JP4103970B2 - 触媒活性を有する耐被毒性排ガス用前処理剤 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排ガスを触媒により浄化処理する方法において、排ガス中に含まれる触媒毒に耐性を有し、気体状の有機金属化合物、有機シリコーン化合物、有機リン化合物等の触媒毒を長期間に渡って除去処理することができ、さらに排ガス中の有機溶剤や悪臭ガス等の有害成分をも酸化分解処理できる触媒活性を有する多孔質活性アルミナと活性酸化マンガンを担体に混在させてなる耐被毒性排ガス前処理剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
印刷工場、塗装工場またはコーター工場等からの工場排ガスには、トルエン、キシレン等の有機溶剤、アルデヒド、塗料ミスト等の有機化合物や、その他の悪臭ガスが多量に含まれており、これら有害成分を酸化分解処理して無害化するためには多量の触媒を必要とする。浄化装置の大きさの制約により排ガス中のこれらの有害成分を少量でも効率よく酸化分解浄化処理できる白金、パラジウムなどの貴金属触媒が広く使用されている。ところが、これらの工場排ガス中には、通常これらの有害成分に加えて、さらに触媒毒として作用するダスト、カ−ボン、タ−ル、硫黄やリンの化合物ならびに、気体の状態の触媒毒、たとえば気体状の有機金属化合物、有機シリコーン化合物、有機リン化合物等が含有されている。これら触媒毒は、触媒に付着して触媒の活性を著しく低下させる原因となる。このため、これらの触媒毒を前処理することによって除去しない限り、触媒の活性機能を長期間に渡って安定維持することは困難であった。
【0003】
これらの触媒毒の内、ダスト、カ−ボン、タ−ル等は、既存のフィルタ−、サイクロン、スクラッバ−等により除去することができる。
【0004】
また、特公昭61−20333号公報には、排ガス中の気体状の触媒毒、たとえば気体状の有機金属化合物、シリコン化合物、リン化合物を予め150℃以上の温度でアルミナ充填層に通す排ガスの前処理方法が開示されている。
【0005】
特開平2−59020号公報には、触媒毒を含有する排ガスを接触処理して浄化するに当たり、排ガスを予め高活性化アルミナ充填層に通して触媒毒を除去することを特徴とする排ガスの前処理方法が開示されており、この方法においては、高活性化アルミナが白金、パラジウム、銀などの貴金属および鉄、マンガン、クロム、銅、ニッケル、コバルトなどの重金属酸化物から選ばれた少なくとも1種の触媒成分をアルミナに担持したものであって、その実施例4には、酸化マンガンの担持量が1重量%の高活性化アルミナの調整方法が開示されている。また、その発明の詳細な説明の項中に触媒成分高濃度担持アルミナと触媒成分低濃度担持アルミナもしくは触媒成分無担持アルミナとを全体としての触媒成分担持量がアルミナの重量基準で0.05〜2重量%になるように均一に混合して使用することもできると教示されている。さらに、排ガス処理触媒の触媒毒となる有機金属化合物、有機シリコン化合物、有機リン化合物などのほかタ−ル状物質なども効率よく除去できる旨記載されており、触媒成分を2重量%を越えて使用する必要はなく、逆に高価な触媒成分の使用によって高活性化アルミナの価格が上がって経済的に不利になる旨の記載もある。しかしながら、開示された発明は、排ガス中に含まれるタ−ル状物質のアルミナ充填層における酸化分解能を改善して、タ−ル状物質がアルミナ充填層に吸着されて重合し、更に炭化してカ−ボンとして蓄積されアルミナ充填層の触媒毒除去効果が損なわれるのを防止するための前処理方法を提供することを目的とするものであって、排ガス中の有機溶剤や悪臭ガス等の有害成分を浄化処理できる前処理剤の触媒性能についてはいっさいの示唆も教示もない。
【0006】
特開平2−184340号公報には、担体に活性酸化マンガンを担持させたことを特徴とする排ガスの前処理剤が開示されている。その詳細な説明中には、担体としては、高表面積を有する多孔質の無機担体が好ましく、アルミナが用いられ、活性酸化マンガン担持量はMn換算で20グラム/リットル以上、特に好ましくは70〜90グラム/リットルが好ましいと記載されており、活性酸化マンガンを均一高分散して多量に担持させることによって前処理剤の前処理効果を高くし活性寿命を長くできることが教示されているが、前処理剤の触媒性能についてはいっさいの示唆も教示もない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、排ガス中の気体状の触媒毒を除去できる前処理剤は、本出願前に提案されており、気体状の有機金属化合物、有機シリコーン化合物、有機リン化合物等の触媒毒の前処理方法も本出願前に知られている。
【0008】
また、アルミナ担体に酸化マンガンを担持量が1重量%担持させた前処理剤も開発されている。しかしながら、本発明者らの研究開発によれば少量の白金、パラジウム、銀などの貴金属および鉄、マンガン、クロム、銅、ニッケル、コバルトなどの重金属酸化物から選ばれた少なくとも1種の触媒成分をアルミナ担体にただ含浸担持しただけの前処理剤では、工場排ガス中に通常含有されている硫黄やリンの化合物等の触媒毒によって前処理剤自体が被毒されてしまい長期に渡って使用すると前処理活性が急激に低下してしまう。
【0009】
そこで、排ガス中に含まれる触媒毒に対して抵抗性を有する前処理剤が嘱望され、活性酸化マンガンを多量に均一高分散担持させた前処理剤が開発されたが、活性酸化マンガンのみからなる前処理剤の前処理能力は、初期においては非常に高く硫黄やリンの化合物等の触媒毒を含有する工場排ガスをも前処理することができるが、前処理期間が長期間に渡るとその前処理能力は急激に低下してしまう傾向がある。これは排ガス中に通常含有されている硫黄やリンの化合物との反応に起因する活性酸化マンガンの前処理性能の劣化が主な原因と考えられる。
【0010】
一方、活性アルミナからなる前処理剤によって、排ガス中に含まれる気体状の有機金属化合物、有機シリコーン化合物、有機リン化合物等の触媒毒ならびに硫黄やリンの化合物を極めて有効に吸着除去することができる。しかしながら、活性アルミナには、排ガス中に含まれるトルエン、キシレン等の有機溶剤、アルデヒド、塗料ミスト等の有機化合物や、その他の悪臭ガスを酸化分解処理する機能は低い。
【0011】
そこで、排ガス中に含まれる気体状の有機金属化合物、有機シリコーン化合物、有機リン化合物等の触媒毒の前処理剤に、排ガス中に含有されている硫黄やリンの化合物等の触媒毒に対する耐被毒性に加えて排ガス中の有機溶剤や悪臭ガス等の有害成分を効果的に酸化分解処理できる触媒作用をさらに具備させることができれば、後段の触媒の排ガス浄化能を長期に渡って維持することができるのみならず、装置全体として高価な触媒の使用量を少なくすることも可能になる。このため、触媒毒を除去できる前処理性能と有機溶剤や悪臭ガス等の有害成分の酸化分解処理性能をも併せ持ち、排ガス中の有害成分や触媒毒に対して強い耐性を有する耐被毒性排ガス用前処理剤の開発が嘱望されていた。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、排ガス中の有害成分や触媒毒の悪影響を受けず工場排ガス中に気体の状態で含有されている有機金属化合物、有機シリコーン化合物、有機リン化合物等の触媒毒を効率よく除去でき、併せて工場排ガス中に含まれる有機溶剤や悪臭ガス等の有害成分を酸化分解処理することもできる強い耐被毒性を有する排ガス用前処理剤を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、気体状の有機金属化合物、有機シリコーン化合物、有機リン化合物などの排ガス中の気体状の触媒毒の吸着除去能力の極めて高く、排ガス中に通常含有されている硫黄やリンの化合物に被毒されにくい多孔質活性アルミナおよび排ガス中に含有されている硫黄やリンの化合物による被毒には耐性が劣るものの、前記気体状の触媒毒の前処理性能が極めて優れておりさらに排ガス中の有機溶剤、アルデヒド、塗料ミスト等の有機化合物や、その他の悪臭ガスの酸化分解性能も優れた活性酸化マンガン、とを担体に混在して両者が露頭するように担持することにより、前記気体状の触媒毒の前処理能力ならびに排ガス中の有機溶剤や悪臭ガス等の有害成分の酸化分解処理能力を有する排ガス中の前記有害成分や触媒毒などに対して強い耐被毒性を示し長期間に渡って触媒活性を高水準に持続する耐被毒性排ガス用前処理剤を見いだした。
【0013】
本発明の第1は、多孔質活性アルミナと活性酸化マンガンを混在して両者が露頭するように担体に担持したことを特徴とする触媒活性を有する耐被毒性排ガス用前処理剤に関する。
本発明の第2は、多孔質活性アルミナを、耐被毒性排ガス用前処理剤1リットル当たりAl換算で20g以上含有する請求項1記載の触媒活性を有する耐被毒性排ガス用前処理剤に関する。
本発明の第3は、活性酸化マンガンを、耐被毒性排ガス用前処理剤1リットル当たりMnO換算で10g以上含有する請求項1または2記載の触媒活性を有する耐被毒性排ガス用前処理剤に関する。
本発明の第4は、多孔質活性アルミナがγ−アルミナである、請求項1〜3のいずれか1項記載の触媒活性を有する耐被毒性排ガス用前処理剤に関する。
本発明の第5は、活性酸化マンガンが電解二酸化マンガンまたは化成二酸化マンガンである請求項1〜4のいずれか1項記載の触媒活性を有する耐被毒性排ガス用前処理剤に関する。
本発明の第6は、担体がセラミック繊維の集合体である請求項1記載の触媒活性を有する耐被毒性排ガス用前処理剤に関する。
本発明の第7は、セラミック繊維の集合体がセラミック繊維のシート状集合体をハニカム状に積層して構成されるハニカム構造体である請求項6記載の触媒活性を有する耐被毒性排ガス用前処理剤に関する。
本発明の第8は、多孔質活性アルミナと活性酸化マンガンの両者が混在して露頭するようにハニカム担体に担持したものであって、両者の割合がAl/MnO比(重量)で0.25〜8.0であり、かつ両者の使用量が耐被毒性排ガス用前処理剤1リットル当り、それぞれ20〜100gであることを特徴とする触媒活性を有する耐被毒性排ガス用前処理剤に関する。
本発明の第9は、ベーマイトに硝酸水溶液を加えて調製したバインダーおよび/またはアルミナゾルよりなるバインダーを用いて、多孔質活性アルミナおよび活性酸化マンガンをハニカム担体に担持したものである請求項8記載の触媒活性を有する耐被毒性排ガス用前処理剤に関する。
【0014】
本発明における触媒活性を有する耐被毒性排ガス用前処理剤の一つの成分は、担体であり、担体材料としては、特に制限はないが、通常多孔質担体を使用し、反応ガスが流通可能であって圧力損失の少ない担体であることが好ましい。例えば、コージライト、アルミナ、シリカアルミナ、チタニアシリカ、ゼオライト、セピオライト、ゼオライト−セピオライト混合物等の無機質担体が適している。担体は、ハニカム状、スポンジ状、マット状、織布状、板状、円筒状あるいは粒状等の形状をとることができるが、特に反応ガスの流通が容易なハニカム構造体もしくは三次元網状構造体が好ましい。ハニカムのセル形状は任意であり、三角、四角、五角、六角などの多角形状やコルゲート状などの形状をとることができる。例えば、特公昭59−15028号公報に提案されているようなセラミック繊維の集合体(ハニクル担体)、すなわち、珪酸ゲルにより互いに結合されているシリカ繊維、アルミナ繊維、アルミノシリケート繊維、ジルコニア繊維などの無機質繊維から選択されるセラミック繊維のシート状集合体をハニカム状に積層して構成されるハニカム構造体が、圧力損失も少なく幾何学的表面積も大きくかつ高い含水率を有するため活性アルミナや活性酸化マンガンを多く担持させることができるので特に好ましい。
【0015】
本発明における触媒活性を有する耐被毒性排ガス用前処理剤のもう一つの成分は、多孔質活性アルミナである。多孔質活性アルミナは、一般に使用されている表面積が大きなγ、δ、ηなどの活性アルミナ、とくにγ−アルミナが好ましく、比表面積が、10m/g以上、好ましくは、50〜300m/gの活性アルミナの使用が好適である。多孔質活性アルミナによって工場排ガス中に気体の状態で含有されている有機金属化合物、有機シリコーン化合物、有機リン化合物等の触媒毒ならびに硫黄化合物やリン化合物を効率よく吸着除去するためには、多孔質活性アルミナの担持量は、耐被毒性排ガス用前処理剤1リットル当たりAl換算で少なくとも10g以上好ましくは、20〜100g、更に好ましくは、20〜70gである。
【0016】
本発明における触媒活性を有する耐被毒性排ガス用前処理剤のさらなる成分は、活性酸化マンガンである。活性酸化マンガンは、工業的に電解採取される電解二酸化マンガンや一般的な化学合成法による化成二酸化マンガンでよく、表面積の大きなものが好ましい。活性酸化マンガンの担持量は、耐被毒性排ガス用前処理剤1リットル当たりMnO換算で少なくとも10g以上好ましくは、20〜100g、更に好ましくは、20〜70gである
【0017】
多孔質活性アルミナと活性酸化マンガンは、Al/MnO換算の重量比で0.25〜8、好ましくは0.5〜3の割合で混合し、更に少量のバインダ−を加えて均一なスラリ−を調製し、慣用のウオッシュコ−ト法によって多孔質活性アルミナと活性酸化マンガンとを混在して両者が露頭するように担体に担持することができる。
【0018】
好ましいバインダ−は、ベ−マイトに硝酸水溶液を加えて調製したものや、アルミナゾルなどが、焼成後活性アルミナに変換し排ガス用前処理剤として有効に作用するので好ましい。
【0019】
担体をスラリ−に浸漬し、余剰のスラリーを空気を吹き付けて除去した後、150℃の温度で乾燥し、さらに300〜600℃、好ましくは400℃の温度でで1時間焼成することによって触媒活性を有する排ガス用前処理剤を調製することができる。
【0020】
得られた排ガス用前処理剤は、多孔質活性アルミナと活性酸化マンガンが担体に混在するように担持されており、灰色の外観を有する。
【0021】
【実施例】
以下に本発明の実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるものではない。
【0022】
実施例1
イオン交換水581重量部に、204重量部の日揮ユニバーサル社製多孔質活性アルミナ粉体(商品名:TN担体、Al23として97重量%含有)と、95重量部の中央電工社製化成二酸化マンガン(商品名:CMD−100、MnO2として95重量%含有)と、120重量部の日産化学工業社製アルミナゾル(商品名:アルミナゾル−200、Al23として10重量%含有)とを加え、攪拌機で8時間混合分散して、スラリーを調製した。このスラリーにニチアス社製コルゲートハニカム担体(商品名:ハニクル、200セル、75mm×75mm×50mm)を浸漬し、引き上げ余剰のスラリーを空気を吹き付けて除去した後、150℃の温度で1時間乾燥し、さらに400℃の温度で1時間焼成して、担体1リットル当たり70gの多孔質活性アルミナ、および30gの活性二酸化マンガンを混在担持した灰色の外観を有する前処理剤Aを調製した。
【0023】
実施例2
実施例1のイオン交換水の量を582重量部、多孔質活性アルミナの量を235重量部、化成二酸化マンガンの量を63重量部、アルミナゾルの量を120重量部に変えたことを除いて、実施例1と同様に調製して担体1リットル当たり80gの多孔質活性アルミナおよび20gの活性二酸化マンガンを混在担持した灰色の外観を有する前処理剤Bを調製した。
【0024】
実施例3
実施例1のイオン交換水の量を580重量部、多孔質活性アルミナの量を142重量部、化成二酸化マンガンの量を158重量部、アルミナゾルの量を120重量部に変えたことを除いて、実施例1と同様に調製して、担体1リットル当たり50gの多孔質活性アルミナおよび50gの活性二酸化マンガンを混在担持した灰色の外観を有する前処理剤Cを調製した。
【0025】
実施例4
実施例1のイオン交換水の量を579重量部、多孔質活性アルミナの量を80重量部、化成二酸化マンガンの量を221重量部、アルミナゾルの量を120重量部に変えたことを除いて、実施例1と同様に調製して、担体1リットル当たり30gの多孔質活性アルミナおよび70gの活性二酸化マンガンを混在担持した灰色の外観を有する前処理剤Dを調製した。
【0026】
比較例1
実施例1において、化成二酸化マンガンは使用せず、イオン交換水583重量部に、297重量部の日揮ユニバーサル社製多孔質活性アルミナ粉体(商品名:TN担体、Al23として97重量%含有)と、120重量部の日産化学工業社製アルミナゾル(商品名:アルミナゾル−200、Al23として10重量%含有)を加え、スラリーを調製したことを除いて、以下実施例1と同様に調製して、担体1リットル当たり100gの多孔質活性アルミナを担持した白色の外観を有する前処理剤eを調製した。
【0027】
比較例2
実施例1において、多孔質活性アルミナは使用せず、イオン交換水577重量部に、303重量部の中央電工社製化成二酸化マンガン(商品名:CMD−100、MnO2として95重量%含有)と、120重量部の日産化学工業社製アルミナゾル(商品名:アルミナゾル−200、Al23として10重量%含有)とを加え、スラリーを調製したことを除いて、以下実施例1と同様に調製して、担体1リットル当たり4gの多孔質活性アルミナ、および96gの活性二酸化マンガンを担持した黒色の外観を有する前処理剤fを調製した。
【0028】
比較例3
実施例1において、イオン交換水の量を838重量部、多孔質活性アルミナの量を91重量部、化成二酸化マンガンの量を31重量部、アルミナゾルの量を40重量部に変えたことを除いて、実施例1と同様に調製して、担体1リットル当たり25gの多孔質活性アルミナ、および8gの活性二酸化マンガンを担持した前処理剤gを調製した。
【0029】
比較例4
実施例1において、イオン交換水の量を849重量部、多孔質活性アルミナの量を39重量部、化成二酸化マンガンの量を72重量部、アルミナゾルの量を40重量部に変えたことを除いて、実施例1と同様に調製して、担体1リットル当たり10gの多孔質活性アルミナおよび15gの活性二酸化マンガンを担持した前処理剤hを調製した。
【0030】
比較例5
イオン交換水781重量部に、159重量部の日揮ユニバーサル社製多孔質活性アルミナ粉体(商品名:TN担体、Al23として97重量%含有)と、60重量部の日産化学工業社製アルミナゾル(商品名:アルミナゾル−200、Al23として10重量%含有)を加え、スラリーXを調製し、また、イオン交換水778重量部に、162重量部の中央電工社製化成二酸化マンガン(商品名:CMD−100、MnO2として95重量%含有)と、60重量部の日産化学工業社製アルミナゾル(商品名:アルミナゾル−200、Al23として10重量%含有)とを加え、スラリーYを調製した。実施例1のニチアス社製コルゲートハニカム担体をまずスラリ−Xに浸漬し、以下実施例1と同様に調製して担体1リットル当たり40gの多孔質活性アルミナを担持した前処理剤を調製した後、この前処理剤をスラリーYに浸漬し、以下実施例1と同様に調製して、担体1リットル当たり42gの多孔質活性アルミナ、および40gの活性二酸化マンガンを担持した黒色の外観を有する前処理剤iを調製した。
【0031】
比較例6
比較例5において、実施例1のニチアス社製コルゲートハニカム担体をまずスラリ−Yに浸漬した後、続いてスラリ−Xに浸漬したことを除いて比較例5と同様に調製して、担体1リットル当たり42gの多孔質活性アルミナ、および40gの活性二酸化マンガンを担持した白っぽい外観を有する前処理剤jを調製した。
【0032】
比較例7
田中化学社製50重量%硝酸マンガン溶液(Mnとして15.4重量%含有)に、比較例1で調製したニチアス社製コルゲートハニカム担体1リットル当たり100gの多孔質活性アルミナを担持した前処理剤eを浸漬し引き上げ、余剰の硝酸マンガン溶液を空気を吹き付けて除去した後、空気を流しながら120℃の温度で1時間乾燥し、さらに400℃の温度で1時間焼成して、担体1リットル当たり100gの多孔質活性アルミナにさらに80gの活性二酸化マンガンを担持した黒色の外観を有する前処理剤kを調製した。
【0033】
比較例8
イオン交換水205gに、5.4gの和光純薬工業社製特級硫酸マンガン(Mn(SO4)・5H2O)を溶解し硫酸マンガン溶液を調製し、この硫酸マンガン溶液に比較例1で調製したニチアス社製コルゲートハニカム担体1リットル当たり100gの多孔質活性アルミナを担持した前処理剤eを浸漬し引き上げ、余剰の硫酸マンガン溶液を空気を吹き付けて除去した後、空気を流しながら120℃の温度で1時間乾燥し、さらに400℃の温度で1時間焼成して、担体1リットル当たり100gの多孔質活性アルミナにさらに二酸化マンガン換算で5gのマンガン化合物を担持した桃色の外観を有する前処理剤lを調製した。
【0034】
(考察)
得られた実施例1の本発明の前処理剤A、比較例5の前処理剤i、比較例6の前処理剤jおよび比較例7の前処理剤kについてそれぞれの前処理剤の断面を走査型電子顕微鏡によって観察し、さらに付属のエネルギ−分散型のX線分析計によってAlおよびMnの分布を測定した。その結果を示す走査型電子顕微鏡写真については、実施例1の前処理剤Aを図1−Aに、比較例5の前処理剤iを図2−Aに、比較例6の前処理剤jを図3−Aに、比較例7の前処理剤kを図4−Aに示し、Alの分布の測定結果については、実施例1の前処理剤Aを図1−Bに、比較例5の前処理剤iを図2−Bに、比較例6の前処理剤jを図3−Bに、比較例7の前処理剤kを図4−Bに、Mnの分布の測定結果については、実施例1の前処理剤Aを図1−Cに、比較例5の前処理剤iを図2−Cに、比較例6の前処理剤jを図3−Cに、比較例7の前処理剤kを図4−Cに示す。
【0035】
図1−A〜Cから明らかなように、本発明の灰色の外観を示す前処理剤Aの多孔質活性アルミナと活性二酸化マンガンは担体に混在して両者が露頭するように担持されていることが証明された。
【0036】
一方、図2−A〜Cならびに図4A〜Cから明らかなように、先に多孔質活性アルミナを担体に担持させた後、二酸化マンガンをその上に担持した黒色の外観を有する比較例5の前処理剤iおよび比較例7の前処理剤kについては、前処理剤の表面が二酸化マンガンに全く覆われてしまい活性アルミナの露頭が無いことがわかる。
【0037】
また、図3−A〜Cから明らかなように、先に二酸化マンガンを担体に担持させた後、活性アルミナをその上に担持した白色の外観を有する比較例6の前処理剤jの表面が活性アルミナによって覆われ二酸化マンガンの露頭がないことがわかる。
【0038】
試験例1
硫黄の被毒処理
実施例ならびに比較例でそれぞれ得られた前処理剤を直径21mm、厚さ50mmの大きさの試料前処理剤に切り出し、流通式反応器に充填し、この流通式反応器に300ppmのメチルメルカプタンを含有する空気を毎分6ノルマルリットルの流量で300℃の温度に調整して2時間流し、試料前処理剤1リットル当たり16gの硫黄を試料前処理剤に負荷処理した。
【0039】
試験例2
前処理剤のメチルエチルケトン酸化活性試験
流通式反応器に試料前処理剤を装填し、空気中のメチルエチルケトン濃度を500ppmに調整した試料ガスを毎分14.5ノルマルリットルの流量で、300℃の温度に調整してこの流通式反応器に流し、流通式反応器の出口側の試料ガス中のメチルエチルケトン濃度をFIDガスクロマトグラフ測定器により測定しメチルエチルケトンの反応率(%)を算出し、その結果を表1に示す。
【表1】
Figure 0004103970
【0040】
表1より明らかなように、活性二酸化マンガンを含まない活性アルミナのみからなる比較例1の前処理剤eや、活性二酸化マンガンを含むが前処理剤の下層に存在し前処理剤の表面が活性アルミナによって覆われ表面に活性二酸化マンガンが露頭していない比較例5の前処理剤jのメチルエチルケトンの反応率が低いことがわかる。
【0041】
一方、活性二酸化マンガンが前処理剤の表面に露頭している実施例1〜4の本発明の前処理剤A〜D、比較例2〜5の前処理剤f〜iおよび比較例7の前処理剤kのメチルエチルケトンの反応率が硫黄被毒されない場合いには極めて高いことがわかる。また、活性二酸化マンガンの担持量が担体1リットル当たり15g以上の本発明の前処理剤A〜Dおよび比較例4の前処理剤hならびに実質的に活性二酸化マンガンからなる前処理剤f、前処理剤の表面が活性二酸化マンガンで覆われ黒色の外観を有する前処理剤iおよび前処理剤kは、硫黄被毒処理した後も高いメチルエチルケトンの反応率を示すことがわかる。すなわち、前処理剤の表面の活性二酸化マンガン濃度が高いほどメチルエチルケトンの反応率が高く、担持量が多いほど硫黄被毒にも強い抵抗性を有することが証明された。活性アルミナと活性二酸化マンガンが担体に混在するように担持された本発明の触媒活性を有する耐被毒性前処理剤が硫黄被毒に対しても強い耐性を有し排ガス中の有機溶剤や悪臭ガス等の有害成分の酸化分解処理能力を有することが裏付けられた。
【0042】
しかしながら、硫酸マンガンを含浸担持した比較例8の前処理剤lは、硫黄被毒処理の有無に関わらず高いメチルエチルケトンの反応率は得られなかった。
【0043】
試験例3
有機シリコーン被毒試験
流通式反応器の上流側に硫黄被毒処理を施した直径21mm、厚さ50mmの大きさの試料前処理剤を、流通式反応器に400セルのコージェライト担体に担体1リットル当たり1gの白金を担持した直径21mm、厚さ20mmの大きさの酸化触媒を装填した。空気流中にジメチルシリコン油とメチルエチルケトンの混合液を注入し空気中の有機シリコ−ン濃度が5ppm、メチルエチルケトン濃度が500ppmになるように試料ガスを調整した。この試料ガスを毎分10ノルマルリットルの流量で、300℃の温度に調整してこの流通式反応器に流し、流通式反応器出口側の試料ガス中のメチルエチルケトン濃度の経時変化をFIDガスクロマトグラフ測定器により測定しメチルエチルケトンの反応率(%)を算出した。その結果を図5に示す。
【0044】
試験例4
触媒のメチルエチルケトン酸化活性試験
試験例3において前処理剤を変えて120分間シリコン被毒試験を実施したそれぞれの酸化触媒を試験例2の試料前処理剤の代わりに流通式反応器に装填し、空気流中にメチルエチルケトンを注入し空気中のメチルエチルケトン濃度が500ppmになるように試料ガスを調整し、この試料ガスを毎分10ノルマルリットルの割合で300℃の温度に調整して流通式反応器に流し、流通式反応器の出口側の試料ガス中のメチルエチルケトン濃度をFIDガスクロマトグラフ測定器により測定しそれぞれの酸化触媒のメチルエチルケトンの反応率(%)を算出し前処理剤の前処理効果の違いを評価した。その結果を表2に示す。
【0045】
【表2】
Figure 0004103970
【0046】
表2より明らかなように、活性アルミナのみからなる比較例1の前処理剤eや、前処理剤の表面が活性アルミナによって覆われた比較例5の前処理剤jならびに活性アルミナの担持量が担体1リットル当たり25g以上の本発明の前処理剤A、前処理剤B、前処理剤Cおよび前処理剤Dさらに比較例3の前処理剤gの前処理効果が高いことがわかる。活性アルミナの担時の多い前処理剤Dがそれより少ない活性アルミナを担持した前処理剤gよりも前処理性能が劣るのは前処理剤Dの活性アルミナの前処理剤表面への露頭量の差によるものと考えられる。しかしながら、前処理剤gは、活性二酸化マンガンの担持量が担体1リットル当たり8gと少ないため表1より明らかなようにイオウ被毒されやすく高いメチルエチルケトン酸化活性が得られない。一方、活性アルミナの担持量は多いものの前処理剤の表面に活性アルミナが露頭していない比較例5の前処理剤iや前処理剤の表面が酸化マンガンで覆われてしまっている比較例7の前処理剤kの前処理効果が低いことがわかる。
すなわち、活性アルミナと活性二酸化マンガンが担体に混在するように担持された本発明の触媒活性を有する耐被毒性排ガス用前処理剤が優れた前処理性能を有することが裏付けられた。
【0047】
また、図5のグラフより明らかなように、活性二酸化マンガンのみからなる比較例2の前処理剤fは、初期活性は高いものの急速にメチルエチルケトン酸化活性が低下してしまうのに対して活性アルミナと活性二酸化マンガンが混在する実施例1の本発明の前処理剤Aは、活性アルミナのみからなる比較例1の前処理剤eと比較してもメチルエチルケトン酸化活性が高く経時変化率も遜色無い。
すなわち、本発明の触媒活性を有する耐被毒性排ガス用前処理剤は、排ガス中に気体状の有機金属化合物、有機シリコーン化合物、有機リン化合物等の触媒毒ならびに硫黄やリン化合物が含まれても、高い前処理性能を発揮し、長期間にわたって排ガス処理触媒の活性を維持できるとともに、前処理剤自身による排ガス中の有害成分の酸化分解処理能力も高水準に持続することが裏付けられた。
【0048】
【効果】
本発明は、担体中に多孔質活性アルミナと活性酸化マンガンを混在して両者が露頭するように担持したことにより、排ガス中に含まれる硫黄やリンの化合物等の触媒毒に対する耐被毒性を有するとともに、気体状の有機金属化合物、有機シリコーン化合物、有機リン化合物等の触媒毒を長期間に渡って除去できる前処理性能を有し、そのうえ排ガス中の有機溶剤や悪臭ガス等の有害成分を酸化分解処理できる触媒活性をも有する耐被毒性排ガス用前処理剤を提供することができた。
また、ハニカム構造体等の担体に活性アルミナと活性酸化マンガン混在するように担持したことにより圧力損失を小さくすることができ、前処理性能ならびに酸化分解処理性能を改善し多量の排ガス処理に適応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは、本発明実施例1の前処理剤Aの断面図を走査型電子顕微鏡で観察した結果を示す。
Bは、本発明実施例1の前処理剤Aの断面図を走査型電子顕微鏡付属のエネルギー分散型X線分析計によってAlの分布を測定したものである。
Cは、本発明実施例1の前処理剤Aの断面図を走査型電子顕微鏡付属のエネルギー分散型X線分析計によってMnの分布を測定したものである。
【図2】Aは、比較例5の前処理剤iの断面図を走査型電子顕微鏡で観察した結果を示す。
Bは、比較例5の前処理剤iの断面図を走査型電子顕微鏡付属のエネルギー分散型X線分析計によってAlの分布を測定したものである。
Cは、比較例5の前処理剤iの断面図を走査型電子顕微鏡付属のエネルギー分散型X線分析計によってMnの分布を測定したものである。
【図3】Aは、比較例6の前処理剤jの断面図を走査型電子顕微鏡で観察した結果を示す。
Bは、比較例6の前処理剤jの断面図を走査型電子顕微鏡付属のエネルギー分散型X線分析計によってAlの分布を測定したものである。
Cは、比較例6の前処理剤jの断面図を走査型電子顕微鏡付属のエネルギー分散型X線分析計によってMnの分布を測定したものである。
【図4】Aは、比較例7の前処理剤kの断面図を走査型電子顕微鏡で観察した結果を示す。
Bは、比較例7の前処理剤kの断面図を走査型電子顕微鏡付属のエネルギー分散型X線分析計によってAlの分布を測定したものである。
Cは、比較例7の前処理剤kの断面図を走査型電子顕微鏡付属のエネルギー分散型X線分析計によってMnの分布を測定したものである。
【図5】本発明の実施例1にかかる前処理剤A、比較例1にかかる前処理剤e、比較例2にかかる前処理剤f、のそれぞれについて、メチルエチルケトン変換率の時間経過に伴う変化の様子を示す。

Claims (9)

  1. 多孔質活性アルミナと活性酸化マンガンを混在して両者が露頭するように担体に担持したことを特徴とする触媒活性を有する耐被毒性排ガス用前処理剤。
  2. 多孔質活性アルミナを、耐被毒性排ガス用前処理剤1リットル当たりAl換算で20g以上含有する請求項1記載の触媒活性を有する耐被毒性排ガス用前処理剤。
  3. 活性酸化マンガンを、耐被毒性排ガス用前処理剤1リットル当たりMnO換算で10g以上含有する請求項1または2記載の触媒活性を有する耐被毒性排ガス用前処理剤。
  4. 多孔質活性アルミナがγ−アルミナである、請求項1〜3のいずれか1項記載の触媒活性を有する耐被毒性排ガス用前処理剤。
  5. 活性酸化マンガンが電解二酸化マンガンまたは化成二酸化マンガンである請求項1〜4のいずれか1項記載の触媒活性を有する耐被毒性排ガス用前処理剤。
  6. 担体がセラミック繊維の集合体である請求項1記載の触媒活性を有する耐被毒性排ガス用前処理剤。
  7. セラミック繊維の集合体がセラミック繊維のシート状集合体をハニカム状に積層して構成されるハニカム構造体である請求項6記載の触媒活性を有する耐被毒性排ガス用前処理剤。
  8. 多孔質活性アルミナと活性酸化マンガンの両者が混在して露頭するようにハニカム担体に担持したものであって、両者の割合がAl/MnO比(重量)で0.25〜8.0であり、かつ両者の使用量が耐被毒性排ガス用前処理剤1リットル当り、それぞれ20〜100gであることを特徴とする触媒活性を有する耐被毒性排ガス用前処理剤。
  9. ベーマイトに硝酸水溶液を加えて調製したバインダーおよび/またはアルミナゾルよりなるバインダーを用いて、多孔質活性アルミナおよび活性酸化マンガンをハニカム担体に担持したものである請求項8記載の触媒活性を有する耐被毒性排ガス用前処理剤。
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