JP4102433B2 - プラスチックとリンクする、非蛋白性の強力に負に荷電した巨大生物学的分子の調製方法 - Google Patents

プラスチックとリンクする、非蛋白性の強力に負に荷電した巨大生物学的分子の調製方法 Download PDF

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Description

本発明は、プラスチックとリンクする、非蛋白性の強力に負に荷電した巨大生物学的分子の調製方法に対するものである。デオキシリボ核酸(DNA)、リボ核酸(RNA)及びグリコサミノグリカン(GAG)等の、強力に負に荷電した生物学的巨大分子は、細胞の機能化に決定的な役割を果たす。一般に、強力に負に荷電したものとは、五炭糖で構成されているものであれば、生物学的分子の五炭糖あたり少なくとも1つの負の荷電を含むものを暗示する。DNA及びRNAはヌクレオチドあたり1つの負の荷電を含む。グルコサミノグリカンはこれについては異質であり、二糖あたり1から4の負の荷電を含むことができる。このような荷電構造を有する化合物は、本発明に適用することができるが、蛋白、ポリペプチド、オリゴペプチド及びペプチドつまりいわゆる蛋白性分子は除外される。一般的に、このような蛋白性分子は生理学的塩濃度において(例えば0.15M NaCl)ポリスチレンを被覆できることが知られているが、非蛋白性分子については今まで好ましくはスペーサー分子が適用されていた。
DNAは全ての蛋白をコードし、RNAは蛋白合成の媒体でありグルコサミノグリカン(ヘパリン等)は成長、分化及び血液凝固等の根本的な過程において重要な役割を果たす。分子生物学的技術の発達により、核酸は生物学的材料の分析においてますます多くの役割を果たすようになってきている。例えば疾患の原因となる生命体(バクテリア、ウイルス等)に特異的なDNAのフラグメントは、これらの生命体の検知に使用することができ、また遺伝的な疾患の診断もDNAレベルで行われる。大きく発展するDNA/RNAの診断的重要性に加え、核酸はまたしばしば、いわゆる組み換えDNA技術により特定の蛋白の合成に(また工業的レベルで)適用される。核酸に対して導かれる抗体は、全身性エリテマトーシス等の結合組織の疾患及び自己免疫疾患において役割を果たす。これより、特定のDNA及びRNAの良い分析の可能性は、決定的な重要性を有することは明らかである。マイクロタイタープレートは、多くの数の試料の分析にしばしば使用される。診断的なルーチンのアッセイにおいて、マイクロビーズ、チューブ及びストリップもまた多く使用される。マイクロタイタープレートは(通常ポリスチレン製の)プラスチックのプレートで、96個のウェルを含み、その中で試料が分析される。このようなプレートの使用の知られた例は、ELISA(酵素結合イムノソルベントアッセイ)のためのものである。これらのプレートの大きな欠点は、強力な負の荷電を有する生物学的巨大分子を固定化しなければならないアッセイにおいて、このような分子はプラスチックプレートになかなか結合しないことである。しかしながら固定化された巨大分子は多くの試験において必要とされる。現状では負に荷電した分子をプラスチックに結合させるのにスペーサー分子が使用されている。スペーサー分子はプラスチック及び巨大分子の両方に結合する。このようなスペーサー分子の例はプロタミン及びポリリジンである。これらはいずれも正に荷電した蛋白である。他の選択肢は、ビオチニル化によるDNA/RNAの修飾であり、これによりさらにプラスチックと結合しうるアビジンと結合する。これらの方法はいずれも追加の工程を必要とし、経費がかかりまた妨害に対する感受性が高い。このような妨害は、診断的試験においては許容できない誤った陽性の結果の原因となる。
Journal of Colloid and Interface Science(1990)136:519-526において、例えばYamaokaらは、デオキシリボ核酸及びポリ(シチジル酸.ポリ(イノシン酸)(poly(citydil acid.poly(inosinic acid))のポリ(スチレン)ラテックスへのリンクを記載している。この手法においてYamaokaらはまず核酸を、リンクを起こす塩に対して透析する。この目的は、核酸を対応するイオンで荷電することである。520頁に説明される例では、一価のNa+の二価のCa2+による置換が起きる。さらにポリスチレンが適切な塩を含む液体に対し透析される必要があり(520頁)、従って巨大分子に対するリンクが可能となる前の前処理が必要となる。Yamaokaにより適用されるもっとも高い濃度の塩溶液は0.01Mであり、これはDNAの量が幾分最大に達する濃度である。523頁には、さらにDNAのNa−塩は殆ど結合しないことが報告されている。Yamaokaらは、一方でDNA上の負の基に結合し、もう一方でポリスチレン中の負の基に結合する二価アニオンの結合は、DNAのマトリクスへのリンクに応答しうると考えている。二価カチオンはスペーサー分子とみなされている(519頁)。二価カチオンの、例えばEDTAによる除去は、DNAのマトリクスからの解離をもたらす。Yamaokaらによって作られた結合DNAは、ラテックスから簡単に除去される(p522)。明らかに、Yamaokaらに記載される方法より達成されるにDNA結合は弱いDNAのポリスチレンへの結合であるので、ハイブリダイゼーションアッセイに使用されるような極端な環境では適用することは不可能である。
1990年9月26日に出願されたヨーロッパ特許出願第0.389.063号では、カオトロピック物質の存在下で固相へ結合した核酸の単離が記載されている。KI、NaI、グアニジン(イソ)チオシアネート(guanidium(iso)thio cyanate)、塩酸グアニジン及び尿素(ureum)はカオトロピック物質の例として挙げられ、ポリスチレン及びグリシルメタクリレート粒子等のラテックス粒子は使用される固相の例として提供される。出願の第4頁10−13行は、例えばTE緩衝液又はアクアビデスト(aqua bidest)による処理により、核酸は担体から容易に除去されることを説明する。Akzoにより記載される方法は、核酸のアッセイに一般的に適用される条件下で結合を維持する、固相に十分に強力に結合した核酸を提供し得ない。
本発明は、そのようなリンクを提供しうる。本発明は、強力に負に荷電した巨大生物学的分子をポリスチレン、ポリエチレン、ラテックス、ポリ二フッ化ビニリデン又はポリカーボネート等のプラスチック担体へ直接結合させる、安価で単純で効率的で信頼性の高い方法を含む。これらのプラスチックは化学的活性化又は修飾に供される必要がなく、従ってそれ自体、現存の方法にくらべてかなりの利点を提供するよう適用することができる。プラスチックとリンクした、強力に負に荷電した巨大生物学的分子の調製のための本方法は、巨大生物学的分子及びプラスチックを、分子の水被覆を除去しうる及び/又は巨大生物学的分子の負に荷電した基を遮蔽しうる塩溶液の存在下で互いに接触させ、それにより、分子及びプラスチックの直接の、即ちスペーサー分子なしで且つプラスチックの活性化工程を必要とすることなしでの、リンクが起こることを特徴とする。リンクの工程に続いて溶液の除去が行われる。使用される溶液の条件は適用に依存する。本発明は、塩濃度が、飽和度の少なくとも60%の塩溶液を適用することにより行うことができる。最適な結果は飽和度が70−100%の間の溶液で得られる。考えられる反応機構は以下の通りである。塩は、負に荷電した分子の周囲の水の被覆を除去し負の荷電を遮蔽し、それによりプラスチック例えばポリスチレンとの相互作用が強力に促進される。
本発明に用いる前記塩溶液の塩は、NaCl、KCl、LiCl、MgCl2、MgSO4、(NH4)2SO4、NaH2PO4、Ca(Ac)2の少なくとも1種である。特に、(NH4)2SO4は、本発明の方法において塩として優れている。なぜならば、最適な結合のために少ない量の結合される化合物しか必要とされないからである。一般に本発明の方法は、蛋白を塩析しうる塩を用いて行われる。塩が適用される際、pHは方法に決定的でない。正しい環境は、生物学的分子に応じて変化し、当業者はRNA、DNA等の生物学的分子について、どのpH及びどの塩濃度が適用しうるか分かるであろう。
本発明の方法はまた、リンクされる巨大生物学的分子の荷電した基のpKaより低いpHを有する巨大生物学的分子の溶液を使用して行い、それにより分子とプラスチックとのスペーサーを伴わない直接の結合をもたらすことができる。極端に低いpH、例えばpH0(即ち1M HCl)の選択により負の基(DNA/RNAにおけるリン酸基、GAGにおける硫酸基)は中性となり、それにより結合は強力に単純化される。この方法が非常に低いpHで行われるとすれば、これは一般にpHが2未満であることを意味する。勿論、2つの上に述べた方法の実施態様(塩濃度及びpH)の組み合わせも可能である。
本発明の方法は、上に述べたさまざまな実施態様において、0−100℃の間、好ましくは2−90℃の間の温度において行うことができる。良好な結果は、4℃及び80℃の両方で達成される。温度が高いほど、被覆は速く進行する。80℃において、非常に効率的な被覆を達成することができる。使用される温度は、被覆が必要とされる時間に依存するだけでなく、被覆が行われる分子のタイプにも依存しうる。二重らせんDNAは高い温度では変性され、好ましくない。本発明の方法は、少なくとも5から10分間続くリンク工程、例えば10分間80℃で行うことができる。本発明の方法はまた終夜4℃で行い良好な結果を得ることができ、また80℃で1時間行い非常に良好な結果を得ることができる。時間はまた、例えば抗体及び検知試薬との、被覆の後に追加的に行われるいずれかの工程のために必要とされる時間に依存する。
本発明の方法は、好ましくは、リンクの工程の後に、リンク溶液を除去する1つ以上の工程を含む。リンクした生成物を水で洗浄し、これを達成することができる。また、Tween(商標)20、例えば0.1%Tweenを有する、トリスにより緩衝された塩溶液を適用することも可能である。一般的に、リンクした生物学的巨大分子に悪影響を与えない製品で洗浄する。実地的には、少なくとも2回の水での、及び1回の0.1%Tween(商標)含有トリス緩衝塩溶液での洗浄工程で十分である。当業者は、どの溶液が適用しうるか分かるであろう。
ハイブリダイゼーションの研究のために、本発明の方法を使用して、二重らせんDNAをプラスチックにリンクさせることができる。本発明の方法による二重らせんDNAをプラスチックにリンクさせる方法は、飽和塩の水溶液においてもっともよく進行する。NaCl溶液が優れている。NaClの飽和溶液は、溶液の温度によるが、およそ5MのNaClを含む。4℃終夜インキュベーションでリンク工程の良好な結果を達成することができる。リンクの後、DNAを続いて一本鎖とすることができ、それによりハイブリダイゼーションに適合することができる。洗浄の後、リンクした二重らせんDNAを、0.2M NaOH/0.2mM EDTAを添加し5分間室温で、一本鎖とすることができる。リンクした核酸は、ハイブリダイゼーション試験に通常必要とされる工程において放出されないような態様でプラスチックに付着する。特に本発明の方法によりプラスチックにリンクされた核酸は、56℃で1mMを超えるEDTA水溶液で10分後に、実質的にプラスチックへのリンクが維持される十分高いリンク強度を示す。10mMを超えるEDTA水溶液での処理に抵抗性であることが好ましい。本発明の方法で得られる被覆されたプラスチックは、100mMを超え、200mMにさえ達する溶液と、同じ温度及び時間で処理することも可能である。従って、単純な態様で、ハイブリダイゼーション条件下で結合を維持するよう十分強力に結合した核酸で被覆されたプラスチック物質が、本発明により提供されている。
好ましくは、核酸は、リン酸糖基を介してプラスチックに結合する。それにより塩基はハイブリダイゼーション試験(塩基対形成)に利用可能なように残される。明らかにPCRのような増幅反応を行うことが、可能性に属する。
本方法はまた、グリコサミノグリカンのリンクに非常によく適用することができる。グリコサミノグリカンのリンクは、上記の塩溶液、好ましくは実質的に飽和された塩溶液を適用するだけで、非常に効率的に操作することができる。しかしながらこの方法は、飽和塩条件と酸性pH、好ましくはpH0との組み合わせにより、より効率的に進行する。この方法はまた、4℃において行うことができるが、80℃にさえ達する高い温度で行うこともできる。
上記に開示されたいずれの実施態様の方法も、固定化されることが必要な負に荷電した分子が関与するいずれの試験にも適用できる。これについてDNA、RNA及びGAGのアッセイが考えられる。これらの分子の修飾した形態も、適用可能な生物学的分子の群に入る。さらに重要な適用領域の一つは、どのDNA/RNAが関与しているかの診断方法、特に、特定のDNAプローブを用いた、ハイブリダイゼーション手法による病原性の生命体の検出のための診断方法である。さらに、抗DNA又は抗RNA又は抗GAG抗体が関与する疾患の診断は、他の考えられる実施態様である。とりわけ、GAGの生物学的特徴付けは、この方法でよく使用することができる。HIVウイルスは例えば硫酸ヘパラン(GAG)に特異的に結合し、従って本発明の方法により硫酸ヘパランで被覆されたマイクロタイタープレートは、HIVの検出に使用することができ、従って非常に適切なAIDS試験を提供することができる。
本発明の方法は、生物学的分子をプラスチックにリンクするための、非常に単純で安価な方法を提供する。長期間乾燥した形態で維持できる材料がリンクしたプラスチック担体例えばマイクロタイタープレートを製造することが可能である。長期間とは、数か月を意味するが、数年とすることも可能である。試験は、硫酸ヘパラン等のグリコサミノグリカンで被覆され乾燥形態で2か月4℃で保存されたマイクロタイタープレートで行われている。被覆されたマイクロタイタープレートは、この期間後、特定の抗体と反応するそれらの能力を維持していた。リンクされた分子はとりわけ生物学的活性を維持しており、即ち特異的な抗体と結合することができ、ハイブリダイゼーションテストに耐えることができた。なぜならば、必要とされる結合部位はプラスチックへのリンクに含まれないからである。さらに、本方法により、非常に強力なプラスチックへの結合が得られる。その結合は、多くの洗浄工程及び最適には加熱工程が付随するハイブリダイゼーション試験が可能となるほど強い。負に荷電した巨大生物学的分子で被覆され、スペーサー分子を有せず、1mM EDTA水溶液で56℃で10分間の処理に抵抗性の結合力を示すプラスチックは、いずれも本発明の範囲に含まれる。処理に対する抵抗性により、実質的な量の巨大生物学的分子がEDTAによる処理後もプラスチックに付着し続けることが含まれる。
本発明によるこのような材料を用いた試験のさらなる利点は、より低いバックグラウンドの値が得られることである。これは、非精製血清を用いた作業において重要である。特に、これは血液研究に重要である。本方法において、十分な材料がリンクされ、非常に感受性の高い試験ができる。さらなる利点として、プラスチックが被覆された材料は、放射活性、酵素マーカー、蛍光マーカー及び化学発光マーカーの手段等の現在の全ての検出系と互換性があることが言及されうる。追加の利点は、特にRNA、DNA及びGAGのような核酸の適用に際して、通常そのような基質を分解する酵素(RNアーゼ、DNアーゼ及びグリコシダーゼ)が非活性であることである。特に、RNAへの適用においてこれは非常に興味深い。なぜならば、これらの試験は通常RNA分解に対し非常に感受性であるからである。
本発明を適用して行われた多くの試験の実施態様が、下記に記載される。
実施例1
二重らせんDNAのポリスチレンマイクロタイタープレートへの結合
この実施例は、異なる環境を用いた二重らせんDNAの被覆に対するものである(図1)。ジゴキシゲニンで標識されたか又は標識されていない、FABP−cDNA(脂肪酸結合蛋白=FABP)を挿入されたpGEMベクターを、マイクロタイタープレートのポリスチレンウェルと接触させた。全てのウェルは、NaClで飽和された100μlの水を含んでいた。終夜4℃でリンク反応を行った。H2Oで3回及び0.1%Tween(商標)を含みトリスで緩衝された塩溶液で1回洗浄した後、ウェルをアルカリホスファターゼと関連した抗ジゴキシゲニン抗体の100μlの溶液でインキュベートした。結合抗体を、pニトロフェノールホスフェートを基質として使用することにより可視化した。NaClで飽和させた、水と1M HClとの間には、何の差異も見いだされなかった。
図1は、二重らせんDNAのポリスチレンマイクロタイタープレートへの結合の曲線を示す。X軸は、上述のDNAのピコグラム数を示し、それに対しY軸は、405nmで測定された吸収である。中黒三角を伴う破線は、飽和NaClによる標識されたDNAを示し、白抜き三角を伴う点線は、飽和NaClによる非標識DNAを示す。
実施例2
異なる環境下でのDNAのハイブリダイゼーション
これらのハイブリダイゼーションの結果は、図2に示されている。FABP−cDNA挿入を含むpGEMベクター(10ng/100μl)を、100%飽和NaCl溶液を適用し、ポリスチレンマイクロタイタープレートのウェルに接触させた。得られた結合二重らせんDNAを、0.2M NaOH/0.2mM EDTAで室温5分間の処理により、一本鎖とした。50mM NaHPO4、5xSSC、5xデンハーツ(Denharts)、50%ホルムアミド、0.1%SDS、0.5mM EDTA及び200μg/mlニシン精子DNAを含む混合物中2時間37℃で、プレハイブリダイゼーションを行った。ジゴキシゲニンで標識したpGEM−FABPcDNA/100μlを含む同様の混合物で、ハイブリダイゼーション(16時間37℃)を行った。1xSSC/0.1%SDS(2x5分間、室温)と、1xSSC/0.1%SDS(2x15分間、40℃)又は0.1xSSC/0.1%SDS(2x15分間、40℃)のいずれかとで洗浄を行った。ハイブリダイズしたプローブを、アルカリホスファターゼと関連した抗ジゴキシゲニン抗体を適用して検出した。プローブもまた、0.1xSSCといった非常に厳しいハイブリダイゼーション条件下で、プラスチック上に固定化された巨大生物学的分子によく結合する。
図2において、マイクロタイタープレート内で、異なる厳しさで洗浄されたDNA−DNAハイブリダイゼーションが示される。実線は、1xSSC 40℃の結果を示し、破線は0.1xSSC 40℃の結果を示している。X軸はpGEM−FABP−cDNAプローブのピコグラムを示し、Y軸は405nmで観察される吸収を示す。
実施例3
DNAハイブリダイゼーションの特異性(SSC洗浄後)
図3においては、この試験の結果が説明される。FABP−cDNA挿入を有するpGEMベクター(10ng/100μl)を、飽和NaCl溶液を適用し、ポリスチレンマイクロタイタープレートのウェルに接触させた。結合DNAを、0.2M NaOH/0.2mM EDTAによる処理で一本鎖とした。50mM NaHPO4、5xSSC、5xデンハーツ、50%ホルムアミド、0.1%SDS、0.5mM EDTA及び200μg/mlニシン精子DNAを含む混合物中2時間37℃で、プレハイブリダイゼーションを行った。ジゴキシゲニンで標識したFABP−cDNA/100μlを含む同様の混合物で、ハイブリダイゼーション(16時間37℃)を行った。1xSSC/0.1%SDS(2x5分間、22℃)及び1xSSC/0.1%SDS(2x15分間、40℃)、さらに0.1xSSC/0.1%SDS(2x15分間、40℃)で洗浄を行った。ハイブリダイズしたプローブを、アルカリホスファターゼと関連した抗ジゴキシゲニン抗体を適用して検出した。挿入を伴うベクターのみが、陽性シグナルを提供するものであった。分離したベクターは陰性シグナルを提供した。従ってこの試験は特異的である。
図中X軸に沿って、FABP−cDNA−プローブのピコグラム数が示され、Y軸に沿って、405nmの吸収が示される。中黒の三角を伴う実線はpGEM/FABP−cDNAによる被覆の結果を示す。白抜きの三角を伴う破線はpGEMによる被覆の結果を示す。
実施例4
DNAハイブリダイゼーションの特異性(SDS洗浄後)
FABP−cDNA挿入を有するpGEMベクター(10ng/100μl)を、飽和NaClを適用し、プラスチックマイクロタイタープレートのマイクロタイターウェルに接触させた。結合DNAを、0.2M NaOH/0.2mM EDTAで5分間室温で処理し一本鎖とした。pH7.2で1mM EDTA及び7%SDSを含む0.5M NaHPO4溶液中6時間37℃で、プレハイブリダイゼーションを行った。ジゴキシゲニンで標識したFABP−cDNAプローブを含む同様の溶液中で、ハイブリダイゼーション(16時間37℃)を行った。40mM NaHPO4(pH7.0)及び1mM EDTAに加え5%SDSを含む溶液で洗浄を行い(4x5分間)、さらに1%SDSを含む同様の溶液で洗浄した(3x5分間)。アルカリホスファターゼと関連した抗ジゴキシゲニン抗体を適用して、結合したプローブが検出された。挿入を伴うベクターのみが、陽性シグナルを提供するものであった。分離したベクターは陰性シグナルを提供した。従ってこの試験は特異的である。
図4において、SDSによる洗浄後のマイクロタイタープレート中のDNA−DNAハイブリダイゼーションの特異性が示される。X軸に沿って、FABP−cDNAプローブのピコグラム数が示され、Y軸に沿って、観察された405nmの吸収が示される。中黒の三角を伴う実線はpGEM/FABPによる被覆を示す。白抜きの三角を伴う破線はpGEMによる被覆を示す。
実施例5
全身性エリテマトーデスを有する患者の抗DNA抗体の検出
この試験の結果は図5に示される。仔ウシ胸腺DNA(1μg/100μl)を、飽和NaCl溶液を加え、マイクロタイターウェル内でインキュベートした。インキュベーションは16時間4℃で行った。血漿を加え、抗DNA抗体を、ペルオキシダーゼと関連したヒトIgG抗体を加えて検出した。正常血液提供者からのプールされた血漿試料を対照として用いた。A405における対照血漿の吸収は、低希釈においてさえ低かった。
図5において、全身性エリテマトーデスに対するヒト血漿の抗DNA抗体の結果が示される。X軸は血漿の希釈を示し、Y軸に沿ってA492を示す。中黒三角を伴う実線はSLEの結果を示し、白抜き三角を伴う破線は対照を示す。
実施例6
阻害酵素免疫試験の適用における硫酸ヘパランの定量
図6においてこの試験の結果が示される。硫酸ヘパラン(1μg/100μl)を、1M HCl及び100%飽和NaClの溶液中でマイクロタイターウェルと接触させた。リンク工程を、2日間4℃で行った。定量される硫酸ヘパランを、4℃でマウス抗硫酸ヘパラン抗体とともに16時間インキュベートした。続いて遊離抗体を結合硫酸ヘパランと結合させるため、混合物を本方法により硫酸ヘパランで被覆したウェルに移した。アルカリホスファターゼと関連した抗マウスIgG抗体を適用し、結合抗体を検出した。100μlあたり1μg硫酸ヘパランの溶液を適用したところ、溶液の濃度の減少は、結合する少量の硫酸ヘパラン(多分数ナノグラムのオーダー)の結果としては、既に被覆に使用された溶液を何回も他のプレートを被覆するのに使えるほど小さかった。この試験の検出限界はおよそ10ng硫酸ヘパランに位置している。
阻害免疫アッセイにおける硫酸ヘパランの定量は図6に示される。硫酸ヘパランのng数をX軸に沿って示し、405nmにおいて測定した吸収をY軸に沿って示す。
実施例7
被覆の温度依存性
硫酸ヘパラン(0−1μg/100μl)を、マイクロタイタープレートを被覆するのに使用した。飽和(NH42SO4の溶液を1時間様々な温度で使用した。硫酸ヘパランは、抗硫酸ヘパラン抗体により検出され、アルカリホスファターゼと関連した抗マウスIg抗体を適用することにより可視化された。アルカリホスファターゼは、p−ニトロフェニルホスフェートとの30分間22℃のインキュベーションの手段により検出された。温度が高いほどより多くの硫酸ヘパランが結合した。
図7中の実線は80℃における結果を示す。白抜き三角を伴う破線は56℃の結果を示す。白抜き円を伴う破線は37℃の結果を示す。中黒三角を伴う点線は25℃の結果を示し、白抜き四角を伴う破線は4℃の結果を示す。ウエルあたりに加えられた硫酸ヘパランのng量をX軸に沿って示す。Y軸に沿って、405nmの吸収が示される。図7は被覆の温度依存性を明確に示す。
実施例8
被覆の温度依存性
飽和(NH42SO4溶液を様々な温度で1時間で使用することにより、硫酸ヘパラン(0−62.5ng/100μl)を、マイクロタイターウェルを被覆するのに使用した。硫酸ヘパランは、抗硫酸ヘパラン抗体により検出し、アルカリホスファターゼと関連した抗マウスIg抗体を適用して可視化した。アルカリホスファターゼは、pニトロフェニルホスフェートとともに16時間4℃でインキュベーションして検出した。10mg硫酸ヘパラン/100μlの濃度での被覆は、強いシグナル即ちおよそ1の吸収を得るのに十分である。H2O及びリン酸塩で緩衝された塩溶液(0.05Mリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.4)+0.15M NaCl)では結合は起こらない。図8において、被覆の温度依存性もまた示される。実線は80℃及び(NH42SO4で得られた値を提供し、中黒の点を伴った破線は80℃、PBSの値を示し、中黒の点を伴った交互に破線になった線は80℃、H2Oの値を示す。白抜き三角を伴った実線は、4℃、(NH42SO4での結果を示し、白抜き三角を伴った破線は4℃、PBSでの結果を示し、白抜き三角を伴った交互に破線になった線は4℃、H2Oの結果を提供する。X軸に沿って、添加されたHSのng/ウエルの量が示され、Y軸に沿って405nmでの吸収が示される。
実施例9
被覆の時間依存性
硫酸ヘパラン(0−1μg/100μl)をマイクロタイターウェルを被覆するのに使用した。その際飽和(NH42SO4溶液を1時間25℃で使用した。硫酸ヘパランを、抗硫酸ヘパラン抗体で検出し、アルカリホスファターゼと関連した抗マウスIg抗体を用いて可視化した。アルカリホスファターゼは、pニトロフェニルホスフェートとともに1時間22℃でインキュベーションして検出した。結合した結合硫酸ヘパランの量は、インキュベーションの時間の長さに正に相関している。図9では、16時間後の結果が実線で、6時間後の結果が白抜き三角を伴った破線で、3時間後の結果が白抜き円を伴った破線で、1時間後の結果が中黒三角を伴った点線で、及び10分インキュベーション後の結果が白抜き四角を伴った一点破線で示される。ウエルあたりの添加された硫酸ヘパランの量(ng)はX軸に沿って示され、405nmにおける吸収がY軸に沿って示される。試験は22℃で行った。

Claims (15)

  1. 強力に負に荷電しプラスチックにリンクした非蛋白性巨大生物学的分子を調製する方法であって、前記巨大生物学的分子及びプラスチックが、塩溶液の存在下で互いに接触し、前記溶液は前記分子の水被覆を除去すること及び/又は前記巨大生物学的分子の前記負の荷電の基を遮蔽することができ、それにより分子及びプラスチック間の直接の、即ちスペーサー分子なしで且つプラスチックの活性化工程が不要なリンクが起こり、前記リンク工程に続いて前記溶液が除去され、
    前記塩溶液が少なくともその飽和の濃度の60%の塩を含み、及び/又は
    前記塩溶液がリンクされる巨大生物学的分子の荷電した基のpKaを下回るpHを有し、
    前記塩が、NaCl、KCl、LiCl、MgCl2、MgSO4、(NH4)2SO4、NaH2PO4、Ca(Ac)2の少なくとも1種であり、
    前記pHが2未満であり、
    前記負に荷電した非蛋白性巨大生物学的分子が、核酸分子又はグリコサミノグリカン分子であることを特徴とする方法。
  2. 請求項1記載の方法であって、前記巨大生物学的分子及びプラスチックが溶液の存在下において互いに接触する方法であり、前記溶液が、リンクされる前記巨大生物学的分子の荷電した基のpKaより低いpHを有することを特徴とする方法。
  3. 請求項1又は2記載の方法であって、前記溶液が塩で70−100%飽和されていることを特徴とする方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の方法であって、前記溶液のpHが0−2未満であることを特徴とする方法。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の方法であって、前記負に荷電した巨大生物学的分子が一本鎖デオキシリボ核酸(DNA)分子、二重らせんデオキシリボ核酸(DNA)分子又はリボ核酸(RNA)分子であることを特徴とする方法。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の方法であって、前記リンクが、0−100℃の間の温度で行われることを特徴とする方法。
  7. 請求項1〜5のいずれかに記載の方法であって、前記リンクが80℃において少なくとも10分間の間に起こることを特徴とする方法。
  8. 請求項1〜5のいずれかに記載の方法であって、前記リンクが終夜4℃で行われることを特徴とする方法。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の方法であって、前記リンク工程後の前記溶液の除去後、リンクした生成物を水で少なくとも2回洗浄を行い、及び/又は0.1%Tween20を含むトリス緩衝塩溶液で少なくとも1回洗浄を行うことを特徴とする方法。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の方法であって、前記被覆されるプラスチックとしてマイクロタイタープレートウェルが使用されることを特徴とする方法。
  11. 請求項1〜4のいずれかに記載のプラスチックにリンクしたグリコサミノグリカンの非蛋白性巨大生物学的分子を調製する方法であって、前記塩溶液が、100%飽和塩溶液であることを特徴とする方法。
  12. プラスチックにリンクした一本鎖DNAを調製する方法であって、請求項1−10のいずれかに記載の方法が行われ、二重らせんDNAがプラスチックと接触し、続いてリンクの後にリンクしたDNAが一本鎖にされることを特徴とする方法。
  13. 請求項12記載の方法であって、前記リンクした二重らせんDNAが室温5分間の間の0.2M NaOH/0.2mM EDTAの添加により一本鎖にされることを特徴とする方法。
  14. 請求項1〜4又は11のいずれかに記載の方法により得られた、プラスチックにリンクした、負に荷電した非蛋白性のグリコサミノグリカンの巨大生物学的分子であって、前記巨大生物学的分子はプラスチックに直接、即ちスペーサー分子なしにリンクしていることを特徴とするプラスチックにリンクしたグリコサミノグリカンの巨大生物学的分子。
  15. 請求項14に記載の負に荷電した、プラスチックにリンクしたグリコサミノグリカンの非蛋白性巨大生物学的分子で被覆されたプラスチックウエルを有するマイクロタイタープレート。
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