JP2011075772A - プロジェクター - Google Patents
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Abstract
【課題】据置き姿勢、および天吊り姿勢で効率よく光源を冷却しつつ薄型化を図ったプロジェクターを提供する。
【解決手段】プロジェクターは、投射レンズ5を鉛直方向に往復移動させ、上側に位置する上段位置、および下側に位置する下段位置の2段階に切り換え可能なレンズシフト機構6を備える。レンズシフト機構6は、投射レンズ5の移動を案内する案内部7と、回動自在に軸支される支持部82、および投射レンズ5に係合する係合部85を有するレバー部8と、投射レンズ5を下段位置および上段位置にそれぞれ位置決めする係止部と、を備えている。
【選択図】図3
【解決手段】プロジェクターは、投射レンズ5を鉛直方向に往復移動させ、上側に位置する上段位置、および下側に位置する下段位置の2段階に切り換え可能なレンズシフト機構6を備える。レンズシフト機構6は、投射レンズ5の移動を案内する案内部7と、回動自在に軸支される支持部82、および投射レンズ5に係合する係合部85を有するレバー部8と、投射レンズ5を下段位置および上段位置にそれぞれ位置決めする係止部と、を備えている。
【選択図】図3
Description
本発明は、画像光を投射するプロジェクターに関する。
従来、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して画像光を形成し、この画像光を投射レンズによって投射するプロジェクターが知られている。プロジェクターの光源としては、例えば、超高圧水銀ランプ等の放電ランプが利用されている。この光源は、点灯に伴って発熱し、輝度の低下や寿命の低下を招くため、多くの場合、冷却ファンを用いて光源を冷却し、光源の温度上昇を抑制している。また、光源は、鉛直方向において、下側よりも上側の温度上昇が著しいため、上側を十分冷却して効率的に光源を冷却するプロジェクターが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のプロジェクターは、光源(発光管)、リフレクター、光源ランプ筐体、および冷却装置等を有する照明装置を備えている。
光源ランプ筐体は、光源およびリフレクターを内部に配置し、リフレクターとの間に、空気が流通する通気路を有している。冷却装置は、開閉装置、吸気用ファン、および排気用ファンを備えている。開閉装置は、重力作用によって回動するシャッターを有し、通気路に配置されている。そして、照明装置は、シャッターがプロジェクターの据置き姿勢、および据置き姿勢に対して上下反転される天吊り姿勢に対応して回動し、吸気ファンによって取り込まれた空気の流れを切り換え、光源の上側を十分冷却するように構成されている。
光源ランプ筐体は、光源およびリフレクターを内部に配置し、リフレクターとの間に、空気が流通する通気路を有している。冷却装置は、開閉装置、吸気用ファン、および排気用ファンを備えている。開閉装置は、重力作用によって回動するシャッターを有し、通気路に配置されている。そして、照明装置は、シャッターがプロジェクターの据置き姿勢、および据置き姿勢に対して上下反転される天吊り姿勢に対応して回動し、吸気ファンによって取り込まれた空気の流れを切り換え、光源の上側を十分冷却するように構成されている。
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、開閉装置を配置するスペースが必要となり、照明装置の厚さ、ひいてはプロジェクターの厚さが厚くなるという課題がある。また、投射レンズを移動させるレンズシフト機構を用い、プロジェクターを上下反転させずに据え置き姿勢および天吊り姿勢で投射できるように構成し、双方の姿勢で光源の上側を冷却するように構成することも可能である。しかし、現状のレンズシフト機構は、構造が複雑なため、薄型化が困難であると共に、部品点数が多く、高コストになるという課題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るプロジェクターは、光源と、前記光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して画像光を形成する電気光学装置と、前記画像光を投射する投射レンズと、前記投射レンズを鉛直方向に往復移動させ、上側に位置する上段位置、および下側に位置する下段位置の2段階に切り換え可能なレンズシフト機構と、を備え、前記上段位置および前記下段位置は、前記投射レンズの光軸が前記電気光学装置の光軸のそれぞれ上下に位置することを特徴とする。
この構成によれば、レンズシフト機構は、上段位置および下段位置の2箇所にのみ投射レンズを移動可能に構成されている。そして、上段位置および下段位置は、投射レンズの光軸が電気光学装置の光軸のそれぞれ上下に位置するようになっている。これによって、簡略な構成でレンズシフト機構を構成し、プロジェクターを上下反転させずに据え置き姿勢および天吊り姿勢で画像光を投射させることが可能となる。つまり、据置き姿勢において、投射レンズを上段位置に位置づけて上方にあおり投射し、天吊り姿勢において、投射レンズを下段位置に位置づけて下方にあおり投射することが可能となる。よって、据え置き姿勢および天吊り姿勢の双方において、プロジェクター内の空気の流れを同様に形成し、光源を効率よく冷却することが可能になると共に、空気の流れを変更する機構等が不要なので、プロジェクターの小型化や薄型化が図れる。
[適用例2]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記レンズシフト機構は、回動自在に軸支される支持部、および前記投射レンズに係合される係合部を有するレバー部と、前記投射レンズを前記下段位置および前記上段位置にそれぞれ位置決めする係止部と、を備えていることが好ましい。
この構成によれば、レバー部が回動されると、レバー部に係合されている投射レンズは、下段位置および上段位置において係止部によってそれぞれ位置決めされる。すなわち、レバー部を操作することで投射レンズを下段位置から上段位置、および上段位置から下段位置に移動させてその位置に位置決めすることができる。よって、簡単な操作で投射レンズの位置を上段位置および下段位置に切り換えることができるので、操作性が良好なレンズシフト機構を提供できる。また、案内部、レバー部および係止部を備えるという簡素な構成で、投射レンズの位置を上段位置および下段位置に切り換えるレンズシフト機構を提供することが可能となり、製造工程の簡素化や低コスト化が図れる。
[適用例3]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記係合部は、前記投射レンズの鉛直方向に対して交差する方向に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、係合部は、投射レンズの鉛直方向に対して交差する方向、すなわち、投射レンズの厚み方向に対して交差する方向に設けられている。これによって、投射レンズの厚さを厚くすることなく係合部に係合する部位を形成できるので、投射レンズの厚み、ひいてはプロジェクターの厚さの増加を抑制しつつレンズシフト機構を構成できる。
[適用例4]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記レンズシフト機構は、前記レバー部を回動するための操作部を備え、前記係合部は、前記支持部と前記操作部との間に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、係合部に係合される投射レンズは、支持部と操作部との間に配置され、操作部が操作されると、レバー部の移動に追従してレバー部と同一方向に移動する。これによって、レバー部の操作方向と、投射レンズの移動方向とを同一にできるので、違和感なく投射レンズを移動させることができる。また、操作部が支持部と係合部との間に配置される場合、つまり、操作部が支持部と投射レンズとの間に配置される場合に比べて、投射レンズを移動させるために操作部を操作する操作力を小さくできるので、操作性向上が図れる。
[適用例5]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記レンズシフト機構には、前記支持部と前記投射レンズとの間に、前記投射レンズから投射される前記画像光の投射方向と略同一の方向に貫通する通気孔が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、支持部は、投射レンズに対し通気孔を介して形成されている。これによって、支持部と投射レンズとの間に通気孔が形成されず、支持部と投射レンズとが隣接して配置されている場合に比べて、係合部から支持部までの距離を長く形成し、操作部を移動する量を変えずに、投射レンズの移動量を大きくすることが可能になる。よって、レンズシフト機構は、効率的に投射レンズを移動させることができる。また、通気孔に空気を流通させることで、投射レンズ近傍に配置されている電気光学装置等の光学部品を効率的に冷却することが可能となる。
以下、本実施形態に係るプロジェクターについて、図面を参照して説明する。
本実施形態のプロジェクターは、光源から射出される光束を画像情報に応じて変調して画像光を形成し、この画像光をスクリーン等に拡大投射する。また、本実施形態のプロジェクターは、机上等に配置される据置き姿勢、および天井に吊り下げられる天吊り姿勢において、上側となる側が同一になるように構成されている。
図1は、本実施形態のプロジェクターの概略構成を示す模式図である。
図1に示すように、プロジェクター1は、略L字状の光学ユニット2、機器本体を収納し、外装を構成する外装筐体3、図示しない制御部、制御部等に電力を供給する電源装置、およびプロジェクター1内部を冷却する冷却ファン等を備えている。
本実施形態のプロジェクターは、光源から射出される光束を画像情報に応じて変調して画像光を形成し、この画像光をスクリーン等に拡大投射する。また、本実施形態のプロジェクターは、机上等に配置される据置き姿勢、および天井に吊り下げられる天吊り姿勢において、上側となる側が同一になるように構成されている。
図1は、本実施形態のプロジェクターの概略構成を示す模式図である。
図1に示すように、プロジェクター1は、略L字状の光学ユニット2、機器本体を収納し、外装を構成する外装筐体3、図示しない制御部、制御部等に電力を供給する電源装置、およびプロジェクター1内部を冷却する冷却ファン等を備えている。
制御部は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備え、コンピューターとして機能するものであり、プロジェクター1の動作の制御、例えば、画像の投射に関わる制御等を行う。
光学ユニット2は、制御部による制御の下、光源211から射出された光束を光学的に処理して画像情報に対応した画像光を形成して投射するユニットである。光学ユニット2は、光源装置21、照明光学装置22、色分離光学装置23、リレー光学装置24、電気光学装置25、投射レンズ5、レンズシフト機構6およびこれらの光学部品を所定位置に配置する光学部品用筐体4を備える。
光源装置21は、光源211、リフレクター212、およびこれらの光学部品を収納する光源用筐体等を備える。そして、光源装置21は、光源211から射出された光束をリフレクター212によって射出方向を揃え、照明光学装置22に向けて射出する。そして、光源装置21は、冷却ファンによって送風された空気が光源211の上側に十分流れ、光源211が効率的に冷却されるように構成されている。
照明光学装置22は、第1レンズアレイ221、第2レンズアレイ222、偏光変換素子223、および重畳レンズ224を備える。第1レンズアレイ221および第2レンズアレイ222は、重畳レンズ224とともに、光源装置21から射出された光束を後述する液晶パネル253の表面に略重畳させる。偏光変換素子223は、第2レンズアレイ222から射出されたランダム偏光光を液晶パネル253で利用可能な略1種類の偏光光に揃える機能を有する。
色分離光学装置23は、2枚のダイクロイックミラー231,232、および反射ミラー233を備え、照明光学装置22から射出された光束を赤色光(以下「R光」という)、緑色光(以下「G光」という)、青色光(以下「B光」という)の3色の色光に分離する機能を有する。
リレー光学装置24は、入射側レンズ241、リレーレンズ243、および反射ミラー242,244を備え、色分離光学装置23で分離されたB光をB光用の液晶パネル253Bまで導く機能を有する。なお、光学ユニット2は、リレー光学装置24がB光を導く構成としているが、これに限らず、例えば、R光を導く構成としてもよい。
電気光学装置25は、入射側偏光板251、光変調装置として3つの液晶パネル253(R光用の液晶パネルを253R、G光用の液晶パネルを253G、B光用の液晶パネルを253Bとする)、射出側偏光板254、および色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム255を備える。電気光学装置25は、光軸25Cを有し、色分離光学装置23で分離された各色光を画像情報に応じて変調し、画像光を形成する。
投射レンズ5は、複数のレンズ群を有して構成され、ズーム機能、およびフォーカスを調整する機能を有している。そして、投射レンズ5は、電気光学装置25にて形成された画像光を拡大投射する。投射レンズ5については、後で詳細に説明する。
レンズシフト機構6は、投射レンズ5と光学部品用筐体4との間に配置され、プロジェクター1が設置された姿勢において、投射レンズ5を鉛直方向に往復移動できるように構成されている。そして、投射レンズ5の位置が移動されることによって、投射画像の位置が変更される。レンズシフト機構6については、後で詳細に説明する。
ここで、投射レンズ5について、詳細に説明する。
図2は、投射レンズ5を模式的に示す斜視図である。なお、以下において、説明の便宜上、投射レンズ5が画像光を射出する方向を前方向(+X方向)、プロジェクター1が設置された姿勢における鉛直方向の上側を上方向(+Z方向)、X方向およびZ方向に直交し、図2の図面視における右側を右方向(+Y方向)として記載する。
図2は、投射レンズ5を模式的に示す斜視図である。なお、以下において、説明の便宜上、投射レンズ5が画像光を射出する方向を前方向(+X方向)、プロジェクター1が設置された姿勢における鉛直方向の上側を上方向(+Z方向)、X方向およびZ方向に直交し、図2の図面視における右側を右方向(+Y方向)として記載する。
図2に示すように、投射レンズ5は、複数のレンズ群に加え、カム筒51、前側筒52、図示しない案内筒、カム筒51と前側筒52とを電気的に駆動する電動部53、およびフランジ部55等を備えている。
カム筒51は、円筒状に形成されており、内側に案内筒が嵌挿され、案内筒に対して投射レンズ5の光軸Cを中心として回転可能になっている。また、カム筒51の内面には、各レンズ群の移動動作を規定する複数のカム溝が形成され、案内筒には、光軸Cに沿って切り欠かれた直進溝が形成されている。
前側筒52は、案内筒の前方に螺合して配置され、回転されることによって、案内筒に対して光軸C方向に移動可能に構成されている。
カム筒51は、円筒状に形成されており、内側に案内筒が嵌挿され、案内筒に対して投射レンズ5の光軸Cを中心として回転可能になっている。また、カム筒51の内面には、各レンズ群の移動動作を規定する複数のカム溝が形成され、案内筒には、光軸Cに沿って切り欠かれた直進溝が形成されている。
前側筒52は、案内筒の前方に螺合して配置され、回転されることによって、案内筒に対して光軸C方向に移動可能に構成されている。
一部のレンズ群は、前側筒52に固定され、他のレンズ群は、図示しないレンズ枠にそれぞれ保持されて案内筒に嵌挿される。レンズ枠には、カムピンが設けられており、このカムピンが案内筒の直進溝およびカム溝に係合されている。そして、各レンズ枠は、このカムピンがカム筒51の回転により直進溝とカム溝との交点に誘導されることで光軸Cに沿って移動する。
電動部53は、図は省略するが、カム筒51と前側筒52とにそれぞれ噛合されるギア、およびモーター等を有している。投射レンズ5は、電動部53によって駆動されるカム筒51および前側筒52の回転によって、各レンズ群が移動して画像光のズームやフォーカスの調整を行う。
フランジ部55は、図2に示すように、カム筒51の後方(−X方向)に配置されており、後方から見て矩形状に形成され、後側の面には、Y−Z平面に沿う平坦面55Aが形成されている。そして、フランジ部55は、中央に画像光が通過する開口部555が形成され、4つの角部近傍には、平坦面55Aから後方に突出する円柱形状のボス551が設けられている。ボス551は、後述する案内部7のボスガイド孔712(図5参照)から突出する長さを有しており、中央には、ネジ孔551Aが形成されている。また、フランジ部55の左側側面には、左方向(−Y方向)に突出する突起部552が形成されており、この突起部552には、前後方向(±X方向)に貫通し、左右方向(±Y方向)に長い長孔(レバー係合孔552A)が設けられている。
また、フランジ部55には、レバー係合孔552Aの右方に、平坦面55Aに対して半球状に窪む凹部553,554が形成されている。凹部553,554は、投射レンズ5が移動された際に投射レンズ5の位置決めを行うために形成されており、後述するレンズシフト機構6の付勢部9(図5参照)に係合される。具体的に、凹部553,554は、凹部553が凹部554の上方に位置し、上下方向(±Z方向)において、光軸Cを通るX−Y平面に対して対称となるように形成されている。
次に、レンズシフト機構6について詳細に説明する。
本実施形態のレンズシフト機構6は、プロジェクター1が設置された姿勢において、投射レンズ5を鉛直方向に往復移動させ、上側に位置する上段位置、および下側に位置する下段位置の2段階に投射レンズ5の位置を切り換え可能に構成されている。そして、レンズシフト機構6は、投射レンズ5を上段位置および下段位置に切り換えることによって、スクリーン上に投射される投射画像を上下1画面分移動させることができるようになっている。
本実施形態のレンズシフト機構6は、プロジェクター1が設置された姿勢において、投射レンズ5を鉛直方向に往復移動させ、上側に位置する上段位置、および下側に位置する下段位置の2段階に投射レンズ5の位置を切り換え可能に構成されている。そして、レンズシフト機構6は、投射レンズ5を上段位置および下段位置に切り換えることによって、スクリーン上に投射される投射画像を上下1画面分移動させることができるようになっている。
図3〜図5は、投射レンズ5およびレンズシフト機構6を模式的に示す図である。具体的に、図3は、投射レンズ5が上段位置に位置決めされた状態を後方から見た斜視図、図4は、投射レンズ5が下段位置に位置決めされた状態を前方から見た斜視図、図5は、投射レンズ5が上段位置に位置決めされた状態を左方から見た断面図である。
レンズシフト機構6は、図3〜図5に示すように、案内部7、レバー部8、付勢部9、および押圧部10を備えている。
レンズシフト機構6は、図3〜図5に示すように、案内部7、レバー部8、付勢部9、および押圧部10を備えている。
案内部7は、図3、図4に示すように、投射レンズ5の後方(−X方向)に配置され、投射レンズ5の移動を案内するように形成されている。
図6は、案内部7を模式的に示す斜視図である。
図6に示すように、案内部7は、前後方向(±X方向)に略均一の厚みを有して板状に形成され、レンズ保持部71およびレバー支持部72を備えている。
図6は、案内部7を模式的に示す斜視図である。
図6に示すように、案内部7は、前後方向(±X方向)に略均一の厚みを有して板状に形成され、レンズ保持部71およびレバー支持部72を備えている。
レンズ保持部71は、前面71Aおよび後面71Bが平坦に形成されており、中央部に電気光学装置25から射出された画像光が通過する光通過孔711が設けられている。そして、レンズ保持部71は、光通過孔711の外側四隅に、上下方向(±Z方向)に長い長孔(ボスガイド孔712)が設けられている。4つのボスガイド孔712は、投射レンズ5を案内するガイド孔であり、図5に示すように、投射レンズ5の4つのボス551がそれぞれ挿入可能に形成されている。そして、ボスガイド孔712は、ボス551が左右方向(±Y方向)にガタが少なく、上下方向(±Z方向)に移動できるように形成されている。
レンズ保持部71は、図6に示すように、−Y側の2つのボスガイド孔712の間に、後方(−X方向)に突出する直方体状の突起部713が形成されている。この突起部713には、図5に示すように、前方(+X方向)に開口する収納穴714が設けられている。収納穴714は、投射レンズ5の上段位置および下段位置において、フランジ部55の凹部553,554とそれぞれ正対する位置に形成されている。
また、レンズ保持部71の左側(−Y側)側面の上部、下部には、左方に突出する突起部がそれぞれ形成され、この突起部には、ネジが挿通される挿通孔715がそれぞれ形成されている。
また、レンズ保持部71の左側(−Y側)側面の上部、下部には、左方に突出する突起部がそれぞれ形成され、この突起部には、ネジが挿通される挿通孔715がそれぞれ形成されている。
レバー支持部72は、図6に示すように、レンズ保持部71の右方(+Y方向)に形成されており、中央部には、前後方向(±X方向)、つまり投射レンズ5から投射される画像光の投射方向と略同一の方向に貫通する矩形状の通気孔721が設けられている。また、レバー支持部72は、通気孔721の右方に、上下方向において略中央に位置する丸孔(軸受部722)が形成され、軸受部722の上方、下方には、ネジが挿通される挿通孔723がそれぞれ設けられている。
案内部7は、挿通孔715,723にネジが挿通され、光学部品用筐体4にネジ固定される。図示は省略するが、光学部品用筐体4には、案内部7が固定された際に通気孔721と略同一位置となる位置に開口部が形成されている。そして、この開口部および通気孔721によって、光学部品用筐体4の内部と外部とは連通している。また、図3に示すように、案内部7の通気孔721は、後述する支持部82と投射レンズ5との間に位置することとなる。
レバー部8は、投射レンズ5を移動する際に操作される部材であり、投射レンズ5に係合され、回動可能に構成されている。レバー部8は、ガラス繊維入り合成樹脂で、図3、図4に示すように、左右方向(±Y方向)に延出する形状を有している。
図7は、投射レンズ5およびレンズシフト機構6を模式的に示す図であり、下方(−Z方向)から見た断面図である。
レバー部8は、図4、図7に示すように、左右方向に延出する腕部81、腕部81の+Y側端部に形成された支持部82、および腕部81の略中央部から突出する突出部83を有している。
図7は、投射レンズ5およびレンズシフト機構6を模式的に示す図であり、下方(−Z方向)から見た断面図である。
レバー部8は、図4、図7に示すように、左右方向に延出する腕部81、腕部81の+Y側端部に形成された支持部82、および腕部81の略中央部から突出する突出部83を有している。
腕部81は、図4に示すように、投射レンズ5の+Y方向から−Y方向に延出して形成され、投射レンズ5の上方(+Z方向)に配置されている。腕部81は、+Y側の端部811が斜め下方に屈曲して形成され、−Y側の端部812が下方に向かって屈曲した後、右方に向かって屈曲している。端部812は、外装筐体3から露出するように形成されており、レバー部8を回動するための操作部に相当する。腕部81は、端部811の中央部から端部812までの間が断面視L字状に形成され、剛性が高められている。また、腕部81は、合成樹脂に限らず金属で形成してもよく、また、長尺状の金属材料を内部に配置して外部を合成樹脂で覆うように形成してもよい。
支持部82は、図7に示すように、端部811の先端部から円柱形状を有して後方(−X方向)に突出している。支持部82は、案内部7の軸受部722に挿入されて回動自在に軸支される。
突出部83は、図4に示すように、腕部81から下方(−Z方向)に突出し、投射レンズ5の−Y方向に位置するように形成されており、先端には、図7に示すように、後方(−X方向)に突出する円柱形状の係合部85が設けられている。
係合部85は、図3に示すように、投射レンズ5のレバー係合孔552Aに上下方向(±Z方向)において係合されるように形成されている。レバー係合孔552Aは、フランジ部55の左側側面に設けられていることから、係合部85は、投射レンズ5の鉛直方向に対して交差する方向に位置することとなる。また、係合部85は、レバー係合孔552Aに対して、上下方向(±Z方向)にガタが少なく、左右方向(±Y方向)に移動可能に形成されている。このように、係合部85は、操作部としての端部812と支持部82との間に設けられている。
投射レンズ5は、ボス551がボスガイド孔712に挿入され、案内部7に対して上下方向に移動可能となる。レバー部8は、支持部82が案内部7の軸受部722に挿入され、係合部85が投射レンズ5のレバー係合孔552Aに挿入されて支持部82を中心に回動可能となる。
付勢部9は、図5に示すように、球形状のスチールボール91、およびコイルバネ92を有して構成されている。付勢部9は、投射レンズ5を下段位置および上段位置にそれぞれ位置決めする係止部に相当する。
スチールボール91は、投射レンズ5の凹部553,554と係合可能なサイズに形成され、コイルバネ92は、図5に示すように、スチールボール91を押圧可能なサイズに形成されている。そして、付勢部9は、スチールボール91の先端がレンズ保持部71の前面71Aから飛び出し、コイルバネ92がスチールボール91の後方から押圧するように収納穴714に配置される。
スチールボール91は、投射レンズ5の凹部553,554と係合可能なサイズに形成され、コイルバネ92は、図5に示すように、スチールボール91を押圧可能なサイズに形成されている。そして、付勢部9は、スチールボール91の先端がレンズ保持部71の前面71Aから飛び出し、コイルバネ92がスチールボール91の後方から押圧するように収納穴714に配置される。
押圧部10は、投射レンズ5が電気光学装置25に対して所定の姿勢を保つために、投射レンズ5を案内部7に押し当てるように構成されている。押圧部10は、図3、図5に示すように、平座金11、コイルバネ12、およびフランジ付ネジ13を備え、投射レンズ5の4つのボス551にそれぞれ装着される。
平座金11およびコイルバネ12は、内径寸法がボス551の外形寸法より大きく形成され、フランジ付ネジ13は、フランジ部の外形寸法がコイルバネ12の外形寸法より大きく形成されている。
平座金11およびコイルバネ12は、内径寸法がボス551の外形寸法より大きく形成され、フランジ付ネジ13は、フランジ部の外形寸法がコイルバネ12の外形寸法より大きく形成されている。
平座金11、およびコイルバネ12は、案内部7のボスガイド孔712から突出する4つのボス551にそれぞれ順次組み込まれ、フランジ付ネジ13は、各ボス551のネジ孔551Aに螺合される。そして、コイルバネ12が平座金11とフランジ付ネジ13のフランジと間に配置されることによって、平座金11とフランジ付ネジ13とを離間させる力が生じ、投射レンズ5は、図5に示すように、平坦面55Aと前面71Aとが当接するように、案内部7に押し当てられる。そして、投射レンズ5は、図5に示すように、凹部554がスチールボール91に係合された位置において、上段位置に位置決めされる。投射レンズ5は、この上段位置において、上方(+Z方向)にあおり投射が可能となる。
ここで、レンズシフト機構6の動作について、図8を用いて説明する。
図8は、投射レンズ5およびレンズシフト機構6を模式的に示す図であり、前方から見た平面図である。また、図8において、レバー部8の位置を明確にするために、外装筐体3の外形形状を二点鎖線で模式的に示す。
図8は、投射レンズ5およびレンズシフト機構6を模式的に示す図であり、前方から見た平面図である。また、図8において、レバー部8の位置を明確にするために、外装筐体3の外形形状を二点鎖線で模式的に示す。
レバー部8は、前述したように端部812が外装筐体3から露出するように形成されている。具体的に、端部812は、図8に示すように、外装筐体3の−Y側の側面に形成された開口部31から露出し、使用者が外装筐体3の外部から端部812を操作できるようになっている。
レバー部8は、投射レンズ5が上段位置に位置決めされた状態(図8において実線で示す)から端部812に下方の力が加えられると、支持部82を中心に回動し、係合部85に係合されている投射レンズ5にも下方の力が加わる。投射レンズ5に下方の力が加わると、フランジ部55(図5参照)は、スチールボール91を押圧してコイルバネ92を圧縮させ、スチールボール91を後方(−X方向)に移動させる。そして、凹部554は、スチールボール91との係合が解除され、投射レンズ5は、フランジ部55の平坦面55Aがスチールボール91と当接しつつボス551がボスガイド孔712に案内されて下方に移動する。
さらにレバー部8が回動されて凹部553がスチールボール91と対向する位置まで移動されると、後方(−X方向)に移動していたスチールボール91がコイルバネ92に押圧されて前方に移動して凹部553に係合し、投射レンズ5は、下段位置に位置決めされる(図8において二点鎖線で示す)。また、レバー部8は、係合部85がレバー係合孔552Aを左右方向に移動するので、支持部82を中心に滑らかに回動される。そして、投射レンズ5は、図8に示すように、光軸Cが電気光学装置25の光軸25Cの上方に位置する上段位置から、光軸25Cの下方に位置する下段位置に切り換えられる。投射レンズ5は、この下段位置において、下方(−Z方向)にあおり投射が可能となる。投射レンズ5は、上段位置から下段位置に移動されることによって、距離L移動し、上方にあおり投射する状態から、下方にあおり投射する状態に変更され、スクリーン上に投射される投射画像は、前述したように、上下1画面分移動する。
同様に、投射レンズ5の下段位置においてレバー部8の端部812に上方の力が加えられると、レバー部8は、支持部82を中心に回動し、投射レンズ5は、レバー部8の回動に追従して上方に移動する。そして、投射レンズ5は、凹部553とスチールボール91との係合から、凹部554とスチールボール91との係合に切り換えられて上段位置に位置決めされる。
このように、レンズシフト機構6は、レバー部8が上下方向に操作されることによって、案内部7に案内された投射レンズ5を上下方向に移動させ、上段位置および下段位置の2段階に投射レンズ5の位置を切り換える。そして、プロジェクター1は、投射レンズ5が上段位置に位置づけられた際に据置き姿勢で使用され、投射レンズ5が下段位置に位置づけられた際に天吊り姿勢で使用されることが可能となる。
以上説明したように、本実施形態のプロジェクター1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)プロジェクター1は、簡略な構成で形成されたレンズシフト機構6が切り換えられることによって、上下反転されずに据え置き姿勢および天吊り姿勢で画像光を投射することができる。これによって、プロジェクター1は、据え置き姿勢および天吊り姿勢の双方において、外装筐体3内の空気の流れが同様に形成され、光源211や電源装置等を効率よく冷却することができると共に、空気の流れを変更する機構等が不要なので、小型化や薄型化が図れる。
(1)プロジェクター1は、簡略な構成で形成されたレンズシフト機構6が切り換えられることによって、上下反転されずに据え置き姿勢および天吊り姿勢で画像光を投射することができる。これによって、プロジェクター1は、据え置き姿勢および天吊り姿勢の双方において、外装筐体3内の空気の流れが同様に形成され、光源211や電源装置等を効率よく冷却することができると共に、空気の流れを変更する機構等が不要なので、小型化や薄型化が図れる。
(2)レバー部8を上下方向に移動させるという簡単な操作で投射レンズ5の位置を上段位置および下段位置に切り換えることができるので、操作性が良好なレンズシフト機構6を提供できる。また、案内部7、レバー部8、付勢部9および押圧部10を備えるという簡素な構成で投射レンズ5の位置を上段位置および下段位置に切り換えるレンズシフト機構6を提供することが可能となり、製造工程の簡素化や低コスト化が図れる。
(3)係合部85は、投射レンズ5の鉛直方向に対して交差する方向、つまり、投射レンズ5の厚み方向に対して交差する方向に設けられている。これによって、投射レンズ5の厚さを厚くすることなく係合部85に係合するレバー係合孔552Aを形成できるので、投射レンズ5の厚み、ひいてはプロジェクター1の厚さの増加を抑制しつつレンズシフト機構6を構成できる。
(4)投射レンズ5は、操作部としての端部812と、支持部82との間に配置され、レバー部8の操作方向と、投射レンズ5の移動方向とを同一にできるので、違和感なく投射レンズ5を移動させることができる。また、操作部が支持部82と係合部85との間に配置される場合、つまり、操作部が支持部82と投射レンズ5との間に配置される場合に比べて、レバー部8を移動させる操作力を小さくできるので、操作性向上が図れる。
(5)支持部82は、投射レンズ5に対し通気孔721を介して形成されている。これによって、支持部82と投射レンズ5との間に通気孔721が形成されず、支持部82と投射レンズ5とが隣接して配置されている場合に比べて、係合部85から支持部82までの距離を長く形成し、端部812を移動する量を変えずに、投射レンズ5の移動量を大きくすることが可能になる。よって、レンズシフト機構6は、効率的に投射レンズ5を移動させることができる。また、通気孔721に空気を流通させることで、投射レンズ5近傍に配置されている電気光学装置25等の光学部品を効率的に冷却することが可能となる。
(変形例)
なお、前記実施形態は、以下のように変更してもよい。
前記実施形態の支持部82は、案内部7に軸支されているが、光学部品用筐体4に軸支されるように構成してもよい。
また、支持部82は、円柱形状で突出し、案内部7の軸受部722に挿入されて軸支されているが、支持部を円形の孔として形成し、この孔に挿入される軸によって軸支されるように構成してもよい。
なお、前記実施形態は、以下のように変更してもよい。
前記実施形態の支持部82は、案内部7に軸支されているが、光学部品用筐体4に軸支されるように構成してもよい。
また、支持部82は、円柱形状で突出し、案内部7の軸受部722に挿入されて軸支されているが、支持部を円形の孔として形成し、この孔に挿入される軸によって軸支されるように構成してもよい。
投射レンズ5が上段位置、下段位置にそれぞれ位置決めされた状態において、レバー部8をロックする状態とロックを解除する状態とに切り換えるロック機構を設けてもよい。これによって、外部からの衝撃等の外乱によって、レバー部8の意図しない移動を防止し、より確実に投射レンズ5の位置決めが可能となる。
前記実施形態では、係止部としての付勢部9は、案内部7に配置され、凹部553,554は、投射レンズ5に設けられているが、付勢部を投射レンズ5に配置し、上段位置および下段位置でこの付勢部に係合する凹部を案内部7に設けるように構成してもよい。この場合、案内部7に設けられた凹部が係止部となる。
前記実施形態では、係止部は、投射レンズ5と係合するように構成されているが、案内部7とレバー部8とが係合するように構成してもよい。また、係合部をレバー部に設け、外装筐体3と係合するように構成してもよい。
前記実施形態では、レバー部8の端部812を操作するように構成されているが、レバー部8と別体に形成された部材を端部812に取り付け、この部材を操作するように構成してもよい。これによって、レバー部8と異なる材料を採用できるので、良好な外観性を有する材料を採用し、外観デザインの向上が図れる。また、レバー部8の形状に影響を受けることが少なく、把持しやすい形状に成形することが容易に可能なので、さらに操作性向上が図れる。
レバー部8を上方から見てL字状に形成し、操作部としての端部が外装筐体の前側に配置されるように構成してもよい。
モーター等を用いて、電動でレバー部8を回動させるように構成してもよい。
前記実施形態のレンズシフト機構6のレバー部8は、係合部85が操作部としての端部812と支持部82との間に設けられているが、これらの構成要素の位置関係を変更してもよい。図9、図10は、変形例のレバー部および投射レンズ5を模式的に示す図である。
図9に示すように、レバー部18は、操作部としての押しボタン式機構100が支持部82と係合部85との間に配置された構成を有している。また、押しボタン式機構100は、外装筐体3の天面側に露出するように構成されており、天面側から押しボタン式機構100を押圧することによって投射レンズ5を上段位置と下段位置とに切り換えるようになっている。
また、図10に示すように、レバー部28の支持部82を係合部85と操作部110との間に配置し、操作部110に上下方向の力を加えることによって、投射レンズ5を上段位置と下段位置とにそれぞれ位置決めするように構成してもよい。
図9に示すように、レバー部18は、操作部としての押しボタン式機構100が支持部82と係合部85との間に配置された構成を有している。また、押しボタン式機構100は、外装筐体3の天面側に露出するように構成されており、天面側から押しボタン式機構100を押圧することによって投射レンズ5を上段位置と下段位置とに切り換えるようになっている。
また、図10に示すように、レバー部28の支持部82を係合部85と操作部110との間に配置し、操作部110に上下方向の力を加えることによって、投射レンズ5を上段位置と下段位置とにそれぞれ位置決めするように構成してもよい。
本実施形態の投射レンズ5は、カム筒51および前側筒52が電動によって回転されるように構成されているが、ズームリングおよびフォーカスリングを配設し、各リングを手動によって回転させるように構成してもよい。
前記実施形態のプロジェクター1は、光変調装置として透過型の液晶パネル253を用いているが、反射型の液晶パネルを利用したものであってもよい。また、光変調装置は、マイクロミラーアレイを用いたデバイス等を使用したものであってもよい。
1…プロジェクター、2…光学ユニット、3…外装筐体、4…光学部品用筐体、5…投射レンズ、6…レンズシフト機構、7…案内部、8,18,28…レバー部、9…付勢部、10…押圧部、11…平座金、12…コイルバネ、13…フランジ付ネジ、25…電気光学装置、25C…電気光学装置の光軸、55…フランジ部、82…支持部、85…係合部、91…スチールボール、92…コイルバネ、100…押しボタン式機構、110…操作部、211…光源、253…液晶パネル、551…ボス、552A…レバー係合孔、553,554…凹部、712…ボスガイド孔、714…収納穴、721…通気孔、722…軸受部、812…端部、C…投射レンズの光軸。
Claims (5)
- 光源と、
前記光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して画像光を形成する電気光学装置と、
前記画像光を投射する投射レンズと、
前記投射レンズを鉛直方向に往復移動させ、上側に位置する上段位置、および下側に位置する下段位置の2段階に切り換え可能なレンズシフト機構と、
を備え、
前記上段位置および前記下段位置は、前記投射レンズの光軸が前記電気光学装置の光軸のそれぞれ上下に位置することを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1に記載のプロジェクターであって、
前記レンズシフト機構は、
回動自在に軸支される支持部、および前記投射レンズに係合される係合部を有するレバー部と、
前記投射レンズを前記下段位置および前記上段位置にそれぞれ位置決めする係止部と、
を備えていることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項2に記載のプロジェクターであって、
前記係合部は、前記投射レンズの鉛直方向に対して交差する方向に設けられていることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項2または請求項3に記載のプロジェクターであって、
前記レンズシフト機構は、前記レバー部を回動するための操作部を備え、
前記係合部は、前記支持部と前記操作部との間に設けられていることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項4に記載のプロジェクターであって、
前記レンズシフト機構には、前記支持部と前記投射レンズとの間に、前記投射レンズから投射される前記画像光の投射方向と略同一の方向に貫通する通気孔が設けられていることを特徴とするプロジェクター。
Priority Applications (1)
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WO2012029842A1 (ja) | 2010-08-31 | 2012-03-08 | 王子製紙株式会社 | リグノセルロース含有バイオマスの酵素糖化処理方法及びリグノセルロース含有バイオマスからのエタノール製造方法 |
US8825385B2 (en) | 2009-11-05 | 2014-09-02 | Clarion Co., Ltd. | Information terminal device, information terminal management system, and storage medium in which program is stored |
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-
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- 2009-09-30 JP JP2009226386A patent/JP2011075772A/ja not_active Withdrawn
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