JP4112337B2 - バックライトアセンブリ及びこれを利用した液晶表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ランプアセンブリ及びこれを利用した液晶表示装置に関するものであり、より詳細には、ディスプレーに必要な光を発生するランプに放電電圧を提供するランプワイヤの長さを最小化して、ランプワイヤが占める空間のサイズも共に減少させることは勿論、組立性を向上させたランプアセンブリ及びこれを利用した液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、液晶表示装置(Liquid Crystal Display;LCD)は液晶を精密に制御し、情報処理装置で処理されたデータを使用者が認識することができるようにディスプレーする表示装置の一つとして定義することができる。このように定義された液晶表示装置が情報をディスプレーするために、電界の強さにより光透過度が変更される液晶が使用される。
【0003】
このような理由で、液晶表示装置は、液晶層に微小面積単位に相異する電界を印加する技術及び液晶に均一な輝度を有する光を供給する技術を必要とする。
【0004】
これらのうち、液晶層に微小面積単位に互いに異なる電界を印加する技術は、薄膜形態のトランジスター及び透明な導電性薄膜により具現される。
【0005】
一方、液晶に光を供給する技術は多様な方法が開発されたが、冷陰極線管方式ランプ(Cold Cathode Fluorescence Lamp;CCFL)を利用して液晶に光を供給する技術が主に使用される。
【0006】
このように、液晶に光を供給するランプとして冷陰極線管方式ランプを使用する理由は、冷陰極線管方式ランプが高輝度特性、白色光特性、低発熱特性、長寿命特性を全て備えているためである。
【0007】
このような、多様な特性を有する冷陰極線管方式ランプは、加熱によらず、イオン解離による2次電子放出とイオンの再結合により生ずる光電子(photoelectrons)の放出による電子が蛍光物質を刺激して光を発生させる放電ランプの一種である。
【0008】
図1には、従来の冷陰極線管方式ランプの一例が示している。
【0009】
図1に示すように、冷陰極線管方式ランプ10は、ランプチューブ5、電極8、9により構成される。
【0010】
ランプチューブ5は、チューブ本体4、チューブ本体4の内壁に形成された蛍光物質3、チューブ本体4の内部に注入された放電ガス2により構成される。
【0011】
このような構成を有するランプチューブ5の内部には、ランプチューブの両端に、互いに向き合うように一対の電極8、9が配置される。
【0012】
このような構成を有する冷陰極線管方式ランプ10は、いずれか一方の電極8から他方の電極9へ電子が空間移動するに十分である“放電電圧”が外部から印加されることにより、可視光線を発生させる。
【0013】
この時、一対の電極8、9には、外部から放電電圧を印加するために、ランプワイヤ8a、9aが溶接などの方法により結合される。このランプワイヤ8a、9aの端部にはコネクタ7が結合される。
【0014】
一方、最近、液晶表示装置が大型化されるにつれて、液晶表示装置に供給すべきものである光の光量も急激に増加される趨勢である。これにより、図1に示した冷陰極線管方式ランプ10に比べて一層長くされた冷陰極線管方式ランプが必要とされる。このような要求により、最近では、図2に示したようにL字形を有する冷陰極線管方式ランプアセンブリ20も開発されたことがある。このL字形冷陰極線管方式ランプアセンブリ20では、二本のL字形の冷陰極線管方式ランプが四角形フレーム形態に配置され、さらに多くの量の光を液晶表示装置に供給することに適合する。
【0015】
図2の図面符号21及び22はランプチューブであり、21a、21b、22a、22bはL字形冷陰極線管方式ランプアセンブリ20に電源を供給するためのランプワイヤであり、図面符号7はランプワイヤコネクタである。
【0016】
しかし、従来の、図1の冷陰極線管方式ランプ10及び図2の冷陰極線管方式ランプアセンブリ20は、いずれも、ランプワイヤによる多様な問題点を有する。
【0017】
特に、図1の冷陰極線管方式ランプ10に比べて長く形成されている図2の冷陰極線管方式ランプアセンブリ20では、ランプワイヤ21a、21b、22a、22bによる問題点はさらに大きなものとなる。
【0018】
図3を参照して、図2のL字形冷陰極線管方式ランプアセンブリ20のランプワイヤ21a、22aにより液晶表示装置30の全体積が増加する原因を詳細に説明する。
【0019】
図3の図面符号31はランプが収納される収納容器であり、図面符号32はL字形冷陰極線管方式ランプアセンブリ20から供給された光が供給される導光板である。より具体的に、収納容器31は一例として上面が開口された六面体ボックス形状を有する。即ち、4つの側面と1つの基底面を有する。図3には、一例として4つの側面のうち、隣接する2つの側面31a、31dと基底面31cが示している。導光板32は4つの側面、その4側面により形成された上面及び基底面を有する六面体プレート形状に形成されており、収納容器31の内部基底面31cに置かれる。
【0020】
一方、前述したようにランプワイヤ21a、22aを有するL字形冷陰極線管方式ランプアセンブリ20は、収納容器31の側面31a、31dと導光板32の側面との間に設けられる。この時、ランプワイヤ21a、22aを固定するために、L字形冷陰極線管方式ランプアセンブリ20と収納容器31の側壁31a、31dとの間には、ランプワイヤ収納壁31b、31eがさらに設けられる。
【0021】
このランプワイヤ収納壁31b、31eにより、収納容器31のサイズが、W1及びW2の分さらに大きくなってしまう。これにより、液晶表示装置30は不必要に体積が増加されるという問題点を有する。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、ランプワイヤの長さを最小化して液晶表示装置の体積を大きく減少させたランプアセンブリを提供することにある。
【0023】
本発明の他の目的は、ランプワイヤの長さを最小化したランプアセンブリを使用して体積が大きく減少された液晶表示装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するための本発明のランプアセンブリは、複数の側面を有し、外部から供給された光の方向及び光学分布を変更するための導光板と、前記複数の側面のうち、少なくとも二つの側面を取囲むように配置された第1ランプチューブ、前記第1ランプチューブの第1端部に配置された第1電極、及び前記第1端部と反対側の第2端部に配置された第2電極を含む第1ランプと、前記複数の側面のうち、前記少なくとも二つの側面以外の側面に配置され、前記第1端部と隣接する第3端部と前記第3端部と隣接する第4端部とを有する第2ランプチューブ、前記第3端部に配置された第3電極、及び前記第4端部に配置された第4電極を含む第2ランプと、導電性プレート及び前記第1電極及び前記第3電極の外側面をグリップするために前記導電性プレートから突出した導電性クリップを有し、前記第1電極及び前記第3電極を電気的に連結するためのランプ連結部材と、前記ランプ連結部材から突出し、接地される接地部と、前記第2電極及び前記第4電極に180°の位相差を有し同一の電圧レベルを有する放電電圧を供給する放電電圧供給手段とを含む。
【0025】
また、上述した他の目的を達成するための本発明のバックライトアセンブリは、プレート形状に形成され、4つの側面を有し、外部から供給された光の方向及び光学分布を変更するための導光板と、前記4個の側面のうち2個の側面を取囲むL字形状の第1ランプチューブ、前記第1ランプチューブの第1端部表面に配置された第1電極、及び前記第1ランプチューブの前記第1端部と対向する第2端部の内部に配置された第2電極を含む第1ランプと、前記4個の側面のうち前記2つの側面以外の2つの側面を取囲むL字形状の第2ランプチューブ、前記第1電極と隣接する前記第2ランプチューブの第3端部の表面に配置された第3電極、及び前記第2電極と隣接する前記第2ランプチューブの第4端部の内部に配置された第4電極を含む第2ランプと、導電性プレート及び前記第1電極及び前記第3電極の外側面をグリップするために前記導電性プレートから突出した導電性クリップを有し、前記第1電極及び前記第3電極を電気的に連結するためのランプ連結部材と、前記ランプ連結部材から突出し、接地される接地部と、前記第2電極及び前記第4電極に互いに180°の位相差を有し電圧レベルが同一の放電電圧を供給する放電電圧供給手段とを含む。
【0026】
また、上述したまた他の目的を達成するための本発明の液晶表示装置は、バックライトアセンブリと、前記バックライトアセンブリから発生した前記光を受けて情報が含まれたディスプレー光を発生させる液晶表示パネルアセンブリとを含み、前記バックライトアセンブリが、複数の側面を有し、外部から供給された光の方向及び光学分布を変更するための導光板と、前記複数の側面のうち、少なくとも二つの側面を取囲むように配置された第1ランプチューブ、前記第1ランプチューブの第1端部に配置された第1電極、及び前記第1端部と反対側の第2端部に配置された第2電極を含む第1ランプと、前記複数の側面のうち、前記少なくとも二つの側面以外の側面に配置され、前記第1端部と隣接する第3端部と前記第3端部と隣接する第4端部とを有する第2ランプチューブ、前記第3端部に配置された第3電極、及び前記第4端部に配置された第4電極を含む第2ランプと、導電性プレート及び前記第1電極及び前記第3電極の外側面をグリップするために前記導電性プレートから突出した導電性クリップを有し、前記第1電極及び前記第3電極を電気的に連結するためのランプ連結部材と、前記ランプ連結部材から突出し、接地される接地部と、前記第2電極及び前記第4電極に180°の位相差を有し同一の電圧レベルを有する放電電圧を供給する放電電圧供給手段とを含む。
【0027】
本発明によると、液晶に光を供給するためのランプに電源を印加するランプワイヤの長さを最小化することにより、液晶表示装置の体積を大きく減少させることができる。また、ランプの寿命が尽きた時、ランプを容易に交替することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の望ましい一実施形態をより詳細に説明する。
【0029】
図4は、本発明の望ましい一実施形態によりランプワイヤの長さを最小化することは勿論、ランプワイヤの長さを最小化することにより、不必要な体積までも共に減少させることができるバックライトアセンブリを示している。
【0030】
バックライトアセンブリ250は導光板280、第1ランプ210、第2ランプ220、放電電圧供給装置230、ランプ連結部材240及び収納容器260とを含む。
【0031】
導光板280は一実施形態として、直方体のプレート形状を有する。より具体的に、導光板280は少なくとも3つの側面、光反射面、光射出面を有するように製作することができる。本発明では、一実施形態として導光板280が4つの側面を有する。以下、4つの側面を第1側面281、第2側面282、第3側面283、第4側面284と称する。
【0032】
このような構成を有する導光板280は光の進行方向を変更させ且つ光学分布を変更させる役割を有する。より具体的に、導光板280の第1側面281乃至第4側面284を通じて供給された光は光反射面に反射される過程で、光学分布が変更されるとともに光の進行経路が変更され光射出面に射出される。
【0033】
一方、第1ランプ210及び第2ランプ220は導光板280の第1側面281乃至第4側面284に光を供給する役割を有する。
【0034】
本発明では望ましい一実施形態として、第1ランプ210が導光板280の第1側面281及び第2側面282に光を供給し、第2ランプ220が導光板280の第3側面283及び第4側面284に光を供給する。
【0035】
より具体的に、第1ランプ210は導光板280の第1側面281及び第1側面281に隣接する第2側面282からなる角度と同一の角度により折り曲げられた形状を有する。本発明では導光板280が望ましい一実施形態として直方体形状を有するので、第1ランプ210はL字形状を有する。
【0036】
また、第2ランプ220は導光板280の第3側面283及び第3側面283に隣接する第4側面284からなる角度と同一の角度に折り曲げられた形状を有する。本発明では導光板280が望ましい一実施形態として直六面体形状を有するために、第2ランプ220もまたL字形状を有する。そして、L字形状を有する第1ランプ210及び第2ランプ220は、図4に示すように、導光板280を取囲むように配置される。
【0037】
このようにL字形状により製作された第1ランプ210及び第2ランプ220は、各々二つの端部を有する。
【0038】
以下、第1ランプ210の両側端部に図面符号212d、212eを付与し、第1端部212d及び第2端部212eと称する。また、第2ランプ220の両側端部に図面符号222d、222eを付与し、第3端部222d、第4端部222eと称する。
【0039】
この時、第1ランプ210の第1端部212d及び第2ランプ220の第3端部222dは第2側面282及び第3側面283の角部分で向き合い、第1ランプ210の第2端部212e及び第2ランプ220の第4端部222eは第1側面281及び第4側面284の角部分で向き合う。
【0040】
以下、このような配置を有する第1ランプ210及び第2ランプ220をより具体的に説明する。
【0041】
第1ランプ210はL字形状を有する第1ランプチューブ212、第1電極214及び第2電極216により構成される。
【0042】
第1ランプチューブ212は、図5に示したように、第1ランプチューブ本体212a、第1ランプチューブ本体212aの内壁に塗布された蛍光物質212b、及び放電ガス212cにより構成される。図4に示すように、このような構成を有する第1ランプチューブ212の、第1端部212d及び第2端部212eには、放電電圧が印加される第1電極214及び第2電極216が位置する。
【0043】
第2ランプ220は、L字形状を有する第2ランプチューブ222、第3電極224及び第4電極226により構成される。
【0044】
第2ランプチューブ222は、図5に示したように、第2ランプチューブ本体222a、第2ランプチューブ本体222aの内壁に塗布された蛍光物質222b及び放電ガス222cにより構成される。図4に示すように、このような構成を有する第2ランプチューブ222の第3端部222d及び第4端部222eには放電電圧が印加される第3電極224及び第4電極226が位置する。
【0045】
このような配置及び構成を有する第1ランプ210及び第2ランプ220を駆動するためには、放電電圧供給装置230及びランプ連結部材240を必要とする。
【0046】
まず、放電電圧供給装置230は一実施形態として図4に示した実施形態及び図6に示した実施形態により示される。
【0047】
図4に示した放電電圧供給装置230は、第1インバータ235及び第2インバータ237により構成される。
【0048】
第1インバータ235は、一実施形態として第1直流電源電圧を供給する第1電源供給装置235a、第1電源供給装置235aから供給された第1直流電源電圧を昇圧し第1位相を有する第1交流電源電圧にコンバーティングする変圧部235b、及び、変圧部235bからの第1交流電源電圧を出力する第1出力端235cにより構成される。この時、第1出力端235cは第1ランプ210の第2電極216に連結される。
【0049】
一方、第2インバータ237は、一実施形態として第1直流電源電圧を供給する第2電源供給装置237a、第2電源供給装置237aから供給された第1直流電源電圧を昇圧し第2位相を有する第2交流電源電圧にコンバーティングする変圧部237b、及び、変圧部237bからの第2交流電源電圧を出力する第2出力端237cにより構成される。この時、第2出力端237cは第2ランプ220の第4電極226に連結される。
【0050】
この時、第1及び第2交流電源の電圧レベルは放電ガスをイオン化するに十分な電圧レベルとなるようにする。また、第1出力端235cから出力された第1交流電源電圧及び第2出力端237cから出力された第2交流電源電圧の電圧レベルは同一であるが、相異する位相を有する。
【0051】
図7に示すように、グラフAは第1出力端235cで発生した第1交流電源電圧の第1位相であり、グラフBは第2出力端237cで発生した第2交流電源電圧の第2位相である。グラフA及びグラフBを比較すると、第1出力端235cで発生した第1交流電源電圧と第2出力端237cで発生した第2交流電源電圧とは180°の位相差を有する。
【0052】
一方、図6には第1ランプ210及び第2ランプ220を駆動するための放電電圧供給装置230の他の実施形態が示している。
【0053】
図6に示した放電電圧供給装置230は、インバータ239及び位相変調器239aにより構成される。
【0054】
より具体的に、インバータ239は、直流電源を供給する直流電源供給装置239b、変圧部239c、第1位相を有する第1交流電源電圧が並列に出力される二つの第2、第3出力線239d、239e、位相変調器239a、及び、位相変調器239aから第2交流電源電圧が出力される第4出力線239fにより構成される。
【0055】
より具体的に、直流電圧供給装置239bで出力された第1直流電源電圧は、変圧部239cで昇圧され、第1位相を有する第1交流電源電圧にコンバーティングされる。変圧部239cから出力された第1交流電源電圧は二つに分岐された第2、第3出力線239d、239eに供給される。
【0056】
この時、第2出力線239dは第1ランプ210の第2端部212eに連結され、第3出力線239eは位相変調器239aに接続される。位相変調器239aは、第3信号線329eを介して供給された第1交流電源電圧を、第1交流電源電圧に対して180°の位相差を有する第2交流電源電圧に変調する。位相変調器239aから出力された第2交流電源電圧は、第4出力線239fに印加される。第4出力線239fは、第2ランプ220の第4電極226に連結される。
【0057】
この時、図4又は図5の状態では、第2電極216に第1交流電源電圧を供給し且つ第4電極226に第2交流電源電圧を印加しても、第1ランプ210及び第2ランプ220は点灯されない。これは第1ランプ210の第1電極214と第2電極216及び、第2ランプ220の第3電極224と第4電極226が、閉回路をなさないためである。
【0058】
第1ランプ210の第1電極214と第2電極216及び第2ランプ220の第3電極224及び第4電極226が閉回路をなすためには、第1電極214及び第3電極224を接地させる方法がある。この場合、従来と同様に第1電極214及び第3電極224に別途のランプワイヤを設けることは望ましくない。
【0059】
本発明では、ランプワイヤを使用せずに、第1ランプ210及び第2ランプ220が接地された状態と同様の状態にするために、ランプ連結部材240が使用される。
【0060】
ランプ連結部材240は、第1ランプ210に第1位相で印加された第1交流電源電圧及び第2ランプ220に第1位相に対して180°の位相差を有する第2位相で印加された第2交流電源電圧が相殺され0(ゼロ)電圧レベルを有するようにして、接地された場合と同様の状態となるようにする。即ち、ランプ連結部材240を使用することにより、従来必ず使用されたランプワイヤを使用せずに、ランプワイヤを使用したものと同一の効果が得られる。
【0061】
ランプ連結部材240に導電性のよいどのような物質を使用しても、同一の効果が得られる。
【0062】
即ち、ランプ連結部材240として第1ランプ210の第1電極214及び第2ランプ220の第3電極224を溶接した導電性ワイヤを使用することもできる。
【0063】
しかし、第1ランプ210及び第2ランプ220が一定周期で交替しなければならないので、第1電極214及び第3電極224を溶接する方法は望ましくない。
【0064】
以下の説明では、これを鑑みたランプ連結部材240の二つ実施形態を示す。
【0065】
図8には、第1ランプ210の第1電極214及び第2ランプ220の第3電極224をグリップするクリップタイプランプ連結部材240が示されている。
【0066】
クリップタイプランプ連結部材240は、導電性プレート242とクリップ244a、244b;244とにより構成される。より具体的には、導電性プレート242は、、L字形状に折れた薄い導電性プレート242である。この時、導電性プレート242のL字形状を構成する2つの直線部分の一方に図面符号242aを付与し、他方には図面符号242bを付与する。
【0067】
この時、導電性プレート242のうち、図面符号242aが付与された部分及び図面符号242bが付与されたところにはクリップ244が設けられる。このクリップ244は、第1ランプ210の第1端部212dが配置される部分に形成され、第1ランプ210をグリップして保持する第1クリップ244a、及び、第2ランプ220の第3端部222dが配置される部分に形成され、第2ランプ220をグリップして保持する第2クリップ244bにより構成される。
【0068】
一方、図9にはランプ連結部材の他の実施形態が示している。図9のランプ連結部材に新しい図面符号245を付与する。ランプ連結部材245は、導電性ホルダ246及び導電性ホルダ246の外側面を絶縁させる絶縁被覆247により構成される。具体的に、導電性ホルダ246はパイプ形状に第1端部246a及び第1端部246aと反対側の第2端部246bを有する。
【0069】
前述した図8及び図9に示したランプ連結部材240、245に第1ランプ210及び第2ランプ220をより効率的に結合するために、図10に示したように第1ランプ210の第1電極214が第1ランプチューブ212の外側面に形成され、且つ図11に示したように第2ランプ220の第3電極224が第2ランプチューブ222の外側面に形成されることが望ましい。
【0070】
このように、第1電極214及び第3電極224をそれぞれ第1ランプチューブ212及び第2ランプチューブ222の外側面に形成する場合、図8又は図9に示したランプ連結部材240、245との結合および分解が非常に容易であるという長所がある。
【0071】
また、第1電極214及び第3電極224を第1ランプチューブ212及び第2ランプチューブ222の外側面にそれぞれ形成した状態では、図6に示したように一つのインバータ239を有する放電電圧供給装置230により第1ランプ210及び第2ランプ220を駆動する時に発生する輝度不均一を大きく減少させることができるという長所がある。
【0072】
図12には、図8に示したランプ連結部材240に第1ランプ210の第1電極214及び第2ランプ220の第3電極224が結合されることが示されている。具体的に、第1ランプ210の第1電極214は第1クリップ244aに結合され、第2ランプ220の第3電極224は第2クリップ244bに結合される。
【0073】
一方、このようなランプ連結部材240を用いる技術は第1ランプ210の第2電極216及び第2ランプ220の第4電極226にも十分に適用することができる。これのために、第2電極216及び第4電極226を、それぞれ第1ランプチューブ212及び第2ランプチューブ222の外側表面に形成することが望ましい。この場合、ランプ連結部材には、放電電圧供給装置230の出力線が連結される。
【0074】
一方、図13には、本発明の一実施形態によるバックライトアセンブリ250が含まれた液晶表示装置500の全体分解斜視図が示されている。
【0075】
液晶表示装置500は、液晶表示パネルアセンブリ100及び詳述したバックライトアセンブリ250により構成される。これに加えて、液晶表示装置500は、液晶表示パネルアセンブリ100とバックライトアセンブリ250を固定するシャーシ300とをさらに含む。
【0076】
バックライトアセンブリ250は、液晶表示パネルアセンブリ100に光を供給する役割を有する。これを具現するために、バックライトアセンブリ250は、第1ランプ210、第2ランプ220、放電電圧供給装置230、ランプ連結部材240、収納容器260、導光板280及び光学シート類290により構成される。説明されない図面符号570は反射板である。
【0077】
第1ランプ210、第2ランプ220、放電電圧供給装置230、ランプ連結部材240及び導光板280については前述したので、その重複された説明は省略し、これらの構成要素には、同一の図面符号及び名称を使用する。
【0078】
以下、バックライトアセンブリ250の相互結合関係を説明する。
【0079】
まず、図13に示したように、収納容器260に反射板270第1ランプ210及び第2ランプ220が四角フレーム形態になるように配された状態で、導光板280が結合される。
【0080】
即ち、導光板280の第1乃至第4側面281、282、283、284が第1ランプ210又は第2ランプ220と向き合うように、収納容器260に導光板280が配置される。
【0081】
このような状態で、収納容器260には、導光板280の上面に位置するように、光学シート類290がさらに配置される。光学シート類290は、バックライトアセンブリ250及び導光板280を経て光学分布及び光の方向が変更された光の輝度をより均一にする拡散板、及び拡散板で射出された光の方向を再び変更させるプリズムシートを使用することが望ましい。
【0082】
このような構成を有するバックライトアセンブリ250には、図13に示したような液晶表示パネルアセンブリ100が結合される。液晶表示パネルアセンブリ100は、バックライトアセンブリ250から供給された光を制御して、イメージ情報が含まれたイメージ光を生成する役割を有する。
【0083】
より具体的に、イメージ光を生成するための液晶表示パネルアセンブリ100は、液晶を制御するためのTFT基板120と、カラーフィルタ基板110と、これらにより制御され光透過度を変更する液晶(図示せず)とにより構成される。
【0084】
これらのうち、TFT基板120は、ガラス基板上に、解像度に適合した個数の画素電極を配列することにより形成され、各画素電極には所望の電源電圧が印加される。この各々の画素電極はサイズが数μmにすぎない薄膜トランジスターから電源電圧が印加される。
【0085】
一方、カラーフィルタ基板110は、TFT基板120と向き合う関係を有し、レファランス電圧が印加された共通電極及び液晶を通過した光の波長をフィルタリングするカラーフィルタにより構成される。
【0086】
液晶はカラーフィルタ基板110とTFT基板120との間に注入され、カラーフィルタ基板110の共通電極とTFT基板120の画素電極との間に形成された電界差により光透過度を変更する役割を有する。
【0087】
説明されない図面符号130はTFT基板120に形成された薄膜トランジスターに各種駆動信号を提供する駆動モジュールであり、、図面符号135は印刷回路基板であり、図面符号137は印刷回路基板135とTFT基板120を連結するテープキャリアパッケージである。
【0088】
このような構成を有する液晶表示パネルアセンブリ100は、前述したバックライトアセンブリ250の収納容器260に結合される。バックライトアセンブリ250に液晶表示パネルアセンブリ100が結合された状態で、図14又は図15に示したようにシャーシ300がバックライトアセンブリ250の収納容器260に固定されることによって、シャーシ300、液晶表示パネルアセンブリ100及びバックライトアセンブリ250は互いに結合される。
【0089】
ここで、図14のうち、説明されない図面符号249は、外部から収納容器260に加えられた衝撃により第1ランプ210及び第2ランプ220が破損することを防止する衝撃防止部材である。この衝撃防止部材249は、外力を吸収する部材であればどのような部材が使用されてもよい。
【0090】
シャーシ300は、クランプ形状の断面を有し、全体として四角フレーム形状に形成されている。シャーシ300の一側面310は弱くて割れやすい液晶表示パネルアセンブリ100のエッジを固定して保護し、シャーシ300の他の側面320はバックライトアセンブリ250の構成要素である収納容器260の外側面と結合する。
【0091】
このような構成を有するシャーシ300は、一実施形態では、強度が優れ、導電性であるステンレスにより形成され、液晶表示装置500を接地するのに特に適している。
【0092】
このような理由で、図14又は図15に示したように、バックライトアセンブリ250の構成要素であるランプ連結部材240は、シャーシ300に接地される。図14では、バックライトアセンブリ250とシャーシ300の接地構造を図示するために、液晶表示パネルアセンブリ100と光学シート類290、導光板280などは図面上で省略されている。
【0093】
より具体的に、第1電極214及び第3電極224を電気的に連結するランプ連結部材240から、接地部249が突出している。この接地部249は、収納容器260の側壁の内側面に沿って、側壁の外側面まで延びる。
【0094】
収納容器260の側壁外側に延びた接地部249は、図15に示したようにシャーシ300と接触し、これにより、第1電極214及び第3電極224はシャーシ300に接地される。
【0095】
以上、本発明の実施例によって詳細に説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明が属する技術分野において通常の知識を有するものであれば本発明の思想と精神を離れることなく、本発明を修正または変更できるであろう。
【0096】
【発明の効果】
本発明によると、液晶に光を供給するためのランプに電源電圧を印加するランプワイヤの長さを最小化することにより、液晶表示装置の体積を大きく減少させる効果が得られる。
【0097】
また、本発明はランプワイヤの長さを短くしたので、ランプの寿命が尽きた時、ランプを容易に交替することができるようになるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の冷陰極線管方式ランプの部分切開斜視図である。
【図2】従来の他の冷陰極線管方式ランプの斜視図である。
【図3】従来の冷陰極線管方式ランプのランプワイヤによる液晶表示装置の体積増加を説明するための部分断面斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態によるバックライトアセンブリの概念図である。
【図5】図4のC−C断面図である。
【図6】本発明の他の実施形態によるバックライトアセンブリの概念図である。
【図7】本発明の一実施形態による第1ランプ及び第2ランプの位相差を説明するためのグラフである。
【図8】本発明の一実施形態によるランプ連結部材の外観斜視図である。
【図9】本発明の他の一実施形態によるランプ連結部材の外観斜視図である。
【図10】本発明の一実施形態による第1ランプの第1電極を示したA部分の拡大図である。
【図11】本発明の一実施形態による第2ランプの第3電極を示したB部分の拡大図である。
【図12】本発明の一実施形態によるランプ連結部材と第1ランプと第2ランプとの結合関係を示した分解斜視図である。
【図13】本発明の一実施形態による液晶表示装置の分解斜視図である。
【図14】本発明の一実施形態によるバックライトアセンブリのランプ連結部材とシャーシとの接地関係を示した部分切開斜視図である。
【図15】図14のD−D断面図である。
【符号の説明】
210 第1ランプ
212 第1ランプチューブ
220 第2ランプ
222 第2ランプチューブ
230 放電電圧供給装置
240 ランプ連結部材
260 収納容器
250 バックライトアセンブリ
280 導光板
281、282、283、284 側面
500 液晶表示装置
Claims (15)
- 複数の側面を有し、外部から供給された光の方向及び光学分布を変更するための導光板と、
前記複数の側面のうち、少なくとも二つの側面を取囲むように配置された第1ランプチューブ、前記第1ランプチューブの第1端部に配置された第1電極、及び前記第1端部と反対側の第2端部に配置された第2電極を含む第1ランプと、
前記複数の側面のうち、前記少なくとも二つの側面以外の側面に配置され、前記第1端部と隣接する第3端部と前記第2端部と隣接する第4端部とを有する第2ランプチューブ、前記第3端部に配置された第3電極、及び前記第4端部に配置された第4電極を含む第2ランプと、
導電性プレート及び前記第1電極及び前記第3電極の外側面をグリップするために前記導電性プレートから突出した導電性クリップを有し、前記第1電極及び前記第3電極を電気的に連結するためのランプ連結部材と、
前記ランプ連結部材から突出し、接地される接地部と、
前記第2電極及び前記第4電極に、互いに180°の位相差を有し同一の電圧レベルを有する放電電圧を供給する放電電圧供給手段と
を含むことを特徴とするバックライトアセンブリ。 - 前記導光板は、4つの側面を有し、前記第1ランプチューブがL字形状に形成されて前記導光板の隣接する2つの側面を取囲み前記第2ランプチューブがL字形状に形成されて前記導光板の前記2つの側面以外の2つの側面を取囲むように四角フレーム形態に配置されることを特徴とする請求項1に記載のバックライトアセンブリ。
- 前記放電電圧供給手段は、前記第1ランプの前記第2電極に第1位相を有する第1放電電圧を印加する第1インバータと、前記第2ランプの前記第4電極に前記第1位相に対して180°の位相差を有する第2位相を有する第2放電電圧を印加する第2インバータとを含むことを特徴とする請求項1に記載のバックライトアセンブリ。
- 前記放電電圧供給手段は、前記第2電極に印加される第1放電電圧を発生させるインバータと、前記インバータから発生された前記第1放電電圧の位相を180°変調した第2放電電圧を前記第4電極に供給する位相変調部とを含むことを特徴とする請求項1に記載のバックライトアセンブリ。
- 前記第1電極及び前記第3電極は外部電極であることを特徴とする請求項1に記載のバックライトアセンブリ。
- 前記第2電極及び前記第4電極は外部電極であることを特徴とする請求項1に記載のバックライトアセンブリ。
- プレート形状に形成され、4つの側面を有し、外部から供給された光の方向及び光学分布を変更するための導光板と、
前記4つの側面のうち、2つの側面を取囲むL字形状の第1ランプチューブ、前記第1ランプチューブの第1端部の表面に配置された第1電極、及び前記第1ランプチューブの前記第1端部と反対側の第2端部の内部に配置された第2電極を含む第1ランプと、
前記4つの側面のうち、前記2つの側面以外の2つの側面を取囲むL字形状の第2ランプチューブ、前記第1電極と隣接する前記第2ランプチューブの第3端部の表面に配置された第3電極、及び前記第2電極と隣接する前記第2ランプチューブの第4端部の内部に配置された第4電極を含む第2ランプと、
導電性プレート及び前記第1電極及び前記第3電極の外側面をグリップするために前記導電性プレートから突出した導電性クリップを有し、前記第1電極及び前記第3電極を電気的に連結するためのランプ連結部材と、
前記ランプ連結部材から突出し、接地される接地部と、
前記第2電極及び第4電極に、互いに180°の位相差を有し電圧レベルが同一の放電電圧を供給する放電電圧供給手段と
を含むことを特徴とするバックライトアセンブリ。 - 前記放電電圧供給手段は、前記第1ランプの前記第2電極に前記第1放電電圧を印加する第1インバータと、前記第2ランプの前記第4電極に前記第2放電電圧を印加する第2インバータとを含むことを特徴とする請求項7に記載のバックライトアセンブリ。
- 前記放電電圧供給手段は、前記第2電極に印加される第1放電電圧を発生させるインバータと、前記インバータから発生された前記第1放電電圧の位相を180°変調した第2放電電圧を前記第4電極に供給する位相変調部とを含むことを特徴とする請求項7に記載のバックライトアセンブリ。
- バックライトアセンブリと、前記バックライトアセンブリから発生した前記光を受けて情報が含まれたディスプレー光を発生させる液晶表示パネルアセンブリとを含み、前記バックライトアセンブリは、
複数の側面を有し、外部から供給された光の方向及び光学分布を変更するための導光板と、
前記複数の側面のうち、少なくとも二つの側面を取囲むように配置された第1ランプチューブ、前記第1ランプチューブの第1端部に配置された第1電極、及び前記第1端部と反対側の第2端部に配置された第2電極を含む第1ランプと、
前記複数の側面のうち、前記少なくとも二つの側面以外の側面に配置され、前記第1端部と隣接する第3端部と、前記第2端部と隣接する第4端部とを有する第2ランプチューブ、前記第3端部に配置された第3電極、及び前記第4端部に配置された第4電極を含む第2ランプと、
導電性プレート及び前記第1電極及び前記第3電極の外側面をグリップするために前記導電性プレートから突出した導電性クリップを有し、前記第1電極及び前記第3電極を電気的に連結するためのランプ連結部材と、
前記ランプ連結部材から突出し、接地される接地部と、
前記第2電極及び前記第4電極に、互いに180°の位相差を有し同一の電圧レベルを有する放電電圧を供給する放電電圧供給手段と、
前記第1ランプ、前記第2ランプ、前記導光板及び前記ランプ連結部材を収納する収納容器とを含むことを特徴とする液晶表示装置。 - 前記収納容器には、前記液晶表示パネルアセンブリの有効ディスプレー領域が開口されるように固定され、前記ランプ連結部材と電気的に連結されるシャーシが結合されることを特徴とする請求項10に記載の液晶表示装置。
- 前記ランプ連結部材の前記導電性プレートは、L字形状であることを特徴とする請求項10に記載の液晶表示装置。
- 前記導電性プレートと前記収納容器との間には衝撃緩和部材がさらに設けられることを特徴とする請求項12に記載の液晶表示装置。
- 前記第1電極及び前記第3電極は、前記第1、第2ランプチューブの外側表面に形成されることを特徴とする請求項10に記載の液晶表示装置。
- 前記第2電極及び前記第4電極は、前記第1、第2ランプチューブの外側表面に形成されることを特徴とする請求項19に記載の液晶表示装置。
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