JP4119773B2 - 半導体記憶装置および半導体装置 - Google Patents

半導体記憶装置および半導体装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体記憶装置、特に、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)において、ビット線のプリチャージ電位が、ビット線対の電位の中間電位と異なる場合に、プリチャージ動作を高速に行なえる電源ブロックを塔載した半導体記憶装置、かかる半導体記憶装置と論理回路装置を混載した半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
以下、従来の電源ブロックが搭載される半導体記憶装置の回路構成および動作について、図面を参照しながら説明する。
【0003】
図13は、一般的なDRAM1300の構成を示す機能ブロック図である。図13において、1301はメモリセルアレイ、1302はメモリセルアレイブロック、1303は電源ブロック、1304はロウデコーダ、1305はカラムデコーダ、1306は制御回路、1307はI/Oバッファー、CLKは外部クロック信号、NRASはロウアドレスストローブ信号、NCASはカラムアドレスストローブ信号、NWEはライト制御信号、REFはリフレッシュ制御信号、RADはロウアドレス信号、CADはカラムアドレス信号、WENはライトイネーブル信号、SEはアクセスコントロール信号、DIはデーター入力信号、DOはデーター出力信号、VCPはメモリセルプレート電圧、VBPはビット線プリチャージ電圧である。
【0004】
メモリセルアレイ1301には、複数のメモリセルアレイブロック1302が含まれる。各メモリセルアレイブロック1302には、電源ブロック1303から、ビット線プリチャージ電圧VBPおよび、メモリセルプレート電圧VCP等のメモリセルアレイ1301に必要な電圧が供給される。
【0005】
さらに、各メモリセルアレイブロック1302は、ロウデコーダ1304からのビット線プリチャージ開始信号NEQ、センスアンプ起動信号SAN、SAP、ワード線駆動信号WL[63:0]で制御される。また、各メモリセルアレイブロック1302には、カラムデコーダ1305が接続される。
【0006】
ロウデコーダ1304には、制御回路1306から、アクセスコントロール信号SE、ロウアドレス信号RADが供給される。カラムデコーダ1305には、制御回路1306から、ライトイネーブル信号WEN、カラムアドレス信号CADが供給される。
【0007】
制御回路1306には、外部クロック信号CLK、ロウアドレスストローブ信号NRAS、カラムアドレスストローブ信号NCAS、ライト制御信号NWE、アドレスADDR、リフレッシュ制御信号REFが供給される。
【0008】
カラムデコーダ1305は、I/Oバッファー1307に接続され、I/Oバッファー1307は、外部からデーター入力信号DIを受け、外部にデーター入力信号DOを出力する。
【0009】
図14は、メモリセルアレイブロック1302の回路図である。図14において、1400はメモリセル、1401はセンスアンプ、1402はビット線プリチャージ回路、BL[i](i=0、1、2、…、n)はビット線、/BL[i](i=0、1、2、…、n)は、BL[i]と対となるビット線、1403はアクセストランジスタ、1404はキャパシタである。
【0010】
メモリセル1400は、1つのPチャネルトランジスタ1403とキャパシタ1404とで構成される。Pチャネルトランジスタ1403のソースは、ビット線BL[i]または/BL[i]に接続され、そのドレインはキャパシタ1404に、そのゲートにはワード線駆動信号WL[i](i=0、1、…)が供給される。キャパシタ1404の他方のノードには、メモリセルプレート電圧VCPが印加される。
【0011】
センスアンプ1401は、一般的なクロスカップル方式のセンスアンプであり、対となるビット線BL[i]、/BL[i]に接続される。センスアンプ1401はセンスアンプ起動信号SAN、SAPで制御される。
【0012】
プリチャージ回路1402は、3つのPチャネルトランジスタで構成され、ソースがビット線BL[i]に、ドレインが/BL[i]に接続され、ゲートにビット線プリチャージ開始信号NEQが供給されるトランジスタと、ソースがビット線BL[i]、ドレインがビット線プリチャージ電圧VBP、ゲートがビット線プリチャージ開始信号NEQに接続されるトランジスタと、ソースにビット線プリチャージ電圧VBPが供給され、ドレインが/BL[i]に接続され、ゲートにビット線プリチャージ開始信号NEQが供給されるトランジスタとで構成される(特願2001−354302号)。
【0013】
図15は、従来の半導体記憶装置における回路ブロックおよびビット線プリチャージ電圧VBPの電源配線ネットの模式図である。図15において、1500は、図13のメモリセルアレイ1301と同一の構成を有するメモリセルアレイ、1501は電源ブロック、1502は電源装置、1503は充放電制御回路、1504は基準電圧発生回路、1505はプリチャージ電圧ポンプ回路である。
【0014】
メモリセルアレイ1500上には、複数配置されるメモリセルアレイブロック1302内に配置される、ビット線プリチャージ回路1402に供給するためのビット線プリチャージ電圧VBP用の電源配線が配置される。VBP[i](i=0、1、2、…、n−1、n)はビット線プリチャージ電源配線で、電源ブロック1501に近い側からVBP[0]、VBP[1]、…、VBP[n−1]、VBP[n]とする。ビット線プリチャージ電源配線VBP[i]は、各メモリセルアレイブロック1302の上層の配線層でカラム方向に配置される(図中では実線で示している)。ビット線プリチャージ電源配線VBP[i]は、インピーダンスを下げるために、それぞれロウ方向に金属配線で接続される(図中では破線で示している)。ビット線プリチャージ電源配線VBP[i]は、このようにメッシュ状に配置され、またできるだけ太い配線が使用される。ビット線プリチャージ電源配線VBP[i]は、ビット線プリチャージ電圧発生回路1504に接続される。
【0015】
図16は、図15に示すビット線プリチャージ電圧発生回路1504(例えば、特許文献1参照)およびプリチャージ電圧ポンプ回路1505の内部構成を示す回路図である。図16において、プリチャージ電圧ポンプ回路1505は、ポンピング用キャパシタ1600と、第1のPチャネルトランジスタ1601と、第2のPチャネルトランジスタ1602と、第1のNチャネルトランジスタ1603と、インバータ1604と、バッファインバータ1605とで構成される。なお、CPNDは電荷蓄積ノード、AP、NAP、ACPはトランスファゲート接続信号である。
【0016】
ポンピング用キャパシタ1600の一方の電極は、第1のPチャネルトランジスタ1601、第2のPチャネルトランジスタ1602、および第1のNチャネルトランジスタ1603のドレインに接続され、その他方の電極は接地電位VSSに落とされる。ポンピング用キャパシタ1600の静電容量Ccapは、同時にプリチャージされるビット線対BL[n]、/BL[n]の総容量をCblとした場合、ビット線対BL[n]、/BL[n]の電位をビット線プリチャージ基準電圧VBPREFまでチャージするのに必要な電荷と等しい(VBPREF−1/2VDD)×Cblを蓄積できるような静電容量が必要となる。動作時には、オペアンプ1607により供給される電荷分を考慮し、Ccap<(VBPREF−1/2VDD)/(VDD−VBPREF)×Cblなる関係を満たす静電容量Ccapを有するポンピング用キャパシタ1600が用いられる。
【0017】
第1のPチャネルトランジスタ1601のゲートには、トランスファゲート接続信号APが印加され、そのソースには電源電圧VDDが供給される。第2のPチャネルトランジスタ1602のゲートには、トランスファゲート接続信号NAPが印加され、そのソースはビット線プリチャージ電源配線VBP[0]に接続される。第1のNチャネルトランジスタ1603のゲートには、トランスファゲート接続信号APが印加され、そのソースはビット線プリチャージ電源配線VBP[0]に接続される。インバータ1604は、トランスファゲート接続信号APを受けて、トランスファゲート接続信号NAPを出力する。バッファインバータ1605は、偶数段のインバータの直列接続で構成され、トランスファゲート接続信号ACPを受けて、トランスファゲート接続信号APを出力する。
【0018】
ビット線プリチャージ電圧発生回路1504は、基準電圧発生回路1606と、オペアンプ1607と、Pチャネルトランジスタ1608とで構成される。なお、VBPREFはビット線プリチャージ基準電圧、VOUTはビット線プリチャージ保持電圧、PENはドライバーイネーブル信号である。基準電圧発生回路1606は、ビット線プリチャージ基準電圧VBPREFおよびビット線プリチャージ保持電圧VOUTを発生し、ビット線プリチャージ基準電圧VBPREFはオペアンプ1607の反転入力端子(−)に、ビット線プリチャージ保持電圧VOUTは、ビット線プリチャージ電源配線VBP[0]に供給される。オペアンプ1607の非反転入力端子(+)には、ビット線プリチャージ電源配線VBP[0]が接続され、オペアンプ1607からドライバーイネーブル信号PENが出力され、Pチャネルトランジスタ1608のゲートに入力される。Pチャネルトランジスタ1608のソースには電源電圧VDDが供給され、そのドレインはビット線プリチャージ電源配線VBP[0]に接続されている。
【0019】
図17は、図15に示す充放電制御回路1503の内部構成を示す回路図である。図17において、1701は第1の遅延素子、1702は第2の遅延素子、1703はインバータ、1704はNOR素子である。第1の遅延素子1701は、ビット線プリチャージ開始信号NEQを遅延時間τ1だけ遅延させて、第2の遅延素子1702、NOR素子1704の一方の入力端子に送る。第2の遅延素子1702は、入力信号を遅延時間はτ2だけ遅延させて、インバータ1703に送る。インバータ1703の出力信号はNOR素子1704の他方の入力端子に送られ、NOR素子1704は、トランスファゲート接続信号ACPを出力する。
【0020】
次に、以上のように構成された半導体記憶装置におけるビット線プリチャージ時の動作について、図18を参照して説明する。
【0021】
図18は、図14から図17における各部信号の電圧および電流を示すタイミングチャートである。
【0022】
ビット線プリチャージ開始信号NEQがローレベルにされ、ビット線プリチャージ回路1402が活性化されると、センスアンプ1401により電位をそれぞれVDD、VSSにされていたビット線対BL[n]、/BL[n]の電位がイコライズされ、1/2VDDの電位にチャージされようとする。ビット線プリチャージ回路1402は同時に、ビット線対BL[n]、/BL[n]をビット線プリチャージ電源配線VBP[n]に接続し、ビット線プリチャージ電圧VBPにチャージしようとする。その際に電流が消費され、電圧降下が発生する。
【0023】
ビット線プリチャージ電源配線VBP[n]に電圧降下が発生すると、メッシュ状に接続される配線を通して、ビット線プリチャージ電源配線VBP[0]にも電圧降下が伝達される。それを検知して、ビット線プリチャージ電圧発生回路1504のオペアンプ1607が活性化するが、Pチャネルトランジスタ1608の流す電流iaが大きくなるまでには時間を要する。
【0024】
ビット線プリチャージ開始信号NEQがハイレベルの場合には、プリチャージ電圧ポンプ回路1505におけるトランスファゲート接続信号APはローレベルで、NAPはハイレベルであるため、第2のPチャネルトランジスタ1602、第1のNチャネルトランジスタ1603はオフしており、また第1のPチャネルトランジスタ1601はオンしており、電荷蓄積ノードCPNDはハイレベルにチャージされており、ポンピング用キャパシタ1600には電荷が蓄積されている。
【0025】
次に、ビット線プリチャージ開始信号NEQがローレベルにされると、充放電制御回路1503の第1の遅延素子1701で決まる遅延時間τ1の後に、トランスファゲート接続信号APはハイレベル、NAPはローレベルとなり、第1のPチャネルトランジスタ1601はオフし、第2のPチャネルトランジスタ1602、第1のNチャネルトランジスタ1603がオンする。これにより、ポンピング用キャパシタ1600とビット線プリチャージ電源配線VBP[0]とが電気的に接続されて、電流ibが流れる。電荷蓄積ノードCPNDにはハイレベルがチャージされており、電流ibにより、ビット線プリチャージ電源配線VBP[0]は急速にレベルが上げられる。
【0026】
レベルの上昇を受けて、オペアンプ1607は、Pチャネルトランジスタ1608をオフする方向に動作を変えるが、流す電流iaが小さくなるまでには時間を要する。
【0027】
その後、第2の遅延素子1702で決まる遅延時間τ2の後に、トランスファゲート接続信号APがローレベル、NAPがハイレベルとなり、第2のPチャネルトランジスタ1602、第1のNチャネルトランジスタ1603がオフし、また第1のPチャネルトランジスタ1601がオンし、電荷蓄積ノードCPNDはハイレベルにチャージされ、次のプリチャージ動作に備えられる。
【0028】
ここで、プリチャージ動作を高速で行うためには、ポンピング用キャパシタ1600に十分な電荷量を蓄積する必要があり、ポンピング用キャパシタ1600としては比較的大きなサイズが必要となる。
【0029】
【特許文献1】
特開2000−30450号公報
【0030】
【発明が解決しようとする課題】
次の読み出し動作の際に安定して読み出しを行うためには、ビット線対BL[n]、/BL[n]のプリチャージ動作を所定の時間内に実行する必要があるが、従来の半導体記憶装置では、プリチャージ動作を所定の時間内に行うために、比較的サイズの大きいポンピング用キャパシタ1600を用いてポンプ動作を行う必要があり、そのためにチップ面積の縮小化が困難であった。
【0031】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、比較的小さなサイズのポンピング用キャパシタでもプリチャージ動作を高速に行うことができ、チップ面積を縮小可能な半導体記憶装置を提供することにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、本発明による第1の半導体記憶装置は、複数のメモリセルと、複数のメモリセルが接続されたビット線対と、第1の制御信号(NEQ)に応じてビット線対を所定のプリチャージ電圧(VBP)にプリチャージするための複数のプリチャージ回路と、複数のプリチャージ回路にプリチャージ用の電圧を供給するビット線プリチャージ電圧発生装置とを備え、ビット線対のイコライズ電圧と前記プリチャージ電圧が異なる半導体記憶装置であって、ビット線プリチャージ電圧発生装置は、プリチャージ電圧を発生して複数のプリチャージ回路に供給するプリチャージ電圧発生回路と、ポンピング用キャパシタと、ポンピング用キャパシタの第1の電極を第1の電源(VDD)に接続する第1のスイッチと、第1の電極とプリチャージ電圧発生回路の出力ノードを接続する第2のスイッチと、ポンピング用キャパシタの第2の電極を第1の電源に接続する第3のスイッチと、第2の電極を第2の電源(VSS)に接続する第4のスイッチと、第1、第2、第3および第4のスイッチのオン/オフを制御する制御回路からなるプリチャージ電圧ポンプ回路とを備え、プリチャージ電圧ポンプ回路の制御回路は、プリチャージ開始から所定の遅延時間の経過後、一定時間だけ、第2のスイッチと第3のスイッチをオンするよう制御し、それ以外の時間は、第1のスイッチと第4のスイッチをオンするように制御することを特徴とする。
【0033】
この構成により、ポンピング用キャパシタのサイズが小さくても、ビット線のプリチャージ動作を高速に行うことができる。
【0034】
また、第1の半導体記憶装置において、第1、第2、第3および第4のスイッチとポンピング用キャパシタはMOSトランジスタで構成されることが好ましい。これにより、ビット線プリチャージ電圧発生装置をMOS集積回路に容易に搭載することができる。
【0035】
また、第1の半導体記憶装置は複数のゲート酸化膜厚を有して成り、第1、第2、第3および第4のスイッチとポンピング用キャパシタは厚膜のゲート酸化膜厚のMOSトランジスタで構成されることが好ましい。これにより、DRAMのワード線信号やプリチャージ開始信号等の高電圧で回路を駆動することができる。
【0036】
また、第1の半導体記憶装置は複数のゲート酸化膜厚を有して成り、第1、第2、第3および第4のスイッチとポンピング用キャパシタは薄膜のゲート酸化膜厚のMOSトランジスタで構成されることが好ましい。これにより、低電圧で駆動能力の高いトランジスタや、小面積のポンピング用キャパシタが構成でき、低電力化を図ることができる。
【0037】
記の目的を達成するため、本発明による第2の半導体記憶装置は、複数のメモリセルと、複数のメモリセルが接続されたビット線対と、第1の制御信号(NEQ)に応じてビット線対を所定のプリチャージ電圧(VBP)にプリチャージするための複数のプリチャージ回路と、複数のプリチャージ回路にプリチャージ用の電圧を供給するビット線プリチャージ電圧発生装置とを備え、ビット線対のイコライズ電圧とプリチャージ電圧が異なる半導体記憶装置であって、ビット線プリチャージ電圧発生装置は、プリチャージ電圧を発生して複数のプリチャージ回路に供給するプリチャージ電圧発生回路と、ポンピング用キャパシタと、ポンピング用キャパシタの第1の電極を第1の電源(VDD)に接続する第1のスイッチと、第1の電極とプリチャージ電圧発生回路の出力ノードを接続する第2のスイッチと、第1および第2のスイッチのオン/オフを制御する制御回路とを有し、ポンピング用キャパシタの第2の電極を第2の制御信号(EXCP)で駆動するプリチャージ電圧ポンプ回路とを備え、プリチャージ電圧ポンプ回路の制御回路は、プリチャージ開始から所定の遅延時間の経過後、一定時間だけ、第1の制御信号により第2のスイッチをオンするように制御し、それ以外の時間は、第1のスイッチをオンするように制御し、第2の制御信号によってポンピング用キャパシタの電荷がプリチャージ電圧発生回路の出力ノードに転送されるよう動作することを特徴とする。
【0038】
この構成により、第1の半導体記憶装置の利点に加えて、部品点数を削減することができ、さらにチップ面積を縮小することができる。
【0039】
前記の目的を達成するため、本発明による第3の半導体記憶装置は、複数のメモリセルと、複数のメモリセルが接続されたビット線対と、第1の制御信号(NEQ)に応じてビット線対を所定のプリチャージ電圧(VBP)にプリチャージするための複数のプリチャージ回路と、複数のプリチャージ回路にプリチャージ用の電圧を供給するビット線プリチャージ電圧発生装置とを備え、ビット線対のイコライズ電圧とプリチャージ電圧が異なる半導体記憶装置であって、ビット線プリチャージ電圧発生装置は、プリチャージ電圧を発生して複数のプリチャージ回路に供給するプリチャージ電圧発生回路と、ポンピング用キャパシタと、ポンピング用キャパシタの第1の電極を第1の電源(VDD)に接続する第1のスイッチと、第1の電極とプリチャージ電圧発生回路の出力ノードを接続する第2のスイッチと、第1および第2のスイッチのオン/オフを制御する制御回路とを有し、ポンピング用キャパシタの第2の電極を第2の制御信号(EXCP)で駆動するプリチャージ電圧ポンプ回路とを備え、プリチャージ電圧ポンプ回路の制御回路は、プリチャージ開始から所定の遅延時間の経過後に、一定時間だけ、第1の制御信号により第2のスイッチをオンするように制御し、それ以外の時間は、第1のスイッチをオンするように制御し、第2の制御信号によってポンピング用キャパシタの電荷がプリチャージ電圧発生回路の出力ノードに転送されるよう動作し、第2の制御信号は、前記プリチャージ回路へのビット線プリチャージ開始信号である前記第1の制御信号の活性化期間内に立ち上がることを特徴とする。
【0040】
この構成と制御により、第2の半導体記憶装置の構成上の利点に加えて、ポンピング用キャパシタの第1の電極に過電圧が印加されることなく、ポンピング用キャパシタの電荷を、効率よくビット線対に転送することができる。
【0041】
前記の目的を達成するため、本発明による第4の半導体記憶装置は、複数のメモリセルと、複数のメモリセルが接続されたビット線対と、第1の制御信号(NEQ)に応じてビット線対を所定のプリチャージ電圧にプリチャージするための複数のプリチャージ回路と、複数のプリチャージ回路にプリチャージ用の電圧を供給するビット線プリチャージ電圧発生装置とを備え、ビット線対のイコライズ電圧とプリチャージ電圧が異なる半導体記憶装置であって、ビット線プリチャージ電圧発生装置は、プリチャージ電圧を発生して複数のプリチャージ回路に供給するプリチャージ電圧発生回路と、ポンピング用キャパシタと、ポンピング用キャパシタの第1の電極を第1の電源(VDD)に接続する第1のスイッチと、第1の電極とプリチャージ電圧発生回路の出力ノードを接続する第2のスイッチと、第1および第2のスイッチのオン/オフを制御する制御回路とを有し、ポンピング用キャパシタの第2の電極を第2の制御信号(EXCP)で駆動するプリチャージ電圧ポンプ回路とを備え、プリチャージ電圧ポンプ回路の制御回路は、プリチャージ開始から所定の遅延時間の経過後に、一定時間だけ、第1の制御信号により第2のスイッチをオンするように制御し、それ以外の時間は、第1のスイッチをオンするように制御し、第2の制御信号によって前記ポンピング用キャパシタの電荷が前記プリチャージ電圧発生回路の出力ノードに転送されるよう動作し、第2の制御信号は、プリチャージ開始から前記遅延時間の経過後、第1の制御信号の遷移時間より長い時間をかけて立ち上がることを特徴とする。
【0042】
この構成と制御により、第2の半導体記憶装置の構成上の利点に加えて、ポンピング用キャパシタの第1の電極に過電圧が印加されることなく、ポンピング用キャパシタの電荷を、効率よくビット線対に転送することができる。
【0043】
また、第1から第4の半導体記憶装置において、第1の制御信号がプリチャージ回路へのビット線プリチャージ開始信号であることにより、プリチャージ動作時に、ポンピング用キャパシタの電荷をビット線対に転送し、所望の電圧を得ることができる。
【0044】
また、第2の半導体記憶装置において、第1の制御信号が第2制御信号を兼用することが好ましい。これにより、第2の制御信号の制御のために必要となる制御回路や信号配線等の占める面積を削減することができる。
【0045】
また、第2から第4の半導体記憶装置において、第1のスイッチと、第2のスイッチと、ポンピング用キャパシタがMOSトランジスタで構成されることが好ましい。これにより、ビット線プリチャージ電圧発生装置をMOS集積回路に容易に搭載することができる。
【0046】
また、第2から第4の半導体記憶装置は複数のゲート酸化膜厚を有して成り、第1のスイッチと、第2のスイッチと、ポンピング用キャパシタが厚膜のゲート酸化膜厚のMOSトランジスタで構成されることが好ましい。これにより、DRAMのワード線信号やビット線プリチャージ開始信号等の高電圧で回路を駆動することができる。
【0047】
また、第2から第4の半導体記憶装置は複数のゲート酸化膜厚を有して成り、第1のスイッチと、第2のスイッチと、ポンピング用キャパシタが薄膜のゲート酸化膜厚のMOSトランジスタで構成されることが好ましい。これにより、低電圧で駆動能力の高いトランジスタや、小面積のポンピング用キャパシタが構成でき、低電力化を図ることができる。
【0049】
また、第1から第4の半導体記憶装置は、NチャネルMOSトランジスタの第1のウェル領域とPチャネルMOSトランジスタの第2のウェル領域を有して成り、ポンピング用キャパシタを構成するMOSトランジスタは、第2のウェル領域のトランジスタで構成されることが好ましい。これにより、ポンピング用キャパシタをPチャネルMOSトランジスタで構成することができる。
【0050】
また、第1から第4の半導体記憶装置は、NチャネルMOSトランジスタの第1のウェル領域と、PチャネルMOSトランジスタの第2のウェル領域と、NチャネルMOSトランジスタの第3のウェル領域のトリプルウェル領域を有して成り、ポンピング用キャパシタを構成するMOSトランジスタは、第3のウェル領域のトランジスタで構成されることが好ましい。これにより、ポンピング用キャパシタをトリプルウェル内のNチャネルMOSトランジスタで構成することができる。
【0051】
また、第1から第4の半導体記憶装置において、ポンピング用キャパシタの第1の電極がMOSトランジスタのゲート電極で構成され、第2の電極がMOSトランジスタのソースとドレインと基板とを接続して構成されることが好ましい。これにより、ポンピング用キャパシタの電荷をビット線対に転送し、ビット線対の電位を高速に所望の電位にすることができる。
【0052】
また、第1から第4の半導体記憶装置において、ポンピング用キャパシタの第1の電極がMOSトランジスタのソースとドレインと基板とを接続して構成され、第2の電極がMOSトランジスタのゲート電極で構成されることが好ましい。これにより、ポンピング用キャパシタをPチャネルMOSトランジスタで構成し、ポンピング用キャパシタの電荷をビット線対に転送し、ビット線対の電位を高速に所望の電位にすることができる。
【0053】
また、第1から第4の半導体記憶装置において、ポンピング用キャパシタは、半導体記憶装置内の複数の配線層を電極とし、配線間に形成される静電容量でキャパシタを構成することが好ましい。これにより、電界の空乏化などに左右されない安定した容量を得ることができる。
【0054】
また、第1から第4の半導体記憶装置において、複数のメモリセルは、個別に活性化できる複数のメモリセルアレーブロックに構成され、プリチャージ電圧ポンプ回路は、それぞれのメモリーセルアレーブロックに対をなして配置されることが好ましい。これにより、それぞれのメモリセルアレイブロックごとに個別にプリチャージ動作を行うことが可能となり、DRAMマクロ容量に応じてビット線プリチャージ電圧発生装置の能力を変えることが不要になる。
【0055】
また、第1から第4の半導体記憶装置において、複数のメモリセルは、個別に活性化できる複数のメモリセルアレーブロックに構成され、プリチャージ電圧ポンプ回路は、それぞれのメモリセルアレイブロックに対をなして配置され、それぞれのメモリセルアレイブロックの非プリチャージ状態からプリチャージ状態への移行に応じて動作することが好ましい。これにより、それぞれのメモリセルアレイブロックごとのビット線プリチャージ動作に応じてプリチャージ電圧のポンピング動作を行うことが可能となり、DRAMマクロ容量に応じてビット線プリチャージ電圧発生装置の能力を変えることが不要になる。
【0056】
また、第1から第4の半導体記憶装置において、複数のメモリセルは、個別に活性化できる複数のメモリセルアレーブロックに構成され、プリチャージ電圧ポンプ回路は、それぞれのメモリーセルアレーブロックに対をなして配置され、メモリーセルアレーブロック内のプリチャージ回路へのビット線プリチャージ開始信号に基づいて動作することが好ましい。これにより、それぞれのメモリセルアレイブロックごとのビット線プリチャージ開始信号を用いてプリチャージ電圧のポンピング動作を行うことが可能となり、DRAMマクロ容量に応じてビット線プリチャージ電圧発生装置の能力を変えることが不要になる。
【0057】
また、第1から第4の半導体記憶装置において、ビット線プリチャージ電圧発生装置は、メモリセルアレイブロックのいずれか一辺で、センスアンプ列と平行に配置されることが好ましい。これにより、ビット線プリチャージ電圧の発生に必要となる制御信号線をセンスアンプ列と平行に配置することが可能となるため、制御信号線の配置のために必要とされる面積を削減できる。
【0058】
また、第1から第4の半導体記憶装置において、ビット線プリチャージ電圧発生装置は、メモリセルアレイブロックのいずれか一辺で、プリチャージ回路列の隣に配置されることが好ましい。これにより、ビット線プリチャージ電圧発生装置からプリチャージ回路列へのプリチャージ電圧の転送を効率良く行うことができる。
【0059】
また、第1から第4の半導体記憶装置において、ビット線プリチャージ電圧発生装置は、メモリセルアレイブロックのいずれか一辺で、ロウデコーダブロック内、あるいはロウデコーダ列と平行に配置されることが好ましい。これにより、ビット線プリチャージ電圧の発生に必要な制御信号を効率良くビット線プリチャージ電圧発生装置に転送することが可能となり、さらにプリチャージ回路列に平行に配置した電源配線によって、ビット線プリチャージ電圧をプリチャージ回路列に効率良く供給することができ、電源配線等の占める面積を削減することもできる。
【0060】
また、第1から第4の半導体記憶装置において、ビット線プリチャージ電圧発生装置は、メモリセルアレイブロックのいずれか一辺で、メモリセルアレイブロックを挟んでロウデコーダブロックと対向する辺に配置されることが好ましい。これにより、プリチャージ回路列に平行に配置した電源配線によって、ビット線プリチャージ電圧をプリチャージ回路列に効率よく供給することができ、電源配線等の占める面積を削減することができる。
【0061】
また、第1から第4の半導体記憶装置において、第2の制御信号の電圧振幅は、複数のメモリセルに接続されたワード線の電圧振幅とほぼ同じであることが好ましい。
【0062】
また、前記の目的を達成するため、本発明による半導体装置は、第2から第4の半導体記憶装置のいずれかと論理回路装置とが混載された半導体装置であって、第2の制御信号の電圧振幅は、論理回路装置における信号の電圧振幅とほぼ同じであることを特徴とする。
【0063】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0064】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態による半導体記憶装置における回路ブロックおよびビット線プリチャージ電圧VBPの電源配線ネットを示す模式図である。なお、図1において、従来例の説明で参照した図15と同様の構成および機能を有する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。また、DRAM回路の機能ブロック構成、メモリセルアレイブロック1302の回路構成、メモリセルアレイ1500内のビット線プリチャージ電圧VBPの電源配線ネット、充放電制御回路1503の回路構成は、それぞれ、図13、図14、図15、図17に示す従来の構成と同様である。
【0065】
本実施形態が従来例と異なるのは、電源ブロック101に含まれるビット線プリチャージ電圧発生装置102内のプリチャージ電圧ポンプ回路105の構成にある。
【0066】
ビット線プリチャージ電圧発生装置102は、ビット線プリチャージ電源配線VBP[0]〜VBP[n]のうち、もっとも近接するビット線プリチャージ電源配線VBP[0]およびもっとも遠方のビット線プリチャージ電源配線VBP[n]に接続される。
【0067】
図2は、図1に示すビット線プリチャージ電圧発生回路1504およびプリチャージ電圧ポンプ回路105の内部構成を示す回路図である。図2において、プリチャージ電圧ポンプ回路105は、ポンピング用キャパシタ200と、第1のPチャネルトランジスタ201(第1のスイッチ)と、第2のPチャネルトランジスタ202(第2のスイッチ)と、第1のNチャネルトランジスタ203(第2のスイッチ)と、インバータ204(制御回路)と、バッファインバータ205(制御回路)と、第3のPチャネルトランジスタ206(第3のスイッチ)と、第2のNチャネルトランジスタ207(第4のスイッチ)とで構成される。なお、CPND1は第1の電荷蓄積ノード、CP1は第2の電荷蓄積ノード、AP、NAP、ACPはトランスファゲート接続信号である。ビット線プリチャージ電圧発生回路1504の構成は従来と同じである。
【0068】
ポンピング用キャパシタ200の第1の電極には、第1のPチャネルトランジスタ201、第2のPチャネルトランジスタ202、第1のNチャネルトランジスタ203のドレインが接続され、ポンピング用キャパシタ200の第2の電極には、第3のPチャネルトランジスタ206、第2のNチャネルトランジスタ207のドレインが接続された第2の電荷蓄積ノードCPに接続される。ポンピング用キャパシタ200の静電容量Ccapは、同時にプリチャージされるビット線対BL[n]、/BL[n]の総容量をCblとした場合、ビット線対BL[n]、/BL[n]の電位をビット線プリチャージ基準電圧VBPREFまでチャージするのに必要な電荷と等しい(VBPREF−1/2VDD)×Cblを蓄積できるような静電容量が必要となる。動作時には、オペアンプ1607により供給される電荷分を考慮し、Ccap<(VBPREF−1/2VDD)/(VDD−VBPREF)×Cblなる関係を満たす静電容量Ccapを有するポンピング用キャパシタ200が用いられる。
【0069】
第1のPチャネルトランジスタ201のゲートには、トランスファゲート接続信号APが印加され、ソースには電源電圧VDDが供給される。第2のPチャネルトランジスタ202のゲートには、トランスファゲート接続信号NAPが印加され、そのソースはビット線プリチャージ電源配線VBP[0]に接続される。第1のNチャネルトランジスタ203のゲートには、トランスファゲート接続信号APが印加され、そのソースはビット線プリチャージ電源配線VBP[0]に接続される。インバータ204は、トランスファゲート接続信号APを受けて、トランスファゲート接続信号NAPを出力する。バッファインバータ205は、偶数段のインバータの直列接続で構成され、トランスファゲート接続信号ACPを受けて、トランスファゲート接続信号APを出力する。第3のPチャネルトランジスタ206のゲートには、トランスファゲート接続信号NAPが印加され、そのソースには電源電圧VDDが供給される。第2のNチャネルトランジスタ207のゲートには、トランスファゲート接続信号NAPが印加され、そのソースは接地電位VSSに接続される。
【0070】
図7は、本実施形態で用いられるMOSトランジスタの半導体構造を示す断面図である。701はゲート電極、702はNチャネルMOS領域におけるソース・ドレイン電極、703はPチャネルMOS領域におけるソース・ドレイン電極、704はNチャネルMOS領域における基板コンタクト、705はPチャネルMOS領域における基板コンタクト、706はNチャネルMOSトランジスタの第1のウェル領域、707はPチャネルMOSトランジスタの第2のウェル領域、708はNチャネルMOSトランジスタの第3のウェル領域、709はP型半導体基板、710はゲート酸化膜である。
【0071】
次に、以上のように構成された半導体記憶装置におけるビット線プリチャージ時の動作について、図3を参照して説明する。
【0072】
図3は、図1、図2、図14、図17における各部信号の電圧および電流を示すタイミングチャートである。
【0073】
ビット線プリチャージ開始信号NEQ(第1の制御信号)がローレベルにされ、プリチャージ回路1402が活性化されると、センスアンプ1401により電位をそれぞれVDD、VSSにされていたビット線対BL[n]、/BL[n]の電位がイコライズされ、1/2VDDの電位にチャージされようとする。プリチャージ回路1402は同時に、ビット線対BL[n]、/BL[n]をビット線プリチャージ電源配線VBP[n]に接続し、ビット線プリチャージ電圧VBPにチャージしようとする。その際に電流が消費され、電圧降下が発生する。
【0074】
ビット線プリチャージ電源配線VBP[n]に電圧降下が発生すると、メッシュ状に接続される配線を通して、ビット線プリチャージ電源配線VBP[0]にも電圧降下が伝達される。
【0075】
VBP[n]の電圧降下を検知して、ビット線プリチャージ電圧発生回路1504のオペアンプ1607が活性化するが、Pチャネルトランジスタ1608の流す電流iaが大きくなるまでには時間を要する。
【0076】
ビット線プリチャージ開始信号NEQがハイレベルの場合には、トランスファゲート接続信号APはローレベル、NAPはハイレベルで、第2のPチャネルトランジスタ202、第1のNチャネルトランジスタ203、第3のPチャネルトランジスタ206はオフしており、また第1のPチャネルトランジスタ201、第2のNチャネルトランジスタ207はオンしており、第1の電荷蓄積ノードCPND1はハイレベルにチャージされており、第2の電荷蓄積ノードCP1は、第3のNチャネルトランジスタを介して接地電位VSSに接続されている。
【0077】
次に、ビット線プリチャージ開始信号NEQがローレベルにされると、充放電制御回路1503の第1の遅延素子1701で決まる遅延時間τ1の後に、トランスファゲート接続信号APはハイレベル、NAPはローレベルとなり、第1のPチャネルトランジスタ201、第2のNチャネルトランジスタ207はオフし、第2のPチャネルトランジスタ202、第3のPチャネルトランジスタ206、第1のNチャネルトランジスタ203がオンする。これにより、第2の電荷蓄積ノードCP1の電圧が昇圧され、第1の電荷蓄積ノードCPND1は瞬間的に昇圧され、第1の電荷蓄積ノードCPND1とビット線プリチャージ電源配線VBP[0]が電気的に接続されて、電流ibが流れる。この電流ibにより、ビット線プリチャージ電源配線VBP[0]は急速にレベルが上げられる。
【0078】
レベルの上昇を受けて、オペアンプ1607は、Pチャネルトランジスタ1608をオフする方向に動作を変えるが、流す電流iaが小さくなるまでには時間を要する。
【0079】
その後、充放電制御回路1503の第2の遅延素子1702で決まる遅延時間τ2の後に、トランスファゲート接続信号APがローレベル、NAPがハイレベルとなり、第2のPチャネルトランジスタ202、第1のNチャネルトランジスタ203、第3のPチャネルトランジスタ206がオフし、また第1のPチャネルトランジスタ201、第2のNチャネルトランジスタ207がオンし、第1の電荷蓄積ノードCPND1は再び電源電圧VDDにチャージされ、次のプリチャージ動作に備えられる。
【0080】
以上のように、本実施形態によれば、ビット線対BL[n]、/BL[n]をプリチャージする際に、オペアンプ1607の動作の遅れを補償するために、ポンピング用キャパシタ200に蓄積された電荷を放電する機能に加えて、さらにプリチャージ動作の高速化およびポンピング用キャパシタ200のサイズ縮小を図るために、ポンピング用キャパシタ200の第2の電極を、第3のPチャネルトランジスタ206および第2のNチャネルトランジスタ207を介して電源電圧VDDまたは接地電位VSSに接続することで、所定時間内にプリチャージ動作を実行でき、かつポンピング用キャパシタ200の容量面積を低減できることから、チップ上においてのレイアウト面積を縮小することが可能となる。
【0081】
また、プリチャージ動作を制御する第1のPチャネルトランジスタ201、第2のPチャネルトランジスタ202、第1のNチャネルトランジスタ203、第3のPチャネルトランジスタ206、第2のNチャネルトランジスタ207、およびポンピング用キャパシタ200をMOSトランジスタで構成することにより、本実施形態のビット線プリチャージ電圧発生回路をMOS集積回路に容易に搭載することが可能となる。
【0082】
また、プリチャージ動作を制御する第1のPチャネルトランジスタ201、第2のPチャネルトランジスタ202、第1のNチャネルトランジスタ203、第3のPチャネルトランジスタ206、第2のNチャネルトランジスタ207、およびポンピング用キャパシタ200を厚膜のMOSトランジスタで構成することにより、本実施形態のビット線プリチャージ回路を高電圧にて駆動することが可能となる。
【0083】
また、本実施形態において、第1のPチャネルトランジスタ201、第2のPチャネルトランジスタ202、第1のNチャネルトランジスタ203、第3のPチャネルトランジスタ206、第2のNチャネルトランジスタ207、およびポンピング用キャパシタ200は、薄膜のMOSトランジスタで構成することも可能であり、それにより本実施形態のビット線プリチャージ回路を、低電圧で駆動能力の高いトランジスタや小面積のキャパシタで構成でき、回路における消費電力の低電力化を図ることもできる。
【0084】
また、本実施形態において、ポンピング用キャパシタ200を、図7に示すNチャネルMOSトランジスタの第1のウェル領域706およびPチャネルMOSトランジスタの第2のウェル領域707のうち、PチャネルMOSトランジスタの第2のウェル領域707内のトランジスタで形成し、ポンピング用キャパシタ200のゲート電極(第1の電極)を第3のPチャネルトランジスタ206、第2のNチャネルトランジスタ207のドレインに、そのソース・ドレイン電極(第2の電極)を第1のPチャネルトランジスタ201、第2のPチャネルトランジスタ202、第1のNチャネルトランジスタ203のドレインに接続することにより、ポンピング用キャパシタ200をPチャネルトランジスタで構成して、同等の効果を得ることもできる。
【0085】
また、本実施形態において、ポンピング用キャパシタ200を、図7に示すNチャネルMOSトランジスタの第1のウェル領域706、PチャネルMOSトランジスタの第2のウェル領域707、およびNチャネルMOSトランジスタの第3のウェル領域708のトリプルウェル領域709のうち、NチャネルMOSトランジスタの第3のウェル領域708内のトランジスタで形成することにより、ポンピング用キャパシタ200をトリプルウェル内のNチャネルトランジスタで構成して、同等の効果を得ることもできる。
【0086】
また、本実施形態において、ポンピング用キャパシタ200を、複数の配線層を電極として、その配線間に形成される静電容量で構成したキャパシタで構成することも可能であり、これにより電界の空乏化などに左右されない安定した容量を得ることができる。
【0087】
(第2の実施形態)
図4は、本発明の第2の実施形態による半導体記憶装置におけるビット線プリチャージ電圧VBPの電源配線ネットを示す模式図である。なお、図1において、従来例および第1の実施形態の説明でそれぞれ参照した図15および図1と同様の構成および機能を有する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。また、DRAM回路の機能ブロック構成、メモリセルアレイブロック1302の回路構成、メモリセルアレイ1500内のビット線プリチャージ電圧VBPの電源配線ネット、充放電制御回路1503の回路構成は、それぞれ、図13、図14、図15、図17に示す従来の構成と同様である。
【0088】
本実施形態が第1の実施形態と異なるのは、電源ブロック401に含まれるビット線プリチャージ電圧発生装置402内のプリチャージ電圧ポンプ回路405の構成にある。
【0089】
図5は、図4に示すビット線プリチャージ電圧発生回路1504およびプリチャージ電圧ポンプ回路405の内部構成を示す回路図である。図5において、プリチャージ電圧ポンプ回路405は、ポンピング用キャパシタ500と、第1のPチャネルトランジスタ501(第1のスイッチ)と、第2のPチャネルトランジスタ502(第2のスイッチ)と、Nチャネルトランジスタ503(第2のスイッチ)と、インバータ504(制御回路)と、バッファインバータ505(制御回路)とで構成される。なお、CPND2は第1の電荷蓄積ノード、CP2は第2の電荷蓄積ノード、AP、NAP、ACPはトランスファゲート接続信号、EXCPは第2の制御信号である。
【0090】
ポンピング用キャパシタ500の第1の電極には、第1のPチャネルトランジスタ501、第2のPチャネルトランジスタ502、Nチャネルトランジスタ503のドレインが接続され、ポンピング用キャパシタ500の第2の電極には、メモリセルアレイ1500に接続されたワード線の電圧振幅と同程度の電圧振幅を有する第2の制御信号EXCPが印加される。ポンピング用キャパシタ500の静電容量Ccapは、同時にプリチャージされるビット線対BL[n]、/BL[n]の総容量をCblとしたときに、ビット線対BL[n]、/BL[n]の電位をビット線プリチャージ基準電圧VBPREFまでチャージするのに必要な電荷と等しい(VBPREF−1/2VDD)×Cblを蓄積できるような静電容量が必要となる。動作時には、オペアンプ1607により供給される電荷分を考慮し、Ccap<(VBPREF−1/2VDD)/(VDD−VBPREF)×Cblなる関係を満たす静電容量Ccapを有するポンピング用キャパシタ500が用いられる。
【0091】
第1のPチャネルトランジスタ501のゲートには、トランスファゲート接続信号APが印加され、そのソースには電源電圧VDDが供給される。第2のPチャネルトランジスタ502のゲートには、トランスファゲート接続信号NAPが印加され、そのソースはビット線プリチャージ電源配線VBP[0]に接続される。Nチャネルトランジスタ503のゲートには、トランスファゲート接続信号APが印加され、そのソースはビット線プリチャージ電源配線VBP[0]に接続される。インバータ504は、トランスファゲート接続信号APを受けて、トランスファゲート接続信号NAPを出力する。バッファインバータ505は、偶数段のインバータの直列接続で構成され、トランスファゲート接続信号ACPを受けて、トランスファゲート接続信号APを出力する。
【0092】
なお、本実施形態におけるMOSトランジスタ構成は、第1の実施形態で参照した図7と同一である。
【0093】
以上のように構成された半導体記憶装置におけるビット線プリチャージ時の動作について、図6を参照して説明する。
【0094】
図6は、図4、図5、図14、図17における各部信号の電圧および電流を示すタイミングチャートである。
【0095】
ビット線プリチャージ開始信号NEQがローレベルにされ、プリチャージ回路1402が活性化されると、センスアンプ1401により電位をそれぞれVDD、VSSにされていたビット線対BL[n]、/BL[n]の電位がイコライズされ、1/2VDDの電位にチャージされようとする。プリチャージ回路1402は同時に、ビット線対BL[n]、/BL[n]をビット線プリチャージ電源配線VBP[n]に接続し、ビット線プリチャージ電圧VBPにチャージしようとする。その際に電流が消費され、電圧降下が発生する。
【0096】
ビット線プリチャージ電源配線VBP[n]に電圧降下が発生すると、メッシュ状に接続される配線を通して、ビット線プリチャージ電源配線VBP[0]にも電圧降下が伝達される。
【0097】
VBP[n]の電圧降下を検知して、ビット線プリチャージ電圧発生回路1504のオペアンプ1607が活性化するが、Pチャネルトランジスタ1608の流す電流iaが大きくなるまでには時間を要する。
【0098】
ビット線プリチャージ開始信号NEQがハイレベルの場合には、トランスファゲート接続信号APはローレベル、NAPはハイレベルで、第2のPチャネルトランジスタ502、Nチャネルトランジスタ503はオフしており、また第1のPチャネルトランジスタ501はオンしており、第2の制御信号EXCPはVSSに設定されており、第1の電荷蓄積ノードCPND2は電源電圧VDDにチャージされており、第2の電荷蓄積ノードCP2は接地電位VSSに接続されている。
【0099】
次に、ビット線プリチャージ開始信号NEQがローレベルにされると、充放電制御回路1503の第1の遅延素子1701で決まる遅延時間τ1の後に、トランスファゲート接続信号APはハイレベル、NAPはローレベルとなり、第1のPチャネルトランジスタ501はオフし、第2のPチャネルトランジスタ502、Nチャネルトランジスタ503がオンする。
【0100】
このとき、第2の制御信号EXCPを、トランスファゲート接続信号APの立ち上がり時間と比べて緩やかに上昇するように制御することにより、第2の電荷蓄積ノードCP2は緩やかに昇圧され、第1の電荷蓄積ノードCPND2は過電圧が印加されることなく電源電圧VDDから昇圧される。
【0101】
また、第1の電荷蓄積ノードCPND2とビット線プリチャージ電源配線VBP[0]が電気的に接続されて、電流ibが流れる。この電流ibにより、ビット線プリチャージ電源配線VBP[0]は急速にレベルが上げられ、また、この時に、第2の制御信号EXCPは、トランスファゲート制御信号APの立ち上がり時間と比べて緩やかに上昇しているので、ポンピング用キャパシタ500の第1の電極に過電圧が印加されることなく、ポンピング用キャパシタ500の電荷をビット線に転送することができる。
【0102】
ビット線プリチャージ電源配線VBP[0]のレベルの上昇を受けて、オペアンプ1607は、Pチャネルトランジスタ1608をオフする方向に動作を変えるが、流す電流iaが小さくなるまでには時間を要する。
【0103】
その後、充放電制御回路1503の第2の遅延素子1702で決まる遅延時間τ2の後に、トランスファゲート接続信号APがローレベル、NAPがハイレベルとなり、第2のPチャネルトランジスタ502、Nチャネルトランジスタ503がオフし、また第1のPチャネルトランジスタ501がオンし、第2の制御信号EXCPを、トランスファゲート制御信号APの立下り時間に比べて緩やかに下降させて接地電位VSSにすることにより、第1の電荷蓄積ノードCPND2は再び電源電圧VDDにチャージされ、次のプリチャージ動作に備えられる。
【0104】
以上のように、本実施形態によれば、ビット線対BL[n]、/BL[n]をプリチャージする際に、オペアンプ1607の動作の遅れを補償するために、ポンピング用キャパシタ500に蓄積された電荷を放電する機能に加えて、さらにプリチャージ動作の高速化およびポンピング用キャパシタ500のサイズ縮小を図るために、ポンピング用キャパシタ500の第2の電極に第2の制御信号EXCPを印加し、第2の制御信号EXCPを電源電圧VDDから接地電位VSSまで制御することで、所定時間内にプリチャージ動作を実行でき、かつポンピング用キャパシタ500の容量面積を低減できることから、チップ上においてのレイアウト面積を縮小することが可能となる。
【0105】
また、プリチャージ動作を制御する第1のPチャネルトランジスタ501、第2のPチャネルトランジスタ502、Nチャネルトランジスタ503、およびポンピング用キャパシタ500をMOSトランジスタで構成することにより、本実施形態のビット線プリチャージ電圧発生回路をMOS集積回路に容易に搭載することが可能となる。
【0106】
また、プリチャージ動作を制御する第1のPチャネルトランジスタ501、第2のPチャネルトランジスタ502、Nチャネルトランジスタ503、およびポンピング用キャパシタ500を厚膜のMOSトランジスタで構成することにより、本実施形態のビット線プリチャージ回路を高電圧にて駆動することが可能となる。
【0107】
また、本実施形態において、第1のPチャネルトランジスタ501、第2のPチャネルトランジスタ502、Nチャネルトランジスタ503、およびポンピング用キャパシタ500は、薄膜のMOSトランジスタで構成することも可能であり、それにより本実施形態のビット線プリチャージ回路を、低電圧で駆動能力の高いトランジスタや小面積のキャパシタで構成でき、回路における消費電力の低減を図ることもできる。
【0108】
また、本実施形態において、ポンピング用キャパシタ500を、図7に示すNチャネルMOSトランジスタの第1のウェル領域706およびPチャネルMOSトランジスタの第2のウェル領域707のうち、PチャネルMOSトランジスタの第2のウェル領域707内のトランジスタで形成し、ポンピング用キャパシタ500のゲート電極に、第2の制御信号EXCPを印加し、そのソース・ドレイン電極を、第1のPチャネルトランジスタ501、第2のPチャネルトランジスタ502、Nチャネルトランジスタ503のドレインに接続することにより、ポンピング用キャパシタ500をPチャネルトランジスタで構成して、同等の効果を得ることもできる。
【0109】
また、本実施形態において、ポンピング用キャパシタ500を、図7に示すNチャネルMOSトランジスタの第1のウェル領域706、PチャネルMOSトランジスタの第2のウェル領域707、およびNチャネルMOSトランジスタの第3のウェル領域708のトリプルウェル領域709のうち、NチャネルMOSトランジスタの第3のウェル領域708内のトランジスタで形成することにより、ポンピング用キャパシタ500をトリプルウェル内のNチャネルトランジスタで構成して、同等の効果を得ることもできる。
【0110】
また、本実施形態において、ポンピング用キャパシタ500を、複数の配線層を電極として、その配線間に形成される静電容量で構成したキャパシタで構成することも可能であり、これにより電界の空乏化などに左右されない安定した容量を得ることができる。
【0111】
また、本実施形態において、第2の制御信号EXCPとしてトランスファゲート接続信号ACPを用いることも可能であり、これにより、第2の制御信号EXCPの制御のための回路や配線等の占める面積を削減することも可能である。
【0112】
また、本実施形態による半導体記憶装置と論理回路装置とを混載して半導体装置を構成する場合には、第2の制御信号EXCPは、論理回路装置で用いられている信号の電圧振幅とほぼ同程度の電圧振幅にすることも可能である。
【0113】
(第3の実施形態)
図8は、本発明の第3の実施形態による半導体記憶装置におけるDRAM機能ブロックのレイアウト構成を示す模式図である。図8において、800はDRAM機能ブロック、801は第1または第2の実施形態におけるビット線プリチャージ電圧発生装置、802はセンスアンプ列、803はプリチャージ回路列、804はメモリセルアレイブロック、805はロウデコーダである。
【0114】
本実施形態においては、複数のメモリセルアレイブロック804を有するDRAM機能ブロック800内において、第1または第2の実施形態におけるビット線プリチャージ電圧発生装置801は、それぞれのメモリセルアレイブロック804と対をなして配置されている。これにより、それぞれのメモリセルアレイブロック804ごとのビット線プリチャージ開始信号NEQを用いてビット線プリチャージ電圧のポンピング動作を行うことで、それぞれのメモリセルアレイごとに個別にプリチャージ動作を行うことが可能になり、DRAMマクロ容量の大小に応じてビット線プリチャージ電圧発生装置801の能力を変えることが不要となる。
【0115】
(第4の実施形態)
図9は、本発明の第4の実施形態による半導体記憶装置におけるDRAM機能ブロックのレイアウト構成を示す模式図である。なお、第3の実施形態と同様の機能を有する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0116】
本実施形態が第3の実施形態と異なるのは、DRAM機能ブロック900内における、ビット線プリチャージ電圧発生装置801、センスアンプ列802、プリチャージ回路列803、およびメモリセルアレイブロック804の配置にある。
【0117】
本実施形態においては、複数のメモリセルアレイを有するDRAM機能ブロック900内において、ビット線プリチャージ電圧発生装置801を、それぞれのメモリセルアレイブロック804のいずれか一辺であり、かつセンスアンプ列802と平行となる場所に配置している。これにより、ビット線プリチャージ電圧の発生に必要となる制御信号線をセンスアンプ802列と平行に配置することが可能となるため、制御信号線の配置のために必要とされる面積を削減することが可能となる。
【0118】
(第5の実施形態)
図10は、本発明の第5の実施形態による半導体記憶装置におけるDRAM機能ブロックのレイアウト構成を示す模式図である。なお、第3および第4の実施形態と同様の機能を有する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0119】
本実施形態が第3および第4の実施形態と異なるのは、DRAM機能ブロック1000内における、ビット線プリチャージ電圧発生装置801、センスアンプ列802、プリチャージ回路列803、およびメモリセルアレイブロック804の配置にある。
【0120】
本実施形態においては、複数のメモリセルアレイを有するDRAM機能ブロック1000内において、ビット線プリチャージ電圧発生装置801を、それぞれのメモリセルアレイブロック804のいずれか一辺であり、かつプリチャージ回路列803と隣り合った場所に配置しており、このため、ビット線プリチャージ電圧発生装置801からプリチャージ回路列803へのプリチャージ電圧の転送を効率良く行うことが可能となる。
【0121】
(第6の実施形態)
図11は、本発明の第6の実施形態による半導体記憶装置におけるDRAM機能ブロックのレイアウト構成を示す模式図である。なお、第3から第5の実施形態と同様の機能を有する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0122】
本実施形態が第3から第5の実施形態と異なるのは、DRAM機能ブロック1100内における、ビット線プリチャージ電圧発生装置801、センスアンプ列802、プリチャージ回路列803、およびメモリセルアレイブロック804の配置にある。
【0123】
本実施形態においては、複数のメモリセルアレイを有するDRAM機能ブロック1100内において、ビット線プリチャージ電圧発生装置801を、それぞれのメモリセルアレイブロック804のいずれか一辺であり、かつロウデコーダ805と隣り合った場所に配置している。これにより、ビット線プリチャージ電圧の発生に必要な制御信号を効率良くビット線プリチャージ電圧発生装置801に転送することが可能であり、さらにビット線プリチャージ電圧をプリチャージ回路列803に平行に配置した電源配線によってプリチャージ回路列803に供給することで、電源配線等の占める面積を削減することも可能となる。
【0124】
(第7の実施形態)
図12は、本発明の第7の実施形態による半導体記憶装置におけるDRAM機能ブロックのレイアウト構成を示す模式図である。なお、第3から第6の実施形態と同様の機能を有する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0125】
本実施形態が第3から第6の実施形態と異なるのは、DRAM機能ブロック1200内における、ビット線プリチャージ電圧発生装置801、センスアンプ列802、プリチャージ回路列803、およびメモリセルアレイブロック804の配置にある。
【0126】
本実施形態においては、複数のメモリセルアレイを有するDRAM機能ブロック1200内において、ビット線プリチャージ電圧発生装置801を、それぞれのメモリセルアレイブロック804のいずれか一辺であり、かつメモリセルアレイブロック804を挟んでロウデコーダ805と対向する場所に配置している。これにより、ビット線プリチャージ電圧をプリチャージ回路列803に平行に配置した電源配線を介してプリチャージ回路列803に供給することで、電源配線等の占める面積を削減することが可能となる。
【0127】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、従来のオペアンプおよびポンピング用キャパシタを含むビット線プリチャージ電圧発生装置のプリチャージ電圧ポンプ回路に、ポンピング用キャパシタに対して電荷を充放電するためのトランスファーゲートを設ける、あるいはポンピング用キャパシタを直接駆動する制御信号を供給することにより、ビット線のプリチャージ動作を所定の時間内に行い、同時にポンピング用キャパシタの容量面積を低減することも可能となり、半導体記憶装置の回路動作の高速化とレイアウト面積の縮小化を両立させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態による半導体記憶装置における回路ブロックおよびビット線プリチャージ電圧VBPの電源配線ネットを示す模式図
【図2】 図1に示すビット線プリチャージ電圧発生回路1504およびプリチャージ電圧ポンプ回路105の内部構成を示す回路図
【図3】 第1の実施形態による半導体記憶装置のビット線プリチャージ動作時における各部信号の電圧および電流を示すタイミングチャート
【図4】 本発明の第2の実施形態による半導体記憶装置における回路ブロックおよびビット線プリチャージ電圧VBPの電源配線ネットを示す模式図
【図5】 図4に示すビット線プリチャージ電圧発生回路1504およびプリチャージ電圧ポンプ回路405の内部構成を示す回路図
【図6】 第2の実施形態による半導体記憶装置のビット線プリチャージ動作時における各部信号の電圧および電流を示すタイミングチャート
【図7】 第1および第2の実施形態で用いられるMOSトランジスタの半導体構造を示す断面図
【図8】 本発明の第3の実施形態による半導体記憶装置におけるDRAM機能ブロックのレイアウト構成を示す模式図
【図9】 本発明の第4の実施形態による半導体記憶装置におけるDRAM機能ブロックのレイアウト構成を示す模式図
【図10】 本発明の第5の実施形態による半導体記憶装置におけるDRAM機能ブロックのレイアウト構成を示す模式図
【図11】 本発明の第6の実施形態による半導体記憶装置におけるDRAM機能ブロックのレイアウト構成を示す模式図
【図12】 本発明の第7の実施形態による半導体記憶装置におけるDRAM機能ブロックのレイアウト構成を示す模式図
【図13】 一般的なDRAM1300の構成を示す機能ブロック図
【図14】 図13に示すメモリセルアレイブロック1302の回路図
【図15】 従来の半導体記憶装置における回路ブロックおよびビット線プリチャージ電圧VBPの電源配線ネットの模式図
【図16】 図15に示すビット線プリチャージ電圧発生回路1504およびプリチャージ電圧ポンプ回路1505の内部構成を示す回路図
【図17】 図15に示す充放電制御回路の内部構成を示す回路図
【図18】 従来の半導体記憶装置のビット線プリチャージ動作時における各部信号の電圧および電流を示すタイミングチャート
【符号の説明】
101 電源ブロック
102 ビット線プリチャージ電圧発生装置
105 プリチャージ電圧ポンプ回路
NEQ ビット線プリチャージ開始信号(第1の制御信号)
VBP[0]〜VBP[n] ビット線プリチャージ電源配線
200 ポンピング用キャパシタ
201 第1のPチャネルトランジスタ(第1のスイッチ)
202 第2のPチャネルトランジスタ(第2のスイッチ)
203 第1のNチャネルトランジスタ(第2のスイッチ)
204 インバータ(制御回路)
205 バッファインバータ(制御回路)
206 第3のPチャネルトランジスタ(第3のスイッチ)
207 第2のNチャネルトランジスタ(第4のスイッチ)
VBPREF ビット線プリチャージ基準電圧
VOUT ビット線プリチャージ保持電圧
PEN ドライバーイネーブル信号
CPND1 第1の電荷蓄積ノード
CP1 第2の電荷蓄積ノード
AP、NAP、ACP トランスファゲート接続信号
401 電源ブロック
402 ビット線プリチャージ電圧発生装置
405 プリチャージ電圧ポンプ回路
500 ポンピング用キャパシタ
501 第1のPチャネルトランジスタ(第1のスイッチ)
502 第2のPチャネルトランジスタ(第2のスイッチ)
503 Nチャネルトランジスタ(第2のスイッチ)
504 インバータ(制御回路)
505 バッファインバータ(制御回路)
EXCP 第2の制御信号
CPND2 第1の電荷蓄積ノード
CP2 第2の電荷蓄積ノード
701 ゲート電極
702 NチャネルMOS領域におけるソースまたはドレイン
703 PチャネルMOS領域におけるソースまたはドレイン
704 NチャネルMOS領域における基板コンタクト
705 PチャネルMOS領域における基板コンタクト
706 第1のウェル領域
707 第2のウェル領域
708 第3のウェル領域
709 半導体基板
710 ゲート酸化膜
800、900、1000、1100、1200 DRAM機能ブロック
801 ビット線プリチャージ電圧発生装置
802 センスアンプ列
803 プリチャージ回路列
804 メモリセルアレイブロック
805 ロウデコーダ
1300 一般的なDRAM
1301 メモリセルアレイ
1302 メモリセルアレイブロック
1303 電源ブロック
1304 ロウデコーダ
1305 カラムデコーダ
1306 制御回路
1307 I/Oバッファ
CLK 外部クロック信号
NRAS ロウアドレスストローブ信号
NCAS カラムアドレスストローブ信号
NWE ライト制御信号
REF リフレッシュ制御信号
RAD ロウアドレス信号
CAD カラムアドレス信号
WEN ライトイネーブル信号
SE アクセスコントロール信号
DI データー入力信号
DO データー入力信号
VCP メモリセルプレート電圧
VBP ビット線プリチャージ電圧
BL[0]〜BL[n] ビット線
/BL[0]〜/BL[n] ビット線
1400 メモリセル
1401 センスアンプ
1402 プリチャージ回路
1403 アクセストランジスタ
1404 キャパシタ
1500 メモリセルアレイ
1501 電源ブロック
1502 ビット線プリチャージ電圧発生装置
1503 充放電制御回路
1504 ビット線プリチャージ電圧発生回路
1505 プリチャージ電圧ポンプ回路
1600 ポンピング用キャパシタ
1601 第1のPチャネルトランジスタ
1602 第2のPチャネルトランジスタ
1603 第1のNチャネルトランジスタ
1604 インバータ
1605 バッファインバータ
CPND 電荷蓄積ノード
1606 基準電圧発生回路
1607 オペアンプ
1608 Pチャネルトランジスタ
1701 第1の遅延素子
1702 第2の遅延素子
1703 インバータ
1704 NOR素子

Claims (26)

  1. 複数のメモリセルと、前記複数のメモリセルが接続されたビット線対と、第1の制御信号に応じて前記ビット線対を所定のプリチャージ電圧にプリチャージするための複数のプリチャージ回路と、前記複数のプリチャージ回路にプリチャージ用の電圧を供給するビット線プリチャージ電圧発生装置とを備え、前記ビット線対のイコライズ電圧と前記プリチャージ電圧が異なる半導体記憶装置であって、
    前記ビット線プリチャージ電圧発生装置は、
    前記プリチャージ電圧を発生して前記複数のプリチャージ回路に供給するプリチャージ電圧発生回路と、
    ポンピング用キャパシタと、前記ポンピング用キャパシタの第1の電極を第1の電源に接続する第1のスイッチと、前記第1の電極と前記プリチャージ電圧発生回路の出力ノードを接続する第2のスイッチと、前記ポンピング用キャパシタの第2の電極を前記第1の電源に接続する第3のスイッチと、前記第2の電極を第2の電源に接続する第4のスイッチと、前記第1、第2、第3および第4のスイッチのオン/オフを制御する制御回路からなるプリチャージ電圧ポンプ回路とを備え
    前記プリチャージ電圧ポンプ回路の前記制御回路は、プリチャージ開始から所定の遅延時間の経過後、一定時間だけ、前記第2のスイッチと前記第3のスイッチをオンするよう制御し、それ以外の時間は、前記第1のスイッチと前記第4のスイッチをオンするように制御することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記第1、第2、第3および第4のスイッチと前記ポンピング用キャパシタはMOSトランジスタで構成されることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記半導体記憶装置は複数のゲート酸化膜厚を有して成り、前記第1、第2、第3および第4のスイッチと前記ポンピング用キャパシタは厚膜のゲート酸化膜厚のMOSトランジスタで構成されることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 前記半導体記憶装置は複数のゲート酸化膜厚を有して成り、前記第1、第2、第3および第4のスイッチと前記ポンピング用キャパシタは薄膜のゲート酸化膜厚のMOSトランジスタで構成されることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  5. 複数のメモリセルと、前記複数のメモリセルが接続されたビット線対と、第1の制御信号に応じて前記ビット線対を所定のプリチャージ電圧にプリチャージするための複数のプリチャージ回路と、前記複数のプリチャージ回路にプリチャージ用の電圧を供給するビット線プリチャージ電圧発生装置とを備え、前記ビット線対のイコライズ電圧と前記プリチャージ電圧が異なる半導体記憶装置であって、
    前記ビット線プリチャージ電圧発生装置は、
    前記プリチャージ電圧を発生して前記複数のプリチャージ回路に供給するプリチャージ電圧発生回路と、
    ポンピング用キャパシタと、前記ポンピング用キャパシタの第1の電極を第1の電源に接続する第1のスイッチと、前記第1の電極と前記プリチャージ電圧発生回路の出力ノードを接続する第2のスイッチと、前記第1および第2のスイッチのオン/オフを制御する制御回路とを有し、前記ポンピング用キャパシタの第2の電極を第2の制御信号で駆動するプリチャージ電圧ポンプ回路とを備え
    前記プリチャージ電圧ポンプ回路の前記制御回路は、プリチャージ開始から所定の遅延時間の経過後、一定時間だけ、前記第1の制御信号により前記第2のスイッチをオンするように制御し、それ以外の時間は、前記第1のスイッチをオンするように制御し、前記第2の制御信号によって前記ポンピング用キャパシタの電荷が前記プリチャージ電圧発生回路の出力ノードに転送されるよう動作することを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 複数のメモリセルと、前記複数のメモリセルが接続されたビット線対と、第1の制御信号に応じて前記ビット線対を所定のプリチャージ電圧にプリチャージするための複数のプリチャージ回路と、前記複数のプリチャージ回路にプリチャージ用の電圧を供給するビット線プリチャージ電圧発生装置とを備え、前記ビット線対のイコライズ電圧と前記プリチャージ電圧が異なる半導体記憶装置であって、
    前記ビット線プリチャージ電圧発生装置は、
    前記プリチャージ電圧を発生して前記複数のプリチャージ回路に供給するプリチャージ電圧発生回路と、
    ポンピング用キャパシタと、前記ポンピング用キャパシタの第1の電極を第1の電源に接続する第1のスイッチと、前記第1の電極と前記プリチャージ電圧発生回路の出力ノードを接続する第2のスイッチと、前記第1および第2のスイッチのオン/オフを制御する制御回路とを有し、前記ポンピング用キャパシタの第2の電極を第2の制御信号で駆動するプリチャージ電圧ポンプ回路とを備え、
    前記プリチャージ電圧ポンプ回路の前記制御回路は、プリチャージ開始から所定の遅延時間の経過後、一定時間だけ前記第1の制御信号により前記第2のスイッチをオンするように制御し、それ以外の時間は、前記第1のスイッチをオンするように制御し、前記第2の制御信号によって前記ポンピング用キャパシタの電荷が前記プリチャージ電圧発生回路の出力ノードに転送されるよう動作し、
    前記第2の制御信号は、前記プリチャージ回路へのビット線プリチャージ開始信号である前記第1の制御信号のアクティブ期間内に立ち上がることを特徴とする半導体記憶装置。
  7. 複数のメモリセルと、前記複数のメモリセルが接続されたビット線対と、第1の制御信号に応じて前記ビット線対を所定のプリチャージ電圧にプリチャージするための複数のプリチャージ回路と、前記複数のプリチャージ回路にプリチャージ用の電圧を供給するビット線プリチャージ電圧発生装置とを備え、前記ビット線対のイコライズ電圧と前記プリチャージ電圧が異なる半導体記憶装置であって、
    前記ビット線プリチャージ電圧発生装置は、
    前記プリチャージ電圧を発生して前記複数のプリチャージ回路に供給するプリチャージ電圧発生回路と、
    ポンピング用キャパシタと、前記ポンピング用キャパシタの第1の電極を第1の電源に接続する第1のスイッチと、前記第1の電極と前記プリチャージ電圧発生回路の出力ノードを接続する第2のスイッチと、前記第1および第2のスイッチのオン/オフを制御する制御回路とを有し、前記ポンピング用キャパシタの第2の電極を第2の制御信号で駆動するプリチャージ電圧ポンプ回路とを備え、
    前記プリチャージ電圧ポンプ回路の前記制御回路は、プリチャージ開始から所定の遅延時間の経過後、一定時間だけ前記第1の制御信号により前記第2のスイッチをオンするように制御し、それ以外の時間は、前記第1のスイッチをオンするように制御し、前記第2の制御信号によって前記ポンピング用キャパシタの電荷が前記プリチャージ電圧発生回路の出力ノードに転送されるよう動作し、
    前記第2の制御信号は、プリチャージ開始から前記遅延時間の経過後、前記第1の制御信号の遷移時間より長い時間をかけて立ち上がることを特徴とする半導体記憶装置。
  8. 前記第1の制御信号は、前記プリチャージ回路へのビット線プリチャージ開始信号であることを特徴とする請求項1または記載の半導体記憶装置。
  9. 前記第1の制御信号が前記第2制御信号を兼用することを特徴とする請求項記載の半導体記憶装置。
  10. 前記第1および第2のスイッチと前記ポンピング用キャパシタはMOSトランジスタで構成されることを特徴とする請求項5から7のいずれか一項記載の半導体記憶装置。
  11. 前記半導体記憶装置は複数のゲート酸化膜厚を有して成り、前記第1および第2のスイッチと前記ポンピング用キャパシタは厚膜のゲート酸化膜厚のMOSトランジスタで構成されることを特徴とする請求項5から7のいずれか一項記載の半導体記憶装置。
  12. 前記半導体記憶装置は複数のゲート酸化膜厚を有して成り、前記第1および第2のスイッチと前記ポンピング用キャパシタは薄膜のゲート酸化膜厚のMOSトランジスタで構成されることを特徴とする請求項5から7のいずれか一項記載の半導体記憶装置。
  13. 前記半導体記憶装置は、NチャネルMOSトランジスタの第1のウェル領域とPチャネルMOSトランジスタの第2のウェル領域を有して成り、前記ポンピング用キャパシタを構成するMOSトランジスタは、前記第2のウェル領域のトランジスタで構成されることを特徴とする請求項1、または5から7のいずれか一項記載の半導体記憶装置。
  14. 前記半導体記憶装置は、NチャネルMOSトランジスタの第1のウェル領域と、PチャネルMOSトランジスタの第2のウェル領域と、NチャネルMOSトランジスタの第3のウェル領域のトリプルウェル領域を有して成り、前記ポンピング用キャパシタを構成するMOSトランジスタは、前記第3のウェル領域のトランジスタで構成されることを特徴とする請求項1、または5から7のいずれか一項記載の半導体記憶装置。
  15. 前記ポンピング用キャパシタの前記第1の電極がMOSトランジスタのゲート電極で構成され、前記第2の電極がMOSトランジスタのソースとドレインと基板とを接続して構成されたことを特徴とする請求項1、または5から7のいずれか一項記載の半導体記憶装置。
  16. 前記ポンピング用キャパシタの前記第1の電極がMOSトランジスタのソースとドレインと基板とを接続して構成され、前記第2の電極がMOSトランジスタのゲート電極で構成されたことを特徴とする請求項1、または5から7のいずれか一項記載の半導体記憶装置。
  17. 前記ポンピング用キャパシタは、前記半導体記憶装置内の複数の配線層を電極とし、配線間に形成される静電容量でキャパシタを構成することを特徴とする請求項1、または5から7のいずれか一項記載の半導体記憶装置。
  18. 前記複数のメモリセルは、個別に活性化できる複数のメモリセルアレーブロックに構成され、前記プリチャージ電圧ポンプ回路は、それぞれのメモリーセルアレーブロックに対をなして配置されることを特徴とする請求項1、または5から7のいずれか一項記載の半導体記憶装置。
  19. 前記複数のメモリセルは、個別に活性化できる複数のメモリセルアレーブロックに構成され、前記プリチャージ電圧ポンプ回路は、それぞれのメモリーセルアレーブロックに対をなして配置され、それぞれのメモリーセルアレーブロックの非プリチャージ状態からプリチャージ状態への移行に応じて動作することを特徴とする請求項1、または5から7のいずれか一項記載の半導体記憶装置。
  20. 前記複数のメモリセルは、個別に活性化できる複数のメモリセルアレーブロックに構成され、前記プリチャージ電圧ポンプ回路は、それぞれのメモリーセルアレーブロックに対をなして配置され、前記メモリーセルアレーブロック内のプリチャージ回路へのプリチャージ開始信号に基づいて動作することを特徴とする請求項1、または5から7のいずれか一項記載の半導体記憶装置。
  21. 前記ビット線プリチャージ電圧発生装置は、前記メモリーセルアレーブロックのいずれか一辺で、センスアンプ列と平行に配置されることを特徴とする請求項18記載の半導体記憶装置。
  22. 前記ビット線プリチャージ電圧発生装置は、前記メモリーセルアレーブロックのいずれか一辺で、前記プリチャージ回路列の隣に配置されることを特徴とする請求項18記載の半導体記憶装置。
  23. 前記ビット線プリチャージ電圧発生装置は、前記メモリーセルアレーブロックのいずれか一辺で、ロウデコーダブロック内、あるいはロウデコーダ列と平行に配置されることを特徴とする請求項18記載の半導体記憶装置。
  24. 前記ビット線プリチャージ電圧発生装置は、前記メモリーセルアレーブロックのいずれか一辺で、前記メモリーセルアレーブロックを挟んでロウデコーダブロックと対向する辺に配置されることを特徴とする請求項18記載の半導体記憶装置。
  25. 前記第2の制御信号の電圧振幅は、前記複数のメモリセルに接続されたワード線の電圧振幅とほぼ同じであることを特徴とする請求項5から7のいずれか一項記載の半導体記憶装置。
  26. 請求項5から7のいずれか一項記載の半導体記憶装置と論理回路装置とが混載された半導体装置であって、
    前記第2の制御信号の電圧振幅は、前記論理回路装置における信号の電圧振幅とほぼ同じであることを特徴とする半導体装置。
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