JP4114760B2 - 光情報記録ディスク - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光情報記録ディスクに関し、特に、DVD等において計算機によって発生されたホログラムからなる意匠を施した光情報記録ディスクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光情報記録ディスクとしてCDやDVD等がある。これら光情報記録ディスクに対し、その意匠性や偽造防止の観点からレーベル面側にホログラムを付与する提案がなされている(特表平7−500938号)。しかし、この提案では、光記録面に対してホログラムを付与することはできず、光記録面側に意匠を施す手段が望まれていた。特に、DVDは両面にデータを記録するディスク仕様があるため、従来のシルク印刷によるレーベルが作成できず、光記録面そのものに意匠を施す手段の提供が望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は従来技術のこのような状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、光記録面(読み取り面)側から同時に観察可能なホログラムを設けた光情報記録ディスクを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の第1の光情報記録ディスクは、ホログラムの干渉縞を表現する凹凸パターンが形成され、その上に少なくとも反射性薄膜層が形成された第1の基板と、デジタルデータを表す凹凸パターンが形成され、その上に少なくとも半透過性薄膜層が形成された第2の基板とを、接着層を介して、第1の基板の反射性薄膜層が形成された側あるいはその反対側と第2の基板の半透過性薄膜層が形成された側あるいはその反対側とを貼り合わせてなることを特徴とするものである。
【0005】
この光情報記録ディスクは、片面2層片面読み取り光情報記録ディスク(DVD−9)であるが、ホログラムのデータが記録された2層目は、デジタルデータを記録しない部位とし、あたかも片面1層ディスク(DVD−5)のように使用するものである。
【0006】
本発明の第2の光情報記録ディスクは、デジタルデータを表す凹凸パターンが形成され、その上に少なくとも半透過性薄膜層が形成され、その上にホログラムの干渉縞を表現する凹凸パターンが形成され、その上に少なくとも反射性薄膜層が形成された第1の基板と、デジタルデータを表す凹凸パターンが形成され、その上に少なくとも半透過性薄膜層が形成され、その上にホログラムの干渉縞を表現する凹凸パターンが形成され、その上に少なくとも反射性薄膜層が形成された第2の基板とを、接着層を介して、第1の基板の反射性薄膜層が形成された側と第2の基板の反射性薄膜層が形成された側とを貼り合わせてなることを特徴とするものである。
【0007】
本発明の第3の光情報記録ディスクは、ホログラムの干渉縞を表現する凹凸パターンが形成され、その上に少なくとも反射性薄膜層が形成され、その上にデジタルデータを表す凹凸パターンが形成され、その上に少なくとも半透過性薄膜層が形成された第1の基板と、ホログラムの干渉縞を表現する凹凸パターンが形成され、その上に少なくとも反射性薄膜層が形成され、その上にデジタルデータを表す凹凸パターンが形成され、その上に少なくとも半透過性薄膜層が形成された第2の基板とを、接着層を介して、第1の基板の反射性薄膜層が形成された側と第2の基板の反射性薄膜層が形成された側とを貼り合わせてなることを特徴とするものである。
【0008】
本発明の第4の光情報記録ディスクは、デジタルデータを表す凹凸パターンが形成され、その上に少なくとも半透過性薄膜層が形成され、その上にホログラムの干渉縞を表現する凹凸パターンが形成され、その上に少なくとも反射性薄膜層が形成された第1の基板と、ホログラムの干渉縞を表現する凹凸パターンが形成され、その上に少なくとも反射性薄膜層が形成され、その上にデジタルデータを表す凹凸パターンが形成され、その上に少なくとも半透過性薄膜層が形成された第2の基板とを、接着層を介して、第1の基板の反射性薄膜層が形成された側と第2の基板の反射性薄膜層が形成された側とを貼り合わせてなることを特徴とするものである。
【0009】
これらの光情報記録ディスクは、両面2層両面読み取り光情報記録ディスクであるが、ホログラムのデータが記録された2層目は、デジタルデータを記録しない部位とし、あたかも両面1層ディスク(DVD−10)のように使用するものである。
【0010】
本発明の第5の光情報記録ディスクは、デジタルデータを表す凹凸パターンが何れかの部位に形成され、そのデジタルデータを表す凹凸パターンが形成されていない部位の少なくとも一部にホログラムの干渉縞を表現する凹凸パターンが形成されていることを特徴とするものである。
【0011】
この場合に、ホログラムの干渉縞を表現する凹凸パターンがデジタルデータを表す凹凸パターンの上の少なくとも一部に形成された半透過性薄膜層を通して観察可能に配置されていることが望ましい。
【0012】
本発明の第6の光情報記録ディスクは、デジタルデータを表す凹凸パターンが形成された光情報記録ディスクにおいて、前記のデジタルデータを表す凹凸パターンの上に少なくとも半透過性薄膜層が形成され、かつ、前記のデジタルデータを表す凹凸パターンの読み取り側とは反対側の少なくとも一部にホログラムの干渉縞を表現する凹凸パターンが形成され、その上に少なくとも反射性薄膜層が形成されてなり、前記のデジタルデータを表す凹凸パターンの読み取り側と同じ方向から前記のホログラムの干渉縞を表現する凹凸パターンによる再生像が観察可能になっていることを特徴とするものである。
【0013】
以上の光情報記録ディスクにおいて、デジタルデータを表す凹凸パターンが一定高さの2値の凹凸パターンからなり、ホログラムの干渉縞を表現する凹凸パターンが同じ高さの2値の凹凸パターンからなることが望ましい。
【0014】
本発明の光情報記録ディスクにおいては、何れも読み取り面側から同時にホログラムの再生像が観察可能であり、光情報記録ディスクの光記録面に意匠を施したり、偽造防止のためのホログラムを付与することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の基本原理は、トラックに設けたピット(一定深さの穴あるいは凸部)と呼ばれる凹凸パターンのトラックに沿う方向の長さによりデジタルデータを表して記録しているDVD等の光情報記録ディスクにおいて、デジタルデータが記録されていない部分において、そのピットの形状・配置によってホログラムの干渉縞を表現するように記録して、デジタルデータ読み取り側からデジタルデータの読み取りを邪魔しないようにしながらそのホログラムにより意匠あるいは偽造防止のための再生パターン等が目視できるようにした光情報記録ディスクに関するものである。
【0016】
図15に光情報記録ディスクの例として、DVDの一部を示す。DVDは厚さ0.6mmの透明樹脂層の裏面に0.74μmのピッチのトラックに沿ってピットと呼ばれる高さ0.1μm、幅0.3μmの穴が形成される。そのピットのトラック方向の長さによってデジタルデータが表される。ピットが形成された透明樹脂層の裏面全面に金属からなる反射膜が設けられ、その反射膜の表面に樹脂保護膜が形成されてなる。対物レンズにより透明樹脂層側からトラック上にレーザスポットを形成すると、ピットが存在すればそのエッジでレーザ光の一部が回折されて対物レンズに戻る光量が低下し、ピットが存在しなければその光量低下がないので、このピットで表されたデジタルデータが読み取られる。
【0017】
図14は、トラックに沿って配置されたピットがトラックを横切る破線群と交差する点を中心に配置され、各ピットの長さを破線間の距離の略半分にした場合のピット配列を示す図であり、1本の破線に沿って配置されたピット列が疑似的に1つの曲線を形成する。したがって、破線群としてホログラムの干渉縞を用いると、このようなピット配列によりレリーフホログラムの干渉縞と同様に機能させることができる。これが本発明の光情報記録ディスクにおいて用いる原理である。なお、このようなホログラムの干渉縞を表現するピットの形状とその配列は、計算機を用いて算出することができる。
【0018】
以下、本発明による光情報記録ディスクの実施例について説明する。図1は、本発明の光情報記録ディスクの一例を示す断面図である。透明樹脂層を形成する基材1には、デジタルデータ(DVDデータ)のピット群からなる凹凸パターンが形成され、凹凸面に半透過性薄膜層2が形成される。一方、別の基材5の表面には上記のレリーフホログラムの干渉縞を表現するピット群からなる凹凸パターンが形成され、その凹凸面に反射性薄膜層4が形成される。
【0019】
上記基材1、5の材質としては、主にポリカーボネート樹脂が用いられる。凹凸パターンの作成にあたっては、例えばニッケルスタンパ等を用いて樹脂を射出成型することで行われる。半透過性薄膜層2及び反射性薄膜層4は、通常、スパッタリングや蒸着により形成され、材質としては、半透過性薄膜層2には主に金等の金属膜を極薄くしたものや誘電体膜が用いられ、反射性薄膜層4には主にアルミニウムが用いられる。半透過性薄膜層2及び反射性薄膜層4には、適宜保護層6、7が形成される。保護層6、7の形成例としては、紫外線硬化樹脂をスピンコーターで塗布し、紫外線硬化により硬化させて設ける。その後、保護層6と保護層7の間に接着層3を介して両基材1、5を貼り合わせることで、本発明の1実施例の光情報記録ディスクを得ることができる。接着層3としては、主に光透過率の高いホットメルト接着剤や紫外線硬化型接着剤等が用いられる。
【0020】
このような光情報記録ディスクにおいて、凹凸面に半透過性薄膜層2が形成されたデジタルデータは、基材1を通して図1の矢印方向から読み取られる。また、凹凸面に反射性薄膜層4が形成されたレリーフホログラムの再生像は、基材1、半透過性薄膜層2、保護層6、接着層3、保護層7を介して同じく図1の矢印方向から観察できる。
【0021】
図2は図1の変形である。この例では、保護層6と基材5の間に接着層3を介して両基材1、5を貼り合わせている。この光情報記録ディスクにおいては、凹凸面に半透過性薄膜層2が形成されたデジタルデータは、基材1を通して図2の矢印方向から読み取られる。また、凹凸面に反射性薄膜層4が形成されたレリーフホログラムの再生像は、基材1、半透過性薄膜層2、保護層6、接着層3、基材5を介して同じく図2の矢印方向から観察できる。
【0022】
図3も図1の変形である。この例では、基材1と保護層7の間に接着層3を介して両基材1、5を貼り合わせている。この光情報記録ディスクにおいては、凹凸面に半透過性薄膜層2が形成されたデジタルデータは、保護層6を通して図3の矢印方向から読み取られる。また、凹凸面に反射性薄膜層4が形成されたレリーフホログラムの再生像は、保護層6、半透過性薄膜層2、基材1、接着層3、保護層7を介して同じく図3の矢印方向から観察できる。
【0023】
図4も図1の変形である。この例では、基材1と基材5の間に接着層3を介して両基材1、5を貼り合わせている。この光情報記録ディスクにおいては、凹凸面に半透過性薄膜層2が形成されたデジタルデータは、保護層6を通して図4の矢印方向から読み取られる。また、凹凸面に反射性薄膜層4が形成されたレリーフホログラムの再生像は、保護層6、半透過性薄膜層2、基材1、接着層3、基材5を介して同じく図4の矢印方向から観察できる。
【0024】
図5は、本発明の光情報記録ディスクの別の例を示す断面図である。この実施例の光情報記録ディスクは両面2層タイプの光情報記録ディスクである。透明樹脂層を形成する基材1には、デジタルデータ(DVDデータ)のピット群からなる凹凸パターンが形成され、凹凸面に半透過性薄膜層2が形成される。その半透過性薄膜層2上に透明樹脂層8が形成され、その表面にレリーフホログラムの干渉縞を表現するピット群からなる凹凸パターンが形成され、その凹凸面に反射性薄膜層4が形成される。反射性薄膜層4には、適宜保護層7が形成される。同様の構成の2枚のディスク11と12を、保護層7と保護層7の間に接着層3を介して両ディスク11、12を背中合わせで貼り合わせる。この光情報記録ディスクにおいては、一方のディスク11の凹凸面に半透過性薄膜層2が形成されたデジタルデータは、基材1を通して図5の下側から読み取られる。また、凹凸面に反射性薄膜層4が形成されたレリーフホログラムの再生像は、基材1、透明樹脂層8を介して同じく図5の下側から観察できる。他方のディスク12についても、同様に、基材1を通して図5の上側からデジタルデータが読み取られ、また、基材1、透明樹脂層8を介して同じく図5の上側からレリーフホログラムの再生像が観察できる。
【0025】
図6は、本発明の両面2層タイプの光情報記録ディスクの別の例を示す断面図である。基材5の表面にはレリーフホログラムの干渉縞を表現するピット群からなる凹凸パターンが形成され、その凹凸面に反射性薄膜層4が形成される。その反射性薄膜層4上に透明樹脂層9が形成され、その表面にデジタルデータ(DVDデータ)のピット群からなる凹凸パターンが形成され、その凹凸面に半透過性薄膜層2が形成される。半透過性薄膜層2には、適宜保護層6が形成される。同様の構成の2枚のディスク13と14を、基材5と基材5の間に接着層3を介して両ディスク13、14を背中合わせで貼り合わせる。この光情報記録ディスクにおいては、一方のディスク13の凹凸面に半透過性薄膜層2が形成されたデジタルデータは、保護層6を通して図6の下側から読み取られる。また、凹凸面に反射性薄膜層4が形成されたレリーフホログラムの再生像は、保護層6、透明樹脂層9を介して同じく図6の下側から観察できる。他方のディスク14についても、同様に、保護層6を通して図6の上側からデジタルデータが読み取られ、また、保護層6、透明樹脂層9を介して同じく図6の上側からレリーフホログラムの再生像が観察できる。
【0026】
図7は、図5の一方の側のディスク11と図6の一方の側のディスク13とを保護層7と基材5の間に接着層3を介して背中合わせで貼り合わせたものであり、そのデジタルデータの読み取り、レリーフホログラムの再生像の観察は同様である。
【0027】
図8は、本発明の光情報記録ディスクの別の例を示す図である。図(a)は断面図、図(b)は平面図である。基材21の表面のディスク中央部の穴23の周りの中心領域には、デジタルデータ(DVDデータ)のピット群からなる凹凸パターン24が形成され、周辺にはレリーフホログラムの干渉縞を表現するピット群からなる凹凸パターン25が形成されている。凹凸パターン24の凹凸面には反射性薄膜層26が形成され、凹凸パターン25の凹凸面には反射性薄膜層26’が形成されている。反射性薄膜層26と反射性薄膜層26’は同じ材質からなるものでも、異なる材質からなるものでもよい。その反射性薄膜層26、26’上には、適宜保護層28が形成される。このようなディスク15が保護層28側でダミーディスク22に接着層3を介して貼り合わせられる。この光情報記録ディスクにおいては、凹凸面に反射性薄膜層26が形成された中心領域のデジタルデータは、基材21を通して図8(a)の下側から読み取られる。また、凹凸面に反射性薄膜層26’が形成された周辺領域のレリーフホログラムの再生像27は、基材21を通して同じく図8(a)の下側から観察できる。その様子を図8(b)に示す。
【0028】
図9は、図8の変形である。すなわち、基材21の表面にデジタルデータ(DVDデータ)のピット群からなる凹凸パターン24が形成され、凹凸パターン24の凹凸面には反射性薄膜層26が形成され、その反射性薄膜層26上には、適宜保護層28が形成されてなる通常の光情報記録ディスク16に、図8のディスク15を接着層3を介して保護層28、28側で貼り合わてなる光情報記録ディスクである。ディスク16のデジタルデータは、基材21を通して図9の上側から読み取られる。ディスク15の中心領域のデジタルデータは、基材21を通して図9の下側から読み取られる。また、周辺領域のレリーフホログラムの再生像は、基材21を通して同じく図9の下側から観察できる。
【0029】
図10も、図8の変形である。この例では、図8のディスク15と同様のディスク15、17を接着層3を介して保護層28、28側で貼り合わてなる光情報記録ディスクである。ディスク17の中心領域のデジタルデータは、基材21を通して図10の上側から読み取られる。また、周辺領域のレリーフホログラムの再生像は、基材21を通して同じく図10の上側から観察できる。ディスク15の中心領域のデジタルデータは、基材21を通して図10の下側から読み取られる。また、周辺領域のレリーフホログラムの再生像は、基材21を通して同じく図10の下側から観察できる。
【0030】
図11も、図8の変形である。この例では、ディスク18は、中心領域にデジタルデータ(DVDデータ)のピット群からなる凹凸パターン24が形成され、周辺にはレリーフホログラムの干渉縞を表現するピット群からなる凹凸パターン25が形成され、両凹凸パターン24、25の凹凸面には何れも半透過性薄膜層2が形成されており、その半透過性薄膜層2上には、適宜保護層28が形成されている。一方、そのディスク18に保護層28で貼り合わせられるディスク19は、図1のレリーフホログラムの干渉縞を表現するピット群からなる凹凸パターンが形成された基材5と同様の構成であり、ディスク18の中心領域のデジタルデータは、基材21を通して図11の下側から読み取られる。また、ディスク18の周辺領域のレリーフホログラムの再生像は、基材21を通して同じく図11の下側から観察できる。また、ディスク19の全域のレリーフホログラムの再生像は、ディスク18とその基材7を通して同じく図11の下側から観察できる。
【0031】
図12は、図11とは反対に、読み取り・観察側(図12の下側)にあるディスク31全域にデジタルデータ(DVDデータ)の凹凸パターン24を記録し、その反射層に半透過性薄膜層2を用い、読み取り・観察側と反対側(図12の上側)にあるディスク32の中心領域にレリーフホログラムの干渉縞を表現するピット群からなる凹凸パターン25を形成し、周辺領域にデジタルデータ(DVDデータ)のピット群からなる凹凸パターン24を形成し、それらの反射層に反射性薄膜層26を用いた例である。
【0032】
図13は、図12による光情報記録ディスク33、34を2枚背中合わせで貼り合わせて両面2層タイプの光情報記録ディスクにした例であり、説明は省く。
【0033】
以上の図8〜図13の例において、図1〜図4と同様に、基材21と保護層28の位置を入れ換えてもよいことはもちろんである。
【0034】
以上、本発明の光情報記録ディスクを実施例に基づいて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されず種々の変形が可能である。
【0035】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の光情報記録ディスクによると、読み取り面側から同時にホログラムの再生像が観察可能であり、光情報記録ディスクの光記録面に意匠を施したり、偽造防止のためのホログラムを付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光情報記録ディスクの一例を示す断面図である。
【図2】図1の変形の光情報記録ディスクを示す断面図である。
【図3】図1の別の変形の光情報記録ディスクを示す断面図である。
【図4】図1のさらに別の変形の光情報記録ディスクを示す断面図である。
【図5】本発明の光情報記録ディスクの別の例を示す断面図である。
【図6】本発明の両面2層タイプの光情報記録ディスクの別の例を示す断面図である。
【図7】図5と図6の構成を組み合わせた光情報記録ディスクの例を示す断面図である。
【図8】本発明の光情報記録ディスクの別の例を示す断面図と平面図である。
【図9】図8の変形の光情報記録ディスクを示す断面図である。
【図10】図8の別の変形の光情報記録ディスクを示す断面図である。
【図11】図8のさらに別の変形の光情報記録ディスクを示す断面図である。
【図12】本発明の光情報記録ディスクの別の例を示す断面図である。
【図13】図12による光情報記録ディスクから両面2層タイプの光情報記録ディスクにした例を示す断面図である。
【図14】本発明の光情報記録ディスクにおいて用いる原理を説明するための図である。
【図15】DVDの原理を説明するための図である。
【符号の説明】
1…基材(デジタルデータ用)
2…半透過性薄膜層
3…接着層
4…反射性薄膜層
5…基材(ホログラム用)
6…保護層(デジタルデータ用)
7…保護層(ホログラム用)
8、9…透明樹脂層
11、12、13、14、15、16、17、18、19…ディスク
21…基材
22…ダミーディスク
23…ディスク中央部の穴
24…デジタルデータ(DVDデータ)のピット群からなる凹凸パターン
25…レリーフホログラムの干渉縞を表現するピット群からなる凹凸パターン
26、26’…反射性薄膜層
27…レリーフホログラムの再生像
28…保護層
31、32…ディスク
33、34…光情報記録ディスク

Claims (8)

  1. トラックに沿って配置されたホログラムの干渉縞を表現する凹凸パターンが形成され、その上に少なくとも反射性薄膜層が形成された第1の基板と、デジタルデータを表す凹凸パターンが形成され、その上に少なくとも半透過性薄膜層が形成された第2の基板とを、接着層を介して、第1の基板の反射性薄膜層が形成された側あるいはその反対側と第2の基板の半透過性薄膜層が形成された側あるいはその反対側とを貼り合わせてなり、前記ホログラムの干渉縞を表現する凹凸パターンは、ホログラムの干渉縞を表す曲線と前記トラックと交差する点を中心に配置されホログラムの干渉縞を表す曲線間の距離の略半分の長さのピット列からなることを特徴とする光情報記録ディスク。
  2. デジタルデータを表す凹凸パターンが形成され、その上に少なくとも半透過性薄膜層が形成され、その上にトラックに沿って配置されたホログラムの干渉縞を表現する凹凸パターンが形成され、その上に少なくとも反射性薄膜層が形成された第1の基板と、デジタルデータを表す凹凸パターンが形成され、その上に少なくとも半透過性薄膜層が形成され、その上にトラックに沿って配置されたホログラムの干渉縞を表現する凹凸パターンが形成され、その上に少なくとも反射性薄膜層が形成された第2の基板とを、接着層を介して、第1の基板の反射性薄膜層が形成された側と第2の基板の反射性薄膜層が形成された側とを貼り合わせてなり、前記ホログラムの干渉縞を表現する凹凸パターンは、ホログラムの干渉縞を表す曲線と前記トラックと交差する点を中心に配置されホログラムの干渉縞を表す曲線間の距離の略半分の長さのピット列からなることを特徴とする光情報記録ディスク。
  3. トラックに沿って配置されたホログラムの干渉縞を表現する凹凸パターンが形成され、その上に少なくとも反射性薄膜層が形成され、その上にデジタルデータを表す凹凸パターンが形成され、その上に少なくとも半透過性薄膜層が形成された第1の基板と、トラックに沿って配置されたホログラムの干渉縞を表現する凹凸パターンが形成され、その上に少なくとも反射性薄膜層が形成され、その上にデジタルデータを表す凹凸パターンが形成され、その上に少なくとも半透過性薄膜層が形成された第2の基板とを、接着層を介して、第1の基板の反射性薄膜層が形成された側と第2の基板の反射性薄膜層が形成された側とを貼り合わせてなり、前記ホログラムの干渉縞を表現する凹凸パターンは、ホログラムの干渉縞を表す曲線と前記トラックと交差する点を中心に配置されホログラムの干渉縞を表す曲線間の距離の略半分の長さのピット列からなることを特徴とする光情報記録ディスク。
  4. デジタルデータを表す凹凸パターンが形成され、その上に少なくとも半透過性薄膜層が形成され、その上にトラックに沿って配置されたホログラムの干渉縞を表現する凹凸パターンが形成され、その上に少なくとも反射性薄膜層が形成された第1の基板と、トラックに沿って配置されたホログラムの干渉縞を表現する凹凸パターンが形成され、その上に少なくとも反射性薄膜層が形成され、その上にデジタルデータを表す凹凸パターンが形成され、その上に少なくとも半透過性薄膜層が形成された第2の基板とを、接着層を介して、第1の基板の反射性薄膜層が形成された側と第2の基板の反射性薄膜層が形成された側とを貼り合わせてなり、前記ホログラムの干渉縞を表現する凹凸パターンは、ホログラムの干渉縞を表す曲線と前記トラックと交差する点を中心に配置されホログラムの干渉縞を表す曲線間の距離の略半分の長さのピット列からなることを特徴とする光情報記録ディスク。
  5. デジタルデータを表す凹凸パターンが何れかの部位に形成され、そのデジタルデータを表す凹凸パターンが形成されていない部位の少なくとも一部にトラックに沿って配置されたホログラムの干渉縞を表現する凹凸パターンが形成されており、前記ホログラムの干渉縞を表現する凹凸パターンは、ホログラムの干渉縞を表す曲線と前記トラックと交差する点を中心に配置されホログラムの干渉縞を表す曲線間の距離の略半分の長さのピット列からなることを特徴とする光情報記録ディスク。
  6. 前記のホログラムの干渉縞を表現する凹凸パターンが前記のデジタルデータを表す凹凸パターンの上の少なくとも一部に形成された半透過性薄膜層を通して観察可能に配置されていることを特徴とする請求項5記載の光情報記録ディスク。
  7. デジタルデータを表す凹凸パターンが形成された光情報記録ディスクにおいて、前記のデジタルデータを表す凹凸パターンの上に少なくとも半透過性薄膜層が形成され、かつ、前記のデジタルデータを表す凹凸パターンの読み取り側とは反対側の少なくとも一部にトラックに沿って配置されたホログラムの干渉縞を表現する凹凸パターンが形成され、その上に少なくとも反射性薄膜層が形成されてなり、前記のデジタルデータを表す凹凸パターンの読み取り側と同じ方向から前記のホログラムの干渉縞を表現する凹凸パターンによる再生像が観察可能になっており、前記ホログラムの干渉縞を表現する凹凸パターンは、ホログラムの干渉縞を表す曲線と前記トラックと交差する点を中心に配置されホログラムの干渉縞を表す曲線間の距離の略半分の長さのピット列からなることを特徴とする光情報記録ディスク。
  8. 前記のデジタルデータを表す凹凸パターンがトラックに沿って配置された一定高さの2値のピット列からなり、前記のホログラムの干渉縞を表現するピット列が同じ高さのピット列からなることを特徴とする請求項1から7の何れか1項記載の光情報記録ディスク。
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