JP2009294777A - コンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法、プログラム、コンテンツ再生システム - Google Patents

コンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法、プログラム、コンテンツ再生システム Download PDF

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Abstract

【課題】副次コンテンツの再生にあたり、原編集素材コンテンツがローカル上に存在していなくとも、より完全に近いコンテンツ内容が再生されるようにする。
【解決手段】ローカルにない原編集素材コンテンツに対応するサンプルコンテンツを、サンプルコンテンツサーバから取得する。そして、再生時においては、副次コンテンツの再生制御情報に従い、ローカルに存在する原編集素材コンテンツと、取得したサンプルコンテンツとをしかるべきタイミングで再生出力していく。
【選択図】図20

Description

本発明は、例えばコンテンツを二次利用する編集により作成された副次コンテンツを再生するコンテンツ再生装置とその方法、及びこの再生装置が実行するプログラムに関する。また、コンテンツ再生装置とサーバ装置とにより構成されるコンテンツ再生システムに関する。
ネットワーク利用の1つの態様として、いわゆるオーディオ・ビデオなどのコンテンツの配信、共有などが広く行われるようになってきている。例えばコンテンツ配信システムの場合であれば、配信すべき多数のコンテンツとしてのデータファイルをサーバで保存管理しておくようにされる。そして、パーソナルコンピュータなどの情報処理端末装置を所有するユーザは、コンテンツ配信に対応したクライアント機能を有するアプリケーションソフトウェア(クライアントソフト)に対する操作により、サーバから、所望のコンテンツとしてのデータファイルをダウンロードするようにされる。このようにしてダウンロードされたコンテンツとしてのデータファイルは、通常、クライアントソフトにより情報処理端末装置内の記憶装置に記憶保存されて管理される。そしてこの後、ユーザは、情報処理端末装置に記憶されたコンテンツとしてのデータファイルを再生させる操作をクライアントソフトにより行うことで、音・映像などを視聴して楽しむことができる。
また、コンテンツの共有システムでは、例えば情報処理端末装置のユーザが、オーディオ・ビデオなどのコンテンツとしてのデータファイルをサーバにアップロードするようにされる。このような共有システムのサーバでは、アップロードされたコンテンツを公開するサイト(Webページ)を有するようにされる。一般の情報処理端末装置のユーザは、このサイトにアクセスして、例えば検索などを行って興味のあるコンテンツを探す。そして、この検索により探し出したコンテンツへのアクセス、若しくはダウンロードなどを行って再生し、視聴する。このようにしてコンテンツの共有が行われる。
また、一方で、オーディオデータやビデオデータなどを素材として取り込んで加工、編集し、新たなコンテンツを作成することのできるアプリケーションソフトウェア(編集ソフト)も知られており、特に近年では、操作が簡易なものから複雑なものまで、一般のユーザにも広く普及している状況にある。
このような編集ソフトは、上記もしているように、コンテンツとしての実データ(オーディオ・ビデオデータなど)を対象として編集のための変更を与えるようにして処理を実行できる。このために、例えばオーディオの場合であれば、サンプリング、マッシュアップなどといわれるように、既存の楽曲の一部分を素材として取り込んでの加工・編集なども容易に行える。実際に、例えばプロフェッショナルの音楽家などの間では、このような手法により作成した楽曲も多く発表されている。
特開2000−113066号公報 特開2003−85950号公報
上記のようなことを背景とすると、一般ユーザのなかにも、コンテンツ配信やコンテンツ共有などにより入手できるコンテンツのデータを単に再生して楽しむだけでなく、編集ソフトにより二次編集を行って新たな作品を創作して、これを公に発表(公開)して、他のユーザに視聴してもらいたいと思う人たちが少なからずいるであろうと考えられる。
そこで、本願発明は、先ず、上記のような一般ユーザの要望に応えるものとして、ネットワーク上で構築されるコンテンツ共有システムとして、ユーザ端末側にて保有するコンテンツのデータを二次的に利用した編集を行って副次的なコンテンツ(副次コンテンツ)を作成して、これをサーバなどにより一般公開できるようにしたものを構築することとする。
そのうえで、上記のようなコンテンツ共有システムを構築した場合においては、副次コンテンツの特質によっては、副次コンテンツの再生にあたり、その編集の元となったコンテンツのデータが必要となる場合が想定される。この場合、副次コンテンツを再生して視聴・鑑賞しようとするユーザは、例えば自身が保有する端末(コンテンツ共有システム対応のアプリケーションソフトウェア)のローカル上に、この副次コンテンツ再生に必要な元のコンテンツのデータを置く必要があることになる。換言すれば、或る副次コンテンツを再生したくとも、例えばローカル上に、その副次コンテンツ再生に必要な全てのコンテンツのデータが存在していなければ、完全な状態での再生が行えない。
しかし、例えば副次コンテンツを再生して視聴してもらうのにあたって、ユーザが予め、必要なコンテンツのデータを全て取得してローカルに保存しておかなければならないとなると、ユーザには比較的重い負担を強いることになって好ましいとはいえない。
そこで本発明は上記した課題を考慮して、コンテンツ再生装置として次のように構成することとした。
つまり、コンテンツの少なくとも1つを編集素材として二次利用する編集処理により作成されるもので、コンテンツ内容を再現するための情報として、原編集素材とされる一次コンテンツである原編集素材コンテンツの実コンテンツデータについての再生を指示する内容により形成される再生制御情報を有する副次コンテンツについて、原編集素材コンテンツのうちで、ユーザが保有しているとみることのできる一次コンテンツである保有一次コンテンツに含まれていない不足一次コンテンツを特定する特定手段と、不足一次コンテンツに対応するサンプルコンテンツを外部より取得するサンプルコンテンツ取得手段と、副次コンテンツを再生するのにあたり、原編集素材コンテンツのうちで保有一次コンテンツに含まれる保有原編集素材コンテンツについては、保有一次コンテンツである保有原編集素材コンテンツの実コンテンツデータについての再生信号処理を上記再生制御情報に従って実行し、上記不足一次コンテンツについては、対応するサンプルコンテンツの実コンテンツデータについての再生信号処理を実行する再生処理手段とを備えることとした。
また、コンテンツ再生システムとしては次のように構成することとした。
先ず、このコンテンツ再生システムは、コンテンツ再生装置とサーバ装置とから成るものとされる。
そして、コンテンツ再生装置は、コンテンツの少なくとも1つを編集素材として二次利用する編集処理により作成されるもので、コンテンツ内容を再現するための情報として、原編集素材とされる一次コンテンツである原編集素材コンテンツの実コンテンツデータについての再生を指示する内容により形成される再生制御情報を有する副次コンテンツについて、原編集素材コンテンツのうちで、ユーザが保有しているとみることのできる一次コンテンツである保有一次コンテンツに含まれていない不足一次コンテンツを特定する特定手段と、不足一次コンテンツに対応するサンプルコンテンツを、通信網経由での通信により、サーバ装置から取得するサンプルコンテンツ取得手段と、副次コンテンツを再生するのにあたり、原編集素材コンテンツのうちで保有一次コンテンツに含まれる保有原編集素材コンテンツについては、保有一次コンテンツである保有原編集素材コンテンツの実コンテンツデータについての再生信号処理を再生制御情報に従って実行し、不足一次コンテンツについては、対応するサンプルコンテンツの実コンテンツデータについての再生信号処理を実行する再生処理手段とを備えることとした。
また、サーバ装置は、サンプルコンテンツを記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されている上記サンプルコンテンツのうちから、サンプルコンテンツ取得手段が取得すべきサンプルコンテンツを、通信網経由での通信により、コンテンツ再生装置に対して送信する送信手段とを備えることとした。
上記構成においては、副次コンテンツを再生対象としている。
副次コンテンツは、1以上のコンテンツを二次利用することにより作成されるもので、原編集素材コンテンツが有する実コンテンツデータについての再生を指示する再生制御情報を有する構造のファイルである。従って、原則、副次コンテンツの再生は、再生制御情報に記述される指示に従って、原編集素材コンテンツの実コンテンツデータについて再生信号処理を実行していくようにされる。
ただし、原編集素材の一次コンテンツについてユーザが保有しているとみなされる状態にないもの(不足一次コンテンツ)があり、このために完全なコンテンツ内容を再生できない場合には、不足一次コンテンツに対応するサンプル内容を有するとされるサンプルコンテンツを、サーバ装置などより取得する。
そして、副次コンテンツの再生処理にあっては、ユーザが保有しているとみなされる保有原編集素材コンテンツについては、保有一次コンテンツとして現に管理されている、その保有原編集素材コンテンツの実コンテンツデータの再生信号処理を実行し、不足一次コンテンツについては、対応するサンプルコンテンツの実コンテンツデータについての再生信号処理を実行する。
これにより、人が認知できる副次コンテンツの再生内容としては、不足一次コンテンツに対応する部分がサンプルコンテンツの画像であるとか音声に置き換えられたものとなる。
本願発明は、上記のようにしてサンプルコンテンツを含む副次コンテンツの再生が行われることで、副次コンテンツ再生に必要な全ての一次コンテンツ(原編集素材コンテンツ)を保有していなくとも、例えば完全なものにより近いコンテンツ内容を視聴できることになる。これにより、例えば必ずしも、副次コンテンツ再生に必要な全ての一次コンテンツを予め入手しなくともよくなり、ユーザの負担が軽減される。
図1は、本願発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という)に対応するコンテンツ作成・共有システムの構成例を示している。
なお、本実施形態のコンテンツ作成・共有システムは、以降説明するようにして、コンテンツのファイルとして、一次コンテンツファイル、副次コンテンツファイル、及びサンプルコンテンツファイルを扱う。以降において、例えば一次コンテンツファイルと副次コンテンツファイル、及びサンプルコンテンツファイルとで特に区別して述べる必要の無いときは、コンテンツファイルともいう。また、例えば、コンテンツとしての抽象概念に従って説明するような場合に、一次コンテンツファイルについては、一次コンテンツともいい、副次コンテンツファイルについては副次コンテンツともいい、サンプルコンテンツファイルについてはサンプルコンテンツともいうことにする。また、一次コンテンツと副次コンテンツ、サンプルコンテンツなどについて特に区分して述べる必要の無いときには、単にコンテンツともいう。
この図に示すように、本実施形態のコンテンツ作成・共有システムとしては、先ず、一次コンテンツサーバ1、副次コンテンツサーバ2、コミュニケーションサーバ3と、多数のユーザ端末装置4とをネットワーク(通信網)5を経由して接続することで形成したものとしてみることができる。
本実施形態のコンテンツ作成・共有システムは、このような装置構成により、コンテンツ作成・共有システムを実現する。つまり、ネットワーク上での、いわゆるコンテンツ配信(一次コンテンツの配信)と、ユーザが作成したコンテンツ(副次コンテンツ)についてのユーザ間での共有が実現される。
なお、ここでのコンテンツとは、種別として、主に音楽、楽曲などに対応する音声(オーディオ)、また、動画としての映像(ビデオ)などをいう。さらに映像としてのコンテンツ種別においては、写真などに相当する静止画なども含めて考えることができる。またさらには、文書のデータであるとか、情報処理装置が実行するプログラムなどもコンテンツとして扱うことが可能である。
一次コンテンツサーバ1は、一次コンテンツを保有する。このために、例えば一次コンテンツファイルとしての所定形式によるコンテンツデータをデータベース化して管理するようにして多数記憶している。そして、一次コンテンツサーバ1は、保有している一次コンテンツファイルを配信可能とされている。つまり、ネットワーク経由でのユーザ端末装置4からのダウンロード要求に応じて、指定された一次コンテンツとしてのデータ要求元のユーザ端末装置4に対して送信出力するように構成される。
なお、ここでの一次コンテンツは、例えば提携するレーベル会社などから提供される、アーティスト等が制作した映像、楽曲などとしての内容を有するものとされる。
副次コンテンツサーバ2は、副次コンテンツを保有するもので、このために、副次コンテンツとしてのデータである、副次コンテンツファイルのデータをデータベース化して管理するようにして多数記憶可能とされている。
後述もするようにして、副次コンテンツファイルは、ユーザ端末装置4から副次コンテンツサーバ2に対してネットワーク経由でアップロードされてくる。副次コンテンツサーバ2は、このようにしてアップロードされた副次コンテンツファイルを、副次コンテンツとして扱って記憶するようにされる。また、副次コンテンツサーバ2は、副次コンテンツを配信可能とされている、つまり、ネットワーク経由でのユーザ端末装置4からのダウンロード要求に応じて、指定された副次コンテンツファイルを要求元のユーザ端末装置4に対して送信出力するようにされる。
コミュニケーションサーバ3は、例えばSNS(Social Networking Service)であるとかブログなどの、CGM(Consumer Generated Media)などともいわれる、個人ユーザによる情報発信サービスであるとか、ユーザ間のコミュニケーションサービスを提供する機能を有するようにされたサーバである。
サンプルコンテンツサーバ8は、一次コンテンツサーバ1が保有する一次コンテンツごとに対応するサンプルコンテンツを保有する。このために、例えばサンプルコンテンツファイルをデータベース化して保存管理している。そして、後述するようにして、サンプルコンテンツを配信可能とされている。つまり、例えばユーザ端末装置4からの要求に応じて、指定されたサンプルコンテンツファイルのデータを要求元のユーザ端末装置4に対して送信可能とされている。
なお、ここでのサンプルコンテンツとは、対応する一次コンテンツについての見本としての内容(サンプル内容)を有するコンテンツをいう。このサンプル内容としては、対応する一次コンテンツを完全なコンテンツ内容として捉えた場合において、完全な内容を有してはいないものの、対応の一次コンテンツについての少なくとも部分的な内容であるとか概略を把握可能なコンテンツ内容をいう。例えば、対応の一次コンテンツの総再生時間分に相当するコンテンツ内容における、一部の再生時間分のコンテンツ内容を有したものを考えることができる。また、動画などであれば、対応の一次コンテンツから一定時間間隔毎に静止画を抜き出してコマ送りのようにして順次再生されるコンテンツ内容を有したものを考えることができる。
また、一次コンテンツの配信に関しては原則有料とされるが、サンプルコンテンツの配信については原則無料であることとする。つまり、ユーザ端末装置4がサンプルコンテンツサーバ8からサンプルコンテンツのデータを受信して再生するのにあたり、ユーザは、そのための対価を支払う必要はない。
ユーザ端末装置4は、一般のユーザが使用するネットワーク機器であり、その実際としては、例えばLANなどのネットワーク通信機能が与えられたパーソナルコンピュータなどとされる。
これらのユーザ端末装置4は、後述するようにしてコンテンツ作成・共有アプリケーション100としてのアプリケーションプログラムがインストールされている。ユーザは、このコンテンツ作成・共有アプリケーション100を操作することにより、一次コンテンツサーバ1からの一次コンテンツファイルのダウンロード、また、ダウンロードした一次コンテンツファイル(及び副次コンテンツファイル)を利用しての編集作業による新たな副次コンテンツの作成、また、作成した副次コンテンツファイルの副次コンテンツサーバ2へのアップロード、副次コンテンツサーバ2からの副次コンテンツファイルのダウンロード、コミュニケーションサーバ3を利用したSNSサービスの利用、ブログの書き込み/閲覧利用などを行うことが可能となる。
次に、上記図1に示した構成を採る本実施形態のコンテンツ作成・共有システムについてのコンテンツの流通に関する基本的な動作例を、ユーザ端末装置4のユーザによる基本的な利用態様例に従って、図2を参照して説明する。なお、図2の説明にあたっては、図中において[ ]内に英数字により示した手順、動作の番号に従って行う。また、ここでは、ユーザ端末装置4として、二人のユーザA,Bのそれぞれが使用するとされるユーザ端末装置4A、4Bが示される。また、この図では、一次コンテンツサーバ1、副次コンテンツサーバ2、コミュニケーションサーバ3、サンプルコンテンツサーバ8、及びユーザ端末装置4の間に介在するとされるネットワーク5の図示は省略している。
手順1
先ず、ユーザAは、ユーザ端末装置4A(コンテンツ作成・共有アプリケーション100)により、一次コンテンツサーバ1のコンテンツダウンロードサイトにアクセスする。そして、ユーザAは、例えばこのコンテンツダウンロードサイト上で、自分がダウンロードしたいコンテンツを検索し、この検索した一次コンテンツをダウンロードさせるための操作を行う。この操作に応じて、ユーザ端末装置4Aは、一次コンテンツサーバ1に対してダウンロード要求を送信する。
なお、本実施形態のコンテンツ作成・共有システムにおいては、一次コンテンツのダウンロードは、基本的には有料とされ、上記のようにして一次コンテンツサーバ1に対してダウンロード要求を送信させるのにあたっては、ユーザAはしかるべき購入手続きを行うべきものとされる。この購入手続きに関しては、例えば、コンテンツ単位、アルバム単位などで個別に設定された料金についての支払い手続きであってもよいし、最近においてしばしば運用されるようになった、サブスクリプションといわれる予約購読的な手続きとされてもよい。なお、無料で一次コンテンツを提供することも考えられるものであり、この場合には、ユーザAは、購入手続きを行っておく必要はない。
そして、一次コンテンツサーバ1は、上記のようにしてダウンロード要求を受信すると、例えば先ず要求元のユーザについての認証などを行って、正当なダウンロード要求であるか否かについての判定を行う。そして、正当なダウンロード要求であると判定したのであれば、自身が記憶している一次コンテンツのうちから、ダウンロード要求とともに指定された一次コンテンツ(一次コンテンツファイル)を検索し、この検索した一次コンテンツファイルのデータを、要求元のユーザ端末装置4に対して送信する。
なお、確認のために述べておくと、一次コンテンツサーバ1がデータベース管理を行いながら記憶している一次コンテンツファイルは、ここでは、実コンテンツデータとしての本体情報にヘッダ情報が付加された構造であるものとする。
実コンテンツデータとは、この場合には、コンテンツ内容としての所定形式のオーディオデータや動画データ、静止画データ(一次コンテンツとしての実質的コンテンツ内容を再現するためのデータである)をいう。即ち、本実施形態での一次コンテンツデータは、再生のためのオーディオ信号処理やビデオ信号処理などを行うことでそのコンテンツ内容が再現される。
また、ヘッダ情報には、例えばコンテンツとしてのファイルごとに固有となる、コンテンツID(コンテンツ識別子)の他、各種のメタデータ(タイトル、アーティスト、属するアルバムのタイトル、ジャンル、データ形式、データサイズなど)を含む。
上記のようにして一次コンテンツサーバ1から送信された一次コンテンツデータは、ユーザ端末装置4Aにて受信される。ユーザ端末装置4A(コンテンツ作成・共有アプリケーション100)は、この受信した一次コンテンツデータを、内部のHDDなどの記憶媒体に記憶保存させる。コンテンツ作成・共有アプリケーション100は、このようにして記憶保存された一次コンテンツデータを、例えばヘッダ情報の内容などに基づいて所定の態様により管理するとともに、ユーザ操作に応じた再生制御を実行する機能を有する。
このようにして、一次コンテンツサーバ1に記憶されている一次コンテンツデータは、原則はユーザが購入をするというかたちで、ユーザ端末装置4に対してダウンロードさせることができるようになっている。即ち、手順1としては、いわゆるコンテンツ配信に対応する。
なお、ユーザ端末装置4Aにて記憶保存された一次コンテンツデータは、コンテンツ作成・共有アプリケーション100により再生して、例えばユーザ端末装置4Aに接続したAV(Audio・Visual)機器などにより画像・音声などとして出力することもできる。
手順2
ところで、一般に、ネットワーク経由によるコンテンツ配信では、ダウンロード後のコンテンツの利用は、ある一定のデータコピー制限が与えられたうえでの再生などの利用に限られている。換言すれば、ダウンロードによりコンテンツを取得したユーザは、一定範囲での利用が許可されているのみであって、例えば取得したコンテンツを基として編集を行って二次的創作物としての新規なコンテンツを作成する権原は与えられてはいないことが通常である。
これに対して、本実施形態では、一次コンテンツは、原則として、予め設定された範囲内での二次的創作のための素材として利用すること(二次利用、二次編集)が許諾されたコンテンツであるものとされる。なお、確認のために述べておくと、本実施形態における一次コンテンツの二次利用は、その一次コンテンツの著作者が承諾した権限の範囲において設定されるものである。
そして、本実施形態のコンテンツ作成・共有アプリケーション100は、自身が管理している(ローカルに記憶保存されている)一次コンテンツを編集素材として二次利用して、ユーザ操作に応じて編集処理を実行することで、新たなコンテンツを作成することが可能とされている。
また、例えばこのようなコンテンツの編集にあたっては、エフェクトデータベース6において提供される所定の特殊効果に応じたプラグインデータを取得して、これを利用した編集を行うことができる。また、同様にして、素材データベース7にて提供している音声、画像などの素材を取得して、これを加えるようにして編集を行うことも可能とされる。なお、エフェクトデータベース6や素材データベース7は、ネットワーク上において設置されるものであっても良いし、ユーザ端末装置4Aのローカル上に存在するものであってもよい。
そして、本実施形態では、このようにして副次的に作成されるコンテンツのことを、副次コンテンツといい、一次コンテンツと区別している。手順2としては、ユーザ端末装置4Aにて起動されているコンテンツ作成・共有アプリケーション100に対する操作を行って、1つの副次コンテンツを作成するようにされる。
なお、この手順2により作成される副次コンテンツとしてのデータ本体の実体は、一次コンテンツのようにしてそのコンテンツ内容を有するオーディオデータやビデオデータなどではなく、再生制御情報とされる。つまり、二次利用した一次コンテンツ(編集素材コンテンツ)としてのデジタルオーディオデータのどの部分をどのタイミングで再生出力すべきかなどの指示をはじめとして、エフェクト(特殊効果)の指定などが記述された再生制御情報とされる。
ここで、コンテンツ作成・共有アプリケーション100による副次コンテンツについての作成概念を図5に示しておく。
この図において模式的に例示するように、ユーザは、二次利用の対象となる一次コンテンツである編集素材コンテンツA,B,Cを利用して、コンテンツ作成・共有アプリケーション100に対して、自身の編集意図を反映させた編集操作を行う。コンテンツ作成・共有アプリケーション100は、この編集操作に応じた編集処理を行い、その結果として、副次コンテンツファイルを作成して出力することになる。
そして、このようにして作成される副次コンテンツファイルの構造においては、データ本体として、上記した再生制御情報を有するものとなる。
この再生制御情報としての副次コンテンツデータ(即ち副次コンテンツ再生制御情報)は、例えばビデオデータやオーディオデータなどと比較すれば、本体のデータサイズを大幅に少なくすることができる。これにより、副次コンテンツサーバ2において、副次コンテンツのデータを記憶すべきHDDなどの記憶媒体の記憶容量を節約して有効に使用することができる。また、副次コンテンツのデータをネットワーク上で送受信するのにあたっても、伝送データ量は少なくて済むので、例えばトラフィックも圧迫しない。
本実施形態での二次編集のようにして、既存のコンテンツを素材として編集を行って新規なコンテンツとしての二次作品を作り上げることは、例えば音楽の分野であれば、サンプリング、マッシュアップなどといわれ、プロフェッショナルの音楽家などもしばしば行っている。このようなことを背景に、一般の人々の中にも、同じようにして二次作品としてのコンテンツを創り出したい、という欲求、要望があることは当然考えられる。しかしながら、一般の人々が、著作権の問題を適正にクリアしたうえで、二次作品としてのコンテンツを創作、作成することは非常に困難であるというのが現状である。
そこで、本実施形態のコンテンツ作成・共有システムとしては、先ず、一般のユーザが、配信されるコンテンツを利用した二次編集を合法的に行えるようにして、よりユーザにとっての娯楽性が高められるようにすることを目指した。
このために、本実施形態の一次コンテンツは、著作権者が承諾した権限の範囲において、ダウンロード(購入)を行ったユーザが二次利用することが許可されたコンテンツであるとして位置付けることとしたものである。即ち、本実施形態の一次コンテンツサーバ1によるコンテンツ配信サービスは、二次利用することが積極的に許諾されたコンテンツを配信するものである。ただし、本実施形態の場合には、一次コンテンツの二次利用としての編集作業は、少なくとも本実施形態のコンテンツ作成・共有システムに対応して開発したコンテンツ作成・共有アプリケーション100上でのユーザ操作に限定されるべきものとされ、例えば、本実施形態のコンテンツ作成・共有システムとは無関係な他の編集ソフトなどによっては行うことができないようにされている。
手順3
上記手順2のようにしてユーザAが作成した副次コンテンツファイルのデータは、ユーザAのユーザ端末装置4Aのみにおいて保存しておいて、図4により後述するようにしてコンテンツ作成・共有アプリケーション100の再生機能による再生処理を行って、その副次コンテンツとしてのコンテンツ内容の画像・音声を再生させることが可能とされている。
そのうえで、さらに本実施形態では、ユーザが作成した副次コンテンツをネットワーク上で公開することで、本実施形態のコンテンツ作成・共有アプリケーション100のサービスを受けているユーザが共有できるようにもする。
ここで、ユーザAは、先の手順2により作成した副次コンテンツが共有されるようにしたいと思ったとされる。そこで、ユーザAは、コンテンツ作成・共有アプリケーション100に対して所定操作を行って、手順2により作成した副次コンテンツファイルのデータを副次コンテンツサーバ2に対してアップロードする。これが手順3となる。
手順4
副次コンテンツサーバ2は、上記のようにしてアップロードとして送信されてきた副次コンテンツファイルを、データベースに新規に登録するようにして保存する。このときには、副次コンテンツサーバ2は、その保存場所(例えばURL(Uniform Resource Locator)などのアドレスにより表現される)を設定したうえで、副次コンテンツファイルの保存処理と、データベースへの登録を行うようにされる。
なお、副次コンテンツサーバ2は、データベースに登録されている副次コンテンツについての公開機能を有しているものとされる。つまり、手順4により登録された副次コンテンツは、以降、副次コンテンツサーバ2にて公開され、ユーザ端末装置4(コンテンツ作成・共有アプリケーション100)からのダウンロード要求に応じてダウンロードすることも可能になる。
手順5
副次コンテンツサーバ2は、上記のようにして副次コンテンツファイルを保存管理すると、アップロード要求元のユーザ端末装置4Aに対して、アップロードされてきた副次コンテンツ(副次コンテンツファイル)の保存場所を通知するために、その保存場所を示すアドレス(保存場所アドレス)を送信する。
ユーザ端末装置4Aのコンテンツ作成・共有アプリケーション100は、上記の保存場所アドレスを受信して、これを所定の記憶媒体に記憶保存して管理するようにされる。ユーザAは、コンテンツ作成・共有アプリケーション100に対する所定操作により、いつでも、自分が手順2によりアップロードした副次コンテンツの保存場所アドレスを出力させることができる。
手順6
先に述べたように、副次コンテンツサーバ2は、データベースに登録されている副次コンテンツの公開機能を有している。このために、今回、ユーザAが作成してアップロードした副次コンテンツは、原則、副次コンテンツサーバ2が提供するコンテンツ公開サイトにアクセスしてくる不特定多数のユーザ端末装置4(コンテンツ作成・共有アプリケーション100)のユーザが閲覧できる。また、本実施形態では、原則、全てのユーザのユーザ端末装置4により、任意の副次コンテンツをダウンロードすることも可能とされている。
そのうえで、上記手順5により保存場所アドレスを取得したユーザAは、いくつかの手段により、他のユーザを対象として、自分の副次コンテンツが副次コンテンツサーバ2にて公開されたことの告知を行うことができる。
手順6は、この公開告知の手段の1つに対応するもので、図示するようにして、コミュニケーションサーバ3にアクセスして、例えばSNSにおける自身のページや、自分のブログなどに、自分の作成した副次コンテンツが公開された旨を書き込むようにされる。このときに、手順5によって取得した保存場所アドレスとしてのURLを、ともに書き込むようにして貼り付けておくようにされる。
手順7
上記手順6のようにしてユーザAが書き込みを行った後において、例えばユーザBが、ユーザ端末装置4Bにインストールされているコンテンツ作成・共有アプリケーション100を操作して、SNSにおけるユーザAのページや、ユーザAのブログにアクセスして閲覧すると、ユーザAの副次コンテンツが新たに公開されたことを知ることになる。つまり、この場合のユーザBは、ユーザAの作成した副次コンテンツの新規公開についての告知を、SNSやブログを通じて間接的に受けたことになる。手順7は、このような間接的な副次コンテンツ公開の告知が行われることを指す。
手順8
また、公開告知のもう1つの手段として手順8を挙げておく。この手順8としては、例えばSNSに備えられるメール機能などを利用してメールを作成、送信することで、ユーザB側に対して、自分の作成した副次コンテンツが公開されたことを告知するようにされる。これは、上記手順6、手順7の流れによる告知に対して、より直接的な態様の告知となる。
また、このようにして、電子メールなどにより告知を行うときにも、例えば本文中に、その副次コンテンツの保存場所アドレスを記載するようにして貼り付けておくようにされる。
手順9
上記のようにして、ユーザBは、ユーザAの作成した副次コンテンツが新規公開されたことの告知を間接的、あるいは直接的に受け、このことを知ることができる。そして、ユーザBが、この新規公開されたユーザAの副次コンテンツを鑑賞したいとおもったときには、先ず、コンテンツ作成・共有アプリケーション100により、副次コンテンツのダウンロードを行うようにされる。これが手順9となる。
この副次コンテンツのダウンロードにあたっては、例えばSNSの日記のページ、若しくはブログの本文内にリンクとして示されている保存場所アドレスに対するクリック操作などを行うようにされる。確認のために述べておくと、SNSの日記のページやブログに対して書き込みを行う際に、URLなどのアドレスの情報を書き込んだ場合には、この文字列部分がリンクとして公開されるようになっている。
上記のようにして保存場所アドレスに対するクリック操作を行ったことに応じて、コンテンツ作成・共有アプリケーション100は、この保存場所アドレスに対してアクセスする。つまり、副次コンテンツサーバ2上のアドレスのうちで、ユーザAが作成して公開中の副次コンテンツのファイル(副次コンテンツファイル)を保存している場所を示すアドレスにアクセスする。そして、この保存場所に保存されている副次コンテンツファイルを、ユーザ端末装置4Bに送出させるようにする。そして、このようにして送出されてくる副次コンテンツファイルをユーザ端末装置4B側で受信して、コンテンツ作成・共有アプリケーション100の制御により保存管理するようにされる。このようにして副次コンテンツのダウンロードが行われる。
手順10
上記のようにしてユーザAの副次コンテンツが保存管理されると、ユーザ端末装置4Bのコンテンツ作成・共有アプリケーション100による、この副次コンテンツの再生が可能になる。手順10は、ユーザBによるコンテンツ作成・共有アプリケーション100に対する再生指示操作に応じて、この副次コンテンツのコンテンツ内容が映像や音などとして再生出力されるように、副次コンテンツファイルを再生するための手順となる。
図4は、編集・共有アプリケーション100による副次コンテンツの再生概念を示している。
副次コンテンツファイルの再生にあたっては、先ず、コンテンツ作成・共有アプリケーション100が、その実体データである副次コンテンツファイルの再生制御情報についての解釈処理を実行する。この解釈処理の結果、コンテンツ作成・共有アプリケーション100は、例えば先ず、再生に必要な実コンテンツデータを有する一次コンテンツファイル(原編集素材コンテンツ)が何であり、また、再生のシーケンスにおいて、各原編集素材コンテンツにおける実コンテンツデータ(ビデオデータ、オーディオデータなど)のどの部分が、どの再生時間において、どのようにして利用されるのかなどを認識することができる。
この図では、原編集素材コンテンツA,B,Cを利用しているものとして認識されたとする結果例を示している。そして、この認識結果に従い、コンテンツ作成・共有アプリケーション100は、原編集素材コンテンツA,B,Cとしての一次コンテンツファイルの実コンテンツデータを利用して、シーケンサとしての再生制御を実行するようにされる。この結果、副次コンテンツとしてのコンテンツ内容が画像や音として再生される。
なお、上記図4の説明によれば、副次コンテンツファイルの再生に際しては、その副次コンテンツの作成のために利用された素材パッケージファイル(原編集素材コンテンツ)の実コンテンツデータが必要であることになる。そこで、この場合においては、副次コンテンツファイルの再生のためには、一時的にではあっても、コンテンツ作成・共有アプリケーション100と同じローカル上に、原編集素材コンテンツのデータが存在していることが必要であるものとする。従って、副次コンテンツを再生しようとしたときに、その原編集素材コンテンツとしての一次コンテンツファイルがローカル上で保存されていなかった場合には、これらを取得してローカル上に存在させる必要があることになる。
手順11
そこで、上記のような場合には、ローカル上に無い編集素材コンテンツをダウンロードして取得するための手順を行うことが必要となる。図2における手順11は、手順10によるコンテンツ再生の過程において、このために行うべき手順である。
これまでの説明から理解されるように、原編集素材コンテンツとしては実コンテンツデータであるので、原則、原編集素材コンテンツは一次コンテンツであることになる。そこで、手順11としては、ユーザ端末装置4B(コンテンツ作成・共有アプリケーション100)から一次コンテンツサーバ1にアクセスして、今回の手順10による副次コンテンツ再生に必要で、ローカル上に存在していない一次コンテンツのダウンロードを行うようにされる。このダウンロードにより、副次コンテンツの再生に必要な原編集素材コンテンツがローカル上に全て存在することになり、図4による説明のようにして再生出力を正常に実行することが可能になる。
なお、手順11のダウンロードによりローカル上に存在することとなる一次コンテンツのデータの状態としては、いくつか考えることができる。
先ず、1つには手順1による通常のダウンロードの場合と同様にしてHDDなどの補助記憶装置に対して記憶保存された状態でローカル上に存在する態様を考えることができる。また、もう1つとしては、RAMなどの主記憶装置において一時的に保持され、例えばこの副次コンテンツの再生操作が可能なコンテンツ作成・共有アプリケーション100の状態ではなくなったことに応じて、消去されるような態様も考えることができる。例えば一次コンテンツは原則有料であると述べたが、後者の場合には、無料とする、あるいは通常のダウンロードよりも安価な料金設定とするなどの運用が考えられる。
また、上記図2の説明によれば、本実施形態における副次コンテンツの作成は、編集素材のコンテンツ(編集素材コンテンツ)として一次コンテンツを直接的に二次利用するものとしている。つまり、この場合の編集素材コンテンツとしては、再生時においてその実コンテンツデータが必要になる一次コンテンツ(「原編集素材コンテンツ」ともいうことにする)である。
しかし、本実施形態において二次利用の対象となる編集素材コンテンツには、一次コンテンツだけではなく、副次コンテンツも含めることができる。図5を参照してこの点について補足しておく。図5(a)(b)(c)には、それぞれ、2つの編集素材コンテンツを二次利用して編集することで1つの副次コンテンツを作成する場合を示している。
まず、図5(a)は、図2により説明した副次コンテンツの作成例と同様に、編集素材コンテンツA,Bがそれぞれ一次コンテンツである場合を示している。つまり、一次コンテンツAを編集素材コンテンツAとし、これとは異なる一次コンテンツである一次コンテンツBを編集素材コンテンツBとして編集処理を実行して副次コンテンツを作成しているものである。この場合の副次コンテンツは、図示するようにして、内容的には一次コンテンツAと一次コンテンツBの少なくとも一部を有して成るものとされる。つまり大元の編集素材となるコンテンツ(即ち、原編集素材コンテンツである)として、一次コンテンツA、Bを使用しているものである。
図5(b)は、図5(a)と同じ一次コンテンツとされる編集素材コンテンツAと、一次コンテンツC、Dを二次利用して作成された副次コンテンツである編集素材コンテンツCとを二次利用して編集することで、副次コンテンツを作成できることを示している。この場合の副次コンテンツは、編集素材コンテンツAに含まれる一次コンテンツAの少なくとも一部と、編集素材コンテンツCに含まれる一次コンテンツC、Dのそれぞれの少なくとも一部とを有してコンテンツ内容を形成するものとなる。つまり、原編集素材コンテンツとしては、一次コンテンツA,C,Dとなるこものであり、従って、この図5(b)に示される新規の副次コンテンツを再生する場合には、これら一次コンテンツA、C、Dをローカル上に置く必要がある、ということになる。
図5(c)は、副次コンテンツである2つの編集素材コンテンツC、Dを二次利用して編集することで副次コンテンツを新規に作成できることを示している。この場合の新規作成される副次コンテンツは、編集素材コンテンツCに含まれる一次コンテンツC、Dのそれぞれの少なくとも一部と、編集素材コンテンツDに含まれる一次コンテンツE、Fのそれぞれの少なくとも一部とを有してコンテンツ内容を形成するものとなる。従って、図5(c)に示される新規の副次コンテンツを再生する場合には、原編集素材である一次コンテンツC、D、E、Fをローカル上に置く必要があることになる。
また、上記図5(b)(c)のようにして副次コンテンツを作成するための編集素材コンテンツとして副次コンテンツを利用する場合には、先ず、ユーザは、一次コンテンツを編集素材コンテンツとして扱う場合と同様に、編集素材コンテンツとしての副次コンテンツをローカル上に置くために、例えばダウンロードを行ってユーザ端末装置4に記憶保存させるようにする。
また、図2の手順9により、副次コンテンツのダウンロード要求に応じて副次コンテンツサーバ2が副次コンテンツデータの送信を行うときには、副次コンテンツデータについて暗号化を施しておくようにされる。この暗号化は、正規ユーザのコンテンツ作成・共有アプリケーション100であれば解読することができるが、コンテンツ作成・共有アプリケーション100は、この暗号化処理を経て解読した副次コンテンツデータのみを再生し、例えば元から暗号化されていない副次コンテンツデータ、若しくは別の方式、アルゴリズムにより暗号化されている副次コンテンツデータについては再生を行わないように動作するようにされる。つまり、コンテンツ作成・共有アプリケーション100は、外部から取得する副次コンテンツデータについては、副次コンテンツサーバ2からダウンロードして取得したもののみを再生する。
従って、例えばP2P(Pier to Pier)によるネットワーク通信であるとか、電子メールのファイル添付であるとかFTP(File Transport Protocol)などによるユーザ端末装置間での直接的な通信、若しくはリムーバブルメディアを利用したユーザ間でのやりとりなどで、ユーザ同士が直接的に副次コンテンツファイルをやりとりしたとしても、このようにしてユーザが入手したファイルは、副次コンテンツサーバ2により暗号化が施されていないので、適正に再生することができないようにされる。つまり、本実施形態では、他人の副次コンテンツについては、副次コンテンツサーバ2からダウンロードされたものでなければ適正に再生することができないようにされている。これにより、本実施形態のコンテンツ作成・共有システムでは、著作権に違反した非合法な副次コンテンツがネットワーク上で流通、増殖するのを避けるようにしている。これにより、例えば一次コンテンツ、副次コンテンツの著作権者の権利保護が図られるようにしている。
以上、図2〜図5の説明から理解されるように、本実施形態のコンテンツ作成・共有システムとしては、先ず、一次コンテンツのダウンロードが可能とされている。つまり、通常のコンテンツ配信によりユーザが好きなコンテンツをダウンロード(購入)し、これを鑑賞して楽しむことができる。そのうえで、この一次コンテンツについては編集素材とするための二次利用が可能なようにして利用権限が設定されていることで、ユーザは一次コンテンツを素材とする編集を行って自分の作品を創ることができるようになっている。さらに、このようにして作成した作品である副次コンテンツをSNSやブログなどのCGMによるコミュニケーション技術を利用して、一般に公開することができるものである。つまり、これまでにおいては著作権などの問題で合法的には困難であったとされる、一般ユーザが著作権のあるコンテンツを素材として編集を行って新規にコンテンツ(副次コンテンツ)を作成し、さらに、この副次コンテンツを一般に公開するということを適正に行えるようになるものである。
また、本実施形態では、副次コンテンツの実体は、その副次コンテンツが利用する原編集素材である一次コンテンツについての再生を指示する記述を少なくとも含んで形成される再生制御情報であるとしている。
コンテンツ作成・共有アプリケーション100は、副次コンテンツの再生機能を有するわけであるが、副次コンテンツ作成のための編集機能も有している。このために、副次コンテンツの再生の態様のとして、単に音声再生のための処理を実行するのみではなく、例えば上記の編集機能のユーザインターフェースに、再生される副次コンテンツの編集内容を反映させることができる。つまり、副次コンテンツの実体が再生制御情報とされていることの恩恵として、ユーザは、コンテンツ作成・共有アプリケーション100の編集機能を利用して、ダウンロードした副次コンテンツがどのようにして編集されているのかを詳細に知ることができる。
続いて、これまでに述べてきた実施形態のコンテンツ作成・共有システムとしての動作が実現されるようにするための技術構成例について説明していく。
先ず、図6は、一次コンテンツサーバ1の内部構成例を示している。この図に示すようにして、一次コンテンツサーバ1は、制御部11、記憶部12、認証処理部13、検索処理部14、データベース管理部15、決済処理部16、暗号化処理部17、ネットワークインターフェース18を備える。
制御部11は、一次コンテンツサーバ1における各種制御処理を統括して実行する部位とされ、例えばCPU(Central Processing Unit)、RAM(主記憶装置)などから形成されるコンピュータシステムの中枢部に相当するハードウェア構成を有する。
記憶部12は、例えばHDDなどを備えて構成され、一次コンテンツデータベース12aを記憶している。一次コンテンツデータベース12aは、配信すべき一次コンテンツとしてのファイルをデータベース化した情報単位とされる。
認証処理部13は、例えばダウンロード要求が行われた場合において、その要求に含まれるユーザIDやパスワードなどを利用して、正規のユーザであるか否かなどについての所要の認証処理を実行する。この認証処理結果がOKであった場合にのみ、要求に応答した一次コンテンツの送信が行われる。
検索処理部14は、データベース管理部15と協働して、一次コンテンツデータベース12aにアクセスして、目的の一次コンテンツを検索する処理を実行する部位とされる。
データベース管理部15は、一次コンテンツデータベース12aについての管理を行う。例えば新規の一次コンテンツが供給された場合には、これに応じて、一次コンテンツデータベース12aに対してこの新規の一次コンテンツを登録するようにして更新する。また、同様にして一次コンテンツを削除すべき場合には、一次コンテンツデータの削除とこれに応じたデータベースの更新を行うようにされる。
決済処理部16は、有料の一次コンテンツに関するユーザ側の代金支払いに対する決済などの処理を実行する。
暗号化処理部17は、この一次コンテンツサーバ1からユーザ端末装置4に対して送信すべき一次コンテンツデータについて所定の暗号化を施すための処理を実行する部位とされる。
ネットワークインターフェース18は、ネットワーク5経由での通信を行うための部位であり、例えばダウンロード要求の受信と、これに応じた一次コンテンツデータの送信は、このネットワークインターフェース18が制御部11の制御に応じて通信処理を実行することにより実現される。
図7は、副次コンテンツサーバ2の内部構成例を示している。この場合の副次コンテンツサーバ2は、制御部21、記憶部22、認証処理部23、検索処理部24、コンテンツデータベース管理部26、保存場所設定処理部27、暗号化処理部28、ネットワークインターフェース29を備える。
制御部21は、副次コンテンツサーバ2における各種制御処理を統括して実行する部位とされる。これも、ハードウェア構成としては、例えばCPU、RAM(主記憶装置)などから形成されるコンピュータシステムの中枢部に相当する部位を有して成る。
記憶部22は、例えばHDDなどを備えて構成され、副次コンテンツデータベース22aを記憶している。
副次コンテンツデータベース22aは、副次コンテンツファイルのデータをデータベース化して構築した情報単位とされる。
認証処理部23は、例えば副次コンテンツのダウンロード要求が行われた場合において、その要求に含まれるユーザIDやパスワードなどを利用して、正規のユーザであるか否かなどについての所要の認証処理を実行する。
検索処理部24は、コンテンツデータベース管理部26と協働して、副次コンテンツデータベース22aにアクセスして、目的の副次コンテンツを検索する処理を実行する。
コンテンツデータベース管理部26は、記憶部22における副次コンテンツデータベース22aについての管理を行う。例えば副次コンテンツ(副次コンテンツファイル)が新規にアップロードされた場合に応じては、副次コンテンツデータベース22aに対して、アップロードされてきた副次コンテンツを登録するようにして更新する。また、同様にして副次コンテンツ(副次コンテンツファイル)を削除することとなった場合には、このための削除処理と、削除結果に応じたデータベースの更新を行うようにされる。
暗号化処理部27は、この副次コンテンツサーバ2からユーザ端末装置4に対して送信すべき副次コンテンツデータについて所定の暗号化を施すための処理を実行する部位とされる。また、システムの運用によっては、副次コンテンツのアップロードのときに、ユーザ端末装置4から副次コンテンツデータを暗号化して送信してくる場合もあると考えられるが、この場合には、暗号化処理部27は、その暗号化を解読する処理も実行するようにされる。
ネットワークインターフェース29は、ネットワーク5経由での通信を行うための部位とされる。例えばアップロードされてくる副次コンテンツやダウンロード要求の受信と、ダウンロード要求に応じた副次コンテンツデータ(副次コンテンツファイル)の送信は、このネットワークインターフェース29が制御部21の制御に応じて通信処理を実行することにより実現される。
図8は、コミュニケーションサーバ3の内部構成例を示している。この図に示されるように、コミュニケーションサーバ3は、制御部31、記憶部32、認証処理部33、ブログ稼働処理部34、SNS稼働処理部35、及びネットワークインターフェース36とを備える。なお、この場合のコミュニケーションサーバ3は、ブログとSNSのコミュニケーションサービスを提供するものとされる。
制御部31は、コミュニケーションサーバ3における各種制御処理を統括して実行する部位とされ、例えばCPU、RAM(主記憶装置)などから形成されるコンピュータシステムの中枢部に相当するハードウェア部位を有して成る。
記憶部32は、例えばHDDなどを備えて構成され、ブログデータベース32aとSNSデータベース32bとを記憶している。例えばブログデータベース32aは、ユーザが開設したブログのデータがデータベース化された情報単位とされる。また、SNSデータベース32bは、SNSのユーザごとのページ内容等がデータベース化された情報単位とされる。
この場合の認証処理部33は、ブログの更新のためのログインや、SNSへのログインの要求などに応じて、その要求に含まれるユーザIDやパスワードなどを利用して認証処理を実行する。この認証処理結果がOKであれば、上記のログインが成功するようにされる。
ブログ稼働処理部34は、ブログを適正に稼働させるための各種所要の処理を実行する。例えば、ユーザ端末装置4からのブログへのアクセス要求や、正規のブログの書き込み画面の要求などに応じて、ブログ画面のデータの送信であるとか、ブログ書き込み画面の送信などの処理を実行する。また、ブログに対する書き込みが反映されるようにしてブログデータベース32aを更新するなど、ブログデータベース32aを管理するための処理も実行する。
SNS稼働処理部35も同様にして、SNSのページへのアクセス要求に応じてそのページのデータを送信する処理であるとか、日記などの書き込みを反映させるためのSNSデータベース32bの更新などをはじめとするデータベース管理など、SNSを適正に稼働させるための処理を実行する。
ネットワークインターフェース36は、ネットワーク5経由での通信を行うための部位とされる。これにより、ブログやSNSへのアクセス要求に応じたページデータの送信などが可能となる。
なお、ここではコミュニケーションサーバ3は、SNSとブログに対応して設けられているものとしているが、例えばSNSとブログとで、それぞれ異なるサーバが構築されてもよい。また、例えば、SNS、ブログ以前からよく知られている、ホームページなどといわれる個人のサイト運営など、SNS、ブログ以外で、個人ユーザが情報発信できるようなCGM関連のサービスを提供するように構成しても良い。
図9は、サンプルコンテンツサーバ8の内部構成例を示している。
この図に示されるサンプルコンテンツサーバ8は、制御部51、記憶部52、検索処理部53、データベース管理部54、ネットワークインターフェース55を備えている。
制御部51は、サンプルコンテンツサーバ8における各種制御処理を統括して実行する部位とされ、例えばCPU、RAM(主記憶装置)などから形成されるコンピュータシステムの中枢部に相当するハードウェア部位を有して成る。
記憶部52は、例えばHDDなどを備えて構成されるもので、ここでは、記憶情報として、サンプルコンテンツデータベース52aが示されている。このサンプルコンテンツデータベース52aとしての形式によりサンプルコンテンツが登録された状態で記憶管理されている。
検索処理部53は、データベース管理部54と協働して、サンプルコンテンツデータベース52aにアクセスして、目的のサンプルコンテンツを検索する処理を実行する。
データベース管理部54は、サンプルコンテンツデータベース52aについての管理を行う。例えば一次コンテンツサーバ1に対する一次コンテンツの新規登録に応じて、これに対応のサンプルコンテンツがアップロードされてきたときには、サンプルコンテンツデータベース52aに対して、アップロードされてきたサンプルコンテンツを登録するようにして更新する。また、例えば一次コンテンツサーバ1において一次コンテンツを削除するなどした場合には、これとの整合を図るために、対応するサンプルコンテンツの削除処理と、削除結果に応じたデータベースの更新を行うことができる。
ネットワークインターフェース55は、ネットワーク5経由での通信を行うための部位である。例えばアップロードされてくるサンプルコンテンツや、配信(送信)要求などの受信、及び配信要求に応答したサンプルコンテンツファイルのデータの送信などとして通信は、このネットワークインターフェース55が制御部51の制御に応じて通信処理を実行することにより実現される。
なお、サンプルコンテンツのデータは、後述するようにしてストリーミングにより送信することが可能とされる。この場合には、例えばストリーミングサーバが必要になる。図9においては明確に図示していないが、上記の構成の下で、サンプルコンテンツサーバ8におけるストリーミングサーバは構築されているものとする。
図10は、ユーザ端末装置4の内部構成例を示している。なお、この場合には、ユーザ端末装置4としてのハードウェアは、パーソナルコンピュータであるものとする。
先ずユーザ端末装置4は、ネットワーク5経由での通信を行うために、ネットワークインターフェース44を備えている。このネットワークインターフェース44が備えられることにより、ネットワーク5を介して、例えば一次コンテンツサーバ1、副次コンテンツサーバ2、コミュニケーションサーバ3、及び他のユーザ端末装置4などと通信することが可能となる。
CPU(Central Processing Unit)41は、例えばHDD(ハードディスクドライブ)48にインストールされたOS(Operating System)、及び各種のアプリケーションプログラム、また、ROM42に保持されているプログラムに従って各種の処理を実行可能とされる。本実施形態においては、コンテンツ作成・共有アプリケーション100としてのアプリケーションプログラムがインストールされることになる。
RAM43はCPU41のための作業領域であり、CPU41が各種処理を実行するのに必要なデータやプログラム等が適宜保持される。
この場合の入出力インターフェース45には、例えば、キーボードやマウスなどとされる入力デバイス46が接続されており、この入力デバイス46から出力されてくる操作信号を、CPU41に適合させた信号に変換してCPU41に出力するようにされている。
また、入出力インターフェース45には、メディアドライブ47が接続されている。このメディアドライブ47は、所定フォーマットのリムーバブルメディアに対応してデータの記録再生が可能なように構成されたドライブ装置とされる。
また、入出力インターフェース45には、記憶媒体としてハードディスクを備えたHDD48が接続されている。CPU41は、入出力インターフェース45を介して、ハードディスクドライブ48のハードディスクに対してデータやプログラム等の記録又は読み出しを行うことができるようにされている。
また、入出力インターフェース45には、画像表示のためのディスプレイモニタ49も接続されている。
図11には、本実施形態のコンテンツ作成・共有システムの利用に関連してHDD48に記憶されるデータ内容例を示している。
この図に示すようにして、実施形態のコンテンツ作成・共有システムに関連しては、先ず、アプリケーションプログラムのデータとしてコンテンツ作成・共有アプリケーション100を記憶させることになる。なお、HDD48に対するコンテンツ作成・共有アプリケーション100の記憶は、インストールの処理により行われる。また、アプリケーションファイルとして、1以上の一次コンテンツファイル(一次コンテンツファイル群103)と、1以上の副次コンテンツファイル(副次コンテンツファイル群104)がコンテンツ作成・共有アプリケーション100の制御により記憶される。
この場合のコンテンツ作成・共有アプリケーション100は、その機能面から、大別してコンテンツ管理・作成ツール101としてのプログラム部分と、コミュニケーションツール102としてのプログラム部分とから成るものとしてみることができる。コンテンツ管理・作成ツール101は、一次コンテンツファイルや副次コンテンツファイルのダウンロード、一次コンテンツファイル群103を成す一次コンテンツファイルと、副次コンテンツファイル群104を成す副次コンテンツファイルを対象とするファイル操作を実行するようにされる。また、編集操作に応じた編集処理や、編集結果に応じた副次コンテンツファイルの作成処理なども実行するようにされる。コミュニケーションツール102は、コミュニケーションサーバ3にアクセスしてブログやSNSを操作するための処理を実行するようにされる。
図12は、コンテンツ管理・作成ツール101についてのプログラム構成を、機能ブロック単位により模式的に示したものであり、図示するようにして、通信制御部111、一次コンテンツ取得処理部112、一次コンテンツ管理処理部113、副次コンテンツ取得処理部114、副次コンテンツ管理処理部115、コンテンツ転送処理部116、コンテンツ作成処理部117、副次コンテンツファイル生成・解釈処理部118、暗号・解読処理部119、プレーヤ部120から成るものとしてみることができる。
通信制御部111は、コンテンツ管理・編集に関連して主に一次コンテンツサーバ1や副次コンテンツサーバ3とネットワーク経由で通信を実行するために必要なプログラムから成る部位である。
一次コンテンツ取得処理部112は、一次コンテンツをダウンロードして取得するために必要なプログラムから成る部位である。この一次コンテンツ取得処理部112により、一次コンテンツをダウンロードするためのユーザインターフェースが提供される。また、ダウンロード要求としてのコマンドを発行して通信制御部111により送信させる制御や、通信制御部111にて受信した一次コンテンツのデータのパケットを受け渡してもらい、一次コンテンツとしてのデータ形式に復元する処理なども、この一次コンテンツ取得処理部112により実行される。
一次コンテンツ管理処理部113は、上記一次コンテンツ取得処理部112により取得された一次コンテンツファイルをHDD48に保存する処理と、保存された一次コンテンツファイルを管理するための処理を実行する部位である。例えば、この一次コンテンツ管理処理部113により、アーティスト名、アルバム単位、ジャンルなどに応じたソートなどのコンテンツ管理も実現される。
副次コンテンツ取得処理部114は、副次コンテンツをダウンロードして取得するために必要なプログラムから成る部位である。
副次コンテンツ管理処理部115は、上記副次コンテンツ取得処理部114により取得された副次コンテンツファイルをHDD48に保存する処理と、保存された副次コンテンツファイルを管理するための処理を実行する部位である。
コンテンツ転送処理部116は、例えば副次コンテンツファイルを副次コンテンツサーバ2に対してアップロードするときなど、コンテンツファイルのデータ転送が通信制御部111を経由して適正に実行されるようにするための制御、処理を実行する。
コンテンツ作成処理部117は、図3により示した編集素材コンテンツを利用した編集、即ち、ユーザが行う編集操作などに応じて、副次コンテンツとしてのコンテンツ内容の作成に関する処理を実行する部位である。従って、例えば編集操作のためのユーザインターフェースなども、このコンテンツ作成処理部117により実現される。
コンテンツファイル生成・解釈処理部118は、先ず、上記コンテンツ作成処理部117により作成したとするコンテンツ内容が反映された副次コンテンツファイルのデータを生成するための処理を実行する。また、副次コンテンツを再生する場合には、図4に示した副次コンテンツファイルにおける再生制御情報についての解釈処理を実行して再生処理のシーケンスを決定する。
本実施形態にあっては、一次コンテンツファイルは暗号化が施されて一次コンテンツサーバ1から伝送されるものとされる。また、副次コンテンツファイルも、ダウンロードに対応して副次コンテンツサーバ2からユーザ端末装置4に送信する際においても、暗号化を施すようにされる、また、ユーザ端末装置4から副次コンテンツサーバ2に対して副次コンテンツデータをアップロードする場合にも、暗号化を施して送出する場合がある。
暗号化・解読処理部119は、暗号化が施された一次コンテンツファイル、副次コンテンツファイルを再生、編集などのために操作する必要のあるときに、この暗号化を解読する処理を実行する。また、副次コンテンツファイルについて暗号化を施して伝送する必要のある場合に、暗号化を施す処理を実行するようにされる。
プレーヤ部120は、一次コンテンツファイル及び副次コンテンツファイルを再生して画像・音声などとして出力させるための信号処理過程のうちで、デジタル段階で施しておくべき所要の信号処理を実行するための部位とされる。
先ず、一次コンテンツファイルは、データ本体として、コンテンツ内容を再現する所定形式のビデオデータ・オーディオデータなどとしての実コンテンツデータを有する。従って、プレーヤ部120が一次コンテンツファイルを再生するときには、この実コンテンツデータとしてのビデオデータ・オーディオデータなどを再生するためのデジタル信号処理を実行する。この際、実コンテンツデータについて圧縮符号化が施されているのであれば、この圧縮符号化に対応する復号処理を施したうえでデジタルビデオ信号、デジタルオーディオ信号についての再生信号処理を実行する。
また、副次コンテンツを再生する場合には、上記副次コンテンツファイル生成・解釈処理部118により決定された再生処理のシーケンスに従って、原編集素材コンテンツである一次コンテンツファイルの必要データ部分を順次再生していくという、シーケンサとしての再生処理を実行するようにされる。
ところで、副次コンテンツを再生するのにあたり、副次コンテンツファイル生成・解釈処理部118により再生制御情報を解釈した結果は、コンテンツ作成処理部117が提供するとされるGUIである編集作業画面に反映させることが可能とされている。つまり、再生制御情報が示す再生指示の内容が、編集作業画面上でユーザが認識可能な態様で表示される。ユーザは、これを見ることで、その副次コンテンツがどのようにして作成されたのかを確認することができる。このことは、その副次コンテンツが作成者によってどのようにして作成されたのかということを、正確な情報として得られることを意味している。例えば、一般のコンテンツの場合、そのコンテンツがどのようにして作成されたのかを一般のユーザが知るためには、実際に再生して見ることのできる映像的な内容、若しくは聴き取ることのできる音響的な内容などから推測するしかない。
これに対して、本実施形態の場合には、副次コンテンツについて、より詳細、かつ具体的に、どのようにして作成されたものであるのかを把握できるものである。そして、このような副次コンテンツがユーザ間で共有されることにより、本実施形態のコンテンツ作成・共有システムを利用するユーザのコンテンツの創作に関する知識、技術が飛躍的に向上されることが期待される。このようにして、本実施形態のシステムは、コンテンツ作成に関心のあるユーザにとっては、非常に高い娯楽性と利用価値を持っているものである。
次に、本実施形態に対応するコンテンツファイル(一次コンテンツパッケージファイル、副次コンテンツファイル)の構造例について、図13〜図15を参照して説明する。
先ず、図13(a)には、副次コンテンツファイルの構造例が示される。
この図に示すようにして、副次コンテンツファイルは、ヘッダとボディ(本体部)から成る。
ヘッダには、副次コンテンツファイルに関連した所定の情報項目(メタデータ、付加情報)の集合から成るヘッダ情報を格納する。
ボディは、そのコンテンツファイルのコンテンツ内容に対応する実体データを格納する。従って、副次コンテンツファイルの場合には、再生制御情報を格納することになる。
図13(b)には、一次コンテンツファイルの構造例が示される。
一次コンテンツファイルもヘッダとボディから成り、ヘッダには、一次コンテンツに対応する所定の情報項目(メタデータ)の集合から成るヘッダ情報を格納する。また、ボディには、コンテンツ内容に対応する実体データとして、所定形式の実コンテンツデータを格納する。
また、本実施形態では、一次コンテンツファイルごとに対応してサンプルコンテンツファイルがあるものとされる。このサンプルコンテンツファイルも、図13(b)に示される一次コンテンツファイルと同様の構造を有するものとする。つまり、サンプルコンテンツに対応する所定のメタデータの集合から成るヘッダ情報と、サンプルとしてのコンテンツ内容(サンプル内容)を再現するための実コンテンツデータを格納する。
ここで、副次コンテンツファイルのヘッダが格納するヘッダ情報の内容例を図14に示す。
この図においては、ヘッダ情報を形成する情報項目(メタデータ項目)として、本コンテンツ関連基本情報、利用原編集素材コンテンツ情報、利用編集素材コンテンツ情報、本コンテンツ利用許諾情報、本コンテンツ世代情報を有するものとしている。
本コンテンツ関連基本情報は、現コンテンツファイルに関連した基本的な情報項目(メタデータ)から成る。
図15は、本コンテンツ関連基本情報を形成する情報項目(メタデータ項目)群の一例を示している。ここでは、コンテンツID、タイトル、クリエータ、コンテンツ種別、再生時間、作成日時、ジャケットデータ、ジャンル・・・などが示されている。
ここでのコンテンツIDは、現副次コンテンツファイルに固有に与えられる識別子となる。なお、本実施形態では、これらのコンテンツIDは、例えば副次コンテンツサーバ2のコンテンツデータベース管理部26によりコンテンツファイルごとに付されるものとする。
タイトルは、現副次コンテンツファイルに与えられたタイトル名を示す情報である。
クリエータは、現副次コンテンツファイルのクリエータ(作成者、制作者、アーティストなどともいわれる)を示す情報とされる。ここでは、クリエータに対応する名称と、クリエータとされるユーザのユーザIDを格納するものとする。
コンテンツ種別は、例えば動画、楽曲、写真(静止画)などをはじめとして、現副次コンテンツファイルが有するコンテンツ内容の種類、範囲などがどのようなものであるのかを示す情報となる。
再生時間は、現副次コンテンツファイルとしてのコンテンツの総再生時間を示す情報である。
作成日時は、現副次コンテンツファイルの作成された日付、時刻を示す情報である。
また、コンテンツには、アルバムジャケットに相当する画像データが付されている場合がある。ジャケットデータは、このような画像データとなる。
ジャンルは、現副次コンテンツファイルのコンテンツ内容に与えられるジャンルが何であるのかを示す情報となる。
なお、本コンテンツ関連基本情報に含める情報項目としては、ここで挙げているもの以外にも考えることができる。
利用原編集素材コンテンツ情報は、現副次コンテンツファイルのコンテンツ内容を再生するのに必要とされる原編集素材コンテンツ(これが利用原編集素材コンテンツである)が何であるのかを示す情報である。換言すれば、現副次コンテンツの作成のために結果的にその実コンテンツデータを利用すべきこととなった一次コンテンツファイル、若しくは副次コンテンツファイルが何であるのかを示す情報である。
図5との対応であれば、編集処理により新規に作成される副次コンテンツを形成しているものとして示されている一次コンテンツファイルが、上記利用原編集素材コンテンツ情報となるものである。従って、利用原編集素材コンテンツ情報は、図5(a)の場合に対応しては一次コンテンツA、Bを示し、図5(b)の場合に対応しては一次コンテンツA、B、Cを示し、図5(c)の場合に対応しては一次コンテンツC、D、E、Fを示す内容となる。
なお、可能性として、編集素材コンテンツを編集して作成した副次コンテンツのコンテンツ内容の結果として、もともと編集素材コンテンツに含まれていた或る一次コンテンツを全く使用しなかった場合もあると考えられる。図5(b)の場合を例に挙げれば、編集素材コンテンツA、Cを利用して編集を行って得た新規の副次コンテンツとして、例えば一次コンテンツA、Cは少なくともその一部を利用しているが、一次コンテンツDについては全く利用していないというコンテンツ内容となる可能性を考えることができる。この場合、副次コンテンツの再生に必要な一次コンテンツの実コンテンツデータとしては、一次コンテンツA,Cのみであり、一次コンテンツDは不要となる。
このような場合に対応した利用原編集素材コンテンツ情報の内容をどのようなものとするのかについてであるが、1つには、副次コンテンツ再生のために実際に必要となる一次コンテンツのみを反映させるべきであるとの考え方に基づき、一次コンテンツA,Cのみを示し、一次コンテンツDは示さない内容とすることが考えられる。
また、もう1つには、一次コンテンツA,C,Dの全ての一次コンテンツを示す内容とすることが考えられる。つまり、この場合には、現には一次コンテンツDを使用してはいないものの、この副次コンテンツを作成するまでの過程においては、一次コンテンツDとしてのコンテンツ内容の影響を少なからず受けているのであるから、潜在的には使用していることと等価であるとの考え方に立つものである。この場合、結果的には、今回の副次コンテンツが作成される世代までにおいて、一度でも利用されたことのある一次コンテンツが全て、利用原編集素材コンテンツ情報に含められることになる。
なお、図16により後述するように、利用原編集素材コンテンツ情報には、ここに示される一次コンテンツごとに関連した所定内容のメタデータも有するものとされる。
また、利用編集素材コンテンツ情報は、現副次コンテンツァイルを作成するために直接的に利用した編集素材コンテンツ(利用編集素材コンテンツ、直接利用コンテンツ)が何であるのかを示す情報とされる。
図5との対応であれば、図5(a)に示される新規の副次コンテンツの場合には、利用編集素材コンテンツ情報に編集素材コンテンツA,Bとしての実際の一次コンテンツファイルを示すデータを格納することになる。また、図5(b)に示される新規の副次コンテンツの場合であれば、利用編集素材コンテンツ情報には、編集素材コンテンツAとされる一次コンテンツファイルと、編集素材コンテンツCとされる副次コンテンツファイルを示すデータを格納する。また、図5(c)に示される新規の副次コンテンツの場合であれば、利用編集素材コンテンツ情報には、編集素材コンテンツC、Dとされる各副次コンテンツファイルを示すデータを格納する。
なお、図16により後述するように、利用編集素材コンテンツ情報としても、ここに示される編集素材コンテンツごとに関連した所定内容の付随情報を有しているものとされる。
本コンテンツ利用許諾範囲情報は、現コンテンツファイルに設定した利用許諾範囲の情報とされる。この構造は、図16により後述する利用コンテンツ情報の構造例における利用許諾範囲情報に準ずればよい。
本コンテンツ世代情報は、現副次コンテンツが、本実施形態のコンテンツ作成・共有システムの環境において作成されたコンテンツとして第何世代となるのかを示す情報である。
図16は、利用原編集素材コンテンツ情報と、利用編集素材コンテンツ情報の各構造例を示している。なお、ここでは、利用原編集素材コンテンツ情報と利用編集素材コンテンツ情報は、共通の基本構造を有するものとしている。これに応じて、図16の内容は、利用原編集素材コンテンツ情報と利用編集素材コンテンツ情報とについて、それぞれ共通に示したものとなっている。。
この図に示すようにして、利用原編集素材コンテンツ情報/利用編集素材コンテンツ情報は、大きくは単位ファイル情報の連結により成るものとしている。単位ファイル情報のそれぞれが、1つの利用原編集素材コンテンツ、利用編集素材コンテンツに対応する。
なお、記載を簡略なものとする都合上、この図16の説明にあたり利用原編集素材コンテンツと利用編集素材コンテンツとで特に区別しない場合には、「利用コンテンツ」ともいうことにする。
単位ファイル情報においては、例えばコンテンツID、クリエータ、タイトル、そして、利用許諾範囲情報の各情報項目が設けられる。
ここでのコンテンツIDには、対応する利用コンテンツのコンテンツファイルに与えられたコンテンツIDを格納する。
クリエータは、対応する利用コンテンツの作成者を示すものとして、例えばその名称、及び、このクリエータとされるユーザのユーザIDを格納する。
タイトルは、対応する利用コンテンツのタイトルを例えばその名称などにより示す。
世代の情報項目には、世代情報が格納される。世代情報は、そのコンテンツが第何世代のコンテンツであるのかを示す情報とされる。本実施形態のコンテンツ作成・共有システムにおいて、一次コンテンツは、一義的に第1世代であるとして定義され、副次コンテンツは、編集素材コンテンツの世代に応じて、所定規則により第N世代となるようにして定義される。従って、この図16に示す利用コンテンツ情報が、利用原編集素材コンテンツ情報である場合には、この世代情報の項目には、第1世代であることを示す情報が格納されることになる。また、この図16に示す利用コンテンツ情報が編集素材コンテンツ情報である場合には、単位ファイル情報が対応する利用コンテンツ(一次コンテンツ、又は副次コンテンツ)ごとに応じて実際に設定されている世代を示す情報が格納されることになる。
利用許諾範囲の情報(利用許諾範囲情報)は、1以上の利用項目1〜nの集合により形成される。
利用項目1〜nには、それぞれ、対応する利用コンテンツの編集(二次利用)に関連した所定の利用内容が対応するようにして割り当てられている。利用項目に割り当てる利用内容の例としては多様に考えられるが、例えば、
・本コンテンツの二次利用の可否に関する内容
・編集素材とする他のコンテンツについて、本コンテンツとは違うクリエータのものを利用することに関する内容
・編集素材とする他のコンテンツについて、本コンテンツが属するとされるアルバムとは違うアルバムに属するものを利用することに関する内容
・特定のエフェクトや特殊効果の使用に関する内容
・特定のプラグインモジュールの使用に関する内容
・コンテンツ全体から一部分を抜き出して編集素材とすること、
・コンテンツ全体から一部分を抜き出して編集素材とする場合において、抜き出す実コンテンツデータ部分に関する許可内容
・利用可能な世代数(例えば一次コンテンツとして、孫の世代(第3世代)までの利用を許諾するとした場合には、この一次コンテンツを利用した子の副次コンテンツと、この副次コンテンツを利用した孫の副次コンテンツは作成できるが、この孫の副次コンテンツについては、対応の一次コンテンツを利用した部分について編集を行うことはできない)
・本コンテンツと組み合わせて二次利用が可能なコンテンツの数、種類などに関する内容
などを挙げることができる。
そして、これらの利用項目の各々について、例えば許可/不許可をはじめとして、その利用項目ごとに設定した利用許諾に関しての内容を示す情報が記述されるものである。利用許諾範囲の情報としては、これらの利用項目のそれぞれに記述される許諾設定内容を総合することで、対応する利用コンテンツについての利用許諾範囲を示すことになるものである。
なお、一次コンテンツファイルについてのヘッダ情報の内容に関しては、特に図示による説明は省略するが、一次コンテンツファイルに関連して必要であるとして定義した情報が格納されていればよい。
しかし、本実施形態に関すれば、例えば一次コンテンツファイルのヘッダ情報についても、副次コンテンツファイルと共通の構造を与えるようにすることが、妥当な仕様の1つとして考えられる。
このような一次コンテンツファイルのヘッダ情報の構造とすれば、一次コンテンツと副次コンテンツとでヘッダ構造が共通化されるので、本実施形態のコンテンツ作成・共有システムにおけるコンテンツファイル管理の効率化が期待される。一例としては、一次コンテンツファイルが本コンテンツ利用許諾範囲情報を有することになるので、第1世代となる一次コンテンツについて、その作成者の判断や考え方をより忠実に反映した利用許諾範囲を設定することが可能となる。
ただし、確認のために述べておくと、一次コンテンツパッケージファイルは、他のコンテンツを二次利用して作成するものではない。従って、例えば一次コンテンツファイルのヘッダにおいて、上記図16に示した利用原編集素材コンテンツ情報と利用編集素材コンテンツ情報については特に有意な内容を格納する必要はない。
続いて、副次コンテンツファイルにおける再生制御情報について説明する。
再生制御情報は、実コンテンツデータとは異なり、所定の言語によって、現副次コンテンツとしてのコンテンツ内容を再生するための処理シーケンスを記述して成る単位情報である。この再生制御情報を形成する記述内容の要素としては、例えば先ず、再生に使用する実コンテンツデータとしての一次コンテンツを示す記述、この一次コンテンツとしての実コンテンツデータから実際に副次コンテンツ再生のために利用するデータ部分を示す記述、また、このデータ部分を再生すべき時間を示す記述などとなる。また、例えばフェードイン、フェードアウト、オーバーラップ、イコライジング(音質調整)、再生速度倍率、リバーブ、ディレイなどをはじめとした、いわゆるエフェクト、特殊効果が反映されるようにするための記述も行われる。
図17は、再生制御情報の内容例を示している。この図においては、[ ]により括られる記述部分が、1つの利用コンテンツ(原編集素材コンテンツ)についての或る1つの再生制御内容を示しているものとされる。
この図17に示される利用コンテンツ単位の再生制御内容の例について説明しておく。
先ず、図において先頭に示される利用コンテンツ単位の再生制御内容としては、
[
file_id=AAAAAA;
time=00:00-00:10;
position=vv-zz
]
と記述されている。これは、利用コンテンツがコンテンツID=AAAAAA(ここではfile_idの記述子がコンテンツIDを示すものとされる)により指定されるものであり、この利用コンテンツを利用する現副次コンテンツの再生時間は00:00(開始時点)〜00:10(再生時間10秒)であり、この再生時間において利用する利用コンテンツのデータ区間(実コンテンツデータの区間)は、アドレスvvからアドレスzzまでに対応する範囲であることを指定している。
これに続く利用コンテンツ単位の再生制御内容は、
[
file_id=AAAAAA;
time=00:10-00:15;
position=ss-tt
]
と記述されている。これは、利用コンテンツがコンテンツID=AAAAAAにより指定されるものであり、この利用コンテンツを利用する現副次コンテンツの再生時間は00:10〜00:15であり、この再生時間において利用する利用コンテンツのデータ区間は、アドレスssからアドレスttまでに対応する範囲であることを指定している。
続く利用コンテンツ単位の再生制御内容は、
[
file_id=BBBBBB;
time=00:15-00:20;
position=ss-tt
]
と記述されている。これは、利用コンテンツがコンテンツID=BBBBBBにより指定されるものであり、この利用コンテンツを利用する現副次コンテンツの再生時間は00:15〜00:20であり、この再生時間において利用する利用コンテンツのデータ区間は、アドレスppからアドレスuuまでに対応する範囲であることを指定している。
例えば、本実施形態のコンテンツ作成・共有アプリケーション100のプレーヤ部120は、副次コンテンツファイルの再生にあたっては、上記のようにして[ ]により括られる利用コンテンツ単位の再生制御内容を逐次解釈していき、その解釈結果に応じて実際に再生制御を実行することで、副次コンテンツを、ビデオ信号やオーディオ信号などとして再生出力する。
これまでの説明をふまえて、以降、本実施形態でのサンプルコンテンツを利用した副次コンテンツ再生について説明していく。
図18は、本実施形態におけるサンプルコンテンツを利用した副次コンテンツ再生(以降、「サンプル利用副次コンテンツ再生」ともいう)の一態様例を示している。この図を参照して、サンプル利用副次コンテンツ再生の再生態様例を、その必要性とともに述べていくこととする。
図18(a)には、1つの副次コンテンツAについての再生時間に従った、本来の完全な再生内容(正規コンテンツ内容)を、原編集素材コンテンツの内訳によって示している。
この場合の副次コンテンツAは、図示するようにして、再生時間に従って、先頭から、一次コンテンツA、一次コンテンツB、一次コンテンツC、一次コンテンツD、一次コンテンツEごとの少なくとも一部の再生時間部分のコンテンツ内容が順次再生されていくようにして編集が行われたものとされている。
なお、副次コンテンツ作成にあたっての編集の仕方には、例えば複数の原編集素材コンテンツのコンテンツ内容を同じ再生時間において重複(ミキシング)させることも可能とされる。しかし、ここでは、サンプル利用副次コンテンツ再生についての説明を分かりやすくすることの便宜上、副次コンテンツAは上記した編集の仕方により形成されたものとしている。
ここで、或るユーザ端末装置4のユーザが、副次コンテンツAを保有しているとする。
なお、ここでのユーザによるコンテンツの「保有」とは、例えば、1つにはそのユーザのコンテンツ作成・共有アプリケーション100(ユーザ端末装置4)にとってローカルとしてみることのできる環境にてコンテンツファイルを記憶管理している状態をいう。また、例えばローカルにて存在しておらず、サーバなどに存在しているとしても、例えばコンテンツ作成・共有アプリケーション100によりアクセスしてストリーミングなどにより再生できるようなものがあれば、このようなコンテンツファイルもユーザが「保有」しているものとしてみることができる。このような一次コンテンツの例としては、例えば、サブスクリプションなどといわれる予約購読的なコンテンツ視聴契約によりサーバから任意にストリーミングによる再生若しくはダウンロードによるローカ保存ができるようなものを挙げることができる。これは、例えばその再生開始に際して改めて料金負担を強いられることなく、ユーザが再生できる権利を有しているコンテンツであるともいえる。
これまでの説明からも理解されるようにして、副次コンテンツAを正規コンテンツ内容のとおりに再生するためには、ユーザが、副次コンテンツAにおける全ての原編集素材コンテンツを保有している必要がある。つまり、副次コンテンツAに対応する原編集素材コンテンツの全てが、ユーザが保有しているとみなされる一次コンテンツ(保有一次コンテンツ)のなかに含まれている必要がある。
そして、この場合においてユーザは、副次コンテンツAの原編集素材コンテンツである、一次コンテンツA、一次コンテンツB、一次コンテンツC、一次コンテンツD、一次コンテンツEのうち、一次コンテンツA、B、D、Eは保有しているが、一次コンテンツCのみを保有していない状況にあるとする。
例えば仮に、ユーザが、一次コンテンツA〜Eの全てを保有している状況で、コンテンツ作成・共有アプリケーション100(プレーヤ部120)により副次コンテンツAを再生した場合には、図18(a)に示すようにして、再生時間軸に従って、一次コンテンツA→一次コンテンツB→一次コンテンツC→一次コンテンツD→一次コンテンツEの順で連続して再生出力される。この場合、ユーザは、正規コンテンツ内容を視聴することができる。
これに対して、上記図18(b)に示すようにして、ユーザが一次コンテンツCを保有していない状況で副次コンテンツAを再生した場合、つまり、副次コンテンツAを再生するのにあたって必要な一次コンテンツ(原編集素材コンテンツ)のうちで、不足する一次コンテンツ(不足一次コンテンツ)が存在する場合、その再生出力結果としては、例えば次のようになる。
つまり、図18(a)において一次コンテンツA、Bの順で再生されて、次の一次コンテンツCの区間にいたったときには、一次コンテンツCとしてのコンテンツ内容が出力されない状態となる。例として一次コンテンツCがオーディオコンテンツであるとすると、図18(a)における一次コンテンツCに対応する区間は無音状態が継続することになる。あるいは動画などのビデオコンテンツであるとすると、一次コンテンツCに対応する区間では、映像が出力されない、若しくは、一次コンテンツBの最後の画像が静止画として継続して表示されるような状態となる。そして、このコンテンツ内容の出力されない区間を終了すると、また改めて一次コンテンツD、Eの順で再生される。
このようにして、副次コンテンツを再生するのにあたり、その副次コンテンツが利用する原編集素材コンテンツとしての一次コンテンツが保有されていない、即ち不足一次コンテンツがある場合には、この不足一次コンテンツの部分が再生されずに抜け落ちる。つまり、ユーザは、その副次コンテンツを視聴できたとしても、不足一次コンテンツに対応する部分が抜け落ちた内容を視聴することになる。このような再生内容は、コンテンツ内容がいきなり中断するようなものであるために、ユーザに対して違和感、不快感を与える可能性がある。また、このような再生出力の態様では、正規なコンテンツ内容から相当にかけ離れた内容を視聴することになるので、ユーザとしては、副次コンテンツAの完全なコンテンツ内容をイメージしにくくなるとも考えられる。また、このように副次コンテンツの完全なコンテンツ内容をイメージしにくいと、ユーザが完全なコンテンツ内容を聴いてみたいという思いを持ちにくくなり、不足一次コンテンツを購入する機会も失われやすいとも考えられる。
このような場合には、もちろん、ユーザは、新たに一次コンテンツCをダウンロードするなどして保有すればよい。しかし、例えばユーザによっては、一次コンテンツCをダウンロードし、その後改めて副次コンテンツAを正規コンテンツ内容で視聴してみたところ、あまり気に入ったかんじではなく、一次コンテンツCをわざわざダウンロードしなくてもよかったという思いをする場合のあることも考えられる。
そこで、本実施形態としては、副次コンテンツを再生出力するのにあたり、原編集素材として利用すべき一次コンテンツを保有していない状況では、その保有していない一次コンテンツ(不足一次コンテンツ)に代えて、そのサンプル内容を再生できるようにする。
つまり、図18(b)に示す一次コンテンツの保有状況下で副次コンテンツAを再生するのにあたっては、図18(c)に示すようにして、先ず、一次コンテンツA、Bを順次再生し、次に、一次コンテンツCに対応するサンプルコンテンツを再生する。そして、このサンプルコンテンツの再生が完了したとされると、一次コンテンツD、Eを順に再生出力する。
このようにしてサンプル利用副次コンテンツ再生が行われることで、先ず、コンテンツの再生出力が中断する状態を避けられるので、ユーザの違和感、不快感は大幅に解消される。また、ユーザは、完全ではないが、より本来のものに近いかたちでのコンテンツ内容をイメージできることになる。そして、本来のコンテンツ内容により近いイメージをもてることにより、ユーザとしては、コンテンツ内容のイメージが気に入りさえすれば、不足一次コンテンツを改めて購入して保有して完全なコンテンツ内容を視聴したいと思う可能性も高くなると考えられる。つまり、一次コンテンツの販売に寄与できることにもなる。
続いて、上記図18に例示した本実施形態としてのサンプル利用副次コンテンツ再生を実現するための構成例について説明していく。
先ず、図19により、サンプルコンテンツサーバ8におけるサンプルコンテンツの管理態様例について説明する。
この図においては、サンプルコンテンツサーバ8の記憶部52におけるサンプルコンテンツデータベース52aにおけるサンプルコンテンツ管理として、一次コンテンツとの対応付けに関する管理の態様例が示されている。
ここで、サンプルコンテンツデータベース52aにおいては、図示するようにして、ID・URL対応テーブルを有しているものとされる。ID・URL対応テーブルは、一次コンテンツサーバ1が保有する一次コンテンツのコンテンツIDごとに、記憶部52にて記憶されているサンプルコンテンツのURL(アドレス、所在)を対応付けたテーブル形式のデータである。
例えば、図のID・URL対応テーブルにおいては、一次コンテンツAのコンテンツID=AAAAAAとURL1が対応付けられている。そして、このURL1の実際としては、記憶部52における特定のアドレス(ディレクトリ)に対応するURLが記述されているものであり、ここでは、サンプルコンテンツAのデータが置かれているURLが記述されている。つまり、例えば一次コンテンツAのコンテンツIDをキーとしてID・URL対応テーブルを参照することで、サンプルコンテンツAのアドレス(保存場所)が分かることになる。そして、このようにして一次コンテンツAと対応付けられるサンプルコンテンツAは、一次コンテンツAに対応するサンプル内容を有している。
また、例えば一次コンテンツBのコンテンツID=BBBBBBに対応付けられているURL2には、一次コンテンツBに対応するサンプル内容を有するサンプルコンテンツBのURLが記述される。そして以降、同様にして、ID・URL対応テーブルにおいては、最後となる一次コンテンツXまで、各一次コンテンツごとに、対応するサンプルコンテンツのURLが記述されている。
このようにして、ID・URL対応テーブルにより、一次コンテンツサーバ1にて保有する一次コンテンツと、サンプルコンテンツサーバ8にて保有するサンプルコンテンツのうちで、対応するサンプル内容を有するサンプルコンテンツとの対応が図られる。
図20のフローチャートは、サンプル利用副次コンテンツ再生のためにユーザ端末装置4(コンテンツ再生装置)とサンプルコンテンツサーバ8(サーバ装置)が実行する処理例を示している。なお、この図におけるユーザ端末装置4の処理は、主としてコンテンツ管理・作成ツール101におけるプレーヤ部120としての機能部が、必要に応じて他の機能部(図12に示す)と協働して実行するものとしてみることができる。つまりは、ユーザ端末装置4がコンテンツ管理作成ツール101としてのプログラムを実行することにより実現される。また、この図におけるサンプルコンテンツサーバ8の処理も、制御部51としてのコンピュータシステムがプログラムを実行することにより実現されるものとしてみることができる。
ここで先ず、例えばユーザ端末装置4上で起動しているコンテンツ管理・作成ツール101に対するユーザ操作として、既に保有されている副次コンテンツのうちから1つの副次コンテンツを選択して、その再生を指示する操作が行われたとする。
この操作に応じては、ステップS101により、例えばプレーヤ部120が副次コンテンツファイル生成・解釈処理部118に指示を行って、再生が指示された副次コンテンツ(再生対象副次コンテンツ)を読み出してその再制御情報の内容を解釈する処理を実行させる。
この解釈処理の結果として、ここでは、ステップS102により、再生対象副次コンテンツについての原編集素材としての一次コンテンツ(原編集素材コンテンツ)が何であるのかを認識する。この認識にあたっては、例えば原編集素材コンテンツのコンテンツIDを認識することになる。
なお、先の図16による説明によれば、副次コンテンツの原編集素材コンテンツのコンテンツIDは、ヘッダ情報における利用原編集素材コンテンツ情報を参照することで認識可能である。従って、ステップS102に応じた原編集素材コンテンツの認識結果を得るためには、再生制御情報の解釈に代えて、利用原編集素材コンテンツ情報を参照することとしてもよい。但し、この場合においては、後述するステップS106により再生対象副次コンテンツの再生処理を実行することになるので、このための準備処理としての目的とも併せて、ステップS101にて再生制御情報の解釈を実行することとしているものである。
ここでは、一次コンテンツファイル群103に含まれている一次コンテンツファイルがユーザの保有コンテンツに相当するものとする。
そこで、例えばプレーヤ部120は、例えば副次コンテンツ管理処理部115と協働し、ステップS103により、HDD48に記憶されている一次コンテンツファイル群103を形成する一次コンテンツファイルのなかに、上記ステップS102にて認識した原編集素材としての一次コンテンツと同じものがあるか否かについての照合処理を実行する。
この照合処理の結果、ステップS102にて認識した原編集素材としての一次コンテンツごとに、ユーザが保有しているとみなされるもの(保有原編集素材コンテンツ)と保有していないとされるもの(不足一次コンテンツ)との間での区分が得られることになる。つまり、ステップS103によっては、ステップS102にて最終的に認識した原編集素材としての一次コンテンツのうちで、不足一次コンテンツであるものを認識することになる。
次のステップS104においては、例えばプレーヤ部120は通信制御部111と協働して、上記ステップS103にて認識された不足一次コンテンツをサンプルコンテンツサーバ8に対して通知するための処理を実行する。この通知にあたっては、例えば不足一次コンテンツごとのコンテンツIDをサンプルコンテンツサーバ8に対して送信する。
サンプルコンテンツサーバ8は、ステップS201により、上記ステップS104に応じて送信されてくる不足一次コンテンツの通知(コンテンツID)を受信すると、ステップS202以降の手順に進む。
ステップS202においてサンプルコンテンツサーバ8は、記憶部52のサンプルコンテンツデータベース52aにおけるコンテンツID・URLテーブルを参照する。そして、コンテンツID・URLテーブルから、ステップS201により受信した不足一次コンテンツのコンテンツIDごとに対応するサンプルコンテンツのURLを検索して取得する。
次に、サンプルコンテンツサーバ8は、ステップS203により、上記ステップS202により取得したURLを通知する。この際には、例えば、URLについて、不足一次コンテンツのコンテンツIDとの対応付けが示される形式によりユーザ端末装置4に送信する。
ユーザ端末装置4では、上記ステップS203による通知として送信されてくるURLの情報を、ステップS105にて受信する。このとき、例えばアプリケーションの層では、コンテンツ管理・作成ツール101における通信制御部111が受信し、例えばプレーヤ部120に渡すものとされる。
プレーヤ部120は、ステップS106として、ステップS101による再生対象副次コンテンツについての再生制御情報の解釈結果と、ステップS105に対応して取得した不足コンテンツのURLを利用して、例えば下記のようにして再生処理を実行する。
先ず、ステップS101の解釈処理により原編集素材として特定した一次コンテンツのうち、不足一次コンテンツについては、例えば、再生シーケンス中における再生開始タイミングよりも前の所定のタイミングで、サンプルコンテンツサーバ8に対してストリーミング要求を行う。このストリーミング要求は、サンプルコンテンツのデータについてのストリーミング方式による送信を要求するもので、要求に際しては、ストリーミング送信してもらうべきサンプルコンテンツを、そのURLにより指定する。確認のために述べておくと、このURLは、上記ステップS105に対応して取得したものである。
ストリーミング要求を受信したサンプルコンテンツサーバ8は、ステップS204として示すように、その要求とともに受信したURLが示すディレクトリにおかれているサンプルコンテンツのデータを読み出し、ストリーミング方式により、要求元のユーザ端末装置4(プレーヤ部120)に対して送信する。なお、このステップS204の処理は、ストリーミング要求を受ける都度、サンプルコンテンツサーバ8が実行するものとしてみることができる。
このようなユーザ端末装置4とサンプルコンテンツサーバ8とのやりとりにより、ユーザ端末装置4(プレーヤ部120)では、ステップS106における処理の1つとして、ストリーミングデータ形式でのサンプルコンテンツのデータを受信することができる。なお、確認のために述べておくと、ここでのサンプルコンテンツのデータとは、サンプルコンテンツとしての実コンテンツデータであり、即ち、サンプルコンテンツとしてのコンテンツ内容を再現できるビデオデータ、オーディオデータなどとなる。
そして、プレーヤ部120では、ステップS101により解釈した結果に応じて、原編集素材としての一次コンテンツをシーケンス再生していくのにあたり、ユーザが保有している一次コンテンツを再生開始すべきタイミングに至ったときには、例えばローカルにおける保存場所から読み出したその一次コンテンツについて再生信号処理を開始する。ここでは、このようにしてローカルの保存場所に置かれている一次コンテンツファイルについての再生信号処理を、「ローカル再生」ということにする。
一方、不足一次コンテンツを再生開始すべきタイミングに至ったときには、先に説明したストリーミング要求により、ストリーミングデータの形式でローカルに存在している実コンテンツデータの再生信号処理を開始する。ここでは、このストリーミングデータの再生を「ストリーミング再生」ということにする。
図21は、上記ステップS106により実現される副次コンテンツの再生処理について、図19に示した副次コンテンツAを例にして模式的に示している。
この場合には、副次コンテンツAの原編集素材コンテンツである一次コンテンツA〜Eのうち、一次コンテンツA、B、D、Eについてはユーザが保有しており、一次コンテンツCのみが不足コンテンツである。なお、ここでは、ユーザが保有するコンテンツは一次コンテンツファイル群103に含まれているものとする。
そこで、コンテンツ管理・作成ツール101のプレーヤ部120は、先ず、再生制御情報の解釈結果に基づく(再生制御情報に従った)副次コンテンツAの再生処理として、先ず、副次コンテンツAにおいて最初に再生すべき一次コンテンツAについては、そのコンテンツファイルのデータを一次コンテンツファイル群103から読み出してローカル再生による再生処理を実行する。次に、この一次コンテンツAの再生処理が終了すると、続いては一次コンテンツBのローカル再生を実行する。
そして、一次コンテンツBのローカル再生が終了すると、続いては、ストリーミング要求により受信しているとされる一次コンテンツCのサンプルデータについての再生処理を開始する。
つまり、副次コンテンツの再生にあたり、不足一次コンテンツの再生区間(パート)においては、ストリーミングデータとして受信しているサンプルコンテンツのデータについて再生信号処理を実行するものである。なお、このときの副次コンテンツAを再生している流れの中でのサンプルコンテンツについての再生タイミングであるとか、その他、再生制御に関しては、再生制御情報においける、対応の一次コンテンツ(原編集素材コンテンツ)についての記述内容に基づけばよい。
また、実際においては、不足一次コンテンツの再生区間の開始タイミングに併せてストリーミングデータを受信できるとは限らない。そこで、先にも述べたようにして、その不足一次コンテンツの再生開始時間よりも早い所定タイミングでストリーミング要求を行うことで、不足一次コンテンツの再生開始時間よりも早いタイミングでストリーミングデータが受信できるようにしておく。そして、受信したストリーミングデータについてはRAMなどにバッファリングして一時蓄積しておくようにされる。そして、この不足一次コンテンツの再生開始時間に応じたタイミングで再生出力が行われるように、バッファリングしておいたストリーミングデータの再生信号処理を開始する。
次に、上記のようにして一次コンテンツCに対応するサンプルコンテンツについてのストリーミング再生が終了したとされると、続けては、再生制御情報の解釈結果に従って、一次コンテンツD、Eについて、順次、ローカル再生を実行する。このような処理が実際のステップS106として実行されることにより、副次コンテンツAについてのサンプル利用副次コンテンツ再生が実現される。
なお、本実施形態のサンプル利用副次コンテンツ再生を実現するための構成としては、図19、図20により説明した構成に限定されない。一例として、図19では、ID・URL対応テーブルにより、一次コンテンツのコンテンツIDにサンプルコンテンツのURLを対応付けすることで、一次コンテンツとサンプルコンテンツとの対応を図っている。しかし、例えばサンプルコンテンツのURLに代えて、サンプルコンテンツのコンテンツIDを対応付けることとしても、本実施形態のサンプル利用副次コンテンツ再生は実現できる。
また、ユーザ端末装置4(コンテンツ管理・作成ツール101)側にて不足一次コンテンツのURLを認識するための仕組みとしては、副次コンテンツのメタデータ(例えばヘッダ情報に格納できる)として、原編集素材コンテンツとしての一次コンテンツごとに、対応するサンプルコンテンツのURLであるとかコンテンツIDを予め格納しておくようにしてもよい。この場合には、ユーザ端末装置4(コンテンツ管理・作成ツール101)が、再生対象副次コンテンツのメタデータを参照すれば不足一次コンテンツのURLを認識できる。従って、図19に示したID・URL対応テーブルは不要となる。また、図20におけるステップS104、S105、S201〜S203による、ユーザ端末装置4とサンプルコンテンツサーバ8との間での不足コンテンツの通知及びURLの通知のための処理は必要がなくなる。
また、先にも若干述べたが、副次コンテンツにおいて、同じ再生時間において複数の原編集素材コンテンツがミキシング、合成されて再生出力されるように編集された箇所についても、本実施形態のサンプル利用副次コンテンツ再生は適用される。ステップS106として述べたように、このような副次コンテンツであっても、不足一次コンテンツがある場合には、その不足一次コンテンツの実コンテンツデータに代えて、サンプルコンテンツのデータを再生するようにして再生処理を実行するという点で変わりはない。
また、図20、図21による説明では、サンプルコンテンツについてはストリーミング方式による送信を行うものであるとした。これは、例えば現実的なコンテンツ作成・共有システムの運用において、サンプルコンテンツのデータがローカルにて保存しないことを前提としているためである。従って、サンプルコンテンツのデータをダウンロードしてローカルに保存することが許される場合には、サンプルコンテンツサーバ8からサンプルコンテンツのデータをダウンロード方式により送信して、ユーザ端末装置4によりローカルにて保存させてもよい。そして、その後の副次コンテンツの再生に際しては、サンプルコンテンツについてもローカル再生により再生出力するように構成することになる。この場合には、例えばサンプルコンテンツサーバ8においてストリーミングサーバを省略できる。
また、一次コンテンツサーバ1、副次コンテンツサーバ2、コミュニケーションサーバ3、サンプルコンテンツサーバ8、及びユーザ端末装置4の構成は一例であって、実際には適宜変更されて構わない。また、上記のサーバの少なくとも1つが、複数のサーバに分散されるような形態を採っても構わない。あるいは逆に、これらのサーバのうちの少なくとも2つが統合されるようにして構成されてもよいものである。
例えば本願発明の構成要件は、本実施形態との対応では、副次コンテンツサーバ2に含めることができるが、これらの構成要件に対応する構成部を、しかるべきサーバに分散させたうえで、これらのサーバが協働することにより、本願発明としての情報処理装置としての構成を実現することも可能である。
また、これまでの説明にあっては、コンテンツ作成・共有アプリケーション100としてのGUI画面などの具体例は示していないが、コンテンツ作成・共有アプリケーション100のGUI構成は多様に考えられるものである。
また、コンテンツ作成・共有アプリケーション100の機能構成としても、図11、図12などにより説明した内容に限定されるものではなく多様に考えられる。
また、図13、図14〜図17などに示した副次コンテンツファイルの構造はあくまでも一例であり、また、概念的なものであるので、これを基にして適宜変更、拡張されて良い。
また、一次コンテンツサーバ1、コンテンツサーバ2、コミュニケーションサーバ3、サンプルコンテンツサーバ8、ユーザ端末装置4などが実行するプログラムは、上記のようにして、例えば内部のHDD、記憶部などの記憶領域に対して書き込んで記憶させるほか、リムーバブルの記憶媒体に記憶させておいたうえで、この記憶媒体からインストール(アップデートも含む)させるようにして上記の記憶領域に記憶させることが考えられる。また、所定のデータインターフェース経由により、他のホストとなる機器からの制御によってプログラムのインストールを行えるようにすることも考えられる。さらに、ネットワーク上の記憶装置に記憶させておいたうえで、各サーバ及びユーザ端末装置4が有するネットワーク機能により、上記記憶装置からダウンロードして取得できるように構成することも考えられる。
本発明の実施形態が対応するコンテンツ作成・共有システムの構成例を示す図である。 実施形態のコンテンツ作成・共有システムの基本的な利用態様と、これに対応したシステム動作の手順例を示す図である。 実施形態における副次コンテンツの作成の流れを模式的に示す図である。 実施形態における副次コンテンツの再生の流れを模式的に示す図である。 副次コンテンツを作成するにあたっての、編集素材コンテンツの利用態様例を示す図である。 一次コンテンツサーバの内部構成例を示す図である。 副次コンテンツサーバの内部構成例を示す図である。 コミュニケーションサーバの内部構成例を示す図である。 サンプルコンテンツサーバの内部構成例を示す図である。 ユーザ端末装置の内部構成例を示す図である。 ユーザ端末装置のHDD内に記憶されるべきデータ内容例を示す図である。 コンテンツ作成・共有アプリケーションのコンテンツ管理・作成ツールとしてのプログラム構成例を機能ブロックにより示す図である。 副次コンテンツファイル及び一次コンテンツファイルの構造例を示す模式的に示す図である。 コンテンツファイルのヘッダ情報を形成する情報項目例を示す図である。 ヘッダ情報を形成する情報項目の1つである本コンテンツ関連基本情報を形成する情報項目例を示す図である。 副次コンテンツ再生制御ファイルにおける、利用原編集素材コンテンツ情報、利用編集素材コンテンツ情報の構造例を示す図である。 副次コンテンツファイルにおける、再生制御情報の内容例を示す図である。 実施形態のサンプル利用副次コンテンツ再生の一態様例を模式的に示す図である。 サンプルコンテンツサーバにおけるサンプルコンテンツの管理態様例を説明するための図である。 サンプル利用副次コンテンツ再生のためにユーザ端末装置とサンプルコンテンツサーバが実行する処理手順例を示すフローチャートである。 サンプル利用副次コンテンツ再生のためにユーザ端末装置が実行する処理を図19の場合に対応させて示す図である。
符号の説明
1 一次コンテンツサーバ、2 副次コンテンツサーバ、3 コミュニケーションサーバ、4(4A、4B) ユーザ端末装置、5 ネットワーク、6 エフェクトデータベース、7 素材データベース、8 サンプルコンテンツサーバ、11・21・31・51 制御部、12・22・32・52 記憶部、13・23・33 認証処理部、14・24・53 検索処理部、15 データベース管理部、16 決済処理部、17・28 暗号化処理部、18・29・36・44・55 ネットワークインターフェース、26 コンテンツデータベース管理部、27 保存場所設定処理部、34 ブログ稼働処理部、35 SNS稼働処理部、12a 一次コンテンツデータベース、22a 副次コンテンツデータベース、32a ブログデータベース、32b SNSデータベース、41 CPU、42 ROM、43 RAM、45 入出力インターフェース、46 入力デバイス、47 メディアドライブ、48 HDD、49 ディスプレイモニタ、54 データベース管理部、100 コンテンツ作成・共有アプリケーション、101 コンテンツ管理・作成ツール、102 コミュニケーションツール、103 一次コンテンツファイル群、104 副次コンテンツファイル群、 111 通信制御部、112 一次コンテンツ取得処理部、113 一次コンテンツ管理処理部、114 副次コンテンツ取得処理部、115 副次コンテンツ管理処理部、116 コンテンツ転送処理部、117 コンテンツ作成処理部、118 副次コンテンツファイル生成、解釈処理部、119 暗号化・解読処理部、120 プレーヤ部

Claims (4)

  1. コンテンツの少なくとも1つを編集素材として二次利用する編集処理により作成されるもので、コンテンツ内容を再現するための情報として、原編集素材とされる一次コンテンツである原編集素材コンテンツの実コンテンツデータについての再生を指示する内容により形成される再生制御情報を有する副次コンテンツについて、上記原編集素材コンテンツのうちで、ユーザが保有しているとみることのできる一次コンテンツである保有一次コンテンツに含まれていない不足一次コンテンツを特定する特定手段と、
    上記不足一次コンテンツに対応するサンプルコンテンツを外部より取得するサンプルコンテンツ取得手段と、
    上記副次コンテンツを上記再生制御情報に従って再生するのにあたり、上記原編集素材コンテンツのうちで上記保有一次コンテンツに含まれる保有原編集素材コンテンツについては、上記保有一次コンテンツとして現に存在する保有原編集素材コンテンツの実コンテンツデータについての再生信号処理を実行し、上記不足一次コンテンツについては、対応するサンプルコンテンツの実コンテンツデータについての再生信号処理を実行する再生処理手段と、
    を備えるコンテンツ再生装置。
  2. コンテンツ再生装置とサーバ装置とから成り、
    上記コンテンツ再生装置は、
    コンテンツの少なくとも1つを編集素材として二次利用する編集処理により作成されるもので、コンテンツ内容を再現するための情報として、原編集素材とされる一次コンテンツである原編集素材コンテンツの実コンテンツデータについての再生を指示する内容により形成される再生制御情報を有する副次コンテンツについて、上記原編集素材コンテンツのうちで、ユーザが保有しているとみることのできる一次コンテンツである保有一次コンテンツに含まれていない不足一次コンテンツを特定する特定手段と、
    上記不足一次コンテンツに対応するサンプルコンテンツを、通信網経由での通信により、上記サーバ装置から取得するサンプルコンテンツ取得手段と、
    上記副次コンテンツを上記再生制御情報に従って再生するのにあたり、上記原編集素材コンテンツのうちで上記保有一次コンテンツに含まれる保有原編集素材コンテンツについては、上記保有一次コンテンツである保有原編集素材コンテンツの実コンテンツデータについての再生信号処理を実行し、上記不足一次コンテンツについては、対応するサンプルコンテンツの実コンテンツデータについての再生信号処理を実行する再生処理手段とを備え、
    上記サーバ装置は、
    上記サンプルコンテンツを記憶する記憶手段と、
    上記記憶手段に記憶されている上記サンプルコンテンツのうちから、上記サンプルコンテンツ取得手段が取得すべき上記サンプルコンテンツを、通信網経由での通信により、上記コンテンツ再生装置に対して送信する送信手段と、
    を備えるコンテンツ再生システム。
  3. コンテンツの少なくとも1つを編集素材として二次利用する編集処理により作成されるもので、コンテンツ内容を再現するための情報として、原編集素材とされる一次コンテンツである原編集素材コンテンツの実コンテンツデータについての再生を指示する内容により形成される再生制御情報を有する副次コンテンツについて、上記原編集素材コンテンツのうちで、ユーザが保有しているとみることのできる一次コンテンツである保有一次コンテンツに含まれていない不足一次コンテンツを特定する特定手順と、
    上記不足一次コンテンツに対応するサンプルコンテンツを外部より取得するサンプルコンテンツ取得手順と、
    上記副次コンテンツを上記再生制御情報に従って再生するのにあたり、上記原編集素材コンテンツのうちで上記保有一次コンテンツに含まれる保有原編集素材コンテンツについては、上記保有一次コンテンツである保有原編集素材コンテンツの実コンテンツデータについての再生信号処理を実行し、上記不足一次コンテンツについては、対応するサンプルコンテンツの実コンテンツデータについての再生信号処理を実行する再生処理手順と、
    を実行するコンテンツ再生方法。
  4. コンテンツの少なくとも1つを編集素材として二次利用する編集処理により作成されるもので、コンテンツ内容を再現するための情報として、原編集素材とされる一次コンテンツである原編集素材コンテンツの実コンテンツデータについての再生を指示する内容により形成される再生制御情報を有する副次コンテンツについて、上記原編集素材コンテンツのうちで、ユーザが保有しているとみることのできる一次コンテンツである保有一次コンテンツに含まれていない不足一次コンテンツを特定する特定手順と、
    上記不足一次コンテンツに対応するサンプルコンテンツを外部より取得するサンプルコンテンツ取得手順と、
    上記副次コンテンツを上記再生制御情報に従って再生するのにあたり、上記原編集素材コンテンツのうちで上記保有一次コンテンツに含まれる保有原編集素材コンテンツについては、上記保有一次コンテンツである保有原編集素材コンテンツの実コンテンツデータについての再生信号処理を実行し、上記不足一次コンテンツについては、対応するサンプルコンテンツの実コンテンツデータについての再生信号処理を実行する再生処理手順と、
    をコンテンツ再生装置に実行させるプログラム。
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