JP4101701B2 - 防水筐体の配線引出し構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば屋外等で使用される防水筐体の配線引出し構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、屋外等で使用される電気機器は筐体に収納され、その筐体は、内部の電子部品等を保護するために、防水構造が要求される。このような電子部品等が収納される防水筐体においては、内部に収納された電子部品等を保護するために、防水性の向上、筐体本体と筐体カバーとの間のシール性の向上、筐体歪みの防止、耐久性等の様々な課題を解決した技術が開示されている(例えば、特許文献1〜9参照。)。
【0003】
また、電気機器によっては、筐体内部の電気機器に接続された配線ケーブルを筐体外部に引き出す必要があり、その引出し構造に着目した技術も開示されている。例えば、筐体本体と筐体カバーとの合わせ面に電線通過孔を設け、当該電線通過孔に貫設された電線パッキン部を、筐体本体と筐体カバーとをシールする防水用パッキンに一体的に設け、電線が貫通する電線貫通孔を電線パッキン部に形成した電気装置防水ケースが開示されている(例えば、特許文献10参照。)。また、筐体本体と筐体カバーとの接触面をシール剤で密閉し、筐体本体に電線を通すためのガイド溝をパッキンで密閉するように形成した防水ケースが開示されている(例えば、特許文献11参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−20082号公報
【特許文献2】
特開平8−34467号公報
【特許文献3】
特開平11−346064号公報
【特許文献4】
特開平7−321478号公報
【特許文献5】
特開平11−87942号公報
【特許文献6】
特開平10−324360号公報
【特許文献7】
特開平10−22658号公報
【特許文献8】
特開平6−188577号公報
【特許文献9】
特開平8−106121号公報
【特許文献10】
特開平8−222011号公報
【特許文献11】
特開平10−242664号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の防水筐体においては、その構造を単純にするために、筐体内部に収容された電子部品等における配線ケーブル引出し位置と、防水筐体における配線引出し口の位置とを物理的に合わせる必要があった。すなわち、筐体内部から外部に配線ケーブルを引き出しやすくするために、電子部品等における配線ケーブルの取付位置を、防水筐体の配線引出し口の位置に合わせる工夫が必要であった。このため、電子部品等における配線ケーブルの取付位置を筐体の配線引出し口の位置に合わせる改造や、その取付位置の変更に伴う電気回路の改造等が必要となり、そのための開発期間やコストがかかるという問題があった。
【0006】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、電子部品等を収納した筐体の内部から外部に配線ケーブルを引き出すための配線引出し構造において、電子部品等における配線ケーブルの位置と筐体における配線引出し口の位置とを物理的に合わせるための改造を不要とし、かつコストの削減及び開発期間の短縮を可能とする防水筐体の配線引出し構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するために、電子部品を収納する開口面を有する第1の筐体部品と、該第1の筐体部品を互いの接合面により接合して開口面を覆う第2の筐体部品とを備え、前記電子部品に取り付けられた配線ケーブルを、配線引出し口から外部に引き出して成る防水筐体の配線引出し構造において、前記配線引出し口を、防水筐体の高さ方向に対してそれぞれ異なる位置になるように、前記第1または/および第2の筐体部品の接合面に複数設け、前記それぞれ隣り合う配線引出し口間における第1の筐体部品と第2の筐体部品との間の接合形状を、傾斜部を有する直線または曲線とするように構成前記第1及び第2の筐体部品は、前記接合面にパッキンを挟んで防水筐体の高さ方向を軸方向としたねじによりネジ止めされて接合時の防水性及び水密性を確保するようにしたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る防水筐体の配線引出し構造を説明する分解斜視図である。防水筐体50は、筐体カバー1と、ねじ13により筐体カバー1にねじ止めされる筐体本体2とから構成されている。筐体カバー1は、ねじ13が貫通するねじ孔20、後述する配線ケーブル7,8を防水筐体50の内部から外部に引き出すための配線引出し口3,4、及び当該配線引出し口4を先端部に有し両端が傾斜形状を成して筐体本体2と組合わせて接合される凸部21が設けられている。
【0009】
筐体本体2は、筐体カバー1をねじ13によりねじ止めして取り付けるための取付孔23、配線引出し口3,4、当該配線引出し口4を最下部に有し両端が傾斜形状を成し筐体カバー1の凸部21に対応して組合わせて接合される凹部22、当該筐体本体2の開口辺の先端面に沿って筐体カバー1との組合せ面(接合面)に設けられたパッキン29、及び後述する電子部品5,6を収容して固定するための固定部材28が設けられている。
【0010】
尚、ねじ孔20は、筐体カバー1の四隅に設けられ、これらに対応して取付孔23も、筐体本体2の四隅に設けられている。また、固定部材28も後述する電子部品5,6に対応して筐体本体2内部の底面四隅に設けられている。これらのねじ13により、筐体カバー1が筐体本体2にねじ止めされる。この際、筐体本体2に設けられたパッキン29が、筐体カバー1と筐体本体2との間で挟み込まれて嵌合し、防水性及び水密性が確保される。また、ねじ止めされる際に、後述する配線ケーブル7,8が筐体カバー1及び筐体本体2の配線引出し口3,4の間で挟み込まれて勘合することによっても、防水性及び水密性が確保される。
【0011】
図2は、図1の防水筐体に電子部品を搭載する場合について説明する分解斜視図であり、図3は、図2の防水筐体及び電子部品における配線引出し口側から観た側面図である。図2において、電子部品5には配線ケーブル7の一端が所定の箇所に、電子部品6には配線ケーブル8の一端が所定の箇所にそれぞれ取り付けられている。これらの電子部品5,6は、四隅に設けられたそれぞれのねじ孔25,27、及び電子部品5,6を連結する連結部材26を用いてねじ24により、固定部材28に取り付けて固定される。そして、上述したように、ねじ13により、筐体カバー1が筐体本体2にねじ止めされ、配線ケーブル7,8が筐体カバー1及び筐体本体2の配線引出し口3,4の間で挟み込まれて勘合される。この場合、図3に示したように、筐体カバー1の傾斜部9,10と筐体本体2の傾斜部11,12とがそれぞれ組合わされて接合される。
【0012】
このように、電子部品5,6を防水筐体50に搭載した場合、電子部品5の配線ケーブル7に対して配線引出し口3を用い、電子部品6の配線ケーブル8に対して配線引出し口4を用いる。また、図3に示したように、筐体カバー1の傾斜部9に対応した筐体本体2の傾斜部11、及び筐体カバー1の傾斜部10に対応した筐体本体2の傾斜部12のような、組合せ面(接合面)に傾斜を持たせている。すなわち、図1〜3に示したように、配線引出し口3,4が防水筐体50の高さ方向(筐体本体2において筐体カバー1が設けられている方向)に対して異なる位置になるようにオフセットを設けることにより、前記組合せ面に傾斜を持たせることができる。これにより、電子部品の引出し配線ケーブルの位置及び引出し配線ケーブル数を任意に決めることができる。
【0013】
図4は、防水筐体の配線引出し口における組合せ傾斜部に加えられる力を説明する図である。図4に示すように、筐体カバー1が筐体本体2にねじ止めされることにより、配線ケーブル7,8が引き出された状態で、筐体カバー1及び筐体本体2が組合わされて接合される。この場合、筐体カバー1及び筐体本体2における組合せ傾斜部14に加わる圧力は、ねじ13の締め付けによる圧力15であり、この圧力15は、組合せ傾斜部14と水平方向の圧力16と、組合せ傾斜部14と垂直方向のパッキン29を挟み込む圧力17とに分圧される。この圧力17によりパッキンの防水効果が得られる。
【0014】
このように、組合せ傾斜部14において防水効果を得るために必要な圧力17を得ることができれば、配線引出し口3,4の間に設けられたオフセットの形状を任意に決めることができる。例えば、図5(a)に示すように、組合せ傾斜部18の形状を直線傾斜の形状にしたり、図5(b)に示すように、組合せ傾斜部19の形状を湾曲形状にしたりすることができる。いずれの場合も、所定の防水規格に適合して防水効果を得るために必要な圧力が、組合せ傾斜部18,19と垂直方向であってパッキン29を挟み込む方向に加えられているものとする。配線引出し口3,4の間に設けられるオフセットの形状は、かかる圧力を得ることができればどのような形状でも良い。
【0015】
以上、実施の形態を挙げて説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内において種々の変更や応用が可能である。例えば、上述の実施の形態では、2つの配線引出し口3,4により構成したが、本発明の配線引出し口は2つに限定されるものではなく、3つ以上により構成してもよい。また、上述の実施の形態では、配線引出し口3,4を筐体カバー1及び筐体本体2の双方に備えるように構成したが、筐体カバー1または筐体本体2のいずれか一方のみに備えるように構成してもよい。また、上述の実施の形態では、配線引出し口3,4を防水筐体50の高さ方向に対して異なる位置に設けるようにしたが、高さ方向(垂直方向)及び横方向(水平方向)それぞれともに異なる位置に設けるようにしてもよい。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、分割した筐体部品を組合わせ接合して成る防水筐体において、それぞれ異なる位置に複数の配線引出し口を設けるとともに、配線引出し口間の接合形状(組合わせ形状)を傾斜した直線や曲線等としたことにより、防水機能を維持したまま電子部品を容易に防水筐体内に収納することができる。また、防水筐体に複数の配線引出し口が必要な場合に、配線引出し口間にオフセットを設けるようにしたから、防水筐体の構造にとらわれることなく、自由に電子部品における配線ケーブルの位置等を設計し開発することができる。また、複数の配線引出し口から最も適した配線引出し口を選択できるから、既存の電子部品を改造しないで防水筐体に搭載することができ、これによる製品コストの削減や開発期間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る防水筐体の配線引出し構造を説明する分解斜視図である。
【図2】 図1の防水筐体に電子部品を搭載する場合について説明する分解斜視図である。
【図3】 図2の防水筐体及び電子部品における配線引出し口側から観た側面図である。
【図4】 防水筐体の配線引出し口における組合せ傾斜部にかかる力を説明する図である。
【図5】 組合せ傾斜部の形状を説明する図である。
【符号の説明】
1 筐体カバー
2 筐体本体
3,4 配線引出し口
5,6 電子部品
7,8 配線ケーブル
9〜12 傾斜部
13,24 ねじ
14,18,19 組合せ傾斜部
15〜17 圧力
20,25,27 ねじ孔
21 凹部
22 凸部
23 取付孔
26 連結部材
28 固定部材
29 パッキン
50 防水筐体

Claims (1)

  1. 電子部品を収納する開口面を有する第1の筐体部品と、該第1の筐体部品を互いの接合面により接合して開口面を覆う第2の筐体部品とを備え、前記電子部品に取り付けられた配線ケーブルを、配線引出し口から外部に引き出して成る防水筐体の配線引出し構造において、前記配線引出し口を、防水筐体の高さ方向に対してそれぞれ異なる位置になるように、前記第1または/および第2の筐体部品の接合面に複数設け、前記それぞれ隣り合う配線引出し口間における第1の筐体部品と第2の筐体部品との間の接合形状を、傾斜部を有する直線または曲線とするように構成
    前記第1及び第2の筐体部品は、前記接合面にパッキンを挟んで防水筐体の高さ方向を軸方向としたねじによりネジ止めされて接合時の防水性及び水密性を確保するようにしたことを特徴とする防水筐体の配線引出し構造。
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