JP2018116213A - プロジェクター - Google Patents

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Hiroiku Okubo
宏郁 大久保
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Abstract

【課題】大きな重量の投写光学装置を備え、この倒れを抑えて着脱可能とするプロジェクターを提供する。【解決手段】プロジェクターは、光源および光源から射出された光を変調する光変調装置を備えた本体部1Aと、本体部1Aに係合された係合状態、および係合が解除された解除状態を有し、本体部1Aから射出された光を投写する投写光学装置1Bと、係合状態で、投写光学装置1Bを本体部1Aに固定する固定ネジ6と、を備えている。【選択図】図4

Description

本発明は、プロジェクターに関する。
従来、光源から射出された光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、光変調装置にて変調された光を投写面に投写する投写光学装置とを備えたプロジェクターが知られている。そして、投写距離等が異なる投写光学装置を使用できるように、投写光学装置を交換可能とするプロジェクター(投写型映像表示装置)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のプロジェクターは、装着凹部を有する装置筐体部、バヨネット機構によって装着凹部に着脱可能に配置された投写光学装置(投写レンズ)を備えている。
装置筐体部の内部には、光源、液晶ライトバルブ等が収納されており、この装置筐体部からカラー映像光が射出される。投写レンズは、このカラー映像光を拡大投写する。
投写レンズには、円周方向に配置された円弧形状の一方爪が形成され、装置筐体部には、投写レンズの一方爪が係合する他方爪が形成されている。そして、投写レンズは、回転されることによって、一方爪の他方爪への係合と、係合の解除が行われて装置筐体部に着脱される。また、プロジェクターは、一方爪と他方爪との間に介在する板状ばねを備え、投写レンズと装置筐体部とが密接し、投写レンズの装置筐体部に対するがたつきが防止されるように構成されている。
特開2003−195419号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、重量が大きい投写レンズや、先端側(装置筐体部から遠い側)に重心がある投写レンズが装着された場合には、投写レンズの自重により、板ばねのばね力では支えきれずに、板ばねにへたり(塑性変形)が生じる恐れがある。板ばねがへたってしまうと投写レンズが倒れることによって、装置筐体部側の光軸と投写レンズの光軸とがずれてしまうため、投写される画像の画質が劣化するという課題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るプロジェクターは、光源および前記光源から射出された光を変調する光変調装置を備えた本体部と、前記本体部に係合された係合状態、および前記係合が解除された解除状態を有し、前記本体部から射出された光を投写する投写光学装置と、前記係合状態で、前記投写光学装置を前記本体部に固定する固定ネジと、を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、投写光学装置は、係合および固定ネジによって本体部に着脱可能に構成されている。これによって、本体部との係合だけでは、自重等で本体部に対して倒れが生じるような大きな重量の投写光学装置であっても、固定ネジによってこの倒れを抑制することが可能となる。よって、本体部に対して投写光学装置が精度良く配置されるので、画質の良好な画像を投写するプロジェクターの提供が可能となる。さらに、投写光学装置を係合した状態で固定ネジにより固定することができるため、投写光学装置の位置を精度よく本体部に合わせて固定できるとともに、容易に固定することができる。
また、自重等では本体部に対して倒れが生じないような重量の投写光学装置を用いる場合には、固定ネジを使用せず、本体部との係合の構成を共通に利用し、この投写光学装置を本体部に着脱可能とすることができる。よって、簡素な構成で、様々な重量の投写光学装置を着脱可能とするプロジェクターの提供が可能となる。
[適用例2]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記投写光学装置は、前記本体部から射出された光が入射し、第1光軸を有する第1光学系と、前記第1光学系を収納する第1収納部と、を備え、前記第1収納部は、前記本体部に係合する係合突起を有し、前記本体部は、前記係合突起が係合される被係合部を有し、前記係合状態は、前記係合突起が前記被係合部に係合された状態であり、前記解除状態は、前記係合突起と前記被係合部との係合が解除された状態であり、前記投写光学装置は、前記第1光軸を中心とする前記被係合部または当該投写光学装置の回転によって、前記係合状態と前記解除状態とが切り換えられ、前記固定ネジは、前記第1光軸に沿う方向から見て、前記第1光学系の周りに複数設けられていることが好ましい。
この構成によれば、投写光学装置を取り扱う作業者は、被係合部または投写光学装置を回転させるという簡単な操作で、係合状態と解除状態とを切り換えることができる。また、固定ネジは、第1光軸に沿う方向から見て、第1光学系の周りに複数設けられているので、投写光学装置をバランス良く本体部にネジ締めすることが可能となる。よって、第1光軸に対する投写光学装置の倒れを確実に抑制することが可能となる。
[適用例3]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記第1収納部は、前記第1光軸に交差する方向に突出するフランジ部を有し、前記本体部は、前記フランジ部を受ける受部を有し、前記固定ネジは、座部と、前記座部から突出し、前記座部の外径より小さな外径のネジ部と、を有し、前記フランジ部は、前記係合突起の前記本体部とは反対側に設けられ、前記座部の外径より小さな内径で、前記ネジ部が挿通される挿通孔を有し、前記受部は、前記挿通孔から挿通された前記ネジ部が螺合するネジ穴を有していることが好ましい。
この構成によれば、投写光学装置を取り扱う作業者は、フランジ部の挿通孔に本体部とは反対側から固定ネジのネジ部を挿通させて投写光学装置を本体部に固定することができる。よって、係合状態の投写光学装置をプロジェクターの外側から、ネジ締めおよびネジ緩めを行うことができる。
したがって、プロジェクターの構成や部材の形状を複雑にすることなく、また、外観を損なうことなく、投写光学装置が係合および固定ネジによって本体部に取り付けられる構成を実現しつつ、投写光学装置の交換作業が容易なプロジェクターの提供が可能となる。
[適用例4]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記固定ネジは、前記座部から前記ネジ部とは反対側に延出する延出部を有していることが好ましい。
この構成によれば、固定ネジが延出部を有しているので、投写光学装置に対して受部が奥まった位置に配置される構成であっても、延出部の先端を作業者側に近づけることができる。これによって、作業者は、延出部を容易に回転させることができるので、投写光学装置の本体部へのネジ締めおよびネジ緩めを容易に行うことができる。よって、受部の配設位置の自由度を高めつつ、投写光学装置の交換作業が容易なプロジェクターの提供が可能となる。
[適用例5]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記固定ネジは、前記延出部の長さが異なる第1固定ネジおよび第2固定ネジを備えていることが好ましい。
この構成によれば、フランジ部における複数の固定ネジそれぞれが配置されている部位から投写光学装置の端部までの距離が異なる構成であっても、その距離に対応した第1固定ネジ、第2固定ネジを配置することができる。これによって、固定ネジをプロジェクターの外部から見えにくくできるので、固定ネジの誤操作を抑えることや、外観の見栄えを損なうことなく、延出部を有する固定ネジを構成し、投写光学装置の交換作業が容易なプロジェクターの提供が可能となる。
[適用例6]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記固定ネジを前記ネジ穴から離間する方向に付勢する付勢部と、前記固定ネジに取り付けられ、前記固定ネジと前記ネジ穴との螺合が解除された螺合解除状態において、前記付勢部の付勢力で前記投写光学装置に係止される係止部と、を備え、前記投写光学装置は、前記延出部が挿通される延出部挿通孔を有していることが好ましい。
この構成によれば、固定ネジとネジ穴との螺合が解除されると、固定ネジは、付勢部に付勢され、係止部が係止する位置まで移動する。また、延出部が延出部挿通孔に挿通されているので、螺合解除状態で固定ネジの投写光学装置への支持が可能となる。よって、固定ネジは、進退方向における移動範囲が規制されると共に、螺合解除状態において、投写光学装置からの脱落防止が可能となる。したがって、延出部を有する固定ネジであっても、ネジ穴へ容易にネジ部を螺合させることができると共に、固定ネジの紛失防止が可能となる。
第1実施形態のプロジェクターを模式的に示す側面図。 第1実施形態のプロジェクターの外観の一部を示す斜視図。 第1実施形態の本体部の主な構成を示す模式図。 第1実施形態の投写光学装置、着脱機構および固定ネジの分解斜視図。 図4におけるA部の拡大図。 第1実施形態の固定ネジによって着脱機構に固定された投写光学装置の部分断面図。 第1実施形態の投写光学装置が取り外された状態の本体部を前方から見た図。 第1実施形態の投写光学装置が取り付けられたプロジェクターを前方から見た図。 第2実施形態の投写光学装置、着脱機構、固定ネジ、および支持機構の断面図。 図9におけるB部の拡大図。 図10と同じ部位を示す図であり、螺合解除状態を示す図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に示す各図においては、各構成要素を図面上で認識され得る程度の大きさとするため、各構成要素の寸法や比率を実際のものとは適宜異ならせてある。
(第1実施形態)
以下、本実施形態に係るプロジェクターについて説明する。
本実施形態のプロジェクターは、光源から射出された光を画像情報に応じて変調し、変調した光をスクリーン等の投写面に拡大投写する。
〔プロジェクターの主な構成〕
図1は、本実施形態のプロジェクター1を模式的に示す側面図である。図2は、プロジェクター1の外観の一部を示す斜視図である。
プロジェクター1は、図1、図2に示すように、本体部1A、本体部1Aに着脱可能な投写光学装置1B、および投写光学装置1Bを本体部1Aに固定する固定ネジ6(図4参照)を備えている。
本体部1Aは、光源311および光変調装置351を有する光学ユニット3を備え、画像情報に応じた画像光を射出する。
投写光学装置1Bは、図1に示すように、概略U字状に屈曲された光学系を備え、本体部1A(光学ユニット3)から射出された光の方向を2段階に順次屈曲させ、本体部1Aの投写光学装置1Bとは反対側に配置された投写面に拡大投写する。
後で詳細に説明するが、投写光学装置1Bは、本体部1Aに係合された係合状態、および係合が解除された解除状態を有し、係合状態において、固定ネジ6によって本体部1Aにネジ固定されるように構成されている。なお、投写光学装置1Bが本体部1Aにネジ固定された状態を固定状態といい、投写光学装置1Bは、固定状態で画像を投写する。また、説明の便宜上、本体部1Aが光を射出する方向を前方(+Y方向)、本体部1Aから射出された光が投写光学装置1Bの第1段目で屈曲されて進行する光の方向を上方(+Z方向)、前方から見たプロジェクター1の右側を右方(+X方向)として記載する。
〔本体部の主な構成〕
図3は、本体部1Aの主な構成を示す模式図である。
本体部1Aは、図3に示すように、外装筐体2、外装筐体2に収納された制御部(図示省略)、光学ユニット3、および着脱機構7を備えている。また、図示は省略するが、本体部1Aは、光源311や制御部等に電力を供給する電源装置、および光学ユニット3や電源装置を冷却する冷却装置を備える。
外装筐体2は、複数の部材が組み合わされて構成されており、図1、図2に示すように、前側(+Y側)を形成する前面部2F、上側(+Z側)を形成する上面部2U、後側(−Y側)を形成する背面部2B等を有している。
前面部2FのX方向における中央部には、投写光学装置1Bの一部が挿入される凹部21が設けられている。凹部21近傍の上面部2Uには、開口部が形成され、後述する着脱機構7のレバー722,731の先端部が露出している。なお、図示は省略するが、外装筐体2には、外気を取り込む吸気口や、外装筐体2内部の温まった空気を外部に排気する排気口等が設けられている。
制御部は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備え、コンピューターとして機能するものであり、プロジェクター1の動作の制御、例えば、画像の投写に関わる制御等を行う。
光学ユニット3は、制御部による制御の下、光源311から射出された光を光学的に処理し、投写光学装置1Bに射出する。
光学ユニット3は、図3に示すように、光源装置31、インテグレーター照明光学系32、色分離光学系33、リレー光学系34、光学装置35、およびこれらの光学部品を光路上の所定位置に配置する光学部品用筐体37を備える。
光源装置31は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源311、およびリフレクター312等を備える。光源装置31は、光源311から射出された光をリフレクター312にて反射し、インテグレーター照明光学系32に向けて射出する。
インテグレーター照明光学系32は、第1レンズアレイ321、第2レンズアレイ322、偏光変換素子323、および重畳レンズ324を備える。
第1レンズアレイ321は、小レンズがマトリクス状に配列された構成を有しており、光源装置31から射出された光を複数の部分光に分割する。第2レンズアレイ322は、第1レンズアレイ321と略同様の構成を有しており、重畳レンズ324と共に、部分光を光変調装置351の表面に略重畳させる。偏光変換素子323は、第2レンズアレイ322から射出されたランダム光を光変調装置で利用可能な略1種類の偏光光に揃える機能を有している。
色分離光学系33は、2枚のダイクロイックミラー331,332、および反射ミラー333を備え、インテグレーター照明光学系32から射出された光を赤色光(以下「R光」という)、緑色光(以下「G光」という)、青色光(以下「B光」という)の3色の色光に分離する機能を有する。
リレー光学系34は、入射側レンズ341、リレーレンズ343、および反射ミラー342,344を備え、色分離光学系33で分離されたR光をR光用の光変調装置351まで導く機能を有する。なお、光学ユニット3は、リレー光学系34がR光を導く構成としているが、これに限らず、例えば、B光を導く構成としてもよい。
光学装置35は、各色光用に設けられた光変調装置351(R光用の光変調装置を351R、G光用の光変調装置を351G、B光用の光変調装置を351Bとする)、および色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム352を備える。
光変調装置351は、透過型の液晶パネル、液晶パネルの光入射側に配置された入射側偏光板、および液晶パネルの光射出側に配置された射出側偏光板を備える。
光変調装置351は、図示しない複数の微小画素がマトリクス状に形成された矩形状の画像形成領域を有する。各画素が画像情報に応じた光透過率に設定され、画像形成領域内には、表示画像が形成される。そして、各色光は、光変調装置351にて変調された後、クロスダイクロイックプリズム352に射出される。
クロスダイクロイックプリズム352は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、誘電体多層膜が形成されている。クロスダイクロイックプリズム352は、誘電体多層膜が光変調装置351R,351Bにて変調されたR光およびB光を反射し、光変調装置351Gにて変調されたG光を透過して、3色の変調光を合成する。
図4は、投写光学装置1B、着脱機構7および固定ネジ6の分解斜視図である。なお、図4は、投写光学装置1Bの第3光学系43側を省略した図である。
着脱機構7は、外装筐体2の凹部21の内側に配置され、投写光学装置1Bの係合状態と解除状態との切り換えが可能に構成されている。着脱機構7は、前述したレバー722,731を有し、このレバー722,731が作業者によって操作されることによって、係合状態と解除状態とが切り換えられ、解除状態において投写光学装置1Bが着脱される。着脱機構7の主な構成については、後で説明する。
固定ネジ6は、図4に示すように、座部としてのネジ頭61、およびネジ部62を有し、係合状態の投写光学装置1Bの前方から着脱機構7にネジ締めされる。
〔投写光学装置の構成〕
投写光学装置1Bは、前述したように、概略U字状に屈曲された光学系を備え、クロスダイクロイックプリズム352にて合成された光を、プロジェクター1の後方側(−Y側)に配置された投写面に拡大投写する。
投写光学装置1Bは、図1、図2に示すように、第1光学系41、第2光学系42、および第3光学系43と、これらの光学系を収納する筐体5と、化粧部材5M(図2参照)とを備えている。
第1光学系41には、本体部1Aから射出された光が入射する。第1光学系41は、第1光軸41Axに沿って配置された複数のレンズを有し(図1では1つのレンズを図示)、本体部1Aのクロスダイクロイックプリズム352から射出された光を屈折させ、+Y側に射出する。
第2光学系42は、図1に示すように、第1反射ミラー421および第2反射ミラー422を備えている。
第1反射ミラー421は、第1光学系41の前方に配置され、第1光学系41から射出された光を+Z側に反射する。第2反射ミラー422は、+Zに進行した光を−Y側に反射する。なお、第2光学系42は、第1反射ミラー421および第2反射ミラー422に加え、レンズ等の光学部品を有する構成であってもよい。
第3光学系43は、複数のレンズを有し、(図1では、複数のレンズのうち最も光射出側に配置されたレンズ431を図示)、第2光学系42から射出された光を屈折させ、−Y側に射出する。また、第3光学系43は、入射する光を広角化させるレンズを備え、第2光学系42から射出された光を広角化して上方にあおり投写を行う。すなわち、投写光学装置1Bは、プロジェクター1の後側(−Y側)で、上下方向におけるプロジェクター1の上方(+Z方向)に画像を投写する。また、投写光学装置1Bは、投写面に近い位置での投写が可能で、プロジェクター1は、投写光学装置1Bが装着されることで、短焦点プロジェクターとして機能する。
筐体5は、図1に示すように、第1光学系41を収納する第1収納部51、第2光学系42を収納する第2収納部52、および第3光学系43を収納する第3収納部53を有している。
第1収納部51は、図4に示すように、円筒部511、円筒部511から突出する係合突起512、フランジ部513、第1取付部514、および第2取付部515を有している。
円筒部511は、第1光軸41Axに沿って延出している。
係合突起512は、着脱機構7に係合される部位であり、円筒部511から突出し、第1光軸41Axを中心とする円周方向に断続的に設けられている。本実施形態の係合突起512は、第1光軸41Axを中心とする円周方向に略90°の間隔で4つ設けられている。なお、係合突起512の数は、4つに限定されるものではなく、4つ以外の数で構成されてもよい。
フランジ部513は、係合突起512の本体部1Aとは反対側に設けられ、円筒部511に対して第1光軸41Axに交差する方向に突出し、平面視円形状に形成されている。フランジ部513には、固定ネジ6のネジ頭61の外径より小さな内径で、固定ネジ6のネジ部62が挿通される挿通孔513aが設けられている。本実施形態の挿通孔513aは、円周方向に4つ設けられ、円周方向おいて係合突起512からずれた位置に形成されている。
第1取付部514は、フランジ部513の前側に隣接して設けられ、フランジ部513の外形と同様な外形を有している。第1取付部514には、図示しない部材が取り付けられる。第1取付部514には、固定ネジ6のネジ頭61が挿通可能な挿通孔514hが形成されている。
第2取付部515は、第1取付部514の前方に設けられ、化粧部材5Mが取り付けられる。第2取付部515は、フランジ部513の外径より大きな外径を有し、平面視円形状に形成されている。第2取付部515には、複数の固定ネジ6の各ネジ頭61が挿通される丸孔515hが設けられている。なお、図示は省略するが、化粧部材5Mには、丸孔515hに対応する位置に凹部が設けられており、化粧部材5Mが第2取付部515に取り付けられた状態で各固定ネジ6が丸孔515hに挿通可能に構成されている。また、本実施形態では図示は省略したが、投写光学装置1Bは、第2取付部515の−Y側の面に積層される積層部材516(第2実施形態における図10参照)を備えている。そして、この積層部材516には、丸孔515hの内径より小さな内径の挿通孔516h(図10参照)が設けられている。
第2収納部52は、図1、図4に示すように、+Z方向に沿って延出し、第1反射ミラー421、第2反射ミラー422それぞれの反射面とは反対側に設けられた傾斜壁521,522を有している。
第3収納部53は、図2に示すように、−Y側から見て外形が矩形状に形成され、レンズ431の外装筐体2側(−Z側)の端部を覆う突出部531が形成されている。投写光学装置1Bは、前述したように、あおり投写を行うように形成されているので、このように、レンズ431における画像の投写に寄与しない部位を覆うことができる。
投写光学装置1Bは、図1に示すように、第1収納部51の一部が本体部1Aに挿入され、第2収納部52の一部が凹部21内に配置され、第3収納部53が外装筐体2(上面部2U)の上方に位置するように配置される。
〔着脱機構の主な構成〕
ここで、着脱機構7の主な構成について説明する。
着脱機構7は、図4に示すように、ベース部71、回転部材72、ロック部材73、バネ部材SP(図示省略)、および化粧部材74を備えている。
ベース部71は、投写光学装置1Bのフランジ部513を受ける受部711、および受部711とで回転部材72等の部材を支持する支持部712を備えている。
ベース部71には、投写光学装置1Bの円筒部511が挿通される挿通孔71hが形成されている。そして、挿通孔71hの内周縁には、投写光学装置1Bが着脱機構7に装着される際に、係合突起512と干渉しない逃げ部が形成されている。具体的に、逃げ部として、受部711には切欠き711aが形成され、支持部712には凹部712aが形成されている。また、受部711には、挿通孔71hの周囲に固定ネジ6のネジ部62が螺合されるネジ穴711sが複数形成されている。ネジ穴711sは、フランジ部513の挿通孔513aに対応する位置に設けられている。
支持部712は、光学部品用筐体37に固定されている。
図5は、図4におけるA部の拡大図であり、切欠き711a近傍を示す図である。
回転部材72は、図4、図5に示すように、受部711と支持部712の間に配置され、第1光軸41Axを中心に回転可能に構成されている。回転部材72は、円筒部511が挿通される挿通孔72hを有し、挿通孔72hの内周縁には、受部711の切欠き711aに対応する切欠き72aが形成されている。
回転部材72は、前方から見て、切欠き72aが切欠き711aに一致する状態(第1状態)と、第1状態から回転されることで、円周方向における切欠き72aの縁部(被係合部721、図5参照)が切欠き711aから露出する状態(第2状態)とが可能に構成されている。被係合部721は、投写光学装置1Bの係合突起512が係合される部位である。係合状態は、係合突起512が被係合部721に係合された状態であり、解除状態は、係合突起512と被係合部721との係合が解除された状態である。
また、回転部材72は、図4に示すように、上方に突出するレバー722を有し、このレバー722が操作されて回転する。
ロック部材73は、図4に示すように、レバー722に対向するレバー731、および第2状態でベース部71に係合可能な係合部(図示省略)を有している。ロック部材73は、図示しない付勢部材で回転方向に付勢され、レバー731とレバー722とが回転方向において所定の距離隔てて配置される。所定の距離とは、作業者が指先等で把持可能な距離である。
レバー722,731が作業者に把持されると、付勢部材の付勢力に抗してロック部材73が回転し、レバー731とレバー722とが近接した状態となる。回転部材72は、このレバー731とレバー722とが近接した状態で、第1状態と第2状態とが切り換えられる。そして、第2状態において、レバー722,731から作業者の把持が解放されると、ロック部材73は、付勢部材に付勢されてベース部71に係合して第2状態が維持された状態、すなわち、回転部材72の回転が規制されたロック状態となる。また、ロック状態からレバー722,731が把持されるとロック状態が解除され、回転部材72の回転が可能となる。
図示しないバネ部材SPは、ベース部71に支持され、回転部材72と受部711との間に配置されている。そして、バネ部材SPは、係合状態における係合突起512を、回転部材72を介して−Y方向に付勢する。
化粧部材74は、プロジェクター1の前方から本体部1Aの内部の構成部材を見えにくくする機能を有している。化粧部材74は、図4に示すように、ベース部71の前方に配置され、受部711の前面(+Y側の面)を露出される開口部74hを有している。具体的に、開口部74hは、受部711における投写光学装置1Bのフランジ部513が当接される部位が露出するように形成されている。
〔投写光学装置の着脱方法および固定ネジの配置位置〕
ここで、投写光学装置1Bの着脱方法について説明する。
投写光学装置1Bは、第1状態の着脱機構7に前方からフランジ部513が受部711に当接するまでスライドされた後、レバー722,731の操作によって回転部材72が回転されて、着脱機構7に係合された係合状態となる。具体的に、投写光学装置1Bのフランジ部513が受部711に当接した後、回転部材72が回転されると、回転部材72は、被係合部721が投写光学装置1Bの係合突起512の+Y側の面に係合する。また、投写光学装置1Bは、係合突起512が回転部材72を介して図示しないバネ部材SPに付勢されるので、フランジ部513にも受部711側への付勢力が加わる。そして、レバー722,731の操作が解放されると、着脱機構7は、前述したように、ロック状態となる。
固定ネジ6は、ドライバーを用いて、係合状態の投写光学装置1Bの前方から第2取付部515の丸孔515hから挿入される(図4参照)。
図6は、固定ネジ6によって着脱機構7に固定された投写光学装置1Bの部分断面図であり、固定ネジ6近傍を示す図である。
固定ネジ6は、図6に示すように、ネジ部62がフランジ部513の挿通孔513aから飛び出し、受部711のネジ穴711sに螺合される。投写光学装置1Bは、この固定ネジ6の固定によって、フランジ部513が受部711に確実に当接して受部711に固定される。
一方、投写光学装置1Bは、固定ネジ6が取り外された後、レバー722,731の操作によって、着脱機構7が第2状態から第1状態に移行されて解除状態となり、着脱機構7からの取外しが可能となる。なお、固定ネジ6(ネジ部62)とネジ穴711sとの螺合が解除された状態を螺合解除状態という。
このように、投写光学装置1Bは、回転部材72(被係合部721)の第1光軸41Axを中心とする回転によって、係合状態と解除状態とが切り換えられる。
次に、固定ネジ6が配置されている位置について説明する。
図7は、投写光学装置1Bが取り外された状態の本体部1Aを前方から見た図であり、着脱機構7近傍を示す図である。図8は、投写光学装置1Bが取り付けられたプロジェクター1を前方から見た図であり、着脱機構7近傍を示す図である。
固定ネジ6は、第1光軸41Axに沿う方向から見て、第1光学系41の周りに複数設けられている。また、固定ネジ6は、図7、図8に示すように、第1光軸41Axを通り、X方向に平行な面の両側で、かつ、第1光軸41Axを通り、Z方向に平行な面の両側に設けられている。
このように、投写光学装置1Bは、固定ネジ6が挿通孔71hの周囲にバランス良く設けられ、姿勢が変更された場合であっても、本体部1Aに対する倒れが抑えられるように構成されている。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)投写光学装置1Bは、本体部1Aとの係合、および固定ネジ6によって本体部1Aに着脱可能に構成されている。これによって、本体部1Aとの係合だけでは、自重等で本体部1Aに対して倒れが生じるような大きな重量の投写光学装置1Bであっても、固定ネジ6によってこの倒れを抑制することが可能となる。よって、本体部1Aに対して投写光学装置1Bが精度良く配置されるので、画質の良好な画像を投写するプロジェクター1の提供が可能となる。さらに、係合状態で固定ネジ6により投写光学装置1Bを本体部1Aに固定することができるため、投写光学装置1Bの位置を精度よく本体部1Aに合わせて固定できるとともに、容易に固定することができる。
また、自重等では本体部1Aに対して倒れが生じないような重量の投写光学装置(図示省略)を用いる場合には、固定ネジ6を使用せず、本体部1Aとの係合の構成を共通に利用し、この投写光学装置を本体部1Aに着脱可能とすることができる。よって、簡素な構成で、様々な重量の投写光学装置を着脱可能とするプロジェクター1の提供が可能となる。
(2)作業者は、レバー722,731を把持して回転部材72を回転させるという簡単な操作で、係合状態と解除状態とを切り換えることができる。また、固定ネジ6は、第1光軸41Axに沿う方向から見て、第1光学系41の周りに複数設けられているので、投写光学装置1Bをバランス良く本体部1Aにネジ締めすることが可能となる。よって、第1光軸41Axに対する投写光学装置1Bの倒れを確実に抑制することが可能となる。
(3)固定ネジ6は、第1光軸41Axを通り、X方向に平行な面の両側で、かつ、第1光軸41Axを通り、Z方向に平行な面の両側に設けられている。これによって、プロジェクター1が机上等に載置される据置姿勢、および据置姿勢に対して上下が反転された天吊り姿勢や、据置姿勢から第1光軸41Axを中心に90°回転された姿勢等においても、本体部1Aに対する投写光学装置1Bの倒れが抑えられたものとなる。よって、様々な使用シーンで画質の良好な画像を投写するプロジェクター1の提供が可能となる。
(4)本体部1Aに特別な構成を盛り込むことなく、また、本体部1Aを大型化することなく、受部711にネジ穴711sが設けられるだけで、固定ネジ6による投写光学装置1Bのネジ固定ができる。また、固定ネジ6は、係合状態でネジ締めされるので、作業者は、丸孔515hに固定ネジ6を挿入することで、容易にネジ穴711sに固定ネジ6を螺合することができる。
(5)係合状態の投写光学装置1Bをプロジェクター1の外側から、ネジ締めおよびネジ緩めを行うことができる。
したがって、プロジェクター1の構成や部材の形状を複雑にすることなく、また、外観を損なうことなく、投写光学装置1Bが係合および固定ネジ6によって本体部1Aに取り付けられる構成を実現しつつ、投写光学装置1Bの交換作業が容易なプロジェクター1の提供が可能となる。
(6)投写光学装置1Bが概略U字状に屈曲された光学系、および広角化させるレンズを備え、あおり投写を行うように構成されているので、画質の良好な画像を投写する短焦点プロジェクターを提供することが可能となる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態に係るプロジェクターについて、図面を参照して説明する。以下の説明では、第1実施形態と同様の構成要素には、同一符号を付し、その詳細な説明は省略または簡略化する。
本実施形態のプロジェクターは、第1実施形態の固定ネジ6とは異なる固定ネジ8を備え、さらに、支持機構9を備えている。
図9は、投写光学装置1B、着脱機構7、固定ネジ8、および支持機構9を+X側から見た断面図である。なお、図9は、固定状態を示す図である。
固定ネジ8は、図9に示すように、第1実施形態の固定ネジ6のネジ部62(図6参照)と同形状のネジ部82、およびネジ部82の外径より大きな外径を有する長尺状の軸部81を有している。
図10は、図9におけるB部の拡大図である。図11は、図10と同じ部位を示す図であり、螺合解除状態を示す図である。
軸部81は、図10に示すように、ネジ部82に対して段差を有する座部811、および座部811からネジ部82とは反対側に延出する延出部812を有している。延出部812は、座部811と繋がり座部811の外径と同じ外径の第1軸部812a、およびネジ部82とは反対側の端部側に設けられた第2軸部812b(図9参照)を有している。第2軸部812bは、第1軸部812aの外径より大きな外径を有し、端面にはドライバーの先端が挿入され、回転方向において、この先端と係合する凹部が設けられている。
また、固定ネジ8は、図9に示すように、第1軸部812aの長さが異なる第1固定ネジ8A、および第2固定ネジ8Bを有している。
第1固定ネジ8Aは、第1光軸41Axの上方に配置され、第2固定ネジ8Bは、第1光軸41Axの下方に配置されている。第1固定ネジ8Aは、X方向から見て、第2収納部52の傾斜壁521から飛び出さず、傾斜壁521の近傍まで延出している。第2固定ネジ8Bは、第1固定ネジ8Aより短く形成され、傾斜壁521の近傍まで延出している。また、第1固定ネジ8Aおよび第2固定ネジ8Bは、X方向から見て、前面部2F(図1参照)から飛び出さないように形成されている。
固定ネジ8は、図10に示すように、座部811が挿通孔514hに挿通され、第1軸部812aが丸孔515hおよび挿通孔516hに挿通されて配置される。挿通孔516hは、延出部挿通孔に相当する。
支持機構9は、図10に示すように、付勢部としてのコイルバネ90、座金91,92、止め輪93,94を備えている。
コイルバネ90は、図10に示すように、中央に固定ネジ8の第1軸部812aが挿入され第1取付部514の+Y側に配置される。そして、コイルバネ90は、後述する座金92を介して固定ネジ8をネジ穴711sから離間する方向(本体部1Aとは反対側)に付勢する。
座金91,92は、コイルバネ90の両側に配置される。具体的に、座金91は、第1取付部514とコイルバネ90との間(コイルバネ90の−Y側)に配置され、座金92は、コイルバネ90の+Y側に配置される。
止め輪93は、第1軸部812aに取り付けられ、座金92の+Y側への移動を規制する。
止め輪94は、第1軸部812aに取り付けられ、止め輪93と積層部材516との間で、固定状態で積層部材516から離間して配置される。
固定ネジ8は、座金92および止め輪93を介して、コイルバネ90によって、ネジ穴711sから離間する方向に付勢されている。また、止め輪94は、図11に示すように、螺合解除状態で固定ネジ8がコイルバネ90に付勢されると、積層部材516に当接するように配置されている。すなわち、固定ネジ8は、進退方向の移動範囲が規制されている。止め輪94は、螺合解除状態において、コイルバネ90の付勢力で積層部材516に係止され、係止部に相当する。
また、固定ネジ8は、図11に示すように、螺合解除状態において、座部811が挿通孔514h内に位置し、第1軸部812aが挿通孔516hに挿通されている。すなわち、固定ネジ8は、螺合解除状態において、2か所(挿通孔514h,516h)で支持され、倒れが抑えられるように構成されている。
このように、固定ネジ8は、進退方向の移動範囲が規制されていると共に、螺合解除状態において、投写光学装置1Bに支持される。また、コイルバネ90および座金91も固定ネジ8を介して投写光学装置1Bに支持されることとなる。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)受部711が投写光学装置1Bに対して奥まった位置に配置されているが、固定ネジ8が延出部812を有しているので、作業者は、投写光学装置1Bの本体部1Aへのネジ締めおよびネジ緩めを容易に行うことができる。よって、受部711の配設位置の自由度を高めつつ、投写光学装置1Bの交換作業が容易なプロジェクター1の提供が可能となる。
(2)固定ネジ8は、投写光学装置1Bの形状に対応して、延出部812の長さが異なる第1固定ネジ8Aおよび第2固定ネジ8Bを備えている。これによって、固定ネジ8をプロジェクター1の外部から見えにくくできるので、固定ネジ8の誤操作を抑えることや、外観の見栄えを損なうことなく、投写光学装置1Bの交換作業が容易なプロジェクターの提供が可能となる。
(3)固定ネジ8は、進退方向の移動範囲が規制されていると共に、螺合解除状態において、投写光学装置1Bに支持される。これによって、延出部812を有する固定ネジ8であっても、ネジ穴711sへ容易にネジ部82を螺合させることができると共に、固定ネジ8の紛失防止が可能となる。
(変形例)
なお、前記実施形態は、以下のように変更してもよい。
前記実施形態の投写光学装置1Bは、本体部1Aから射出された光の方向を2段階に順次屈曲させる光学系(U字状の光学系)を備えているが、この構成に限らない。例えば、本体部1Aから射出された光の方向を1段階で屈曲させ、+Z側に投写する構成(L字状の光学系)や、本体部1Aから射出された光の方向を屈曲させずに+Y側に投写する構成であってもよい。
本体部1Aから射出された光の方向を屈曲させない投写光学装置においては、この投写光学装置が回転されることで係合状態と解除状態とが切り換えられる構成(いわゆる、バヨネット式の構成)であってもよい。
第2実施形態の支持機構9は、付勢部としてコイルバネ90を備えているが、これに限定されるものではなく、例えば、板バネやクッション材等を利用したものを付勢部として構成してもよい。
前記実施形態のプロジェクター1は、光変調装置351として透過型の液晶パネルを用いているが、反射型の液晶パネルを利用したものであってもよい。
また、前記実施形態の光変調装置351は、R光、G光、およびB光に対応する3つの光変調装置を用いるいわゆる3板方式を採用しているが、これに限らず、単板方式を採用してもよく、あるいは、2つまたは4つ以上の光変調装置を備えるプロジェクターにも適用できる。
また、光変調装置としてマイクロミラー型の光変調装置、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)等を利用したものであってもよい。
前記実施形態の光源装置31は、放電型の光源311を用いているが、その他の方式の光源や発光ダイオード、レーザー等の固体光源で構成してもよい。
1…プロジェクター、1A…本体部、1B…投写光学装置、6,8…固定ネジ、8A…第1固定ネジ、8B…第2固定ネジ、41…第1光学系、41Ax…第1光軸、51…第1収納部、61…ネジ頭(座部)、62,82…ネジ部、72…回転部材、90…コイルバネ(付勢部)、94…止め輪(係止部)、311…光源、351,351B,351G,351R…光変調装置、511…円筒部、512…係合突起、513…フランジ部、513a…挿通孔、516h…挿通孔(延出部挿通孔)、711…受部、711s…ネジ穴、721…被係合部、811…座部、812…延出部。

Claims (6)

  1. 光源および前記光源から射出された光を変調する光変調装置を備えた本体部と、
    前記本体部に係合された係合状態、および前記係合が解除された解除状態を有し、前記本体部から射出された光を投写する投写光学装置と、
    前記係合状態で、前記投写光学装置を前記本体部に固定する固定ネジと、
    を備えていることを特徴とするプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターであって、
    前記投写光学装置は、
    前記本体部から射出された光が入射し、第1光軸を有する第1光学系と、
    前記第1光学系を収納する第1収納部と、
    を備え、
    前記第1収納部は、前記本体部に係合する係合突起を有し、
    前記本体部は、前記係合突起が係合される被係合部を有し、
    前記係合状態は、前記係合突起が前記被係合部に係合された状態であり、
    前記解除状態は、前記係合突起と前記被係合部との係合が解除された状態であり、
    前記投写光学装置は、前記第1光軸を中心とする前記被係合部または当該投写光学装置の回転によって、前記係合状態と前記解除状態とが切り換えられ、
    前記固定ネジは、前記第1光軸に沿う方向から見て、前記第1光学系の周りに複数設けられていることを特徴とするプロジェクター。
  3. 請求項2に記載のプロジェクターであって、
    前記第1収納部は、前記第1光軸に交差する方向に突出するフランジ部を有し、
    前記本体部は、前記フランジ部を受ける受部を有し、
    前記固定ネジは、
    座部と、
    前記座部から突出し、前記座部の外径より小さな外径のネジ部と、
    を有し、
    前記フランジ部は、前記係合突起の前記本体部とは反対側に設けられ、前記座部の外径より小さな内径で、前記ネジ部が挿通される挿通孔を有し、
    前記受部は、前記挿通孔から挿通された前記ネジ部が螺合するネジ穴を有していることを特徴とするプロジェクター。
  4. 請求項3に記載のプロジェクターであって、
    前記固定ネジは、前記座部から前記ネジ部とは反対側に延出する延出部を有していることを特徴とするプロジェクター。
  5. 請求項4に記載のプロジェクターであって、
    前記固定ネジは、前記延出部の長さが異なる第1固定ネジおよび第2固定ネジを備えていることを特徴とするプロジェクター。
  6. 請求項4または請求項5に記載のプロジェクターであって、
    前記固定ネジを前記ネジ穴から離間する方向に付勢する付勢部と、
    前記固定ネジに取り付けられ、前記固定ネジと前記ネジ穴との螺合が解除された螺合解除状態において、前記付勢部の付勢力で前記投写光学装置に係止される係止部と、
    を備え、
    前記投写光学装置は、前記延出部が挿通される延出部挿通孔を有していることを特徴とするプロジェクター。
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