JP4116111B2 - オキソノール染料の製造方法 - Google Patents

オキソノール染料の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、写真用フィルター染料等として有用なオキソノール染料の新規な製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
オキソノール染料は、ハロゲン化銀写真感光材料のイラジエーション防止、ハレーション防止およびフィルター用として有用な染料の一つである。特にメチン鎖が置換されたペンタメチンオキソノール染料は染料の吸収波長や安定性を調節することができるため有用である。
オキソノール染料の製造方法としては、例えば英国特許第506、385号、特公昭54−20967号、同54−38129号、特開昭50−91627号、同62−273527号、同63−139949号等に記載の方法すなわち、1ー(2,4−ジニトロフェニル)ピリジニウム塩とアニリンをカップリングさせた化合物を単離し、次に活性メチレン化合物とアニリンを置換する方法が知られている。しかし、この方法では工程数が増えること、およびピリジン環上に置換基を有する場合、アニリンとのカップリング生成物が不安定になる等の問題点があるため製造には不適当である。
特開平8−50346号には、ピリジン環が特定の置換基で置換された1−(2,4−ジニトロフェニル)ピリジニウム塩と活性メチレン化合物からオキソノール染料を製造する方法が開示されている。この方法は本発明者の検討によれば、ピリジン環上の置換基種により染料が良好な収率で得られないケースが散見され汎用的に用いることができない。また、1位がベンゾオキサゾールで置換されたピリジニウム塩を用いてシアニン染料を合成する方法が英国特許第424、264号に開示されているが、オキソノール染料の合成に関しては記載はなく、かつピリジン環上に置換基を有する化合物に関しても詳細な記載がない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的はメチン鎖が置換されたオキソノール染料を高収率、高純度で汎用的に製造できる方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は下記の(1)から()の方法により達成された。
(1)下記一般式(I)で表されるαケトメチレン化合物と、下記一般式(II)で表されるピリジニウム化合物を縮合させて下記一般式(III)で表されるオキソノール染料を製造することを特徴とするオキソノール染料の製造方法。
【0005】
【化5】
Figure 0004116111
【0006】
式(I)中、Qは炭素環もしくはヘテロ環を表す。式(II)中、Xは下記一般式( VI )で表される基を表し、Yは置換基を表し、Zはアニオンを表す。nは分子を中和するのに必要な整数を表し、分子内塩の場合は0である。式(III)中、Mはカチオンを表し、QおよびYはそれぞれ式(I)、式(II)と同義である
【0007】
【化6】
Figure 0004116111
【0008】
式( VI )中、Wは含窒素ヘテロ環を完成するのに必要な非金属原子群を表す。
(2)上記一般式( II )が下記一般式( IV )で表される(1)に記載のオキソノール染料の製造方法。
【0009】
【化7】
Figure 0004116111
【0010】
式( IV )中、X、Y、Zおよびnは式( II )と同義である。
(3)上記一般式( IV )においてYが飽和又は不飽和のヘテロ環である(2)に記載のオキソノール染料の製造方法。
(4)上記一般式( IV )において、Yが下記一般式(V)で表される(2)に記載のオキソノール染料の製造方法。
【0011】
【化8】
Figure 0004116111
【0012】
式(V)中、Aはアミド結合を含むヘテロ環を完成するのに必要な非金属原子群を表す。
(5)上記一般式( IV )において、Yが4−ピリジル基である(2)に記載のオキソノール染料の製造方法。
(6)一般式(II)において、Xがベンゾチアゾール環またはベンゾオキサゾール環またはトリアジン環である(1)に記載のオキソノール染料の製造方法。
(7)一般式(I)において、Qがピラゾロンである(1)に記載のオキソノール染料の製造方法。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明のオキソノール染料の製造方法は、一般式(II)で表される様に、1位が前記一般式( VI )で表される飽和又は不飽和のヘテロ環で置換されたピリジニウム塩を用いることを特徴とするものである。以下に本発明を更に詳細に説明する。
【0014】
一般式(I)で表されるαーケトメチレン化合物とは例えばHamer, Cyanine Dyes and Related Compounds, 469-494頁および595-604 頁に記載されている化合物群であり、好ましくは2−ピラゾリン−5−オン、バルビツール酸、2−チオバルビツール酸、ピラゾリジン−3,5−ジオン、2−ピリドン、2,6−ジヒドロキシピリジン、ピラゾロ〔3,4-b 〕ピリジン−3,6−ジオン、2−イソオキサゾリン−5−オン、インダン−1,3−ジオン、ローダニン、ヒダントイン等を挙げることができ、特に好ましくは下記一般式(VII)で表される2−ピラゾリン−5−オンである。
【0015】
【化9】
Figure 0004116111
【0016】
式中、R1はアリール基又はアルキル基を表し、R2はCOOR3, CONR3R4, COR5, NR3R4, NR3CONR3R4, OR3, SO2R5, NR3COR5, NR3SO2R5, アルキル基、アリール基またはシアノ基を表し、R3, R4はそれぞれ水素原子、アルキル基又はアリール基を表し、R5はアルキル基又はアリール基を表し、R3とR4は連結して5または6員環を形成してもよい。そして、分子中に少なくとも1個のスルホ基又はカルボキシル基を有するものが好ましい。
R1, R2, R3, R4またはR5で表されるアルキル基は炭素数1乃至20のアルキル基(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、イソプロピル、n−ヘキシル、n−オクタデシル)が好ましく、置換基{例えばヒドロキシル基、カルボキシル基、スルホ基、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン(例えばF,Cl,Br,I )、炭素数1乃至20のアルコキシ基(例えばメトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、n−ドデシルオキシ)、炭素数2乃至20のエステル基(例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、フェノキシカルボニル)、炭素数6乃至10のアリール基(例えばフェニル、ナフチル、2−スルホフェニル、2,4−ジスルホフェニル)、無置換のアミノ基、炭素数1乃至20の置換アミノ基(例えばメチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジオクチルアミノ、フェニルアミノ)}を有していてもよい。
【0017】
R1, R2, R3, R4またはR5で表されるアリール基は、炭素数6乃至10のアリール基(例えばフェニル、ナフチル)が好ましく、置換基{置換基としては上記のR1, R2, R3, R4またはR5で表されるアルキル基が有してもよい置換基の他、炭素数1乃至6のアルキル基(例えばメチル、エチル、t−ブチル、t−アミル、n−ブチル)を挙げることができる。}を有していてもよい。
R3とR4が連結して形成される5または6員環としては、ピロリジン環、ピペリジン環、モルホリン環等を挙げることができる。
【0018】
一般式(VII)で好ましいものは、R1が少なくとも2個のスルホ基を有するアリール基またはアラルキル基(例えば2,4−ジスルホフェニル、2,4−ジスルホベンジル、2,5−ジスルホフェニル、3,5−ジスルホフェニル、2,4−ジスルホ−6−メチルフェニル、5,7−ジスルホ−2−ナフチル、3,6−ジスルホ−1−ナフチル、6,8−ジスルホ−2−ナフチル等の基を挙げることができる。)を表すものであり、より好ましいものは、R1が少なくとも2個のスルホ基を有するアリール基を表し、かつR2がシアノ基、COOR3, CONR3R4, COR5を表すものである。
【0019】
一般式(II)において、Xは下記一般式( VI )で表されるヘテロ環す。ヘテロ環は4員乃至7員であることが好ましく、5員または6員であることが更に好ましい。ヘテロ環中のヘテロ原子としては、一般式 VI )に規定する=N−を含むものであるが、これ以外に、窒素原子、酸素原子、硫黄原子またはリン原子を含んでもよく、窒素原子、酸素原子および硫黄原子が更に好ましい。ヘテロ環には他のヘテロ環又は芳香族環(好ましくは他のヘテロ環又は芳香族環)が縮合してもよい。
【0020】
【化10】
Figure 0004116111
【0021】
式(VI)には2員の原子が表示されているため、Wは残りの原子(及びそれに任意に結合できる置換基)とその結合を意味する。
Xで表されるヘテロ環の例には、オキサゾール−2−イル基、オキサゾリン−2−イル基、チアゾール−2−イル基、チアゾリン−2−イル基、ベンゾオキサゾール−2−イル基、ベンゾチアゾール−2−イル基、2−ピリジル基、4−ピリジル基、2−キノリル基、2−ピリミジル基、2−トリアジル基、ウラシル−2−イル基等が挙げられる。これらのヘテロ環は置換基を有していてもよく、置換基としては上記のR1, R2, R3, R4またはR5で表されるアルキル基が有してもよい置換基が挙げられる。
Xとして好ましいものはベンゾオキサゾール−2−イル基、ベンゾチアゾール−2−イル基、2−ピリジル基、4−ピリジル基、2−キノリル基、2−ピリミジル基、2−トリアジル基であり、更に好ましいものはベンゾオキサゾール−2−イル基、ベンゾチアゾール−2−イル基、2−トリアジル基である。
【0022】
一般式(II) においてYはピリジン環上の水素原子と置換可能な置換基を表し、置換アミノ基、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基およびヘテロ環を表す。Yで表される置換アミノ基は炭素数1乃至20のアシルアミノ基(例えばアセチルアミノ、ベンゾイルアミノ、o−スルホベンゾイルアミノ、フロイルアミノ等)、炭素数1乃至20のスルホンアミド基(例えばメシルアミノ、トシルアミノ等)を挙げることができる。Yで表されるアルキル基およびアリール基は前述のR1で説明したものを挙げることができる。Yで表されるアルコキシ基は炭素数1乃至20のアルコキシ基(例えばメトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、n−ドデシルオキシ)を挙げることができる。アリールオキシ基は炭素数6乃至20のアリールオキシ基(例えばフェノキシ、ナフトキシ)を挙げることができる。アルキルチオ基は炭素数1乃至10のアルキルチオ基(例えばメチルチオ、エチルチオ)を挙げることができる。アリールチオ基は炭素数6乃至20のアリールオキシ基(例えばフェニルチオ、ナフチルチオ)を挙げることができる。
【0023】
Yで表されるヘテロ環は4員乃至7員であることが好ましく、5員または6員であることが更に好ましい。ヘテロ環中のヘテロ原子としては、窒素原子、酸素原子、硫黄原子およびリンが好ましく、窒素原子、酸素原子および硫黄原子が更に好ましい。ヘテロ環には他のヘテロ環又は芳香族環(好ましくは他のヘテロ環又は芳香族環)が縮合してもよい。Yとして好ましい構造は4−ピリジル基および下記一般式(V)に示した構造である。
【0024】
【化11】
Figure 0004116111
【0025】
式(V)には2員の原子が表示されているため、Aは残りの原子(及びそれに任意に結合できる置換基)とその結合を意味する。
Yで表されるヘテロ環基の例には、2−ピロリドン−1−イル基、2,4−ジオキシイミダゾリジン−3−イル基、2,4−ジオキシオキサゾリジン−3−イル基、2,5−ジオキシピラゾリジン−1−イル基、スクシンイミド基、フタルイミド基、マレイミド基、2,4,6−ピペリジントリオン−1−イル基およびペルヒドロアゼシン−2,10−ジオン−1−イル基が挙げられる。
好ましいものは2−ピロリドン−1−イル基、2,4−ジオキシイミダゾリジン−3−イル基、2,4−ジオキシオキサゾリジン−3−イル基、スクシンイミド基、フタルイミド基およびマレイミド基であり、更に好ましいものは2−ピロリドン−1−イル基、2,4−ジオキシイミダゾリジン−3−イル基、2,4−ジオキシオキサゾリジン−3−イル基、スクシンイミド基が挙げられる。
【0026】
Yで表されるヘテロ環基は置換基を有していてもよい。置換基の例には炭素原子数が1乃至20のアルキル基(例、メチル、エチル、プロピル、カルボキシメチル、スルホエチル)、炭素原子数が7乃至20のアラルキル基(例、ベンジル、フェネチル)炭素原子数が1乃至8のアルコキシ基(例えばメトキシ、エトキシ)、炭素原子数が6乃至20のアリール基(例、フェニル、4−スルフォフェニル、2,5−ジスルホフェニル、4−カルボキシフェニル、ナフチル)、炭素原子数が6から20のアリールオキシ基(例、フェノキシ、ナフトキシ)、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、沃素)、カルボキシル基、炭素原子数が2乃至10のアルコキシカルボニル基(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル)、シアノ基、炭素原子数が2乃至10のアシル基(例、アセチル、ピバロイル)、炭素原子数が1乃至10のカルバモイル基(例、カルバモイル、メチルカルバモイル、モルフォリノカルバモイル)、炭素原子数が1乃至10のスルファモイル基(例、メチルスルファモイル)、炭素原子数が1乃至20の置換アミノ基(例、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジスルホエチルアミノ、N−エチル−N’−スルホエチルアミノ)、スルホ基およびオキソ基が含まれる。カルボキシル基及びスルホ基は、塩の状態であってもよい。
【0027】
Zはアニオンを表し、nは分子の荷電を中和するのに必要な数を表す。分子内で塩を形成する場合にはn=0である。Zは無機陰イオンあるいは有機陰イオンのいずれであってもよく、ハロゲン陰イオン(例えばフッ素イオン、塩素イオン、臭素イオン、ヨウ素イオンなど)、置換アリ−ルスルホン酸イオン(例えばp−トルエンスルホン酸イオン、p−クロルベンゼンスルホン酸イオンなど)、アリ−ルジスルホン酸イオン(例えば1、3−ベンゼンスルホン酸イオン、1,5−ナフタレンジスルホン酸イオン、2,6−ナフタレンジスルホン酸イオンなど)、アルキル硫酸イオン(例えばメチル硫酸イオンなど)が挙げられる。
Zは好ましくは塩素イオン、臭素イオン、p−トルエンスルホン酸イオンであり、より好ましくは塩素イオン、p−トルエンスルホン酸イオンである。
【0028】
一般式(III)において、QおよびYはすでに記載したものと同義である。Mはカチオンを表し、水素イオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン、リチウムイオンなどのアルカリ金属イオン、テトラアルキルアンモニウムイオン(例えばトリメチルアンモニウムイオン、トリエチルアンモニウムイオンなど)、ピリジニウムイオンなどの有機イオンが挙げられる。好ましくは水素イオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン、トリエチルアンモニウムイオンであり、より好ましくは水素イオン、カリウムイオンである。
【0029】
本発明の染料化反応に用いる溶媒はアルコール類(例えばメタノール、エタノール、イソプロパノール、エチレングリコール)、アミド類(例えばジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、アセトアミド、N−メチルピロリドン)、ニトリル類(例えばアセトニトリル、n−ブチロニトリル)、エーテル類(例えばエチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、テトラヒドロフラン)、ジメチルスルホキシド、スルホラン、水または水と前記の有機溶媒との混合溶媒(水と有機溶媒の容積比は水1に対して有機溶媒1乃至100が好ましい)が好ましい。特に本発明によるペンタメチンオキソノール染料の製造においては、非ピロトン性極性溶媒(例えばジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド)が好ましく用いられる。
【0030】
本発明の染料化反応は0℃から溶媒の沸点までの範囲で行うことができる。好ましくは0℃から100℃であり、より好ましくは10℃から80℃の範囲である。
【0031】
また、上記染料化反応では一般式(II)の化合物に対して一般式(I)の化合物を0.5乃至3.0倍モルの範囲で用いることができるが、通常は2倍モル程度用いることが好ましい。
【0032】
上記染料化では塩基の存在が必要である。用いることができる塩基は有機塩基、無機塩基のいずれを用いても良いが、求核性の小さい有機塩基が好ましく、トリエチルアミン、1,8−ジアザビシクロウンデセン、カリウム-t- ブトキシドが最も好ましい。塩基の添加量は一般式(II) の化合物に対し等モルから大過剰であるが、好ましくは1.5から20倍モル、さらに好ましくは1.5から10倍モルである。
【0033】
一般式(I)で表される活性メチレン化合物の合成法は前述のHamer, Cyanine Dyes and Related Compounds, 469-494頁および595-604 頁に記載されている文献に従い合成することができる。
【0034】
一般式(II)で表されるピリジニウム化合物は以下のスキームに従って合成することができる。
【0035】
【化12】
Figure 0004116111
【0036】
上記の反応式において、X,YおよびZはすでに定義したものと同義である。式(II)の合成は無溶媒又は溶媒存在下で行うことができる。溶媒はアルコール類(例えばメタノール、エタノール、イソプロパノール、エチレングリコール)、アミド類(例えばジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、アセトアミド、N−メチルピロリドン)、ニトリル類(例えばアセトニトリル、n−ブチロニトリル)、エーテル類(例えばエチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、テトラヒドロフラン)、ジメチルスルホキシド、スルホラン、不飽和炭化水素類(例えばトルエン、キシレン、ベンゼン)、飽和炭化水素類(例えばヘキサン、オクタン)、ケトン類(例えばアセトン、メチルエチルケトン)、エステル類(例えば酢酸エチル、酢酸メチル、プロピオン酸エチル)のいずれを用いてもよい。
【0037】
4級化剤(X-Z) は置換ピリジンに対し等モルから大過剰であるが、好ましくは1.0から10倍モル、さらに好ましくは1.0から5倍モルである。
ピリジニウム塩の合成は0℃から250℃の範囲で行うことができるが、好ましくは10℃から200℃、更に好ましくは50℃から180℃の範囲である。
【0038】
以下に一般式(I)の化合物の具体例を挙げるが本発明はこれに限定されるものではない。
【0039】
【化13】
Figure 0004116111
【0040】
【化14】
Figure 0004116111
【0041】
【化15】
Figure 0004116111
【0042】
【化16】
Figure 0004116111
【0043】
【化17】
Figure 0004116111
【0044】
【化18】
Figure 0004116111
【0045】
以下に一般式(II)の化合物の具体例を挙げるが本発明はこれに限定されるものではない。
【0046】
【化19】
Figure 0004116111
【0047】
【化20】
Figure 0004116111
【0048】
【化21】
Figure 0004116111
【0049】
【化22】
Figure 0004116111
【0050】
【化23】
Figure 0004116111
【0051】
【化24】
Figure 0004116111
【0052】
【化25】
Figure 0004116111
【0053】
【化26】
Figure 0004116111
【0054】
【化27】
Figure 0004116111
【0055】
【実施例】
(1)置換ピリジンの合成
下記ピリジン誘導体(AからI)の合成例を示す。
【0056】
【化28】
Figure 0004116111
【0057】
【化29】
Figure 0004116111
【0058】
(1ー1)化合物Aの合成
4−アミノピリジン(9.4g, 0.1mol)をジメチルホルムアミド(100ml) に溶解させ、炭酸カリウム(27.6g, 0.2mol) を加え、氷冷下で4−クロロ酪酸クロリド(14.1g, 0.1mol) を添加した。氷冷下で15分間攪拌して原料の消失を確認した後、反応液を120℃に加熱し、1時間攪拌した。反応液を氷水(300ml) に注ぎ、クロロホルムで抽出し、クロロホルム層を減圧濃縮して得られた粗結晶をヘキサンー酢酸エチルで再結晶して化合物Aを得た。
収量;11.1g 、収率;69%
H-NMR(DMSO-d6)、δ;8.50(d,2H) 、7.70(d,2H)、3.80(t,2H)、2.55(t,2H)、2.10(m,2H)
【0059】
(1−2)化合物Bの合成
4−アミノピリジン(94g, 1.0mol) をジメチルホルムアミド(250ml) に溶解させ、無水こはく酸(100.1g, 1.0mol)を加え、130℃で1時間攪拌した後、無水酢酸(94.4ml,1.0mol) と酢酸ナトリウム(8.2g,0.1mol) を添加しさらに130℃で1時間攪拌した。反応液を氷水(2.5リットル) に注ぎ、析出した結晶を濾取して化合物Bを得た。
収量;117.4g、収率;67%
H-NMR(DMSO-d6)、δ;8.70(d,2H) 、7.40(d,2H)、2.80(s,4H)
【0060】
(1−3)化合物Cの合成
4−アミノピリジン(37.4g, 0.4mol) をアセトニトリル(400ml) に懸濁させ、トリエチルアミン(56ml, 0.4mol)を加え、氷冷下でクロロ蟻酸フェニル(50.2ml, 0.4mol)を5回に分けて添加した。添加後室温にて5分間攪拌した後、反応液を水(700ml) に注ぐと析出する結晶を濾取した。
この結晶(21.4g, 0.1mol) とグリシンエチルエステル塩酸塩(14.0g, 0.1mol) とトリエチルアミン(14ml, 0.1mol)をアセトニトリル(200ml) に添加し、2時間加熱還流を行った。アセトニトリルを減圧下で留去した後、酢酸エチルで抽出し、有機層を濃縮してオイルを得た。
このオイルを150 ℃で1時間加熱すると固体が析出した。室温まで冷却した後、アセトン(50ml)を加えて固体を濾取し、さらにアセトンで洗浄して化合物Cの針状結晶を得た。
収量;10.4g 、収率;59%
H-NMR(DMSO-d6)、δ;8.70(d,2H) 、8.50(s,1H)、7.58(d,2H)、4.10(s,2H)
【0061】
(1−4)化合物Dの合成
4−アミノピリジン(9.4g, 0.1mol)をジメチルホルムアミド(100ml) に溶解させ、3−スルホ無水こはく酸ナトリウム(24.0g, 0.12mol)を加え、150℃で24時間攪拌した後、溶媒を留去し、メタノールとアセトンから結晶化させて化合物Dを得た。
収量;1.0g、収率;36%
H-NMR(DMSO-d6)、δ;8.70(d,2H) 、7.35(d,2H)、3.90(m,1H)、3.70-3.60(m,2H)
【0062】
(1−5)化合物Eの合成
4−アミノピリジン(9.4g, 0.1mol)をジメチルホルムアミド(100ml) に溶解させ、炭酸カリウム(27.6g, 0.2mol) を加え、氷冷下で5−ブロモバレリルクロリド(20.0g, 0.1mol) を添加した。氷冷下で15分間攪拌して原料の消失を確認した後、反応液を120℃に加熱し、1時間攪拌した。反応液を氷水(300ml) に注ぎ、クロロホルムで抽出し、クロロホルム層を減圧濃縮して化合物Eを得た。
収量;11.9g 、収率;68%
H-NMR(DMSO-d6)、δ;8.50(d,2H) 、7.40(d,2H)、3.70(t,2H)、2.45(t,2H)、1.95-1.70(m,4H)
【0063】
(1−6)化合物Fの合成
4−アミノピリジン(9.4g, 0.1mol)と無水ジグリコール酸(14.0g, 0.12mol)をジメチルホルムアミド(100ml) に溶解し、120℃で5時間加熱した。無水酢酸(9.5ml,0.1mol)と酢酸ナトリウム(0.82g,0.01mol) を添加しさらに120℃で1時間攪拌した。反応液を氷水(300ml) に注ぎ、析出した結晶を濾取して化合物Fを得た。
収量;4.6g、収率;24%
H-NMR(DMSO-d6)、δ;8.70(d,2H) 、7.35(d,2H)、4.55(s,4H)
【0064】
(1−7)化合物Gの合成
4−アミノピリジン(7.2g, 76mmol)をアセニトリル(100ml) に溶解させ、トリエチルアミン(10.6ml, 76mmol)を加え、氷冷下で2−フロイルクロリド(10.0g, 76mmol) を添加した。氷冷下で2時間、室温でさらに2時間攪拌した後、反応液を氷水(300ml) に注ぎ、析出した結晶を濾取して化合物Gを得た。
収量;14.0g 、収率;98%
H-NMR(DMSO-d6)、δ;11.15(s,1H)、8.58(d,2H)、8.08(d,2H)、8.03(d,1H)、7.63(d,1H)、6.77(dd,1H)
(1−8)化合物Hの合成
4−アミノピリジン(9.4g, 0.1mol)と無水酢酸(19ml, 0.2mol)を50℃で30分攪拌した。反応液にヘキサン(50ml)と酢酸エチル(50ml)を加えて析出した結晶を濾取し、イソプロパノールで再結晶して化合物Hを得た。
収量;13.0g 、収率;95%
H-NMR(DMSO-d6)、δ;10.30(s,1H)、8.40(d,2H)、7.50(d,2H)、2.07(s,3H)
【0065】
(1−9)化合物Iの合成
4−アミノピリジン(4.7g, 50mmol)と4−スルホ無水フタル酸(12.0g, 53mmol) をジメチルアセトアミド(50ml)に溶解し、110℃で1時間、170℃で4時間攪拌した。反応液を室温まで冷却後、アセトン(200ml) を添加して析出する結晶を濾取して化合物Iを得た。
収量;9.8g、収率;64%
H-NMR(DMSO-d6)、δ;9.00(d,2H) 、8.35-8.00(m,5H)
【0066】
(2)ピリジニウム塩の合成
(2−1)化合物II−1の合成
化合物A(8.1g, 50mmol)と2−クロロベンゾオキサゾール(8.0g, 52mmol)をトルエン(40ml)に溶解させ、3時間加熱還流した。反応液を室温まで冷却した後、アセトン(100ml) を添加して析出した結晶を濾取して化合物II−1を得た。
収量;15.5g 、収率;98%
H-NMR(DMSO-d6)、δ;9.60(d,2H) 、8.45(d,2H)、8.03(d,2H)、7.65(m,2H)、4.10(t,2H)、2.75(t,2H)、2.20(m,2H)
Mass(Posi);280(M-Cl)+
【0067】
(2−2)化合物II−2の合成
化合物A(6.4g, 40mmol)と2−クロロベンゾチアゾール(8.5g, 50mmol)をジメチルアセトアミド(40ml)に溶解させ、140℃で2時間加熱した。反応液を室温まで冷却した後、アセトン(100ml) を添加して析出した結晶を濾取して化合物II−2を得た。
収量;12.5g 、収率;94%
H-NMR(DMSO-d6)、δ;9.57(d,2H) 、8.45-8.35(m,3H) 、8.20(d,1H)、7.80-7.60(m,2H) 、4.10(t,2H)、2.75(t,2H)、2.20(m,2H)
Mass(Posi);296(M-Cl)+
【0068】
(2−3)化合物II−3の合成
化合物A(0.5g, 3mmol) と2−クロロ−4,6−ジアミノトリアジン(1.8g, 12mmol)をジメチルスルホキシド(20ml)に溶解させ、145℃で20分間加熱した。反応液を室温まで冷却した後、アセトン(50ml)を添加して析出した結晶を濾取して化合物II−3を得た。
収量;0.9g、収率;97%
H-NMR(DMSO-d6)、δ;9.50(d,2H) 、8.40(d,2H)、7.60(bs,4H) 、4.10(t,2H)、2.75(t,2H)、2.20(m,2H)
Mass(Posi);272(M-Cl)+
【0069】
(2−4)化合物II−4の合成
化合物A(1.62g, 10mmol) と塩化シアヌル(0.92g, 5mmol)をジメチルホルムアミド(20ml)に溶解させ、室温で1時間攪拌した。反応液に水(0.5ml) を加え、アセトン(50ml)を添加して析出した結晶を濾取して化合物II−4を得た。
収量;1.5g、収率;66%
H-NMR(DMSO-d6)、δ;9.92(d,2H) 、8.35(d,2H)、4.10(t,2H)、2.75(t,2H)、2.20(m,2H)
Mass(Posi);418(M-Cl)+
【0070】
(2−5)化合物II−5の合成
化合物B(3.5g, 20mmol)と2−クロロベンゾオキサゾール(3.1g, 20mmol)を100℃で1時間攪拌した。反応液を室温まで冷却した後、アセトン(100ml) を添加して析出した結晶を濾取して化合物II−5を得た。
収量;6.5g、収率;99%
H-NMR(DMSO-d6)、δ;9.94(d,2H) 、8.55(d,2H)、8.03(d,2H)、7.65(m,2H)、2.95(s,4H)
Mass(Posi);294(M-Cl)+
【0071】
(2−6)化合物II−8の合成
化合物C(1.7g, 10mmol)と2−クロロベンゾチアゾール(1.7g, 10mmol)をトルエン(10ml)に溶解させ、3時間加熱還流した。反応液を室温まで冷却した後、アセトン(100ml) を添加して析出した結晶を濾取して化合物II−8を得た。
収量;2.7g、収率;80%
H-NMR(DMSO-d6)、δ;9.45(d,2H) 、9.20(bs,1H) 、8.45-8.35(m,3H) 、8.20(d,1H)、7.80-7.60(m,2H) 、4.20(s,2H)
Mass(Posi);311(M-Cl)+
【0072】
(2−7)化合物II−9の合成
化合物B(0.5g, 3mmol) と2−クロロ−4,6−ジアニリノトリアジン(3.6g, 12mmol)をジメチルスルホキシド(20ml)に溶解させ、145℃で20分間加熱した。反応液を室温まで冷却した後、アセトン(50ml)を添加して析出した結晶を濾取して化合物II−9を得た。
収量;1.6g、収率;93%
H-NMR(DMSO-d6)、δ;9.50(d,2H) 、8.40(d,2H)、7.00-6.50(m,10H)、2.95(s,4H)Mass(Posi);437(M-Cl)+
【0073】
(2−8)化合物II−10の合成
化合物A(1.6g, 10mmol)と2−クロロ−4,6−ジフェノキシトリアジン(9.0g, 30mmol)をジメチルスルホキシド(50ml)に溶解させ、145℃で20分間加熱した。反応液を室温まで冷却した後、アセトン(100ml) を添加して析出した結晶を濾取して化合物II−10を得た。
収量;1.6g、収率;93%
H-NMR(DMSO-d6)、δ;9.50(d,2H) 、8.40(d,2H)、7.00-6.50(m,10H)、4.10(t,2H)、2.75(t,2H)、2.20(m,2H)
Mass(Posi);426(M-Cl)+
【0074】
(2−9)化合物II−11の合成
化合物A(1.6g, 10mmol)と2−クロロ−4,6−モルホリノトリアジン(5.8g, 20mmol)をジメチルスルホキシド(70ml)に溶解させ、135℃で1.5時間加熱した。反応液を室温まで冷却した後、酢酸エチル(200ml) を添加して析出した結晶を濾取して化合物II−11を得た。
収量;3.8g、収率;85%
H-NMR(DMSO-d6)、δ;9.85(d,2H) 、8.25(d,2H)、4.10(t,2H)、3.93(m,8H)、3.83(m,8H)、2.75(t,2H)、2.20(m,2H)
Mass(Posi);412(M-Cl)+
【0075】
(2−10)化合物II−12の合成
化合物A(1.6g, 10mmol)と2−クロロ−ピリミジン(1.7g, 15mmol)をジメチルアセトアミド(10ml)に溶解させ、160℃で6時間加熱した。反応液を室温まで冷却した後、アセトン(100ml) を添加して析出した結晶を濾取して化合物II−12を得た。
収量;1.5g、収率;54%
Mass(Posi);241(M-Cl)+
【0077】
(2−12)化合物II−16の合成
化合物E(2.1g, 12mmol)と2−クロロベンゾオキサゾール(2.8g, 18mmol)をトルエン(40ml)に溶解させ、3時間加熱還流した。反応液を室温まで冷却した後、アセトン(100ml) を添加して析出した結晶を濾取して化合物II−16を得た。
収量;3.4g、収率;87%
H-NMR(DMSO-d6)、δ;9.55(d,2H) 、8.45(d,2H)、8.03(d,2H)、7.65(m,2H)、4.00(t,2H)、2.75(t,2H)、2.10-1.80(m,4H)
Mass(Posi);294(M-Cl)+
【0078】
(2−13)化合物II−17の合成
化合物F(3.8g, 20mmol)と2−クロロベンゾオキサゾール(3.8g, 25mmol)をトルエン(40ml)に溶解させ、3時間加熱還流した。反応液を室温まで冷却した後、アセトン(100ml) を添加して析出した結晶を濾取して化合物II−17を得た。
収量;6.5g、収率;94%
H-NMR(DMSO-d6)、δ;10.05(d,2H)、8.95(d,2H)、8.05(d,2H)、7.65(m,2H)、4.60(S,4H)
Mass(Posi);310(M-Cl)+
【0079】
(2−14)化合物II−18の合成
化合物H(1.3g, 10mmol)と2−クロロベンゾオキサゾール(2.0g, 13mmol)をトルエン(10ml)に溶解させ、1.5時間加熱還流した。反応液を室温まで冷却した後、アセトン(100ml) を添加して析出した結晶を濾取して化合物II−18を得た。
収量;2.5g、収率;86%
H-NMR(DMSO-d6)、δ;12.60(s,1H)、9.55(d,2H)、8.30(d,2H)、8.00(d,2H)、7.55(m,2H)、2.70(s,3H)
Mass(Posi);254(M-Cl)+
【0080】
(2−15)化合物II−19の合成
4−アミノピリジン(9.4g, 0.1mol)をジメチルアセトアミド(50ml)に溶解し、1,8−ジアザビスクロウンデセン(15ml, 0.1mol)とo−スルホ安息香酸無水物(20.0g, 0.11mol)を加えて、室温で4時間、110℃で2時間攪拌した。室温に冷却後、2−クロロベンゾチアゾール(22.0g, 0.13mol)を添加して130℃で4時間4級化反応を行った。反応液を室温に戻し、アセトン(200ml) を添加して析出した結晶を濾取して化合物II−19を得た。
収量;26.0g 、収率;66%
H-NMR(DMSO-d6)、δ;12.60(s,1H)、9.52(d,2H)、8.28(d,2H)、7.95(dt,2H) 、7.88(d,1H)、7.68-7.50(m,5H)
【0081】
(2−16)化合物II−20の合成
化合物G(0.88g, 4.7mmol)と2−クロロベンゾオキサゾール(0.8g, 5mmol) をトルエン(10ml)とジメチルアセトアミド(10ml)の混合溶媒に溶解させ、120℃で4時間加熱還流した。反応液を室温まで冷却した後、アセトン(100ml) を添加して析出した結晶を濾取して化合物II−20を得た。
収量;1.3g、収率;81%
H-NMR(DMSO-d6)、δ;12.60(s,1H)、9.55(d,2H)、8.30(d,2H)、8.15(d,1H)、8.00(d,2H)、7.70(d,1H)、7.55(m,2H)、6.85(dd,1H)
Mass(Posi);306(M-Cl)+
【0082】
(2−17)化合物II−29の合成
4,4’−ビピリジル(1.6g, 10mmol)と2−クロロベンゾオキサゾール(2.0g, 13mmol)をトルエン(10ml)に溶解させ、3時間加熱還流した。反応液を室温まで冷却した後、アセトン(100ml) を添加して析出した結晶を濾取して化合物II−29を得た。
収量;3.0g、収率;97%
H-NMR(DMSO-d6)、δ;9.68(d,2H) 、8.95(d,2H)、8.30(d,2H)、8.15(d,2H)、8.00(d,2H)、7.55(m,2H)
Mass(Posi);274(M-Cl)+
【0083】
(2−18)化合物II−32の合成
化合物D(2.5g, 10mmol)と2−クロロベンゾオキサゾール(2.0g, 13mmol)をジメチルアセトアミド(10ml)に溶解し、120℃で3時間攪拌した。反応液を室温まで冷却した後、アセトン(100ml) を添加して析出した結晶を濾取して化合物II−32を得た。
収量;2.5g、収率;86%
H-NMR(DMSO-d6)、δ;9.55(d,2H) 、8.35(d,2H)、8.00(d,2H)、7.55(m,2H)、3.90(m,1H)、3.70-3.60(m,2H)
【0084】
(2−19)化合物II−33の合成
化合物I(3.0g, 10mmol)と2−クロロベンゾオキサゾール(1.8g, 12mmol)をジメチルアセトアミド(10ml)に溶解し、1,8−ジアザビスクロウンデセン(1.5ml, 10mmol) を添加して120℃で2時間攪拌した。反応液を室温まで冷却した後、アセトン(100ml) を添加して析出した結晶を濾取して化合物II−33を得た。収量;1.8g、収率;43%
H-NMR(DMSO-d6)、δ;9.89(d,2H) 、8.70(d,2H)、8.30-7.90(m,5H) 、7.70-7.55(m,2H)
【0085】
(3)オキソノール染料の合成
以下にオキソノール染料の合成例を示す。
【0086】
【化30】
Figure 0004116111
【0087】
【化31】
Figure 0004116111
【0088】
【化32】
Figure 0004116111
【0089】
(3−1)化合物III-1の合成1
化合物I−5(12.6g, 31.6mmol) をジメチルホルムアミド(50ml)に分散させ、トリエチルアミン(11.2ml, 80mmol)を添加して均一溶液にした後、化合物II−1(5.0g, 15.8mmol)を添加し、室温で3時間攪拌した。反応液をアセトン200ml に注加して室温で30分間攪拌するとIII-1のトリエチルアミン塩が析出した。この結晶をメタノール(50ml)に溶解させ、酢酸カリウム(11.6g, 0.12mol)のメタノール溶液(20ml)を添加して室温で30分間攪拌すると、III-1の粗結晶が析出した。粗結晶を水(20ml)に溶解させ、メタノール(80ml)を添加して再沈することでIII-1を得た。
収量;14.0g 、収率;81%
融点:>300 ℃
溶液吸収極大:680nm(水)
分子吸光係数:140000
【0090】
(3−2)化合物III-1の合成2
化合物I−5(8.0g, 20mmol)をジメチルホルムアミド(40ml)に分散させ、トリエチルアミン(5.6ml, 40mmol) を添加して均一溶液にした後、化合物II−2(3.4g, 10mmol)を添加し、40℃で1時間攪拌した。反応液をアセトン200ml に注加して室温で30分間攪拌するとIII-1のトリエチルアミン塩が析出した。この結晶をメタノール(30ml)に溶解させ、酢酸カリウム(7.4g, 75mmol)のメタノール溶液(10ml)を添加して室温で30分間攪拌すると、III-1の粗結晶が析出した。粗結晶を水(50ml)に溶解させ、不溶物を濾別した後、エタノール(80ml)を添加して再沈することでIII-1を得た。
収量;8.1g、収率;75%
融点:>300 ℃
溶液吸収極大:680nm(水)
分子吸光係数:140000
【0091】
(3−3)化合物III-1の合成3
化合物I−5(8.0g, 20mmol)をジメチルスルホキシド(80ml)に分散させ、トリエチルアミン(5.6ml, 40mmol) を添加して均一溶液にした後、化合物II−4(4.5g, 10mmol)を添加し、60℃で1時間攪拌した。反応液をアセトン200ml に注加して室温で30分間攪拌するとIII-1のトリエチルアミン塩が析出した。この結晶をメタノール(30ml)に溶解させ、酢酸カリウム(7.4g, 75mmol)のメタノール溶液(10ml)を添加して室温で30分間攪拌すると、III-1の粗結晶が析出した。粗結晶を水(50ml)に溶解させ、不溶物を濾別した後、エタノール(80ml)を添加して再沈することでIII-1を得た。
収量;7.3g、収率;67%
融点:>300 ℃
溶液吸収極大:680nm(水)
分子吸光係数:140000
【0092】
(3−4)化合物III-1の合成4
(3−3)で示した方法に準じてピリジニウム塩をII−10に変えて染料化を行い、65% の収率でIII-1を得た。
【0093】
(3−5)化合物III-1の合成5
(3−1)で示した方法に準じてピリジニウム塩をII−11に変えて染料化を行い、70% の収率でIII-1を得た。
【0094】
(3−6)化合物III-1の合成6
(3−1)で示した方法に準じてピリジニウム塩をII−12に変えて染料化を行い、72% の収率でIII-1を得た。
【0095】
(3−7)化合物III-1の合成7
(3−1)で示した方法に準じてピリジニウム塩をII−15に変えて染料化を行い、74% の収率でIII-1を得た。
【0096】
(比較例1)化合物III-1の合成
次にピリジニウム塩Jを用いて染料化反応を行った。
【0097】
【化33】
Figure 0004116111
【0098】
化合物I−5(8.0g, 20mmol)をジメチルスルホキシド(80ml)に分散させ、トリエチルアミン(5.6ml, 40mmol) を添加して均一溶液にした後、化合物J(3.6g, 10mmol)を添加し、60℃で1時間攪拌したが、染料化反応の進行にともなう反応液の着色が認められなかった。
比較例1の結果から、従来知られているピリジニウム塩では染料化が進行しない基質であっても、本発明のピリジニウム塩を用いれば、高収率で染料が得られることが分かる。
【0099】
(3−8)化合物III-2の合成
化合物I−5(8.0g, 20mmol)をジメチルホルムアミド(80ml)に分散させ、トリエチルアミン(5.6ml, 40mmol) を添加して均一溶液にした後、化合物II−5(3.3g, 10mmol)を添加し、室温で1時間攪拌した。反応液をアセトン200ml に注加して室温で30分間攪拌するとIII-2のトリエチルアミン塩が析出した。この結晶をメタノール(50ml)に溶解させ、酢酸カリウム(7.4g, 75mmol)のメタノール溶液(20ml)を添加して室温で30分間攪拌すると、III-1の粗結晶が析出した。粗結晶を水(50ml)に溶解させ、メタノール(80ml)を添加して再沈することでIII-2を得た。
収量;8.1g、収率;73%
融点:>300 ℃
溶液吸収極大:689nm(水)
分子吸光係数:140000
【0100】
(比較例2)化合物III-2の合成
次にピリジニウム塩Kを用いて染料化反応を行った。
【0101】
【化34】
Figure 0004116111
【0102】
化合物I−5(8.0g, 20mmol)をジメチルホルムアミド(80ml)に分散させ、トリエチルアミン(5.6ml, 40mmol) を添加して均一溶液にした後、化合物K(3.8g, 10mmol)を添加し、室温で2時間、70℃で45分間攪拌した。反応液をアセトン200ml に注加して室温で30分間攪拌するとIII-2のトリエチルアミン塩が析出した。この結晶をメタノール(50ml)に溶解させ、酢酸カリウム(7.4g, 75mmol)のメタノール溶液(20ml)を添加して室温で30分間攪拌すると、III-1の粗結晶が析出した。粗結晶を水(50ml)に溶解させ、メタノール(80ml)を添加して再沈してIII-2を得た。
収量;2.4g、収率;22%
比較例2の結果から、従来知られているピリジニウム塩では染料化反応率が低いこと、加熱を必要とするため生成した染料の分解が起こる等の理由で低収率であることがわかる。一方、本発明のピリジニウム塩は穏和な条件で染料化反応が高い反応率で進行するため、高収率である。
【0103】
(3−9)化合物III-3の合成
化合物I−5(8.0g, 20mmol)をジメチルホルムアミド(80ml)に分散させ、トリエチルアミン(5.6ml, 40mmol) を添加して均一溶液にした後、化合物II−16(3.3g, 10mmol)を添加し、室温で3時間攪拌した。(3−8)に示した方法に準じて後処理を行い、化合物III-3を得た。
収量;8.8g、収率;80%
融点:>300 ℃
溶液吸収極大:681nm(水)
分子吸光係数:140000
【0104】
(比較例3)化合物III-3の合成
次にピリジニウム塩Lを用いて染料化反応を行った。
【0105】
【化35】
Figure 0004116111
【0106】
化合物I−5(8.0g, 20mmol)をジメチルホルムアミド(80ml)に分散させ、トリエチルアミン(5.6ml, 40mmol) を添加して均一溶液にした後、化合物K(3.6g, 10mmol)を添加し、60℃で1時間攪拌したが、染料化反応の進行にともなう反応液の着色がごくわずかであり、染料を単離するに至らなかった。
【0107】
(3−10)化合物III-4の合成
化合物I−5(8.0g, 20mmol)をジメチルホルムアミド(80ml)に分散させ、トリエチルアミン(5.6ml, 40mmol) を添加して均一溶液にした後、化合物II−17(3.5g, 10mmol)を添加し、室温で2時間攪拌した。(3−8)に示した方法に準じて後処理を行い、化合物III-4を得た。
収量;8.4g、収率;75%
融点:>300 ℃
溶液吸収極大:689nm(水)
分子吸光係数:135000
【0108】
(3−11)化合物III-5の合成
化合物I−5(8.0g, 20mmol)をジメチルホルムアミド(80ml)に分散させ、トリエチルアミン(5.6ml, 40mmol) を添加して均一溶液にした後、化合物II−18(2.9g, 10mmol)を添加し、室温で2時間攪拌した。(3−8)に示した方法に準じて後処理を行い、化合物III-5を得た。
収量;7.5g、収率;71%
融点:>300 ℃
溶液吸収極大:670nm(水)
分子吸光係数:135000
【0109】
(3−12)化合物III-6の合成
化合物I−5(8.0g, 20mmol)をジメチルホルムアミド(80ml)に分散させ、トリエチルアミン(7.0ml, 50mmol) を添加して均一溶液にした後、化合物II−19(4.0g, 10mmol)を添加し、室温で2時間攪拌した。(3−8)に示した方法に準じて後処理を行い、化合物III-6を得た。
収量;8.7g、収率;70%
融点:>300 ℃
溶液吸収極大:669nm(水)
分子吸光係数:135000
【0110】
(3−13)化合物III-7の合成
化合物I−5(8.0g, 20mmol)をジメチルホルムアミド(80ml)に分散させ、トリエチルアミン(5.6ml, 40mmol) を添加して均一溶液にした後、化合物II−20(3.4g, 10mmol)を添加し、40℃で3時間攪拌した。(3−8)に示した方法に準じて後処理を行い、化合物III-7を得た。
収量;8.5g、収率;76%
融点:>300 ℃
溶液吸収極大:673nm(水)
分子吸光係数:135000
【0111】
(3−14)化合物III-8の合成
化合物I−5(8.0g, 20mmol)をジメチルホルムアミド(80ml)に分散させ、トリエチルアミン(5.6ml, 40mmol) を添加して均一溶液にした後、化合物II−28(3.2g, 10mmol)を添加し、室温で4時間攪拌した。(3−8)に示した方法に準じて後処理を行い、化合物III-8を得た。
収量;8.6g、収率;80%
融点:>300 ℃
溶液吸収極大:667nm(水)
分子吸光係数:145000
【0112】
(3−15)化合物III-9の合成
化合物I−5(8.0g, 20mmol)をジメチルホルムアミド(80ml)に分散させ、トリエチルアミン(5.6ml, 40mmol) を添加して均一溶液にした後、化合物II−32(4.3g, 10mmol)を添加し、室温で4時間攪拌した。(3−8)に示した方法に準じて後処理を行い、化合物III-9を得た。
収量;8.2g、収率;68%
融点:>300 ℃
溶液吸収極大:689nm(水)
分子吸光係数:125000
【0113】
(3−16)化合物III-10の合成
化合物I−5(8.0g, 20mmol)をジメチルホルムアミド(80ml)に分散させ、トリエチルアミン(5.6ml, 40mmol) を添加して均一溶液にした後、化合物II−33(4.2g, 10mmol)を添加し、室温で3時間攪拌した。(3−8)に示した方法に準じて後処理を行い、化合物III-10を得た。
収量;9.4g、収率;74%
融点:>300 ℃
溶液吸収極大:692nm(水)
分子吸光係数:125000
【0114】
(3−17)化合物III-11の合成
化合物I−1(7.1g, 20mmol)をジメチルアセトアミド(80ml)に分散させ、トリエチルアミン(5.6ml, 40mmol) を添加して均一溶液にした後、化合物II−22(3.5g, 10mmol)を添加し、40℃で1時間攪拌した。(3−8)に示した方法に準じて後処理を行い、化合物III-11を得た。
収量;7.3g、収率;78%
融点:>300 ℃
溶液吸収極大:660nm(水)
分子吸光係数:125000
【0116】
(3−19)化合物III-13の合成
化合物I−31(4.2g, 20mmol)をメタノール(50ml)に溶解させ、トリエチルアミン(5.6ml, 40mmol) を添加した後、化合物II−25(3.1g, 10mmol)を添加し、室温で2時間攪拌した。反応液を氷水(200ml) に注ぎ、析出した結晶を濾取して化合物III-13を得た。
収量;3.6g、収率;65%
融点:>300 ℃
溶液吸収極大:681nm(DMF)
分子吸光係数:135000
【0117】
(3−20)化合物III-14の合成
化合物I−32(3.6g, 20mmol)をエタノール(50ml)に溶解させ、トリエチルアミン(5.6ml, 40mmol) を添加した後、化合物II−28(3.3g, 10mmol)を添加し、40℃で1時間攪拌した。反応液を氷水(200ml) に注ぎ、析出した結晶を濾取して化合物III-14を得た。
収量;3.8g、収率;77%
融点:>300 ℃
溶液吸収極大:729nm(DMF)
分子吸光係数:135000
【0118】
(3−21)化合物III-15の合成
化合物I−34(5.4g, 20mmol)をジメチルスルホキシド(40ml)に分散させ、トリエチルアミン(5.6ml, 40mmol) を添加して均一溶液にした後、化合物II−9(4.7g, 10mmol)を添加し、50℃で2時間攪拌した。(3−3)に示した方法に準じて後処理を行い、化合物III-10を得た。
収量;4.9g、収率;60%
融点:>300 ℃
溶液吸収極大:640nm(水)
分子吸光係数:140000
【0119】
(3−22)化合物III-16の合成
化合物I−36(5.7g, 20mmol)をエタノール(50ml)に溶解させ、トリエチルアミン(5.6ml, 40mmol) を添加した後、化合物II−18(2.9g, 10mmol)を添加し、40℃で3時間攪拌した。反応液を氷水(200ml) に注ぎ、析出した結晶を濾取して化合物III-16を得た。
収量;5.4g、収率;78%
融点:>300 ℃
溶液吸収極大:775nm(メタノール)
分子吸光係数:130000
【0120】
【発明の効果】
以上に示した例から明らかなように、本発明によればメチン鎖置換ペンタメチンオキソノール染料が穏和な条件で高収率に得られることが明らかになった。

Claims (5)

  1. 下記一般式(I)で表されるαケトメチレン化合物と、下記一般式(II)で表されるピリジニウム化合物を縮合させて下記一般式(III)で表されるオキソノール染料を製造することを特徴とするオキソノール染料の製造方法。
    Figure 0004116111
    式(I)中、Qは炭素環もしくはヘテロ環を表す。式(II)中、Xは下記一般式( VI )で表される基を表し、Yは置換基を表し、Zはアニオンを表す。nは分子を中和するのに必要な整数を表し、分子内塩の場合は0である。式(III)中、Mはカチオンを表し、QおよびYはそれぞれ式(I)、式(II)と同義である。
    Figure 0004116111
    式( VI )中、Wは含窒素ヘテロ環を完成するのに必要な非金属原子群を表す。
  2. 上記一般式(II)が下記一般式(IV)で表されることを特徴とする請求項1に記載のオキソノール染料の製造方法。
    Figure 0004116111
    式(IV)中、X、Y、Zおよびnは式(II)と同義である。
  3. 上記一般式(IV)においてYが飽和又は不飽和のヘテロ環であることを特徴とする請求項2に記載のオキソノール染料の製造方法。
  4. 上記一般式(IV)において、Yが下記一般式(V)で表されることを特徴とする請求項2に記載のオキソノール染料の製造方法。
    Figure 0004116111
    式(V)中、Aはアミド結合を含むヘテロ環を完成するのに必要な非金属原子群を表す。
  5. 上記一般式(IV)において、Yが4ピリジル基であることを特徴とする請求項2に記載のオキソノール染料の製造方法。
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