JP4117158B2 - 生理用ナプキン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表面の両側部に長手方向に延びる防漏部が設けられ、さらに前記防漏部よりも外側へ延びる延出部の少なくとも一部が裏面シート側へ折り曲げられて下着に固定される生理用ナプキンに関する。
【0002】
【従来の技術】
生理用ナプキンは、着用中において経血を液吸収層で確実に吸収し、経血が物品の外へ漏れないようにすることが求められる。従来の生理用ナプキンでは、運動によって外力を受けることで物品が変形し、吸収能力が十分に発揮できない状態で上記変形が生じたときに、経血を確実に吸収することができなくなって液漏れが発生し、着衣を汚してしまうことがたびたび引き起こされる。特に、着用者が歩行したり、立ち上がったり、座ったり、運動したりすることで股間の脚の付け根部分が絶えず皮膚に対して移動し、装着した物品と着用者の体との間に隙間が発生し易くなり、隙間から排泄液が流れ出し、いわゆる横漏れを引き起こして着衣を汚してしまう。
【0003】
そこで、特開平8−280735号公報などには横漏れを解消するための提案がなされている。これには物品の長手方向の両側に防漏壁が形成され、さらに前記防漏壁の外側へ延びるウイング部が設けられている。装着するときには前記ウイング部を下着のクロッチ部の外側へ折り返して前記クロッチ部の外面に接着剤層を介して固定する。物品の両側では、前記防漏壁と吸収体との間にポケット状の凹部が形成され、経血が前記吸収体に吸収されずにトップシート上を流れてきたとしても前記凹部で塞き止めることができ、横漏れが抑えられるというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の生理用ナプキンでは、物品が下着に固着されることで、下着との連動性を高く維持することができる。
【0005】
しかし、前記従来の生理用ナプキンは、ウイング部が常に同じ位置で折り曲げられるとは限られず、その結果、生理用ナプキンが下着のクロッチ部に対して右寄りまたは左寄りに片寄った位置に装着されることがある。特に、生理用ナプキンを新品に交換する際に、着衣の汚れを気にするがために慌てて交換されるような場合には、下着の正しい位置への装着が行われないまま使用される場合が多い。
【0006】
生理用ナプキンが下着のクロッチ部において側方に偏って装着されると、ウイング部を下着のクロッチ部の外面に折り返したときに、生理用ナプキンの表面側に設けられた防漏壁の基部が、ウイング部の基部の折曲げ部に位置する可能性が高くなる。前記防漏壁の基部が前記折曲げ部に位置すると、下着のクロッチ部の縁部付近に設けられた防漏壁が変形して、前記ポケット状の凹部も変形しやすい。
【0007】
また、大腿部による圧迫によって、下着のクロッチ部に対して側方からの圧力が与えられると、下着のクロッチ部の縁部付近に位置する防漏壁の基部に前記圧力が直接に作用して、防漏壁が変形しやすくなり、防漏壁と肌との間に隙間が発生しやすく、また前記ポケット状の凹部もさらに変形しやすくなって、液漏れ防止効果が低下しやすい。
【0008】
本発明は上記課題を解決するものであり、延出部の少なくとも一部を下着の外面に折り返したときに、このときの折曲げ部と防漏部の基部との間に確実に距離が開けられるようにし、しかも折曲げ部と防漏部との間が側方からの力を緩衝できるようにして、防漏部が変形しにくくし横漏れ防止効果を高くできるようにした生理用ナプキンを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、表面の少なくとも中央領域に液透過性の表面シートを有し、前記表面シートと裏面シートとの間に吸収層が設けられ、前記表面の両側部に縦方向に延びる防漏部と、前記防漏部と前記表面シートとの接合部よりも外側へ延びる延出部とが設けられ、前記延出部一部が前記裏面シート側へ折り曲げられて下着に固着される生理用ナプキンにおいて、
前記防漏部は非親水性シートが2枚重ねに折られて構成され、前記非親水性シートの一方の縁部が前記延出部の縁部まで延び、前記接合部は、2枚の前記非親水性シートと前記表面シートとが長手方向に沿って接合されて形成され
前記延出部には、前記非親水性シートの他方の縁部と前記表面シートの縁部とが前記接合部から延び出た所定幅の緩衝領域と、前記裏面シートと前記表面シートとの間に補強シートが挟まれた補強領域と、前記緩衝領域と前記補強領域との間に位置して前記補強領域を折り曲げることを可能とした所定幅の可撓領域が設けられており、
前記緩衝領域を、その厚みと直交する向きで圧力を49Paから4900Paまで変化させて加圧したときの、前記圧力と前記緩衝領域の厚みとの積を、厚みの初期値から終値まで定積分したときの値である圧縮エネルギーが、0.4〜1.0(N・m/m2)であることを特徴とするものである。
【0010】
前記生理用ナプキンでは、延出部の少なくとも一部を折るための可撓領域と、防漏部の接合部との間に緩衝領域が設けられ、前記緩衝領域の圧縮エネルギーが前記範囲に設定されているため、側方からの圧力が前記緩衝領域で緩衝されて前記接合部に直接に作用しにくくなり、よって防漏部が変形しにくくなる。
【0012】
また、緩衝領域を4枚のシートで構成することにより、緩衝領域の圧縮エネルギーを前記範囲内に設定しやすくなる。
【0013】
また、前記緩衝領域において、前記裏面シートと前記非親水性シートとの間に位置する前記非親水性シートの他方の一部と前記表面シートの一部は、その上下に位置するシートと非接着であるあることが好ましい。
【0014】
前記非親水性シートの他方の一部と前記表面シートの一部が上下のシートと非接着であると、前記緩衝領域にシート間の空隙ができ、装着時に側方から圧力が与えられたときの緩衝能力が高くなる。
【0017】
また、前記防漏部には、長手方向への弾性収縮力を発揮する弾性部材が取付けられており、前記防漏部は、前記接合部を基端として前記表面から離れる方向へ立ち上り可能であることが好ましい。
【0018】
防漏部が立ち上がり可能な壁部であると、表面シートを側方へ伝わる液を前記防漏部で遮断しやすくなる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の生理用ナプキンを示す平面図であり、中央線O−Oを境として左側半分は防漏シートを取り外したときの状態を示し、右側半分は防漏シートが取付けられた状態を示す。図2は図1のII−II線の断面図、図3は下着に装着したときの部分断面図である。
【0020】
図1と図2に示す生理用ナプキン1は、生理中の女性が下着(外部装着体)のクロッチ部の内面に装着して使用するものである。
【0021】
生理用ナプキン1の平面形状は、ほぼ円弧形状の前縁部2および同じく円弧形状の後縁部3を有しており、左側縁部4と右側縁部5は、曲線を描く形状であり、左側縁部4と右側縁部5との距離すなわち生理用ナプキン1の幅寸法(X方向)は、前縁部2と後縁部3と同じ寸法かあるいは前縁部2よりも後縁部3が幅広の寸法となっている。
【0022】
生理用ナプキン1を前後に二分する中心よりも前記前縁部2に片寄った位置には、左側縁部4と右側縁部5よりも幅方向(X方向)の外側に突出するウイング部6および7が形成されている。この実施の形態では、延出部の一部である前記ウイング部6および7が下着のクロッチ部の外面に折り返される。
【0023】
図2に示すように、この生理用ナプキン1は、液不透過性の裏面シート11と、液透過性の表面シート12を有している。前記裏面シート11は、図1に示す生理用ナプキン1の外形状と同じ形状、すなわち前記前縁部2、後縁部3、左側縁部4および右側縁部5、ウイング部6の端縁部6aおよびウイング部7の端縁部7aを形成する形状である。
【0024】
前記表面シート12は生理用ナプキン1の縦方向に延びる中央線O−Oを含む所定幅の範囲内に設けられており、前記裏面シート11と前記表面シート12との間に吸収層13が設けられている。
【0025】
前記吸収層13は所定の厚みを有しており、図1において破線で示しているように、前縁部2a、後縁部3a、左側縁部4aおよび右側縁部5aを有する形状である。前記吸収層13の前記前縁部2a、後縁部3a、左側縁部4a及び右側縁部5aは、生理用ナプキン1の前縁部2、後縁部3、左側縁部4及び右側縁部5よりも内側に位置している。
【0026】
前記吸収層13と前記表面シート12の間には、3枚重ね状態に折りに畳まれた透液シート35,36が重ねられている。この透液吸収シート35,36は表面シート12に与えられた経血を速やかに吸引して吸収層13へ与える機能を有している。前記透液シート35,36の周縁部に沿って、表面シート12および吸収層13が加熱・加圧されて圧搾溝12aが形成されている。前記圧搾溝12aでは前記吸収層13の密度が高くなっている。また、前記吸収層13は、前記圧搾溝12aの外側の領域で、中央部分よりも薄く形成されている。前記透液シート35,36が設置された部分は前記圧搾溝12aから盛り上がった隆起部12bとなっており、この前記隆起部12bを装着者の局部に密着させることができ、経血を確実に吸収層13側に取り込むことができる。
【0027】
前記吸収層13の下面と前記裏面シート11は、ホットメルト接着剤30を用いて接着されている。また吸収層13の上面および前記透液シート35,36の上面と前記表面シート12との間も、液の透過を損ねないようにジグザク状や螺旋状に塗布されたホットメルト接着剤を用いて接着されている。
【0028】
生理用ナプキン1の表面側では、前記中央線O−Oの左右両側に前記中心線O−Oと左右にそれぞれ間隔を開けた位置から両側縁部4,5、およびウイング部6,7の端縁部6a,7aにかけての領域が、非親水性領域15および16となっている。本実施の形態の生理用ナプキン1では、前記非親水性領域15と16との間が、前記表面シート12が露出した受液領域17となっている。
【0029】
前記非親水性領域15,16には、長手方向にほぼ平行に延びる防漏部15a,16aと、前記防漏部15a,16aよりも外側へ延びる延出部15b,16bが設けられており、前記ウイング部6,7は、前記延出部15b,16bの一部分により形成されている。前記防漏部15a,16aおよび延出部15b,16bには、非親水性シート18が設けられている。
【0030】
防漏部15a,16aでは、頂部21において前記非親水性シート18が折り曲げられており、折り曲げられた非親水性シート18は、前記防漏部15a,16aの基端部において前記表面シート12と接合されて接合部20が形成されている。よって、前記接合部20から前記頂部21までの領域が前記防漏部15a,16aとなり、前記接合部20から両側縁部4,5およびウイング部6,7の端縁部6a,7aまでが前記延出部15b,16bとなっている。
【0031】
前記防漏部15a,16aの内部には、長手方向に延びる複数の弾性部材22が接着されている。この弾性部材22は伸長させた状態で前記非親水性シート18に接合され、前記防漏部15a,16aには長手方向において弾性収縮力が作用している。また、前記防漏部15a,16aを形成している前記非親水性シート18は、生理用ナプキン1の前後端部において折畳まれた状態でその全体が前記表面シート12の表面に固定されている。したがって、生理用ナプキン1が自由状態のときに、前記弾性収縮力によって、前記生理用ナプキン1が湾曲させられ、その結果、前記防漏部15a,16aは頂部21が生理用ナプキン1の表面から離れる方向へ立ち上がる。立ち上り状態の前記防漏部15a,16aでは、その高さを二分する位置に縦方向に延びる折り線27,28が設けられて、前記防漏部15a,16aの断面形状はほぼV字形状となっている。
【0032】
そして、前記防漏部15a,16aの前記折り線27,28よりも下の部分での内壁面と、前記表面シート12との間に、ポケット状の凹状部23,23が形成され、吸収層13に吸収できずに表面シート12を伝って側方へ流れ出た経血を、前記凹状部23で塞き止めることができるようになっている。
【0033】
ここで、図1の左半部に示されるように、生理用ナプキン1の中央の長さL0の領域では、前記防漏部15aの基部の前記接合部20と、前記防漏部16aの基部の前記接合部20との間隔W0が広くなっており、長さL1の前方領域と、長さL2の後方領域とでは、前記間隔W1が狭くなっている。よって、前記受液領域17は、中央領域においてわずかに広くなっている。
【0034】
そして、少なくとも前記縦方向の長さ寸法がL0の中央領域の範囲では、図2に示すように、表面シート12の一部が、前記接合部20,20よりも外側へ突出し、前記接合部20,20から外側へ突出している前記表面シート12の端部が、中間シート12c,12dとなっている。さらに、前記防漏部15a,16aを構成している非親水性シート18のうち前記防漏部15a,16aの内壁側を構成している部分の端部は、前記接合部20,20から外側へ突出しており、前記接合部20,20から外側へ突出している前記非親水性シート18の端部が中間シート18a,18bとなっている。
【0035】
なお、前記表面シート12の端部で形成された前記中間シート12c,12dは、ホットメルト接着剤30と31とで、前記裏面シート11の表面に接着されているが、前記非親水性シート18の端部で形成された前記中間シート18a,18bは、その上に位置する非親水性シート18,18およびその下に位置する前記中間シート12c,12dのいずれとも接着されていない。
【0036】
一方、前記延出部15b,16bのウイング部6,7では、前記裏面シート11と前記非親水性シート18との間に、補強シート24,25が挟まれており、補強シート24,25の下面がホットメルト接着剤30によって前記裏面シート11に接着されている。また補強シート24,25の上面がホットメルト接着剤31によって前記非親水性シート18に接着されている。
【0037】
前記補強シート24,25は、ウイング部6,7の形状とほぼ同一の形状であり、前記補強シート24,25の内側に向く縁部24a,25aは、前記防漏部15a,16aの基部の前記接合部20,20よりも外側に位置し、且つ前記縁部24a,25aと前記接合部20,20は平行となっている。
【0038】
さらに、前記左側縁部4のうちの前記ウイング部6が形成されていない部分、さらに詳しくは、前記ウイング部6の縁と前記左側縁部4との境界部分を4a1,4b1としたときに、前記補強シート25の縁部25aは、前記境界部分4a1,4b1よりも前記中心線O−Oから離れる外側に位置している。他方の補強シート24においても同じであり、前記補強シート24の縁部24aは、境界部分5a1,5b1よりも外側に位置している。
【0039】
そして、前記補強シート24の縁部24aよりも内側で、前記中間シート12cの縁部12c1および前記中間シート18aの縁部18a1よりも外側の領域は、剛性の低い可撓領域Mとなっている。この可撓領域Mでは、裏面シート11と非親水性シート18とが重ねられて、ホットメルト接着剤30と31とによって互いに接着されている。同様に、前記補強シート25の縁部25aよりも内側で、前記中間シート12dの縁部12d1および前記中間シート18bの縁部18b1よりも外側の領域には、前記裏面シート11と非親水性シート18とが重ねられて接着された可撓領域Mが形成されている。
【0040】
図3に示すように、前記ウイング部6と7を外部装着体28のクロッチ部の外面に折り返すことができるようにし、しかも前記中間シート12c,12dおよび中間シート18a,18bが前記クロッチ部の内面側に位置できるようにするためには、前記可撓領域Mの幅寸法Wmは、外部装着体28の厚さ寸法以上であることが必要で、Wmは4mm以上であることが好ましい。また前記幅寸法Wmの上限は特に規定されるべき理由がないが、通常の生理用ナプキンの寸法から上限は15mm以下程度である。
【0041】
さらに、前記接合部20から、中間シート12cの縁部12c1までの距離、あるいは前記接合部20から中間シート18aの縁部18a1までの距離のいずれか長い方の寸法Wd、すなわち前記接合部20から中間シート12cが外側へ突出する長さ、あるいは前記接合部20から中間シート18aが外側へ突出する長さのうちのいずれか長い方の寸法Wdは、2mm以上であることが好ましく、さらに好ましくは3mm以上である。前記長さ以上であれば、図3の装着状態で、前記接合部20が外部装着体28のクロッチ部の縁部から内側へ間隔を開けて位置することができ、前記クロッチ部の側方から力Pが作用したときに、この力が前記接合部20および防漏部15aに直接に作用しにくくなる。そして、この実施の形態では、前記幅寸法Wdの領域が緩衝領域Dとなっている。なお、前記幅寸法Wdの上限も特に規定されるべき理由がないが、通常の生理用ナプキンの寸法から、前記上限は5mm以下、あるいは8mm以下であり、最大で10mm以下程度である。
【0042】
なお、前記寸法は、前記と逆側の側部、すなわち補強シート25が設けられている側においても同じである。
【0043】
ここで、図3に示す装着状態において、側方からの力に対して前記幅寸法Wdの緩衝領域Dが十分な緩衝効果を発揮できるためには、カトーテック株式会社製の自動化圧縮試験機「KES FB3−A」で測定したときの前記緩衝領域Dの圧縮エネルギーが0.4〜1.0(N・m/m2)であることが好ましい。前記範囲未満では、緩衝領域Dの軟質性が劣って十分な緩衝能力を発揮できず、前記範囲を超えると、緩衝領域Dを構成するシートが厚ぼったくなって、装着者が違和感を生じる不安がある。
【0044】
前記延出部15b,16bにおいて、前記可撓領域M,Mのガーレー剛性値を「1」としたときに、前記緩衝領域Dのガーレー剛性値、および前記補強シート24,25が設けられているウイング部6,7のガーレー剛性値は、2.5以上で9以下であることが好ましい。前記範囲未満であると、ウイング部6,7を折り返すときの可撓領域を明確にすることができず、接合部20の直近や補強シート24,25が設けられている部分で折れが生じるおそれがある。また前記範囲を超えると、可撓領域Mの直近の領域の剛性が高くなり、装着者に剛直感を与えるおそれがある。
【0045】
ここで、前記ガーレー剛性値は、可撓領域Mを構成する裏面シート11と非親水性シート18と同じシートを接着したものを、51mm(前記生理用ナプキンの長手方向に相当する長さ)×12.7mm(前記長手方向に直交する方向に相当)の試験片にして、ガーレーこわさ試験機(安田精機製)のチャックに前記試験片の長手方向側を把持させ、チャックを等速度で振ったときの振り子の目盛りを記録して剛性値(mN)を測定する。緩衝領域Dおよびウイング部6,7においても、これらを構成するのと同じシートの積層体で前記大きさの試験片を形成して、同様にガーレー剛性値を測定する。そしてこのガーレー剛性値の比は、前記可撓領域Mの1に対して、緩衝領域Dおよびウイング部6,7が2.5〜9の範囲とするようにシートの組み合わせを選択する。なお、前記ガーレーこわさ試験はJIS−L1018に準じて行なわれる。
【0046】
図2に示すように、前記ウイング部6と7の裏側では、前記裏面シート11の外面に、下着へ固着させるための感圧接着剤層34,34が設けられている。また生理用ナプキン1の中央部の裏面においても、前記裏面シート11の外面に帯状の感圧接着剤層32,32が設けられている。そして、使用前の状態では、前記感圧接着剤層34,34と前記感圧接着剤層32,32の表面に離型シートが貼られている。
【0047】
以下、本発明の生理用ナプキン1を形成する各素材の好ましい例を説明する。前記裏面シート11は、液不透過性シートであり、例えばPE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)およびEVA(エチレン・酢酸ビニル共重合体)のうちの1種または2種以上を組合わせて得られる樹脂フィルム、または前記樹脂フィルムにフィラー等を添加し、延伸して微細な孔を形成して透湿性を付与したものを用いることができる。または樹脂と紙のラミネート材、不織布と樹脂フィルムとが積層されたシートなどであってもよい。
【0048】
前記表面シート12は液透過性シートであり、例えばPE、PP、PETおよびEVAから選択される1種または2種以上を組合わせて得られる樹脂フィルムに液が透過することが可能な大きさの孔を多数形成したフィルム、またはPE、PP、PETなどを含む複合繊維を熱風、圧力または水流によって交絡、接合させた繊維不織布などから選択できる。
【0049】
前記吸収層13は、粉砕パルプとSAP(高吸収性ポリマー)とが混合されたもので液透過性の紙やセルロースシートで包んだもの、セルロースファイバをバインダー処理でシート化したもの、綿状パルプ、エアレイドパルプ、連続気泡タイプの親水性フォーム、薄葉紙、親水性繊維を使用したスパンレース不織布、親水処理を施したメルトブローン不織布、吸収紙、あるいはコットンリンターパルプなど、またはこれらを組合わせたものから選択できるが、吸収層として通常使用されるものであればこれらに限定されるものではない。
【0050】
前記透液シート35,36は、例えば、液吸収性が高く且つ嵩高な不織布などで形成されている。
【0051】
前記非親水性シート18は、液を浸透および透過させず、しかも柔軟な素材を選択することが好ましい。例えば、PP繊維、あるいはPE/PP、PE/PET、PP/EVA等の複合繊維で繊度が1.1dtex〜6.7dtexのもので形成された不織布で、例えばエアースルー法で形成された不織布を用いることが好ましい。繊度が1.1dtex未満では、毛細管作用を強めてしまい排泄液を誘導しやすくなり、また吸収を促進させて、一旦吸収層13に吸収された排泄液を逆に吸収してしまうので好ましくなく、また繊度が6.7dtexを越えると繊維の剛直性が増加し、着用感が損われる。
【0052】
前記非親水性シート18として用いられるエアースルー不織布は、目付けを10〜40g/m2とすることが好ましく、目付けが10g/m2未満では一旦吸収層13に吸収された排泄液を圧迫時に容易に圧出させてしまい、目付けが40g/m2を越えると着用感が損われる。また前記エアースルー不織布に代えて繊維を連続紡糸して得られるスパンボンド不織布であってもよい。または前記エアースルー不織布またはスパンボンド不織布にPE樹脂をラミネートしたシートを用いてもよい。このラミネート処理は前記不織布の全面に施してもよく、または部分的に施してもよい。不織布の全面に施す場合には、シートの剛直性が増加して装着感を損わないようにできるだけ薄く形成することが好ましく、10μm以下とすることが好ましい。また不織布に部分的に施す場合には、シートの剛直性が増加して装着感が損われないようにラミネート部分の面積率を50%以下に設定することが好ましい。
【0053】
さらに非親水性シート18の他の具体例としては、PE、PP、EVA等から選択される樹脂で形成された樹脂フィルムであってもよい。この場合の樹脂フィルムの目付けは10〜35g/m2であることが好ましい。
【0054】
前記防漏部15a,16aに使用される前記弾性部材22としては、オレフィン系のフィルムや紡糸体、ウレタン系の弾性糸や発泡体、天然ゴムを糸状またはリボン状にしたもの、あるいはこれらを組合わせたものから選択できる。
【0055】
また、前記補強シート24,25は、前記非親水性シート18と同じエアースルー不織布、スパンボンド不織布、樹脂フィルムを使用できる。また、この補強シート24,25は非親水性であることが好ましい。あるいは、前記補強シート24,25として紙材を使用することができる。この場合の紙材は、ある程度の剛性を発揮できるようにするために、クレープが形成されていないものを使用することが好ましい。また、前記補強シート24,25として、前記不織布、樹脂フィルム、紙材を組合せて2枚以上の構成としてもよい。
【0056】
図3に示すように、上記した生理用ナプキン1を下着などの外部装着体28のクロッチ部に装着する際には、中央部に設けられている感圧接着剤層34,34を外部装着体28のクロッチ部の内面に押し当てて固定する。さらに前記ウイング部6および7を可撓領域M,Mにおいて折り曲げて、外部装着体28のクロッチ部の外面に重ねるように折り返し、感圧接着剤層34を介して外部装着体28の外面に押し当てて固定する。
【0057】
ここで、幅が4mm以上の可撓領域M,Mを曲げ部として前記ウイング部6と7とを折り返すと、補強シート24,25の縁部24a,25aが外部装着体28のクロッチ部の左右両側部とほぼ一致するような状態で外部装着体28の外面に固着される。また、前記中間シート12c,12dおよび中間シート18a,18bが設けられている緩衝領域Dは、外部装着体28の内面においてクロッチ部の両側部に位置するようになる。
【0058】
ここで、前記中間シート12c,12dおよび中間シート18a,18bが設けられている緩衝領域Dのガーレー剛性値、および補強シート24,25が設けられているウイング部6,7のガーレー剛性値が、可撓領域Mのガーレー剛性値の2.5倍以上で9倍以下であると、可撓領域M,Mの部分で折られやすくなる。
【0059】
さらに、前記補強シート24の縁部24aおよび補強シート25の縁部25aは、ウイング部6と7の基端部の境界部分4a1,4b1および境界部分5a1,5b1よりも外側に位置しているため、ウイング部6,7よりも内側に位置する延出部15b,16bの部分が、外部装着体28の外面に向けて折り曲げられるのを防止しやすい。
【0060】
また、前記中間シート12c,12dおよび中間シート18a,18bが設けられている緩衝領域Dが、外部装着体28のクロッチ部の内面側に位置することで、前記接合部20,20が外部装着体28のクロッチ部の縁部よりも内側に位置でき、この接合部20を起点として防漏部15a,16aが装着者の肌に向けて確実に立ち上がって肌に密着しやすくなる。すなわち、前記緩衝領域Dが設けられていないと、ウイング部6,7を折り返したときに前記接合部20が外部装着体28の縁部付近の折曲げ部に位置することが有り得る。このような場合に、防漏部15a,16aが外側へ倒れやすくなり、ポケット状の凹状部23で、液を止めることができにくくなるおそれがある。しかし接合部20,20の外側に、少なくとも2mm以上の前記緩衝領域Dを設けておくことにより、防漏部15a,16aを外部装着体28のクロッチ部の内面を起点として装着者の方向へ起立させやすくなる。
【0061】
また、装着者の大腿部(P方向)からの圧迫によって生理用ナプキン1の側部から力Pが作用したとしても、この力が前記中間シート12c,12dおよび中間シート18a,18bが設けられている緩衝領域Dによって緩衝され、前記力が、防漏部15a,16aの基部である前記接合部20,20に直接に作用しにくい。よって、防漏部15a,16aが変形しにくく、防漏部15a,16aの起立状態を維持でき、防漏部15a,16aの内壁面と表面シート12との間にV字形状の凹状部23,23を維持しやすくなり、表面シート12に沿って側方へ流れた経血を前記凹状部23,23で止めることができる。
【0062】
特に、前記緩衝領域D,Dの圧縮エネルギーを、前記のように0.4〜1.0(N・m/m2)の範囲とすると、図3に示す装着時において側方から大腿部などからの力Pが与えられたときに、防漏部15a,16aに直接に力が作用しにくくなり、防漏壁15a,16aが変形しにくくなる。
【0063】
さらに、前記可撓領域M,Mでは、非親水性シート18と非親水性の裏面シート11とが接着されているため、前記表面シート12を伝わって接合部20を越えて滲み出た経血を可撓領域M,Mにおいて留めることができ、装着者の肌に前記経血が直接に付着しにくい。また前記可撓領域M,M内を浸透した経血は、裏面シート11と非親水性シート18との間において、非親水性である前記補強シート24,25の縁部24a,25aで堰き止められるため、ウイング部6,7の内部へ浸透することがない。よって経血が外部装着体28の外面に及ぶのを防止することができる。
【0064】
図4は本発明の他の実施の形態を示す半断面図である。
図4に示す実施の形態では、延出部15b,16bにおいて、前記裏面シート11と前記非親水性シート18とが、接合部20と平行な連続したまたは間欠的なエンボス部41により加圧されて熱融着されている。また、前記表面シート12の端部が接合部20よりも外側へ突出して中間シート12cが形成され、表面シート18の一部が接合部20よりも外側に突出して中間シート18aが形成されている。そして、前記中間シート18aは上下のシートに接着されていない。
【0065】
前記エンボス部41と、それ以外の部分とで剛性差が生じ、前記エンボス部41の内側の縁部41aと、前記中間シート12c,18aの縁部12c1,18a1との間に可撓領域Mが形成され、前記中間シート12cおよび中間シート18aが設けられた領域が緩衝領域Dとして機能するようになっている。
【0066】
この場合も、前記緩衝領域Dでは、圧縮エネルギーが0.4〜1.0(N・m/m2)の範囲に設定されることが好ましい。
【0067】
なお、前記実施の形態において、前記緩衝領域Dに、前記表面シート12や非親水性シート18と別体の中間シートを設け、この中間シートの外側に向く縁部の外側を可撓領域Mとしてもよい。
【0068】
【実施例】
以下、実施例と比較例をあげて本発明を詳述するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0069】
本明細書での前記緩衝領域Dの圧縮エネルギーは、カトーテック(株)の自動化圧縮試験機「KES FB3−A」で測定した値を用いている。
【0070】
生理用ナプキンの前記緩衝領域Dを構成するのと同じ構成のシート積層体を試験片として作成して、前記自動化圧縮試験機に設置する。そして、面積が2cm2の円形の加圧板で試験片をシートの厚み方向へ加圧する。まず、前記試験片に49Pa(0.5g/cm2)の初期圧力P0を与える。そして、前記初期圧力P0を起点として、前記圧縮圧力をPm=4900Pa(50g/cm2)まで圧縮速度50mm/secで直線的に高め、前記圧縮圧力Pmを与えたときの厚みをTmとする。このとき単位面積(m2)あたりの前記試験片の圧縮エネルギーWCは、WC=∫P・dT(Pは圧力、Tは厚み)でTm→T0の間で定積分を行った値として求められる。
【0071】
以下の比較例および実施例では、まず緩衝領域Dを構成するのと同じシートを積層したもので、生理用ナプキンの長手方向の長さを100mm、幅方向の長さを100mmとした試験片として、前記自動化圧縮試験機により圧縮エネルギーを測定した。
【0072】
そして前記シートの積層体を緩衝領域Dとした生理用ナプキンを製造し、下着のクロッチ部に図3に示すように装着し、前記クロッチ部に側方から力を与えたときの防漏部の変形状態を観察した。また前記生理用ナプキンをモニタに装着させて、装着感を評価させた。
【0073】
以下の比較例と実施例では、裏面シート11を目付け23.5g/m2のポリエチレンフィルムで形成し、非親水性シート18をPE/PPの複合合成繊維を用いたスパンボンド不織布で目付けが22g/m2のもので形成した。
【0074】
比較例1は、緩衝領域Dに中間シートを設けず、前記緩衝領域Dを裏面シート11と非親水性シート18のみで形成した。
【0075】
比較例2では、中間シートとして、目付けが30g/m2のクレープを有しない紙材で形成した。
【0076】
比較例3は、中間シートとして、PE/PPの複合合成繊維で形成したスパンボンド不織布で、目付けが22g/m2のものを1枚用いた。
【0077】
比較例4は、PE/PETの複合合成繊維で形成したエアースルー不織布で、目付けが25g/m2のものを1枚用いた。
【0078】
比較例5は、中間シートとして、PE/PPの複合合成繊維で形成したスパンボンド不織布で、目付けが22g/m2のものを1枚と、PE/PETの複合合成繊維で形成したエアースルー不織布で、目付けが25g/m2のものを2枚用いた。
【0079】
比較例6は、中間シートとして、液を透過できる多数の孔が形成されたポリエチレンフィルムで、目付けが27g/m2のものを1枚用いた。
【0080】
そして実施例1は、中間シートとして、PE/PPの複合合成繊維で形成したスパンボンド不織布で、目付けが22g/m2のものを1枚と、PE/PETの複合合成繊維で形成したエアースルー不織布で、目付けが25g/m2のものを1枚用いた。これは図2に示す構造の生理用ナプキンを想定したもので、前記スパンボンド不織布を非親水性シート18の一部で形成された中間シート18a,18bとし、前記エアースルー不織布は、表面シート13の一部で形成された中間シート12c,12dとしたものである。
【0081】
上記した比較例および実施例の生理用ナプキンについて、装着した状態で、下着のクロッチ部へ側方から力を与えたときの防漏部の変形状態、および着用感の評価を表1に示す。表1中、ウイング部の折り曲げの影響で防漏部が変形したものを×印で評価した。
【0082】
【表1】
Figure 0004117158
【0083】
実施例1では、緩衝領域の圧縮エネルギーを0.4〜1.0(N・m/m2)の範囲にしたので、ウイング部の折り曲げが防漏壁の変形として影響せず、また装着感が良好である。一方比較例1ないし4および6は、緩衝領域の圧縮エネルギーが0.4(N・m/m2)未満であるため、防漏部に変形が生じた。また比較例5は、圧縮エネルギーが1.0(N・m/m2)を越えているため、装着したときに、防漏部の外側の緩衝領域が厚ぼったい感触となった。
【0084】
【発明の効果】
以上説明した本発明では、生理用ナプキンを下着などの外部装着体のクロッチ部の中央領域に設置しやすくなる。また側方からの力が与えられても、防漏部が変形などしにくく、防漏部による防漏効果を常に確実に発揮できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生理用ナプキンを示す平面図であり、O−O線を境とした左側半分は比親水性シートを取り外した状態を示し、右側半分は非親水性シートが取付けられた状態を示す、
【図2】図1のII−II線の断面図、
【図3】本発明の生理用ナプキンを外部装着体に装着したときの状態を示す断面図、
【図4】本発明の生理用ナプキンの他の実施の形態を示す半断面図、
【符号の説明】
D 緩衝領域
M 可撓領域
1 生理用ナプキン
6,7 ウイング部
11 裏面シート
12 表面シート
12c,12d 中間シート
13 吸収層
15,16 非親水性領域
15a,16a 防漏部
15b,16b 延出部
18 非親水性シート
18a,18b 中間シート
20 接合部
22 弾性部材
23 凹状部
24,25 補強シート
32,34 感圧接着剤層

Claims (4)

  1. 表面の少なくとも中央領域に液透過性の表面シートを有し、前記表面シートと裏面シートとの間に吸収層が設けられ、前記表面の両側部に縦方向に延びる防漏部と、前記防漏部と前記表面シートとの接合部よりも外側へ延びる延出部とが設けられ、前記延出部一部が前記裏面シート側へ折り曲げられて下着に固着される生理用ナプキンにおいて、
    前記防漏部は非親水性シートが2枚重ねに折られて構成され、前記非親水性シートの一方の縁部が前記延出部の縁部まで延び、前記接合部は、2枚の前記非親水性シートと前記表面シートとが長手方向に沿って接合されて形成され
    前記延出部には、前記非親水性シートの他方の縁部と前記表面シートの縁部とが前記接合部から延び出た所定幅の緩衝領域と、前記裏面シートと前記表面シートとの間に補強シートが挟まれた補強領域と、前記緩衝領域と前記補強領域との間に位置して前記補強領域を折り曲げることを可能とした所定幅の可撓領域が設けられており、
    前記緩衝領域を、その厚みと直交する向きで圧力を49Paから4900Paまで変化させて加圧したときの、前記圧力と前記緩衝領域の厚みとの積を、厚みの初期値から終値まで定積分したときの値である圧縮エネルギーが、0.4〜1.0(N・m/m2)であることを特徴とする生理用ナプキン。
  2. 前記緩衝領域において、前記裏面シートと前記非親水性シートとの間に位置する前記非親水性シートの他方の一部と前記表面シートの一部は、その上下に位置するシートと非接着である請求項記載の生理用ナプキン。
  3. 前記可撓領域では、前記非親水性シートの一部と前記裏面シートとが接合されている請求項1または2記載の生理用ナプキン。
  4. 前記防漏部には、長手方向への弾性収縮力を発揮する弾性部材が取付けられており、前記防漏部は、前記接合部を基端として前記表面から離れる方向へ立ち上り可能である請求項1ないし3のいずれかに記載の生理用ナプキン。
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