JP4117729B2 - 冷房用保温衣類 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、保温衣類、特に、冷房用保温衣類に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
夏期には、屋外温度が高いので、屋外環境に合わせて薄い肌着等の衣類を着用する人が多いが、冷房の効いた室内では、薄着を着用した人は、身体が冷え過ぎて足腰の冷え、体のだるさ、疲れ、頭痛、神経痛、胃腸障害、生理障害、食欲不信、皮膚の荒れ等を訴える場合が多い、いわゆる冷房病に罹る人がみられる。特に、室内温度が25℃前後を境にして急に訴えが増加している。
【0003】
また、女性の方が冷房病に罹る割合が多い。これは、女性の方が生理的に基礎代謝が低く、皮膚の温度が低いこと、解剖学的には皮下脂肪が多いため、熱伝導性が不良であり、血管の密度も少なく、体が冷えやすいことによるといわれている。また、男女の体と衣服習慣の違いが同じ温度でも女性が寒く感じ、男性が暖かく感じる原因となっており、この差は夏で2℃といわれている。
更に、冷え性とも関係がありそうで、いわゆる冷え性は女性の半数に見られるといわれている。
【0004】
このように、冷房の効いた室内では、カーディガンや、膝掛けを使用したり、厚着をしたり、重ね着をしたり、保温衣料を着用して冷房病にならないように防護している。
【0005】
しかしながら、上記のように、単に保温衣料を着用しても屋外環境に移動した時は、暑すぎて不快感を起こし、多くの人は、冷房室内と極暑屋外とよって着脱できるカーディガンや、膝掛けを使用して対応している。
【0006】
例えば、保温部を有する衣料として、背面側に他の部分よりも高保温率とした高保温部分を部分的に設け、上記高保温部分は、背中の正中線に沿った第7頸椎から尾骨に到る第1ラインに層部分の一部あるいは全部、あるいは第12胸椎から左右の肩甲骨を含み肩峰に到る第2ラインと第7頸椎から左右の肩峰に到第3ラインとに囲まれた部分に設け、上記高保温部分の保温率を他の部分の保温率の1.3倍以上11倍以下とし、かつ高保温部分の1か所の幅は2cm以上とし、該高保温部分の総面積は、背面部の総面積の2/3以下としており、高保温部分は当て布を縫着し、素材を変え、編み密度を変え、又は保温性材料を溶着しているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
また、肌に触れる内側に疎水性繊維で、表側に吸水性繊維で多重構造組織に編成して、内側の疎水性繊維の毛細管現象で肌の水分や湿気を吸い上げ、表側の吸水性繊維で吸い取り、肌表面の水分や湿気を軽減させる衣類も知られている(例えば、特許文献2参照)。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−192901(第1〜第3頁、図1)。
【特許文献2】
特開2002−4105(第1〜第2頁、図1)。
【0009】
しかしながら、特許文献1に記載されている衣類は、主として冬季に着用する肌着に関するものであり、暖かく軽い肌着として好適であるが、夏季に屋外に出た場合の汗処理機能は存在しない。即ち、肌側に疎水性材料からなる疎水性層と表側に親水性材料からなる親水層を設けた冷房用保温衣類でないから、冷房環境下において、保温効果が生じ、また夏季屋外環境下において衣服内湿度の上昇が緩やかになり、汗さばき性が生じるという効果は認められない。
【0010】
また、特許文献2に記載されている衣類は、肌表面の水分や湿気を軽減させることができるが、特に、肌側の疎水性層は、着用者の肩部又は腰部を含む身体部位に構成される冷房用保温衣類ではないので、冷房の効いた室内では保温機能がありながら、夏季屋外において汗処理機能を備えたような両立する機能を備えていないという問題点がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであって、衣類に部分的に保温部位を設け、且つ汗さばき性にも優れた夏季用、特に冷房用保温衣類を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の課題か一決の手段は、編地の表側はニット部、肌側はニット部とウエルト部を組み合わせた編地において、前記肌側は、編針がループを編成しないウエルト部の上にウエール方向に隣接するコースを超えて編目を大きくしたループを形成したニット部を編成して凸部を形成し、該凸部は編地の縦方向及び横方向において非連続であって、前記凸部の面積は編地の肌側単位面積当り30〜70%で構成され、且つ肌側に疎水性材料を主とする露出したループからなる疎水性層、表側に親水性材料を主とするループからなる親水性層を形成した冷房用保温衣類にある。
【0013】
本発明の第2の課題解決の手段は、前記疎水性層は、親水性繊維と疎水性ポリエステル繊維とからなり、その構成比率が0:100〜50:50で構成され、前記親水性層は親水性繊維と疎水性繊維とからなり、その構成比率が50:50〜100:0で構成され、空気層を維持させることによって保温効果を持たせた冷房用保温衣類にある。
【0014】
本発明の第3の課題解決の手段は、前記肌側の疎水性層は、着用者の肩部及び/又は腰部を含む身体部位に構成される冷房用保温衣類にある。
【0015】
本発明の第4の課題解決の手段は、前記着用者の肩部は、左右の鎖骨上部から肩甲骨にわたる領域と両肩を含む部位で構成される冷房用保温衣類にある。
【0016】
本発明の第5の課題解決の手段は、前記着用者の腰部は、背中側の第1腰椎と第3腰椎を中心とする部位を含む身部部位で構成される冷房用保温衣類にある。
【0017】
本発明は、上記のように構成したので、冷房環境下において、肩、腰、背、下腿の皮膚温が対照区(アクティ100d1本と綿糸48/1の交編フライス)より上昇し、保温効果が認められる。また、夏季屋外環境下において、衣服内湿度の上昇が緩やかになり、汗さばき性の効果が認められ、従来の問題点が解消されることになったのである。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の保温衣類を図示しながら説明する。
図1、図2に示すように、袖付き肌着1及びスリーブレス肌着2において、斜線で示すように、着用者の左右の鎖骨上部から肩甲骨にわたる領域又は両肩を含む部位Aと、脊椎の形態を図3により説明すると、背中側第1腰椎から第3腰椎を中心とする近傍部位(斜線B)に、肌側に疎水性材料からなる疎水性層と表側に親水性材料からなる親水性層を設けた保温衣類を形成する。
【0019】
疎水性層は、親水性再生セルロース繊維と疎水性ポリエステル繊維とからなる糸で編成され、親水性再生セルロース繊維と疎水性ポリエステル繊維との割合は0:100〜50:50%の範囲にすることができる。まは、親水性層は、綿繊維と疎水性ポリエステル繊維と再生セルロース繊維とからなる糸で構成され、親水性繊維と疎水性ポリエステル繊維との割合は50:50〜100:0%の範囲にすることができる。
【0020】
人間の温度感受性は、身体の温冷点の分布密度に依存するといわれている。特に、身体の背面の冷点分布密度は、腰、肩甲、首、肩の順に高いことが認められている。そこで、身体の部位で腰部は、冷点が多く、保温が必要な部位であり、肩部は衣服と密着するため、保温効果が少ない部位であるので、特に、腰部と肩部に保温層を設け、その他の部位は保温しなくても効率よく保温効果が得られるとした。
【0021】
また、図4に斜線で示すように、背中側第1腰椎から第3腰椎を中心とする近傍部位を含むそれより下方部位Cに疎水性材料からなる疎水性層PBと表側に親水性材料からなる親水性層PLを設けた保温衣類を形成してもよい。
【0022】
図5に示すように、編糸供給口から、綿糸3を1本、アクティコット糸5を2本、綿糸3を1本、アクティコット糸4を1本というように、交互に糸を供給する。ここで、アクティコット(旭化成工業(株)の商標名)糸とは、キュプラ(銅アンモニア法レーヨン)と異型断面ポリエステル繊維との混繊糸であり、キュプラを含有しているので、完全な疎水性繊維でないため、汗の吸い上げを効率よく行うことができる。なお、前記混繊糸に代えて再生繊維素繊維とポリエステル繊維との混紡糸を用いてもよい。
【0023】
そして、編針の編成動作によって、編針がループを編成する位置をニット部Nといい、編針がループを編成しない位置をウエルト部Wという。ニット部Nは肌側、表側にそれぞれ編地の表面に露出し、ウエルト部Wは編地の肌側面に露出しないので、図6に示すように、疎水性繊維であるアクティコット糸5が肌側に突出して空気層を形成し、保温性を有する。更に、表側の層は、図6に示すように、綿糸3とアクティコット糸4が交互に配置されているので、親水性繊維の綿糸だけ配置されている場合よりも、汗の拡散、蒸発がしやすくなっている。
【0024】
このように、疎水性層と親水性層とは同一の糸で構成されており、肌側、表側にそれぞれ表面に露出する綿糸とアクティコット糸の面積比率によって疎水性と親水性という作用が異なってくる。綿糸の露出面積が多い側が親水性層となり、アクティコット糸の露出面積が多い側が疎水性層となる。
【0025】
したがって、本発明は、肌側、表側にそれぞれ表面に露出する綿糸とアクティコット糸の面積比率を選択できる編地の編成組織であれば、任意の組織を使用することができる。例えば、肌側と表側とのループを別個に構成して編成する二重編にし、肌側に疎水性繊維を用い表側に吸水性繊維を用いるようにしてもよい。
【0026】
ここで、前記疎水性層である、親水性再生セルロース繊維と疎水性ポリエステル繊維とからなる糸で編成されるニット部(凸部)の比率が30%以下であると、ウエルト部(凹部)がつぶれてしまい、空気層を維持するのが難しくなり、保温効果が減少する。また、前記疎水性層である、親水性再生セルロース繊維と疎水性ポリエステル繊維とからなる糸で編成されるニット部(凸部)の比率が70%以上であると、空気層が減少し、保温効果が少なくなるとともに、肌との接触面積が増加することによって、肌にべたつくようになる。
【0027】
このように、汗の拡散、蒸発がしやすく、肌との接点が少ないことにより、べたつき感が軽減するとともに空気層を保持するため、保温性を有するようになるので、冷房環境と暑熱環境を行き来する状況での上記衣類の着用が効果的である。
【0028】
次に、実施例により、本発明を詳細に説明する。
(実施例1)
横方向の肌側4ウエール、縦方向8コースの単位で、コース方向に、48番手の綿糸単糸と、100デニールのアクティコット糸1本と、48番手の綿糸単糸と、100デニールのアクティコット糸2本とをこの順序に糸を供給して図7の組織で編成した。
ここで斜線部分は下針にループが形成されていない部分である。
【0029】
図7に示す編み組織で編成された横方向の肌側4ウエール、縦方向8コースの単位あたりの疎水性層の凸部の比率は
凸部の比率=(8+)/(4×8)=37.5
となり、凸部の比率は37.5%である。
ここで凸部の比率は、面積%であり、アンダーライン部の数値は、ループの前後(0.5目づつ)を補正したものである。
【0030】
なお、前親水性繊維と疎水性ポリエステル繊維との構成比率はニール換算をすると表1のようになる。
【表1】
Figure 0004117729
上記のように全体の親水性繊維と疎水性ポリエステル繊維との構成比率は
親水性繊維:疎水性ポリエステル繊維=71.2:28.8となる。
なお、疎水性領域(凸部)の親水性繊維と疎水性ポリエステル繊維との構成比率はいずれの実施例も50:50である。
また、テクノファンは旭化成工業株式会社の異形断面ポリエステル繊維の登録商標である。
【0031】
この編地をウエットバック方法により、吸収した水分の戻りを測定した。
測定方法は、図8に示すように、アクリル板10にフッ素樹脂テープ11を張設した面に水25μlを滴下する。編地Fの肌側を下にして、アクリル板10の上に載置し、編地Fの上にアクリル板12を載置し、アクリル板12の上に150gの荷重Wを15秒間かける。次いで、荷重を取り除いて、図9に示すように、編地Fの上下を濾紙Pで挟み、編地Fの肌側を下にした状態を維持したまま、アクリル板10の上に載置するとともに、編地Fの上にアクリル板12を載置し、アクリル板12の上に再び150gの荷重Pを15秒間かける。
濾紙Pに移行した水分の画像をパソコンで取り込み、2価化処理した後、面積を求めた。その結果は表2に示すとおりである。
なお、従来品は48番手の綿糸単糸からなるフライス組織の編地である。
【0032】
【表2】
Figure 0004117729
【0033】
また、濾紙に浸透した水分の痕跡は図10のようになり、比較例の48番手の綿糸単糸だけからなるフライス組織で編地の濾紙に浸透した水分の痕跡は図11のようになった。
【0034】
上記表2及び図10、図11から明らかなように、吸収した汗が肌に戻る量の比率が、肌側疎水層を有する本発明の場合と従来品の48番手の綿糸単糸だけからなるフライス組織の編地に対して、3.43/34.83=9.83%であり、肌側に疎水性材料からなる疎水性層を設けたので、比較例の親水性繊維の綿糸だけ構成されている場合よりも、肌側がべとつかず、汗の拡散、蒸発がしやすくなっていることがわかる。
【0035】
また、同様に、肌側に疎水性材料からなる疎水性層、表側に親水性材料からなる親水性層を設けた図5、図6に示すような組織の編地を着用者の肩部又は腰部に設けた保温部と、アクティコット糸と綿糸の交編のフライス編で編成された編地と、比較品として、従来の綿糸だけでフライス編で編成された編地とをクロー値をもって表わした。その結果を表3に示す。
【0036】
【表3】
Figure 0004117729
なお、クロー値は、カトーテック株式会社製KES−F7型THERMO LABO 2によって測定した。
上記のように、本発明の保温部は、クロー値がその他の部位及び従来の編地よりも高く、保温性がよいことがわかる。
【0037】
また、編地が圧縮される度合いを示すKES圧縮特性をカトーテック株式会社製KES−FB3型圧縮試験機によって測定した結果を表4に示す。
【0038】
【表4】
Figure 0004117729
【0039】
上記のように、本発明の保温部は、圧縮率がその他の部位及び従来の編地よりも小さいので、つぶれにくく、空気層を多く含むことができる。
【0040】
更に、編地の表面の状態を示すKES表面特性をカトーテック株式会社製KES−FB4型表面試験機によって測定した結果を表5に示す。
【0041】
【表5】
Figure 0004117729
上記のように、本発明の保温部は、表面粗さがその他の部位及び従来の編地よりも高く、凹凸があり、肌にべとつかないことがわかる。
【0042】
横方向の肌側2ウエール、縦方向4コースの単位で、コース方向に、100デニールのアクティコット糸2本と48番手の綿糸単糸とをこの順序に糸を供給して図12の組織で編成した。
【0043】
図12に示す編み組織で編成された横方向の肌側2ウエール、縦方向4コースの単位あたりの疎水性層の凸部の比率は
凸部の比率=(2+)/(2×4)=50.0
となり、凸部の比率は50%でる。
ここで疎水性層の凸部の比率は、面積%であり、アンダーライン部の数値は、ループの前後(0.5目づつ)を補正したものである。
【0044】
(実施例3)
横方向の肌側8ウエール、縦方向12コースの単位で、コース方向に、48番手の綿糸1本と、100デニールのアクティコット糸1本と、48番手の綿糸単糸と、100デニールのアクティコット糸2本とをこの順序に糸を供給して図13の組織で編成した。
【0045】
図13に示す編み組織で編成された横方向の肌側8ウエール、縦方向12コースの単位あたりの疎水性層の凸部の比率は
凸部の比率=(32+8)/(8×12)=41.7
となり、表側の凸部の比率は41.7%である。
ここで凸部の比率は、面積%であり、アンダーライン部の数値は、ループの前後(0.5目づつ)を補正したものである。
【0046】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1,2,3によれば、環境温度が高く、発汗作用があると、肌の表面にある汗を疎水性層が表面の毛細管現象により吸汗して表側に配置された親水性層の繊維が吸収し汗を移動させることができる。親水性層は吸収した汗を外部環境に蒸散させ、水分の移動を促進させ、且つ温度を下げることができる。
また、肌側面は、疎水性層の編成ループが突出しており、肌との接触面積が少ないので、汗によるべたつき感が少ない。そして、冷房効果の効いた室内等で環境温度が低い場合は、、肌側面の凹凸により空気層を多く含有するため、保温効果が高い。
【0047】
請求項4,5,6によれば、冷房の効いた室内では保温機能がありながら、夏季屋外においては汗処理機能があり、相反する環境でも快適性を両立する機能を備えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての袖付き肌着を示し、(a)は正面図、(b)は背面図である。
【図2】本発明の一実施形態としてのスリーブレス型肌着を示し、(a)は正面図、(b)は背面図である。
【図3】人体の背骨を示す側面図である。
【図4】本発明の他の実施形態としてのスリーブレス型肌着を示し、(a)は正面図、(b)は背面図である。
【図5】本発明の肌側に疎水性材料からなる疎水性層、外側に親水性材料からなる親水層を設けた編地の組織図である。
【図6】図5のY−Y断面図である。
【図7】実施例1の組織を示す模式図である。
【図8】同ウエットバック方法により水分を吸水させる状態を示す概略図である。
【図9】同ウエットバック方法により吸収した水分の戻りの測定中の状態を示す概略図である。
【図10】同保温部分のウエットバック方法により吸収した水分の痕跡を示す模式図である。
【図11】従来品のウエットバック方法により吸収した水分の痕跡を示す模式図である。
【図12】実施例2の組織を示す模式図である。
【図13】実施例3の組織を示す模式図である。
【符号の説明】
1 袖付き肌着
2 スリーブレス型肌着
3 綿糸
4 アクティコット糸
5 アクティコット糸2本
10 アクリル板
11 フッ素樹脂テープ
12 アクリル板
A 左右の鎖骨上部から肩甲骨にわたる領域又は両肩を含む部位
B 背中側第1腰椎から第3腰椎を中心とする近傍部位肩端部
C 第1腰椎から第3腰椎を中心とする近傍部位を含むそれより下方部位
N ニット部
W ウエルト部
PB 疎水性層
PL 親水性層
F 編地
P 濾紙

Claims (5)

  1. 編地の表側はニット部、肌側はニット部とウエルト部を組み合わせた編地において、前記肌側は、編針がループを編成しないウエルト部の上にウエール方向に隣接するコースを超えて編目を大きくしたループを形成したニット部を編成して凸部を形成し、該凸部は編地の縦方向及び横方向において非連続であって、前記凸部の面積は編地の肌側単位面積当り30〜70%で構成され、且つ肌側に疎水性材料を主とする露出したループからなる疎水性層、表側に親水性材料を主とするループからなる親水性層を形成したここを特徴とする冷房用保温衣類。
  2. 前記疎水性層は、親水性繊維と疎水性ポリエステル繊維とからなり、その構成比率が0:100〜50:50で構成され、前記親水性層は親水性繊維と疎水性繊維とからなり、その構成比率が50:50〜100:0で構成されている請求項1に記載の冷房用保温衣類。
  3. 前記肌側の疎水性層は、着用者の肩部及び/又は腰部を含む身体部位に構成される請求項1又は請求項2に記載の冷房用保温衣類。
  4. 前記着用者の肩部は、左右の鎖骨上部から肩甲骨にわたる領域と両肩を含む部位で構成される請求項3に記載の冷房用保温衣類。
  5. 前記着用者の腰部は、背中側の第1腰椎と第3腰椎を中心とする部位を含む身部部位で構成される請求項3に記載の冷房用保温衣類。
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