JP4105594B2 - シート供給装置及びこれを備えた画像読取装置 - Google Patents

シート供給装置及びこれを備えた画像読取装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スタッカー上に積載収納したシートを一枚づつ分離して処理プラテンに供給し、処理プラテンでこのシートの画像を読取り、或いはシート上に印刷を施すシート供給装置及びこれを用いた複写機、スキャナー装置などの画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開2001−354339号公報
【特許文献2】
特許第2843492号公報
一般にこの種のシート供給装置は給紙スタッカー上に積載したシートを順次一枚づつ分離して繰出し、このシートを画像読取プラテン或いは印字プラテンなどの処理プラテンに搬送して処理を施し、処理後のシートを排紙スタッカーに収納するものとして広く知られ、画像読取用のスキャナー装置或いは複写機の原稿自動送り装置として用いられている。そしてスキャナー装置、複写装置などのシート供給装置は装置の据付スペースを小さくする為に給紙スタッカーと排紙スタッカーを上下に並べて配置し、シートを給紙スタッカーから処理プラテンを経て排紙スタッカーにU字状の搬送経路で供給する機構が多く用いられている。
【0003】
このような装置は処理プラテンの上流にシート給送ローラを、下流にシート搬出ローラを設けて処理プラテンの前後でシートを強くニップして搬送を制御している。そしてこの両ローラは出来るだけ処理プラテンの近くに配置し前後のローラの周速度を均一に保つことによって安定したシート速度を得るように配慮している。同時に処理プラテンにはシートを直線の経路で搬送することが好ましいが多くの装置はプラテンの上方からシートを供給し上方に排出している。これは装置の据付けスペースを小さくする為には例えば給紙スタッカーと排紙スタッカーを上下に並べて配置しU字状の経路でシートを給排送することが要求される。
【0004】
前掲文献1には画像読取装置として上述の構造が開示されている。このような構造ではシートが処理プラテンに進入しシート先端が下流側の搬出ローラに到達するまではシートは給送ローラのみで処理プラテン上に不安定な状態で送られ、搬入ローラに到達する際もローラのどの位置に当るかによって衝撃を受ける。
例えば画像読取装置にあっては処理プラテン上でシートの先端が浮き上ると画像ボケが起き、またシート先端が搬出ローラに付き当った際の衝撃が画像の乱れとなって現れる。またシート先端と同時にシート後端が給送ローラから離れた(離脱した)後はシートは搬出ローラのみで不安定な状態で処理されることとなる。このシート後端は特にU字状の経路で送る場合には給送ローラから離脱した瞬間に撥ね返り、上下に振動を繰返す。このシート後端が給送ローラから抜けた撥ね返りの現象は画像の乱れとなってスキャナーなど読取装置の精度に大きく影響を及ぼしている。 そこでこの問題を解決する為に前掲特許文献2には給送ローラと処理プラテンとの間に遊動ローラ(アイドルローラ)を、同様に処理プラテンと搬出ローラとの間に遊動ローラを配置することが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述の装置にあってはシート先端が処理プラテンに進入する際のシートの乱れを防止し同様に給送ローラがシート後端から離脱する際の撥ね返りを防止する配慮はなされていない。特に特許文献2によって給送ローラと処理プラテンとの間に遊動ローラを配置することが知られているが給送ローラを処理プラテンから遠く距離をおいてその間に遊動ローラを設けて搬送ガイドによる摩擦力の軽減を図っているに過ぎない。
そこで本発明は給送ローラから処理プラテンにシートの先端および後端を安定してガイドすることによって前述の問題を解決し、同時に搬送の負荷を軽減することを課題としている。また本発明は処理プラテンからシートを下流側に搬出する際に処理プラテン上でシートが浮き上ったり、衝撃で乱れることのないシート供給装置及びこれを用いた画像読取装置の提供もその課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述の課題を達成する為、処理プラテンにシートを供給する給送ローラを処理プラテンに近接した位置に配置したうえで給送ローラと処理プラテンとの間に遊動ローラを設け、この給送ローラと遊動ローラとをシート搬送方向に互いに交叉するように配置してシートを処理プラテンに案内するようにしたものである。
【0007】
請求項1の発明は、シート処理プラテンと、この処理プラテンにシートを供給するシート給送ローラと、上記処理プラテンからシートを搬出するシート搬出ローラと、上記処理プラテンとの間にシート搬送経路を形成して対向配置され上記給送ローラから搬出ローラに至るガイド部材とを備え、上記給送ローラをシートの搬送方向と直交する方向に間隔を隔てた2つ以上のローラで構成し、このローラ間にシートと接して従動する遊動ローラを上記給送ローラの外周とシート搬送方向に互いに交叉するように配置し、シートを上記給送ローラ外周と上記遊動ローラ外周で上記処理プラテンに導くようにした構成であって、これにより給送ローラとこれに交叉する遊動ローラでシートの先端および後端は処理プラテンに導かれシートの先端或いは後端が踊る恐れがなく前述の課題を達成することが出来る。
【0008】
請求項2の発明は前記請求項1の構成において、シート給送ローラと前記シート搬出ローラとを前記処理プラテンの上方に配置し、前記処理プラテンに対向配置され前記給送ローラから前記搬出ローラに至るガイド部材を略U字状に形成したものであり、これにより処理プラテンの上方から進入し上方に搬出する搬送経路であってもシート先端が処理プラテンに進入する際の搬送の乱れもシート後端が給送ローラから離脱する際のハネ返りによる処理精度への影響は改善される。
【0009】
請求項3の発明は前記請求項1の構成において、前記給送ローラと前記遊動ローラと前記ガイド部材とを給送ローラから処理プラテンにシートが給送ローラ、遊動ローラの順にシートを案内する位置に配置したものであり、これによりシートの先端および後端は摩擦抵抗を受けるガイド部材に接することなく給送ローラから処理プラテンに導かれシート先端から後端まで安定した速度で処理プラテン上を通過することとなる。
【0010】
請求項4の発明は前記請求項1の構成において、前記シート給送ローラと前記シート搬出ローラとをそれぞれ互いに圧接したローラ対で構成し、前記処理プラテンと対向する前記ガイド部材側に位置するローラを駆動モータに連結したものであり、これによりシートは給送ローラで搬送力を受け、これと交叉する遊動ローラで処理プラテンに案内されるからシートに伝わる搬送力に変動が少ないこととなる。
【0011】
請求項5の発明は前記請求項1乃至4の構成において、前記処理プラテンと前記シート搬出ローラとの間にシートと接して従動する遊動ローラを配置したしたものであり、これにより処理プラテンを通過したシート先端は遊動ローラによって搬出ローラに導かれシート先端が搬出ローラに突入する姿勢の変化によって衝撃的な振動がシート全体に及ぶ恐れがない。
【0012】
請求項6の発明は前記請求項1乃至5の構成において、前記給送ローラと前記搬出ローラとを搬送直交方向に同一箇所でシートと係合するよう配置したしたものであり、これにより処理プラテンを通過するシートは上流側の給送ローラと下流側の搬出ローラで同一個所で係合しシートにストレスを及ぼすことが少なく安定した搬送が可能である。
【0013】
請求項7の発明は前記請求項6の構成において、前記給送ローラと前記搬出ローラとを搬送直交方向に同一箇所でシートと係合するよう配置し、前記給送ローラと交叉して配置された遊動ローラと前記処理プラテンと前記シート搬出ローラとの間に配置された遊動ローラとを搬送直交方向に同一箇所でシートと係合するよう配置したしたものであり、これにより前記請求項6と同様の結果を得ることとなる。
【0014】
請求項8の発明は前記請求項1の構成において、上下に並設した給紙スタッカーから排紙スタッカーにシートを案内するU字状の搬送経路と、この搬送経路に配置されシートを処理する処理プラテンと上記給紙スタッカーからのシートを上記処理プラテンに搬送するシート給送ローラと、上記処理プラテンからのシートを下流側に搬送するシート搬出ローラと、このシート搬出ローラからのシートを上記排紙スタッカーに排出する排紙ローラとを備え、上記給送ローラをシートの搬送方向と直交する方向に間隔を隔てた2つ以上のローラで構成し、このローラ間にシートと接して従動する遊動ローラを上記給送ローラの外周とシート搬送方向に互いに交叉するように配置し、シートを上記給送ローラ外周と上記遊動ローラ外周で上記処理プラテンに導くようにしたものであり、これにより画像読取装置などの処理プラテン上方からシートを供給し、上方に搬出する装置構成において前記課題を達成することができる。
【0015】
請求項9の発明は、上下に並設した給紙スタッカーから排紙スタッカーにシートを案内するU字状の搬送経路と、上記搬送経路に配置された処理プラテンと、この処理プラテン上のシートを読み取る光電変換手段と、上記給紙スタッカー上のシートを分離する分離手段と、この分離手段からのシートを一時的に停止して下流側に搬送するレジスト手段と、このレジスト手段からのシートを上記処理プラテンに搬送するシート給送ローラと、上記処理プラテンからのシートを下流側に搬送するシート搬出ローラと、このシート搬出手段からのシートを上記排紙スタッカーに排出する排紙手段とを備え、上記給送ローラをシートの搬送方向と直交する方向に間隔を隔てた2つ以上のローラで構成し、このローラ間にシートと接して従動する遊動ローラを上記給送ローラの外周とシート搬送方向に互いに交叉するように配置し、シートを上記給送ローラ外周と上記遊動ローラ外周で上記処理プラテンに導くようにした画像読取装置であり、これにより画像読取装置でのシート先端及び後端の画像ブレを解決することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。図1乃至図5は本発明のシート供給装置の実施の一形態を示す要部説明図である。
図1は給送経路からシートを処理プラテンに供給し、処理プラテンから搬出経路に搬出する要部断面の説明図であり、図2はシート搬送経路を平面に展開した説明図である。図3は給紙経路から処理プラテンにシートを供給する態様の説明図、図4は処理プラテンからシートを搬出する態様の説明図である。
【0017】
図1において103は処理プラテンであり後述する画像読取装置に設けられている。この処理プラテン103の上方には給紙スタッカー202と排紙スタッカー203が上下に間隔を隔てて並設してあり、給紙スタッカー202から排紙スタッカー203に略U字状の搬送経路が設けてある。この搬送経路はシート繰出経路223aとシート給送経路223bとシート処理経路223cと排紙経路223dとでU字状に形成されている。シート給送経路223bには給送ローラ209が給送駆動ローラ225と給送ピンチローラ226で配置してあり、排紙経路223dにはシート搬出ローラ210が搬出駆動ローラ230と搬出ピンチローラ231で配置してある。つまり処理プラテン103の上流側にはシート給送ローラ対209が下流側にはシート搬出ローラ対210が配置されている。
そしてこの給送ローラ対と搬出ローラ対は同一の周速度で処理プラテン103上にシートを給排送し、その過程で画像読取、印字などの処理を施す。処理プラテン103にはシートの通過を許容する間隔を形成してガイド部材223Cが後述する樹脂成形によって配置してある。図示のものは画像読取装置であり、読取部には白色のバックアッププレート228がガイド部材223Cに接着してある。前記給送ローラ対209と搬出ローラ対210とはU字状搬送経路のU字状内側に位置するローラ、給送駆動ローラ225、搬出駆動ローラ230を駆動モータに連結してあるがその駆動機構については後述する。
【0018】
そこで本発明は前記給送駆動ローラ230と処理プラテン103との間にシートに接して従動する遊動ローラEを配置する。この遊動ローラEは給送駆動ローラ230の外径より十分小さい径を選択する。これは給送駆動ローラでシートの走行速度を制御する関係でローラ径を小さくするには限界がある。処理プラテン103は通常フラットな面である為図3bにKで示す三角形状の空間が生じ、この空間に進入したシートの先端及び後端をコントロールする必要がある。シートを案内規制する遊動ローラEは次の条件に設定することが好ましい。給送駆動ローラ225の径D1と給送ピンチローラ226の径d2と遊動ローラEの径d3との関係をd1>d2>d3とする。これは空間Kを出来るだけ小さくすることから求められ、図示のものはd1とd3を2:1の関係にしてある。
【0019】
次に給送駆動ローラ225と遊動ローラEとの外周をシート給送方向において互いに交叉(図3参照)させる。図示P2は両ローラの外周が交わる点を示し、交叉ポイントP2がローラEの水平方向下側の半円外周に位置するように設定する。これはP2を上側の半円外周に位置させるとカールしたシートの先端が交叉ポイントP2に巻き込まれてジャムを起こすのを防止する為である。尚この問題は後述の方法によっても防止できる。そこでシートはローラ225の外周P1とローラEの外周P2とで案内され図示鎖線の軌跡(設計上の軌跡)でプラテン103に到達するように設定する。プラテンと対向するガイド部材223Cの図示P4とプラテン103にシートを案内するガイド部材224Cの図示P5との中間点にシートの移動軌跡が位置するようにローラ225とローラEとを交叉させてある。これは処理プラテン103に導くシートがこの2つのローラで規制され、ガイド部材223Cと224Cとはカールしたシートなど不測なシートをプラテン側に案内するように設定してある。尚図示の搬送経路のU字状外側に位置するガイド部材224Cは樹脂のモールド成形によるガイド部材の先端にプラスチックフィルム(マイラー)から成るガイド片250が備えてある。これはガイド片250の弾性変形によって常にその先端は処理プラテン103に密着し段差が生じないように配慮したものである。尚、給送駆動ローラ225と遊動ローラEとの交叉の形態は両ローラの外周の交叉ポイントP2が遊動ローラEの水平方向上側の半円外周部に位置させるように配置し、搬送経路を構成するガイド部材223bを交叉ポイントから下側の経路内に設けてカールしたシート先端が交叉ポイントP2に進入しないようにしてもよい。この場合も設計上のシート移動軌跡はローラ225の外周P1と遊動ローラEの外周P3で処理プラテン103にシートを導くようにする。このように構成することによって遊動ローラEを小さくすることができる。
【0020】
図4に処理プラテン103から搬出ローラ210にシートを導く構造を示す。処理プラテン103の下流側にはシートを上方にすくい上げる掬上げガイド251が画像読取装置側に設けてある。このプラテン103でシートを案内する図示P4とガイド251の図示P5とがシートを案内する鎖線で描く軌跡(設計上)上に搬出駆動ローラ230と搬出ピンチローラ231がP6で接するように配置してある。そしてガイド251の先端P5とローラ接点P6との間でシートを案内する遊動ローラFが配置してある。そしてローラ230の径d4とローラ231の径d5とローラFの径d6とはd4>d5>d6の関係にしてある。これは前述のローラ225、ローラ226、ローラEと同じ理由であり、更にローラ230の径d4はローラ225の径d1と同一に設定してあり、d1=d4、d2=d5、d3=d6に構成してある。これは処理プラテン103を界して前後のシート搬送条件を同一にして不要なストレスを与えない為である。
【0021】
図2に処理プラテン103前後のシート搬送経路を平面に展開した状態を示す。
図示のものはセンター基準でシートを搬送する場合で、前記給送駆動ローラ225は4個のローラR1、R2、R3、R4で構成してあり、ローラR1、R2との間に遊動ローラE1、E2が搬送方向で互いに交叉するように配置し、ローラR2とR3の間にローラE3が、ローラR3とR4の間にローラE4、E5がそれぞれ配置してある。前記搬出駆動ローラ230も同様にローラR5、R6、R7、R8で構成され、ローラR5とR6との間に遊動ローラF1、F2がローラR6とR7の間にローラF3が、ローラR7とR8の間にローラF4、F5が配置してある。図に示すように給送駆動ローラ225と搬出駆動ローラ230は搬送直交方向に同一構造に構成され同様に遊動ローラEとFも同じ構成にしてある。
【0022】
そこで前述の本発明を画像読取装置に適用した場合を図5,6に基づいて説明する。図5において画像読取装置は画像読取ユニット100とシート供給ユニット200から構成され、各ユニットは独立したケーシング101、201内に組込まれている。画像読取ユニット100はケーシング101内に組込まれたオリジナルシート(原稿)をセットするプラテン102、103と、このプラテン上のシートを光学的に読み取るデータ読取部(画像読取手段)104と、この読取部からの画像信号を処理するデータ処理部105と、このデータをコンピュータ、複写機その他の本体装置に転送するデータ出力部106とから構成されている。上記プラテン102、103はケーシング101の上面に透明なガラス板を取付けて構成され、第1のプラテン102は最大サイズシートを載置する大きさのガラス板で形成され、第2のプラテン103はこのプラテン上を走行するシートをライン毎に順次読み取る長さ(図5左右方向)および最大サイズのシート幅より広い幅(図5奥行き方向)のガラス板で形成されている。このように第1、第2、2つのプラテン102、103を備えたのはシート供給ユニット200で順次給送するシートを第2のプラテン103で読み取り、シート送りが困難なブック原稿、大サイズ原稿などは第1のプラテン102上にセットして読み取ることが出来るようにする為である。従って装置構成によっては第1のプラテン102を設けなくても良く、また第1、第2のプラテンは別々のガラス板で形成することはなく、1枚のガラス板で第1、第2のプラテンを形成しても良い。
【0023】
前記読取部(画像読取手段)104は前記プラテン102、103上のオリジナルシートに光を照射する光源107と、オリジナルシートからの反射光を集光する結像レンズ108と、この結像レンズ108からの光を電気信号に変換する光電変換素子109とから構成される。光電変換素子としては結像レンズ108からの光によって生起した電気を蓄電して外部に電気信号として出力するCCDディバイス、或いは光源結像レンズを感光層と一体に形成した密着型ディバイスなどが知られている。図示の読取部104は前記第1のプラテン102に沿って移動自在のキャリッジ111に光電変換素子109などを搭載して構成してある。つまり光電変換素子109としてオリジナルシートをライン毎(線順位)に読取るラインセンサー(CCDディバイス)を使用し、光源107、結像レンズ108、光電変換素子109、及びオリジナルからの反射光を変向するミラー110を樹脂製のブロックに組み込みキャリッジを構成してある。そしてキャリッジ111はタイミングベルト112とキャリッジ駆動モータ113によって図1左右方向に図示しないガイドレールに沿って往復移動するようになっている。このキャリッジ111は第1プラテン102に沿って図5左右方向に移動するのと同時に第2プラテン103の読取位置に固定(静止)され、第2プラテン103上を走行するオリジナルシートを線順位で読み取るように前記キャリッジ駆動モータは制御される。このように構成された読取部104からの画像データはデータ処理部105でデジタル変換されディザ、ガンマ補正などのデータ補正が施され画像転送部106から外部に転送される。この画像転送部106はコンピュータ、ファクシミリ、複写機或いはネットワークのサーバーにオリジナルシートの画像情報を電気的に送ることとなる。
【0024】
上述の画像読取ユニットにはシート供給ユニット200がアタッチメントとして取付けられるようになっている。シート供給ユニット200はケーシング201に給紙スタッカー202と排紙スタッカー203が上下に並設され、図示のものは上側に給紙スタッカー202、下側に排紙スタッカー203が配置されている。これは逆に下側に給紙スタッカー上側に排紙スタッカーを配置しても良い。このシート供給ユニット200は画像読取ユニット100に上記給・排紙スタッカー202、203が前記第1プラテン102の上方に位置するように取付けられ、図5後方側にヒンジ連結され第1・第2のプラテンを開放するように開閉自在に取付けられている。給紙スタッカー202はオリジナルシートを積載収容するトレイで構成され、先端側に積載したシートを一枚づつ繰出すピックアップローラ204が装備されている。この給紙スタッカー202上にはサイズの異なるオリジナルシートをセンター基準でセットするか片側基準でセットするかセット基準が設けられる。図示のものはセンター基準でシートの両側縁を規制する一対の側縁ガイド板205がシート幅方向(給送直交方向)に移動自在にトレイ上に設けられている。この左右一対の側縁ガイド205はトレイの背面側で連動機構206で互いに同一量づつ接近および離反するようになっているが連動機構206は種々のものが知られているので説明を省く。
【0025】
前記給紙スタッカー202と排紙スタッカー203とは図1において略U字状を形成するシート搬送経路でシートが送られるように連結される。上下に並設された給紙スタッカー202と排紙スタッカー203との間にはU字状のシート搬送経路が設けられ、このシート搬送経路中にシートの処理プラテンが設けられる。図示の処理プラテンは前記第2プラテン103で構成されている。そこで上記搬送経路には給紙スタッカー202から順次分離手段207、レジスト手段208、シート給送手段209、処理プラテン(前記第2プラテン103)、シート搬出手段211、排紙手段212が配置されている。分離手段207は前記給紙スタッカー202の先端に分離ローラ213とこれに圧接しして配置された摩擦パッド214とから構成され前記給紙スタッカー202上のシートを一枚づつ分離する。上記レジスト手段208は分離手段207の下流に配置され互いに圧接した一対のローラ220,221で構成され、220が駆動ローラ、221が従動ローラである。上記シート給送手段209も互いに圧接した給送駆動ローラ225と給送従動ローラ226で構成され、上記レジスト手段208の下流側に配置されている。上記シート搬出手段211は搬出駆動ローラ230と搬出従動ローラ231とで構成され、上記排紙手段212は排紙駆動ローラ241と排紙従動ローラ242でそれぞれ互いに圧接したローラ対で構成してある。
【0026】
図示のシート分離手段207はシートを給紙方向に繰出す分離ローラ213と、この分離ローラに圧接した摩擦パッド214とから構成されている。この分離ローラ213は後述の駆動モータに連結した回転軸215にゴムローラを取付け、給紙スタッカー202上のシートのセンターに位置する1つのローラ(回転体)で構成してある。回転軸215には給紙スタッカー202側に延びるブラケット216が設けてあり、このブラケット216の先端にピックアップローラ204が取付けてある。前記分離ローラ213は回転軸215にバネクラッチを介して取付けてあり回転軸215の一方向の回転をローラ213に伝え回転軸215の逆方向(図5反時計方向)の回転はローラ213に伝達しないようになっている。また回転軸215と前記ブラケット216との間にもバネクラッチが設けてあり回転軸215が図5反時計方向に回転するときブラケット216を給紙スタッカー202上方に揺動させ図1時計方向に回転するときはクラッチが外れてブラケット216とこれに取付けたピックアップローラ204は自重で降下するようになっている。そして回転軸215の回転はピックアップローラ204にワンウェイクラッチを介して伝動ベルトで図5時計方向の回転のみに伝達される。従って回転軸215を図1時計方向に回転すれば分離ローラ213とピックアップローラ204はシートを繰出す方向に回転し、ピックアップローラ204とそのブラケット216は給紙スタッカー202側に降下する。回転軸215を反時計方向に回転するとローラ213とローラ204は静止した状態でブラケット216が給紙スタッカー202上方の退避位置に移動する。
【0027】
一方前記分離ローラ213には弾性材から成る摩擦パッド214が付勢スプリング217で圧接してあり、給紙スタッカー202先端には前捌き部材218が設けてある。従って給紙スタッカー202上のシートはピックアップローラ204で順次繰り出され前捌き部材218でクサビ状に捌かれ分離ローラ209と摩擦パッド214との間に送られる。摩擦パッド214と分離ローラ213とはシート相互の摩擦係数に対し所定の摩擦力で形成され1枚のシートのみを分離ローラが繰り出すようになっている。尚図示219はゲートストッパーで前記ブラケット216に揺動自在に取付けられピックアップローラ204が給紙スタッカー202上方の退避位置のとき図示状態に位置しピックアップローラ204がスタッカー側に降下するのに連動して図6時計方向に揺動しシートの進入路を形成する。このゲートストッパー219はスタッカー上にシートをセットする際不用意にシートを突き込むのを防止する。尚本発明にあって分離手段207は分離ローラと摩擦パッドを説明したが分離ローラの代わりに無端ベルトで構成しても摩擦パッドの代わりに分離ローラと反対方向に回転するリタードローラで構成することも可能である。
【0028】
上記分離手段207の下流側にはレジスト手段208が設けられる。図示のレジスト手段208はシートを挟んで互いに圧接する一対のレジストローラ対220,221で構成してあり、この一対のローラ208、221が停止した状態で前記分離ローラ213でシートを繰出すとシート先端はローラに突き当って停止し湾曲する。次いでこのローラ対208を回転すると傾いたシートは修正されて繰り出される。レジスト手段としてはローラ対によらずシート経路に出没自在のゲート爪で構成しても良く、その構造は広く知られている。そこで分離ローラ213とレジストローラ対220,221との間はシートを湾曲させるに十分な距離で、かつ搬送経路全体の搬送ローラ配置の関係から最適の位置が設定されている。
【0029】
前記分離ローラ213とレジストローラ対220,221との間には繰出経路222が第1搬送ガイド223で形成してある。この第1搬送ガイド223は搬送経路全体のU字状内側のシート案内ガイドとして構成されU字状外側の第2搬送ガイド224との間に少許の間隔が形成されている。つまり給紙スタッカー202から排紙スタッカー203に至るU字状搬送経路は内側の搬送ガイド223と外側の搬送ガイド224とでシートが通過する間隔が形成してある。図示の第1搬送ガイド223は合成樹脂成形で環状に形成され内部に後述の各構成部品が組み込んであり、第2搬送ガイド224はケーシング201と一体に構成してある。そして上記繰出経路222はガイド223aとガイド224aで構成され、ガイド224aはシートがループ状に湾曲される空間(レジスト修正の為の空間)を形成する位置に配置してある。前記レジスト手段208の下流には給送ローラ209が設けられ互いに圧接する給送駆動ローラ225と給紙従動ローラ226で構成されている。この給送ローラ209は下流側の処理プラテンの近傍に設けられ後述するタイミングセンサーS4で先端を検出したシートを精度良く処理プラテンに給送するようになっている。
【0030】
前記レジスト手段208とこの給送ローラ209との間にはガイド223bとガイド224bとで搬送経路227が構成してある。給送ローラ209の下流には処理プラテン(第2プラテン103)が設けてあり、この第2プラテン103と少許の間隔を形成してバックアッププレート228が前記第1搬送ガイド223に取付けてある。処理プラテン103の下流にはシート搬出手段211が配置され搬出駆動ローラ230と搬出従動ローラ231とで構成されている。従って処理プラテン103の近傍には給送ローラ209と搬出ローラ211がシートを処理プラテン103に送り、処理プラテンからのシートを搬出するように構成され、この給送ローラ209と搬出ローラ211との間にシートの処理経路232がガイド223Cとガイド224C及び第2プラテン103とバックアッププレート228とで形成してある。
【0031】
搬出ローラ211の下流には排紙ローラ213が配置され、この搬出ローラ211と排紙ローラ213との間に排紙経路233がガイド223dとガイド224dで構成してある。そしてこの排紙ローラ213の直後に排紙スタッカー203が配置してある。従って給紙スタッカー202からのシートは繰出経路222、シート給送経路227、処理経路232、排紙経路233を経て排紙スタッカー203に送られることとなり、これらの経路がU字状の搬送経路を構成している。
更に図示のものは前記排紙経路233からシート給送経路227に連なる循環経路234がガイド223eとガイド224eで設けてある。図示235は経路切換ゲートである。
【0032】
前記繰出経路222には遊動ローラAが前記シート給送経路227には遊動ローラB、C、Dが、前記処理経路232には遊動ローラE、Fが、前記排紙経路233には遊動ローラG、H、Iがそれぞれ次のように配置してある。前記繰出経路222にはU字状内側に位置する搬送ガイド223の搬送ガイド223aにシートと接して従動する遊動ローラAが設けてある。搬送ガイド223aはプラスチック成形で環状に形成された第1搬送ガイド223の一部として構成され、この搬送ガイド223aに図7に示す切欠溝236が設けてあり、この切欠溝に遊動ローラAは回転自在に組み込まれている。図示の遊動ローラAはポリエステル樹脂で中心軸とが一体に形成され、その中心軸が搬送ガイド223aに設けた軸受溝に嵌合され回動自在に取付けられている。この遊動ローラAはガイド223aから経路側に突出して取付けられ、シート幅方向の何個所かに配置される。図示のものはシートをセンター基準で搬送する為遊動ローラAはセンターを基準に左右対称に配置することが好ましくセンターに1個所、その左右2個所に配置してある。特に分離手段207を構成する分離ローラ213はシートを分離してレジストローラ対220,221に送った後は停止して2枚目以降のシートが繰出されないように制御される。そこでこの遊動ローラAはシートが下流側のレジストローラ及び給送ローラで分離ローラ213から引き出される際に負荷を軽減する位置に配置することが好ましい。
【0033】
図6に示すようにピックアップローラ204、分離ローラ213、遊動ローラAおよび下流側のレジストローラ対220,221は三角形を描くような配置関係になっている。つまり分離ローラ213はシート幅方向中央の1個所で、遊動ローラAは3個所でシート幅方向の外側でシートと接し、次いで3個所に形成したレジストローラ対220,221は更に外側でシートと接するように配置されている。これはシートのスムーズな搬送を可能にするのと同時にシートにシワなどが生じないようにする為である。一方遊動ローラAを配した搬送ガイド223aと対向する搬送ガイド224aはシートをループ状に撓ませる空間を形成するように配置されている。
【0034】
次に前記シート給送経路227に配置する遊動ローラB、C、Dの構成について説明すると、シート給送経路227は搬送ガイド223b(第1搬送ガイドの一部)と搬送ガイド224b(第2搬送ガイドの一部)とで構成されている。搬送ガイド223bは樹脂形成で環状に形成した第1搬送ガイド223の一部で構成され、搬送ガイド224bは同様に合成樹脂のモールド成形でシート供給ユニット200のケーシング201と一体に形成してある。つまりケーシング206の内壁に突起状のリブを多数形成し、このリブの先端をシートの搬送方向に湾曲させて搬送ガイド223bを構成している。そこで搬送ガイド223bには図3に示す遊動ローラB、C、Dが配置してある。この搬送ガイド223bにはレジスト駆動ローラ220、遊動ローラB、C、Dおよび給送ローラ209が上流から下流にこの順に配置してある。このレジスト駆動ローラ220と給送ローラ209は後述するように駆動モータが連結された駆動ローラで構成され、ポリアセタールなどの樹脂ローラである。遊動ローラB、C、Dは前述の遊動ローラAと同様にポリアセタールなどの樹脂成形でローラ本体と回転中心軸とを一体に成形し、搬送ガイド223bに設けた切欠溝にローラ本体を挿入し、回転中心軸を搬送ガイド223bに設けた軸受溝と嵌合して搬送ガイド223bに組込めばその製作も組立も容易である。
【0035】
図7に遊動ローラB、C、Dを搬送ガイド223bに組込む態様を示すが前述の遊動ローラAおよび後述の遊動ローラE乃至I及びJについても同様の構造が採用可能である。搬送ガイド223bに樹脂などのモールド成形でローラ237を埋込む切欠溝236を形成し、この溝の近傍にローラの中心軸238を嵌合する一対の軸受溝239を形成して例えば合成樹脂の弾性によって嵌合保持することによってローラ237は回転自在に搬送ガイドに組み込まれる。前記遊動ローラB、C、Dは図5に示すように給送経路227にシート搬送方向に略等間隔で配置してある。シート搬送と直交する方向には上流側のローラBとCはセンター基準の左右2個所に、下流側のローラDはセンターに1個所左右にそれぞれ2個所に配置してある。下流側のローラDをシートのほぼ全域と係合するよう5個所に配置したのは図5に示すようにシートの先端を検出するセンサー(後述のタイミングセンサーS4)が配置されている為である。このセンサーS4は下流側の処理プラテン(第2プラテン)103で画像を読取る或いは処理プラテンで印字を行なう際の初期位置(読取開始ライン或いは印字開始ライン)の基準信号として精度が求められる。
【0036】
そこで図示のタイミングセンサーS4はセンサーレバー240の先端を給送経路227に臨ませこのレバー240がシート先端で揺動する動きをホトカプラーで検出する構造を採用している。ところがシートとして厚紙薄紙など多様のシートを搬送するとシート先端がレバーと接する位置が異なり、レバー240は図示軸240aを中心に回転するがその検出タイミングにバラつきが生ずる。そこでこのシートとセンサーレバー240との当接位置のズレを少なくする為に遊動ローラDはセンサーレバー240の出来るだけ近くでシート先端の幅方向を広く規制するよう5個所に配置してある。次に遊動ローラE、Fは処理経路232に配置されその構造は前述したとおりである。
【0037】
遊動ローラG、H、Iは排紙経路233に設けられU字状搬送経路の外側に位置する搬送ガイド224Dに取付けられている。図示の排紙経路233はU字状外側に曲率半径が位置するように給送経路とは反対側に曲げて構成されている。従ってシートは給送経路および処理経路とは反対側にS字状に曲げられて排紙スタッカー203に送られる。この排紙経路223に遊動ローラGは幅方向に5個所、ローラHは6個所、ローラIは4個所に配置されている。前記排紙経路233には循環経路234が排紙ローラ212から前記レジスト駆動ローラ220にシートを送るように連結してある。図示243は経路切換ゲートで図2実線の状態に自重で位置し排紙経路233を通過するシートはこのゲートを図2鎖線の姿勢に押し上げて排紙スタッカー203に至る。排紙経路233にはU字状搬送経路の内側に位置する搬送ガイド233Eに遊動ローラJが配置してある。この遊動ローラJの構成は前述のものと同様である。
【0038】
前述の給紙スタッカー203から排紙スタッカーに至るシートの駆動機構について図8、9に基づいて説明する。上記給紙スタッカーから排紙スタッカーに至る経路にはピックアップローラ204、分離ローラ213、レジスト駆動ローラ220、給送駆動ローラ225、搬出駆動ローラ230、排紙駆動ローラ241が順次この順に配置されている。これらは個々の駆動モータで制御しても良いが図示のものは2つの正逆転可能な駆動モータM1、M2に連結してある。第1の駆動モータM1は図7のように分離ローラ213およびこれに連結したピックアップローラとレジスト駆動ローラ220に連結してその正転で前者を、逆転で後者を回転駆動する。同時にこの駆動モータM1の正逆転はピックアップローラ204を昇降制御する。駆動モータM1は伝動ベルトT1、T2を介してレジスト駆動ローラ208の回転軸244に連結され、ワンウェイクラッチ245で一方向の回転のみをローラ208に伝達するようになっている。このモータM1はバネクラッチ246を介して分離ローラ213の回転軸215に歯車T3で駆動を伝達する。そしてワンウェイクラッチ245とバネクラッチ246とはモータM1の正転を分離ローラに逆転をレジストローラに伝達する。分離ローラ213の回転軸215にはバネクラッチ247を介してブラケット216が軸承してあり、このブラケット216に取付けたピックアップローラ204には伝動ベルトT4で回転軸215の回転が伝達されている。そこで駆動モータMを正転(図6反時計方向)するとバネクラッチ246はバネが緊縮して歯車T3に回転を伝達し回転軸215は反時計方向に回転し分離ローラおよびピックアップローラを回転起動する。これと同時にバネクラッチ247は弛んでブラケット216はフリーとなりピックアップローラは図2の状態から給紙スタッカー上に降下する。この時レジスト駆動ローラ220にはワンウェイクラッチ245がモータの回転を伝動しないように設定されている。従って駆動モータMの正転で給紙スタッカー上のシートはまずピックアップローラ204が上昇した待機位置から降下してシートと当接して繰出し分離ローラ213で一枚に分離することとなる。駆動モータM1を逆転(図6時計方向)すると緊縮状態のバネクラッチ246はその回転を回転軸215に伝達するが分離ローラ248に内臓したワンウェイクラッチ245でローラ248とローラ204は静止状態に保たれる。回転軸215の回転はブラケット216に伝えられブラケット216およびこれに取付けられたピックアップローラは図2反時計方向に揺動して給紙スタッカーから上昇した待機位置に戻る。この待機位置には図示しないストッパーがあってブラケット216および回転軸247のそれ以上の回転を阻止する。するとバネクラッチ246が弛んでモータの回転は分離ローラ側に伝達されない。この時レジスト駆動ローラ220にはワンウェイクラッチ245がその回転を伝達する。以上の構造は各ワンウェイクラッチ及びバネクラッチの伝達方向を設定することによって行なうことが出来る。
【0039】
駆動モータM2は図9に示すように給送駆動ローラ225、搬出駆動ローラ230、排紙駆動ローラ241に伝動ベルトT5、T6、T7を介して連結されている。給送駆動ローラ225と搬出駆動ローラ230には図示しないワンウエイクラッチでモータの正逆転を常に一方向の回転として伝達するように構成され、排紙駆動ローラはモータの正逆転でこのローラも正逆転するようになっている。以上説明したように搬送経路に配置されたレジスト駆動ローラ208、給送駆動ローラ225、搬出駆動ローラ230、排紙駆動ローラ241にはそれぞれ従動ローラ221、226、231、242が第2の搬送ガイド224に取付けてある。これらの搬送ローラ対はシートに等しい搬送力で作用するように同一の周速度に設定されている。しかし各駆動ローラの製作上全く同一径に作ることは難しい為、下流側の駆動ローラは加工精度上許容される範囲で周速度が高くなるように公差の設定がなされている。つまり上流側の駆動ローラに対し下流側の駆動ローラが寸法制度上マイナスにならないように配慮してあり、これと同時に従動ローラの接触圧も下流側が低くならないように設定してある。
【0040】
前記搬送経路にはシート先端の到達を検出するセンサーが配置してあり、その働きと共に説明する。給紙スタッカー202上にはセットされたシートの規定サイズを検出するサイズセンサーS7が複数配置されシートのサイズを検出して後続のシート搬送を制御する。これらの構造および制御はすでに種々のものが知られているので説明を省く。前記給紙スタッカー202の先端部にはスタッカー上のシートの有無を検出するエンプティセンサーS1が設けてあり、最終シートの給送を検出して画像読取ユニット100などの処理装置に信号を送る。前記分離手段207の下流側には分離センサーS2が設けてあり、分離ローラ213の回転起動信号(給紙指示信号)から所定時間経過してもシートを検出しない時ノンフィードとして装置を停止し警告を発する。前記レジスト手段208の手前にはレジストセンサーS3が設けてありシート先端が到達したのを検出し所定のレジストループが形成される見込み時間の後駆動モータM1の制御部にモータ停止信号を発する。前記給送ローラ225の手前にはタイミングセンサーS4が設けてありシートの先端の到達を処理装置(画像読取ユニット100)に伝え画像の読取り、印字などの開始行を割り出す。これと同時にレジスト駆動ローラ208の給送指示信号から所定時間経過してもシートを検出しないときはジャムとして駆動モータM1及びM2を停止し、同時に警告信号を発する。前記搬出駆動ローラ230の下流側には排紙センサーS5が配置してあり、シートの先端及び後端を検出してジャムを判別する。同時にシートの循環モードのときにはシートの後端を検出して信号を発し、このシートの後端検知信号から所定時間後に駆動モータM2を逆転するように作用する。
【0041】
次に上記装置の動作を説明する。図5に全体を示す画像読取装置は給紙スタッカー上の片面を順次読取る片面読取モードと、オリジナルの片面を読取った後これを表裏反転して裏面を読取る両面読取る両面読取モードがある。片面読取モードは画像読取ユニット100に使用者が入力するか或いはこれに接続したコンピューターなど他の機器からモード設定コマンドが発せられ、このコマンドを受けて画像読取装置ユニット100は読取部104のキャリッジ111がイニシャライズの動作を終えて第2プラテン103に移動して静止する。このイニシャライズ動作の後読取ユニット100の制御部からシート供給ユニット200にジョブ動作準備の信号を送り、給紙スタッカー202にシートがあるか否かをエンプティセンサーS1が検出しその結果を画像読取ユニット100に送る。スタッカー202上にシートが存在するときには駆動モータM1を回転しピックアップローラ204と分離ローラ213とで最上シートを繰出しレジスト手段208にシートを送り、レジストセンサーS2からの信号で所定時間後駆動モータM1を停止する。この状態でシートはレジストローラ対に先端を突き当てた状態で待機する。そこで画像読取ユニット100から給紙指示信号が発せられると駆動モータM2を回転起動してレジスト駆動ローラ208でシートを給送経路227に送る。給送経路227のタイミングセンサーS3でシートの先端を検出するとその信号を画像読取ユニット200に送り、シート先端が処理プラテン(第2プラテン103)に到達するのを算出する。給送経路227に至ったシートは給送ローラ225、226で処理プラテン103に送られる。
【0042】
処理プラテンではシートの初期位置を前記タイミングセンサーS3からの信号で割り出し、画像の読取り、印字などの処理を施す。処理プラテン103からのシートは搬出ローラ対230、231で排紙経路233に送られる。片面モードの時にはシートは排紙経路233の排紙ローラ対241、242で排紙スタッカー203に収納される。レジストセンサーS2からのシート後端検知信号を基準に先のシートの後端が給送経路227に進入した後に駆動モータM1を逆方向に回転させ給紙スタッカー202上の次のシートをレジストローラ対に送り待機させ、次の給紙指示信号に備える。この給紙指示信号は先のシートの後端から所定間隔をあけて自動的に給紙する場合と、画像読取ユニット100からの給紙指示信号を待つ場合いずれの構成も採用可能である。
【0043】
両面読取モードが設定されている場合は、排紙経路233の排紙センサーS4がシートの後端を検出した信号を基準に駆動モータM2を逆転させる。すると排紙ローラ対241、242は逆方向に回転してシートをスイッチバックさせ、シートは経路切換ゲート235によって循環経路234に送られる。循環経路からのシートは表裏が反転されレジストローラ対、給送ローラ対によって再び処理プラテン103に向けられ裏面側を処理し、搬出ローラ対で排紙経路233から排紙スタッカー203に収納される。上記給紙スタッカー202から排紙スタッカー203に至る過程で前記各搬送経路に配慮した遊動ローラA乃至Jはシート搬送に以下のように作用する。シートが給紙スタッカー202からレジストローラ対220,221、221に送られる際にはシート先端は搬送ガイド223Aに沿って進むが、カールしたシートがこの搬送ガイドに引掛かる恐れがあるが遊動ローラAによってスムーズに前進し、シート繰出経路222でのジャム(紙詰り)が少なくなる。シート先端が下流側のレジストローラ対208、221で引き出される際にはこのシート後端は分離ローラ213と摩擦パッド214で大きな負荷を受けるがこの時搬送ガイド223Aが摩擦抵抗となってシートに過剰な負荷を及ぼすことが遊動ローラAによって解消される。従って薄紙から厚紙までシートは装置設計時に考慮した分離手段207での負荷を超える不用意な負荷を受けることがない。
【0044】
次にシート先端が給送ローラ対225、226に至る手前ではタイミングセンサーS3のセンサーレバー240にシート先端が突き当たってレバーを作動する際に遊動ローラB、C、Dがシートの乱れを規制してレバーの所定の位置に当接してこれを作動する。従ってタイミングセンサーS3の検出誤差を小さくすることが可能となる(図5参照)。シートの先端が処理プラテン(図示の第2プラテン103)に到達する際には遊動ローラEがシート先端の浮き上りを防止して処理プラテンに送り、シートの後端が給送ローラ対から抜ける際にはシートの撥ね返りによる振動がシート全体に伝わり精度の劣化を招くのを防止することとなる。シート先端が搬出ローラ対230、231に突き当たる際に処理プラテンからシートが浮き上るのを遊動ローラFが防止する(図3参照)。シートが排紙経路233から排紙ローラ対241、242で排紙スタッカー203に排出される際にはシートは遊動ローラIで搬送直交方向に撓んでこの撓みによる腰で確実に排紙スタッカー203に収納される(図4参照)。
【0045】
かかる過程でシートは先端が排紙経路233に位置し後端がレジストローラ対208、221に位置している状態、更に長尺のシートは後端が分離ローラに位置している状態のとき最も大きな負荷が作用する。この状態のときシートは搬送速度に遅れを生じたり、搬送不良として停止してしまうが、U字状搬送経路には遊動ローラが配置されている為U字状内側の搬送ガイドの摩擦による負荷が軽減され搬送不良が改善される。またシートは先端が排紙経路に位置し、後端が下流側の搬出ローラ或いは給送ローラに位置しているときも大きな負荷が作用するがこの排紙経路には遊動ローラG、H、IがU字状経路の外側に配置されその作用で円滑に搬送されることとなる。
【0046】
【発明の効果】
本発明は上述の構成から成り、処理プラテンに進入するシートの先端および後端を給送ローラとこれと交叉する遊動ローラで案内する為、シートの先端が処理プラテンに突入する際の衝撃的な振動やシート後端が給送ローラから離脱する際の振動を少なくすることが出来、安定した画像読取などの処理を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態を示すシート搬送機構の説明図である。
【図2】 図1のシート搬送経路を平面に展開した説明図である。
【図3】 図1のシート搬送機構の処理プラテンにシート先端が進入する態様の説明図である。
【図4】 図1のシート搬送機構の処理プラテンからシート後端が搬出される態様の説明図である。
【図5】 図1のシート供給装置を用いた画像読取装置の全体説明図である。
【図6】 図5の装置のシート搬送を平面に展開した状態の説明図である。
【図7】 図5の装置のシート搬送本遊動ローラの組立構造の説明図である。
【図8】 図1の装置の分離手段およびレジスト手段の駆動機構の説明図である。
【図9】 図1の装置のシート給送手段およびシート搬出手段の駆動機構の説明図である。
【符号の説明】
100 画像読取ユニット
104 画像読取手段(読取部)
103 処理プラテン(第2プラテン)
200 シート給送ユニット
202 給紙スタッカー
203 排紙スタッカー
207 シート分離手段
208 レジスト手段
209 シート給送手段
211 シート搬出手段
212 排紙手段
213 給紙ローラ
220 レジスト駆動ローラ
221 レジスト従動ローラ
222 繰出経路
225 給送駆動ローラ
226 給送従動ローラ
E,F 遊動ローラ

Claims (9)

  1. シート処理プラテンと、
    この処理プラテンにシートを供給するシート給送ローラと、
    上記処理プラテンからシートを搬出するシート搬出ローラと、
    上記処理プラテンとの間にシート搬送経路を形成して対向配置され上記給送ローラから搬出ローラに至るガイド部材とを備え、
    上記給送ローラをシートの搬送方向と直交する方向に間隔を隔てた2つ以上のローラで構成し、このローラ間にシートと接して従動する遊動ローラを上記給送ローラの外周とシート搬送方向に互いに交叉するように配置し、シートを上記給送ローラ外周と上記遊動ローラ外周で上記処理プラテンに導くようにしたことを特徴とするシート供給装置。
  2. 前記シート給送ローラと前記シート搬出ローラとを前記処理プラテンの上方に配置し、前記処理プラテンに対向配置され前記給送ローラから前記搬出ローラに至るガイド部材を略U字状に形成した請求項1記載のシート供給装置。
  3. 前記給送ローラと前記遊動ローラと前記ガイド部材とを給送ローラから処理プラテンにシートが給送ローラ、遊動ローラの順にシートを案内する位置に配置したことを特徴とする請求項1記載のシート供給装置。
  4. 前記シート給送ローラと前記シート搬出ローラとをそれぞれ互いに圧接したローラ対で構成し、前記処理プラテンと対向する前記ガイド部材側に位置するローラを駆動モータに連結した請求項1記載のシート供給装置。
  5. 前記処理プラテンと前記シート搬出ローラとの間にシートと接して従動する遊動ローラを配置した請求項1乃至4記載のシート供給装置。
  6. 前記給送ローラと前記搬出ローラとを搬送直交方向に同一箇所でシートと係合するよう配置した請求項1乃至5記載のシート供給装置。
  7. 前記給送ローラと前記搬出ローラとを搬送直交方向に同一箇所でシートと係合するよう配置し、前記給送ローラと交叉して配置された遊動ローラと前記処理プラテンと前記シート搬出ローラとの間に配置された遊動ローラとを搬送直交方向に同一箇所でシートと係合するよう配置した請求項6記載のシート給送装置。
  8. 上下に並設した給紙スタッカーから排紙スタッカーにシートを案内するU字状の搬送経路と、
    この搬送経路に配置されシートを処理する処理プラテンと、
    上記給紙スタッカーからのシートを上記処理プラテンに搬送するシート給送ローラと、
    上記処理プラテンからのシートを下流側に搬送するシート搬出ローラと、
    このシート搬出ローラからのシートを上記排紙スタッカーに排出する排紙ローラとを備え、
    上記給送ローラをシートの搬送方向と直交する方向に間隔を隔てた2つ以上のローラで構成し、
    このローラ間にシートと接して従動する遊動ローラを上記給送ローラの外周とシート搬送方向に互いに交叉するように配置し、シートを上記給送ローラ外周と上記遊動ローラ外周で上記処理プラテンに導くようにしたことを特徴とするシート供給装置。
  9. 上下に並設した給紙スタッカーから排紙スタッカーにシートを案内するU字状の搬送経路と、
    上記搬送経路に配置された処理プラテンと、
    この処理プラテン上のシートを読み取る光電変換手段と、
    上記給紙スタッカー上のシートを分離する分離手段と、
    この分離手段からのシートを一時的に停止して下流側に搬送するレジスト手段と、
    このレジスト手段からのシートを上記処理プラテンに搬送するシート給送ローラと、
    上記処理プラテンからのシートを下流側に搬送するシート搬出ローラと、
    このシート搬出手段からのシートを上記排紙スタッカーに排出する排紙手段とを備え、
    上記給送ローラをシートの搬送方向と直交する方向に間隔を隔てた2つ以上のローラで構成し、
    このローラ間にシートと接して従動する遊動ローラを上記給送ローラの外周とシート搬送方向に互いに交叉するように配置し、シートを上記給送ローラ外周と上記遊動ローラ外周で上記処理プラテンに導くようにした画像読取装置。
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