JP4109910B2 - 投射レンズシフト装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光源からの光を液晶やDMD(R)(デジタル・マイクロミラー・デバイス)で変調し、投射レンズでスクリーン上に像を投射するプロジェクタ等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
実開平3−56925号公報には、プロジェクタの設置場所の制約などでプロジェクタを傾けて配置することにより生じる像面の歪みを防止するために、投射レンズを像面と平行に移動させる可動手段を備えたビデオプロジェクタ装置が記載されている。その公報記載の可動手段は、投射レンズの左右にリードスクリュとガイド棒とを平行に設け、投射レンズを支持する板をこれらリードスクリュとガイド棒とに係合させて投射レンズを一方向に移動させている。
【0003】
特開平5−249409号公報には、投射レンズを自在に移動させるようにした画像投射装置が提案されている。この公報記載の装置には、投射レンズを支持する板を磁石やバネの力を利用して半固定に設け、投射レンズを保持する鏡筒を掴んで移動させている。また、別に、投射レンズの中心軸に垂直な一方向に投射レンズを平行移動させる第1機構とその中心軸に平行な軸の周りに回転させる第2の機構とを設けた例が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、後者公報記載の装置の前述した例では、重い投射レンズを任意の位置に維持させる分の力が磁石やバネに必要となる。このため、移動操作にかなりの力が必要となり、さらには正確な位置に移動させることも困難となる。また、鏡筒を掴んで移動操作するため、鏡筒が変形するおそれがある。さらに、鏡筒にはフォーカスリングやズームリングなどが露呈しているため、移動操作のときにこれらを回転してしまい、移動操作終了後に再びフォーカス調節や変倍調節をやり直す必要が生じる。
【0005】
後者公報記載の装置の後述した例では、第1機構を構成するアリ溝と第2機構を構成する回転板との嵌め合わせをきつくすることで任意の位置に鏡筒を保持させているため、調節操作に力が必要となり、また微調節がし難い。さらには、鏡筒を掴んで一方向に移動させ、その後に回転させる2段階の手順が必要になり、操作が面倒である。
【0006】
本発明は上記の事情を考慮してなされたもので、シフト調節操作を簡便に行え、また微調節も正確に行え、しかも操作によって鏡筒が変形することのないように工夫した投射レンズシフト装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の投射レンズシフト装置では、基準光軸に直交する面を有するメインフレームと、前記投射レンズを保持したスライドフレームと、前記スライドフレ−ムを前記メインフレームとの間に挟装しスライドフレームを基準光軸方向で位置決めするとともに前記面に沿って移動自在に保持するフレ−ムカバーと、外部に露呈した先端が上下左右自在に操作され、根元部がボールジョイントによりメインフレームに取り付けられており、前記根元部と先端との間の当接部が前記スライドフレームに当接して前記先端の操作に応じて前記スライドフレームを前記面に沿って移動させる操作棒と、前記スライドフレームの移動を前記面内で互いに交差する二方向にガイドする一対のガイド手段とを備えたものである。
【0008】
投射レンズを取り付けたスライドフレームは、メインフレームとフレームカバーとで挟装されている。操作棒を自在に操作すると、その操作に応じた移動がスライドフレームに伝達され、スライドフレームがメインフレームとフレームカバーとの間で移動する。スライドフレームの移動は、一対のガイド手段により前記面内で互いが交差する二方向にガイドされる。
【0009】
投射レンズが移動すると、光軸が基準光軸に対して平行移動し、基準光軸に対して投射光軸が傾いて投影像が移動する。ここで、投射光軸は、投影画像の表示面の中心とレンズ主点とを結ぶ軸である。基準光軸は、投射光軸がスクリーン(像面)に直交するときの光軸である。
【0010】
これによれば、操作棒の操作だけで投影レンズを移動させることができるので操作が簡便に行える。しかもガイド手段を備えているから、操作棒の操作方向にスライドフレームを確実に案内することができる。このため、微調節が確実に行える。また、投射レンズを保持する鏡筒を持って操作をしないのでフォーカスリングを動かしてしまったり、鏡筒が変形するような不都合が生じるおそれもない。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明を採用した液晶プロジェクタ7は、図1に示すように、投射レンズ8、投射レンズシフト機構9、及び合成画像形成部10で構成されている。合成画像形成部10は、光源11、ダイクロイックミラー12,13、液晶パネル14a〜14c、ダイクロイッククロスプリズム15、反射鏡17とから構成されており、光源11から放出された白色光をダイクロイックミラー12,13で赤色光,青色光,緑色光の3つの色光に分解し、各色光を3つの透過型液晶パネル14a〜14cに各々入射させて対応する色の画像を表示させるとともに、これら3つの画像の色光を反射鏡17及びダイクロイッククロスプリズム15で光学的に合成する。合成画像は、ダイクロイッククロスプリズム15の射出面15aから投射レンズ8に射出され、投射レンズ8でスクリーン18の上に投影される。なお、合成画像形成部10としては、液晶の代わりに、DMD(R)(デジタル・マイクロミラー・デバイス)を用いたものを採用してもよい。
【0012】
投射レンズ8を保持する鏡筒19は、プロジェクタ7の本体カバー20の前面から外部に露呈している。鏡筒19には、フォーカス調節つまみ21が設けられている。フォーカス調節つまみ21を回転操作することでスクリーン18に投影される像のピントを調節することができる。また、鏡筒19の周りには、投射レンズ8をシフトするための操作棒22が配されている。操作棒22は、投射レンズ8の光軸Oと平行に突出し、先端が本体カバー20の前面から外部に露呈している。投射レンズ8は、操作棒22の操作に応じて像面(スクリーン18面)と平行に移動する。
【0013】
投射レンズシフト機構9は、図2及び図3に示すように、メインフレーム23、スライドフレーム24、フレ−ムカバー25、操作棒22、及びガイド手段26とで構成されている。フレ−ムカバー25、スライドフレーム24、及びメインフレーム23は、スクリーン18の側から順に並んでおり、投射レンズ8の光軸Oに直交する向きで配されている。
【0014】
プロジェクタ7に固定されるメインフレーム23には、鏡筒19を挿通する開口27、及び投射レンズ8の光軸Oに直交する面(像面と平行な面)28とが形成されている。スライドフレーム24は、鏡筒19を挿通する開口29と、その開口29の周りで鏡筒19を保持する鏡筒取り付け部30とが設けられており、メインフレーム23に設けた面28に沿って摺動する。フレ−ムカバー25には鏡筒19を露呈する開口31が設けられ、フレームカバー25はスライドフレ−ム24をメインフレーム23との間で挟装してスライドフレ−ム24を光軸Oの方向で位置決めする。
【0015】
スライドフレーム24の挟圧は、付勢手段33の付勢により一定の力に維持される。付勢手段33は、コイルバネ34、ワッシャ35、及びビスなどで構成されて、これらはフレームカバー25のうちの鏡筒19の周りの4カ所の位置にそれぞれ組み込まれる。
【0016】
また、フレームカバー25には、ガイド手段26も組み込まれる。ガイド手段26は、開口31を挟んだ左右にそれぞれ配されるX方向ガイド部材36,37と、開口31を挟んだ上下にそれぞれ配されるY方向ガイド部材38,39とが組み込まれる。X方向ガイド部材36,37は、一部がスライドフレーム24に係合してスライドフレーム24の左右(水平)方向への移動をガイドし、また、Y方向ガイド部材38,39も一部がスライドフレーム24に係合してスライドフレーム24の上下(垂直)方向への移動をガイドする。なお、符号40〜43は、X方向ガイド部材36,37及びY方向ガイド部材38,39をフレームカバー25に固定するための固定部材である。
【0017】
操作棒22は、根元部22aとメインフレーム23とがボールジョイントにより自在に取り付けられている。先端と根元部22aとの間には、スライドフレーム24に設けた開口44の内壁に当接してこれを移動させる当接部45が設けられている。
【0018】
図4に示すように、付勢手段33は、ボス48、コイルバネ34、ワッシャ35、及びビスなどで構成されている。ボス48は、フレームカバー25に向けて突出するようにメインフレーム23に一体に設けられており、フレームカバー25に設けた開口49に入り込む。開口49は、一段凹んだ穴50の底に形成されている。開口49に入り込んだボス48には、外周にコイルバネ34が挿入され、その後先端に抜け止め用のワッシャ35がビス止めされる。コイルバネ34は、ワッシャ35と底50aとの間で圧縮される。これにより、コイルバネ34がフレームカバー25をメインフレーム23に向けて付勢する。この付勢手段33は、開口31の周りの4箇所にそれぞれ設けられており、スライドフレーム24を均一に挟圧する。なお、スライドフレーム24の挟圧は、コイルバネ34の圧縮力、又はワッシャ35と穴50の底50aとの間隔を変えることで行える。
【0019】
図5に示すように、ボールジョイントは、根元部22aの端部に形成したボール部52と、ボール部52をメインフレーム23に自在に取り付けるキャップ部とから構成されている。キャップ部は、球帯部53、メインフレーム23に形成した凹部54、及び保持部材55とで構成されている。凹部54には、ボール部52が自在に係合する。球帯部53は、ボール部52の上に形成されており、断面カサ状となっている。保持部材55は、先端及び当接部45を挿通するための開口を有し、球帯部53の外面を覆うようにメインフレーム23に固定され、操作棒22の移動を許容しながら操作棒22が凹部54から抜け出さないように保持する。
【0020】
当接部45は、スライドフレーム24に設けた開口44の内壁に常に当接している。この開口44は被当接部を構成しており、これら当接部45と開口44とは、操作棒22の移動をスライドフレーム24に伝達する。そして、当接部45と開口44とは、スライドフレーム24の移動量を長くとるためにボール部52から離れた位置に形成されている。
【0021】
当接部45と先端との間には、球状に膨出した規制用当接部56が形成されている。規制用当接部56は、フレームカバー25に設けた規制用開口57の内壁に当接する。この規制用開口57は、操作棒22の移動範囲を規制する大きさで形成されている。
【0022】
X方向ガイド部材36は、図6ないし図8に示すように、X方向ガイド溝60とでX方向ガイド手段を構成している。X方向ガイド溝60は、スライドフレーム24に設けられており、X方向に沿って長くして形成されている。X方向ガイド部材36には、一定の間隔離して形成された一対の凸部61と軸部62とが形成されている。軸部62は、両端に突出して設けられており、フレームカバー25に設けた軸受け部63に回転自在に取り付けられ、軸受け部63はX方向と平行な軸を中心としてX方向ガイド部材36を回転自在に支持する。一対の凸部61は、X方向ガイド溝60に係合し、スライドフレーム24の移動方向のうちのX方向への直線的な移動をガイドする。そして、Y方向への移動はX方向ガイド部材36がX方向と平行な軸部62を中心に回転することで許容される。
【0023】
なお、X方向ガイド部材36が軸部62を中心に回転すると、凸部61がX方向ガイド溝60から抜け出す方向に移動する。このため、スライドフレーム24のY方向への移動に応じて凸部61がX方向ガイド溝60から抜け出すことがないようにX方向ガイド溝60の深さ、及び軸部62と凸部61との間隔が決められている。
【0024】
一方、X方向ガイド部材37は、X方向ガイド部材36に対して開口31を挟んだ他方側に設けられている。このX方向ガイド部材37は軸部71がフレームカバー25に設けた軸受け部72に係合し、また凸部73がX方向ガイド溝64に係合してX方向ガイド部材36と同じ作用をする。なお、X方向ガイド手段としては、いずれか一方だけを用いても良い。
【0025】
Y方向ガイド部材38は、詳しくは図5に示すように、Y方向ガイド溝66とでY方向ガイド手段を構成する。Y方向ガイド溝66は、スライドフレーム24に設けられ、Y方向に沿って長くして形成されている。Y方向ガイド部材38は、X方向ガイド部材36と同じ形状をしており、同じに一対の軸部68と凸部67とが形成されている。軸部68はフレームカバー25に設けた軸受け部70に取り付けられ、軸受け部70はY方向と平行な軸を中心としてY方向ガイド部材38を回転自在に支持する。一対の凸部67は、Y方向ガイド溝66にスライド自在に係合し、スライドフレーム24の移動方向のうちのY方向への移動をガイドする。そしてスライドフレーム24のX方向への移動はY方向ガイド部材38が軸部68を中心に回転することで許容される。なお、Y方向ガイド溝69とY方向ガイド部材39とは、Y方向ガイド部材38に対して開口31を挟んだ反対側に設けられている。Y方向ガイド部材39にも凸部75と軸部76とが形成され、軸部76はフレームカバー25に設けた軸受け部77に取り付けられる。
【0026】
操作棒22で操作をしていると、投射光軸がスクリーンに直交する投影レンズ8の位置、本実施例ではX及びY方向での移動範囲の中心となる投影レンズ8の位置がわからなくなる。そこで、操作棒22を基準位置に位置決めするためのクリック機構を設けている。クリック機構は、X方向用クリック機構とY方向用クリック機構とで構成されている。Y方向用クリック機構は、X方向ガイド部材37に設けたクリック突起78と固定部材42に設けたクリック凹部79とで構成されている。他方X方向用クリック機構は、Y方向ガイド部材39に設けたクリック突起80と固定部材43に設けたクリック凹部81とで構成されている。
【0027】
なお、クリック突起とクリック凹部とをガイド部材37,39や固定部材42,43に設ける代わりに、スライドフレーム24とこれに相対的に移動する部材、例えばメインフレーム23又はフレームカバー25に設けてもよい。また、移動範囲の中心位置を投射光軸がスクリーンに直交する投影レンズ8の位置に合わせる必要はなく、必要に応じてずらしてもよい。
【0028】
上記構成の作用を説明する。操作棒22を上下左右方向のうちの何れかの方向に操作すると、その方向に操作棒22がボール部52を中心にして移動する。この移動は当接部45と開口44の内壁との当接によりスライドフレーム24に伝達される。ところで、単に操作棒22の移動だけでは、スライドフレーム24が投射レンズ8の光軸Oに直交する面内で回転するだけで操作棒22の操作通りにスライドフレーム24が移動しない。そこで、ガイド手段を設けている。
【0029】
図7に示すように、操作棒22を操作して当接部45が、移動範囲の基準位置P0から位置P1に移動した場合、位置P1までの直線距離は、投射レンズ8の光軸Oに直交する面内において、X方向に沿った距離X1とY方向に沿った距離Y1とに分解することができる。スライドフレ−ム24の距離X1への移動は、X方向ガイド溝60,64にX方向ガイド部材36,37の凸部61,73が係合しているため前記面内でのスライドフレーム24の回転が規制され、そして、凸部61,73がX方向ガイド溝60,64に沿って摺動することでX方向への直線的な移動に案内される。このとき、Y方向ガイド部材38,39は、軸部68,76を中心に回転するため、スライドフレーム24の距離X1への移動を許容する。
【0030】
また、距離Y1への移動は、Y方向ガイド溝66,69と凸部67,75との係合によりY方向に沿った直線的な移動に規制されて案内される。これと同時に、X方向ガイド部材36,37が軸部62,71を中心に回転することでスライドフレーム24のY方向への移動が許容される。このように、移動を分解して説明しているが、実際にはこれら動作がほぼ同時に行われるため、スライドフレーム24を操作棒22の先端の操作と同じ方向に移動させることができる。これにより、画像形成部10の表示面に対して投射レンズ8が平行に移動し、それによって投射レンズ8のシフト量に応じて表示面の中心とレンズ主点とを結ぶ投射光軸が光軸Oに対して傾き、よって、スクリーン18へ投射された像が操作棒22の先端の操作と同じ方向に移動する。
【0031】
上記実施形態では、操作棒22の根元部22aをボールジョイントによりメインフレームに取り付け、また先端と根元部22aとの間の当接部45をスライドフレーム24に当接して操作棒22の操作でスライドフレーム24を移動させているが、代わりに、操作棒の根元部をスライドフレーム24に係合させ、先端と根元部との間をフレームカバー25にボールジョイントにより支点として取り付けることで、先端を操作することで支点を中心として根元部でスライドフレーム24を移動させるように構成してもよい。この場合も支点の位置が違うだけでテコの原理を用いるから操作が容易となる。
【0032】
また、規制用当接部56をフレームカバー25に設けた規制用開口57の内壁に当接することでスライドフレーム24の移動を規制しているが、代わりに、スライドフレーム24の前面又は後面に突起を、またスライドフレーム24に対して相対的に移動するメインフレーム23又はフレームカバー25に前記突起が入り込む穴をそれぞれ設け、前記穴をスライドフレーム24の移動範囲に応じた大きさで形成してスライドフレーム24の移動を規制するようにしてもよい。
【0033】
また、操作棒22を投射レンズ8が露呈するプロジェクタの前面に外部操作可能に設けているが、操作し易いようにプロジェクタの上面に設けても良い。この場合には、操作棒の移動をX方向を軸として回転するY方向移動伝達用シャフトと、Y方向を軸として回転するX方向移動伝達用シャフトとに分解し、これらシャフトの回転量をスライドフレームにそれぞれ伝達する伝達手段を備えればよい。
【0034】
【発明の効果】
以上のように、本発明の投射レンズシフト装置では、ジョイステック(コントロールレバー)式の操作棒を設けたから、操作が簡便に行える。また、操作棒の操作でスライドフレームを移動させる構成はテコの原理を利用しているので操作が容易に行える。さらに、一対のガイド手段で操作棒の移動方向と同じにスライドフレームをガイドするから、操作棒の移動をスライドフレームに確実に伝達することができる。このため、微調節も正確に行える。また、操作棒を設けているから鏡筒を触ることがなく、よって従来技術で説明した例と比較して鏡筒の変形を防止でき、また不用意にフォーカスリングを回してピントが狂うことを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプロジェクタの概略を示す説明図である。
【図2】投射レンズシフト機構を示す斜視図である。
【図3】投射レンズシフト機構を示す分解斜視図である。
【図4】投射レンズシフト機構を示す正面視左端を縦に切断した縦断面図である。
【図5】投射レンズシフト機構を示す正面中央横断面図である。
【図6】フレームカバー、ガイド手段を示す要部分解斜視図である。
【図7】ガイド手段、スライドフレーム、及び操作棒を示す要部分解斜視図である。
【図8】投射レンズシフト機構を示す正面中央縦断面図である。
【符号の説明】
8 投射レンズ
9 シフト機構
19 鏡筒
22 操作棒
23 メインフレーム
24 スライドフレーム
25 フレームカバー
26 ガイド手段
36,37 X方向ガイド部材
38,39 Y方向ガイド部材

Claims (2)

  1. 投射レンズを基準光軸に直交する方向にシフトする投射レンズシフト装置において、
    前記基準光軸に直交する面を有するメインフレームと、前記投射レンズを保持したスライドフレームと、前記スライドフレ−ムを前記メインフレームとの間に挟装しスライドフレームを基準光軸方向で位置決めするとともに前記面に沿って移動自在に保持するフレ−ムカバーと、外部に露呈した先端が上下左右自在に操作され、根元部がボールジョイントによりメインフレームに取り付けられており、前記根元部と先端との間の当接部が前記スライドフレームに当接して前記先端の操作に応じて前記スライドフレームを前記面に沿って移動させる操作棒と、前記スライドフレームの移動を前記面内で互いに交差する二方向にガイドする一対のガイド手段とを備えたことを特徴とする投射レンズシフト装置。
  2. 前記一対のガイド手段は、
    前記スライドフレームの前記面内での移動方向のうちの一方向に沿って前記スライドフレームに対してスライド自在に係合してその方向にスライドフレームの移動を直進的にガイドし、かつ前記スライドフレームに対して前記一方向と平行な軸を中心として回転して前記スライドフレームの前記一方向に直交する他方向への移動を許容する一方向ガイド手段と、
    前記スライドフレームに対して前記他方向に沿ってスライド自在に係合してその方向にスライドフレームの移動を直進的にガイドし、かつ前記スライドフレームに対して前記他方向と平行な軸を中心として回転して前記スライドフレームの前記一方向への移動を許容する他方向ガイド手段とで構成されていることを特徴とする請求項1記載の投射レンズシフト装置。
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