータを用いてテキスト情報を作成し、それをマルチメディア情報生成装置50へ送信すると、マルチメディア情報生成装置50において所望のテキスト情報を再現できないという事態を回避するためである。
【0040】
[コンテンツ情報の主な内容]
次に、コンテンツ情報の主な内容について、それを示す図13を参照して説明する。
コンテンツ情報は、コンテンツデータ管理装置60に記憶しているビデオライブラリ中の1つのデータである。コンテンツ識別子は、そのコンテンツを判別するためのものであり、コンテンツごとに固有の値が設定されている。内容説明には、そのコンテンツの内容を示す情報が文字列で設定されている。データサイズには、そのコンテンツのデジタルデータとしてのサイズ(データ容量)が設定されている。データ再生時間には、そのコンテンツを再生したときの再生時間が設定されている。マルチメディア情報には、デジタルデータ化された実際のコンテンツビデオデータの実体が記録されている。
【0041】
[コンテンツ属性情報の主な内容]
次に、コンテンツ属性情報の主な内容について、それを示す図14を参照して説明する。
コンテンツ属性情報は、図13に示したコンテンツ情報の中からマルチメディア情報であるコンテンツビデオデータの実体を除いたもの、つまりコンテンツビデオの属性のみを示す情報である。
【0042】
[編集データ生成装置40の主要機能]
次に、編集データ生成装置40の主要機能について図2および図3を参照して説明する。
図2は、編集データ生成装置40の主要機能をブロックで示す説明図である。図3は、図2に示す編集データ生成装置40の一機能である編集指示データ出力部の主要機能をブロックで示す説明図である。
編集データ生成装置40は、コンピュータ本体に接続される拡張ボードや専用のソフトウエアを中心として構成される。図2においてビデオテープ再生装置70は、IEEE1394インターフェースを備えており、DV(Digital Video) 端子およびケーブルを介して編集データ生成装置40と接続されている。コンテンツデータ受信装置41は、通信モデムもしくはLANカードであり、通信回線を介してコンテンツデータ管理装置60と通信を行う。また、コンテンツデータ受信装置41は、コンテンツデータ管理部42からの指示により、コンテンツデータ管理装置60に対してコンテンツの属性情報の送信要求を行い、その送信要求によりコンテンツデータ管理装置60から送信された上記コンテンツ属性情報を受信する。その受信されたコンテンツ属性情報は、コンテンツデータ管理部42が管理するハードディスクに記憶される。
【0043】
再生装置制御部43は、IEEE1394インターフェースカードであり、編集制御部44からの指示によりビデオテープ再生装置70に対して制御コマンドを発行し、再生、録画および停止などの指令を与えたり、再生されたビデオテープの映像やタイムコード情報を読出す。編集制御部44は、GUI(Graphical User Interface)などを用いてユーザに前述の編集中データを作成するための操作入力を対話形式で行わせるものであり、メニュー画像のデザインやビデオ情報のタイムコードの指定などを行う。また、編集制御部44は、コンテンツデータ管理装置60へ指示を出し、コンテンツデータ管理装置60が記憶しているコンテンツ属性情報を参照し、図12に示すようなコンテンツデータの一覧をモニタ画面に表示する。サービス依頼者は、その表示された一覧の中から、編集中データに組み込むコンテンツデータを指定する。これらの編集作業の際、モニタ画面には、常に、編集中データやこれに関連付けられているビデオ情報やコンテンツデータをマルチメディア情報化した際のデータ容量、総再生時間、デジタルビデオデータ圧縮率が表示されるため、サービス依頼者は、それらを確認しながら編集作業を実施することができる。この処理の詳細については後述する。
【0044】
編集指示データ出力部45は、編集制御部44により生成された編集中データを、マルチメディア情報生成装置50において使用する形式、つまり前述の編集指示データに変換して出力するためのソフトウエアである。
図3に示すように、編集指示データ出力部45は、入力部45a、注文データ入力部45b、メニュー変換部45c、データチェック部45dおよび出力部45eから構成される。入力部45aは、編集制御部44から出力される編集中データを受け付ける。注文データ入力部45bは、GUIなどを用いて、編集中データをマルチメディア情報化した際のデータ容量、総再生時間、デジタルビデオデータ圧縮率などをモニタ画面に表示する一方、マルチメディア情報生成装置50に対して編集の注文をする際に必要な情報(サービス依頼者の名前、住所など)を入力する。メニュー変換部45cは、編集データにおいて指定されたメニュー用の背景画像ファイルの上に、設定されたテキストを配置して1枚の画像として保存するものである。これにより、サービス依頼者側にしか依存しないフォントを用いてメニュー画面が作成されていたとしても、そのフォントが指定された文字が画像に変換されるため、マルチメディア情報生成装置50において上記フォントを持っている必要がなくなる。
データチェック部45dは、注文に必要なビデオテープが揃っているか否か、編集データに設定の忘れられた項目がないかなどをチェックするためのものであり、ビデオテープのチェック時には、再生装置制御部43と、ビデオテープ再生装置70とを用いてビデオテープを再生させ、テープの存在を確認する。
なお、編集データ生成装置40の機能として、編集中データやこれに関連付けられているビデオ情報やコンテンツデータをマルチメディア情報化した際のデータ容量、総再生時間、デジタルビデオデータ圧縮率を表示しているが、これらの情報を編集中に表示するための情報を、実際に編集処理を行うマルチメディア情報生成装置50から送信するようにしても良い。この場合、例えば、編集データ生成装置40にて編集中データを更新する毎に編集中データをマルチメディア情報生成装置50に送信する。これを受けたマルチメディア情報生成装置50は、その更新内容がコンテンツデータに関するものであれば、対応するコンテンツ識別子に基いてコンテンツ情報管理装置60と交信し、コンテンツ属性情報を受信する。あるいは、編集中データの更新内容がビデオ情報に関するものであれば、更新内容に含まれるビデオ情報のタイムコードを読出す。これらコンテンツ属性情報やタイムコードからマルチメディア情報化した際のデータ容量、総再生時間、デジタルビデオデータ圧縮率を算出し、その結果を編集データ生成装置40に送信すればよい。もちろん、マルチメディア情報生成装置50におけるデータ容量、総再生時間、デジタルビデオデータ圧縮率の算出は、このように編集データ生成装置40にて編集中データを更新した内容を使って行うようにしても良いし、更新された内容も含めた編集中データの内容について改めて算出するようにしても良い。
また、編集中データやこれに関連付けられているビデオ情報やコンテンツデータの圧縮率は、一般にDVDにおいては1.6Mbps以上の圧縮率で圧縮処理を行うが、この圧縮率が高すぎると再生時の画質が低下してしまう。この限界は9.8Mbps程度と考えられ、本実施形態においてもこの限界値を超したことを報知するようにしている。この場合、この限界値に近づくと警告するようにしても良いし、限界値に達したときに警告するようにしても良い。警告時は、モニタ上にこれに対応したメッセージを表示することになる。
【0045】
[マルチメディア情報生成装置50の主要機能]
次に、マルチメディア情報生成装置50の主要機能について、それをブロックで示す図5を参照して説明する。
マルチメディア情報生成装置50は、たとえばパーソナルコンピュータの本体に接続される拡張ボードや専用のソフトウエアを中心として構成される。
編集データ入力部52は、編集データ生成装置40から送信された編集指示データを受信するものである。コンテンツデータ受信装置58は、モデムもしくはLANカードであり、通信回線を介してコンテンツデータ管理装置60と通信を行う。また、コンテンツデータ受信装置58は、コンテンツデータ管理部51からの指示により、コンテンツ識別子に対応するコンテンツの送信要求をコンテンツデータ管理装置60に対して行い、コンテンツデータ管理装置60から送信されたコンテンツデータを受信する。その受信したコンテンツデータは、コンテンツデータ管理部51が管理するハードディスクに記録される。
【0046】
ビデオテープ再生装置71は、IEEE1394インターフェースを備えており、マルチメディア情報生成装置50とはDV端子およびケーブルを介して接続されている。ビデオ取込部54は、たとえばビデオキャプチャカードなどであり、ビデオテープ再生装置71から出力される画像データを所定の方法でデジタルデータ化し、そのデジタルデータを編集制御部56へ出力する。編集制御部56は、ビデオ取込部54を介して取込んだビデオデータや、コンテンツデータ管理部51を介して取込んだコンテンツデータをハードディスクなどで構成されるマルチメディア情報記憶部57に書き込んで記憶させるためのソフトウエアである。通知部53は、編集処理に伴って発生する所定の通知事項をユーザに提示するためのソフトウエアである。
【0047】
[コンテンツデータ管理装置60の主要機能]
次に、コンテンツデータ管理装置60の主要機能について、それをブロックで示す図4を参照して説明する。
コンテンツデータ管理装置60は、たとえばパーソナルコンピュータの本体に接続される拡張ボードや専用のソフトウエアを中心として構成される。
リクエスト受信装置64は、モデムもしくはLANカードであり、編集データ生成装置40やマルチメディア情報生成装置50からのリクエストを、コンテンツデータ管理部61の指示により受け付ける。コンテンツデータ管理部61は、リクエスト受信装置64が受け付けたリクエストに対応したコンテンツデータをハードディスクなどにより構成されるコンテンツデータ保持部62から取得する。コンテンツデータ送信部63は、コンテンツデータ管理部61がコンテンツデータ保持部62から取得したコンテンツデータを受け、それをモデムもしくはLANカードにより構成されたコンテンツデータ送信装置65を介して、リクエストを送ってきた編集データ生成装置40あるいはマルチメディア情報生成装置50へコンテンツデータを送信する。
【0048】
上述のリクエストには少なくとも2種類あり、その1つがコンテンツ属性情報の要求であり、この場合、図13に示すコンテンツ情報のうち、図14に示すようにコンテンツ属性情報のみを送信する。この実施形態では、編集データ生成装置40がその形のデータをコンテンツデータ管理装置60へ要求する。
もう1つがコンテンツビデオデータの要求であり、この場合、図13に示すコンテンツ情報のうち、マルチメディア情報であるコンテンツビデオデータのみを送信する。この実施形態では、マルチメディア情報生成装置50がその形のデータをコンテンツデータ管理装置60へ要求する。
なお、ビデオ情報やコンテンツデータをマルチメディア情報化した際のデータ容量、総再生時間、デジタルビデオデータ圧縮率の算出を編集データ生成装置40が行う場合は、上述のようなリクエストに対する応答を行うが、データ容量、総再生時間、デジタルビデオデータ圧縮率の算出をマルチメディア情報生成装置50が行う場合には、このマルチメディア情報生成装置50がコンテンツ属性情報を要求することになり、図14に示すコンテンツ属性情報のみを送信する。この場合でも、編集データ生成装置40に対しては、編集中データを生成するために必要なコンテンツ属性情報を送信するし、マルチメディア情報生成装置50に対しても、マルチメディア情報を生成するために必要なコンテンツビデオデータのみを送信することは同じである。
【0049】
[編集データ生成装置40が実行する処理内容]
次に、編集データ生成装置40が実行する処理内容について説明する。なお、ここでは、オペレーティングシステムとして、米国のマイクロソフト社が開発したWindows(Windowsは、マイクロソフト社の登録商標)を使用するものとする。(編集制御部44が実行する編集処理)
最初に、編集制御部44が実行する編集処理の流れについて、それを示す図16のフローチャートを参照して説明する。
編集制御部44は、ユーザから編集データの作成指示を受けると、これから行う作業がメニュー画面の編集であるか、ビデオカットの設定であるかの問い合わせ内容をモニタ画面に表示する(ステップS1)。ここで、メニュー画面の編集が選択された場合には(Yes)、メニュー画面の編集処理用のGUIをモニタ画面に表示し、図7に示したようなメニュー画面の編集を行わせる(ステップS2)。また、ビデオカットの設定である場合には(No)、ビデオカット設定用のGUIをモニタ画面に表示し、そこに、再生装置制御部43を通して得たビデオの映像を表示する(ステップS3)。
【0050】
さらに、図11に示すように、マルチメディア情報化時データの確認というウインドウが表示される(ステップS3)。ウインドウ72には、編集中データをマルチメディア情報化した際のデータ容量を表示するデータ容量表示部72aと、総再生時間を表示する総再生時間表示部72cと、デジタルビデオデータ圧縮率を表示する圧縮率表示部72bと、表示内容を確認した際に押下するOKボタン72dとが表示される。つまり、ユーザは、データ容量、総再生時間およびデジタルビデオデータ圧縮率の提示を受け、それらを確認しながら編集作業を実施することができる。各表示データの計算方法は後述する。
また、このステップS3では、画面にビデオカットと共に表示されたタイムコードを見ながら、ビデオの再生開始点および終了点の設定を行う。さらに、図15に示すように、コンテンツデータ管理部42が管理している外部コンテンツ情報の一覧を示す画面73を表示する(ステップS3)。画面73には、コンテンツ名と、そのコンテンツ名に対応するコンテンツのサイズ(データ容量)と、そのコンテンツの再生時間を示すデータ再生時間とが対応付けて表示される。コンテンツの選択は、マウスまたはキーボードのカーソル移動キーを使用して、選択したいコンテンツ名とその対応する部分の表示色を反転させて行う。図15に示す例では、「時事ニュースコンテンツ2001年版」というコンテンツ名、100MByteおよび25分が表示された表示領域73aが反転しており、それが選択されたことを示している。そして、選択したコンテンツ名に決定する場合は、決定ボタン73bを押下し、キャンセルする場合は、キャンセルボタン73cを押下する(ステップS3)。
【0051】
続いて編集制御部44は、1つのデータブロックに対する編集および設定が終了すると、総てのデータブロックの編集データの作成が終了したかの問い合わせを示すメッセージを画面上に表示する(ステップS4)。ここで、データブロックとは、ビデオテープ再生装置70が再生するビデオデータの中で、たとえば時間的間隔により分かれているデータ、あるいは、撮影シーンの変化により区切られているデータの1グループなど、ユーザがデータの1グループとして意識しているデータグループを意味する。
ここで、総てのデータブロックの編集データの作成が終了した場合には(Yes)、編集データをファイルとして編集中データ(図8)を出力する(ステップS5)。また、終了していない場合には(No)、ステップS1に移行し、編集作業を継続する。
【0052】
(編集指示データ出力部45が実行する処理)
次に、編集指示データ出力部45が実行する処理の流れについて、それを示す図17のフローチャートを参照して説明する。
編集指示データ出力部45は、編集制御部44が出力した編集データを読込み(ステップD1)、注文データ入力部45bのGUIにより、図11に示したように編集中データをマルチメディア情報化した際のデータ容量、総再生時間およびデジタルビデオデータ圧縮率などの表示を行う一方、ユーザから注文に必要な情報(DVDを作成する枚数、作成したDVDの送付先、ユーザの個人情報など)を入力させて読込む(ステップD2)。続いて編集指示データ出力部45は、メニュー変換部45cにより、メニューデータの変換処理を行い(ステップD3)、その後、データチェック部45dにより、出力する編集データのチェックを行う(ステップD4)。
なお、編集指示データ出力部45が実行する処理は必ずしも必要ではなく、編集制御部44から出力される編集中データをマルチメディア情報生成装置50へ送信する構成でもよい。
【0053】
(メニュー変換部45cが実行する処理)
ここで、メニュー変換部45cが実行する処理の流れについて、それを示す図18のフローチャートを参照して説明する。
メニュー変換部45cは、編集データ内の現在の処理対象を選択し(ステップE1)、その選択した処理対象がメニューであるか否かを判定する(ステップE2)。ここで、メニューでなければ(No)、処理対象を変更して選択する(ステップE1)。また、メニューである場合は(Yes)、図8に示したメニュー情報の背景画像に記述してある背景ビットマップデータを読込む(ステップE3)。続いてテキスト情報を取得し(ステップE4)、その取得したテキスト情報をステップE3において読込んだ背景ビットマップデータの上に重ね合わせる(ステップE5)。続いて全テキスト情報の処理を完了したか否かを判定し(ステップE6)、完了していない場合は(No)、ステップE4に移行して処理を繰り返す。また、完了している場合は(Yes)、図6に示したように、テキストのない花を表した背景画像81の上に、「ビデオライブラリ」、「ビデオ1」、「ビデオ2」および「ビデオ3」というテキスト情報VLを描き込んだテキスト情報入り背景ビットマップデータを出力する(ステップE7)。
【0054】
その後、図9に示すように、ステップE7において出力したテキスト情報入り背景ビットマップ情報をニュー情報の背景画像として記録し、ステップE4において取得したテキスト情報を削除する(ステップE8)。続いてメニューデータの変換処理として全件の処理が終了したか否かを判定し(ステップE9)、終了していない場合は(No)、ステップE1に移行して処理を繰り返す。また、終了している場合は(Yes)、次の処理へ移行する。
以上のように、テキスト情報として編集データ生成装置40にしかインストールされていないフォントによりテキストが設定されている場合であっても、編集データ生成装置40においてテキストをビットマップデータに変換するため、マルチメディア情報生成装置50が編集データ生成装置40と同じフォントを所有していなくても正常にDVDを作成することができる。
【0055】
(データチェック部45dが実行する処理)
ここで、データチェック部45dが実行する処理の流れについて、それを示す図19のフローチャートを参照して説明する。
データチェック部45dは、編集データ内にビデオテープを使用するビデオ情報が存在するか否かを判定する(ステップF1)。ここで、存在する場合は(Yes)、編集データの中から例えばテープ1番を使用するビデオカット情報を取得する(ステップF2)。続いて、その取得したビデオカット情報に対応したビデオテープをビデオテープ再生装置70に挿入することを指示する(ステップF3)。続いてステップF2において取得したビデオカット情報の再生開始点への頭出しを行う(ステップF4)。続いてその頭出しに成功したか否かを判定し(ステップF5)、失敗した場合は(No)、ステップF3において挿入されたビデオテープが間違っていたものとして、ステップF3に移行し、ビデオテープの入替を指示する。
【0056】
また、頭出しに成功した場合は(Yes)、編集データで使用されているビデオテープ総てに対してチェックが完了したか否かを判定し(ステップF6)、チェックが完了している場合は(Yes)、他の処理へ移行し、完了していない場合は(No)、ステップF2に移行する。なお、この場合の頭出しは、ビデオテープ上のタイムコードとフレーム画像の一部のデータを用いて行う。これを実施する場合、少なくとも編集中データ(図8)の開始点タイムコードと共にそのフレーム画像の一部のデータを記憶しておいて実施する。
以上のような処理を行うことにより、サービス依頼者側がサービス提供者へ送るビデオテープが正しく存在しているか否かの判断が可能となるため、サービス提供者側にビデオテープが送られた後でビデオテープが存在しないといったミスを防ぐことができる。
【0057】
[圧縮率の計算など]
次に、編集中データをマルチメディア情報化した場合のデータ容量、総再生時間およびデジタルビデオデータ圧縮率を求めるために編集制御部44が行う変換時情報作成処理の流れについて、それを示す図20のフローチャートを参照して説明する。
編集制御部44は、編集データを読込み(ステップG1)、処理対象を選択し(ステップG2)、その選択した処理対象がメニューであるか否かを判定する(ステップG3)。ここで、メニューであった場合は(Yes)、メニューをデジタル圧縮した際の推定サイズをメニュー総データ容量に加算する(ステップG4)。なお、メニューをデジタル圧縮した際のサイズとして特定の値を予め決定しておいてもよいし、ステップG4のタイミングで圧縮処理を行って値を求めてもよい。
【0058】
また、メニューでなかった場合は(No)、処理対象が外部コンテンツであるか否かを判定し(ステップG5)、外部コンテンツでない場合、つまりカット情報である場合は(No)、カット情報の終了点タイムコードから開始点タイムコードを引いて求めたカット情報再生時間を総再生時間に加算する(ステップG6)。また、処理対象が外部コンテンツであった場合は(Yes)、コンテンツ識別子が一致するコンテンツ属性情報からデータサイズを取得し、それを外部コンテンツ総データ容量に加算する(ステップG7)。続いてコンテンツ属性情報から再生時間を取得し、それを外部コンテンツ再生時間に加算する(ステップG8)。
続いて、処理対象の全件について処理が完了したか否かを判定し(ステップG9)、完了していない場合は(No)、ステップG2に移行し、データの収集を続行し、完了している場合は(Yes)、総データ容量、総再生時間およびデジタルビデオデータ圧縮率を計算する(ステップG10)。ここで、総データ容量は、作業データをデジタルデータ化し、マルチメディア情報化した際のデータの容量を示す。
【0059】
デジタルビデオデータ圧縮率は、ユーザに対して圧縮による画像の劣化の度合いを認知させるためのものであり、一般に単位時間当りのデータ量で表し、以下の計算式により求める。
ビデオ情報使用可能データ容量=メディア容量−メニュー総データ容量−外部コンテンツ総データ容量 ・・・(1式)
デジタルビデオデータ圧縮率=ビデオ情報使用可能データ容量/ビデオ情報総再生時間 ・・・(2式)
この計算式により圧縮率を計算する場合、上述の処理におけるステップG8はなくても良い。
また、コンテンツデータ管理装置60が管理する外部コンテンツが、メディアに適合したデジタルデータになっていない場合には、以下の計算式により求める。
デジタルビデオデータ圧縮率=(メディア容量−メニュー総データ容量)/(ビデオ情報総再生時間+外部コンテンツ総再生時間) ・・・(3式)
この計算式により圧縮率を計算する場合、上述の処理におけるステップG7はなくても良い。
【0060】
[マルチメディア情報生成装置50が実行する処理内容]
次に、マルチメディア情報生成装置50が実行する処理内容について説明する。
(編集制御部56が実行する編集処理)
最初に、編集制御部56が実行する編集処理の流れについて、それを示す図21のフローチャートを参照して説明する。
編集制御部56は、編集データ生成装置40から送信されてきた編集データを読込むと(ステップA1)、図10に示した出力ファイルを生成し、出力マルチメディア情報のアドレステーブルまでのエリアをマルチメディア情報記憶部57上に確保する(ステップA2)。図10に示す出力ファイルの冒頭部分には、図9に示した編集指示データに基づくデータ数、ID、アドレスおよびデータタイプを示すアドレステーブルが配置される。ステップA2において作成されるのは、このアドレステーブルまでのエリアである(この時点では、テーブルのアドレス欄はブランクとなっている)。なお、前述したように、編集データ生成装置40が編集指示データ出力部45を備えていない構成の場合は、図8に示したように編集中データを処理することになる。しかし、図18に示したメニューデータの変換処理を前もって実施することで図9に示す編集指示データを得ることができるため、以降の処理は共通となる。
【0061】
編集制御部56は、処理対象を選択し(ステップA3)、その選択した処理対象がメニューであるか否かを判定する(ステップA4)。ここで、メニューであると判定した場合は(Yes)、メニューデータを出力ファイルに記録するとともに、メニューデータを書き込んだ場所の先頭アドレス「wwww」をアドレステーブルのアドレス欄に書き込む(ステップA5)。そして、編集処理が全件完了したか否かを判定し(ステップA7)、完了していない場合は(No)、ステップA3に戻って処理対象を再度選択する。すると、今回の処理対象は、ビデオ情報となるので、編集制御部56は、ステップA4において「No」と判定し、ステップA6に移行してビデオデータの記録を行うとステップA7に移行する。以上の処理を繰り返し実行することで、編集処理が全件完了すると(ステップA7:Yes)、編集処理を終了する。
【0062】
次に、編集制御部56がステップA6において実行するビデオデータ記録処理の流れについて、それを示す図22のフローチャートを参照して説明する。
編集制御部56は、処理対象が外部コンテンツであるか否かを判定する(ステップB1)。ここで、処理対象が外部コンテンツではない、つまりビデオ情報であった場合は(No)、ビデオ取込部54に対して取り込むビデオカットに対応したビデオテープの頭出しを指示する(ステップB2)。たとえば、図9に示す編集指示データの場合、ビデオ情報1の最初のビデオカット1の開始点タイムコードは、1時間10分34秒12フレームであり、そのタイムコードに対して頭出しを行う。編集制御部56は、ビデオテープの頭出しが完了すると、再生装置制御部55に対してビデオテープの再生指示を出す。これにより、ビデオテープ再生装置71がビデオテープの再生を開始し、その再生されたビデオデータがビデオ取込部54により取込まれる(ステップB4)。
【0063】
続いて編集制御部56は、ビデオ取込部54により取込まれ、圧縮されたビデオデータ、つまり画像および音声をマルチメディア情報記憶部57に記録させる(ステップB5)。続いてビデオカット1についての記録が完了したか否かを判定し(ステップB6)、完了していない場合は(No)、ステップB5を実行する。つまり、完了するまでビデオデータの記録を実行する。そして、ビデオカット1の記録が完了すると(Yes)、1つのビデオ情報の総てのビデオカットの記録が完了したか否かを判定し(ステップB7)、完了していない場合は(No)、ステップB1に戻る。すると、次の処理対象は、ビデオ情報1のビデオカット2になるため、そのビデオカット2に対してステップB2〜B7を実行する。そして、1つのビデオ情報の総てのビデオカットの記録が完了すると(ステップB7:Yes)、処理を終了する。
なお、以上の処理において、画像および音声データを圧縮する際の圧縮率は、マルチメディア情報を生成する前に、図20に示した処理と同じ処理を実行して決定してもよい。また、編集データ生成装置40において図20に示した処理により圧縮率を求めた後で、編集指示データに圧縮率を示すデータを付加し、それを編集制御部56が用いるようにすることもできる。
【0064】
次に、編集制御部56が上記ステップB3において実行するコンテンツデータ記録処理の流れについて、それを示す図23のフローチャートを参照して説明する。
編集制御部56は、ステップB1において処理対象が外部コンテンツであると判定した場合(Yes)、その外部コンテンツデータの識別子を取得する(ステップC1)。たとえば、図9に示す編集指示データの場合、ビデオ情報3の最初のビデオカット1のコンテンツ識別子は「000.000.001.001」である。続いて編集制御部56は、コンテンツデータ管理部51に対し、ステップC1において取得したコンテンツ識別子に対応したビデオデータの取得を指示する(ステップC2)。これにより、コンテンツデータ管理部51は、コンテンツデータ受信装置58に対して、上記コンテンツ識別子に対応するコンテンツ情報の受信要求をコンテンツデータ管理装置60に対して行うように指示する。
続いて編集制御部56は、コンテンツデータ受信装置58が上記コンテンツ識別子に対応するコンテンツ情報を受信すると、その受信したコンテンツ情報をマルチメディア情報記憶部57に記憶させる(ステップC3)。受信したコンテンツ情報が所定形式にデジタル化されていない場合には、ここでビデオ取込部54の内部機能を用いて圧縮処理を行う(ステップC3)。その際の圧縮率は、マルチメディア情報を生成する前に、図20に示した処理と同じ処理を実行して決定しても良い。また、編集データ生成装置40において図20に示した処理により圧縮率を求めた後で編集指示データに圧縮率を示すデータを追加し、それを編集制御部56が用いるようにすることもできる。
続いて総てのビデオカットの処理が完了したか否かを判定し(ステップC4)、完了していない場合は(No)、ステップC1に戻り、ステップC1〜C4の処理を繰り返す。また、完了している場合は(Yes)、他の処理へ移行する。以上の処理を実行することにより、図10に示されるマルチメディア情報が作成される。
【0065】
[実施形態の効果]
(1)以上のように上記実施形態の情報編集システム30を使用すれば、サービス依頼者は、ビデオコンテンツ提供者の所有するコンテンツをマルチメディア化する場合、コンテンツ自体の取り扱いは必要がなく、サービス提供者に対して編集に必要なコンテンツの属性情報を送信するだけで良い。これを受けたサービス提供者は、ビデオコンテンツ提供者から必要なコンテンツを受信して編集処理を行うことができる。
また、編集中データの圧縮の度合いを演算し、その演算結果をモニタ画面に表示することができるため、サービス依頼者は、圧縮の度合いと画質とを比較考量しながら編集処理を行うことができる。
したがって、サービス依頼者およびサービス提供者が、コンテンツを揃えるための手間および費用を削減することができ、かつ、編集中データの圧縮の度合いを報知できる情報編集システムを実現することができる。また、サービス依頼者またはサービス編集者が、コンテンツの使用料をビデオコンテンツ提供者に対して支払うようにすれば、コンテンツの無断使用を防止できるため、コンテンツの著作権を厚く保護できる情報編集システムを実現することもできる。
【0066】
(2)また、サービス依頼者は、編集対象の情報として用いるコンテンツの属性を示す属性情報の送信要求をコンテンツデータ管理装置60に対して行うだけで、その属性情報をコンテンツデータ管理装置60から受信することができるため、コンテンツの属性を調べる手間を省くことができる。
(3)さらに、ビデオテープなどのビデオ記録媒体に記録されているビデオ情報も加えて編集しようとした場合、編集中データおよびこれに関連付けられたコンテンツやビデオ情報をマルチメディア情報化した場合の総再生時間は、コンテンツ属性情報に含まれる再生時間とビデオ情報の開始点タイムコードおよび終了点タイムコードとから求めることができるたため、その求めた総再生時間と、記録媒体の記録可能な容量とに基いて、編集中データの圧縮の度合いを演算することができる。
(4)編集データ生成装置40は、編集対象の情報が選択される毎に、編集中データをマルチメディア情報化した場合の圧縮率を演算し、その演算結果をモニタ画面に表示できるため、サービス依頼者は、編集対象の情報を選択する毎に圧縮の度合いと画質とを比較考量しながら編集処理を行うことができる。
【0067】
[他の実施形態]
(1)図24は、編集制御部44が行う変換時情報作成処理の流れの変更例を示すフローチャートである。なお、図20に示したステップG1〜G9は省略されている。編集制御部44は、総データ容量、総再生時間およびデジタルビデオデータ圧縮率を計算すると(ステップG10)、その計算したデジタルビデオデータ圧縮率Rが、予め設定されている設定値R1(たとえば、9.8Mbps)を超えたか否かを判定する(ステップG11)。上記設定値R1は、サービス依頼者が変更することができる値であり、たとえば、それ以上圧縮率が高くなると、画質の劣化が目立つことになるときのしきい値である。ここで、編集制御部44は、ステップG10において計算したデジタルビデオデータ圧縮率Rが設定値R1を超えていると判定すると(ステップG11:Yes)、デジタルビデオデータ圧縮率Rが設定値R1を超えていることを報知する(ステップG12)。その報知は、たとえばモニタ画面上にそのことを示すメッセージを表示したりすることにより行う。
この構成を使用すれば、サービス依頼者は、過度の圧縮を行ってしまうことにより、編集中データの画質が所望の画質よりも低下してしまうことを防止できる。また、上記構成は、マルチメディア情報生成装置50に設けることもできる。
【0068】
(2)前記実施形態では、サービス依頼者が、ビデオコンテンツ提供者に対してコンテンツ属性情報の送信要求を行い、ビデオコンテンツ提供者からコンテンツ属性情報を受信する場合を説明したが、サービス依頼者が、コンテンツ属性情報のリストを所有している構成でもよい。この場合、そのリストがCD−ROMなどの記録媒体に記録されている場合は、その記録媒体に記録されているリストを編集データ生成装置40が読取って使用する。
(3)出力マルチメディア情報を記録するメディアは、DVDに記録する場合を説明したが、ハードディスクなどの他のディスク記録媒体、あるいは、ビデオテープなどのテープ記録媒体などに記録することもできる。
また、元映像を記録する記録媒体としては、ビデオテープなどのテープ記録媒体の他、DVDなどのディスク媒体でもよい。
(4)以上、出力マルチメディア情報は記録媒体に記録するとしてきたが、サービス提供者から出力マルチメディア情報を通信手段(たとえば、公衆交換通信網やインターネットなど)を介してサービス依頼者へ送信してもよい。
【0069】
[各請求項と実施形態との対応関係]
編集データ生成装置40が請求項1に記載のサービス依頼者側装置に対応し、コンテンツデータ管理装置60がコンテンツ情報管理装置に対応し、マルチメディア情報生成装置50が編集装置に対応する。
ビデオテープVTが請求項1に記載のビデオ記録媒体に対応し、DVDが記録媒体に対応する。
編集制御部44が、請求項1に記載の選択手段として機能し、再生装置制御部43が位置情報生成手段として機能する。編集指示データ出力部45が編集指示データ送信手段として機能し、編集データ入力部52が編集指示データ受信手段として機能する。コンテンツデータ受信装置58が、コンテンツ情報送信要求手段およびコンテンツ受信手段として機能し、編集制御部56が編集手段として機能し、コンテンツデータ送信装置65がコンテンツ情報送信手段として機能する。コンテンツデータ受信装置41が、請求項2に記載の属性情報送信要求手段および属性情報受信手段として機能し、コンテンツデータ送信装置65が属性情報送信手段として機能する。
【0070】
編集制御部44が実行するステップG1〜G10が、請求項1に記載の報知手段として機能し、編集制御部56が実行するステップA1〜A7、ステップB1〜B7およびステップC1〜C4が、編集手段として機能する。
編集制御部44が実行するステップS1〜S5、編集指示データ出力部45が実行するステップD1〜D4および編集制御部44が実行するステップG1〜G10を含む処理を実行するためのコンピュータプログラムが、請求項12に係るコンピュータプログラムに対応し、そのコンピュータプログラムが記録されたハードディスクなどの記録媒体が請求項13に係る記録媒体に対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る情報編集システムの主要構成をブロックで示す説明図である。
【図2】編集データ生成装置40の主要機能をブロックで示す説明図である。
【図3】編集指示データ出力部45の主要機能をブロックで示す説明図である。
【図4】コンテンツデータ管理装置60の主要機能をブロックで示す説明図である。
【図5】マルチメディア情報生成装置50の主要機能をブロックで示す説明図である。
【図6】メニュー変換部45cが実行する処理を説明する説明図である。
【図7】出力マルチメディア情報が記録されたDVDを再生した場合にモニタ画面に表示されるメニュー画面を示す説明図である。
【図8】編集中データの主な内容を示す説明図である。
【図9】編集指示データの主な内容を示す説明図である。
【図10】出力マルチメディア情報の主な内容を示す説明図である。
【図11】編集中データをマルチメディア情報化した場合のデータ容量、総再生時間およびデジタルデータ圧縮率が表示されたモニタ画面の説明図である。
【図12】コンテンツデータの一覧を示す説明図である。
【図13】コンテンツ情報の主な内容を示す説明図である。
【図14】コンテンツ属性情報の主な内容を示す説明図である。
【図15】コンテンツデータ管理部42が管理している外部コンテンツ情報の一覧が表示されたモニタ画面の説明図である。
【図16】編集制御部44が実行する編集処理の流れを示すフローチャートである。
【図17】編集指示データ出力部45が実行する編集データ出力処理の流れを示すフローチャートである。
【図18】メニュー変換部45cが実行するメニューデータの変換処理の流れを示すフローチャートである。
【図19】データチェック部45dが実行する出力情報のチェック処理の流れを示すフローチャートである。
【図20】編集制御部44が実行する変換時情報作成処理の流れを示すフローチャートである。
【図21】編集制御部56が実行する編集処理の流れを示すフローチャートである。
【図22】編集制御部56が実行するビデオデータ記録処理の流れを示すフローチャートである。
【図23】編集制御部56が実行するコンテンツデータ記録処理の流れを示すフローチャートである。
【図24】編集制御部44が実行する変換時情報作成処理の変更例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
30 情報編集システム
40 編集データ生成装置(依頼者側装置)
50 マルチメディア情報生成装置(編集装置)
60 コンテンツデータ管理装置(コンテンツ情報管理装置)
Claims (13)
- コンテンツと、ビデオ記録媒体に記録されたビデオ情報との少なくとも一方を有する元情報を用いた編集を指示する依頼者側装置と、この依頼者側装置からの指示に基いて前記元情報の編集を行い、この編集された元情報を記録媒体に記録する編集装置と、この編集装置が前記元情報の編集を行う際に用いるコンテンツとその属性情報からなるコンテンツ情報を管理するコンテンツ情報管理装置とを備えており、
前記元情報の中で編集対象の情報として用いる情報の容量と、前記記録媒体の記録可能な容量とに基いて前記元情報の圧縮の度合いを演算し、その演算結果を報知する報知手段を備えており、
前記依頼者側装置は、
前記元情報の中から前記編集対象として用いる情報を選択する選択手段と、
この選択手段により選択された情報の前記元情報における位置を示す位置情報を生成する位置情報生成手段と、
前記位置情報生成手段により生成された前記位置情報および前記編集対象の情報の属性を示す属性情報を有する編集指示データを作成して前記編集装置へ送信する編集指示データ送信手段とを備えており、
前記編集装置は、
前記依頼者側装置から送信された編集指示データを受信する編集指示データ受信手段と、
この受信された編集指示データに含まれる属性情報に対応するコンテンツの送信要求を前記位置情報に基いて前記コンテンツ情報管理装置に対して行うコンテンツ情報送信要求手段と、
前記コンテンツ情報管理装置から送信されたコンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、
このコンテンツ受信手段により受信されたコンテンツおよび前記依頼者側から提供された情報を前記編集指示データに基いて編集する編集手段とを備えており、
前記コンテンツ情報管理装置は、
前記編集装置からの送信要求に対応するコンテンツを前記編集装置へ送信するコンテンツ情報送信手段を備えたことを特徴とする情報編集システム。 - 前記依頼者側装置は、
前記編集対象の情報として用いるコンテンツの属性を示す属性情報の送信要求を前記コンテンツ情報管理装置に対して行う属性情報送信要求手段と、
前記コンテンツ情報管理装置から送信された属性情報を受信する属性情報受信手段とを備えており、
前記コンテンツ情報管理装置は、
前記依頼者側装置から送信を要求された属性情報を前記依頼者側装置へ送信する属性情報送信手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の情報編集システム。 - 前記報知手段は、
前記編集対象の情報である前記コンテンツ情報に含まれる属性情報と前記ビデオ情報に含まれる時間情報とから求められる再生時間と、前記記録媒体の記録可能な容量とに基いて、前記コンテンツ情報およびビデオ情報の少なくとも一方の圧縮の度合いを演算し、その演算結果を報知することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報編集システム。 - 前記報知手段は、
前記編集対象の情報が前記選択手段により選択される毎に前記圧縮の度合いを演算し、その演算結果を報知することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の情報編集システム。 - 前記報知手段は、
前記圧縮の度合いが所定の度合いを超えたことを報知することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の情報編集システム。 - 前記依頼者側装置は、
前記報知手段を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載の情報編集システム。 - 前記位置情報生成手段は、
前記コンテンツを一意に指定可能な識別情報と、前記ビデオ情報に含まれる映像データの記録日時あるいは記録の時間的順序に関する時間情報とから前記位置情報を生成することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1つに記載の情報編集システム。 - 依頼者側からの指示に基いて、コンテンツと、ビデオ記録媒体に記録されたビデオ情報との少なくとも一方を有する元情報の編集を行い、この編集された元情報を記録媒体に記録する編集装置と、この編集装置が前記元情報の編集を行う際に用いるコンテンツとその属性情報からなるコンテンツ情報を管理するコンテンツ情報管理装置とを備えた情報編集システムに用いられ、前記元情報を用いた編集を指示する依頼者側装置であって、
前記依頼者側装置は、
前記元情報の中から前記編集対象として用いる情報を選択する選択手段と、
この選択手段により選択された前記情報の前記元情報における位置を示す位置情報を生成する位置情報生成手段と、
前記位置情報生成手段により生成された前記位置情報および前記編集対象の属性を示す属性情報を有する編集指示データを作成して前記編集装置へ送信する編集指示データ送信手段と、
前記元情報の中で編集対象の情報として用いる情報の容量と、前記記録媒体の記録可能な容量とに基いて前記元情報の圧縮の度合いを演算し、その演算結果を報知する報知手段とを備えていることを特徴とする依頼者側装置。 - 前記報知手段は、
前記編集対象である前記コンテンツ情報に含まれる属性情報と前記ビデオ情報に含まれる時間情報とから求められる再生時間と、前記記録媒体の記録可能な容量とに基いて、前記コンテンツ情報およびビデオ情報の少なくとも一方の圧縮の度合いを演算し、その演算結果を報知することを特徴とする請求項8に記載の依頼者側装置。 - 前記報知手段は、
前記編集対象の情報が前記選択手段により選択される毎に前記圧縮の度合いを演算し、その演算結果を報知することを特徴とする請求項8または請求項9に記載の依頼者側装置。 - 前記位置情報生成手段は、
前記コンテンツを位置に指定可能な識別情報と、前記ビデオ情報に含まれる映像データの記録日時あるいは記録の時間的順序に関する時間情報とから前記位置情報を生成することを特徴とする請求項8ないし請求項10のいずれか1つに記載の依頼者側装置。 - 依頼者側からの指示に基いて、コンテンツ情報と、ビデオ記録媒体に記録されたビデオ情報との少なくとも一方を有する元情報の編集を行い、この編集された元情報を記録媒体に記録する編集装置と、この編集装置が前記元情報の編集を行う際に用いるコンピュータとその属性情報からなるコンテンツ情報を管理するコンテンツ情報管理装置とを備えた情報編集システムに用いられ、前記元情報を用いた編集を指示する依頼者側装置をコンピュータにより機能させるためのコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータが、
前記元情報の中から前記編集対象として用いる情報を選択する選択処理と、
この選択処理により選択された前記情報の前記元情報における位置を示す位置情報を生成する位置情報生成処理と、
前記位置情報生成処理により生成された前記位置情報および前記編集対象の属性を示す属性情報を有する編集指示データを作成して前記編集装置へ送信する編集指示データ送信処理と、
前記元情報の中で編集対象の情報として用いる情報の容量と、前記記録媒体の記録可能な容量とに基いて前記元情報の圧縮の度合いを演算し、その演算結果を報知手段により報知させる報知処理とを含む処理を実行するためのコンピュータプログラム。 - 依頼者側からの指示に基いて、コンテンツ情報と、ビデオ記録媒体に記録されたビデオ情報との少なくとも一方を有する元情報の編集を行い、この編集された元情報を記録媒体に記録する編集装置と、この編集装置が前記元情報の編集を行う際に用いるコンピュータとその属性情報からなるコンテンツ情報を管理するコンテンツ情報管理装置とを備えた情報編集システムに用いられ、前記元情報を用いた編集を指示する依頼者側装置をコンピュータにより機能させるためのコンピュータプログラムが記録された記録媒体であって、
前記コンピュータが、
前記元情報の中から前記編集対象として用いる情報を選択する選択処理と、
この選択処理により選択された前記情報の前記元情報における位置を示す位置情報を生成する位置情報生成処理と、
前記位置情報生成処理により生成された前記位置情報および前記編集対象の属性を示す属性情報を有する編集指示データを作成して前記編集装置へ送信する編集指示データ送信処理と、
前記元情報の中で編集対象の情報として用いる情報の容量と、前記記録媒体の記録可能な容量とに基いて前記元情報の圧縮の度合いを演算し、その演算結果を報知手段により報知させる報知処理とを含む処理を実行するためのコンピュータプログラムが記録された記録媒体。
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