JP4105877B2 - 乾燥食肉製品及びその製法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は乾燥食肉製品及びその製法に関する。より詳細には、食感を改良した乾燥食肉製品及びその製法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ドライソーセージ(いわゆるサラミ)、ジャーキーなどの乾燥食肉製品は、嗜好性が高く、酒のつまみ等として広く食されている。このようにドライソーセージに代表される乾燥食肉製品は、肉のうまみが濃縮された美味しさと共に、その独特の歯ごたえのある食感を有している。
係る乾燥食肉製品は、常温流通製品の微生物学的安全性の指標であり、黄色ブドウ球菌のエンテロトキシン産生可能な上限の水分活性0.87未満にするために、ドライソーセージ用練り肉をケーシングに充填し、又は予め添加しておいた乳酸菌スターターによる乳酸発酵、又は予め添加しておいたグルコノデルタラクトンから生じるグルコン酸により練り肉のpHを食肉蛋白質の等電点付近又はそれ以下に低下させ、練り肉が離水し易い状況(換言すれば、乾燥し易い状況)を整えた後に、3〜20日間ぐらい乾燥庫で乾燥させることにより製造されている。従って、従来の乾燥食肉製品は、乾燥庫での長時間乾燥とケーシングのため、食感が堅い食肉製品となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、乾燥食肉製品は、うまみが濃縮された美味しさと独特の食感を有する食品であるが、食感が非常に堅いという問題がある。
即ち、この食感の堅さが、子供や高齢者にとっては、咀嚼等の困難さにつながり、摂取を妨げていた。そこで、乾燥食肉製品の肉のうまみを持ち且つ食感が柔らかく歯切れが良く、広い年齢層の方に摂取が容易な性質を持つ乾燥食肉製品が開発されることが望まれていた。
本発明は係る問題点を解消するためになされたもので、乾燥し易い状況を整える目的で膨張剤を使用して乾燥食肉製品を含泡状とし、更にケーシングを使用しないことによって乾燥時間を短縮し、うまみを維持したまま柔らかな食感を有する乾燥食肉製品が得られることを見出して本発明を完成した。
【0004】
なお、膨化型乾燥食肉製品の製法としては、エクストルーダーを用いて調製する方法が知られている。エクストルーダー法では、その膨化原理が、高圧をかけることで高温となった状態から急激に低圧な状態に変化させた場合に原材料中に含まれる空気や水分が膨張・蒸発する際の力によっている。つまり、エクストルーダー法では、原材料の水分含量がある程度以上に高くなると、あまりにも激しく膨張するために爆発したような状態となり製品形成ができなかった。従って、エクストルーダー法では、原材料の水分含量を低くする必要があった。また、食肉は水分含量が高いことから、ある程度の低い比率でしか配合できなかった。一方、低水分含量の穀紛類を多量に配合する必要があった。このため、エクストルーダー法で調製した乾燥食肉製品は食感や風味が劣るという問題がある。
一方、膨張剤の食肉製品への適用は従来知られていなかった。食肉製品へ気泡を含ませる方法として、カッターで肉を細切する際に炭酸ガスを吹き込む方法があるが、この対象は、きめの細かい均一な(homogeneous)練り肉の調製に適した方法であり、サラミのような目の粗い不均一な(heterogeneous)練り肉を調製する際には空気をうまく抱き込ませることができなかった。そのため、生地中に気泡を含有させることが難しく、気泡を有する乾燥食肉製品は知られていなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決すべくなされた本発明は、
(1)ケーシングがされておらず且つ含泡状であることを特徴とする乾燥食肉製品;
(2)水分活性が、0.87未満である上記(1)記載の乾燥食肉製品;
(3)原材料と膨張剤を含有する生地をケーシングすることなく成形し、次いで加熱することにより膨化及び乾燥することを特徴とする乾燥食肉製品の製法;
である。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明は上記の構成からなり、本発明の乾燥食肉製品は含泡状であるという特長を有し、容積比で20〜50%程度の気泡を含有する。従って、従来の乾燥食肉製品の密度(通常0.9〜1.1)に比べ低密度(0.5〜0.8)であるという特性を有している。気泡は独立気泡、連続気泡の何れでもよいが、独立気泡が好ましく、またできるだけ均一に含有させるのが好ましい。気泡の径としては、長径で0.1〜5mm程度、好ましくは0.2〜3mm程度、より好ましくは0.3〜2mm程度に調整される。
本発明の乾燥食肉製品はケーシングされていない。ここでいうケーシングとは、従来のソーセージなどの外皮に使用されている羊腸などをいう。本発明では係るケーシングを使用していないので、乾燥時間の短縮及び柔らかさの向上を図ることができる。
本発明の乾燥食肉製品の形状・形態は特に限定されない。例えば、形状としては棒状、平板状、スティック状などが例示できる。
【0007】
本発明の乾燥食肉製品は種々の方法で調製することができるが、一例を挙げると、まず、食肉(畜肉及び/魚肉)を適当な大きさに細挽した後、乾燥食肉製品の製造に従来から使用されている添加材を加えると共に膨張剤を添加し、更に必要に応じて水(氷)を加え、サイレントカッターなどの混練機を用いて混練して、練り肉(生地)を調製する。
上記の工程において、畜肉としては、例えば豚肉、牛肉、羊肉、兎肉などが例示され、魚肉としては、例えばすけとうたらすり身、まぐろなどが例示される。
また、添加材としては、乾燥食肉製品の製造に従来から使用されている種々の素材が用いられ、例えば、小麦粉、米粉等の穀粉類、コーンスターチ、馬鈴薯澱粉等の澱粉類、分離大豆蛋白、脱脂大豆粉等の植物性蛋白質、全卵、卵黄、卵白等の卵成分、食塩、コショウ等の調味料、重合リン酸塩、メタリン酸塩等のリン酸塩、ソルビトール、トレハロース等のオリゴ糖類などが例示される。
【0008】
更に、膨張剤としては、食品業界で使用されている各種の膨張剤を使用することができ、例えば、炭酸ガスを発生させて生地を膨張させる膨張剤、アンモニアガスを発生させて膨張させる膨張剤などが例示される。
上記の炭酸ガスを発生させて生地を膨張させる膨張剤としては、例えば、アルカリ製剤である重曹(炭酸水素ナトリウム)を酸性のpH下の生地に添加することでガスを発生させる方法と、上記の重曹と酸性剤(リン酸ナトリウム、リン酸カルシウム、焼ミョウバン、グルコノデルタラクトン、酒石酸及び酒石酸水素カリウムを単独又は組み合わせたもの)を混合したベーキングパウダーをもちいて同じく炭酸ガスで膨らませる方法が知られている。
また、アンモニアガスを発生させて膨張させるものとしては、塩化アンモニウムと炭酸水素ナトリウムを反応させることによりガスを発生させるイスパタが知られている。
【0009】
上記の練り肉(生地)に関し、生地中の食肉成分の含量は、生地100重量部当り50〜90重量部程度、好ましくは60〜80重量部程度、より好ましくは70重量部程度に調整される。
また、穀紛などの添加材は、食肉製品の種類、所望する性状などに応じて適当量添加することができる。
更に、膨張剤の添加量は、生地100重量部当り0.01〜6重量部程度、好ましくは0.1〜2重量部程度、より好ましくは0.2〜1重量部程度に調整される。膨張剤の添加量が0.01重量部未満であると膨化が不足し、また6重量部を超えると膨化が過度になり、膨化後の形状の維持が困難になるおそれがある。
【0010】
上記の工程で調製された生地は、次いで所望の形状に成形される。成形手段としては、押出機などの慣用の手段を用いることができる。
成形された生地は、加熱手段で加熱する。加熱することにより、膨張剤による膨化と乾燥が行われ、本発明の乾燥食肉製品が得られる。
加熱手段としては、食品業界で使用されている慣用の手段を用いることができ、例えば、オーブン加熱、マイクロ波加熱などが例示できる。
オーブン加熱の場合の加熱温度は、膨張剤による膨化が遂行できる温度であればよく、通常100〜200℃程度、好ましくは130〜150℃程度で行われる。マイクロ波加熱の場合には、マイクロ波の出力に応じて、条件を適宜決定すればよい。
製品の太さなどに応じて、上記の加熱の後に、必要に応じて更に20℃以下又は50℃以上で乾燥することにより、当該製品の保存流通温度帯における微生物学的安全性や保存性を確保するための水分活性値に調整することができる。例えば、常温で保存流通する場合には、ブドウ球菌が常温でエンテロトキシンを産生する上限の水分活性値0.87未満に調整すればよい。ブドウ球菌がエンテロトキシンを産生する上限の水分活性値は10℃以下の低温では0.87より高くなることが知られているので、10℃以下の低温で保存流通する場合には、当該製品の水分活性値を0.87より高い値に調整すればよい(例えば、0.96)。
本発明の食肉製品では、ケーシングが使用されておらず、また含泡多孔質状となっているので、乾燥を短時間で行うことができ、従来のような長時間の乾燥による食肉製品の硬化を防止することができる。
かくして得られる本発明の乾燥食肉製品は、従来の乾燥食肉製品と同様にして食される。柔らかく、また嚥下性にすぐれているので、老若を問わず食することができるという特長を有する。
【0011】
【発明の効果】
本発明の乾燥食肉製品及び本発明の製法は下記の特長を有する。
(1)本発明品は、原料中に膨張剤を添加させて膨張させることで、製品中に多くの気泡(容積比20%〜50%)を含み、また、ケーシングを使わないことで、結果、空気面に多く接することで水分の蒸発を容易にし、従来(乾燥工程前の直径が15mm程度のときには3〜4日間)より短時間の乾燥時間(2日間以内)で所定の水分含量に至るため、肉の柔らかさが保たれており(水分含量25〜40%)優れた食感を持ち食べやすい食肉製品である。
(2)気泡を多く含む(低密度)こと自体が気泡を含まない製品に比べかみ切りやすく食べやすい性質の付加に相加的に寄与している。このように本発明品は気泡を含有しており、乾燥時間の短縮による柔らかさと低密度化による柔らかさに基づき、従来製品に比べて柔らかい食感を有している。
(3)本発明の乾燥食肉製品は、微生物の繁殖を防止することができることから水分活性を0.87未満とすることが好ましい。しかし、当該乾燥食肉製品を、10℃以下又は5℃以下の低温域で流通させる場合には、微生物学的安全性を確保するための指標として、黄色ブドウ球菌を設定する必要はなく、最終製品の水分活性を0.87より高く設定することもできる(例えば、多くのドメスティックソーセージの水分活性値は0.97〜0.98以上)。従って、この場合には、加熱・乾燥時間を更に短縮することができる。
(4)本発明品の乾燥食肉製品の製法は、膨張剤を食肉に用いているため、原料肉のきめの細かさや荒さに関わらず、つまり、最終の食肉製品の形態に関わらず、気泡を含ませることができる方法である。従って、本発明の製法により得られた食肉製品は、従来の食肉含量の高い食肉製品(密度0.9〜1.1)では得られなかった、低密度(0.5〜0.8)の状態をもつという特性を持つ。また、本発明の製法は高含水生地(水分含量:50〜85%)でも使用することができるので、水分含量の制約の多かったエクストルーダー法に比べ多量の食肉を使用でき、より嗜好性に優れた風味を持ち、弾力性に富み、柔らかな食感を有する乾燥食肉製品を得ることができる。
【0012】
【実施例】
以下、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、本発明は係る実施例に限定されるものではない。
【0013】
実施例1
豚肉(練り上がり原料混合物100重量部当たり70部)をサイレントカッターにて、直径5mm以下の肉塊になるように細挽し、これに氷(8部)、ソルビトール(8部)、小麦粉(4部)、植物性蛋白質(4部)、卵(4部)、食塩(0.8部)、調味料(0.5部)、重合リン酸塩(0.2部)、膨張剤(ベーキングパウダー、0.5部)を加え、練り肉を調製した。なお、サイレントカッターの操作は低速及び高速運転(刃の回転数;それぞれ1500と3000rpm)を適宜組み合わせて行い行った。次いで、この練り肉を直径1.35cmのノズルで成形し、150℃に設定したチャンバーで15〜20分間加熱乾燥し、冷却し、本発明の柔軟な食肉製品を得た。得られた製品の水分含量、水分活性(Aw)及び密度は、それぞれ35%、0.85、0.59g/cm3であった。また、物性は適度に柔らかく弾力性に富んでいた。
【0014】
実施例2
実施例1の練り肉を80℃に設定したチャンバーで5分間蒸煮し、その後130℃に設定したチャンバーで、10分間加熱乾燥した以外は同様に操作して、水分含量、Aw及び密度がそれぞれ、38%、0.87、0.63g/cm3を得た。
【0015】
実施例3
実施例1で調製した練り肉を、直径1.35cmのノズルで成形し、180℃に設定したチャンバーで10〜15分間加熱乾燥し、冷却し、本発明の柔軟な食肉製品を得た。得られた製品の水分含量、Aw及び密度は、それぞれ32%、0.83、0.51g/cm3であった。また、物性は適度に柔らかく弾力性に富んでいた。
【0016】
実施例4
実施例1で調製した練り肉を、直径1.35cmのノズルで成形し、150℃に設定したチャンバーで10〜15分間加熱乾燥し、冷却し、本発明の柔軟な食肉製品を得た。得られた製品の水分含量、Aw及び密度は、それぞれ38%、0.87、0.76g/cm3であった。また、物性は適度に柔らかく弾力性に富んでいた。
【0017】
実施例5
実施例1で調製した練り肉を、直径1.35cmのノズルで成形し、150℃に設定したチャンバーで5〜10分間加熱乾燥し、冷却し、本発明の柔軟な食肉製品を得た。得られた製品の水分含量、Aw及び密度は、それぞれ43%、0.92、0.79g/cm3であった。また、物性は適度に柔らかく弾力性に富んでいた。
【0018】
実施例6
実施例1で調製した練り肉を、直径1.35cmのノズルで成形し、150℃に設定したチャンバーで5〜10分間加熱し、次いで55℃の乾燥庫で1時間乾燥し、冷却し、本発明の柔軟な食肉製品を得た。得られた製品の水分含量、Aw及び密度は、それぞれ41%、0.90、0.78g/cm3であった。また、物性は適度に柔らかく弾力性に富んでいた。
【0019】
実施例7
実施例1において魚肉を原料肉にし、氷(8部)の代わりに、氷(4部)と豚脂(4部)を用いた以外は同様に操作して、本発明の柔軟な魚肉製品を得た。得られた製品の水分含量、Aw及び密度は、それぞれ35%、0.85、0.59g/cm3であった。また、物性は適度に柔らかく弾力性に富んでいた。
【0020】
実施例8
実施例1で調製した練り肉を9mm厚の平板状に圧延し、常法に準じてマイクロ波照射加熱した後、冷却し、本発明の乾燥食肉製品を得た。得られた乾燥食肉製品の水分含量、Awと密度は実施例1に記載の値と略同様であった。また、物性は適度に柔らかく弾力性に富んでいた。
【0021】
比較例1
下記の市販製品を購入し、分析し、以下の測定結果を得た。
スティック状ドライソーセージ:実施例1とほぼ同径の製品であり、それを分析したところ、水分含量25%、Aw0.81、密度1.02g/cm3であった。物性は堅く弾力性は少ししかなかった。
【0022】
比較例2
実施例1において膨張剤を使用しない以外は同様に作成した(但し、規定の水分活性を得るために、20℃で3日間乾燥)製品を分析し、以下の測定結果を得た。
得られた製品の水分含量、Aw及び密度は、それぞれ28%、0.85、1.00g/cm3であった。また、物性は堅く弾力性は少ししかなかった。
【0023】
試験例1
テクスチャーの測定
実施例1で得られた乾燥食肉製品、比較例1のスティック状の製品や比較例2の製品をTensipresser(TTP-50BX、タケトモ電機:)を用いて計測した。得られた結果を表1に示す。表1に示すように、本発明の乾燥食肉製品は、噛み応えの容易さを特徴とする測定値を示し、後述の官能的な所見とも一致した。比較例1のスティック状の製品や比較例2の製品は噛み応えの容易さに欠ける測定値を示し、後述の官能的な所見とも一致した。また、これらの測定値と官能所見は、供試検体の密度と対応することが確認された。
【0024】
【表1】
【0025】
試験例2
顕微鏡による組織学的観察
実施例1で得られた乾燥食肉製品、及び比較例1のスティック状の製品を切断し、実体顕微鏡(LeikaMZ8)により観察した。その結果を図1及び図2に示す。
図1に示されるように、実施例1で得られた乾燥食肉製品の切断面を実体顕微鏡下で観察すると、気泡が所々に平均的に存在するのが確認された(長径0.5〜2mm程度の気泡の断面積比1%〜30%)。
一方、図2に示されるように、比較例1のスティック状の製品の場合には、気泡が全く存在しないことが確認された。このように、本発明品は気泡が見られるのに対して、比較例1のスティック状の製品では気泡が見られないという違いがあった。
【0026】
試験例3
実施例1〜8で得られた乾燥食肉製品と比較例1及び比較例2の製品の官能試験を実施した。
官能試験は、5〜10歳が8名、60〜70歳以上が8名の計16名のパネラーによる五段階評価で行われ、その平均値を用いた。ここで用いた指標は、5:非常によい、4:よい、3:ふつう、2:悪い、1:非常に悪い、であった。
その結果を表2に示す。表2に示されるように、本発明品は、通常の乾燥食肉製品であるスティック状製品と同等の高い風味を持ちながら、比較例1(通常品)や比較例2に比べ柔らかく、咀嚼性に優れた製品であることが確認された。
【0027】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られた乾燥食肉製品の切断面の実体顕微鏡写真である。
【図2】比較例1のスティック状の製品の切断面の実体顕微鏡写真である。なお、白く観察される粒子は脂肪粒子である。
Claims (3)
- ケーシングがされておらず且つ含泡状であり、更に密度が0.5〜0.8g/cm 3 であることを特徴とする乾燥畜肉製品。
- 水分活性が、0.87未満である請求項1記載の乾燥畜肉製品。
- 請求項1記載の乾燥畜肉製品の製法であって、原材料と膨張剤を含有する生地をケーシングすることなく成形し、次いで加熱することにより膨化及び乾燥することを特徴とする乾燥畜肉製品の製法。
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