JP4117666B2 - 外管と温度差のある内管の支持装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、温度差のある2重管の内管の支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
加圧流動層ボイラの実用化が進みつつあり、各部の構造についても従来にない構造が設計されている。図1はこのような構造として、高温ガスと高温空気の通る2重管を示す。これはボイラで発生した高温ガス(例えば870℃)をガスタービンに送り、ガスタービンの排ガスで加熱した高温空気(例えば350℃)をボイラに送る場合、2重管にし内管に高温ガスを流し、外管に高温空気を流すようにする。内管の内面に断熱材を設け高温ガスが内管に直接触れないようにして内管を高温から保護するが、それでも内管外面は400℃程度にはなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
内管は外管で支持されるが、内管と外管の温度差を吸収するとともに据付時の寸法調整の容易な支持構造が要望される。
【0004】
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたもので、内管と外管の温度差を吸収するとともに据付時の寸法調整の容易な支持構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明では、外管の内部に設けられ温度が外管より高い内管の支持装置であって、内管の一端は外管より吊り支持されており、他端側は内管の側面と外管内側下部とを2個のターンバックルで側面より見てハの字状に結合し、このターンバックルを両側面に設ける。
【0006】
上記のような構成により、ターンバックル取付け位置において内管の軸方向(これをX軸とする)及びこの軸に垂直方向(これをZ軸方向とする)の変位を拘束することができる。また内管の両側面に設けられているのでX軸回り、Z軸回りの回転も拘束することができる。なお、Y軸回りの回転は、図1の吊り支持部7と第1固定部8により拘束できる。またターンバックルなので、内管と外管との中心軸のずれなどの据付誤差が発生しても容易に調整することができる。
【0007】
請求項2の発明では、外管の内部に設けられ温度が外管より高い内管の支持装置であって、内管は水平部の一端は立ち上がり管となり、他端は立ち下がり管となっており、立ち上がり管は外管より吊り支持されており、立ち下がり管の端面は機器とフランジによるボルト接合であり、外管も同様な構造となっている場合であって、外管と内管をフランジ近傍の水平断面にほぼ菱形状に配置した4個のターンバックルで結合したもので、外管と内管の共通の中心軸を通る直線が外管内面と交差する点をAとBとし、A、Bより内管の外面に接線をそれぞれ2本づつ引き、得られた4本の接線上またはこの接線に近接した線上にそれぞれターンバックルを配置しその一端を外管内面に、他端を内管外面に固定する。
【0008】
上記の構成により、内管の水平断面内の外管に対する変位を拘束することができる。立ち下がり管の水平断面内の変位に対して、外管は機器と強固に接合できるが、内管が十分な強度で機器に固定できない場合、内管を外管を介して機器に固定することができる。またターンバックルなので、内管と外管との中心軸のずれなどの据付誤差が発生しても容易に調整することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の内管支持装置が装備される2重管の配置図である。2重管は加圧流動層ボイラに適用された場合を示す。ボイラ4では高温ガス(例えば780℃)を発生しガスタービン5に送り発電させる。ガスタービン5では排ガスで熱交換して高温にした高温空気(例えば350℃)をボイラ4に送り、燃料の燃焼に用いられる。2重管は内管1と外管2からなり、それぞれの中心軸を一致させて配置される。内管1の内面には断熱材3が設けられ、高温ガスが内管1に接触するのを防ぎ、内管1の温度を400℃程度にする。2重管は高温となるため全体として3箇所の曲がりを設けて熱膨張を吸収する。
【0010】
内管1は外管2により支持されるが、温度差が50℃程度あるため相対変位が発生する。内管1の伸びを吸収するため、3個のベローズ6が設けられ、ボイラ4とガスタービン5の近傍および垂直部の上下に配置されている。内管1は外管2によって支持され、垂直部の上端の吊り支持部7、ボイラ4近傍の第1固定部8、ガスタービン5近傍の第2固定部9で支持されている。その他、内管1と外管2の間隙を保持するためスペーサーが適所に設けられている。なお外管1の支持装置は図示されてないが、適所に設けられている。なお垂直方向をZ軸、水平面で管の軸方向をX軸、これに直交する方向をY軸とする。故にX,Y軸は配管の軸方向が変化すれば、これに応じて水平面内で変化する。
【0011】
図2は第1実施形態の第1固定部の斜視図を示し、図3は第1固定部の側面図を示し、図4は図3のX−X矢視図を示す。内筒1のX軸方向中心軸の高さの両側面に内管取付け座11が設けられ、この内管取付け座11を含む垂直面と外管2の内面が交差する位置に外管取付け座12が設けられる。外管取付け座12は内管取付け座11を中心にしてX軸方向前後に1個づつ設けられ、ターンバックル10をこれらの座11,12に取付けた場合、2つのターンバックル10の形状が「ハ」の字になるように配置される。図4に示すように内管取付け座11と対向した外管2の内面(2個の内面)にはY軸方向ストッパー13が設けられ、内管1の横方向(Y軸方向)の変位を拘束する。この第1固定装置8により、外管2に対して、内管1のX軸方向、Z軸方向の変位を拘束する。また内管1の両面に設けることによりX軸回りの回転を拘束する。さらにY軸方向ストッパー13によりY軸方向の変位を拘束する。また、据え付け時、ターンバックル10の回転筒10aを回転することにより、内管1と外管2の中心軸を一致させたり、X軸方向とZ軸方向の位置調整などに使用される。
【0012】
図5は第2実施形態の第2固定部の縦断面を示し、図6は図5のY−Y断面図を示す。図7はターンバックルの取付け詳細図である。内管1及び外管2はフランジ1a,2aによるボルト付けでガスタービン5と結合されており、軸方向(X軸方向)の荷重を受けるようになっている。水平方向(Y軸,Z軸方向)の荷重は外管2は受けられるが、内管1は受けられない構造なので、第2固定部9により内管1を外管2で水平方向に支持する。なお、第2固定部9は内管1のベローズ6の下部に設けられている。
【0013】
第2固定部9は図6、図7に示すように4個のターンバックル14を菱形状に配置し、内管1と外管2を結合する。内管1と外管2の中心Gを通る直線Pが外管2の内面と交差する点をA,Bとし、このA,Bより内管1の外面への接線をQとする。この接線QまたはこのQに近接する線上にターンバックル14を菱形状に配置し、その両端を内管1外面に設けられた内管取付け板15と、外管2内面上に設けられた外管取付け板16とピン結合する。この構成により、内管1を外管2に水平面(Y,Z平面)内で固定することができる。さらにX軸回りの回転も拘束することができる。また、据え付け時、ターンバックル14の回転筒14aを回転することにより、内管1と外管2の中心軸を一致させたり、Y軸方向とZ軸方向の位置調整などに使用される。
【0014】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明は、 第1固定部8では、内管1を外管2に対して、軸方向、垂直方向、及び軸回転回りの変位を拘束することができる。また第2固定部9では、内管1を外管2に対して軸と直交する水平面内の変位及び軸回りの変位を拘束することができる。またいずれの装置もターンバックルを調整することにより、据え付け誤差を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の第1固定部と第2固定部を含む2重管の構成図である。
【図2】第1実施形態の第1固定部の斜視図である。
【図3】第1固定部の側面図である。
【図4】図3のX−X断面図である。
【図5】第2実施形態の第2固定部の縦断面である。
【図6】図5のY−Y断面図である。
【図7】ターンバックル取付け詳細図である。
【符号の説明】
1 内管
1a,2a フランジ
2 外管
3 断熱材
4 ボイラ
5 ガスタービン
6 ベローズ
7 吊り支持部
8 第1固定部
9 第2固定部
10,14 ターンバックル
10a,14a 回転筒
11 内管取付け座
12 外筒取付け座
13 Y軸方向ストッパー
15 内管取付け板
16 外管取付け板
Claims (2)
- 外管の内部に設けられ温度が外管より高い内管の支持装置であって、内管の一端は外管より吊り支持されており、他端側は内管の側面と外管内側下部とを2個のターンバックルで側面より見てハの字状に結合し、このターンバックルを両側面に設けたことを特徴とする外管と温度差のある内管の支持装置。
- 外管の内部に設けられ温度が外管より高い内管の支持装置であって、内管は水平部の一端は立ち上がり管となり、他端は立ち下がり管となっており、立ち上がり管は外管より吊り支持されており、立ち下がり管の端面は機器とフランジによるボルト接合であり、外管も同様な構造となっている場合であって、外管と内管をフランジ近傍の水平断面にほぼ菱形状に配置した4個のターンバックルで結合したもので、外管と内管の共通の中心軸を通る直線が外管内面と交差する点をAとBとし、A、Bより内管の外面に接線をそれぞれ2本づつ引き、得られた4本の接線上またはこの接線に近接した線上にそれぞれターンバックルを配置しその一端を外管内面に、他端を内管外面に固定したことを特徴とする外管と温度差のある内管の支持装置。
Priority Applications (1)
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JP13251098A JP4117666B2 (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | 外管と温度差のある内管の支持装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JPH11325316A JPH11325316A (ja) | 1999-11-26 |
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JP2008115757A (ja) * | 2006-11-02 | 2008-05-22 | Ebara Yoshikura Hydro-Tech Co Ltd | ガスタービンの排気設備 |
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1998
- 1998-05-15 JP JP13251098A patent/JP4117666B2/ja not_active Expired - Fee Related
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