JP4108526B2 - 道路用標識 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は道路脇に設置される道路用標識に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
道路用標識は、主として交通規制を表示する道路脇に設置する小型の道路標識の他に、道路の上方に案内板や標識板を配置する大型の道路用標識が使用されている。
【0003】
この大型の道路標識は、道路を跨ぐ架設タイプと、道路脇に直立させた支柱で標識部を片持ち支持するタイプのものが採用されている。
【0004】
本発明は後者の片持ち支持タイプの標識の改良に係るもので、従前の片持ち支持タイプの標識は、支柱の側方に上下2本の梁を突設し、更に梁の前方に支持腕を突設し、上下突出長さが異なる支持腕で、標識板を前傾(15度)させて支持している(特開平10−6083号の図3、特許3276943号の図2)。
【0005】
そして降雪地方では、前記標識の標識板の背面、支持腕及び梁の上面に着雪したり冠雪し、標識が見難くなったり、支柱の片持ち支持に大きな負担となる。このため従前より標識の上部を覆う屋根を付設することが提案されている。
【0006】
しかし従前の標識では、上方から見た標識全体の投影面積が大きく、大型の屋根(着雪防止用覆い)を構築する必要があり、しかも前記屋根は傾斜角度に制限を受け、雪が積もってしまい、積雪による荷重負担が増加する等の問題も生ずる。
【0007】
また前記の従来の片持ち支持タイプの標識は、片持ち支持の対象(梁及び支持腕及び標識板)が更に前方に突出しているので、その重心位置が側方前方に位置することになり、通常状態でも梁には側方の撓みと捻れが作用し、更に標識板に受ける風圧を考慮すると、安全率を高めに設定した設計とする必要がある。
【0008】
そこで本発明は、既設の路側支柱や又は新規な路側支柱を使用して、上方から見た投影面積を小さくし、更には落雪確実な急傾斜の着雪防止用屋根を容易に付設することができる新規な道路標識を提案したものである。
【0009】
【課題を解決する手段】
本発明に係る道路用標識は、道路脇に直立設置される支柱に一端側を連結して片持ち支持とした上下の平行な梁体を備え、前記上下梁体の前面側に標識板を装着する道路標識において、装着する標識板の前傾装着に対応して前記の上下の梁体を前後にずらして設けてなることを特徴とするものである。
【0010】
従って梁体から前方に突出させる標識板を支持するための長い支持腕を必要とせず、全体の上方投影面積が小さくなり、冠雪量は少なくなるし、上下梁体の背面に着雪防止用屋根の一部を設けることで、屋根全体も急斜面にして付設することができる。
【0011】
また本発明(請求項2)は、前記の発明(請求項1)において特に、支柱が、前後にずらして設けた上下平行の梁体の前後方向の真ん中となるように梁体を設けてなるもので、支持対象(梁体と標識板)の中心が梁体突出の中心に位置することになる。
【0012】
【実施の形態】
次に本発明の実施の形態について説明する。図1乃至4は本発明の第一実施形態を示したもので、新規な構造の支柱を採用した例であり、この標識は、支柱部1と、梁部2と、標識部3とで構成される。
【0013】
支柱部1は、支柱11と、土台12とで構成され、支柱11は従前通り路側に埋設構築した土台12上に直立させるもので、支柱11の上部には、梁連結部13a,13bを設けてなる。
【0014】
梁連結部13a,13bは、所定間隔を離して上下に設けたもので、両梁連結部13a,13bは、各々所定の方向に張り出した(梁連結部13aは支柱11より前方に突出させ、下方梁連結部13bは、支柱11より後方に突出する)突出径部14と、突出径部14を貫通するように設けた軸部15と、軸部15の先端に設けたフランジ部16で形成される。
【0015】
特に上下梁連結部13a,13bの軸部15の中心は、約15度の前傾角度をなすように設ける。
【0016】
梁体2は、端部にフランジ連結部21を備え、上下梁体2を差渡杆22で連結して所定の強度を確保すると共に、梁体2に支持腕に代わる支持板23を多数突設してなる。
【0017】
この梁体2は、フランジ連結部21を支柱部1のフランジ部16と当接し、両フランジを多数のボルトナット止着で連結固定するものである。
【0018】
標識部3は、表面に所定事項を表示した標識板の背面に、補強枠を一体に固定したもので、補強枠となるアングル辺を支持板23に添わせてボルトナット止着し、補強部を梁体2に連結固定するものである。
【0019】
しかして路面上方に張り出した梁体2に所定の標識板3が所定の角度で配置され、車両運転者に、所定の案内、警告、規制などを知らしめ、交通の安全を図っているものである。
【0020】
特に梁体2から標識板3への張り出し距離が短く、上方から見た投影面積は、標識板3の傾斜分に梁体2の直径分であり、梁体より前方に大きく突出させた支持腕を備えた従前構造に比較して小さくなった。
【0021】
従って冠雪する可能性がある範囲が狭くなった分、少雪地方では、着雪防止覆い屋根を施す必要が無く、また多雪地方では、後述する着雪防止屋根Aの取り付けで、冠雪を完全に防止できる。
【0022】
即ち着雪防止用屋根Aを取り付けるに際して、着雪防止用屋根Aを、上下梁体2の背面側を覆う部分(背覆部)a1と、標識板頂部と前記背覆部a1の頂部間を覆う山形状の頂覆部a2で構成し、特に頂覆部a2は、標識部3の頂部からは鉛直に立ち上げ、背面側を鉛直から約30度で傾斜させると、着雪した雪は直ぐに且つ確実に落雪してしまい、冠雪の虞は全くなくなる。
【0023】
本発明は、梁体を支柱に連結固定するに際して、上下鉛直に平行に設けるものではなく、標識板の傾斜に合わせて前後にずらして連結したもので、既設の11aをそのまま利用しても良い(第二実施形態)。
【0024】
具体的に図5,6に示すように、既設の支柱は、支柱11aの上部に、支柱11aの鉛直中心線と交差する水平線を中心軸線とする軸部15aを上下所定間隔で形成されており、更に軸部15aの先端にフランジ部16aが形成されている。
【0025】
この既設の支柱11aに本発明を実施するには、梁体2aを新規な構造とするものである。即ち梁体2aは、フランジ連結部21aを設けた基部24が軸部15aの中心軸線の延長とせずに、前方(上方梁体)又は後方(下方梁体)に折曲し、更に標識部を支持するための主梁体25を、上下平行に延設してなるものである。
【0026】
勿論上下の主梁体25には、前記第一実施形態で示した標識部を装着すべき構造を付加してなり、また必要に応じて着雪防止屋根を取り付けるものである。
【0027】
従って第二実施形態は、前記第一実施形態と同様に全体の上方投影面積を小さくできると共に、既設の支柱をそのまま利用するため、土台部の構築などの新規の支柱を立設する経費を必要としない利点がある。
【0028】
尚本発明は、梁体を支柱に連結固定するに際して、上下鉛直に平行に設けるものではなく、標識板の傾斜に合わせて前後にずらして連結したもので、連結の具体的構造は任意に定められるものであり、また必ずしも支柱を梁体の前後中心に設けなくとも良いし、更には梁体への標識部の装着構造も任意に定められる。
【0029】
【発明の効果】
以上のように本発明は、標識板を装着する上下平行の梁体が、標識板の傾斜に合わせて前後にずらして支柱に連結してなる道路用標識で、梁体から前方に突出させる標識板を支持するための長い支持腕を必要とせず、全体の上方投影面積が小さくなり、冠雪量は少なくなるし、着雪防止用覆いも急斜面として敷設することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の要部斜視図。
【図2】(イ)は同要部拡大正面図、(ロ)は同要部拡大側面図。
【図3】同全体の正面図。
【図4】同着雪防止用屋根の説明図。
【図5】本発明の第二実施形態の説明図(既存支柱の上部斜視図)。
【図6】同要部平面図。
【符号の説明】
1 支柱部
11,11a 支柱
12 土台
13a,13b 梁連結部
14 突出径部
15,15a 軸部
16,16a フランジ部
2,2a 梁体
21,21a フランジ連結部
22 差渡杆
23 支持板
24 基部
25 主梁体
3 標識部(標識板)
Claims (3)
- 道路脇に直立設置される支柱に一端側を連結して片持ち支持とした上下の平行な梁体を備え、前記上下梁体の前面側に標識板を装着する道路標識において、装着する標識板の前傾装着に対応して前記の上下の梁体を前後にずらして設けてなることを特徴とする道路用標識。
- 支柱が、前後にずらして設けた上下平行の梁体の前後方向の真ん中となるように梁体を設けてなる請求項1記載の道路用標識。
- 支柱における梁体装着高さに、前方若しくは後方或いは双方に突出径部を設けると共に、当該突出径部に梁体装着部を設けて、梁体を連結してなる請求項1又は2記載の道路用標識。
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