JP4113192B2 - 液封入式防振装置 - Google Patents

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本発明は、
第1取付け具と、筒状の第2取付け具と、これらの間に介在するゴム状弾性体から成る防振基体と、前記第2取付け具に設けられ、前記防振基体との間に液体封入室を形成するダイヤフラムと、前記液体封入室を前記防振基体側の第1液室と前記ダイヤフラム側の第2液室に仕切る仕切り体と、前記第1液室と第2液室を連通させるオリフィスとを備え、前記仕切体は、弾性仕切り膜と、前記弾性仕切り膜の変位量を前記弾性仕切り膜の一方の膜面の外方側から規制する第1変位規制部材と、他方の膜面の外方側から規制する第2変位規制部材とから成り、前記第1変位規制部材と第2変位規制部材に開口部が各別に形成されている液封入式防振装置に関する。
この種の液封入式防振装置では、大振幅の振動が生じると、液体がオリフィスを通って第1液室と第2液室間を流通し、その液体流動効果によって振動を減衰させる。また、微振幅の振動が生じると、オリフィス内での液体の流通作用は小さく、弾性仕切り膜が往復動変形することで、第1液室の液圧を吸収して振動を減衰させている。
従来、上記の液封入式防振装置の仕切り体は、第1変位規制部材や第2変位規制部材が鉄のプレス品から成っていた。そして、液封入式防振装置の組み立ての際に、第1変位規制部材と弾性仕切り膜と第2変位規制部材を、第1取付け具と第2取付け具と防振基体とから成るゴム成形品に対してそれぞれ位置決めしてかしめ固定していた(特許文献1参照)。
特開2004−308800号公報
しかしながら上記従来の構造によれば、液封入式防振装置の組み立ての際に、第1変位規制部材と弾性仕切り膜と第2変位規制部材を、第1取付け具と第2取付け具と防振基体とから成るゴム成形品に対してそれぞれ位置決めしていたために、組み立てに手間がかかって組み立ての作業性がよくなかった。
本発明の目的は、組み立ての作業性を向上させることができて、製作コストを低廉化できる液封入式防振装置を提供する点にある。
本発明の特徴は、冒頭の[技術分野]の項に記載した液封入式防振装置において、
前記第1変位規制部材はリング状の支持体の内周面間に設けられ、
前記第2変位規制部材は前記支持体に内嵌するリング状の周壁部を備え、
前記支持体の内周部に、前記周壁部を前記支持体の軸芯方向で受止める第1受け面と、前記弾性仕切り膜を径方向外方側から受止める第2受け面とを備えた受け止め段部が形成され、
前記支持体と第1変位規制部材が樹脂材で一体に形成され、前記第2変位規制部材が樹脂材で形成され、前記周壁部の外周面に設けられた溶着部と、前記支持体の内周面に設けられた被溶着部とが超音波溶着により固着されており、
前記支持体の外周部に、前記第2取付け具の内周部との間に前記オリフィスを形成するオリフィス溝が形成され、
前記周壁部の軸芯方向の一端部から前記周壁部の径方向に張出すとともに、外面が前記第1変位規制部材側を向くフランジ壁を前記第2変位規制部材が備え、
前記周壁部の一部分が、前記周壁部の残りの部分の内周面よりも前記径方向内方側に位置するように凹まされて、前記周壁部の残りの部分と一体に連なる凹部が形成され、
前記フランジ壁は、前記周壁部の残りの部分から径方向内方側に張出す第1壁部と、前記周壁部の一部分から径方向外方側に張出す第2壁部とから成り、
前記周壁部の径方向で前記凹部の外方側に前記オリフィス溝の開口が位置し、前記凹部が、前記オリフィス溝の開口と、前記フランジ壁の内面の外方側の第1液室又は第2液室とに連通するよう構成されている点にある。
この構成によれば、液封入式防振装置を組み立てる前に仕切体を形成することができる。つまり、第1変位規制部材が内周面間に設けられているリング状の支持体に弾性仕切り膜を収容し、第1変位規制部材と第2変位規制部材の間に弾性仕切り膜が位置するように第2変位規制部材のリング状の周壁部を仕切り体に内嵌する。そして、第2変位規制部材を超音波溶着装置のホーンで超音波振動させる。これにより、周壁部の外周面に設けられた溶着部と、支持体の内周面に設けられた被溶着部とが固着されて仕切体が形成される。超音波溶着は一般に短時間で済むので溶着作業を簡単化することができる。そして上記のようにして形成した仕切体を、第1取付け具と第2取付け具と防振基体とから成るゴム成形品に対して位置決めするとともに固定して液封入式防振装置を組み立てることができる。
第2変位規制部材の周壁部を支持体の軸芯方向で受け止め段部の第1受け面によって受止めることで、第2変位規制部材を前記軸芯方向で確実に位置固定することができる。そして、弾性仕切り膜をその径方向外方側から受け止め段部の第2受け面によって受止めることで、弾性仕切り膜が前記径方向に大きく位置ずれすることを防止することができる。超音波溶着されるのは前記溶着部と被溶着部とであり、上記の受止め段部を設けたことで、弾性仕切り膜に対する第2変位規制部材の規制面(弾性仕切り膜に当接する面)と溶着部(及び被溶着部)とを離すことができ、前記規制面の超音波溶着による歪みや弾性仕切り膜の熱劣化等の不具合を回避することができる。
本発明において、
前記溶着部は前記周壁部の周方向に沿う線状に形成され、前記被溶着部は前記支持体の内周面の周方向に沿う線状に形成されるとともに、前記溶着部が、前記周壁部の軸芯方向で前記周壁部の両端面から離間した前記周壁部の軸芯方向中間部に位置していると、周壁部の軸芯方向で、弾性仕切り膜に対する第2変位規制部材の規制面(弾性仕切り膜に当接する面)と溶着部(及び被溶着部)とを離すことができ、前記規制面の超音波溶着による歪みや弾性仕切り膜の熱劣化等の不具合を回避することができるとともに、溶融した樹脂が周壁部の外周面と支持体の内周面との間から周壁部の軸芯方向の端面側に洩れ出るのを抑制することができる。
本発明において、
前記受け止め段部は、前記支持体の内周部に全周にわたって形成されて、前記第1変位規制部材の外周側の部分と一体に連なっている構成にすることができる。
本発明によれば、前記支持体の外周部に、前記第2取付け具の内周部との間に前記オリフィスを形成するオリフィス溝が形成され、前記周壁部の軸芯方向の一端部から前記周壁部の径方向に張出すとともに、外面が前記第1変位規制部材側を向くフランジ壁を前記第2変位規制部材が備え、前記周壁部の一部分が、前記周壁部の残りの部分の内周面よりも前記径方向内方側に位置するように凹まされて、前記周壁部の残りの部分と一体に連なる凹部が形成され、前記フランジ壁は、前記周壁部の残りの部分から径方向内方側に張出す第1壁部と、前記周壁部の一部分から径方向外方側に張出す第2壁部とから成り、前記周壁部の径方向で前記凹部の外方側に前記オリフィス溝の開口が位置し、前記凹部が、前記オリフィス溝の開口と、前記フランジ壁の内面の外方側の第1液室又は第2液室とに連通するよう構成されているので、次の作用を奏することができる。
大振幅の振動が生じた場合、第1液室内(又は第2液室内)の液体は凹部に入り込み、オリフィス溝の開口からオリフィス溝内を通って、オリフィス溝の別の開口から第2液室(又は第1液室)に流れ込む。逆に、第2液室内(又は第1液室内)の液体は、前記別の開口からオリフィス溝内を通り、前記開口から凹部を通って第1液室(又は第2液室)に入り込む。液体の給排口としての前記凹部は周壁部の径方向内方側に凹んだ状態になっているから、第1液室(又は第2液室)に対する液体の給排口を周壁部の径方向で大きく設定することができて、圧力損失を抑制することができる。
例えば、前記液体の給排口としての切欠きを周壁部に形成した構造では、周壁部が周方向で分断されて周壁部の剛性が弱くなり、超音波振動させられる第2変位規制部材がその振動に耐えられなくなって第2変位規制部材に歪が生じる不具合や、超音波振動のエネルギーが周壁部から逃げやすくなる不具合があるが、本発明によれば、前記液体の給排口を設けたにもかかわらず、周壁部は周方向で分断されることなく一体に連なっているから、周壁部の剛性、すなわち、第2変位規制部材の剛性を強くすることができて、上記の不具合を回避することができる。
本発明において、
前記フランジ壁の内面と、前記周壁部の内周面とに架け渡された複数のリブが、前記周壁部の軸芯周りに放射状に形成されていると、第2変位規制部材の剛性を強くすることができ、周壁部の径方向の肉厚をより薄くすることができて、周壁部が薄肉の構造でありながら、第2変位規制部材が超音波振動で歪む不具合を回避することができる。このように第2変位規制部材をより軽量化することができる。
本発明によれば、組み立ての作業性を向上させることができて、製作コストを低廉化できる液封入式防振装置を提供することができた。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。図1に、第1連結ボルトを介して自動車のエンジンに取付けられる第1取付け具1と、第2連結ボルト11を介して車体フレームに取付けられる第2取付け具2と、これらの間に介在して第1取付け具1と第2取付け具2を連結するゴム状弾性体から成る防振基体3と、第2取付け具2に設けられて、防振基体3との間に液体封入室4を形成する部分球状のゴム膜から成るダイヤフラム5と、液体封入室4を防振基体3側の第1液室6とダイヤフラム5側の第2液室7とに仕切る仕切り体8と、第1液室6と第2液室7を連通させるオリフィス9とを備えた液封入式防振装置を示してある。
第1取付け具1は軸芯方向の中間部が大径部1Aに形成され、前記第1連結ボルトに対する雌ねじ部1Bを備えている。
第2取付け具2は、防振基体3が軸芯方向の一端部12C(上端部)側に加硫成形される横断面円形の筒状金具12と、防振基体3と第1取付け具1の大径部1Aを覆う筒状のストッパ金具13と、筒状金具12の他端部12D(下端部)に第1開口部50が固定されるカップ状の底金具14とから成る。第1取付け具1の大径部1Aはストッパ金具13に対するストッパ部になっている。筒状金具12の一端部12Cは上広がりのテーパ筒状に形成され、この一端部12Cから径方向外方側に張出すフランジ12Eに前記ストッパ金具13の下端部13Cがかしめ固定されている。59はストッパ金具13を覆うキャップ状のストッパゴムである。底金具14の軸芯はPは第2筒状金具12の軸芯O1に対して傾斜している。
図2,図3にも示すように前記仕切体8は、ゴム製の弾性仕切り膜15と、この弾性仕切り膜15の変位量を弾性仕切り膜15の一方の膜面15Aの外方側G1から規制する第1変位規制部材16と、他方の膜面15Bの外方側G2から規制する第2変位規制部材17とから成り、第1変位規制部材16と第2変位規制部材17に第2開口部20と第3開口部21が各別に形成され、防振基体3の下端部に形成された段部57と円板状の挟持金具18とで挟持固定されている。
ダイヤフラム5の外周部5Cにリング円板状の補強金具19が一体に設けられ、この補強金具19と挟持金具18と底金具14の第1開口部50と、これらを包み込んだ筒状金具12の他端部12Dとが一体にかしめ固定されている。
次に前記仕切り体8の構造について詳しく説明する。
図2,図3に示すように前記弾性仕切り膜15は、外周側の第1厚肉部37(外周側の部分に相当)と、径方向中央側の第2厚肉部38と、これらの間の薄肉部39とから成り、薄肉部39の両膜面15A、15Bに環状の第1リブ40と、これに交差する放射状の第2リブ41とを備えている。第1厚肉部37は、第1変位規制部材16の外周側の部分16Aと第2変位規制部材17の外周側の部分17Bとで挟持固定される。
図7〜図14にも示すように、第1変位規制部材16は円形リング状の支持体22の内周面22C間に設けられており、外周部が支持体22の内周面22Cに連なるリング状の第1円板部42(第1円板部42は前記外周側の部分16Aを含んだ部分である)と、この第1円板部42の内周面42C間に設けられた放射状の3本の第3リブ43とから成る。支持体22と第1変位規制部材16は樹脂材で一体に形成されている。互いに隣合う第3リブ43の間が前記第2開口部20になる。3本の第3リブ43は、前記第2厚肉部38に当接する第1規制部157から放射状に延出している。
図3,図9に示すように、支持体22の内周部22Eに、第2変位規制部材17の後述の周壁部28を支持体22の軸芯方向で受止める第1受け面24と、弾性仕切り膜15を径方向外方側から受止める第2受け面25とを備えた受け止め段部26が全周にわたって設けられて、第1変位規制部材16の外周側の部分16Aと一体に連なっている。また、支持体22の外周部22Bに、筒状金具12の内周部12Bとの間に前記オリフィス9を形成するオリフィス溝27が形成されている。66は弾性仕切り膜15の抜け止め用の円弧状突起である。
図4,図5,図6にも示すように、第2変位規制部材17は支持体22に内嵌する円形リング状の周壁部28を備えている。そして、周壁部28の軸芯方向Jの一端部28Fから周壁部28の径方向Kに張出すとともに、外面33Aが第1変位規制部材17側を向くフランジ壁33と、フランジ壁33の内周面の間に設けられた放射状の3本の第4リブ60とを第2変位規制部材17が備えている。互いに隣合う第4リブ60の間が前記第3開口部21になる。3本の第4リブ60は、前記第2厚肉部38に当接する第2規制部158から放射状に延出している。
周壁部28の一部分29が、周壁部28の残りの部分30の内周面30Aよりも前記径方向内方側K1に位置するように凹まされて、周壁部28の残りの部分30と一体に連なる凹部31が形成されている。フランジ壁33は、周壁部28の残りの部分30から径方向内方側K1に張出す円形リング板状の第1壁部75と、周壁部28の一部分29から径方向外方側K2に張出す円弧板状の第2壁部76とから成る。凹部31は、周壁部28の径方向内方側に突出する一対の第1凹部部分44と、これらの突出端部に架け渡された円弧状の第2凹部部分45とから成る。フランジ壁33の内面33Bと、周壁部28の残りの部分30の内周面30Aとに架け渡された縦断面三角形状の複数のリブ46が、周壁部28の軸芯O2周りに放射状に形成されている。周壁部28の軸芯O2は筒状金具12の軸芯O1と同一位置に位置する。
図2に示すように、オリフィス溝27の第1開口32は、周壁部28の径方向で凹部31の外方側に位置し、図8,図12に示すように、第2開口47は第2液室7を臨むように位置する。そして、凹部31が、オリフィス溝27の第1開口32と、フランジ壁33の内面33Bの外方側の(弾性仕切り膜15の他方の膜面15Bの外方側の)第1液室6に連通するよう構成されている。
図3に示すように、周壁部28の軸芯方向Jでフランジ壁33の外面33Aが向く方向とは反対側を向く周壁部28の端面28Dと、周壁部28の端面28Dと同一方向を向く支持体22の端面22Dとが、第2変位規制部材17及び支持体22の軸芯方向で同一位置に位置している。
支持体22と第2変位規制部材17をそれらの周方向Sで位置決めするとともに、支持体22の軸芯方向Rでの支持体22と第2変位規制部材17の相対変位を許す位置決め手段23が設けられている。この位置決め手段23は、フランジ壁33の第2壁部76に形成された切欠き34と、支持体22の内周部22Eに突設されて切欠き34に嵌合する凸部35とから成る。そして切欠き34が、第2壁部76のうち、第1凹部部分44側の部位50Cに形成されて、第1凹部部分44が前記凸部35を周壁部28の周方向一方側から受止めるよう構成されている。67は弾性仕切り膜15の抜け止め用の円弧状突起である。
第2変位規制部材17は第1変位規制部材16及び支持体22と同様に樹脂材で形成されている。図5に示すように、周壁部28の外周面70に、周方向に沿う一本の線状の溶着用突起48(溶着部に相当)が設けられ、この溶着用突起48と、支持体22の内周面22Cに設けられた周方向に沿う一本の線状の被溶着部151(前記溶着用突起48に対応する部分)とが超音波溶着により固着されている。溶着用突起48は、周壁部28の軸芯方向Jで周壁部28の両端面28D,28Mから離間した周壁部28の軸芯方向中間部28Nに位置し、周壁部28の残りの部分30の周方向の一端30M側から他端30N側にわたって連続して設けられている。超音波溶着は超音波溶着装置を用いて次のように行う。
(1)周壁部28を支持体22に内嵌させ、位置決め手段23で支持体22と第2変位規制部材17を位置決めする。
(2)この位置決め状態で、ホーン(図示せず)により第2変位規制部材17を超音波振動させながら支持体22内に送り込む。これにより、溶着用突起48が溶融し溶着する。
大振幅の振動が生じた場合、第1液室6内の液体は凹部31に入り込み、オリフィス溝27の第1開口32からオリフィス溝27内(オリフィス9)を通って第2開口47から第2液室7に流れ込む。逆に、第2液室7内の液体は、第2開口47からオリフィス溝27内(オリフィス9)を通り、第1開口32から凹部31を通って第1液室内6に入り込む。前記凹部31は周壁部28の径方向内方側に凹んだ状態になっているから、第1液室6に対する液体の給排口を周壁部28の径方向で大きく設定することができて、圧力損失を抑制することができる。
[別実施形態]
上記の実施形態では第1変位規制部材16が第2液室7側に位置し、第2変位規制部材17が第1液室6側に位置するが、この構造とは逆に、図1において、仕切り体8を上下反転させて、第1変位規制部材16が第1液室6側に位置し、第2変位規制部材17が第2液室6側に位置する構造に構成してあってもよい。
液封入式防振装置の縦断面図 仕切り体の平面図 図2のA−A断面図 第2変位規制部材の底面図 第2変位規制部材の正面図 第2変位規制部材の平面図 仕切り体及び第2変位規制部材の平面図 仕切り体及び第2変位規制部材の側面図 図7のA−A断面図 図7のB−B断面図 図8のE−E断面図 仕切り体及び第2変位規制部材の底面図 図12のC−C断面図 図12のD−D断面図
符号の説明
1…第1取付け具、2…第2取付け具、3…防振基体、4…液体封入室、5…ダイヤフラム、6…第1液室、7…第2液室、8…仕切り体、9…オリフィス、12B…第2取付け具の内周部(筒状金具の内周部)、15……弾性仕切り膜、15A…一方の膜面、15B…他方の膜面、16…第1変位規制部材、16A…第1変位規制部材の外周側の部分、17…第2変位規制部材、20…開口部(第2開口部)、21…開口部(第3開口部)、22…支持体、22B…支持体の外周部、22C…支持体の内周面、22D…支持体の端面、22E…支持体の内周部、24…第1受け面、25…第2受け面、26…受け止め段部、27…オリフィス溝、28…第2変位規制部材の周壁部、28D,28M…周壁部の両端面、28F…周壁部の軸芯方向の一端部、28N…周壁部の軸芯方向中間部、29…第2変位規制部材の周壁部の一部分、30…第2変位規制部材の周壁部の残りの部分、30A…周壁部の残りの部分の内周面(周壁部の内周面)、30M…周壁部の残りの部分の周方向の一端、30N…周壁部の残りの部分の周方向の他端、31…凹部、32…オリフィス溝の開口、33…フランジ壁、33A…フランジ壁の外面、33B…フランジ壁の内面、37…弾性仕切り膜の外周側の部分(第1厚肉部)48…溶着部(溶着用突起)、50C…第2壁部のうち、凹部部分側の部位、70…周壁部の外周面、75…第1壁部、76…第2壁部、151…被溶着部、O2…周壁部の軸芯、G1…一方の膜面の外方側、G2……他方の膜面の外方側、S…周方向、R…支持体の軸芯方向、J…周壁部の軸芯方向、K…周壁部の径方向、K1…径方向内方側、K2…径方向外方側、L…フランジ壁の内面の外方側

Claims (1)

  1. 第1取付け具と、筒状の第2取付け具と、これらの間に介在するゴム状弾性体から成る防振基体と、前記第2取付け具に設けられ、前記防振基体との間に液体封入室を形成するダイヤフラムと、前記液体封入室を前記防振基体側の第1液室と前記ダイヤフラム側の第2液室に仕切る仕切り体と、前記第1液室と第2液室を連通させるオリフィスとを備え、前記仕切体は、弾性仕切り膜と、前記弾性仕切り膜の変位量を前記弾性仕切り膜の一方の膜面の外方側から規制する第1変位規制部材と、他方の膜面の外方側から規制する第2変位規制部材とから成り、前記第1変位規制部材と第2変位規制部材に開口部が各別に形成されている液封入式防振装置であって、
    前記第1変位規制部材はリング状の支持体の内周面間に設けられ、
    前記第2変位規制部材は前記支持体に内嵌するリング状の周壁部を備え、
    前記支持体の内周部に、前記周壁部を前記支持体の軸芯方向で受止める第1受け面と、前記弾性仕切り膜を径方向外方側から受止める第2受け面とを備えた受け止め段部が形成され、
    前記支持体と第1変位規制部材が樹脂材で一体に形成され、前記第2変位規制部材が樹脂材で形成され、前記周壁部の外周面に設けられた溶着部と、前記支持体の内周面に設けられた被溶着部とが超音波溶着により固着されており、
    前記支持体の外周部に、前記第2取付け具の内周部との間に前記オリフィスを形成するオリフィス溝が形成され、
    前記周壁部の軸芯方向の一端部から前記周壁部の径方向に張出すとともに、外面が前記第1変位規制部材側を向くフランジ壁を前記第2変位規制部材が備え、
    前記周壁部の一部分が、前記周壁部の残りの部分の内周面よりも前記径方向内方側に位置するように凹まされて、前記周壁部の残りの部分と一体に連なる凹部が形成され、
    前記フランジ壁は、前記周壁部の残りの部分から径方向内方側に張出す第1壁部と、前記周壁部の一部分から径方向外方側に張出す第2壁部とから成り、
    前記周壁部の径方向で前記凹部の外方側に前記オリフィス溝の開口が位置し、前記凹部が、前記オリフィス溝の開口と、前記フランジ壁の内面の外方側の第1液室又は第2液室とに連通するよう構成されている液封入式防振装置。
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