JP6623208B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、生理用ナプキン等の吸収性物品に関する。
特許文献1及び特許文献2には、生理用ナプキン等の吸収性物品が開示されている。特許文献1の吸収性物品は、吸収コアの肌対向面側に複数の表面シートが設けられている。表面シートは、第1表面シート(特許文献1の表面シート)と、第1表面シートと厚さ方向に重なる第2表面シート(特許文献1の熱融着性繊維シート)と、を有する。第1表面シートは、非熱融着性繊維を含んでいる。
また、特許文献2の吸収性物品は、表面シートが幅方向に折り畳まれている。この表面シートの折り返し部分は、表面シートの非肌対向面側に位置するシートに接合されてなく、着用者側に起立可能に構成されている。折り返し部分の先端は、幅方向の外側に向かって配置されている。
特許5074913号公報 特開平10−118118号公報
特許文献2の吸収性物品では、折り返し部分は、着用者側に起立可能に構成されており、着用時に脚の間に配置される。よって、着用者の歩行時等に、表面シートの折り返し部分の先端が着用者の脚によって擦れることがある。表面シートが脚によって繰り返しすれることにより、表面シートを構成する繊維が抜けてしまうおそれがあった。特に、特許文献2のように、非熱融着性繊維を含むシートにあっては、繊維が熱融着性を有しないため、繊維がより抜け易い傾向にある。
したがって、表面シートの幅方向の外側縁における非熱融着性繊維の抜けを抑制できる吸収性物品が望まれる。
一態様に係る吸収性物品は、前後方向と、前記前後方向に直交する幅方向と、表面シートと、前記表面シートの非肌対向面側に配置された吸収コアと、を有する吸収性物品であって、表面シートは、第1表面シートと、前記第1表面シートの非肌対向面側に位置する第2表面シートと、を有する吸収性物品であって、前記第1表面シートは、非熱融着性繊維を含んでおり、前記第1表面シートの幅方向の外側縁は、前記第2表面シートの肌対向面側に配置されており、前記第1表面シートと前記第2表面シートが接合された接合領域が設けられており、前記接合領域と前記第1表面シートの外側縁との幅方向の距離は、前記非熱融着性繊維の繊維長よりも短い。
図1は、肌対向面側から見た実施形態に係る吸収性物品の平面図である。 図2は、図1に示すA−A線に沿った断面図である。 図3は、図2に示すB部分の拡大図である。 図4は、接着領域と圧搾部を示した平面図である。
(1)実施形態の概要
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
一態様に係る吸収性物品は、前後方向と、前記前後方向に直交する幅方向と、表面シートと、前記表面シートの非肌対向面側に配置された吸収コアと、を有する吸収性物品であって、表面シートは、第1表面シートと、前記第1表面シートの非肌対向面側に位置する第2表面シートと、を有する吸収性物品であって、前記第1表面シートは、非熱融着性繊維を含んでおり、前記第1表面シートの幅方向の外側縁は、前記第2表面シートの肌対向面側に配置されており、前記第1表面シートと前記第2表面シートが接合された接合領域が設けられており、前記接合領域と前記第1表面シートの外側縁との幅方向の距離は、前記非熱融着性繊維の繊維長よりも短い。
接合領域と第1表面シートの外側縁との幅方向の距離は、非熱融着性繊維の繊維長よりも短いため、非熱融着性繊維の少なくとも一部は、接合領域において接合されやすい。よって、非熱融着性繊維を接合領域によって保持でき、第1表面シートの外側縁が擦れた際に非熱融着性繊維が抜けることを抑制できる。
好ましい一態様によれば、前記接合領域には、前記第1表面シートと前記第2表面シートを圧縮した圧搾部が設けられている。
圧搾部によれば、第1表面シートの非肌対向面側と第2表面シートの肌対向面側との接合のみならず、第1表面シートの厚さ方向に延びる一定範囲に亘って第1表面シートが接合されやすい。よって、接合領域において、非熱融着性繊維がより第2表面シートに接合されやすくなる。
好ましい一態様によれば、前記圧搾部は、前記前後方向又は前記幅方向に間隔を空けて配置されている。
圧搾部が連続的に配置されている構成と比較して、第1表面シートの外側縁の剛性が低くなり、脚の動きに対して第1表面シートの外側縁が追従し易くなる。よって、第1表面シートの外側縁と脚との摩擦を抑制し、第1表面シートの非熱融着性繊維が抜けることを抑制できる。
好ましい一態様によれば、前記接合領域には、前記第1表面シートと前記第2表面シートを接着する接着剤が設けられている。
接着剤によって第1表面シートと第2表面シートを接合する構成にあっては、接合時に熱や圧が第1表面シートに掛かり難い。よって、接合時の熱等による非熱融着性繊維の破断を抑制し、第1表面シートの繊維の抜けをより抑制できる。
好ましい一態様によれば、前記第1表面シートは、熱融着性繊維を含む。
第1表面シートが熱融着性繊維を含むため、熱融着性繊維の融着によって繊維間に融着部が形成され、非熱融着性繊維が抜け難くなる。
好ましい一態様によれば、前記第2表面シートは、熱融着性繊維を含む。
第2表面シートが熱融着性繊維を含むため、熱融着性繊維の融着によって繊維間に融着部が形成され、第1表面シートの非熱融着性繊維が融着部に引っ掛かり、抜け難くなる。
好ましい一態様によれば、前記第2表面シートの非肌対向面側には、前記吸収性物品の外側縁を覆うサイドシートが配置されており、前記第2表面シートの外側縁は、前記第1表面シートの外側縁よりも幅方向の外側に位置し、前記第2表面シートの外側縁と前記サイドシートとが接合されていないサイド非接合領域を有する。
第2表面シートの外側縁は、第1表面シートよりも幅方向の外側に位置し、かつサイド非接合領域においてサイドシートに対して起立している。よって、着用者の脚によって挟まれた際に、第1表面シートの外側縁よりも第2表面シートの外側縁が先に脚に当たり易い。第1表面シートの外側縁が脚と擦れることによる非熱融着性繊維の抜けをより防止できる。
好ましい一態様によれば、前記第2表面シートは、前記前後方向に沿った折り目を基点に折り畳まれており、前記折り目は、前記第2表面シートの外側縁に設けられている。
第2表面シートが折り畳まれているため、着用者の脚に当たった際に折り目を基点に変形し易い。第2表面シートが変形することにより、第1表面シートへの当たりを和らげ、第1表面シートの非熱融着性繊維の抜けを抑制できる。
好ましい一態様によれば、前記第1表面シートの外側縁は、前記吸収コアの外側縁よりも幅方向の内側に位置する。
着用者の脚によって挟まれた際に、第1表面シートの外側縁よりも吸収コアの外側縁が先に脚に当たり易い。第1表面シートの外側縁が脚と擦れることによる非熱融着性繊維の抜けをより防止できる。
(2)吸収性物品の構成
以下、図面を参照して、実施形態に係る吸収性物品ついて説明する。吸収性物品は、生理用ナプキン、パンティライナー、母乳パッド、大人用失禁パッド、糞便パッド又は汗取りシートのような吸収性物品であってよい。特に、吸収性物品は、使用者の下着のような着用物品の内側に取り付けられて使用される物品であってよい。
なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なる場合があることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法等は、以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれる場合がある。
図1は、肌対向面側から見た第1実施形態に係る吸収性物品1の平面図である。ここで、「肌対向面側」は、使用中に着用者の肌に面する側に相当する。「非肌対向面側」は、使用中に着用者の肌とは反対に向けられる側に相当する。図2は、図1に示すA−A線に沿った断面図であり、図3は、図2に示すB部分の拡大図である。
吸収性物品1は、前後方向L及び幅方向Wを有する。前後方向Lは、着用者の前側(腹側)から後側(背側)に延びる方向、又は着用者の後側から前側に延びる方向である。幅方向Wは、前後方向Lと直交する方向である。
吸収性物品1は、前側域R1と、後側域R2と、中央域R3と、を含む。中央域R3は、着用者の排泄口(例えば膣口)に対向する排泄口当接部R33を含む。吸収性物品1が下着に装着されたときに、中央域R3は、下着の股下部に位置する。つまり、排泄口当接部R33は、着用者の股下、すなわち着用者の両足の間に配置される領域である。
前側域R1は、中央域R3よりも前側に位置する。前側域R1の前端縁は、吸収性物品1の前端縁を規定する。後側域R2は、中央域R3よりも後側に位置する。後側域R2の後端縁は、吸収性物品1の後端縁を規定する。後側域R2の前後方向Lの長さは、中央域R3の前後方向Lの長さよりも長くなっていてよい。
中央域R3には、後述するウイング3が設けられていてよい。また、後側域R2には、幅方向Wの外側に膨らんだヒップフラップ4が設けられていてよい。ウイング3の前端縁は、ウイング3の付け根によって規定されており、最も幅方向Wの内側に窪んだ2つの部分のうち、前側に位置する部分に相当する。ウイング3の前端縁は、中央域R3と前側域R1との境界を規定していてもよい。ウイング3の後端縁は、ウイング3の付け根によって規定されており、最も幅方向Wの内側に窪んだ2つの部分のうち、後側に位置する部分に相当する。ウイング3の後端縁は、中央域R3と後側域R2との境界を規定していてもよい。
吸収性物品1は、着用者の肌に向けられる表面シート10と、着用者の肌とは反対側に向けられる裏面シート14と、表面シート10と裏面シート14の間に配置された吸収コア20と、を含む。表面シート10は、吸収コア20よりも肌対向面側T1に設けられる。裏面シート14は、吸収コア20よりも非肌対向面側T2に設けられる。吸収コア20は、表面シート10と裏面シート14との間に設けられる。
表面シート10は、体液等の液体を透過する液透過性のシートである。表面シート10は、幅方向Wにおける吸収コア20の中央部を覆ってよい。表面シート10は、前側域R1から後側域R2まで前後方向Lに延びていてよい。表面シート10は、第1表面シート11と第1表面シート11の非肌対向面側に位置する第2表面シート12を有してよい。
第1表面シート11は、非熱融着性繊維を含む。非熱融着性繊維は、コットン繊維を例示できる。第1表面シート11は、非熱融着性繊維の交絡によって形成されている。コットン繊維の繊維径は、0.9-1.2Dtexであってよく、コットン繊維の繊維長は、25.4-29.4mmであってよい。第1表面シート11は、コットン不織布を例示できる。コットン不織布は、の目付は、30g/mであってよい。また、第1表面シート11は、2層構造であってもよい。より詳細には、コットン繊維100%の上層と、コットン繊維60%と熱融着性繊維40%の下層と、の積層シートによって構成されてよい。第1表面シート11の破断伸度は、繊維の配向方向に沿った強度が30〜60N/25mmであってよく、繊維の配向方向と直交方向の強度が5〜10N/25mmであってよい。
第2表面シート12は、熱融着性繊維を含む。第2表面シート12は、熱融着性繊維の融着によって形成されている。表面シート10は、サイドシート13を更に有してもよい。サイドシート13は、第1表面シート11及び第2表面シート12の幅方向の外側に延びてよい。サイドシート13は、第1表面シート11及び第2表面シート12の非肌対向面側に配置されており、第1表面シート11及び第2表面シート12を覆っていない。
表面シート10は、サイドシート13を更に有してもよい。サイドシート13は、第1表面シート11及び第2表面シート12の幅方向の外側に延びてよい。サイドシート13は、吸収性物品の外側縁を覆っている。サイドシート13は、第1表面シート11及び第2表面シート12の非肌対向面側に配置されており、第1表面シート11及び第2表面シート12を覆っていない。
裏面シート14は、液不透過性のシートである。裏面シート14は、ポリエチレンシート、ポリプロピレン等を主体としたラミネート不織布、通気性の樹脂フィルム、スパンボンド、又はスパンレース等の不織布に通気性の樹脂フィルムが接合されたシートなどを用いることができる。
吸収コア20は、少なくとも中央域R3及び後側域R2に配置される。また、吸収コア20は、中央域R3から前側域R1まで延びていてもよい。吸収コア20は、液体を吸収する吸収材料を含む。吸収コア20は、コアラップによって包まれていてもよい。吸収コア20を構成する吸収材料は、例えば、親水性繊維、パルプ及び高吸水性高分子(SAP)から形成できる。コアラップは、例えば不織布やティッシュシートから構成することができる。
前述したように、吸収性物品1は、ウイング3及びヒップフラップ4を有する。ウイング3及びヒップフラップ4は、中央域R3における吸収コア20の外側縁よりも幅方向Wの外側に延出している。ウイング3及びヒップフラップ4は、表面シート10と裏面シート14との積層によって構成されていてよい。ウイング3は、裏面シート14側に折り返し可能に構成されている。ウイング3は、使用時に下着のクロッチ部の非肌対向面側に折り返される。
ヒップフラップ4は、ウイング3よりも後側に位置し、後側域R2に設けられている。ヒップフラップ4は、使用時に折り返されず、下着と着用者の臀部との間に配置される。本実施形態では、ヒップフラップ4には吸収材料が設けられていない。この代わりに、ヒップフラップ4には、吸収材料が設けられていてもよい。
次いで、このように構成された吸収性物品1の表面シート10の非熱融着性繊維の抜けを抑制する構成について説明する。第1表面シート11の幅方向の外側縁11Eが第2表面シート12の肌対向面側に配置されているため、着用時に着用者の脚によって第1表面シート11の外側縁11Eが擦れることがある。非熱融着性繊維は、熱融着性繊維と比較して、熱によって融着せず、繊維間の結合が弱くなり易い。よって、非熱融着性繊維を含む第1表面シート11が着用者の脚に擦れると、非熱融着性繊維が抜けるおそれがある。吸収性物品1は、非熱融着性繊維を有する表面シート(本実施の形態における第1表面シート11)における非熱融着性繊維の抜けを抑制するように構成されている。
第1表面シート11と第2表面シート12が重なる領域には、第1表面シート11と第2表面シート12が接合された接合領域RXが設けられている。接合領域RXと第1表面シート11の外側縁11Eの幅方向Wの距離は、非熱融着性繊維の繊維長よりも短い。よって、非熱融着性繊維の少なくとも一部は、接合領域RXにおいて接合される。非熱融着性繊維を接合領域RXによって保持でき、第1表面シート11の外側縁11Eが擦れた際に非熱融着性繊維が抜けることを抑制できる。また、接合領域RXは、前後方向Lに延びていることが好ましい。第1表面シート11の前後方向の全体に亘って接合領域RXを設け、非熱融着性繊維の抜けを効果的に防止できる。
なお、接合領域RXは、第1表面シート11の外側縁11Eに一致していてもよいし、第1表面シート11の外側縁11Eよりも幅方向Wの内側に位置してもよい。第1表面シート11の外側縁11Eから幅方向Wの内側に延びる非接合領域RYが設けられている構成にあっては、接合領域RXと第1表面シート11の外側縁11Eの幅方向Wの距離は、非接合領域RYの幅方向Wの長さとなる。
次いで、接合領域RXについて詳細に説明する。図4は、第1表面シート11と第2表面シート12の接着領域RAと、圧搾部18と、を示している。実際には、接着領域RAと、圧搾部18は、厚さ方向Tに重なっているが、説明の便宜上、前後方向に隣接した状態で図示している。接合領域RXは、第1表面シート11と第2表面シート12が接合された領域であり、具体的には、圧搾部18と接着領域RAが厚さ方向Tに重なる領域、圧搾部18のみが設けられた領域、及び接着領域RAのみが設けられた領域を含む。非接合領域RYは、圧搾部18が設けられてなく、かつ接着領域RAが設けられてない領域である。なお、他の形態において、接合領域RXは、圧搾部が設けられた領域のみによって構成されてもよいし、接着領域が設けられた領域のみによって構成されてもよい。
接合領域RXには、第1表面シート11と第2表面シート12を圧縮した圧搾部18が設けられてよい。圧搾部18は、第1表面シート11の非肌対向面と第2表面シート12の肌対向面との接合のみならず、第1表面シート11の厚さ方向に延びる一定範囲に亘って第1表面シート11と第2表面シート12を接合し易い。よって、接合領域RXにおいて非熱融着性繊維が第2表面シート12に接合され、非熱融着性繊維の抜けをより抑制できる。
また、圧搾部18は、前後方向L又は幅方向Wに間隔を空けて複数配置されていてよい。本実施の形態に係る圧搾部18は、前後方向Lに延びており、幅方向Wに間隔を空けて配置されている。圧搾部18が連続的に配置されている構成と比較して、第1表面シート11の外側縁11Eの剛性が低くなり、脚の動きに対して第1表面シート11の外側縁11Eが追従し易くなる。よって、第1表面シート11の外側縁11Eと脚との摩擦を抑制し、第1表面シート11の非熱融着性繊維が抜けることを抑制できる。
接合領域RXには、接着領域RAが設けられてよい。接着領域RAは、第1表面シート11と第2表面シート12を接着する接着剤を有する。本実施の形態に係る圧搾部18は、前後方向Lに延びており、幅方向Wに間隔を空けて配置されている。接着剤によって第1表面シート11と第2表面シート12を接合する構成にあっては、接合時に熱や圧が第1表面シート11に掛かり難い。よって、接合時の熱等による非熱融着性繊維の破断を抑制し、第1表面シート11の繊維の抜けをより抑制できる。また、非熱融着性繊維は、圧搾加工によって融着し難く、その接合強度が低いことがある。接着剤によれば、所望の接合強度を得やすくなる。
接合領域RXに、接着領域RAと圧搾部18の両方が設けられてよい。接着領域RAによって第1表面シート11と第2表面シートの接合強度を確保し、かつ圧搾部18によって第1表面シート11と第2表面シートの厚み方向の一定範囲を接合することができ、より非熱融着性繊維の抜けを抑制できる。また、接合領域RXは、接着領域RAと圧搾部18が異なるピッチで設けられてよい。具体的には、接着領域のRAの幅方向のピッチは、圧搾部18の幅方向のピッチよりも短く、圧搾部18の幅方向のピッチの半分であってよい。このような構成によれば、両方が重なった接着強度が強い領域と、一方のみが配置された接着強度が低い領域と、が設けられる。接着強度が低い領域で表面シートの柔軟性を確保しつつ、接着強度が高い領域で非熱融着性繊維の接合状態を維持できる。
また、第1表面シートは、非熱融着性繊維と共に熱融着性繊維を含んでよい。第1表面シートが熱融着性繊維を含むため、熱融着性繊維の融着によって繊維間に融着部が形成され、非熱融着性繊維が抜け難くなる。よって、熱融着性繊維の抜けをより防止できる。
第2表面シート12は、熱融着性繊維を含んでよい。第2表面シート12が熱融着性繊維を含むため、熱融着性繊維の融着によって繊維間に融着部が形成され、第1表面シート11の非熱融着性繊維が融着部に引っ掛かり、抜け難くなる。よって、非熱融着性繊維の抜けをより防止できる。
図2に示すように、第2表面シート12の外側縁12Eとサイドシート13とが接合されていないサイド非接合領域RZが設けられてよい。第2表面シート12の外側縁12Eは、第1表面シート11よりも幅方向の外側に位置し、かつサイド非接合領域RZにおいてサイドシート13に対して起立している。よって、着用者の脚によって挟まれた際に、第1表面シート11の外側縁11Eよりも第2表面シート12の外側縁12Eが先に脚に当たり易い。第1表面シート11の外側縁11Eが脚と擦れることによる非熱融着性繊維の抜けをより防止できる。
第2表面シート12の外側縁12Eには、第2表面シート12の前後方向Lに延びる折り目FLが形成されてよい。第2表面シート12が折り畳まれているため、着用者の脚に当たった際に折り目FLを基点に変形し易い。例えば、折り畳まれた第2表面シート同士が接合されていない構成にあっては、折り畳まれた第2表面シートが厚み方向に離れるように変形し、幅方向の内側に変形する。第2表面シート12が変形することにより、第1表面シート11への当たりを和らげ、第1表面シート11の非熱融着性繊維の抜けを抑制できる。
第1表面シート11の外側縁11Eは、吸収コア20の外側縁20Eよりも幅方向Wの内側に位置してよい。着用者の脚によって挟まれた際に、第1表面シート11の外側縁11Eよりも吸収コア20の外側縁20Eが先に脚に当たり易い。第1表面シート11の外側縁11Eが脚と擦れることによる非熱融着性繊維の抜けをより防止できる。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
表面シートの幅方向の外側縁における非熱融着性繊維の抜けを抑制できる吸収性物品を提供できる。
1 吸収性物品
11 第1表面シート(表面シート)
11E 外側縁
12 第2表面シート(表面シート)
12E 外側縁
13 サイドシート(表面シート)
18 圧搾部
20 吸収コア
20E 外側縁
R1 前側域
R2 後側域
R3 中央域
RA 接着領域
RX 接合領域
RY 非接合領域
RZ サイド非接合領域

Claims (9)

  1. 前後方向と、
    前記前後方向に直交する幅方向と、
    表面シートと、
    前記表面シートの非肌対向面側に配置された吸収コアと、を有
    前記表面シートは、非熱融着性繊維を含む第1表面シートと、前記第1表面シートの非肌対向面側に位置する第2表面シートと、を有する吸収性物品であって
    前記第1表面シートの前記幅方向の外側縁は、前記第2表面シートの肌対向面側に配置されており、
    前記第1表面シートと前記第2表面シートが接合された接合領域が設けられており、
    前記第1表面シートの外縁には、前記第2表面シートと接合されていない自由端部が設けられており、
    前記接合領域と前記第1表面シートの前記外側縁との前記幅方向の距離は、前記非熱融着性繊維の繊維長よりも短い、吸収性物品。
  2. 前記接合領域には、前記第1表面シートと前記第2表面シートを圧縮した圧搾部が設けられている、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記圧搾部は、前記前後方向又は前記幅方向に間隔を空けて配置されている、請求項2に記載の吸収性物品。
  4. 前記接合領域には、前記第1表面シートと前記第2表面シートを接着する接着剤が設けられている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  5. 前記第1表面シートは、熱融着性繊維を含む、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  6. 前記第2表面シートは、熱融着性繊維を含む、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  7. 前記第2表面シートの非肌対向面側には、前記吸収性物品の外側縁を覆うサイドシートが配置されており、
    前記第2表面シートの外側縁は、前記第1表面シートの前記外側縁よりも前記幅方向の外側に位置し、
    前記第2表面シートの前記外側縁と前記サイドシートとが接合されていないサイド非接合領域を有する、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  8. 前記第2表面シートは、前記前後方向に沿った折り目を基点に折り畳まれており、
    前記折り目は、前記第2表面シートの前記外側縁に設けられている、請求項7に記載の吸収性物品。
  9. 前記第1表面シートの前記外側縁は、前記吸収コアの外側縁よりも前記幅方向の内側に位置する、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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