JP4107935B2 - 浄化槽 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、槽底部に配置した散気管を介して槽内の処理液に空気が供給される好気処理槽を備えている浄化槽に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記のように槽底部に配置した散気管を介して好気処理槽の処理液に空気を供給する浄化槽が存在する(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002‐96083号公報 (段落番号〔0020〕、図1〜図3)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1には示されていないが散気管の具体的な支持構造として図10及び図11に示すものを例に挙げることが可能である。つまり、散気管Dは固定部品50によって、その両端部を好気処理槽Eの底部位置に対して保持されている。この固定部品50は、散気管Dの端部を下方から受け止める形態で弾性的に抱き込み保持するよう断面形状が「C」字状となる保持部50aを有し、ビス51により好気処理槽Eの内壁面Sに固定されている。
【0005】
しかしながら、図10、図11に示した技術のように固定部品をビスやリベット等によって取付けるものは、この固定部品を製造する必要があるばかりか、この固定部品を壁面に対してビスやリベットで固定するための作業を必要として製造工程が増すばかりかコストを上昇させる点で改善の余地があった。特に、図11に示した固定部品50では、保持部50aに対して散気管Dの端部を保持する際に、保持部50aの開口部分に散気管Dの端部を導入し難い面もあり、この点にも改善の余地がある。
【0006】
本発明の目的は、処理槽底部に対して散気管を保持する構造を低廉に構成する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る浄化槽の特徴、作用・効果は次の通りである。
〔特徴〕
槽底部に配置した散気管を介して槽内の処理液に空気が供給される好気処理槽を備えている浄化槽において、前記散気管の軸芯が、横向き姿勢に設定されると共に、この散気管の端部に接触して該散気管の位置を決める係止片を前記好気処理槽の内壁面に対して一体的に突出形成し、前記係止片が、前記対向する内壁面に夫々に形成されると共に、この一対の係止片のうちの少なくとも一方が、前記散気管の端部が嵌り込む嵌合空間と、この嵌合空間に対して壁面に沿う方向に開放する開口とを備えて構成され、前記開口に対して前記散気管の端部を案内するリブ状のガイドを前記内壁面に形成してある点にある。
【0008】
〔作用・効果〕
上記特徴によると、好気処理槽の内壁面に対して係止片を一体的に突出形成してあるので、例えば、従来の技術のように固定部品をビスで取付るものと比較して散気管を支持するための部品を必要とせず、ビス止めを行うための作業も必要としない。つまり、浄化槽の本体と仕切壁との製造時には、FRP成形のうち成形型を使用するSMCプレス成形法が一般的に採用され、この成形に用いる型に対して係止片を形成するための加工を予め行っておくことにより、浄化槽の本体や仕切壁の壁面に対して係止片を一体的に形成することが可能となり、部品を特別に製造することや、部品をビス止めする作業を必要としないものとなる。その結果、処理槽底部に対して散気管を保持する構造が低廉に構成され、組立も容易となる浄化槽が構成された。
【0010】
そして、上記特徴によると、散気管を槽底部に配置する場合には、係止片の嵌合空間に対して開口の側から散気管の端部を内壁面に沿って送り込むことで、散気管の端部を嵌合空間に嵌合させた状態で保持できる。又、この操作とは逆に、係止片から離間させる方向に散気管を移動させることで、散気管を容易に取外すことも可能となる。その結果、比較的簡単な作業で散気管を内壁面に保持することや、取外すことが可能となった。
【0012】
更に、上記特徴によると、散気管を槽底部に配置する場合には、内壁面のガイドに沿って散気管の端部を移動させることで、このガイドとの接触により散気管の端部を係止片の開口から係合片の嵌合空間に送り込み得るものとなる。その結果、精度の高い作業を行わずとも散気管を内壁面に保持できるものとなった。
【0013】
本発明の請求項に係る浄化槽の特徴、作用・効果は次の通りである。
〔特徴〕
槽底部に配置した散気管を介して槽内の処理液に空気が供給される好気処理槽を備えている浄化槽において、前記散気管の軸芯が、横向き姿勢に設定されると共に、この散気管の端部に接触して該散気管の位置を決める係止片を前記好気処理槽の内壁面に対して一体的に突出形成し、前記係止片が、前記対向する内壁面に夫々に形成されると共に、この一対の係止片のうちの少なくとも一方が、前記散気管の端部が嵌り込む嵌合空間と、この嵌合空間に対して壁面に沿う方向に開放する開口とを備えて構成され、前記散気管の端部に前記軸芯の沿う方向に凹入する凹部が形成され、前記係止片に対して前記散気管の端部を保持した状態で前記凹部に係入する突出片を前記嵌合空間を成す壁面に形成してある点にある。
【0014】
〔作用・効果〕
上記特徴によると、請求項1に係る浄化槽と同様に、処理槽底部に対して散気管を保持する構造が低廉に構成され、組立も容易となり、比較的簡単な作業で散気管を内壁面に保持することや、取外すことが可能となった。そして、散気管の端部を係止片に保持した場合に、散気管の端部に形成した凹部に対して嵌合空間を成す壁面に形成した突出片が係入して散気管の位置を保持する。つまり、散気管の端部の外面と係止片との接触により位置決めを行うと同時に、散気管の端部に形成した凹部に対する突出片の係入によって散気管の位置決めを行えるものとなる。その結果、係止片に保持した状態の散気管を精度高く支持できるものとなった。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、ケース状の本体Aの上部位置の一方の端部に原水流入口Inを形成し、本体Aの他方の端部に放流口Exを形成し、この本体Aの内部に原水流入口In側から放流口Exの側に第一仕切壁B1、第二仕切壁B2、第三仕切壁B3を、この順序で配置すると共に、この本体Aの内部において前記仕切壁B(前記第一、第二、第三仕切壁の上位概念)で区画された空間内に嫌気処理槽N、好気処理槽E、処理水槽T1、沈殿槽T2、消毒槽Q夫々を形成して浄化槽が構成されている。
【0016】
この浄化槽は、地面下に埋設する形態で設置されるものであり、地面下に設置した状態で点検や保守を行うため、本体Aの上部位置には上方に開放し、かつ、開閉自在な蓋を有する複数のマンホール部Hを形成してある。
【0017】
前記嫌気処理槽Nは原水流入口In側の本体Aの内壁と第一仕切壁B1との間の空間で形成される嫌気濾床第一室N1と、この第一仕切壁B1と第二仕切壁B2との間の空間で形成される嫌気濾床第二室N2とから成り、前記好気処理槽Eは第二仕切壁B2と第三仕切壁B3との間の空間において第一隔壁W1を挟んで配置される担体流動槽E1と濾過槽E2とから成り、処理水槽T1は第二隔壁W2を挟んで濾過槽E2と対向する位置に配置され、沈殿槽T2は第三仕切壁B3と放流口Exの側の本体内壁との間の空間で形成され、消毒槽Qは沈殿槽T2の上部位置に形成されている。
【0018】
そして、生活排水等の原水は原水流入口Inから嫌気濾床第一室N1、嫌気濾床第二室N2、担体流動槽E1、濾過槽E2、処理水槽T1、沈殿槽T2の順に流動する際に分解処理され、沈殿槽T2の上方に配置した消毒槽Qで殺菌消毒処理された後に放流口Exから槽外に放流される。
【0019】
前記嫌気濾床第一室N1は、流入する原水を貯留し、その内部に嫌気性微生物を育成可能に構成してあり、流入した原水を嫌気分解することで、主に粗大な有機物の細分化を行い、この嫌気濾床第一室N1の下部からの原水を前記第一仕切壁B1の上部に送り、この上部を乗り越えた原水を前記嫌気濾床第二室N2の下部に送出し、また、容易に分解されない固形分は、この嫌気濾床第一室N1の下部に沈殿物として貯留される、あるいは、この嫌気濾床第一室N1の上部にスカムとして貯留される。
【0020】
前記嫌気濾床第二室N2は、嫌気濾床Fを備えるとともに、この嫌気濾床Fに嫌気性微生物を定着保持して育成するよう構成してあり、この嫌気濾床第二室N2に流入した被処理水は、嫌気処理によって固形物が殆どない状態まで分解された後、担体流動槽E1に対してオーバーフローする状態で送られる。このようにオーバーフローして送るように、前記嫌気濾床第二室N2と前記担体流動槽E1との間にオーバーフロー部を配置してあり、図面には示さないが、このオーバーフロー部にスリット状部を設けて、被処理水の移流を可能にすると共に、担体流動槽E1内の担体C1や汚泥の逆流を防止している。
【0021】
前記担体流動槽E1は、好気性微生物を担持させた状態で被処理水とともに流動可能な複数の担体C1を収容するとともに、気泡供給により担体C1を流動させる第1散気管D1を設けている。この構成により、担体流動槽E1に流入した被処理水は第1散気管D1から供給される空気の曝気により好気性微生物による好気分解で浄化され、このように浄化された被処理水は、前記第一隔壁W1に設けた格子状又はスリット状の移流壁部3を通じて前記濾過槽E2に送られる。尚、前記移流壁部3は、前記担体C1の移流は阻止するが、汚泥や被処理水の移流を許容するよう構成してある。
【0022】
前記濾過槽E2は、水より比重が大きい担体C2を所定高さまで高密度で充填して構成されている。又、この濾過槽E2と隣接して設けられる前記処理水槽T1とを隔てる前記第二隔壁W2の前記所定高さより低位置には、被処理水を流通自在にするよう、格子状、若しくは、スリット状の濾過壁部4を形成してある。これにより、濾過槽E2に移流する汚泥を含んだ被処理水は、担体C2が堆積した領域を通過して濾過され、固形分を殆ど含まない状態となって、下方に隣接する処理水槽T1に移動される。尚、前記第二隔壁W2は、上端部において浄化槽側壁に接続され、平面視で前記処理水槽T1は、前記濾過槽E2に下方に位置するよう配置されている。
【0023】
前記濾過壁部4は、前記担体C2の移流を阻止するが汚泥や被処理水の移流を許容するよう構成してあり、前記濾過槽E2の下部には前記担体C2に散気して前記濾過槽E2を撹拌する撹拌装置としても機能する第2散気管D2を設けてある。この第2散気管D2は、夜間等浄化槽内への負荷の流入が少ない時間帯に散気を行うことにより担体C2の再生を行うよう機能する。
【0024】
前記処理水槽T1の底部から前記嫌気濾床第一室N1に被処理水を移送するエアリフトポンプPを設けてあり、前記担体C2の再生により生じた汚水を、配管を介して処理水槽T1の底部から前記嫌気濾床第一室N1へ被処理水とともに移送可能に構成してある。
【0025】
又、前記担体流動槽E1及び濾過槽E2の定常水位より上方側に浄化槽内に大量の被処理水が流入した場合でも、槽内の担体C1、C2が他槽に流出しないように担体C1、C2より目の細かい流出防止網10を備えている。又、前記流出防止網10の一部に開口部を設け、この開口部からダクト状の担体投入部11を上方に延設してある。
【0026】
このように説明した浄化槽の構成は従来からのものと基本的に異なるものでは無く、本発明では、前記散気管D(第一、第二散気管D1、D2の上位概念)を槽底部において処理槽E(担体流動槽E1、濾過槽E2)の内壁面に支持する構造に特徴を有するものである。この散気管Dは給気管20の下端位置に小径の貫通孔を多数穿設した散気部21を備え、給気管20に対しては図外のブロアから空気が供給されるよう構成されている。尚、給気管20、散気部21とも樹脂製のものの使用を想定しているが、金属製のものを使用して良く、散気部21として微細な孔を多数形成したセラミック材を使用することも可能である。
【0027】
担体流動槽E1に備えた第一散気管D1を例に挙げて説明すると、図4に示すように、第一散気管D1は、その軸芯を、第二仕切壁B2、第三仕切壁B3と直交する水平姿勢となるよう設定してあり、その両端部には軸芯に沿って凹入する凹部22を形成してある。又、第一散気管D1の軸芯方向での寸法を前記第二仕切壁B2と第三仕切壁B3との対向する壁面S、S同士の間隔より僅かに短い長さに設定してあり、この第一散気管D1の散気部21の両端部を支持する係止片25を第二仕切壁B2、第三仕切壁B3夫々の壁面Sに一体的に突出形成してある。
【0028】
つまり、図5、図6に示すように、この係止片25は仕切壁Bの型成形時に仕切壁Bと一体的に形成されるものであり、この係止片25は、下方に開放するよう断面形状を「C」字状となる形状に設定することにより第一散気管D1の散気部21の端部を嵌合保持する嵌合空間Rと、この嵌合空間Rに連なる状態で仕切壁Bの壁面Sに沿う方向で下方に向けて開放する開口Gとを形成してある。嵌合空間Rを成す壁面Sには前記凹部22に係入する突出片26を一体形成してあり、更に、この開口Gに対して第一散気管D1の散気部21の端部を案内するリブ状の一対のガイド27を一体形成してある。前記突出片26は突出端側が尖鋭となり、この突出端同士の距離を第一散気管D1の軸芯方向の長さより僅かに短い寸法に設定してある。
【0029】
前記一対のガイド27は、下方側ほど互いに離間する姿勢(図5において「ハ」字状となる)で配置され、第一散気管D1の散気部21の端部を係止片25に係止保持する際には、図4(イ)に示すように、このガイド27の下方に散気管Dを位置させ、給気管20を上方に引き上げる操作等を行うことにより、図4(ロ)に示すように、第一散気管D1の散気部21の両端部がガイド27に接触して案内される結果、係止片25の嵌合空間Rに送り込めるものとなり、このように嵌合空間に送り込まれる際に、この第一散気管D1の弾性変形や仕切壁Bの弾性変形により、散気部21の端部の凹部22の外周部分を突出片26が乗り越えた後に、この突出片26が凹部22に係入して係合位置が保持されるものとなる。尚、このように第一散気管D1の端部の凹部22に対して突出片26が係入した状態においては、第一散気管D1の端部の外面が係止片25と接触状態にあるのが理想であるが、多少の隙間が形成されても良い。
【0030】
図6に示すように、前記突出片26を板状片を十字状に組み合わせた形状にしているが、角錐や円錐状に形成することも可能である。又、開口Gの開口幅は第一散気管D1の散気部21の端部が通過可能な幅であれば良いが、特に、この開口幅を第一散気管D1の散気部21の直径より僅かに狭い幅に設定して、第一散気管D1を支持する場合には、係止片25の嵌合空間Rの方向へ散気部21を送込む操作を行うことで係止片25が弾性変形して送込みを許すよう構成しても良い。このように構成した場合には、第一散気管D1を嵌合空間Rへ導入した後には、第一散気管D1の自重による下方への変位を抑制するものとなる。尚、第一散気管D1を例に挙げて説明したが、この支持構造は第二散気管D2に適用できることはいうまでも無く、軸芯姿勢が横向きとなる散気管D全般に適用できるものである。
【0031】
この浄化槽は本体A、仕切壁BともFRP成形のうち成形型を使用するSMC(シートモールディングコンパウンド)プレス成形法で製造され、この成形に用いる型に対して係止片25、突出片26、ガイド27を一体形成するための加工を予め行っておくことにより、仕切壁Bの壁面Sに対して係止片25、突出片26、ガイド27夫々を一体的に形成できるものにしている。特に、本発明では、浄化槽の本体Aの内面と仕切壁Bとに対して係止片25を一体形成する実施形態を採用することも可能である。
【0032】
このように散気管Dの両端が係止片25により上方への移動を阻止された状態で支持されるものであるが、浄化槽の上部空間において散気管Dは、給気管20の上部が、ブロアからの空気が供給される管路に対して固定されるので、結果として、散気管Dの上下方向と横方向との位置が決まるものとなっている。特に、散気管Dの端部が突出片26との係合によって保持されるので、散気管Dを精度高く配置できるばかりか、浄化槽の組立時に散気管Dを係止片の嵌合空間Rに嵌合させた状態で、この散気管Dに接続する給気管20の上端部を固定する際にも散気管の位置が決まり、作業を行いやすくするものにしている。
【0033】
〔別実施の形態〕
本発明は上記実施の形態以外に、例えば、以下のように構成して実施することも可能である(この別実施の形態では前記実施の形態と同じ機能を有するものには、実施の形態と共通の番号、符号を付している)。
【0034】
(a)図7に示すように、対向する壁面Sのうちの一方の壁面Sに単純なリング状の保持部30を一体形成し、他方の壁面Sに対して実施の形態で説明した構造の係合片25を一体形成する。このよう構成することにより、散気管Dを支持する場合には、図7(イ)に示すように、散気管Dを少し傾斜する姿勢に設定して一方の端部を保持部30に係合させ、この後に、他方の端部を引き上げる操作を行うことにより、図7(ロ)に示すように、他方の端部を係止片25に係合支持する作業形態となり、散気管Dの一端側が安定的に支持されるので強固な支持を実現する。
【0035】
(b)図8及び図9は、参考実施の形態を示すもので、係止片25を、嵌合空間Rを両側部から挟込む位置に配置し、この係止片25の上下位置に対して散気管Dの散気部21の端部が通過可能な開口G、Gを形成する。このように係止片25を構成することにより、散気管Dの横方向への変位を阻止して散気管Dを安定的に支持できる。特に、前記開口Gの幅Xを散気管Dの散気部21の端部の直径より僅かに小さい間隔に設定することも可能であり、このように構成した場合には、この開口Gに対して散気管Dの散気部21の端部を圧入する操作を行うことで、係止片25の弾性変形で開口Gの間隔を拡大させて散気部21の嵌合空間Rへの挿入を可能にするものとなり、この構成では散気管Dの安定的な支持を実現する。
【0036】
(c)本発明の係止片は「コ」字状や「V」字状のように、散気管Dの端部の形状と合致するもので無くとも良く、又、図5に示したガイド27を備えずに実施することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 浄化槽の縦断面図
【図2】 浄化槽の横断面図
【図3】 浄化槽の一部切り欠き斜視図
【図4】 散気管の保持構造を示す断面図
【図5】 係止片とガイドとの形状を示す図
【図6】 係止片とガイドとの形状を示す斜視図
【図7】 別実施の形態(a)の構成を示す断面図
【図8】 参考実施の形態(b)の構成を示す斜視図
【図9】 参考実施の形態(b)の構成を示す断面図
【図10】 従来の散気管の支持構造を示す断面図
【図11】 従来の散気管の支持構造を示す分解斜視図
【符号の説明】
22 凹部
25 係止片
26 突出片
27 ガイド
D 散気管
E 好気処理槽
R 嵌合空間
嵌合空間を成す壁面
G 開口

Claims (2)

  1. 槽底部に配置した散気管を介して槽内の処理液に空気が供給される好気処理槽を備えている浄化槽であって、
    前記散気管の軸芯が、横向き姿勢に設定されると共に、この散気管の端部に接触して該散気管の位置を決める係止片を前記好気処理槽の内壁面に対して一体的に突出形成し、前記係止片が、前記対向する内壁面に夫々に形成されると共に、この一対の係止片のうちの少なくとも一方が、前記散気管の端部が嵌り込む嵌合空間と、この嵌合空間に対して壁面に沿う方向に開放する開口とを備えて構成され、前記開口に対して前記散気管の端部を案内するリブ状のガイドを前記内壁面に形成してある浄化槽。
  2. 槽底部に配置した散気管を介して槽内の処理液に空気が供給される好気処理槽を備えている浄化槽であって、
    前記散気管の軸芯が、横向き姿勢に設定されると共に、この散気管の端部に接触して該散気管の位置を決める係止片を前記好気処理槽の内壁面に対して一体的に突出形成し、前記係止片が、前記対向する内壁面に夫々に形成されると共に、この一対の係止片のうちの少なくとも一方が、前記散気管の端部が嵌り込む嵌合空間と、この嵌合空間に対して壁面に沿う方向に開放する開口とを備えて構成され、前記散気管の端部に前記軸芯の沿う方向に凹入する凹部が形成され、前記係止片に対して前記散気管の端部を保持した状態で前記凹部に係入する突出片を前記嵌合空間を成す壁面に形成してある浄化槽。
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