JP4112916B2 - 農園芸用殺菌剤組成物およびカーバメート殺菌剤の効力増強剤 - Google Patents

農園芸用殺菌剤組成物およびカーバメート殺菌剤の効力増強剤 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、農園芸用殺菌剤組成物および式(I)で表される化合物の殺菌効力増強剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明農園芸用殺菌剤組成物の1つの活性成分である上記式(I)で示されるカーバメート化合物は、特開2001−106666号公報に記載されている。これらの化合物は、イネ、ムギ、野菜類および果樹類などに安全で、それ自体優れた殺菌効果を示す。
【0003】
一方、近年、農薬の環境汚染に対する問題が取り上げられるようになり、可能な限り投下薬量を減少させ、環境に及ぼす影響を少なくして、確実に病害を防除する薬剤の出現が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、式(I)で示される化合物の殺菌効果の増強、特に野菜類の灰色かび病、菌核病およびコムギふ枯病に対する効果を増強させるとともに、この化合物の使用量を低減させ、有用植物に対して高い有効性と安全性を有する農園芸用殺菌剤組成物の提供をその課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記問題を解決することを目的として、式(I)で示される化合物の殺菌効力を増強させることのできる化合物について広く検索を行っていた。そしてその結果、人畜および環境に対して安全性が高い植物抽出物を式(I)で示される化合物に効力増強剤として加えることにより、単独では十分な効果が得られない低薬量で、多くの病害に対して極めて高い殺菌効果が得られることを見出し、本発明を完成した。
【0006】
すなわち本発明は、式(I)
【0007】
【化3】
Figure 0004112916
【0008】
{式中、Xはハロゲン原子、C1〜C6アルキル基、C1〜C6アルコキシ基、C1〜C6ハロアルキル基またはC1〜C6はロアルコキシ基を表し;
nは0または1から4の整数を表し;
1はC1〜C6アルキル基を表し;
2は水素原子、C1〜C6アルキル基、C2〜C6アルケニル基、C2〜C6アルキニル基、C1〜C6アルコキシ基、C1〜C6アルコキシC1〜C6アルキル基、C1〜C6アルキルカルボニル基、C1〜C6アルコキシカルボニル基、C1〜C6アルキルカルボニルC1〜C6アルキル基または置換されてもよいベンジル基を表し;
3は水素原子またはC1〜C6アルキル基を表し;
Gは酸素原子、硫黄原子またはNR4−基(ここで、R4は水素原子若しくはC1〜C6アルキル基を表す。)を表し;
Yは水素原子、C1〜C10アルキル基(該基は同一かまたは異なる一個以上の、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、C3〜C6シクロアルキル基、C1〜C6アルコキシ基、アミノ基、モノC1〜C6アルキルアミノ基、ジ−C1〜C6アルキルアミノ基、C1〜C6アルキルチオ基、C1〜C6アルキルスルフィニル基、カルボキシル基、C1〜C6アルキルカルボニル基、C1〜C6アルコキシカルボニル基、C1〜C6アルコキシイミノ基またはC(O)NR56(ここで、R5、R6は同一かまたは異なる水素原子またはC1〜C6アルキル基を示す)で置換されてもよい)、C2〜C10アルケニル基(該基は同一かまたは異なる一個以上の、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、C1〜C6アルコキシ基、アミノ基、モノC1〜C6アルキルアミノ基、ジ−C1〜C6アルキルアミノ基、C1〜C6アルキルチオ基、C1〜C6ハロアルキル基、C1〜C6アルキルカルボニル基、C1〜C6アルコキシカルボニル基またはC(O)NR56 (ここで、R5、R6は同一かまたは異なる水素原子またはC1〜C6アルキル基を示す)で置換されてもよい)、C2〜C10アルキニル基(該基は同一かまたは異なる一個以上の、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、シクロアルキル基、ヒドロキシ基、C1〜C6アルコキシ基、アミノ基、モノC1〜C6アルキルアミノ基、ジ−C1〜C6アルキルアミノ基、C1〜C6アルキルチオ基、C1〜C6ハロアルキル基、C1〜C6アルキルカルボニル基、C1〜C6アルコキシカルボニル基またはC(O)NR56 (ここで、R5、R6は同一かまたは異なる水素原子またはC1〜C6アルキル基を示す)で置換されてもよい)、C3〜C6シクロアルキル基(該基は同一かまたは異なる一個以上の、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C1〜C6アルキル基、C2〜C6アルケニル基、C2〜C6アルキニル基、ヒドロキシ基、C1〜C6アルコキシ基、アミノ基、モノC1〜C6アルキルアミノ基、ジ−C1〜C6アルキルアミノ基、C1〜C6アルキルチオ基、C1〜C6ハロアルキル基、C1〜C6アルキルカルボニル基、C1〜C6アルコキシカルボニル基またはC(O)NR56 (ここで、R5、R6は同一かまたは異なる水素原子またはC1〜C6アルキル基を示す)で置換されてもよい)、C3〜C6シクロアルケニル基(該基は同一かまたは異なる一個以上の、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C1〜C6アルキル基、C2〜C6アルケニル基、ヒドロキシ基、C2〜C6アルキニル基、アミノ基、モノC1〜C6アルキルアミノ基、ジ−C1〜C6アルキルアミノ基、C1〜C6アルコキシ基、C1〜C6アルキルチオ基、C1〜C6ハロアルキル基、C1〜C6アルキルカルボニル基、C1〜C6アルコキシカルボニル基またはC(O)NR56 (ここで、R5、R6は同一かまたは異なる水素原子またはC1〜C6アルキル基を示す)で置換されてもよい)、フェナシル基(該基は同一かまたは異なる一個以上の、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル基、C1〜C6アルコキシ基、C1〜C6ハロアルキル基、C1〜C6アルキルカルボニル基またはC1〜C6アルコキシカルボニル基で置換されても良い)、アリール基(該基は同一かまたは異なる一個以上の、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C1〜C6アルキル基、C2〜C6アルケニル基、C2〜C6アルキニル基、ヒドロキシ基、C1〜C6アルコキシ基、アミノ基、モノC1〜C6アルキルアミノ基、ジ−C1〜C6アルキルアミノ基、C1〜C6アルキルチオ基、C1〜C6ハロアルキル基、C1〜C6アルキルカルボニル基、C1〜C6アルコキシカルボニル基またはC(O)NR56 (ここで、R5、R6は同一かまたは異なる水素原子またはC1〜C6アルキル基を示す)で置換されてもよい)、ヘテロアリール基(該基は同一かまたは異なる一個以上の、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C1〜C6アルキル基、C2〜C6アルケニル基、C2〜C6アルキニル基、ヒドロキシ基、C1〜C6アルコキシ基、アミノ基、モノC1〜C6アルキルアミノ基、ジ−C1〜C6アルキルアミノ基、C1〜C6アルキルチオ基、C1〜C6ハロアルキル基、C1〜C6アルキルカルボニル基、C1〜C6アルコキシカルボニル基またはC(O)NR56 (ここで、R5、R6は同一かまたは異なる水素原子またはC1〜C6アルキル基を示す)で置換されてもよい)、アリール−C1〜C6アルキル基(該基のアリールは同一かまたは異なる一個以上の、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C1〜C6アルキル基、C2〜C6アルケニル基、C2〜C6アルキニル基、置換されてもよいフェノキシ基、ヒドロキシ基、C1〜C6アルコキシ基、アミノ基、モノC1〜C6アルキルアミノ基、ジ−C1〜C6アルキルアミノ基、C1〜C6アルキルチオ基、C1〜C6ハロアルキル基、C1〜C6ハロアルコキシ基、C1〜C6アルキルカルボニル基、C1〜C6アルコキシカルボニル基、C1〜C6アルコキシイミノC1〜C6アルキル基またはC(O)NR56 (ここで、R5、R6は同一かまたは異なる水素原子またはC1〜C6アルキル基を示す)で置換されてもよい)、アリール−C2〜C6アルケニル基(該基のアリールは同一かまたは異なる一個以上の、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C1〜C6アルキル基、C2〜C6アルケニル基、C2〜C6アルキニル基、ヒドロキシ基、C1〜C6アルコキシ基、アミノ基、モノC1〜C6アルキルアミノ基、ジ−C1〜C6アルキルアミノ基、C1〜C6アルキルチオ基、C1〜C6ハロアルキル基、C1〜C6アルキルカルボニル基、C1〜C6アルコキシカルボニル基またはC(O)NR56 (ここで、R5、R6は同一かまたは異なる水素原子またはC1〜C6アルキル基を示す)で置換されてもよい)またはヘテロ環−C1〜C6アルキル基(該基のヘテロ環は同一かまたは異なる一個以上の、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C1〜C6アルキル基、C2〜C6アルケニル基、C2〜C6アルキニル基、ヒドロキシ基、C1〜C6アルコキシ基、アミノ基、モノC1〜C6アルキルアミノ基、ジ−C1〜C6アルキルアミノ基、C1〜C6アルキルチオ基、C1〜C6ハロアルキル基、C1〜C6アルキルカルボニル基、C1〜C6アルコキシカルボニル基またはC(O)NR56 (ここで、R5、R6は同一かまたは異なる水素原子またはC1〜C6アルキル基を示す)で置換されてもよい)を表し;
Qは水素原子、ハロアルキル基、シアノ基、C1〜C6アルキル基、C3〜C6シクロアルキル基、C1〜C4アルキルチオ基、C1〜C4アルキルスルフィニル基、C1〜C4アルキルスルホニル基またはフェニル基(該基には一個以上の、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C1〜C4アルキル基、C2〜C4アルケニル基、C2〜C4アルキニル基、ヒドロキシ基、C1〜C4アルコキシ基、C1〜C4ハロアルキル基、C1〜C4ハロアルコキシ基、C1〜C4アルキルカルボニル基またはC1〜C4アルコキシカルボニル基が置換されてもよい)を表す}で示されるカーバメート誘導体またはその塩と、茶、ケブラチオ、ミモザ、リンゴ、ブドウまたはローズマリー由来の植物抽出物を含有することを特徴とする農園芸用殺菌剤組成物を提供するものである。
【0009】
また、本発明は、上記植物抽出物を有効成分として含有することを特徴とする式(I)で示される化合物の殺菌効力増強剤を提供するものである。
【0010】
本明細書に記載された記号および用語について説明する。
【0011】
ハロゲン原子とはフッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子である。
【0012】
C1〜C10等の表記は、これに続く置換基の炭素数が、この場合では1〜10であることを示している。
【0013】
C1〜C6アルキル基とは、直鎖または分岐鎖状のアルキル基を示し、例えばメチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、iso−ペンチル、ネオペンチル、n−ヘキシル、1,1−ジメチルプロピル、1,1−ジメチルブチル等の基を挙げることができる。
【0014】
C1〜C10アルキル基とは、例えば前記のC1〜C6アルキル基、ヘプチル、オクチル、1,1−ジエチルブチル、ノニル、デシル等の基を挙げることができる。
【0015】
C3〜C6シクロアルキル基とは、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等の基を挙げることができる。
【0016】
C3〜C6シクロアルケニル基とは、例えば1−シクロペンテン−1−イル、2−シクロペンテン−1−イル、1−シクロヘキセン−1−イル、2−シクロヘキセン−1−イル等の基を挙げることができる。
【0017】
C1〜C6ハロアルキル基とは、ハロゲン原子によって置換された、直鎖または分岐鎖状のアルキル基を示し、例えばフルオロメチル、クロロメチル、ジフルオロメチル、ジクロロメチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル等の基を挙げることができる。
【0018】
C2〜C10アルケニル基とは、直鎖または分岐鎖状のアルケニル基を示し、例えばビニル、1−プロペニル、2−プロペニル、イソプロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、1−ヘキセニル、1−オクテニル等の基を挙げることができる。
【0019】
C2〜C10アルキニル基とは、直鎖または分岐鎖状のアルキニル基を示し、例えばエチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル、4−メチル−1−ペンチニル、3−メチル−1−ペンチニル等の基を挙げることができる。
【0020】
C1〜C6アルコキシ基とは、アルキル部分が前記の意味を有するアルキルオキシ基を示し、例えばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、n−ペンチルオキシ、イソペンチルオキシ、n−ヘキシルオキシ等の基を挙げることができる。
【0021】
C1〜C6ハロアルコキシ基とは、ハロアルキル部分が前記の意味を有するハロアルキルオキシ基を示し、例えばフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、ペンタフルオロエトキシ等の基を挙げることができる。
【0022】
C1〜C6アルコキシイミノ基とは、アルコキシ部分が前記の意味を有するアルコキシイミノ基を示し、例えばメトキシイミノ等の基を挙げることができる。
【0023】
C1〜C6アルコキシイミノC1〜C6アルキル基とは、アルコキシイミノ部分、アルキル部分が前記の意味を有するアルコキシイミノアルキル基を示し、例えば1-メトキシイミノエチル等の基を挙げることができる。
【0024】
C1〜C6アルキルカルボニル基とはアルキル部分が前記の意味を有するアルキルカルボニル基を示し、例えばアセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ピバロイル、ヘキサノイルなどの基を挙げることができる。
【0025】
C1〜C6アルコキシカルボニル基とはアルコキシ部分が前記の意味を有するアルコキシカルボニル基を示し、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ヘキシルオキシカルボニルなどの基を挙げることができる。
【0026】
C1〜C6アルキルカルボニルC1〜C6アルキル基とはアルキル部分が前記の意味を有するアルキルカルボニルアルキル基を示し、例えば2−オキソプロピル基、3−オキソブチル基、3−オキソペンチル基、3,3−ジメチル−2−オキソブチル基などの基を挙げることができる。
【0027】
アリール基とは芳香族炭化水素基を表し、例えばフェニル、1−ナフチル、2−ナフチルなどの基を挙げることができる。
【0028】
ヘテロ環−C1〜C6アルキル基とはアルキル部分が−CH2−、−CH2CH2−、−CH2CH2CH2−、−CH(Me)−、−C(Me)2−、−CH(Et)−等であり、ヘテロ環部分が2〜9の炭素原子、0〜3の窒素原子、0〜3の酸素原子、0〜3の硫黄原子で構成された3〜10員環を表し、例えばピロリル、フリル、チエニル、ピラゾリル、イソキサゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル、インドリル、ベンゾフリル、ベンゾチエニル、ベンズイミダゾリル、ベンズオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、キノリル、イソキノリル、モルホリノ、オキシラニル、ジオキサシクロペンチル等である基を示す。
【0029】
ヘテロアリール基とは2〜9の炭素原子、0〜3の窒素原子、0〜3の酸素原子、0〜3の硫黄原子で構成された5〜10員環複素芳香環基を表し、例えばピロリル、フリル、チエニル、ピラゾリル、イソキサゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル、インドリル、ベンゾフリル、ベンゾチエニル、ベンズイミダゾリル、ベンズオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、キノリル、イソキノリル等のヘテロ環を挙げることができる。
【0030】
C1〜C6アルコキシC1〜C6アルキル基とはアルキル部分およびアルコキシ部分が前記の意味を有する基を示し、例えばメトキシメチル、エトキシメチル、イソプロポキシメチル、ペンチルオキシメチル、メトキシエチル、ブトキシエチル等の基を挙げることができる。
【0031】
モノC1〜C6アルキルアミノ基とはアルキル部分が前記の意味を有する基を示し、メチルアミノ、エチルアミノ、イソプロピルアミノ、ブチルアミノ、tert−ブチルアミノ等の基を挙げることができる。
【0032】
ジ−C1〜C6アルキルアミノ基とはアルキル部分が同一であっても異なってもいてもよい前記の意味を有する基を示し、例えばジメチルアミノ、ジエチルアミノ、メチルエチルアミノ、メチルイソプロピルアミノ、ジヘキシルアミノ等の基を挙げることができる。
【0033】
C1〜C6アルキルチオ基とはアルキル部分が前記の意味を有する基を示し、メチルチオ、エチルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、ヘキシルチオ等の基を挙げることができる。
【0034】
C1〜C6アルキルスルフィニル基とはアルキル部分が前記の意味を有する基を示し、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、イソプロピルスルフィニル、ブチルスルフィニル、ヘキシルスルフィニル等の基を挙げることができる。
【0035】
C1〜C6アルキルスルホニル基とはアルキル部分が前記の意味を有する基を示し、メチルスルホニル、エチルスルホニル、イソプロピルスルホニル、ブチルスルホニル、ヘキシルスルホニル等の基を挙げることができる。
【0036】
アリールC1〜C6アルキル基とはアリール部分が前記の意味を有し、アルキル部分が−CH2−、−CH2CH2−、−CH2CH2CH2−、−CH(Me)−、−C(Me)2−、−CH(Et)−等である基を示す。
【0037】
アリールC1〜C6アルケニル基とはアリール部分が前記の意味を有し、アルケニル部分が−CH=CH−、−CH=CHCH2−、−C(Me)=CH−、−CH(Et)=CH−、−C(Me)=CHCH2−等である基を示す。
【0038】
ヘテロアリールC1〜C6アルキル基とはヘテロアリール部分が前記の意味を有し、アルキル部分が−CH2−、−CH2CH2−、−CH2CH2CH2−、−CH(Me)−、−(Me)2−、−CH(Et)−等である基を示す。
【0039】
酸性物質とは例えば硫酸、硝酸、塩化水素または臭化水素などの無機酸、1−ナフタレンスルホン酸または2−ナフタレンスルホン酸などのナフタレンスルホン酸;メタンスルホン酸、プロパンスルホン酸、ペンタンスルホン酸またはヘキサンスルホン酸などのC1〜C16アルキルスルホン酸;酢酸などのC1〜C6アルキルカルボン酸;トリフルオロ酢酸などのC1〜C6ハロアルキルカルボン酸;マロン酸またはコハク酸などのC1〜C6アルキルジカルボン酸;ベンゼンスルホン酸、パラ−トルエンスルホン酸またはn−ドデシルベンゼンスルホン酸などのC1〜C16アルキルベンゼンスルホン酸;シュウ酸などを挙げることができる。
【0040】
【発明の実施の形態】
本発明の農園芸用殺菌剤組成物において、有効成分として用いられる式(I)で表される化合物の代表例を表1〜表17に示す。しかしながら、有効成分として用いられる化合物はこれらの化合物に限定されるものではない。尚、化合物番号は以後の記載において参照される。
【0041】
表中の記号はそれぞれ以下の意味を示す。
Meとはメチル基を示し、Etとはエチル基を示し、Prとはn−プロピル基を示し、Pr−iとはiso-プロピル基を示し、Buとはn−ブチル基を示し、Bu−iとはiso−ブチル基を示し、Bu−sとはsec−ブチル基を示し、Bu−tとはtert−ブチル基を示し、Hexとはn−へキシル基を示し、Pr−cとはシクロプロピル基を示し、Pen−cとはシクロペンチル基を示し、Hex−cとはシクロへキシル基を示し、Phとはフェニル基を示す。また、例えばPh(4−Cl)とは4−クロロフェニル基を示す。
【0042】
式(I)で表される化合物の中には、分子内にE/Z異性体に関する1個または2〜3個の二重結合を有しており、そのような化合物にはE/Z異性体混合物が存在する。純粋な個々のE体、Z体およびこれらの混合物も本化合物に含まれる。次に示す化合物はオキシム部二重結合に関する幾何異性体の関係にあたる(80と206、84と207、85と208、86と209、286と448)。
【0043】
【表1】
Figure 0004112916
【0044】
【表2】
Figure 0004112916
【0045】
【表3】
Figure 0004112916
【0046】
【表4】
Figure 0004112916
【0047】
【表5】
Figure 0004112916
【0048】
【表6】
Figure 0004112916
【0049】
【表7】
Figure 0004112916
【0050】
【表8】
Figure 0004112916
【0051】
【表9】
Figure 0004112916
【0052】
【表10】
Figure 0004112916
【0053】
【表11】
Figure 0004112916
【0054】
【表12】
Figure 0004112916
【0055】
【表13】
Figure 0004112916
【0056】
【表14】
Figure 0004112916
【0057】
【表15】
Figure 0004112916
【0058】
【表16】
Figure 0004112916
【0059】
【表17】
Figure 0004112916
【0060】
本発明組成物に使用できる式(I)に示される化合物は以下の製造例に示す方法により製造することができる
【0061】
(製造例1)
N−(2−クロロ−5−アセチルベンジル)カルバミン酸メチルの製造
4−クロロ−3−メチルアセトフェノン25.0g及びトリクロロイソシアヌル酸13.9gをクロロベンゼン150mlに懸濁させた。2,2'−アゾビスイソブチロニトリル触媒量を加え、85〜90℃で12時間加熱攪拌した。反応終了後、室温に冷却し、不溶物を濾別した。濾液を水酸化ナトリウム水溶液、水の順で洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下で溶媒を留去し、得られた残渣とシアン酸カリウム12.2gとメタノール14.4gとをN,N−ジメチルホルムアミド150mlに加え90℃で4時間加熱撹拌した。反応終了後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−200,溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/1)によって精製した。得られた結晶をイソプロピルエーテルで洗浄し、N−(2−クロロ−5−アセチルベンジル)カルバミン酸メチル6.0gを無色結晶として得た。
1H−NMR(CDCl3/TMS,δ(ppm)):2.59(s,3H); 3.70(s,3H); 4.50(d,2H); 5.31(br,1H); 7.46(d,1H); 7.81(dd,1H); 7.97(s,1H)
【0062】
N−{2−クロロ−5−[1−(6−メチルピリジン−2−イルメトキシ)イミノエチル]ベンジル}カルバミン酸メチルの製造(化合物番号286)
N−[2−クロロ−5−(1−ヒドロキシイミノエチル)ベンジル]カルバミン酸メチル10.0gをN,N−ジメチルホルムアミド100mlに溶解し、炭酸カリウム18.9gと2−クロロメチル−6−メチルピリジン塩酸塩13.9gを加え、90〜100℃で8時間加熱撹拌した。反応終了後、反応液を水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、有機層を水洗後無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−200,溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=4/1)によって精製し、N−{2−クロロ−5−[1−(6−メチルピリジン−2−イルメトキシ)イミノエチル]ベンジル]カルバミン酸メチル8.2g(融点93〜96℃)を淡黄色結晶として得た。
【0063】
(製造例2)
N−{2−クロロ−5−[1−(6−メチルピリジン−2−イルメトキシ)イミノエチル]ベンジル}カルバミン酸メチルドデシルベンゼンスルホン酸塩の製造(化合物番号467)
N−[2−クロロ−5−(1−ヒドロキシイミノエチル)ベンジル]カルバミン酸メチル1.0gをクロロホルム20mlに溶解し、ドデシルベンゼンスルホン酸0.86gを加え、室温で1時間撹拌した。反応混合液を減圧下濃縮して得られた残渣をエーテル10mlにて3回洗浄し、デカンテーションにより上澄みを除いた。得られた残渣を減圧下乾燥することによりN−{2−クロロ−5−[1−(6−メチルピリジン−2−イルメトキシ)イミノエチル]ベンジル}カルバミン酸メチルドデシルベンゼンスルホン酸塩1.75gを無色ガラス状物として得た。
1H−NMR(CDCl3/TMS,δ(ppm)):0.75-1.8(m,23H);2.28(s,3H); 2.3-2.8(m,2H);2.96(s,3H);3.66(s,3H);4.42(d,2H);5.53(br,1H); 5.70(s,2H);7.1-8.3(m,10H)
【0064】
(製造例3)
N−{2−クロロ−5−[1−(3−メチルベンジルオキシ)イミノエチル]ベンジル}カルバミン酸メチルの製造(化合物番号91)
N−[2−クロロ−5−(1−ヒドロキシイミノエチル)ベンジル]カルバミン酸メチル0.70gをN,N−ジメチルホルムアミド10mlに溶解し、0〜5℃で水素化ナトリウム(60%)0.13gを加え、室温で1時間撹拌した。この混合物に3−メチルベンジルブロミド0.56gを0〜5℃で滴下し、さらに室温で15時間撹拌した。反応終了後、反応液を水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、有機層を水洗後無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−200,溶出溶媒:ヘキサン−酢酸エチル混合溶媒)によって精製し、N−{2−クロロ−5−[1−(3−メチルベンジルオキシ)イミノエチル]ベンジル}カルバミン酸メチル0.60gを無色油状物質(屈折率n 20=1.5722)として得た。
【0065】
一方、本発明において使用される茶、ケブラチオ、ミモザ、リンゴ、ブドウまたはローズマリー由来の植物抽出物(以下、「植物抽出物」という)は、上記植物の植物体あるいはその乾燥物を、水、熱水、有機溶媒、含水有機溶媒、これらの混合物等の抽出溶媒を用いて抽出することにより得られる成分である。
【0066】
この抽出物には、上記抽出溶媒で抽出した状態のものや、これから抽出溶媒を留去したものを意味し、液体、固体(粉末を含む)の別を問わない。この抽出溶媒としては、水、または、メタノール、アセトニトリル、アセトン、エタノール等の水溶性溶媒、あるいは水と水溶性溶媒の混合溶媒が好適であり、これらを加温したものは、さらに抽出溶媒として、好適である。これら抽出物は、非精製物でも十分好適に用いられるが、抽出物は有機溶媒分画や吸着樹脂などを用いて所望の程度に精製することもできる。
【0067】
本発明の農園芸用殺菌剤組成物は、式(I)で示される化合物と植物抽出物を混合し、必要により農薬製剤で汎用されている担体、界面活性剤、分散剤または補助剤等を配合して、粉剤、水和剤、顆粒水和剤、乳剤、粒剤、微粒剤、懸濁製剤等の製剤とすることにより調製される。
【0068】
式(I)で示される化合物と植物抽出物の配合割合は、式(I)で示される化合物の効果が増強される量であれば特に制約はないが、通常、植物抽出物(抽出溶媒留去物として)と式(I)で示される化合物の重量比が1:0.001〜1:10の範囲が好ましく、特に1:0.01〜1:10の範囲が好ましい。
【0069】
また、製剤中における式(I)で示される化合物と植物抽出物の量は、一般的に粉剤、微粒剤および粒剤とする場合は0.1〜20%(重量)であり、乳剤、水和剤および顆粒水和剤とする場合は5〜80%(重量)である。さらに、懸濁製剤の場合には0.1〜30%(重量)である。もちろん、これ以外の量であっても製剤化可能であり、効果を発揮させる量であれば使用することができる。
【0070】
尚、農園芸用殺菌剤組成物の調製における、担体、界面活性剤、分散剤または補助剤の選択に際しては、農薬製剤組成物中での植物抽出物の安定性を損なわないものが好ましく、さらに式(I)で示される化合物および植物抽出物の植物体内、菌体内への移行性を増進させるものが特に好ましい。界面活性剤としては、特に限定されないが、少なくとも1種が陰イオン性界面活性剤であることが好適である。
【0071】
一方、本発明の式(I)で示される化合物の効力増強剤(以下、「効力増強剤」という)は、上記した植物抽出物を有効成分とし、上記農園芸用殺菌剤組成物と同様に製剤化することにより調製される。
【0072】
そしてこの効力増強剤は、式(I)で示される化合物の製剤と組合せ使用される。この場合、式(I)で示される化合物と本発明の効力増強剤は、殺菌効果が増強する組合せであれば、同じ剤型の製剤あるいは異なる製剤のいずれでも良い。また、式(I)で示される化合物と植物抽出物の配合割合は式(I)で示される化合物の効果が増強される量であればよく、通常、効力増強剤(植物抽出物量として)と式(I)で示される化合物の重量比が1:0.001〜1:10の範囲であり、特に1:0.01〜1:10の範囲が好ましい。また、効力増強剤と式(I)で示される化合物の製剤は、散布直前に混合することが好ましい。
【0073】
【実施例】
次に、実施例、比較例、参考例および試験例を挙げ、本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例等により何ら制約されるものではない。例えば、実施例中の各成分の混合割合および補助剤は広い範囲で変更することができる。尚、以下において部は重量部を示す。
【0074】
参 考 例 1
緑茶抽出物の製造:
茶茎葉乾燥物に70℃に加温した水を加え、恒温水槽中で、1時間、しんとうする。これをろ過して得た緑茶抽出液を、ロータリーエバポレーターで溶媒留去し、緑色固体の緑茶抽出物の溶媒留去物を得た。
【0075】
参 考 例 2
抽出物製造:
下記表18に示す、植物材料、溶媒、抽出温度および時間によりそれぞれの抽出物を調製した。
【0076】
【表18】
Figure 0004112916
【0077】
実 施 例 1
懸濁製剤:
化合物番号286の化合物5部、緑茶抽出物(参考例1で得たもの)10部、塩化アンモニウム5部、ナフタレンスルホン酸ナトリウムの縮合物(花王製、商品名:デモールN)5部、エチレングリコール10部、キサンタンガム0.1部および水64.9 部を均一に混合した後粉砕し、懸濁製剤を得た。
【0078】
実 施 例 2
粉 剤 :
化合物番号84の化合物5部、ケブラチオ抽出物(参考例2で得たもの)5部、珪藻土5部およびクレー85部を均一に混合粉砕して粉剤とした。
【0079】
実 施 例 3
水 和 剤 :
化合物番号467の化合物0.1部、リンゴ抽出物(参考例2で得たもの)5部、ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム2部、リグニンスルホン酸ナトリウム3部および珪藻土89.9部を均一に混合粉砕して水和剤とした。
【0080】
実 施 例 4
乳 剤 :
化合物番号286の化合物10部、ブドウ種子抽出物(参考例2で得たもの)10部、シクロヘキサノン20部、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル11部、アルキルベンゼンスルホン酸カルシウム4部およびメチルナフタレン45部を均一に溶解して乳剤とした。
【0081】
実 施 例 5
粒 剤 :
化合物番号91の化合物5部、ローズマリー抽出物(参考例2で得たもの)5部、ラウリルアルコール硫酸エステルのナトリウム塩2部、リグニンスルホン酸ナトリウム5部、カルボキシメチルセルロース2部およびクレー81部を均一に混合粉砕する。この混合物に水20%を加えて練合し、押出式造粒機を用いて14〜32メッシュの粒状に加工したのち、乾燥して粒剤とした。
【0082】
実 施 例 6
水 和 剤 :
化合物番号467の化合物1部、緑茶抽出物(参考例1で得たもの)5部、ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム2部、リグニンスルホン酸ナトリウム3部および珪藻土89部を均一に混合粉砕して水和剤とした。
【0083】
実 施 例 7
水 和 剤 :
化合物番号 467の化合物0.01部、緑茶抽出物(参考例1で得たもの)5部、ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム2部、リグニンスルホン酸ナトリウム3部および珪藻土85部を均一に混合粉砕して水和剤とした。
【0084】
実 施 例 8
水 和 剤 :
化合物番号467の化合物0.03部、ケブラチオ抽出物(参考例2で得たもの)5部、ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム2部、リグニンスルホン酸ナトリウム3部および珪藻土85部を均一に混合粉砕して水和剤とした。
【0085】
実 施 例 9
懸濁製剤型効力増強剤 :
緑茶抽出物(参考例1で得たもの)10部、塩化アンモニウム5部、ナフタレンスルホン酸ナトリウムの縮合物(花王製、商品名:デモールN)5部、エチレングリコール10部、キサンタンガム0.1部、水69.9部を均一に混合した後粉砕し、懸濁製剤を得た。このものは上記式(I)で示される殺菌剤と混合して使用する。
【0086】
実 施 例 10
水和剤型効力増強剤 :
リンゴ抽出物(参考例2で得たもの)10部、ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム2部、リグニンスルホン酸ナトリウム3部および珪藻土85部を均一に混合粉砕して水和剤とした。このものは上記式(I)で示される殺菌剤と混合して使用する。
【0087】
実 施 例 11
乳剤型効力増強剤 :
ブドウ種子抽出物(参考例2で得たもの)20部、シクロヘキサノン20部、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル11部、アルキルベンゼンスルホン酸カルシウム4部およびメチルナフタレン45部を均一に溶解して乳剤とした。このものは上記式(I)で示される殺菌剤と混合して使用する。
【0088】
実 施 例 12
粒剤型効力増強剤 :
ローズマリー抽出物(参考例2で得たもの)10部、ラウリルアルコール硫酸エステルのナトリウム塩2部、リグニンスルホン酸ナトリウム5部、カルボキシメチルセルロース2部およびクレー81部を均一に混合粉砕する。この混合物に水20部を加えて練合し、押出式造粒機を用いて14〜32メッシュの粒状に加工したのち、乾燥して粒剤とした。このものは上記式(I)で示される殺菌剤と混合して使用する。
【0089】
実 施 例 13
水 和 剤 :
化合物番号286の化合物0.1部、緑茶抽出物(参考例1で得たもの)10部、ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム2部、リグニンスルホン酸ナトリウム3部および珪藻土84.9部を均一に混合粉砕して水和剤とした。
【0090】
実 施 例 14
水 和 剤 :
化合物番号286の化合物1部、緑茶抽出物(参考例1で得たもの)10部、ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム2部、リグニンスルホン酸ナトリウム3部および珪藻土84部を均一に混合粉砕して水和剤とした。
【0091】
実 施 例 15
水 和 剤 :
化合物番号467の化合物0.001部、緑茶抽出物(参考例1で得たもの)10部、ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム2部、リグニンスルホン酸ナトリウム3部および珪藻土84.999部を均一に混合粉砕して水和剤とした。
【0092】
実 施 例 16
水 和 剤 :
化合物番号467の化合物0.03部、緑茶抽出物(参考例1で得たもの)10部、ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム2部、リグニンスルホン酸ナトリウム3部および珪藻土84.97部を均一に混合粉砕して水和剤とした。
【0093】
実 施 例 17
水 和 剤 :
化合物番号91の化合物0.01部、ブドウ種子抽出物(参考例2で得たもの)10部、ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム2部、リグニンスルホン酸ナトリウム3部および珪藻土84.99部を均一に混合粉砕して水和剤とした。
【0094】
実 施 例 18
水 和 剤 :
化合物番号 91の化合物0.1部、ブドウ種子抽出物(参考例2で得たもの)10部、ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム2部、リグニンスルホン酸ナトリウム3部および珪藻土84.9部を均一に混合粉砕して水和剤とした。
【0095】
比 較 例 1
水 和 剤 :
化合物番号286の化合物1部、ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム2部、リグニンスルホン酸ナトリウム3部および珪藻土94部を均一に混合粉砕して水和剤とした。
【0096】
比 較 例 2
水 和 剤 :
化合物番号467の化合物0.1部、ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム2部、リグニンスルホン酸ナトリウム3部および珪藻土94.9部を均一に混合粉砕して水和剤とした。
【0097】
比 較 例 3
水 和 剤 :
化合物番号91の化合物0.1部、ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム2部、リグニンスルホン酸ナトリウム3部および珪藻土94.9部を均一に混合粉砕して水和剤とした。
【0098】
試 験 例 1
キュウリ灰色かび病予防効果試験:
一辺9cmのプラスチックポット各々に、キュウリ種子(品種:相模半白)を5粒づつ播種し、温室内で育成した。実施例13、14および比較例1の水和剤を水で所定濃度に希釈し、これを子葉が展開したキュウリ幼苗に、1ポット当たり10mlで散布した。風乾後、イーストグルコース液体培地(酵母エキス0.25%、グルコース1%)で調製した灰色かび病菌の胞子懸濁液にペーパーディスクを浸し、キュウリ子葉表面に置床接種し、直ちに20℃湿室内に入れた。接種3日後に、ポット全体の子葉の発病面積割合を下記調査基準に基づき指数化、数1によって防除価を算出した。尚、比較としては、緑茶抽出物(参考例1で得たもの)を、対照としてはイプロジオン市販製剤(武田ロブラール水和剤)を希釈したものを使用した。この結果を表19に示した。
【0099】
Figure 0004112916
【0100】
【数1】
Figure 0004112916
【0101】
【表19】
Figure 0004112916
【0102】
試験結果から、化合物番号286と緑茶抽出物とを混合することにより、化合物番号286の殺菌効果を著しく増強させ、対照剤であるイプロジオンに明らかに優る高いキュウリ灰色かび病防除効果を示した。尚、その他の本発明で使用する植物抽出物は、化合物番号286の効力増強効果を示し、高いキュウリ灰色かび病防除効果を示した。
【0103】
試 験 例 2
コムギふ枯病予防効果試験:
直径6cmのプラスチックポット各々に、コムギ種子(品種:農林61号)を10粒づつ播種し、温室内で育成した。実施例15、16および比較例2の水和剤を水で所定濃度に希釈し、2葉が展開したコムギ苗に1ポット当たり10mlで散布した。風乾後、コムギふ枯病菌の柄胞子を接種し、温室内で管理した。接種10日後にポット全体の第1葉の発病面積割合を下記発病指数に基づき調査し、試験例1と同様の方法により防除価を算出した。尚、比較としては、緑茶抽出物(参考例1で得たもの)を、対照としてはテブコナゾール市販製剤(バイエルシルバキュア乳剤)を希釈したものを使用した。その結果を表20に示した。
【0104】
Figure 0004112916
【0105】
【表20】
Figure 0004112916
【0106】
試験結果から、化合物番号 467と緑茶抽出物とを混合することにより、化合物番号 467の殺菌効果を著しく増強させ、対照剤であるテブコナゾールに明らかに優る高いムギふ枯病防除効果を示した。
【0107】
尚、その他の本発明で使用する植物抽出物は、化合物番号 467の効力増強効果を示し、高いコムギふ枯病防除効果を示した。
【0108】
試 験 例 3
リンゴ黒星病予防効果試験:
直径6cmのプラスチックポット各々に、リンゴ種子(品種:紅玉)を2粒づつ播種し、温室内で育成した。実施例17、18および比較例3の水和剤を水で所定濃度に希釈し、本葉が4枚展開した実生苗に、1ポット当たり10ml散布した。風乾後、リンゴ黒星病菌の胞子懸濁液を噴霧接種し、直ちに20℃の湿室内で48時間管理した。その後、リンゴ苗を温室内に移し発病させ、接種10日後に接種時の上位2葉の発病面積割合を試験例2の発病指数に基づき調査し、試験例1と同様の方法により防除価を算出した。尚、比較としては、緑茶抽出物(参考例1で得たもの)を、対照としてはビテルタノール市販製剤(ホクコーバイコラール水和剤)を希釈したものを使用した。その結果を表21に示した。
【0109】
【表21】
Figure 0004112916
【0110】
試験結果から、化合物番号 91 とブドウ種子抽出物とを混合することにより、化合物番号 91の殺菌効果を著しく増強させ、対照剤であるビテルタノールに明らかに優る高いリンゴ黒星病防除効果を示した。
【0111】
尚、その他の本発明で使用する植物抽出物は、化合物番号91の効力増強効果を示し、高いリンゴ黒星病防除効果を示した。
【0112】
【発明の効果】
本発明の農園芸用殺菌剤組成物は、式(I)で示される化合物の有する殺菌力を植物抽出物が増強させるものであるため、優れた殺菌効果を発揮し、式(I)で示される化合物単独では十分な効果が得られない低薬量でも、多くの病害に対して極めて高い殺菌効果を得ることができる。
【0113】
従って、環境に及ぼす影響の少ない、確実に病害を防除する農園芸用殺菌剤として、広く使用しうるものである。

Claims (8)

  1. 次の式(I)
    Figure 0004112916
    {式中、Xはハロゲン原子、C1〜C6アルキル基、C1〜C6アルコキシ基、C1〜C6ハロアルキル基またはC1〜C6ハロアルコキシ基を表し;
    nは0または1から4の整数を表し;
    はC1〜C6アルキル基を表し;
    は水素原子、C1〜C6アルキル基、C2〜C6アルケニル基、C2〜C6アルキニル基、C1〜C6アルコキシ基、C1〜C6アルコキシC1〜C6アルキル基、C1〜C6アルキルカルボニル基、C1〜C6アルコキシカルボニル基、C1〜C6アルキルカルボニルC1〜C6アルキル基または置換されてもよいベンジル基を表し;
    は水素原子またはC1〜C6アルキル基を表し;
    Gは酸素原子、硫黄原子またはNR−基(ここで、Rは水素原子若しくはC1〜C6アルキル基を表す。)を表し;
    Yは水素原子、C1〜C10アルキル基(該基は同一かまたは異なる一個以上の、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、C3〜C6シクロアルキル基、C1〜C6アルコキシ基、アミノ基、モノC1〜C6アルキルアミノ基、ジ−C1〜C6アルキルアミノ基、C1〜C6アルキルチオ基、C1〜C6アルキルスルフィニル基、カルボキシル基、C1〜C6アルキルカルボニル基、C1〜C6アルコキシカルボニル基、C1〜C6アルコキシイミノ基またはC(O)NR(ここで、R、Rは同一かまたは異なる水素原子またはC1〜C6アルキル基を示す)で置換されてもよい)、C2〜C10アルケニル基(該基は同一かまたは異なる一個以上の、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、C1〜C6アルコキシ基、アミノ基、モノC1〜C6アルキルアミノ基、ジ−C1〜C6アルキルアミノ基、C1〜C6アルキルチオ基、C1〜C6ハロアルキル基、C1〜C6アルキルカルボニル基、C1〜C6アルコキシカルボニル基またはC(O)NR (ここで、R、Rは同一かまたは異なる水素原子またはC1〜C6アルキル基を示す)で置換されてもよい)、C2〜C10アルキニル基(該基は同一かまたは異なる一個以上の、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、シクロアルキル基、ヒドロキシ基、C1〜C6アルコキシ基、アミノ基、モノC1〜C6アルキルアミノ基、ジ−C1〜C6アルキルアミノ基、C1〜C6アルキルチオ基、C1〜C6ハロアルキル基、C1〜C6アルキルカルボニル基、C1〜C6アルコキシカルボニル基またはC(O)NR (ここで、R、Rは同一かまたは異なる水素原子またはC1〜C6アルキル基を示す)で置換されてもよい)、C3〜C6シクロアルキル基(該基は同一かまたは異なる一個以上の、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C1〜C6アルキル基、C2〜C6アルケニル基、C2〜C6アルキニル基、ヒドロキシ基、C1〜C6アルコキシ基、アミノ基、モノC1〜C6アルキルアミノ基、ジ−C1〜C6アルキルアミノ基、C1〜C6アルキルチオ基、C1〜C6ハロアルキル基、C1〜C6アルキルカルボニル基、C1〜C6アルコキシカルボニル基またはC(O)NR (ここで、R、Rは同一かまたは異なる水素原子またはC1〜C6アルキル基を示す)で置換されてもよい)、C3〜C6シクロアルケニル基(該基は同一かまたは異なる一個以上の、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C1〜C6アルキル基、C2〜C6アルケニル基、ヒドロキシ基、C2〜C6アルキニル基、アミノ基、モノC1〜C6アルキルアミノ基、ジ−C1〜C6アルキルアミノ基、C1〜C6アルコキシ基、C1〜C6アルキルチオ基、C1〜C6ハロアルキル基、C1〜C6アルキルカルボニル基、C1〜C6アルコキシカルボニル基またはC(O)NR (ここで、R、Rは同一かまたは異なる水素原子またはC1〜C6アルキル基を示す)で置換されてもよい)、フェナシル基(該基は同一かまたは異なる一個以上の、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル基、C1〜C6アルコキシ基、C1〜C6ハロアルキル基、C1〜C6アルキルカルボニル基またはC1〜C6アルコキシカルボニル基で置換されても良い)、アリール基(該基は同一かまたは異なる一個以上の、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C1〜C6アルキル基、C2〜C6アルケニル基、C2〜C6アルキニル基、ヒドロキシ基、C1〜C6アルコキシ基、アミノ基、モノC1〜C6アルキルアミノ基、ジ−C1〜C6アルキルアミノ基、C1〜C6アルキルチオ基、C1〜C6ハロアルキル基、C1〜C6アルキルカルボニル基、C1〜C6アルコキシカルボニル基またはC(O)NR (ここで、R、Rは同一かまたは異なる水素原子またはC1〜C6アルキル基を示す)で置換されてもよい)、ヘテロアリール基(該基は同一かまたは異なる一個以上の、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C1〜C6アルキル基、C2〜C6アルケニル基、C2〜C6アルキニル基、ヒドロキシ基、C1〜C6アルコキシ基、アミノ基、モノC1〜C6アルキルアミノ基、ジ−C1〜C6アルキルアミノ基、C1〜C6アルキルチオ基、C1〜C6ハロアルキル基、C1〜C6アルキルカルボニル基、C1〜C6アルコキシカルボニル基またはC(O)NR (ここで、R、Rは同一かまたは異なる水素原子またはC1〜C6アルキル基を示す)で置換されてもよい)、アリール−C1〜C6アルキル基(該基のアリールは同一かまたは異なる一個以上の、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C1〜C6アルキル基、C2〜C6アルケニル基、C2〜C6アルキニル基、置換されてもよいフェノキシ基、ヒドロキシ基、C1〜C6アルコキシ基、アミノ基、モノC1〜C6アルキルアミノ基、ジ−C1〜C6アルキルアミノ基、C1〜C6アルキルチオ基、C1〜C6ハロアルキル基、C1〜C6ハロアルコキシ基、C1〜C6アルキルカルボニル基、C1〜C6アルコキシカルボニル基、C1〜C6アルコキシイミノC1〜C6アルキル基またはC(O)NR (ここで、R、Rは同一かまたは異なる水素原子またはC1〜C6アルキル基を示す)で置換されてもよい)、アリール−C2〜C6アルケニル基(該基のアリールは同一かまたは異なる一個以上の、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C1〜C6アルキル基、C2〜C6アルケニル基、C2〜C6アルキニル基、ヒドロキシ基、C1〜C6アルコキシ基、アミノ基、モノC1〜C6アルキルアミノ基、ジ−C1〜C6アルキルアミノ基、C1〜C6アルキルチオ基、C1〜C6ハロアルキル基、C1〜C6アルキルカルボニル基、C1〜C6アルコキシカルボニル基またはC(O)NR (ここで、R、Rは同一かまたは異なる水素原子またはC1〜C6アルキル基を示す)で置換されてもよい)またはヘテロ環−C1〜C6アルキル基(該基のヘテロ環は同一かまたは異なる一個以上の、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C1〜C6アルキル基、C2〜C6アルケニル基、C2〜C6アルキニル基、ヒドロキシ基、C1〜C6アルコキシ基、アミノ基、モノC1〜C6アルキルアミノ基、ジ−C1〜C6アルキルアミノ基、C1〜C6アルキルチオ基、C1〜C6ハロアルキル基、C1〜C6アルキルカルボニル基、C1〜C6アルコキシカルボニル基またはC(O)NR (ここで、R、Rは同一かまたは異なる水素原子またはC1〜C6アルキル基を示す)で置換されてもよい)を表し;
    Qは水素原子、ハロアルキル基、シアノ基、C1〜C6アルキル基、C3〜C6シクロアルキル基、C1〜C4アルキルチオ基、C1〜C4アルキルスルフィニル基、C1〜C4アルキルスルホニル基またはフェニル基(該基には一個以上の、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C1〜C4アルキル基、C2〜C4アルケニル基、C2〜C4アルキニル基、ヒドロキシ基、C1〜C4アルコキシ基、C1〜C4ハロアルキル基、C1〜C4ハロアルコキシ基、C1〜C4アルキルカルボニル基またはC1〜C4アルコキシカルボニル基が置換されてもよい)を表す}で示されるカーバメート誘導体またはその塩と、茶またはブドウ由来の植物抽出物を含有することを特徴とする農園芸用殺菌剤組成物。
  2. 式(I)で、Xがハロゲン原子、C1〜C6アルキル基、C1〜C6アルコキシ基、C1〜C6ハロアルキル基またはC1〜C6ハロアルコキシ基であり、
    Yが
    Figure 0004112916
    (ここで、Zは同一かまたは異なる一個以上の、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル基またはC1〜C6アルコキシ基を表し、lは0、1/2または1を表し、mは0または1〜4の整数を表し、H−Aは酸性物質を表す。)であり、
    Qが水素原子、シアノ基、C1〜C6アルキル基またはC1〜C6ハロアルキル基であり、
    がC1〜C6アルキル基であり、Rが水素原子であり、Rが水素原子である、請求項第1項記載の農園芸用殺菌剤組成物。
  3. 茶またはブドウ由来の植物抽出物と式(I)で表される化合物との重量比が1:0.001〜1:10の範囲である請求項第1項または第2項記載の農園芸用殺菌剤組成物。
  4. さらに界面活性剤を配合する請求項第1項第3項のいずれかの項記載の農園芸用殺菌剤組成物。
  5. 界面活性剤の少なくとも1種が陰イオン性界面活性剤である請求項第4項記載の農園芸用殺菌剤組成物。
  6. 茶またはブドウ由来の植物抽出物が、水または加温された水で抽出されたものである請求項第1項第5項のいずれかの項記載の農園芸用殺菌剤組成物。
  7. 茶またはブドウ由来の植物抽出物が、水溶性溶媒、加温された水溶性溶媒、水と水溶性溶媒の混合溶媒、加温された水と水溶性溶媒の混合溶媒のいずれかで抽出されたものである請求項第1項第5項のいずれかの項記載の農園芸用殺菌剤組成物。
  8. 茶またはブドウ由来の植物抽出物を有効成分として含有することを特徴とする式(I)で表される化合物の殺菌効力増強剤。
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