JP4119353B2 - クローポール型モータの巻線引き出し構造 - Google Patents

クローポール型モータの巻線引き出し構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4119353B2
JP4119353B2 JP2003401469A JP2003401469A JP4119353B2 JP 4119353 B2 JP4119353 B2 JP 4119353B2 JP 2003401469 A JP2003401469 A JP 2003401469A JP 2003401469 A JP2003401469 A JP 2003401469A JP 4119353 B2 JP4119353 B2 JP 4119353B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
phase
outlet
teeth
return path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003401469A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005168123A (ja
Inventor
茂 田嶋
新 青木
信幸 今井
博幸 菊地
正広 関
忠伸 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2003401469A priority Critical patent/JP4119353B2/ja
Publication of JP2005168123A publication Critical patent/JP2005168123A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4119353B2 publication Critical patent/JP4119353B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Description

本発明は、円周方向に所定間隔で配置された複数のティースを環状のリターンパスの内周面から径方向内向きに突出させたステータリングを軸線方向に複数個積層し、隣接するステータリング間に形成された複数の環状スロットにそれぞれ巻線を収納したクローポール型モータのステータに関し、特にその巻線引き出し構造に関する。
下記特許文献1に記載されたクローポール型モータのステータは、U相、V相およびW相の各相に対応して3個の単位ステータを備えており、各々の単位ステータは軸線方向に離間した2個のティースと、それらのティースを径方向外端で接続するリターンパスとを有して断面コ字状に形成されている。そして断面コ字状の単位ステータの内部に収納した環状の巻線に通電して独立した磁路を構成することで、その2個のティースの径方向内端にロータに対向するように突設した極性の異なる2種類の突起を磁化するようになっている。
ところで上記従来のものは、U相、V相およびW相の3個の単位ステータを軸線方向に積み重ねてステータを構成しているが、各々の単位ステータが、その内部に巻線を収納する環状スロットを備え、かつ2個のティースおよび2種類の突起を備えているために軸線方向の厚さが厚くなり、それらの単位ステータを3個積み重ねたステータの軸線方向の寸法が大型化する問題があった。
そこで本出願人は、軸線方向に複数のティースを並置し、隣接するティース間に形成された環状スロットに巻線を収納し、各ティースの径方向内端に軸線方向に延びてロータの外周面に対向する突起を設けたクローポール型モータを、特願2003−158898号により既に提案している。
特開平7−227075号公報
ところで、上記特願2003−158898号で提案されたクローポール型モータは、軸線方向に隣接するティース間に形成された環状スロットに収納した巻線から延びる引出線を、ティースの外周部を環状に取り囲むリターンパスに形成した巻線引出口を通して外部に引き出す必要があるが、リターンパスは軸線方向に隣接するティース間を接続する磁路を構成する部材であるため、そこに巻線引出口を形成すると磁路の断面積が減少して磁束が流れ難くなり、モータ出力が低下する原因となる可能性がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、クローポール型モータの巻線を外部に引き出すための巻線引出口をステータリングのリターンパスに形成する際に、巻線引出口が磁束の流れをできるだけ阻害しないようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、円周方向に所定間隔で配置された複数のティースを環状のリターンパスの内周面から径方向内向きに突出させたステータリングを軸線方向に複数個積層し、隣接するステータリング間に形成された複数の環状スロットにそれぞれ巻線を収納し、各巻線の両端から延びる引出線を前記各環状スロット毎にリターンパスに形成されて相互に円周方向にずれた巻線引出口から外部に引き出すクローポール型モータの巻線引き出し構造であって、前記巻線引出口、リターンパスにおける環状スロットの径方向外側に臨む領域であって、環状スロットの軸線方向の両端を規定する2本の平行線と、円周方向に隣接するティースに挟まれた領域を規定する第1、第2の傾斜線とによって囲まれ、かつ前記領域の外側に存在する台形状の範囲の内側に形成されることを特徴とするクローポール型モータの巻線引き出し構造が提案される
また請求項に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記巻線引出口は隣接するステータリングの合わせ面に開口することを特徴とするクローポール型モータの巻線引き出し構造が提案される。
尚、実施例のU相、V相およびW相のステータリング31,32,33は本発明のステータリングに対応し、実施例のU相巻線34、V相巻線35A,35B,35C,35DおよびW相巻線36は本発明の巻線に対応、実施例の第1巻線引出口42および第2巻線引出口43は本発明の巻線引出口に対応する。
請求項1の構成によれば、軸線方向に積層したステータリング間に形成した環状スロットに収納した巻線の引出線を外部に引き出すべく、ステータリングのリターンパスに形成した巻線引出口を、リターンパスにおける環状スロットの径方向外側に臨む領域であって、かつ円周方向に隣接するティースに挟まれた領域を外れた領域に形成したので、環状スロットからの引出線の引き出しを容易にしながら、隣接するティース間の磁束の流れが巻線引出口により阻害され難くしてモータの出力低下を最小限に抑えることができる。また各環状スロット毎に設けられた巻線引出口が相互に円周方向にずれているので、各巻線引出口から引き出した引出線を結線するスペースを容易に確保することができる。しかも環状スロットの軸線方向の両端を規定する2本の平行線と、円周方向に隣接するティースに挟まれた領域を規定する第1、第2の傾斜線とによって囲まれ、かつ前記領域の外側に存在する台形状の範囲の内側に巻線引出口が形成されるので、環状スロットの幅内から軸線方向にはみ出すことなく、かつリターンパスの磁束の流れを阻害することなく、巻線引出口の開口面積を最大限に拡大することができる。
請求項の構成によれば、巻線引出口を隣接するステータリングの合わせ面に開口させたので、その巻線引出口の加工が容易になる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図9は本発明の一実施例を示すもので、図1はクローポール型モータを備えたハイブリッド車両のパワーユニットを示す図、図2は図1の2−2線拡大断面図、図3は図2の3−3線断面図(図6の3−3線断面図)、図4は図2の4−4線断面図(図6の4−4線断面図)、図5は図2の5−5線断面図(図6の5−5線断面図)、図6は図2の6−6線矢視図、図7はステータの一部破断斜視図、図8はステータの分解斜視図、図9は6個の巻線の結線図である、
図1に示すように、ハイブリッド車両のパワーユニットは、エンジンEおよびトランスミッションT間に配置されたクローポール型のモータMを備える。エンジンEのシリンダブロック11およびクランクケース12の右側面にモータケース13、トルクコンバータケース14およびミッションケース15が結合されており、シリンダブロック11およびクランクケース12間に支持されたクランクシャフト16の軸端にモータMのロータ17が固定される。ロータ17の外周に固定した複数の永久磁石18…に環状のステータ19が所定のエアギャップを介して対向しており、ステータ19を支持するステータホルダ20がシリンダブロック11およびクランクケース12とモータケース13との割り面に挟まれて固定される。
トルクコンバータケース14に収納されたトルクコンバータ21は、タービンランナー22とポンプインペラ23とを備えており、タービンランナー22に結合されてポンプインペラ23を覆うサイドカバー24がドライブプレート25を介してモータMのロータ17に接続される。トルクコンバータ14のポンプインペラ23は、ミッションケース15に支持されたメインシャフト26の左端に結合される。
次に、図2〜図9を参照して三相交流で作動するモータMのステータ19の構造を説明する。
図8から明らかなように、ステータ19は圧粉材で一体成形されたU相ステータリング31、V相ステータリング32およびW相ステータリング33と、1個のU相巻線34と、4個のV相巻線35A,35B,35C,35Dと、1個のW相巻線36とを備える。U相ステータリング31、V相ステータリング32およびW相ステータリング33は軸線L方向に重ね合わされる。
図3、図7および図8から明らかなように、U相ステータリング31は、環状に形成されたリターンパス31aと、このリターンパス31aの周方向等間隔位置から径方向内向きに延びる9個のティース31b…と、これらのティース31b…の径方向内端から更に径方向内向きに延びる9個の突起31c…とを備える。そして各々の突起31cの径方向内端は、L字状に屈曲して径方向の高さが基端側から先端側に向かってテーパー状に減少しながら軸線L方向片側に延びている。ティース31bは巻線34,35A,35B,35C,35D,36の径方向の高さに対応する部分であり、それよりも径方向内側の部分は突起31cとなる。
図4、図7および図8から明らかなように、V相ステータリング32は、環状に形成されたリターンパス32aと、このリターンパス32aの周方向等間隔位置から径方向内向きに延びる9個のティース32b…と、これらのティース32b…の径方向内端から更に径方向内向きに延びる9個の突起32c…とを備える。そして各々の突起32cの径方向内端は、T字状に屈曲して径方向の高さが基端側から先端側に向かってテーパー状に減少しながら軸線L方向両側に延びている。ティース32bは巻線34,35A,35B,35C,35D,36の径方向の高さに対応する部分であり、それよりも径方向内側の部分は突起32cとなる。
図5、図7および図8から明らかなように、W相ステータリング33はV相ステータリング32に関してU相ステータリング31と鏡面対称な部材であり、かつ裏返すことでU相ステータリング31と互換可能な同一形状を有している。W相ステータリング33の各部の符号は、U相ステータリング31の各部の符号の「31」を「33」に変更したものである。
本実施例のモータMは三相交流で作動するものであり、U相、V相およびW相の突起31c…,32c…,33c…は電気角で360°/3=120°ずつ周方向にずれて配置される。それに対してロータ17の各永久磁石18はU相、V相およびW相の突起31c…,32c…,33c…に対して共用されていて同一位相の磁束を発生する。これにより各相の突起31c…,32c…,33c…はロータ17に均一なトルクを発生させることができる。
図7から明らかなように、ステータ19の内周面に沿って順番に配置されるU相の9個の突起31c…、V相の9個の突起32c…およびW相の9個の突起33c…の軸線L方向の幅は、ロータ17の永久磁石18…の軸線L方向の幅に略等しくなっており、ステータ19およびロータ17間の鎖交磁束を最大限に増加させてロータ17の出力トルクを増加させることができる。しかも各永久磁石18はU相、V相およびW相の突起31c…,32c…,33c…に対して共用されるので、各相の突起31c…,32c…,33c…に対応して永久磁石18…を軸線L方向に分割する必要をなくし、永久磁石18…の個数を削減することができる。
図3、図7および図8から明らかなように、U相ステータリング31のティース31b…とV相ステータリング32のティース32b…との間に環状スロット37が形成されており、この環状スロット37に予め巻回されたU相巻線34と2個のV相巻線35A,35Bとが収納される。またW相ステータリング33のティース33b…とV相ステータリング32のティース32b…との間に環状スロット38が形成されており、この環状スロット38に予め巻回されたW相巻線36と2個のV相巻線35C,35Dとが収納される。
即ち、実施例の3相のモータMでは、環状スロット37,38の数は相数の3から1を減算した2個であり、一方の環状スロット37には1相目(U相)および2相目(V相)の巻線34,35A,35Bが収納され、他方の環状スロット38には2相目(V相)および3相目(W相)の巻線35C,35D,36が収納されることになる。各々の巻線34,35A,35B,35C,35D,36は長方形断面の平角線を導線とするもので、径方向に6層に巻回され、軸線L方向に1層に巻回される。
このように、U相ステータリング31のティース31b…とV相ステータリング32のティース32b…とでU相巻線34および2個のV相巻線35A,35Bを挟んで固定し、かつW相ステータリング33のティース33b…とV相ステータリング32のティース32b…とでW相巻線36および2個のV相巻線35C,35Dとを挟んで固定したので、各巻線34,35A,35B,35C,35D,36を固定するための特別の固定部材が不要になる。しかも各巻線34,35A,35B,35C,35D,36は環状スロット37,38の内部に収納されて外部部品と干渉する虞がないため、外部部品の寸法管理が容易になる。
図9の結線図から明らかなように、環状スロット37のV相巻線35Aと環状スロット38のV相巻線35Cとは直列に接続され、環状スロット37のV相巻線35Bと環状スロット38のV相巻線35Dとは直列に接続され、かつ直列に接続された2個のV相巻線35A,35Cと、直列に接続された2個のV相巻線35B,35Dとは並列に接続される。環状スロット37に収納されたU相巻線34および2個のV相巻線35A,35Bの起磁力の方向は逆になるように設定され、かつ環状スロット38に収納されたW相巻線36および2個のV相巻線35C,35Dの起磁力の方向は逆になるように設定され、更に環状スロット37に収納された2個のV相巻線35A,35Bの起磁力の方向と、環状スロット38に収納された2個のV相巻線35C,35Dの起磁力の方向とは逆になるように設定される。つまり、軸線L方向に順次配列された4組の巻線「34」、「35A,35B」、「35C,35D」、「36」の起磁力の方向は交互に反転するように設定される。
そしてスター結線されたU相巻線34、V相巻線35A,35B,35C,35DおよびW相巻線36の端子41U,41V,41Wに三相交流電流を供給することで、ステータ19の内周面に順番に配置されたU相の突起31c…、V相の突起32c…およびW相の突起33c…に回転磁界を形成し、永久磁石18…との間に発生する電磁力でロータ17を回転駆動することができる。
図8および図9に示すように、U相巻線34の両端に引出線a,bが突出し、V相巻線35Aの両端に引出線c,dが突出し、V相巻線35Bの両端に引出線e,fが突出し、V相巻線35Cの両端に引出線g,hが突出し、V相巻線35Dの両端に引出線i,jが突出し、W相巻線36の両端に引出線k,mが突出する。
U相巻線34の引出線bはV相ステータリング32に形成した第1巻線引出口42から引き出されて端子41Uに結線され、V相巻線35A,35Bの引出線d,fは第1巻線引出口42から引き出されて端子41Vに結線され、W相巻線36の引出線mはV相ステータリング32に形成した第2巻線引出口43から引き出されて端子41Wに結線される。U相巻線34の引出線aは第1巻線引出口42から引き出され、V相巻線35C,35Dの引出線g,iは第2巻線引出口43から引き出され、W相巻線36の引出線kは第2巻線引出口43から引き出され、それら4本の引出線a,g,i,kは中性点44で結線される。
第1巻線引出口42から引き出されたV相巻線35Aの引出線cと、第2巻線引出口43から引き出されたV相巻線35Cの引出線hとは、第1中継点45で結線され、また第1巻線引出口42から引き出されたV相巻線35Bの引出線eと、第2巻線引出口43から引き出されたV相巻線35Dの引出線jとは、第2中継点46で結線される。
このように、合計12本の引出線a〜mは第1巻線引出口42および第2巻線引出口43からステータ19の外部に引き出され、そこで端子41U,41V,41Wに、あるいは相互に結線される。尚、ステータ19の外周面はステータホルダ20によって覆われているため、ステータホルダ20にも第1巻線引出口42および第2巻線引出口43よりも若干大きい矩形状の第1巻線引出口42′および第2巻線引出口43′が形成される(図6参照)。
次に、図6に基づいて第1巻線引出口42および第2巻線引出口43の位置および形状について説明する。
第1巻線引出口42および第2巻線引出口43は、V相ステータリング32のリターンパス32aの軸線L方向の両端部に形成される。より具体的には、第1巻線引出口42はV相ステータリング32のリターンパス32aがU相ステータリング31のリターンパス31aに接する割り面に開口するように形成され、第2巻線引出口43はV相ステータリング32のリターンパス32aがW相ステータリング33のリターンパス33aに接する割り面に開口するように形成される。このとき、第1巻線引出口42および第2巻線引出口43の軸線L方向両端を規定する平行線E1,E2は、環状スロット37,38の軸線L方向両端の縁に一致している。このように第1巻線引出口42および第2巻線引出口43をV相ステータリング32のリターンパス32aの割り面に開口させたことにより、その加工が容易になる。
図6における平行な鎖線は、U相ステータリング31のティース31b、V相ステータリング32のティース32bおよびW相ステータリング33のティース33bのうち、ステータ19の円周方向に隣接するものに挟まれた領域の境界を示している。そして第1巻線引出口42および第2巻線引出口43の円周方向両端を規定する第1、第2の傾斜線E3,E4は前記平行な鎖線により区画される。つまり第1巻線引出口42および第2巻線引出口43の軸線L方向両端を規定する平行線E1,E2は、環状スロット37,38の軸線L方向両端の縁により区画され、かつ円周方向両端を規定する第1、第2の傾斜線E3,E4は、円周方向に隣接するティース32b,33b,34bにより挟まれた領域の縁により区画される。その結果、第1巻線引出口42および第2巻線引出口43の形状は共に平行線E1,E2および第1、第2の傾斜線E3,E4に囲まれた台形状となる。
第1巻線引出口42および第2巻線引出口43の位置を上述のように設定したことにより、次のような作用効果を達成することができる。即ち、U相ステータリング31、V相ステータリング32およびW相ステータリング33のティース32b,33b,34bを接続するリターンパス31a,32a,33aを磁束が流れるとき、最も多くの磁束が流れるのは円周方向に隣接するティース32b,33b,34bに挟まれた領域(平行な鎖線で囲まれた領域)であり、この領域を外れた位置に第1巻線引出口42および第2巻線引出口43を形成することで、第1巻線引出口42および第2巻線引出口43により磁束の流れが阻害されるのを最小限に抑えてモータMの出力低下を防止することができる。
また第1巻線引出口42および第2巻線引出口43の軸線L方向の縁(つまり平行線E1,E2)を環状スロット37,38の軸線L方向両端の縁に一致させたことで、環状スロット37,38に収納されたU相巻線34、V相巻線35A,35B,35C,35DおよびW相巻線36を外部に最短距離で容易に引き出すことができる。また第1巻線引出口42および第2巻線引出口43は円周方向にずれて配置されるため、それらから引き出された引出線a〜mを結線するスペースを容易に確保することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施例では3相のクローポール型のモータMを例示したが、本発明は4相以上のクローポール型のモータに対しても適用することができる。
また実施例では第1巻線引出口42および第2巻線引出口43の2個の巻線引出口を形成しているが、巻線引出口の個数は1個あるいは3個以上であっても良い。
また実施例では第1巻線引出口42および第2巻線引出口43の形状を最大限に大きい台形状としているが、その台形状の領域の内部に任意の大きさ、任意の形状、任意の個数の巻線引出口を形成して良い。
また実施例ではクローポール型のモータMをハイブリッド車両の走行用モータとして使用しているが、その用途は任意である。
また実施例では各相のステータリング31,32,33をそれぞれ一体成形しているが、必要に応じてリターンパス31a,32a,33a、ティース31b…,32b…,33b…および突起31c…,32c…,33c…を分割して構成すれば、それらの設計自由度を高めることができる。
クローポール型モータを備えたハイブリッド車両のパワーユニットを示す図 図1の2−2線拡大断面図 図2の3−3線断面図(図6の3−3線断面図) 図2の4−4線断面図(図6の4−4線断面図) 図2の5−5線断面図(図6の5−5線断面図) 図2の6−6線矢視図 ステータの一部破断斜視図 ステータの分解斜視図 6個の巻線の結線図
符号の説明
31 U相ステータリング(ステータリング)
31a リターンパス
31b ティース
32 V相ステータリング(ステータリング)
32a リターンパス
32b ティース
33 W相ステータリング(ステータリング)
33a リターンパス
33b ティース
34 U相巻線(巻線)
35A V相巻線(巻線)
35B V相巻線(巻線)
35C V相巻線(巻線)
35D V相巻線(巻線)
36 W相巻線(巻線)
37 環状スロット
38 環状スロット
42 第1巻線引出口(巻線引出口)
43 第2巻線引出口(巻線引出口)
E1 平行線
E2 平行線
E3 第1の傾斜線
E4 第2の傾斜線
L 軸線

Claims (2)

  1. 円周方向に所定間隔で配置された複数のティースを環状のリターンパスの内周面から径方向内向きに突出させたステータリングを軸線方向に複数個積層し、隣接するステータリング間に形成された複数の環状スロットにそれぞれ巻線を収納し、各巻線の両端から延びる引出線を前記各環状スロット毎にリターンパスに形成されて相互に円周方向にずれた巻線引出口から外部に引き出すクローポール型モータの巻線引き出し構造であって、
    前記巻線引出口、リターンパスにおける環状スロットの径方向外側に臨む領域であって、環状スロットの軸線方向の両端を規定する2本の平行線と、円周方向に隣接するティースに挟まれた領域を規定する第1、第2の傾斜線とによって囲まれ、かつ前記領域の外側に存在する台形状の範囲の内側に形成されることを特徴とするクローポール型モータの巻線引き出し構造
  2. 前記巻線引出口は隣接するステータリングの合わせ面に開口することを特徴とする、請求項1に記載のクローポール型モータの巻線引き出し構造。
JP2003401469A 2003-12-01 2003-12-01 クローポール型モータの巻線引き出し構造 Expired - Fee Related JP4119353B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003401469A JP4119353B2 (ja) 2003-12-01 2003-12-01 クローポール型モータの巻線引き出し構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003401469A JP4119353B2 (ja) 2003-12-01 2003-12-01 クローポール型モータの巻線引き出し構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005168123A JP2005168123A (ja) 2005-06-23
JP4119353B2 true JP4119353B2 (ja) 2008-07-16

Family

ID=34725390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003401469A Expired - Fee Related JP4119353B2 (ja) 2003-12-01 2003-12-01 クローポール型モータの巻線引き出し構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4119353B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007181303A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd モータ
JP2007185021A (ja) * 2006-01-05 2007-07-19 Japan Servo Co Ltd 変速機構付回転電機及びこれを用いた駆動装置
JP4883327B2 (ja) * 2007-01-18 2012-02-22 株式会社安川電機 ギャップワインディング形モータ
JP4483919B2 (ja) * 2007-09-20 2010-06-16 パナソニック電工株式会社 クローポール型モータおよびポンプ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005168123A (ja) 2005-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2535716C (en) Claw-pole motor stator
JP3944140B2 (ja) クローポール型モータのステータ
US7408281B2 (en) Stator and brushless motor
JP6044382B2 (ja) マルチギャップ型回転電機
EP3355446B1 (en) Rotary electric machine
JP6540038B2 (ja) アウターロータ型回転電機
JP6048191B2 (ja) マルチギャップ型回転電機
JP2006296104A (ja) モータのステータ構造
US6989622B1 (en) Alternator having claw-pole rotor
JP2006296033A (ja) ブラシレスモータ
US20220263356A1 (en) Motor
JP4119353B2 (ja) クローポール型モータの巻線引き出し構造
US6236133B1 (en) Three-phase brushless motor
JP6003028B2 (ja) 回転電機
JP2011087382A (ja) モータ
JP2010011689A (ja) 回転電機、積層回転電機、電動ポンプおよび単相電動機
JP4119343B2 (ja) クローポール型モータのステータ
JP4234030B2 (ja) クローポール型モータのステータ集合体
JP4078279B2 (ja) クローポール型モータ
JP2009095070A (ja) 回転電動機
JP4206322B2 (ja) 3相ブラシレスモータ
JP4119342B2 (ja) クローポール型モータのステータ
JP2005218287A (ja) クローポール型モータのステータ
EP1249920A2 (en) Stator for rotary electric machine
JP2005218286A (ja) クローポール型モータのステータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070718

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071031

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080409

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080424

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110502

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110502

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees