JP4110457B2 - 医療画像診断装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は医療画像診断装置に係り、特に穿刺針などの処置具による生体内へのアクセス開始位置、目的位置及び方向を術者にアシストする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気共鳴イメージング装置(MRI装置と称する)は、核磁気共鳴(NMRと略記する)現象を利用して被検体中の所望の検査部位における原子核スピンの密度分布や緩和時間分布等を計測し、その計測データから被検体の任意の断面を画像表示するものである。
【0003】
そして、MRI装置における撮像シーケンスは、スピンエコー法やグラジェント法などの基本的な撮像シーケンスの他に、エコープラナー(EPI:Echo Planar Imaging) 法や高速スピンエコー(FSE:Fast Spin Echo)法等の、より高速な撮像シーケンスが知られている。
【0004】
これらの高速な撮像シーケンスの応用の一つとして、フルオロスコピー(透視撮像)と呼ばれるリアルタイム動態画像化法が臨床に応用されつつある。フルオロスコピーでは、1秒以下程度の周期で撮像と画像再構成とを繰り返すことにより、あたかもX線の透視撮影のように体内組織の動態画像を生成、表示する。このようなフルオロスコピーは、最近では特に最低限の侵襲(Minimum Invasive)を目的としたインターベンショナルMRI(以下、「I-MRI 」と記す) と総称される術中撮像への応用が行われつつある。
【0005】
I-MRI におけるフルオロスコピーの用途として、最も期待されているのが、穿刺針やカテーテルを患部に誘導する際のモニタリングである。このようなI-MRI における医療画像診断装置を用いた手術中の治療開始までの流れを説明すると、図8に示すように医療画像診断装置による撮像(ステップ 401)、画像によるターゲット(腫瘍など)の位置の確認(ステップ 402)、目的に応じた処置(穿刺・切開等)(ステップS 403)を行い、適当な処置が行われた(ターゲットへのアクセスに成功)ことを確認するために複数回の撮像を行っていた(ステップS 404)。更に、複数の目的による上記の内容を繰り返し行い(ステップS 404)、各々の位置関係を把握しながら作業を行っていた。
【0006】
他方、MRI装置を用いた心臓イメージングや、手術時の穿刺モニタリングなどでは、リアルタイムに撮影断面を任意に設定したい要望があり、これに対する技術開発も行われつつある。撮影断面を任意に設定する手法として、MRI画像を表示し、画面上のボタンをクリックして次の撮影断面を決定するグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)を使用した例がある。(Magnetic Resonace in Medicine:Real-time interactive MRI on a conventional scanner;AB.Kerr 他、38巻、pp。355-367(1997))や、3次元マウスなどを使う方法(USP-5512827)) 。
【0007】
また、位置決定デバイスを使ってMRI装置の撮影断面を決定する装置が提案されている。(USP-5365927: 位置センサの情報を使ってMRI装置の撮影を行う)、(USP-6026315: 2個の赤外線カメラと、3個の反射球からなるポインタを使って撮影断面を決定する)。
【0008】
手術や穿刺、経皮的治療に使われるI-MRI は、オープンタイプのMRI装置が使用される。オープンMRIには、ダブルドーナツ型や、C型、非対称2本支柱型がある。ダブルドーナツ型は、水平磁場を発生するドーナツ型磁石2個、隙間を空けて並べた構造で、隙間の間で被検体の撮影を行う。最もオープン性があるのは、非対称2本支柱型で、被検体の左右方向と頭頂部側の3方向からのアクセスが可能である。
【0009】
MRI装置に患者をセットする際、目的とする部位を静磁場中心に配置するのが一般的であり、静磁場中心の位置を表示する方法は投光器による照射光を用いて指し示す方法がある。照射光は3方向から照射可能であり、3軸方向からの照射光を目視しながら患者の位置を調整可能にしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した撮影断面を任意に選択する方法は、リアルタイムに任意の撮影断面を描出可能な利点があるにもかかわらず、穿刺開始位置と目的位置及び穿刺方向を迅速かつ正確に描出する手段がないため、治療を始めるまでに過大な時間を要し、術者・被検者に負担となっていた。また、穿刺中も正確な方向が分からないため、誤差による目的とする部位からずれた場所を穿刺することもあった(穿刺のやり直しが必要であった)。
【0011】
また、従来の投光器による照射光は磁場中心の位置等を指し示すためのものであり、投光器の設置場所を任意に移動させることが不可能なことから、任意の位置や方向を指し示す等の目的では使用されていなかった。
【0012】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、穿刺針などの処置具による生体内へのアクセス時におけるアクセス開始位置、目的位置及び方向を実空間上で表示し、術者をアシストすることができる医療画像診断装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために請求項1に係る発明は、被検体の任意の断面における断面像の撮像及び表示が可能な医療画像診断装置において、被検体を少なくとも異なる2方向から撮像した複数の断面像をそれぞれ表示する表示手段と、前記複数の断面像を利用して同じ部位を示す任意の位置を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された前記断面像上の任意の位置から該位置の実空間上における座標位置を計算する計算手段と、直交3軸方向から被検体に複数のレーザ光を照射する光表示手段と、前記計算された座標位置に基づいて前記直3軸方向の複数のレーザ光が前記座標位置を指し示すように前記光表示手段を制御する制御手段であって、前記被検体上の複数のスポット光のうちの1つが前記被検体における穿刺開始位置を指し示すように前記光表示手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴としている。
また、請求項2に係る発明は、被検体の任意の断面における断面像の撮像及び表示が可能な医療画像診断装置において、被検体を少なくとも異なる2方向から撮像した複数の断面像をそれぞれ表示する表示手段と、前記複数の断面像を利用して同じ部位を示す任意の位置を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された前記断面像上の任意の位置から該位置の実空間上における座標位置を計算する計算手段と、直交3軸方向から被検体に複数の光ビームを照射する光表示手段であって、方向表示用レーザと、それを3次元移動及び回転させる移動手段とから構成される光表示手段と、前記計算された座標位置に基づいて前記直交3軸方向の複数の光ビームが前記座標位置を指し示すように前記光表示手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴としている。
また、請求項3に係る発明は、前記光表示手段は、方向表示用レーザと、それを3次元移動及び回転させる移動手段とから構成される、ことを特徴としている。
また、請求項4に係る発明は、前記光表示手段は、前記被検体を挟んでその両側に配置され、前記穿刺開始位置を示すスポット光と対向するスポット光の位置により穿刺方向を把握可能にする、ことを特徴としている。
また、請求項5に係る発明は、前記光表示手段は、前記被検体内の所望の部位を挟んで対向する2個のスポット光を前記被検体に照射するように配置される、ことを特徴としている、
また、請求項6に係る発明は、前記医療画像診断装置は、前記被検体を挟んで上及び下に対向して配置された静磁場発生磁石を支える1以上の支柱を有する開放型磁気共鳴イメージング装置である、ことを特徴としている。
また、請求項7に係る発明は、前記光表示手段は、前記開放型磁気共鳴イメージング装置における前記被検体の上に位置する箇所、前記支柱、又は前記開放型磁気共鳴イメージング装置から所定距離離れた空間位置のうちの少なくとも二箇所に配置される、ことを特徴としている。
【0014】
即ち、被検体を少なくとも異なる2方向から撮像した複数の断面像をそれぞれ表示手段に表示し、これらの複数の断面像を利用して同じ部位(例えば、腫瘍などのターゲット)を示す任意の位置を選択する。このようにして選択された任意の位置から該位置の実空間上における座標位置を計算する。そして、光表示手段から被検体に複数の光ビームを照射する際に、光ビームの照射位置や方向を制御することで、被検体に照射された各光ビームにより前記計算された座標位置を指し示すようにしている。
【0015】
前記選択手段では、前記複数の断面像の画面内に表示される撮像断面を決定するための目標線(実線又は破線)を移動又は傾斜させることで、任意の位置を選択できるようになっている。このようにして選択された任意の位置の実空間上の座標位置は自動計算され、リアルタイムに制御手段に加えられる。制御手段は、リアルタイムに加えられる座標位置に基づき光表示手段を制御し、光表示手段から発光される複数の光ビームによって指し示す位置を移動させる。
【0016】
前記光表示手段は、発光ダイオードやHe-Ne レーザなどの人体に無害な光を発光するもので、発光をON/OFFする機能を有している。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係る医療画像診断装置の好ましい実施の形態について詳説する。
【0018】
図1は本発明に係る医療画像診断装置の全体構成を示す概略図であり、特にMRI装置に関して示している。
【0019】
MRI装置は、NMR現象を利用して被検体中の所望の検査部位における原子核スピンの密度分布や緩和時間分布等を計測し、その計測結果から被検体の任意の断面を画像表示するもので、静磁場発生磁石2と、傾斜磁場発生系3と、送信系5と、受信系6と、信号処理系7と、中央処理装置(CPU)8と、光表示器21とから構成されている。
【0020】
静磁場発生磁石2は、被検体1の周りにその体軸方向又は体軸と直交する方向に均一な静磁場を発生させるもので、永久磁石方式又は常電導方式あるいは超伝導方式の磁場発生手段から成る。この静磁場発生磁石2に囲まれる磁場空間内に後述する傾斜磁場発生系3の傾斜磁場コイル9、送信系5の高周波コイル14a、受信系6の高周波コイル14bが設置される。
【0021】
傾斜磁場発生系3は、X,Y,Zの3軸方向に巻かれた傾斜磁場コイル9と、それぞれの傾斜磁場コイル9を駆動する傾斜磁場電源10とから成り、後述のシーケンサ4からの命令に従ってそれぞれのコイルの傾斜磁場電源10を駆動することにより、X,Y,Zの3軸方向の傾斜磁場Gx,Gy,Gzを被検体1に印加するようになっている。この傾斜磁場の加え方により被検体に対するスライス面を設定することができる。
【0022】
シーケンサ4は、上記被検体1の生体組織を構成する原子の原子核に核磁気共鳴を起こさせる高周波磁場パルスをある所定のパルスシーケンスで繰り返し印加するもので、CPU8の制御で動作し、被検体1の断層像のデータ収集に必要な種々の命令を送信系5、傾斜磁場発生系3及び受信系6に送るようになっている。
【0023】
送信系5は、上記シーケンサ4の制御により被検体1の生体組織を構成する原子の原子核にNMRを起こさせるために高周波磁場を照射するもので、高周波発振器11と、変調器12と、高周波増幅器13と、送信側の高周波コイル14aとから成る。高周波発振器11から出力された高周波パルスをシーケンサ4の命令にしたがって変調器12で振幅変調し、この振幅変調された高周波パルスを高周波増幅器13で増幅した後に被検体1に近接して配置された高周波コイル14aに供給することにより、電磁波が上記被検体1に照射されるようになっている。
【0024】
受信系6は、被検体1に生体組織の原子核のNMRにより放出されるエコー信号(NMR信号)を検出するもので、被検体1に近接して配置された受信側の高周波コイル14bと、増幅器15と、直交位相検波器16と、A/D変換器17とから成る。受信側の高周波コイル14bが検出したエコー信号は、増幅器15及び直交位相検波器16を介してA/D変換器17に入力してディジタル信号量に変換され、更にシーケンサ4からの命令によるタイミングで直交位相検波器16によりサンプリングされた二系列の収集データとされ、その信号が信号処理系7に送られる。
【0025】
信号処理系7は、CPU8と、磁気ディスク18及び磁気テープ19等の記録装置と、CRT等のディスプレイ20とから成り、受信系6からの信号をCPU8でフーリエ変換、補正係数計算、画像再構成の処理を行い、任意断面の信号強度分布や複数の信号に適当な演算を行って得られる分布を画像化してディスプレイ20に表示する。
【0026】
更にMRI装置では、信号処理系7はCPU8の機能として画像データに対し差分処理及び重み付けを行う機能を備えている。これらの処理は、MRI装置において計測を行うことにより得られたデータに対してなされる。これらの処理選択及び設定のための手段が、CPU8の入力手段として設けられている。また、ディスプレイ20は、この信号処理系7の機能に対応して、通常の画像に代わって或いは通常の画像に加えて差分画像或いは累積加算画像を表示する機能を備えている。
【0027】
次に、本発明に係る光表示器21について説明する。
【0028】
この光表示器21は、被検体内の所定の部位(例えば、腫瘍などのターゲット)を複数のレーザ照射光によって指し示し、穿刺針による生体内への穿刺時における穿刺開始位置、目的位置及び方向を実空間上で表示するもので、図2に示すようにHe-Ne レーザなどのx方向表示用レーザ21x、一対のy方向表示用レーザ21y、及び一対のz方向表示用レーザ21zと、これらのレーザをそれぞれ3次元移動及び回転させる移動手段とから構成されている。
【0029】
各レーザは、点線で示したレーザ照射光が、後述するGUIで任意に定義した3軸断面の3軸を表示することができるように前記移動手段によって移動及び回転駆動されるようになっている。尚、各レーザは、通常、基準となる3軸を表示するように定位置に固定されている。
【0030】
次に、上記構成の医療画像診断装置を用い、表示画面と被検体内の所定の部位をレーザ照射光によって照射させる方法を、図3乃至図7を参照しながら説明する。
【0031】
図3に示すように、先ず医療画像診断装置による被検体の断層像の撮像を行う(ステップ 101)。続いて、MPR(Multi-Planer Reconstruction )、MIP(Maximum Intensity Projection)、ボリュームレンダリング(Volume Rendering)等による画像処理後、ディスプレイ20に3軸画像(例えば、被検体の体軸と直交する断面像(アキシャル像)、アキシャル像にそれぞれ直交するコロナル像(冠状断面像)及びサジタル像(矢状断面像))を表示する(ステップ 103)。
【0032】
図4は上記3軸画像等を表示するディスプレイ20の表示画面の一例を示しており、4分割された表示部201 〜204 のうちの表示部201 にはアキシャル像が表示され、表示部202 にはコロナル像が表示され、表示部203 にはサジタル像が表示され、表示部204 には、フロロスコピー等のリアルタイムイメージが表示される。また、表示部201 〜203 には、マウスによるドラッグ等によって自由に移動可能な点線206 〜208 が表示される。これらの点線206 〜208 は、任意断面を選択するためのツールとして使用される。
【0033】
図3に戻って、操作者(ユーザー)は、前記ツールを操作することで、任意断面選択(3軸)を行う(ステップ 104)。この任意断面としては、例えば、穿刺針による穿刺開始位置と生体内の所望の部位(腫瘍など)とを含む断面が選択される。
【0034】
続いて、ユーザー選択された前記任意断面(GUIで定義した各断面)に基づいて3軸直交点(所望の部位)の実空間上の座標位置及び3軸方向を自動計算し、その座標位置を3軸方向からレーザ照射光によって指し示すために必要な位置情報として光表示器21の移動手段に送信する(ステップ 105)。
【0035】
移動手段は、送られてきた位置情報を基に3軸を表示するための光表示器21のx方向表示用レーザ21x、y方向表示用レーザ21y、及びz方向表示用レーザ21zを移動させる(ステップ 106)。そして、ユーザーの意志(光表示器21のON/OFF機能)により、レーザ照射光を照射させると(光表示器21をONさせると)、図5の実線205 に示すようにレーザ照射光が被検体に照射される(ステップ 107)。
【0036】
各レーザから出射されるレーザ照射光にアシストされて、被検体に対して目的に応じた処理/手術(穿刺・切開等)が行われる(ステップ 108)。尚、各レーザから出射されるレーザ照射光は、被検体上のスポット光のみが目視でき、この実施の形態では5つのスポット光が目視できるようになっており、いずれか1つのスポット光は、穿刺針による穿刺開始位置を示す。また、穿刺開始位置を示すスポット光と対向するスポット光の位置により穿刺方向を把握することができる。更に、ユーザは、これらのスポット光の位置からレーザ光が被検体内を透過した場合に交叉する交点の位置(穿刺すべき深さ)を予測することができる。 また、この医療画像診断装置は、前記選択された選択断面(特に穿刺開始位置を含む断面)をリアルタイムに撮像/表示する機能を備えており、例えば、MRIフロロスコピー画像等のリアルタイム画像を、図4のディスプレイの表示画面の表示部204 に表示する。この場合の撮影シーケンスは、GrEシーケンスやマルチショットEPIなどのフロロスコピー用シーケンスである。これらのシーケンスでは、0.5 秒〜4秒ごとに画像が更新でき、このリアルタイム画像により穿刺針のモニタリングを行うことができる。
【0037】
一方、表示断面を変更する場合には、ステップ104 に戻り、ここで新たな任意断面の選択が行われ、対象部位を変更する場合には、ステップ101 に戻り、その対象部位を含む断層像の撮像を行い、上記処理を繰り返し行う。手術支援による目標達成により本機能は終了となる。
【0038】
図4に示した実施の形態では、基準の3軸をそれぞれ平行移動させることで任意断面を選択できるようにしたが、これに限らず、図6に示すディスプレイ20の表示部301 〜303 上で、実線306 〜308 を自由に回転操作できるようにし、これらの実線306 〜308 によって任意断面の傾斜を選択できるようにしてもよい。このようにして選択された任意断面に基づいて所望の部位の実空間上の座標位置及び3軸方向を自動計算することで、図7の実線305 に示すようにレーザ照射光を被検体に照射することができる。
【0039】
尚、光表示器は、He-Ne レーザを用いたものに限らず、人体に無害な光を発光する他の発光手段(発光ダイオードなど)を用いたものでもよい。この実施の形態では、計測シーケンスを予め選択するよう指示しているが、連続的にデータを取得する際、目的部位や条件により測定中であっても操作者がシーケンスや設定を自由に変化する仕組みも兼ね備えている。その他、以上の説明では基礎となる計測データとして2次元計測データの場合について説明したが、3次元計測データであっても同様に任意の多種のデータ取得が可能であり、同様の効果が得られる。
【0040】
また、この実施の形態では、3軸画像を用いて所定の部位を含む任意断面を選択するようにしたが、2軸画像を用いて任意断面を選択するようにしてもよい。更に、本発明に係る医療画像診断装置は、この実施の形態のMRI装置に限らず、X線CT装置や超音波診断装置などでもよい。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、穿刺針などの処置具による生体内へのアクセス時におけるアクセス開始位置、目的位置及び方向を実空間上で光ビームによって表示することができ、術者をアシストすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る医療画像診断装置の全体構成を示す概略図
【図2】図1に示した光表示器の配置及び構成等を説明するために用いた図
【図3】本発明の手術中における目的部位を表示するための手順を示すフローチャート
【図4】図1に示したディスプレイの表示画面の一例を示す図
【図5】図4の表示画面で選択した任意断面に基づいて照射位置が制御されたレーザ照射光を示す図
【図6】図1に示したディスプレイの表示画面の他の例を示す図
【図7】図6の表示画面で選択した任意断面に基づいて照射位置及び照射方向が制御されたレーザ照射光を示す図
【図8】従来の手術中における目的部位を表示する方法を説明するために用いたフローチャート
【符号の説明】
1…被検体、2…静磁場発生磁石、3…傾斜磁場発生系、4…シーケンサ、5…送信系、6…受信系、7…信号処理系、8…CPU、9…傾斜磁場コイル、10…傾斜磁場電源、14a…送信側の高周波コイル、14b…受信側の高周波コイル、16…直交位相検波器、20…ディスプレイ、21…光表示器、21x…x方向表示用レーザ、21y…y方向表示用レーザ、21z…z方向表示用レーザ

Claims (7)

  1. 被検体の任意の断面における断面像の撮像及び表示が可能な医療画像診断装置において、
    被検体を少なくとも異なる2方向から撮像した複数の断面像をそれぞれ表示する表示手段と、
    前記複数の断面像を利用して同じ部位を示す任意の位置を選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された前記断面像上の任意の位置から該位置の実空間上における座標位置を計算する計算手段と、
    直交3軸方向から被検体に複数のレーザ光を照射する光表示手段と、
    前記計算された座標位置に基づいて前記直3軸方向の複数のレーザ光が前記座標位置を指し示すように前記光表示手段を制御する制御手段であって、前記被検体上の複数のスポット光のうちの1つが前記被検体における穿刺開始位置を指し示すように前記光表示手段を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする医療画像診断装置。
  2. 被検体の任意の断面における断面像の撮像及び表示が可能な医療画像診断装置において、
    被検体を少なくとも異なる2方向から撮像した複数の断面像をそれぞれ表示する表示手段と、
    前記複数の断面像を利用して同じ部位を示す任意の位置を選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された前記断面像上の任意の位置から該位置の実空間上における座標位置を計算する計算手段と、
    直交3軸方向から被検体に複数の光ビームを照射する光表示手段であって、方向表示用レーザと、それを3次元移動及び回転させる移動手段とから構成される光表示手段と、
    前記計算された座標位置に基づいて前記直交3軸方向の複数の光ビームが前記座標位置を指し示すように前記光表示手段を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする医療画像診断装置。
  3. 前記光表示手段は、方向表示用レーザと、それを3次元移動及び回転させる移動手段とから構成される、
    ことを特徴とする請求項に記載の医療画像診断装置。
  4. 前記光表示手段は、前記被検体を挟んでその両側に配置され、前記穿刺開始位置を示すスポット光と対向するスポット光の位置により穿刺方向を把握可能にする、
    ことを特徴とする請求項に記載の医療画像診断装置。
  5. 前記光表示手段は、前記被検体内の所望の部位を挟んで対向する2個のスポット光を前記被検体に照射するように配置される、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の医療画像診断装置。
  6. 前記医療画像診断装置は、前記被検体を挟んで上及び下に対向して配置された静磁場発生磁石を支える1以上の支柱を有する開放型磁気共鳴イメージング装置である、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載の医療画像診断装置。
  7. 前記光表示手段は、前記開放型磁気共鳴イメージング装置における前記被検体の上に位置する箇所、前記支柱、又は前記開放型磁気共鳴イメージング装置から所定距離離れた空間位置のうちの少なくとも二箇所に配置される、
    ことを特徴とする請求項6に記載の医療画像診断装置。
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