JP4119221B2 - 屋外設置型機器の筐体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、通信機器などを屋外に設置する際に使用するキャビネット(筐体)の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、屋外に設置する通信機器等を防護するために金属製の筐体が使用されている。この筐体は、正面扉が支持された正面枠体、背面扉が支持された背面枠体、天板、左側板、右側板、底板から成り、正面扉及び背面扉を除いて、これらの各部材同士は、溶接によって一体に接続されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、各部材を溶接により接続して形成された筐体は、溶接を行うことにより生じる歪みにより筐体の寸法にくるいが生じ、筐体の寸法精度の低下を招く。この様な寸法の低下は、筐体の変形となり、通信機器等を設置する作業を妨げる可能性がある。また製造上において、筐体に歪みが生じた場合、それらを修正するのは困難な場合がある。
【0004】
この発明はこれらの点に鑑みて為されたもので、筐体の寸法精度の低下を招く溶接による接続ではなく、リベットやねじ等の締結具により接続して形成した筐体を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、正面扉が支持された正面枠体、背面扉が支持された背面枠体、天板、左側板、右側板及び底板から成る、屋外設置型機器の筐体において、上記正面枠体及び背面枠体は、四角形の板体の一方の平面の全周端縁に後方へ向けて立ち上げ縁を設け、当該立ち上げ縁の先端に前記板体と略平行な内向きフランジを設け、当該立ち上げ縁に囲まれた面を、上記立ち上げ縁から一定幅を残して開口させ、この開口端全周に上記立ち上げ縁と反対向きの立ち上げ縁を設けて成り、上記正面扉、背面扉、天板、底板は、四角形の板体の一方の平面の全周端縁に立ち上げ縁を設けて成り、上記底板は、天板より一回り小さく設け、上記左側板及び右側板は、四角形の板体の一方の平面の全周端縁に立ち上げ縁を設け、当該左側板及び右側板の底部に設けた各立ち上げ縁の先端に左側板及び右側板と略平行な内向きフランジを夫々設ける。
【0006】
また、上記筐体を形成の際、上記正面枠体と背面枠体とを上記各内向きフランジを対向させて一定間隔をあけて立設し、これらの正面枠体と背面枠体の間に上記左側板及び右側板を嵌め入れ、上記正面枠体の内向きフランジと、上記左側板及び右側板の各立ち上げ縁とを重ねて、これらを締結具により締め付け、上記背面枠体の内向きフランジと、上記左側板及び右側板の各立ち上げ縁とを重ねて、これらを締結具により締め付け、上記天板は上記立設した正面枠体、背面枠体、左側板及び右側板に被冠する構成とし、底板は上記立設した正面枠体、背面枠体、左側板及び右側板の間に嵌め入れられる構成とし、上記左側板の内向きフランジ及び上記右側板の内向きフランジと上記底板の立ち上げ縁とを重ねてこれらを締結具により締め付けて形成した屋外設置型機器の筐体とした。
【0007】
請求項2の発明は、上記各部材を締結具により締付けて筐体を形成する際、各部材の当接面に沿って、定型シーリング材を挟んで締付けて防水構造とした上記請求項1に記載の屋外設置型機器の筐体とした。
【0008】
請求項3の発明は、上記各部材を締結具により締付けて筐体を形成する際、各部材の当接面に沿って、定型シーリング材及び導電体を挟んで締付けて防水構造とし、さらに各部材間の電気的導通を図った上記請求項2に記載の屋外設置型機器の筐体とした。
【0009】
【実施の形態】
以下この発明の実施の形態例を図に基づいて説明する。
この実施の形態例の屋外設置型機器の筐体Aは、図1に示すように、正面扉3(図1では図示省略)が支持された正面枠体1、背面扉4(図1では図示省略)が支持された背面枠体2、天板5、左側板6、右側板7、底板8から成る。
【0010】
正面枠体1の構造としては、図2乃至図5に示すように、長方形の板体の裏面の平面上の全周端縁に立ち上げ縁1aを設け、この立ち上げ縁1aの全ての先端に一定幅の内向きフランジ部1bを設けており、また表面側の一定幅の開口端1fを隔てて内側の部位を周囲の形状に沿って、当該箇所に上記立ち上げ縁1aとは反対向きの立ち上げ縁1cを設け、この立ち上げ縁1の全ての先端縁に外向き一定幅の折り返し縁1dを設けており、この立ち上げ縁1cに囲まれた面を打ち抜いて開口部1eとして設けたものである。この正面枠体1の表面右側部の立ち上げ縁1a(図11参照)にヒンジにより回動自在に正面扉3を設けている。
【0011】
図6に示すように、背面枠体2もおよそ同様の構造で、立ち上げ縁2a(図示省略)、内向きフランジ部2b(図示省略)、立ち上げ縁2c(図示省略)、折り返し縁2d、開口部2e及び開口端2fを設けているが、背面扉4は回動自在に設けられるものではない。また組立てられた筐体の背面から、筐体内部に設置された通信機器から延びるケーブルなどを外部に出すためのケーブル排出口2gなどを背面枠体2の下部に設けている。背面扉4は、その分背面枠体2において高い位置に設けられており、正面扉3より小さくなっている。
【0012】
図7に示すように、左側板6は、正面枠体1より幅が狭い、長方形の板体であって、その板体の裏面の平面の全周端縁に立ち上げ縁6aを設けている。また左側板6の底部に設けた立ち上げ縁6aの先端に内向きフランジ部6bを設けて成る。右側板7についても、左側板6と左右対称で同一の構成となっている。
【0013】
正面扉3は、正面枠体1とほぼ同大の長方形の板体であって、その板体の裏面平面の全周端縁に立ち上げ縁3aを設けている(図10及び図11参照)。上記正面枠体1の開口端1f、立ち上げ縁1cには、正面扉3が覆う形で取り付けられる。正面枠体1の折り返し縁1dは、開口部1eを正面扉3により閉じた際の気密性を高める為に設けている。また正面扉3の表面には、正面扉3を覆う遮光カバー3bが被せられている。この遮光カバー3bは、断面細長略台形状で両側の斜面には横長の細孔を上下方向に多数設けている。
背面扉4は、正面扉3とほぼ同様の構成であり、立ち上げ縁4a、遮光カバー4bを設けている。
【0014】
天板5及び底板8は、正面枠体1、左側板6、正面扉3などより小さな、長方形の板体であって、その板体の一方(天板5の場合は下面、底板8の場合は、上面)の平面の全周端縁に立ち上げ縁5a,8aを設けて成り(図1、図8及び図10参照)、底板8は、天板5より一回り小さく設けている。また天板5の上面の四隅には、組立てられた筐体を吊り上げる際の吊ボルト13を着脱自在に夫々設けている。
【0015】
さらに上記正面枠体1及び背面枠体2の各立ち上げ縁1a,2a、各内向きフランジ部1b,2bの大きさと、左側板6、右側板7及び底板8の各立ち上げ縁6a,7a,8aと内向きフランジ部6b,7bの大きさを夫々略同じに形成している。
【0016】
次に各部材を組立てて接続する。正面枠体1と背面枠体2を、立ち上げ縁1c,2cを設けた表面側を夫々外側にして、底板8のおおよそ前後の幅の間隔を空けて相対向させて立設し、立設した正面枠体1と背面枠体2の間に左側板6、右側板7を嵌め入れる。
【0017】
この時、前後に位置する正面枠体1と背面枠体2と左右に位置する左側板6、右側板7を接続するには、まず図11(記号C部分)及び図12に示すように、正面枠体1の内向きフランジ1bと左側板6の立ち上げ縁6aを当接させて合わせ、これらにあらかじめ穿たれた貫通孔(図示省略)の位置を合わせて、ボルト10を正面枠体1側から挿入し、左側板6側からワッシャ11を介してナット12を締付けて接続する。この様にして縦方向に9箇所締付けて(図10におけるC´参照)、正面枠体1と左側板6を固定接続する。同じ要領で背面枠体2と左側板6(図13参照)、正面枠体1と右側板7、背面枠体2と右側板7を夫々接続固定する。
【0018】
この様にして、正面枠体1、背面枠体2、左側板6及び右側板7を組立てて接続した状態で、上方から天板5を被せて、天板5の立ち上げ縁5aの四隅を正面枠体1及び背面枠体2の四隅に当接させて合わせ、図9(記号D部分)及び図14に示すように天板5と、正面枠体1の立ち上げ縁1aにあらかじめ穿たれた貫通孔(図示省略)の位置を合わせて、吊ボルト13を吊ボルト台14を介して天板5側から挿入し、正面枠体1側からワッシャ15を介してナット16を締付けて接続する。同じ要領で天板5と背面枠体2を接続する。この様にして天板5上の4箇所で吊ボルト13を締付けて、天板5と、正面枠体1側と背面枠体2を固定接続する。なお、この筐体を後述するチャネルベースB上等に設置した後は、上記吊ボルト13は、通常のボルト10に換えられる。
【0019】
また天板5を被せられた正面枠体1、背面枠体2の立ち上げ縁1a,2aは、夫々対向して当接する天板5の立ち上げ縁5aにあらかじめ穿たれた貫通孔(図示省略)の位置を合わせて、ボルト10を天板5側から挿入し、正面枠体1等側からワッシャ11を介してナット12を締付けて接続する。この様にして横方向に正面2箇所、背面2箇所づつ締付けて(図示省略)、天板5と、正面枠体1と背面枠体2とを固定接続する。
【0020】
この様にして、正面枠体1、背面枠体2、左側板6及び右側板7を組立て、天板5を被せて接続した後、正面枠体1、背面枠体2、左側板6及び右側板7により囲まれた底面の空間内に、図8に示すように、底板8を嵌め入れ、正面枠体1、背面枠体2、左側板6及び右側板7の夫々の内向きフランジ1b,2b、6b,7bと底板8の立ち上げ縁8aを当接させて合わせ、図9(記号E部分)及び図15に示すように、これらにあらかじめ穿たれた貫通孔(図示省略)の位置を合わせて、ボルト10を正面枠体1、背面枠体2、左側板6及び右側板7側から夫々挿入し、底板8側からワッシャ11を介してナット12を締付けて接続する。この様にして正面枠体1と背面枠体2に各3箇所、左側板6と右側板7に各4箇所締付けて(図9及び図10におけるE´参照)、各部材を固定接続する。
【0021】
この後、正面枠体1の表面右側部にヒンジにより正面扉3を回動自在に設け、背面枠体2の立ち上げ縁2aを覆う形で背面枠体2に背面扉4を取り付け、背面枠体2の開口端2fと背面扉4の立ち上げ縁4aを当接させて合わせ、これらにあらかじめ穿たれた貫通孔(図示省略)の位置を合わせて、ボルト10を背面扉4側から夫々挿入し、背面枠体2側からワッシャ11を介してナット12を締付けて接続する。この後背面扉4に遮光カバー4bを被せる。これにより、筐体Aは組立てられる。
【0022】
組立てられた筐体Aは、図9乃至図11に示すように、左右の両側にチャネル9を設け、これらの両側のチャネル9の後端を板体で渡し、前端を枠体で渡して形成される四角枠型のベースから成るチャネルベースBの上に吊降ろされて設置される。チャネルベースBの正面の枠体から内部へ挿入した引き出しを設けている。
【0023】
吊ボルト13にロープをかけて筐体Aを上方から吊降ろしてチャネルベースB上に設置する。吊降ろされた筐体Aは、チャネルベースBのチャネル9と、正面枠体1及び背面枠体2の位置を合わせ、図9及び図10に示すように、チャネル9の上部にある上面9aと正面枠体1の底部の立ち上げ縁1aにあらかじめ穿たれた貫通孔(図示省略)の位置を合わせて、ボルト10をチャネル9の上面9a側から挿入し、正面枠体1側からワッシャ(図示省略)を介してナット(図示省略)を締付けて接続する。同じ要領で背面枠体2とチャネル9を接続固定し、正面枠体1と背面枠体2を合わせて4箇所締付ける。以上の接続により、筐体Aは、チャネルベースBに固着される。図9及び図11において、左側板6と右側板7の外側に設けられた板体は、遮光板6d,7dである。
【0024】
さらにこの筐体Aにおいては、図16に示すように、各部材を締結して接続する際に、各部材の間に、防水の為に一定長の合成ゴムを主材料とした定型シーリング材17を、外部に露出しないように挟んで締付ければ、筐体の美観を損なうことがない。さらに図16に示すように、各部材間の電気的導通を確保する為に、この定型シーリング材17の長手方向のおよそ半分を、導電体であるアルミ箔18で被覆する場合もある。例えば、図11(記号F部分)の拡大図である図17では、背面枠体2の内向きフランジ部2bと左側板6の立ち上げ縁6aとの接続において、このアルミ箔18で被覆した定型シーリング材17を使って締付けている。なお図12、図14、図15における場合の図を示していないが、これらの箇所をはじめ各部材間の当接して締付ける箇所においても、同様に上記アルミ箔18で被覆した定型シーリング材17を挟んで締付けてもよい。
【0025】
また定型シーリング材17に設ける導電材として、図17に示すように、定型シーリング材17の長手方向の一側に導電材から成る線条体19を設ける構成としても良い。この場合、定型シーリング材17と線条体19は、必ずしも接触させる必要はない。さらに図19に示すように、各部材を当接してボルトとナットで締め付ける際、各部材の合わせ目の美観を損なわない為に、一方の部材の立ち上げ縁又は内向きフランジの先端縁に屈曲部8bを設けることも出来る(図19では、底板8の立ち上げ縁8aの場合を示す)。
【0026】
上記実施の形態例においては、正面枠体1、背面枠体2に折り返し縁1d,2dまた底板8の立ち上げ縁8aに屈曲部8bを設けているが、これらはこの発明の必須要件ではない。また、正面扉3及び背面扉4の表面を遮光カバー3b,4bで被い、また左側板6と右側板7の夫々の外側に遮光板6d,7dを設けているが、これらはこの発明の必須要件ではない。さらに、筐体Aを形成する各部材として、正面枠体1、背面枠体2、正面扉3、背面扉4、天板5、左側板6、右側板7、底板8について、その形状を具体的に述べているが、これらの各部材の形状は、これらに限定するものではない。
【0027】
また各部材をボルト10、吊ボルト13とナット12,16で締付ける箇所を具体的に記載しているが、これらの箇所また本数に限定するものではない。さらに筐体Aを形成する各部材を締結するのに、ボルト10、吊ボルト13とナット12,16を使用したが、締結具については、これらに限定するものではなく、リベットやねじなど、他の締結具も使用できる。
【0028】
【発明の効果】
請求項1乃至3の各発明によれば、筐体を形成する各部材を締結具により締付けて形成したので、溶接歪みの無い筐体が製作できる。これにより、筐体内に通信機器等を設置する作業においても妨げられることもなく、また通信機器等を設置した後も筐体に溶接歪みによる変形により亀裂が生じることもないので、雨水や塵埃などが浸入する恐れもない。よって、長期間に渡って、この筐体を使用することが出来る。
【0029】
請求項2の発明によれば、上記の効果に加えて、筐体を形成する各部材を締結具により締付けて筐体を形成する際、定型シーリング材を挟んで締付けたので、筐体の防水機能を確保することが出来る。また請求項3の発明によれば、請求項2の発明の効果に加えて、筐体を形成する各部材間の電気的導通が確実に図れることになり、筐体内部の配電機器から筐体外部への電磁波乃至ノイズの放出を抑制することが出来ると共に、筐体外部から筐体内部に電磁波乃至ノイズが侵入するのを抑制することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態例の筐体を形成する各部材の概念図である。
【図2】この発明の実施の形態例の筐体を形成する正面枠体の正面図である。
【図3】この発明の実施の形態例の筐体を形成する正面枠体の左側面図である。
【図4】この発明の実施の形態例の筐体を形成する正面枠体の平面図である。
【図5】図5において○印で囲んだ箇所の拡大断面図である。
【図6】この発明の実施の形態例の筐体を形成する背面枠体の正面図である。
【図7】この発明の実施の形態例の筐体を形成する左側板の裏面斜視図である。
【図8】この発明の実施の形態例の筐体において、正面枠体、背面枠体、左側板及び右側板の部材により囲まれた底面の空間内に、底板を嵌め入れた状態の横断面図である。
【図9】この発明の実施の形態例の筐体をチャネルベー上に設け、正面扉を外した状態の正面図である。
【図10】この発明の実施の形態例のチャネルベース上に設ける筐体に正面扉、背面扉、遮光カバーを設ける様子の説明図である。
【図11】この発明の実施の形態例のチャネルベース上に設ける筐体において、遮光カバーを付けた正面扉を開き、遮光カバーを付けた背面扉を設ける様子の平面説明図である。
【図12】図11における○印C箇所の正面扉の内向きフランジの一部と左側板の立ち上げ縁の一部をボルトとナットで固定した状体を示す説明図である。
【図13】図11における○印F箇所の背面枠体の内向きフランジ部と左側板の立ち上げ縁の一部をボルトとナットにより締付けた状態を示す説明図である。
【図14】図9における○印D箇所の天板の一部と左側板の立ち上げ縁の一部を吊ボルトとナットで固定した状体を示す説明図である。
【図15】図9における○印E箇所の底板の立ち上げ縁の一部と左側板の立ち上げ縁の一部をボルトとナットで固定した状体を示す説明図である。
【図16】この発明の実施の形態例の定型シーリング材の一部にアルミ箔を被覆した状態を示す斜視図である。
【図17】図11における○印F箇所の背面枠体の内向きフランジ部と左側板の立ち上げ縁の締付けに際して、アルミ箔をその一部に被覆した定型シーリング材を挟んでボルトとナットにより締付けた状態を示す説明図である。
【図18】この発明の実施の形態例の定型シーリング材の長手方向の一側に導通体として線条体を設けた斜視図である。
【図19】図15のボルトとナットで固定した底板と左側板であって、先端に屈曲部を設けた底板の立ち上げ縁の一部と左側板の立ち上げ縁の一部を固定した状態を示す説明図である。
【符号の説明】
A 筐体
1 正面枠体 1a 正面枠体の立ち上げ縁
1b 正面枠体の内向きフランジ部 1c 正面枠体の立ち上げ縁
2 背面枠体 2a 背面枠体の立ち上げ縁
2b 背面枠体の内向きフランジ部 2c 背面枠体の立ち上げ縁
3 正面扉 3a 正面の立ち上げ縁
4 背面扉 4a 背面扉の立ち上げ縁
5 天板 5a 天板の立ち上げ縁
6 左側板 6a 左側板の立ち上げ縁
6b 左側板の内向きフランジ 7 右側板
7a 右側板の立ち上げ縁 7b 右側板の内向きフランジ
8 底板 8a 底板の立ち上げ縁
10 ボルト 12 ナット
17 定型シーリング材 18 導通体としてのアルミ箔
19 導通体としての線条体
Claims (3)
- 正面扉が支持された正面枠体、背面扉が支持された背面枠体、天板、左側板、右側板及び底板から成る、屋外設置型機器の筐体において、
上記正面枠体及び背面枠体は、四角形の板体の一方の平面の全周端縁に後方へ向けて立ち上げ縁を設け、当該立ち上げ縁の先端に前記板体と略平行な内向きフランジを設け、当該立ち上げ縁に囲まれた面を、上記立ち上げ縁から一定幅を残して開口させ、この開口端全周に上記立ち上げ縁と反対向きの立ち上げ縁を設けて成り、
上記正面扉、背面扉、天板、底板は、四角形の板体の一方の平面の全周端縁に立ち上げ縁を設けて成り、上記底板は、天板より一回り小さく設け、
上記左側板及び右側板は、四角形の板体の一方の平面の全周端縁に立ち上げ縁を設け、当該左側板及び右側板の底部に設けた各立ち上げ縁の先端に左側板及び右側板と略平行な内向きフランジを夫々設け、
上記筐体を形成の際、上記正面枠体と背面枠体とを上記各内向きフランジを対向させて一定間隔をあけて立設し、これらの正面枠体と背面枠体の間に上記左側板及び右側板を嵌め入れ、上記正面枠体の内向きフランジと、上記左側板及び右側板の各立ち上げ縁とを重ねて、これらを締結具により締め付け、上記背面枠体の内向きフランジと、上記左側板及び右側板の各立ち上げ縁とを重ねて、これらを締結具により締め付け、
上記天板は上記立設した正面枠体、背面枠体、左側板及び右側板に被冠する構成とし、底板は上記立設した正面枠体、背面枠体、左側板及び右側板の間に嵌め入れられる構成とし、
上記左側板の内向きフランジ及び上記右側板の内向きフランジと上記底板の立ち上げ縁とを重ねてこれらを締結具により締め付けて形成したことを特徴とする、屋外設置型機器の筐体。 - 上記各部材を締結具により締付けて筐体を形成する際、各部材の当接面に沿って、定型シーリング材を挟んで締付けて防水構造としたことを特徴とする、上記請求項1に記載の屋外設置型機器の筐体。
- 上記各部材を締結具により締付けて筐体を形成する際、各部材の当接面に沿って、定型シーリング材及び導電体を挟んで締付けて防水構造とし、さらに各部材間の電気的導通を図ったことを特徴とする、上記請求項2に記載の屋外設置型機器の筐体。
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