JP4106634B2 - 燃料残量表示装置とその表示方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の燃料タンク内の燃料残量を表示することのできる燃料残量表示装置に関する。
従来、自動車,自動二輪車,航空機,船舶,農業機械,建設機械などの車両に搭載する燃料タンクの燃料の残量を計測する方式として、燃料タンクの液面レベル(液位)とともに上下動するフロートを備え、このフロートの上下動とコンタクトアームを介して連動する接点が、センダ部の摺動用抵抗上を接しながら摺動し、液面レベルとともに変化する抵抗値変化を検出信号として出力し、この検出信号に基づいて指示計器からなる燃料計の指針を動作させるものが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
従来技術は、フロートの浮いている高さに基づいて燃料の残量を計測するようにしている。ところが、車両が加減速して慣性が作用した場合や坂道上で自動車が傾斜する場合のような環境条件では、燃料タンク内で燃料が移動することで液面レベルが変動するため、特に車両が傾斜したり、振動したりすることによって、実際の燃料残量を正確に計測できないという問題があった。
この問題を解決するために、従来の燃料残量表示装置においては、液面レベルの変動に対するフロートの応答を遅らせることにより、長時間安定していた時の値を表示させるものが知られているが、長時間の坂道走行や傾斜地での長時間停車などの際には、液位レベルが変動するため、正確な燃料残量を検出することが困難であった。
また、燃料給油を行った後には速やかに増量した燃料残量を表示しなくてはならないが、遅延させて表示すると正しい燃料残量が表示されるまでに長時間を要してしまうという問題があった。そこで、イグニッションスイッチをオンした時には、その時点での検出された燃料残量を表示するようにされているが、上述の傾斜地における駐車後の誤表示を防止することができなくなるという問題があった。
これらの問題を解決するために種々のものが提案されており、例えば、特許文献2に記載されている燃料残量表示装置では、イグニッションスイッチがオンした直後の燃料残量を検出させ、この検出した値とイグニッションスイッチがオフされたときに記憶された残量表示の指示値(計測値)とを比較し、両残量の差が所定値以上の場合には、燃料残量が変化したと見なし、イグニッションスイッチがオンした直後の新しい燃料残量を指示する。一方、両残量の差が所定値未満の場合には、前回イグニッションスイッチをオフした時の燃料残量を表示するようにしている。
特開平8−50045号公報 特開平3−282219号公報
しかしながら、上記従来の燃料残量表示装置は、車両が急停止した直後等の燃料タンク内の燃料の液面が揺れている状態で、イグニッションスイッチがオフされた場合、燃料残量の指示値は燃料タンク内の液面レベルによって検出されているため、燃料の液面が揺れているときに検出された燃料残量の指示値は、かなりの誤差を含んだ状態で記憶手段に記憶されてしまうという不具合があった。また、上記従来の車両用燃料残量表示装置では、イグニッションスイッチのオン直後は記憶手段に記憶された燃料残量の指示値に基づいて、燃料残量の指示値を決定していたため、記憶された燃料残量の指示値に誤差が含まれていると、イグニッションスイッチのオン直後の燃料残量が正確に表示されないことがあるという不具合を有していた。
例えば、イグニッションスイッチのオフ後、燃料タンク内の液面の揺れによって実際の燃料残量の指示値よりも大きな指示値となって記憶手段に記憶された状態で、イグニッションスイッチのオフ中に燃料の補給がなされた場合、イグニッションスイッチのオン直後に検出した燃料残量の指示値と記憶された指示値との差は、実際の燃料増加分よりも小さくなってしまう。このため、イグニッションスイッチのオフ中に燃料の補給が行われたと認識されず、イグニッションスイッチのオフ時に記憶された燃料残量の指示値が表示されてしまい、イグニッションスイッチのオン直後の燃料残量表示にイグニッションスイッチのオフの間に補給された燃料が反映されずに表示されるという不具合が稀に生じていた。
本発明の目的とするところは、上記問題点に鑑みてなされたものであり、状態に応じて燃料の残量を正確に表示することができる燃料残量表示装置とその表示方法を提供することにある。
本発明の燃料残量表示装置は、請求項1に記載したように、表示値を表示する表示手段と、車両の燃料タンク内の燃料の液面レベルを検出して燃料信号を発生する燃料センサと、前記車両の速度を検出して車速信号を発生する車速センサと、前記燃料センサからの前記燃料信号に基づいて第1の計測値を算出し、この第1の計測値を用いて前記表示値を算出し、この表示値を前記表示手段に表示させるとともに、前記第1の計測値および前記表示値を記憶手段の各格納エリアに格納させる制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記車速センサからの前記車速信号に基づいて前記車両が停車してから所定時間経過したと判定した際に、前記第1の計測値の値を前記第1の計測値を格納した格納エリアと異なる格納エリアに第2の計測値として前記記憶手段に格納するとともに、イグニッションスイッチがオンされた後において、前記車両の電源と前記制御手段との間の配線上におけるフューズの接続状態を判定し、この判定結果に応じて、前記第2の計測値を用いて給廃油判定を行うか否かを選択することを特徴とする。
また、請求項2に記載したように、請求項1に記載の燃料残量表示装置において、前記制御手段は、イグニッションスイッチがオンされた後に、前記燃料センサからの燃料信号に基づいて新たに算出される第1の計測値と前記記憶手段に格納された前記第2の計測値との差が所定しきい値未満であるか否かを判定することによって前記給廃油判定を行い、この給廃油判定の結果に基づいた表示を前記表示手段に促すことを特徴とする。
また、請求項3に記載したように、請求項2に記載の燃料残量表示装置において、前記制御手段は、イグニッションスイッチがオンされた後に、前記フューズが接続されていなかったと判定した場合、前記給廃油判定を行わずに、前記新たに算出された第1の計測値の値を前記表示手段に表示させることを特徴とする。
また、本発明の燃料残量の表示方法は、請求項4に記載したように、車両の燃料タンクに設けられる燃料センサからの燃料信号に基づいて第1の計測値を算出し、この第1の計測値を用いて前記表示値を算出する演算処理と、前記表示値を表示手段に表示させる表示処理と、車速センサに基づいて前記車両が停車してから所定時間経過したが否かを判定する安定状態判定処理と、前記安定状態判定処理によって所定時間経過したと判定された場合に前記第1の指示値の値を第2の指示値として前記記憶手段に格納する格納処理と、を行う燃料残量の表示方法であって、イグニッションスイッチがオンされた後に、前記車両の電源と燃料残量表示装置との間の配線上におけるフューズの接続状態を判定するフューズ判定処理を行い、この判定結果に基づいて、前記フューズが接続されていたと判定した場合、前記燃料センサからの燃料信号に基づいて新たに算出される第1の計測値と前記格納処理によって前記記憶手段に格納された前記第2の計測値とを比較して燃料の補給または排出の判定を行う給廃油判定処理と、この給廃油判定処理の結果に応じて表示値を更新し、前記表示処理を行い、前記フューズ判定処理の判定結果に基づいて、前記フューズが接続されていなかったと判定した場合、前記給廃油判定を行わずに、前記燃料センサからの燃料信号に基づいて新たに算出された第1の計測値の値を前記表示手段に表示させることを特徴とする。
本発明は、車両の燃料タンク内の燃料残量を表示することのできる燃料残量表示装置に関して、状態に応じて燃料の残量を正確に表示することができる燃料残量表示装置とその表示方法を提供できる。
以下、添付図面を用いて本発明の燃料残量表示装置とその表示方法について説明する。
図1は、車両用の燃料残量表示装置の電気的な構成を示す図であり、車速センサ1と、液位センサ(燃料センサ)2と、インジェクタ3と、マイコン(制御手段)4と、表示器(表示手段)5と、から構成される。
車速センサ1は、車両の車輪回転に同期して回転する被検出部の回転速度に応じた車速情報を車速検出信号(車速信号)として出力するものである。
液位センサ2は、車両の燃料タンク内における燃料の残量を測定するためのフロートや摺動抵抗等からなり、液面レベルに応じて変化するフロートに連動する摺動抵抗の抵抗値を示す情報を液位検出信号(燃料信号)として出力する。
インジェクタ3は、燃料供給管によりフィルタ及びポンプを介して燃料タンクに連通されており、ノズルの開閉弁を開閉させて、燃料タンクからの燃料をエンジン内に噴射するものである。また、インジェクタ3は、燃料の噴射量に応じた消費情報を噴射検出信号として出力する。
マイコン4は、例えばメータのハウジング内の回路基板に搭載されるマイクロコンピュータからなる制御手段であり、車速センサ1,液位センサ2,インジェクタ3からの検出信号に基づいて、各種演算処理を行う手段としてのCPU(中央処理装置)と、CPUにおける演算処理結果を各格納エリアに記憶する読出しおよび書換え可能な作業用メモリなるRAM(記憶手段)41と、制御プログラムを記憶した読出し専用のプログラムメモリなるROMとを備えている。また、マイコン4は、車速センサ1,液位センサ2やインジェクタ3等に電気的に接続するための入出力インターフェイスを備えている。この入出力インターフェイスには、イグニッションスイッチやフューズをそれぞれ介して車両の電源(バッテリ)と接続されるポートや表示器5に接続されるポートを備えており、車両の電源とマイコンとの間の配線上において、イグニッションスイッチがオンもしくはフューズが接続状態であれば、マイコン4に電力が供給され、種々の演算処理を行うことができる。
また、マイコン4は、車速センサ1,液位センサ2,インジェクタ3からの検出信号を入力し、これらの信号に基づいてROMに記憶された所定のプログラムやRAM41に格納された各種データに従って得られる燃料残量を表示器5に出力する。また、マイコン4は、車速センサ1等の各種センサからの情報を入力し、燃料の単位消費量(燃費)や走行可能距離を演算して表示器5へ出力することもできる。
表示器5は、車両の運転席前方に搭載されるコンビネーションメータからなり、マイコン4からの制御信号に基づいて図示しない駆動回路を介して作動するものである。また、表示器5は、後述するマイコン4の演算処理にて得られる燃料残量(表示値)や車速に応じて回動する指針と、この指針の指示対象である指標を有する文字板とを対比判読することで車速や燃料残量をアナログ表示する指示計器や、燃料の単位消費量や走行可能距離を数値にて表示するため液晶素子や有機EL素子等からなる表示パネルなどが備えられている。
また、表示器5には、発光ダイオードまたはランプ等の光源を有する警報手段51を備えており、マイコン4からの制御信号に基づいて点灯もしくは点滅作動することで、警報状態を報知することができる。
上述した構成を車両に搭載することによって、燃料残量表示装置を提供することができる。また、マイコン4によって、各種センサの検出信号などの入力値に基づいた演算処理を行うとともに、表示器5を駆動制御することができる。
次に、表示器5を駆動制御するためのマイコン4による演算処理について、図2から図4を用いて説明する。なお、図2はRAM41のデータ格納エリアを示すものであり、図3は燃料残量を算出して表示するまでの通常処理を示す。
マイコン4は、液位センサ2からの液位検出信号を一定時間毎に数回(例えば、4回)入力し、この数回分の液位検出信号をサンプリング情報として、RAM41のサンプリング情報格納エリアDに格納する(ステップS1)。
次にマイコン4は、数回分のサンプリング情報Dの平均値を算出するとともに、燃料タンクの形状を考慮した所定のアルゴリズムによって、液面レベルに対応する燃料残量を第1の計測値F1として算出し、この第1の計測値F1をRAM41の第1の計測値格納エリアに格納する(ステップS2)。
次にマイコン4は、第1の計測値F1に応じて、給油判定やインジェクタ3からの噴射検出信号を考慮した燃料残量を所定のアルゴリズムによって算出し、表示値MとしてRAM41の表示値格納エリアに格納する(ステップS3)。なお、マイコン4は、噴射検出信号によって算出される噴射量(燃料の消費量)に応じて燃料残量を減算するとともに、第1の計測値F1に基づいて、この値を補正することによって表示値Mを算出することができる。また、ステップS3において、燃料の補給や排出を考慮しながら表示値Mを算出することができる。マイコン4は、上述したステップS1からステップS3までの演算処理によって、表示器5に表示するべく表示値Mを得ることができる。
また、マイコン4は、マイコン4がフューズを介して電源と接続状態であるか否かを判定し、フューズによる接続状態を示す情報をフューズフラグ(フューズ情報)Vとして、フューズフラグ格納エリアに格納する(ステップS4)。なお、このフューズフラグVによって、イグニッションスイッチがオフ状態の時にマイコン4への電力供給がなされるか否かを判定できる。
また、マイコン4は、安定状態判定処理として、車速センサ1からの車速検出信号に基づいて、車両が走行しているか否かを判定し(ステップS5)、車両が停車している場合(車速が0km/hの場合)には、この停車状態にて所定時間(例えば10秒)経過したか否かを判定する(ステップS6)。なお、前記所定時間は、車両が停車してから、停車した後に生じる燃料タンク内の燃料の流動が緩やかになり、これにともなって液面レベルの上下動が微少になると思われる時間が予め設定される。
マイコン4は、ステップS6の判定処理によって停車状態で所定時間経過したと判定した場合、格納処理として、第1の計測値F1を第2の計測値F2としてRAM41の第2の計測値格納エリア(第1の計測値を格納した格納エリアと異なる格納エリア)に格納する(ステップS7)。なお、第2の計測値F2は、傾斜地や平地に関わらず燃料タンク内の燃料の液面レベルが安定した状態で計測された時の値である。
次にマイコン4は、イグニッションスイッチがオフされたか否かを判定し(ステップS8)、オフされた場合には、サンプリング処理など上記した処理を停止するなど省電力処理を行うとともに、イグニッションスイッチがオンされるまで待機するモード(スタンバイモード)に移行する。
また、マイコン4は、表示処理として、ステップS3にて算出された表示値Mを表示するように促す制御信号を表示器5に出力する(ステップS9)。なお、この処理の前にイグニッションスイッチの状態を判定し、オフ状態であれば、表示器5に表示しないようにすることもできる。また、マイコン4は、この表示値Mが所定量(例えば、8リットル)未満であれば表示器5に設けられた警報手段51によって燃料残量が少ないことを報知することもできる。
上述したステップS1からステップS9までの処理を繰り返すことによって、燃料残量に対応する表示値を算出し、表示器5に出力することができるとともに、フューズフラグVや第2の燃料残量F2を格納することができる。
以下、図4を用いてイグニッションスイッチをオンした後の処理手順を説明する。
マイコン4は、スタンバイモードや電源オフ状態から、イグニッションスイッチがオンされた場合、まず、液位センサ2からの液位検出信号を一定時間毎に数回(例えば、4回)入力し、この数回分の液位検出信号をサンプリング情報Dとして、RAM41のサンプリング情報格納エリアに格納する(ステップS11)。
次にマイコン4は、数回分のサンプリング情報Dの平均値を算出するとともに、燃料タンクの形状を考慮した所定のアルゴリズムによって燃料残量に対応する第1の計測値(新たな第1の計測値)F1を算出し、この第1の計測値をRAM41の第1の計測値格納エリアに格納する(ステップS12)
次にマイコン4は、選択処理として、RAM41に格納されたフューズフラグを読み取り、前回スタンバイモードに移行する前、もしくはイグニッションスイッチがオフされるまでのフューズの接続状態を判定する(ステップS13)。マイコン4は、この接続状態の判定結果に基づいて、後述する給廃油判定処理を行うか否かを選択する。
マイコン4は、ステップS13の判定においてフューズによって接続状態であったと判定した場合、給廃油判定処理として、第2の計測値F2のイグニッションスイッチがオフされる前後付近に計測された可能性が高いものとして、ステップS12にて格納された第1の計測値F1とRAM41に格納される第2の計測値F2とを比較し、その差(絶対値)が所定しきい値(例えば、3リットル)未満であるか否かを判定する(ステップS14)。この給廃油判定処理によって、所定しきい値以上であれば、燃料タンク内において燃料が補給(給油)または排出(廃油)されたと判定する。
また、マイコン4は、ステップS13においてフューズが接続状態でなかったと判定した場合、あるいはステップS14において第1の計測値F1と第2の計測値F2との差が、所定しきい値以上であると判定した場合には、RAM41に格納された第1の計測値F1の値を表示値Mに格納する(ステップS15)。すなわち、燃料の補給あるいは排出がなされたと判定した場合、マイコン4は、表示値Mの値をステップS12にて新たに算出された第1の計測値F1の値に更新する。
また、マイコン4は、表示処理として、RAM41に格納された表示値Mを読み出し、この表示値Mに基づく表示を促す制御信号を表示器5に出力する(ステップS16)。
上述の処理によって、イグニッションスイッチをオンされた際に、状態に応じて正確な燃料残量を速やかに表示することができる。
かかる燃料残量表示装置は、表示値Mを表示する表示器5と、車両の燃料タンク内の燃料の液面レベルを検出して液位検出信号を発生する液位センサ2と、前記車両の速度を検出して車速検出信号を発生する車速センサ1と、液位センサ2からの燃料検出信号に基づいて第1の計測値F1を算出し、この第1の計測値F1を用いて表示値Mを算出し、この表示値Mを表示器5に表示させるとともに、第1の計測値F1および表示値MをRAM41に格納させるマイコン4と、を備え、マイコン4は、車速センサ1からの車速検出信号に基づいて前記車両が停車してから所定時間経過したと判定した際に、第1の計測値F1の値を第2の計測値F2としてRAM41に格納し、マイコン4は、イグニッションスイッチがオンされた後に、新たに算出される第1の計測値F1とRAM41に格納された第2の計測値F2とによって給廃油判定を行い、この給廃油判定の結果に基づいた表示を表示器5に促すものである。
したがって、ステップS14において第1の計測値F1と第2の計測値F2との差が、所定しきい値未満であると判定した場合には、スタンバイモードに移行する前に算出された表示値Mによって表示器5の表示を行うことができる。すなわち、イグニッションスイッチをオンした直後から、例えば、イグニッションスイッチを操作した場所が傾斜地であっても、イグニッションスイッチをオフする前の情報(サンプリング情報D,第1の計測値F1やインジェクタからの噴射検出信号など)によって得られた表示値Mを用いて正確な値の燃料残量を速やかに表示することができる。
また、第1の計測値F1と第2の計測値F2との差が、所定しきい値以上である場合には、燃料タンク内の燃料が補給または排出された可能性が高く、この場合、RAM41に格納された表示値Mと実際の燃料タンク内の燃料残量とが大きく異なる値となってしまう。そこで、マイコン4は、ステップS15によって、RAM41に格納されたデータを用いずに、新たに算出された第1の計測値F1の値を表示器5に表示させることができ、正確な値により近い燃料残量を速やかに表示することができる。
また、マイコン4は、前記車両の電源までに設けられるフューズの接続状態をフューズフラグVとしてRAM41に格納するとともに、イグニッションスイッチがオンされた後に、フューズフラグVに基づいて、前記フューズが接続されていなかったと判定した場合、前記給廃油判定を行わずに、新たに算出された第1の計測値F1の値を表示器5に表示させるものである。
したがって、マイコン4から電源までに設けられるはずのフューズが接続状態でなかった場合(フューズが未装着な場合や切断された場合)には、例えば、停車後すぐにイグニッションスイッチをオフしてマイコン4への電気供給が絶たれるなど、第2の計測値F2が直前のデータではない可能性があるため、これを考慮して、RAM41に格納されたデータを用いずに、新たに算出された第1の計測値F1の値を表示器5に表示させることができるため、フューズの接続状態に応じて、正確な値により近い燃料残量を速やかに表示することができる。
なお、上述した実施の形態においては、マイコン4を構成するRAM41を記憶手段として用いたものを例に挙げて説明したが、別体に設けられる不揮発性メモリを用いることもできる。
また、上述した実施の形態では、給廃油判定処理として ステップS14において、新たに算出された第1の計測値F1とRAM41に格納される第2の計測値F2とを比較し、その差(絶対値)が所定しきい値(例えば、3リットル)未満であるか否かを判定するようにしたが、燃料タンクの形状や液位センサの精度に応じた所定しきい値を設定できる。また、本発明は、上述のように差の絶対値に対してしきい値を設定するものでなくともよく、新たな第1の計測値F1とRAM41に格納された第2の計測値F2との差(F1−F2)が、例えば、マイナス5リットル以上で3リットル未満の所定範囲内であるか否かを判定するものであってもよい。すなわち、差(F1−F2)が、マイナス5リットル未満であれば、燃料タンクから燃料が排出され、3リットル以上であれば、燃料が補給されたものと判定することができる。
また、本発明の実施の形態では、上述した構成部品や処理方法からなる燃料残量表示装置を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その構成や処理は同様の効果が得られるものであればよく、例えば、上述した実施の形態では、ステップ3にて噴射検出信号を考慮した燃料残量を所定のアルゴリズムによって算出するものを示したが、噴射検出信号の情報を用いずに、燃料タンク内に設けられる液位センサ(燃料センサ)からの液位検出信号(燃料信号)の情報に基づいて、表示器(表示手段)に表示するための表示値を算出するものであってもよい。
本発明の実施の形態の燃料残量表示装置に構成を示す図。 同上実施の形態のRAM内の各種エリアを示す図。 同上実施の形態のマイコンが行う処理の一部を示すフローチャート。 同上実施の形態のマイコンが行う処理の一部を示すフローチャート。
符号の説明
1 車速センサ
2 液位センサ(燃料センサ)
4 マイコン(制御手段)
41 RAM(記憶手段)
5 表示器(表示手段)
F1 第1の計測値
F2 第2の計測値
M 表示値
V フューズフラグ(フューズ情報)

Claims (4)

  1. 表示値を表示する表示手段と、車両の燃料タンク内の燃料の液面レベルを検出して燃料信号を発生する燃料センサと、前記車両の速度を検出して車速信号を発生する車速センサと、前記燃料センサからの前記燃料信号に基づいて第1の計測値を算出し、この第1の計測値を用いて前記表示値を算出し、この表示値を前記表示手段に表示させるとともに、前記第1の計測値および前記表示値を記憶手段の各格納エリアに格納させる制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記車速センサからの前記車速信号に基づいて前記車両が停車してから所定時間経過したと判定した際に、前記第1の計測値の値を前記第1の計測値を格納した格納エリアと異なる格納エリアに第2の計測値として前記記憶手段に格納するとともに
    イグニッションスイッチがオンされた後において、
    前記車両の電源と前記制御手段との間の配線上におけるフューズの接続状態を判定し、この判定結果に応じて、前記第2の計測値を用いて給廃油判定を行うか否かを選択することを特徴とする燃料残量表示装置。
  2. 前記制御手段は、イグニッションスイッチがオンされた後に、前記燃料センサからの燃料信号に基づいて新たに算出される第1の計測値と前記記憶手段に格納された前記第2の計測値との差が所定しきい値未満であるか否かを判定することによって前記給廃油判定を行い、この給廃油判定の結果に基づいた表示を前記表示手段に促すことを特徴とする請求項1に記載の燃料残量表示装置。
  3. 前記制御手段は、イグニッションスイッチがオンされた後に、前記フューズが接続されていなかったと判定した場合、前記給廃油判定を行わずに、前記新たに算出された第1の計測値の値を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項2に記載の燃料残量表示装置。
  4. 車両の燃料タンクに設けられる燃料センサからの燃料信号に基づいて第1の計測値を算出し、この第1の計測値を用いて前記表示値を算出する演算処理と、前記表示値を表示手段に表示させる表示処理と、車速センサに基づいて前記車両が停車してから所定時間経過したが否かを判定する安定状態判定処理と、前記安定状態判定処理によって所定時間経過したと判定された場合に前記第1の指示値の値を第2の指示値として前記記憶手段に格納する格納処理と、を行う燃料残量の表示方法であって、
    イグニッションスイッチがオンされた後に、
    前記車両の電源と燃料残量表示装置との間の配線上におけるフューズの接続状態を判定するフューズ判定処理を行い、
    この判定結果に基づいて、前記フューズが接続されていたと判定した場合、前記燃料センサからの燃料信号に基づいて新たに算出される第1の計測値と前記格納処理によって前記記憶手段に格納された前記第2の計測値とを比較して燃料の補給または排出の判定を行う給廃油判定処理と、この給廃油判定処理の結果に応じて表示値を更新し、前記表示処理を行い、
    前記フューズ判定処理の判定結果に基づいて、前記フューズが接続されていなかったと判定した場合、前記給廃油判定を行わずに、前記燃料センサからの燃料信号に基づいて新たに算出された第1の計測値の値を前記表示手段に表示させることを特徴とする燃料残量の表示方法。
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