JP4114452B2 - 閉止機能付き流量制御弁及びこの流量制御弁を備えた給湯装置 - Google Patents

閉止機能付き流量制御弁及びこの流量制御弁を備えた給湯装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、閉止機能付き流量制御弁及びこの流量制御弁を備えた給湯装置に関し、特に、弁体と弁座との間をシールする為のシール部材のシール性能を長期間確保することが可能なものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、給湯装置を含む種々の機器において、湯や水などの種々の流体の流量を制御するために広く用いられている流量制御弁は、一般的に、弁ケースと、この弁ケース内に配置された弁体と、弁体の弁面と対向状に弁ケースに設けられた弁座とを有し、ステッピングモータ等の駆動手段により弁体を弁座に対して接近/離隔する方向に駆動して、弁体と弁座との離間距離を調整することで、流路を流れる流量を制御する。
【0003】
また、このような流量制御弁の中には、弁体又は弁座に設けられ弁体と弁座との間をシールする為のシール部材を有し、このシール部材を介して弁体を弁座に当接させて、弁ケース内部の流路を閉止可能に構成されたものもある(例えば、特許文献1参照)。このような従来の閉止機能付き流量制御弁においては、その使用開始前の状態で、流路を閉止する際の駆動手段による弁体の弁座側への駆動量は所定の値に予め定められており、流量制御弁の使用開始後に、その閉止時の弁体の駆動量を変更できるようには構成されていなかった。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−206807号公報(第5頁、図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記のような従来の閉止機能付き流量制御弁においては、弁体を弁座に押し付けて流路を閉止する際の弁体の駆動量を変更できるようには構成されていないため、使用の初期の段階では、シール部材で弁体と弁座との間を十分にシールできる押付力が弁体に作用するように、弁体の駆動量が適切な値に設定されていたとしても、流量制御弁を使用していくにつれて、閉弁動作の度にシール部材に繰り返し押付力が作用することにより、シール部材に変形や摩耗などが生じてシール部材のシール性能が低下するため、流体が弁体と弁座の間から漏れ出してしまう虞がある。
【0006】
一方で、このような変形や摩耗等によるシール部材の性能低下を見越して、使用の初期の段階において、弁体と弁座との間を十分にシールするために必要な押付力よりもさらに大きな力が弁体からシール部材に作用するように、閉止の際の弁体の弁座側への駆動量を大きめに設定した場合には、使用の初期の段階からシール部材に弁体から過度の押付力が作用することになるため、シール部材が短期間に塑性変形したり摩耗してしまうなど、シール部材の劣化が急速に進行して、使用開始後、短期間のうちにシール部材のシール性能が低下してしまう。
本発明の目的は、閉止機能付き流量制御弁の使用度合に基づいて、流路を閉止する際の弁体の駆動量を変えるように構成してシール部材に変形や摩耗等の劣化が生じるのを極力抑えることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の閉止機能付き流量制御弁は、弁ケースと、この弁ケース内に配置された弁体と、弁ケースに設けられた弁座と、弁体を駆動軸を介して弁座に対して接近/離隔する方向に駆動する駆動手段と、駆動軸と弁体との間に設けられ弁体を弁座側へ付勢する付勢手段と、弁体又は弁座に設けられ弁体と弁座との間をシールする為の弾性体からなるシール部材とを有し、シール部材を介して弁体を弁座に当接させて流路を閉止可能で且つ弁体と弁座との離間距離を制御して流量を調整する閉止機能付き流量制御弁において、この閉止機能付き流量制御弁の使用度合に基づいて、弁体を弁座に押し付けて流路を閉止する際の前記駆動手段による弁体の駆動量を変えるように構成したことを特徴とするものである。
【0008】
この閉止機能付き流量制御弁は、駆動手段により弁体を弁座に対して接近/離隔する方向に駆動し、弁体と弁座との離間距離を調整して流路を流れる流体の流量を制御する。また、シール部材を介して弁体を弁座に当接させて流路を閉止することが可能である。ここで、弁体と弁座とにより流路を完全に閉止するためには、シール部材により弁体と弁座との間から流体が漏れないように十分にシールする必要があるが、合成ゴムや合成樹脂等の弾性体からなるシール部材には、弁体が弁座に押し付けられる度に弁体からシール部材に繰り返し作用する押付力により塑性変形や摩耗が生じたり、流路を流れる流体がシール部材に長期間接触し続けることによりシール部材に経年的な劣化が生じたりする。
【0009】
そこで、この閉止機能付き流量制御弁を、その使用度合に基づいて、弁体を弁座に押し付けて流路を閉止する際の駆動手段による弁体の駆動量を変えるように構成する。例えば、閉止機能付き流量制御弁の使用初期段階において、シール部材で弁体と弁座との間を適切にシールできる程度の押付力が作用するように、弁体の弁座側への駆動量を適切な初期値に設定しておき、過度の押付力がシール部材に作用しないようにして、シール部材の変形や摩耗を極力抑える。一方、使用開始から相当の期間が経過した段階においては、流路を閉止する際の弁体の弁座側への駆動量を、前記の初期値よりも増加させて、シール部材により大きな押付力を作用させるようにすることで、変形や摩耗等によりシール部材が劣化した場合でもシール性能を確保できる。
【0010】
ここで、閉止機能付き流量制御弁の使用度合を判定するパラメータとしては、閉止機能付き流量制御弁の閉止回数や、累積閉止時間、あるいは、稼働開始後の経過期間などを用いることができる。さらに、この閉止機能付き流量制御弁を給湯装置等の種々の機器に用いる場合には、それらの機器の使用回数や、累積閉止時間、あるいは、稼働開始後の経過期間などを閉止機能付き流量制御弁の使用度合を判定するパラメータとして用いることもできる。
【0011】
請求項2の閉止機能付き流量制御弁は、請求項1の発明において、前記閉止機能付き流量制御弁の使用度合には、この閉止機能付き流量制御弁の閉止回数と累積閉止時間と稼働開始後の経過期間のうちの少なくとも1つが含まれることを特徴とするものである。これら閉止機能付き流量制御弁の閉止回数や、累積閉止時間、あるいは、稼働開始後の経過期間といったパラメータを用いることで、閉止機能付き流量制御弁の使用度合を適切に判定できる。
【0012】
請求項3の給湯装置は、請求項1の閉止機能付き流量制御弁を備えた給湯装置であって、前記閉止機能付き流量制御弁の使用度合として、給湯装置の使用回数と使用累積時間と稼働開始後の経過期間のうちの少なくとも何れか1つを用いることを特徴とするものである。前記の閉止機能付き流量制御弁の使用度合を判定するパラメータとしては、必ずしもこの流量制御弁特有のものを用いる必要は特になく、この流量制御弁を備えた給湯装置の使用度合を示すパラメータである、給湯装置の使用回数と使用累積時間と稼働開始後の経過期間の少なくとも1つを用いて流量制御弁の使用度合を判定することもでき、その場合には、閉止機能付き流量制御弁にその使用度合を検出する機能を別に設ける必要がなくなる。
【0013】
ここで、給湯装置の使用回数、使用累積時間、稼働開始後の経過期間としては、例えば、燃料を燃焼させるバーナの燃焼回数及び燃焼時間や、給湯装置の電源投入後の経過期間、あるいは、閉止機能付き流量制御弁を流れる流体の流量を検出する流量センサにおいて所定微少量以上の流量が検出されなかった回数及びその時間など、種々のパラメータを用いることができる。
【0014】
請求項4の給湯装置は、請求項3の発明において、前記閉止機能付き流量制御弁の使用開始時における、弁体が弁座に当接して流路を閉止するまでの駆動手段による弁体の弁座側への初期駆動量を記憶する記憶手段を備え、給湯装置の使用回数と使用累積時間と稼働開始後の経過期間のうちの少なくとも何れか1つの増大に応じて、流路を閉止するまでの駆動手段による弁体の弁座側への駆動量を前記初期駆動量から増加させることを特徴とするものである。
【0015】
前述のように、この給湯装置においては、給湯装置の使用度合に応じて、閉止機能付き流量制御弁の閉止の際の駆動手段による弁体の駆動量を変更することができる。しかし、使用の開始の段階における閉止の際の弁体の駆動量を予め定められた所定の値から変更できないとすると、以下のような不都合が生じる場合がある。例えば、給湯装置の設置場所によって、給湯装置に供給される水の水圧が異なることも考えられるが、このような条件下で、この流量制御弁を給湯装置から供給する湯量の流量を制御する為に用いる場合には、前記の水圧が比較的高い設置場所においては流量制御弁に作用する湯水の圧力も高くなり、使用開始直後のシール部材にまだ劣化が生じていない状態でも、予め設定された使用初期段階での弁体の駆動量によっては、弁体からシール部材に作用する押付力が不足して、湯水が弁体と弁座の間から漏れる虞がある。
【0016】
逆に水圧が比較的低い設置場所では、流量制御弁に作用する湯水の圧力も低くなり、シール部材を弁座側へ押し付ける押付力がそれほど大きくなくてもシール部材で弁体と弁座の間を十分シールできるにもかかわらず、使用初期の段階から過度の押付力がシール部材に作用してしまい、シール部材の変形や摩耗が短期間で進行してしまう。
【0017】
そこで、給湯装置を設置する場所の環境条件に応じて、使用開始時において、流体が漏れない程度の適切な押付力をシール部材に作用させるような弁体の初期駆動量を予め設定して記憶手段に記憶させておく。その後、給湯装置を使用していくことでシール部材に劣化が生じることになるが、シール部材のシール性能がある程度低下したときには、流路を閉止する際の弁体の弁座側への駆動量を前記初期駆動量から増加させることで、シール部材に作用する押付力を強めて、シール部材のシール性能を確保する。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について説明する。本実施形態は、台所や風呂等の設備へ湯水を供給可能な給湯装置に本発明を適用したものである。
図1に示すように、給湯装置1は、給湯器本体2と、この給湯器本体2に燃料ガスを供給するガス供給管3と、給湯器本体2に水を供給する給水管4と、給湯器本体2から湯水を出湯する出湯管5と、給水管4と出湯管5を接続するバイパス管6と、出湯管5に介設された閉止機能付き流量制御弁7(以下、流量制御弁7という)と、ガス供給管3に介設されたガス比例制御弁8と、給湯装置1の全体の制御を司るコントロールユニット9等を備えている。
【0019】
給湯器本体2には、給水管4と出湯管5とに接続される熱交換器10と、熱交換器10を加熱する複数の燃焼管を有するバーナ11と、点火プラグ12と、立消え安全装置13と、バーナ温度センサ14と、燃焼用空気をバーナ11に送り込む為の送風ファン15等が設けられている。
【0020】
ガス供給管3は、ガス供給源のガス供給ポート16に接続されてバーナ11まで延びている。給水管4は、水道管と接続された給水ポート17に接続されて熱交換器10まで延びている。給水管4には、バイパス管6との接続点よりも下流側において、熱交換器10に供給される水量を検出する給水量センサ18と、給水温度を検出する給水温度センサ19が設けられている。
【0021】
出湯管5は、熱交換器10から延びて出湯ポート20に接続され、この出湯ポート20から台所や風呂等の各設備に湯水が供給される。出湯管5には、バイパス管6との接続点よりも上流側において、熱交換器10で加熱された湯水の温度を検出する湯水温度センサ21が設けられ、一方、バイパス管6との接続点よりも下流側において、出湯ポート20からの出湯流量を調整するための流量制御弁7と、給湯直前の湯水の温度を検出する調節湯水温度センサ22が設けられている。ここで、風呂に湯水を供給する場合などには、その供給を自動的に止める必要があるため、流量制御弁7は、コントロールユニット9からの指令に基づいて、出湯管5からの湯水の出湯を止めるために内部の流路を閉止する閉止機能も備えている。
バイパス管6には、バイパス流量制御弁23が設けられており、このバイパス流量制御弁23でバイパス水量を調整することで、出湯ポート20から出湯する湯水の温度を調整することができる。
【0022】
次に、出湯管5に設けられた流量制御弁7について説明する。尚、図2における上下左右を上下左右として以下説明する。
図2〜図4に示すように、流量制御弁7は、弁ケース30と、この弁ケース30内に配置された弁体31と、弁体31の下端部に対向状に弁ケース30に設けられた弁座32と、弁体31を駆動軸33を介して弁座32に対して接近/離隔する方向に駆動するステッピングモータ34(駆動手段)と、駆動軸33と弁体31との間に設けられ弁体31を弁座32側へ付勢するバネ部材35(付勢手段)と、弁体31に設けられ弁体31と弁座32との間をシールする為の合成ゴム製のシール部材36とを有する。この流量制御弁7は、シール部材36を介して弁体31を弁座32に当接させて流路を閉止可能で且つ弁体31と弁座32との離間距離を制御して流量を調整する。
【0023】
弁ケース30の内部には弁室40が形成され、弁ケース30の長さ方向途中部の左側部には湯水流入部41が左方開放状に設けられ、さらに、弁ケース30の下端部には湯水流出部42が設けられている。熱交換器10から出湯管5を介して流れてきた湯水は湯水流入部41から弁室40へ流入し、弁室40から湯水流出部42を通って出湯管5を介して出湯ポート17へ流れる。これら弁室40、湯水流入部41、湯水流出部42により、流量制御弁7の内部に流路が構成されている。
【0024】
弁体31は、略筒状の部材で構成されており、弁体31は、鉛直姿勢に配設された駆動軸33の大径軸部33cに摺動自在に外嵌され、駆動軸33の大径軸部33cと弁体31との間にはOリング43が装着されている。弁体31の下端部には環状溝31bが形成され、この環状溝31bにシール部材36が装着されている。一方、弁ケース30の下端部において、弁体31の下端部と対向する位置には弁室40内へ突出した環状突出部44が形成され、この環状突出部44の上面部に弁座32が形成されている。
【0025】
駆動軸33は上端部のスプライン軸部33aと、このスプライン軸部33aから下方へ延びる中径軸部33bと、中径軸部33bの下端から下方へ延び中径軸部33bよりも径の大きい大径軸部33cと、大径軸部33cから下方へ突出する小径軸部33dを一体形成したものである。スプライン軸部33aは、ステッピングモータ34と連結されたギヤ45に上下に相対移動可能に係合しており、ギヤ45を介して駆動軸33にステッピングモータ34の回転駆動力が伝達される。
【0026】
中径軸部33bには駆動軸33を弁ケース30に保持する為の略筒状の軸保持部材46が外嵌され、中径軸部33bと軸保持部材46との間には2つのOリング47,48が装着されている。軸保持部材46は弁ケース30に内嵌状に固定され、さらに、この軸保持部材46は中径軸部33bの上半部の外周部に形成されたネジ部33eと螺合している。従って、ステッピングモータ34の回転駆動力が駆動軸33に伝達されると、この回転駆動力の一部が駆動軸33の上下方向の駆動力に変換されて、駆動軸33が上下方向に駆動される。小径軸部33dは弁体31の下端部を貫通してさらに下方へ延び、この小径軸部33dには、弁体31が駆動軸33に対して所定以上に下方へ移動するのを規制するEリング49が設けられている。
【0027】
バネ部材35は、駆動軸33の中径軸部33bと大径軸部33cとの境界部に外嵌された筒状のバネ押さえ50と、弁体31の上端部に設けられた環状のバネ受け51の間に介装され、駆動軸33が下方へ所定量駆動されると、バネ押さえ50によりバネ部材35が下方へ押圧され、その際のバネ部材35の弾性付勢力によりバネ受け51を介して弁体31が下方へ駆動される
【0028】
ステッピングモータ34は、ギヤ45を含む駆動力伝達系と共に弁ケース30の上側に配設されている。このステッピングモータ34はコントロールユニット9(図1参照)と電気的に接続されている。流量制御弁7は、コントロールユニット9からの指令に従ってステッピングモータ34で所定のステップだけ駆動軸33を駆動して、弁体31と弁座32との間の離間距離を調整して湯水の流量を制御したり、弁体31を弁座32に当接させて流路を閉止する。
【0029】
図1に示すように、マイクロコンピュータを有するコントロールユニット9 (C/U)には、点火プラグ12と、各種センサ18,19,21,22と、ガス比例制御弁8を駆動するアクチュエータ、流量制御弁7を駆動するステッピングモータ34等が電気的に接続されている。そして、コントロールユニット9は、図示外の遠隔操作装置(リモコン装置)により設定された設定温度及び給湯量と、各種センサ18,19,21,22からの信号に基づいて、ガス比例制御弁8及び流量制御弁7を制御する。尚、このコントロールユニット9は、点火プラグ12によるバーナ11の点火回数をカウントすることにより、給湯装置1の使用開始からのバーナ11の総燃焼回数Nbを常にカウントしている。
【0030】
ところで、この流量制御弁7は、前述したように、シール部材36を介して弁体31を弁座32に当接させて流路を閉止可能に構成されているが、このように流路を閉止する際の弁体31の弁座32側への駆動量を、予め設定された所定の値から変更できない場合には、以下のような様々な弊害が生じる。即ち、使用の初期の段階で、流路を閉止する際に弁体31と弁座32との間をシールするのに十分な押付力が弁体31からシール部材36に作用するように、弁体31の駆動量を設定した場合には、使用の初期の段階では漏れの問題は生じないが、給湯装置1の使用に伴い、流路を閉止する度にシール部材36に繰り返し作用する押付力によりシール部材に変形や摩耗などが生じて、シール部材36が経年的に劣化していくため、シール部材36のシール性能が低下し、最終的には流路を流れる流体が弁体31と弁座32の間から漏れ出すことになる。
【0031】
逆に、このような変形や摩耗等によるシール部材36の性能低下を見越して、弁体と弁座との間を十分にシールするために必要な押付力よりも大きな力がシール部材に作用するように、閉止時の弁体31の弁座32側への駆動量をより大きな値に設定した場合には、使用の初期段階から、シール部材36には弁体31から過度の押付力が作用するため、短期間のうちに、シール部材36が変形したり、あるいは、摩耗したりして、シール部材36のシール性能が急速に低下する。
【0032】
そこで、この流量制御弁7は、その使用度合に基づいて、弁体31を弁座32に押し付けて流路を閉止する際のステッピングモータ34による弁体31の弁座32側への駆動量を変更するように構成されている。即ち、流量制御弁7の使用開始時には、シール部材36に変形や摩耗などの劣化がまだ生じていないため、図3、図5に示すように、シール部材36で弁体31と弁座32との間が十分にシールされる一方で、シール部材36に押付力が過度に作用しないように、閉止の際の弁体31の駆動ステップ数Sdが所定の初期値S0 に設定される。
【0033】
ここで、この駆動ステップ数Sdの初期値S0 は、給湯装置1へ供給される水圧等、設置場所の環境条件によってその最適な値は異なる。そこで、例えば、給湯装置1の設置後、給湯装置1を現地で調整する際にS0 を決定し、その決定されたS0 の値を調整員の操作によりコントロールユニット9に記憶させる。尚、コントロールユニット9が本願発明の記憶手段に相当する。
【0034】
その後、流量制御弁7が使用されていくにつれて、シール部材36に変形や摩耗等の劣化が生じてきた場合には、図4、図6に示すように、流量制御弁7の使用度合に基づいてステッピングモータ34の駆動ステップ数Sdを、初期値S0 からS0 よりも値の大きなS1 まで増加させて、バネ部材35の圧縮量を大きくして、弁体31からシール部材36に作用する押付力を強める。ここで、流量制御弁7の使用度合としては、給湯装置1の使用回数を示すパラメータの1つである、給湯装置1のバーナ11の総燃焼回数Nbを用い、図7のマップに基づいて、総燃焼回数Nbが第1のしきい値N1 (例えば、5万回)に達すると、駆動ステップ数SdをS0 からS1 に増加させる。
【0035】
以後、給湯装置1が使用されていくにつれて、総燃焼回数Nbが第2のしきい値N2 (例えば、10万回)に達したときに、駆動ステップ数SdをS1 からS1 よりも大きいS2 に増加させて、シール部材36に作用する押付力を強める。さらに、総燃焼回数Nbが第3のしきい値N3 (例えば、15万回)に達したときに、駆動ステップ数SdをS2 からS2 よりも大きいS3 に増加させて、シール部材36に作用する押付力を強める。
【0036】
以上説明した給湯装置1によれば、次のような効果が得られる。
1)給湯装置1(流量制御弁7)の使用度合に基づいて、流路を閉止する際のステッピングモータ34による弁体31の駆動量を変更するように構成したので、流量制御弁7の使用初期段階において流路を閉止する際には、シール部材36に適度な押付力が作用するように弁体31を駆動して、シール部材36に過度の押付力が作用しないようにして、使用初期段階におけるシール部材36の変形や摩耗等の劣化を極力抑えることができる。
【0037】
一方、使用開始から相当の期間が経過した段階において流路を閉止する際には、ステッピングモータ34による弁体31の弁座32側への駆動量を増加させることで、長期間の使用により変形や摩耗等がシール部材36に生じてシール部材36が劣化している場合でも、シール部材36に作用する押付力を強めて、シール部材36のシール性能を確保できる。従って、シール部材36の寿命が延びるし、その交換の手間を極力少なくできる。
【0038】
2)流量制御弁7の使用度合を、給湯装置1の使用回数を示すパラメータである、バーナ11の総燃焼回数Nbを用いて判定するため、流量制御弁7にその使用度合を検出する機能を別に設ける必要がない。
3)給湯装置1の設置場所の環境条件に応じて、使用開始時における、流路を閉止する際のステッピングモータ34による弁体31の駆動量を現地調整等により適切に設定して、その初期駆動量をコントロールユニット9に記憶させることができるので、弁体31からシール部材36に作用する押付力不足により使用開始段階から流体が漏れたり、逆に、シール部材36に過度の押付力が作用してシール部材36が短期間に劣化してしまうのを防止できる。
【0039】
次に、前記実施形態に種々の変更を加えた変更形態について説明する。
1]流量制御弁7の使用度合を判定するパラメータとしては、バーナ11の燃焼時間などで代表される給湯装置1の使用累積時間や、電源投入後の給湯装置1への総通電時間などで代表される給湯装置1の稼働開始後の経過期間を用いることもできる。勿論、ステッピングモータ34の駆動量から流量制御弁7の閉止回数又は累積閉止時間をコントロールユニット9でカウントして、これらのパラメータを用いて直接流量制御弁7の使用度合を判定することも勿論可能である。また、これら種々のパラメータを組み合わせて流量制御弁7の使用度合を判定することもできる。
【0040】
2]前記実施形態の図6において、流量制御弁7の使用度合に応じて流路を閉止する際の弁体31の駆動量を連続的に増加させてもよい。
3]弁体31と弁座32との間をシール部材36は、合成樹脂等の他の弾性体で構成してもよい。また、シール部材36は弁座32側に設けてもよい。
【0041】
4]流量制御弁7に、その閉止回数や累積閉止時間、あるいは、稼働開始後の経過時間など、流量制御弁7の使用度合をカウントする為のコントローラを設け、流量制御弁7がこのコントローラにより自らその使用度合を判定して、その使用度合に応じて流路を閉止する際のステッピングモータ34による弁体31の弁座32側への駆動量を変更するように構成してもよい。
【0042】
5]この閉止機能付き流量制御弁を、給湯装置1以外の種々の機器に用いることも勿論可能であり、その場合には、この流量制御弁を備えた機器の制御を司る制御手段により流量制御弁の使用度合を判定するように構成してもよい。
6]本発明は以上説明した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者により前記実施形態に種々の変更を付加して実施可能なものについても本発明は包含するものである。
【0043】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、閉止機能付き流量制御弁を、その使用度合に基づいて、弁体を弁座に押し付けて流路を閉止する際の前記駆動手段による弁体の駆動量を変えるように構成したので、閉止機能付き流量制御弁の使用初期段階において流路を閉止する際には、シール部材で弁体と弁座との間を適切にシールできる程度の適度な押付力をシール部材に作用させるような、弁体の弁座側への駆動量を設定しておき、シール部材に過度の押付力が作用するのを防止して、シール部材の変形や摩耗を極力抑えることができる。
【0044】
一方、使用開始から相当の期間が経過した段階において流路を閉止する際の弁体の駆動量を、使用初期段階における弁体の駆動量よりも増加させて、シール部材に作用する押付力を強めることで、変形や摩耗等によりシール部材のシール性能が使用初期段階から低下している場合でもシール部材のシール性能を確保できる。また、シール部材の寿命が延びるし、その交換の手間を極力少なくできる。
【0045】
請求項2の発明によれば、閉止機能付き流量制御弁の使用度合として、閉止機能付き流量制御弁の閉止回数や、累積閉止時間、あるいは、稼働開始後の経過期間といったパラメータを用いることで、閉止機能付き流量制御弁の使用度合を適切に判定できる。
【0046】
請求項3の発明によれば、請求項1の閉止機能付き流量制御弁を備えた給湯装置が、前記閉止機能付き流量制御弁の使用度合として、給湯装置の使用回数と使用累積時間と稼働開始後の経過期間のうちの少なくとも何れか1つを用いて判定するため、閉止機能付き流量制御弁にその使用度合を検出する機能を別に設ける必要がなくなる。
【0047】
請求項4の発明によれば、使用開始時において、流体が漏れない程度にシール部材を弁座に押し付ける位置までの、駆動手段による弁体の初期駆動量を記憶手段に予め記憶させ、給湯装置の使用に伴いシール部材のシール性能が低下してきたときには、流路を閉止する際の弁体の弁座側への駆動量を前記初期駆動量よりも増加させることができるので、給湯装置を設置する場所の環境条件に応じて、使用開始時における、流路を閉止する際の弁体の弁座側への駆動量を適切に設定できるため、弁体からシール部材に作用する押付力が不足して使用開始直後に弁体と弁座の間から流体が漏れたり、シール部材に過度の押付力が作用してシール部材が短期間で劣化してしまうのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る給湯装置の概略構成図である。
【図2】開弁状態での流量制御弁の要部切欠き正面図である。
【図3】閉弁状態での流量制御弁の要部切欠き正面図(使用初期段階)である。
【図4】使用開始から所定期間経過後における図3相当図である。
【図5】図3のシール部材周辺の拡大図である。
【図6】図4のシール部材周辺の拡大図である。
【図7】バーナの総燃焼回数とステッピングモータの駆動ステップ数との関係を示すマップである。
【符号の説明】
1 給湯装置
7 閉止機能付き流量制御弁
9 コントロールユニット
30 弁ケース
31 弁体
32 弁座
33 駆動軸
34 ステッピングモータ
35 バネ部材
36 シール部材

Claims (4)

  1. 弁ケースと、この弁ケース内に配置された弁体と、弁ケースに設けられた弁座と、弁体を駆動軸を介して弁座に対して接近/離隔する方向に駆動する駆動手段と、駆動軸と弁体との間に設けられ弁体を弁座側へ付勢する付勢手段と、弁体又は弁座に設けられ弁体と弁座との間をシールする為の弾性体からなるシール部材とを有し、シール部材を介して弁体を弁座に当接させて流路を閉止可能で且つ弁体と弁座との離間距離を制御して流量を調整する閉止機能付き流量制御弁において、
    この閉止機能付き流量制御弁の使用度合に基づいて、弁体を弁座に押し付けて流路を閉止する際の前記駆動手段による弁体の駆動量を変えるように構成したことを特徴とする閉止機能付き流量制御弁。
  2. 前記閉止機能付き流量制御弁の使用度合には、この閉止機能付き流量制御弁の閉止回数と累積閉止時間と稼働開始後の経過期間のうちの少なくとも1つが含まれることを特徴とする請求項1に記載の閉止機能付き流量制御弁。
  3. 請求項1の閉止機能付き流量制御弁を備えた給湯装置であって、前記閉止機能付き流量制御弁の使用度合として、給湯装置の使用回数と使用累積時間と稼働開始後の経過期間のうちの少なくとも何れか1つを用いることを特徴とする給湯装置。
  4. 前記閉止機能付き流量制御弁の使用開始時における、弁体が弁座に当接して流路を閉止するまでの駆動手段による弁体の弁座側への初期駆動量を記憶する記憶手段を備え、給湯装置の使用回数と使用累積時間と稼働開始後の経過期間のうちの少なくとも何れか1つの増大に応じて、流路を閉止するまでの駆動手段による弁体の弁座側への駆動量を前記初期駆動量から増加させることを特徴とする請求項3に記載の給湯装置。
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