JP2006247063A - 遊技機の回路基板収納箱 - Google Patents

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【課題】回路基板に電気を供給する配線をケースカバーに形成された配線孔から外側に突出した部分における封鎖の適切化を図る。
【解決手段】ケースベース1とケースカバー2とが互いに組み合わされ、被覆部材9が閉鎖空間27に格納され、リブ20と被覆部材9との間の間隔26が不正操作部材70の太さDよりも小さい寸法に設定され、被覆部材9が配線孔8を覆い隠し、人がケースベース1とケースカバー2とからなる収納箱の外側から配線5を引っ張っても、被覆部材9がリブ20に接触し、配線コネクタ6が基板コネクタ4から取り外されることがなく、不正操作部材70が収納箱の外側から隙間32に挿入されても、被覆部材9およびリブ20が不正操作部材70の閉鎖空間27への侵入を阻止する。配線孔8を配線コネクタ6より小さして被覆部材9を省略してもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、回路基板に電気を供給する配線をケースカバーに形成された配線孔から外側に突出した部分における封鎖が適切な遊技機の回路基板収納箱に関する。
遊技機の回路基板収納箱は、回路を構成する電気部品の実装された回路基板が収納箱の一方を形成するケースベースの上に配置され、収納箱の他方を形成するケースカバーが回路基板における外部から接続または操作の必要な電気部品を除いた電気部品を覆うように被せられ、ケースベースと回路基板およびケースカバーが止ねじで締結され、被覆部材がケースカバーから外部に露出された回路基板の実装領域に取り付けられ、被覆部材がケースカバーより外部に露出された回路基板における印刷配線と呼ばれる箔状の導体を心無い人からの不正行為から保護している。しかしながら、図16に示すように、回路基板61の裏面はケースベース60で全体的に覆われるものの、回路基板61の電気部品63;64の実装された表面の一部がケースカバー62で覆われることなく外部に露出している。そして、被覆部材65には部品挿入孔66が形成されており、被覆部材65がケースカバー62から露出した部分における電気部品63の上方から被せられる場合に、当該電気部品63の上部が部品挿入孔66を貫通して被覆部材65より上方に突出し、被覆部材65がケースカバー62から露出した電気部品63とケースカバー62で覆われた電気部品64とを接続する導体67を覆う構造である(特許文献1の図3参照)。しかし、電気部品63の回路基板61の表面から上方に延びる外側面は、回路基板61の表面に対し垂直な平坦面でなく、回路基板61の表面と平行な方向に凹凸68になっているのが一般的である。このため、ケースカバー62で覆われていない電気部品63が被覆部材65の部品挿入孔66に挿入され、被覆部材65が回路基板61に被せられた場合、部品挿入孔66の周縁部と電気部品63との間には隙間69が存在する。よって、心無い人が、上記隙間69から棒状の不正操作部材70をケースカバー62で覆われた内部空間71に挿入し、内部空間71における電気部品64や被覆部材65で覆われていない導体67に不正操作部材70で不正を行うという欠点があった。また、図17に示すように、ケースカバー62から露出した電気部品63に被覆部72を設け、被覆部72がケースカバー62から露出した電気部品63とケースカバー62で覆われた電気部品64とを接続する導体67を覆う構造である(特許文献1の図16参照)。このため、心無い人が、ケースカバー62から露出した回路基板61とケースカバー62との間に形成された隙間73から棒状の不正操作部材70をケースカバー62で覆われた内部空間71に挿入し、内部空間71における電気部品64や導体67に不正操作部材70で不正を行う行為が行われるという欠点があった。図16および図17に示した構造は、回路基板61の電気部品63;64の実装された表面の一部がケースカバー62から外部に露出し、被覆部材65または被覆部72がケースカバー62から露出した電気部品63とケースカバー62で覆われた電気部品64とを接続する導体67を覆うだけで、回路基板61の電気部品63;64の実装された表面がケースカバー2で全体的に覆われていないため、ケースカバー62で覆われた内部空間における電気部品64や導体67が不正行為を受けるという欠点があった。また、特許文献2で開示されたように、回路基板に実装されたコネクタと当該コネクタに嵌め込まれたコネクタをカバー部材で覆い、回路基板に実装されたコネクタに嵌め込まれたコネクタに結線された配線をカバー部材の内部からカバー部材の外側に引き出した構造を知られているが、不正操作部材が配線を引き出したカバー部材の孔を経由して内部空間に挿入され、不正行為を受けるという欠点がある。
特開平10−286365号公報 特開2000−140354号公報
発明が解決しようとする問題点は、回路基板に対する不正行為が行われるという点である。
1つの発明に係る遊技機の回路基板収納箱は、 基板コネクタの実装された回路基板と、回路基板における基板コネクタの位置する面の反対側に位置する反対側面を覆い隠すケースベースと、回路基板における基板コネクタの位置する面および基板コネクタを覆い隠すケースカバーと、ケースベースとケースカバーとが互いに組み合わせられて形成された収納箱の内部における閉鎖空間と、閉鎖空間に設けられる被覆部材と、回路基板に電気を供給するための配線と、配線の一端に結合される配線コネクタと、ケースカバーに配線を通すために基板コネクタと対応する位置に形成された配線孔とを備え、基板コネクタと配線コネクタとが互いに嵌め合わされ、基板コネクタと配線コネクタおよび回路基板が閉鎖空間に格納され、配線が配線孔を経由して閉鎖空間と収納箱の外側とに貫通され、配線の閉鎖空間における一端が配線コネクタに結合され、被覆部材が閉鎖空間から配線孔を塞ぐ大きさに形成されたことを最も主要な特徴とする。1つの発明に係る遊技機の回路基板収納箱は、配線が閉鎖空間から収納箱の外側に引き出された他端に結合された配線コネクタを備え、配線孔が配線の他端に結合された配線コネクタを閉鎖空間と収納箱の外側とに貫通する大きさに形成されてもよい。もう1つの発明に係る遊技機の回路基板収納箱は、 基板コネクタの実装された回路基板と、回路基板における基板コネクタの位置する面の反対側に位置する反対側面を覆い隠すケースベースと、回路基板における基板コネクタの位置する面および基板コネクタを覆い隠すケースカバーと、ケースベースとケースカバーとが互いに組み合わせられて形成された収納箱の内部における閉鎖空間と、回路基板に電気を供給するための配線と、配線の一端に結合される配線コネクタと、ケースカバーに配線を通すために基板コネクタと対応する位置に形成された配線孔とを備え、基板コネクタと配線コネクタとが互いに嵌め合わされ、基板コネクタと配線コネクタと回路基板が閉鎖空間に格納され、配線が配線孔を経由して閉鎖空間と収納箱の外側とに貫通され、配線の閉鎖空間における一端が配線コネクタに結合され、配線孔が配線コネクタで塞がれる大きさに形成されたことを最も主要な特徴とする。もう1つの発明に係る遊技機の回路基板収納箱は、閉鎖空間が配線孔を塞ぐ大きさの被覆部材を備えもよい。2つの発明に係る遊技機の回路基板収納箱は、ケースカバーが配線孔の周縁部より被覆部材または配線コネクタの方向に突出するリブを備えてもよい。2つの発明に係る遊技機の回路基板収納箱は、ケースカバーが配線孔の周縁部より被覆部材または配線コネクタの方向に突出するリブを備え、被覆部材または配線コネクタがケースカバーの方向に突出する隔壁を備え、リブと隔壁とが互いに嵌め合わされてもよい。被覆部材が配線コネクタまたはケースカバーと別体に形成され、被覆部材が配線コネクタに嵌め込まれるかまたは配線コネクタに被せられるかまたは配線コネクタに結合されるかまたはケースカバーに結合されることによって、被覆部材が閉鎖空間に配置される形態であればよい。
1つの発明に係る遊技機の回路基板収納箱は、ケースカバーとケースベースとからなる収納箱の内部に形成された閉鎖空間に配置された被覆部材が配線と配線孔との間の隙間を全体的に塞ぐために、収納箱の外側から配線が人によって引っ張られても、被覆部材がケースカバーに接触し、配線コネクタが閉鎖空間に配置された基板コネクタから取り外されることがないという利点があるうえ、不正操作部材が収納箱の外側から配線と配線孔との間の隙間に挿入されても、被覆部材が不正操作部材の閉鎖空間への侵入を阻止し、回路基板に対する不正行為が防止できるという利点がある。1つの発明に係る遊技機の回路基板収納箱において、配線が閉鎖空間から収納箱の外側に引き出された他端に結合された配線コネクタを備え、配線孔が配線の他端に結合された配線コネクタを閉鎖空間と収納箱の外側とに貫通する大きさに形成されれば、両端に配線コネクタを結合した形態の配線を使用することができるという利点がある。もう1つの発明に係る遊技機の回路基板収納箱は、ケースカバーとケースベースとからなる収納箱の内部に形成された閉鎖空間に配置された配線コネクタが配線と配線孔との間の隙間を全体的に塞ぐために、収納箱の外側から配線が人によって引っ張られても、配線コネクタがケースカバーに接触し、配線コネクタが閉鎖空間に配置された基板コネクタから取り外されることがないという利点があるうえ、不正操作部材が収納箱の外側から配線と配線孔との間の隙間に挿入されても、配線コネクタが不正操作部材の閉鎖空間への侵入を阻止し、回路基板に対する不正行為が防止できるという利点がある。もう1つの発明に係る遊技機の回路基板収納箱において、配線が閉鎖空間から収納箱の外側に引き出された他端に結合された配線コネクタを備え、配線孔が配線の他端に結合された配線コネクタを閉鎖空間と収納箱の外側とに貫通する大きさに形成されれば、両端に配線コネクタを結合した形態の配線を使用することができるという利点がある。2つの発明に係る遊技機の回路基板収納箱において、ケースカバーが配線孔の周縁部より被覆部材または配線コネクタの方向に突出するリブを備えれば、ケースカバーにおける配線孔の周りの強度がリブによって向上し、ケースカバーにおける配線孔の周りが破壊されることを防止することができるという利点がある。これら2つの発明に係る遊技機の回路基板収納箱において、ケースカバーが配線孔の周縁部より被覆部材または配線コネクタの方向に突出するリブを備え、被覆部材または配線コネクタがケースカバーの方向に突出する隔壁を備え、リブと隔壁とが互いに嵌め合わされれば、不正操作部材の閉鎖空間への侵入を一層良好に阻止することができるという利点がある。
図1乃至図3は、発明を実施するための最良の形態である。図1は、遊技機の回路基板収納箱における主要部の断面を示す。図2は、回路基板収納箱を分解して示す。図3は、回路基板収納箱を組み立てる工程を示す。
図2を参照し、遊技機の回路基板収納箱について説明する。回路基板収納箱は、収納箱の一方を形成するケースベース1、収納箱の他方を形成するケースカバー2、方形な回路基板3、回路基板3に実装された基板コネクタ4、回路基板3に電気を供給するための配線5、配線5の一端に結合された配線コネクタ6、タッピングスクリューのような止ねじ7などの構成部品を備え、そして、基板コネクタ4と配線コネクタ6とが互いに嵌め合わされ、配線5における配線コネクタ6の反対側に位置する他端がケースカバー2に形成された配線孔8にケースカバー2の内側から外側に引き出され、回路基板3がケースベース1とケースカバー2との間に挟まれる格好で内包され、ケースベース1とケースカバー2とが互いに組み合わされて止ねじ7で結合され、配線コネクタ6に設けられた被覆部材9が配線孔8をケースカバー2の内側から塞ぐことによって、配線5や配線コネクタ6がケースベース1とケースカバー2とからなる収納箱の外側から引き抜かれることを防止し、不正操作部材70がケースベース1とケースカバー2とからなる収納箱の外側から内部に挿入されることを防止するようになっている。配線5は、回路基板3に遊技機に設けられた回路基板3以外の制御装置の回路基板または検出器または電気的なアクチュエータまたは電源装置などの電気部品を接続するための配線である。
回路基板収納箱の各構成部品の構造について詳述する。ケースベース1は、回路基板3における基板コネクタ4の位置する面の反対側に位置する反対側面を覆い隠すものであって、光を透過する性質の有る無色の合成樹脂により、ベース基盤11、側壁12、支持台13、ねじ取付孔14を備えた、一体の形状に形成された構造である。ベース基盤11は、回路基板3より大きな方形である。側壁12は、ベース基盤11の周縁からケースカバー2と向き合う方向としての一方向にベース基盤11のケースカバー2と向き合う方向の内側面と直角となるように突出し、ベース基盤11の周方向で、互いに連接される。この互いに連接された側壁12で囲まれた方形な開口は、回路基板3より大きな方形である。支持台13は、ベース基盤11の四隅に個別に突出する。支持台13におけるケースカバー2と向き合う方向の表面は、ベース基盤11におけるケースカバー2と向き合う方向の内側面と平行な1つの平面内に位置する。支持台13の表面とベース基盤11の内側面との間の寸法である高さH1は、側壁12におけるベース基盤11の内側面からの高さH2よりも低いので、回路基板3の四隅が支持台13の表面に個別に載せられた場合、回路基板3の周縁部における端面が、側壁12に、ベース基盤11の内側面と平行な方向で対向するように、回路基板3が側壁12で囲まれた方形な開口の内部に収納される。
ケースカバー2は、回路基板3における基板コネクタ4の位置する面と基板コネクタ4および電気部品22を覆い隠すものであって、光を透過する性質の有る無色の合成樹脂により、配線孔8、カバー基盤16、側壁17、受止部18、ねじ挿入孔19、リブ20を備えた、一体の形状に形成された構造である。配線孔8は、カバー基盤16の一側部に、カバー基盤16の内外側面への貫通孔として設けられ、ケースベース1とケースカバー2とが回路基板3を内包するように組み合わされる場合、基板コネクタ4に結合された配線コネクタ6の配線5および配線コネクタ24をケースベース1とケースカバー2とからなる収納箱の内部から外部に引き出すための開口であって、複数の基板コネクタ4と個別に対応するように位置する。配線孔8の口径は、配線5における配線コネクタ6の反対側に位置する他端に結合された配線コネクタ24が通過可能な大きさであるものの、被覆部材9を配線コネクタ6の側から見た場合の配線コネクタ6から外側に突出した平面的な外形より少なくとも小さく、被覆部材9が通過不可能な大きさである。
カバー基盤16は、ケースベース1における側壁12の外側縁で形成される方形な外形より大きな方形である。側壁17は、カバー基盤16の周縁からケースベース1と向き合う方向としての一方向にカバー基盤16のケースベース1と向き合う方向の内側面と直角となるように突出し、カバー基盤16の周方向で、互いに連接される。この互いに連接された側壁17で囲まれた方形な開口は、ケースベース1における側壁12の外側縁で形成される方形な外形より大きな方形である。受止部18は、ケースベース1とケースカバー2とが回路基板3を内包するように組み合わされた場合、支持台13と協同して回路基板3を押される部分であって、カバー基盤16の四隅に個別に位置し、カバー基盤16におけるケースベース1と向き合う方向の内側面の方向に突出する。ねじ挿入孔19は、受止部18の内外側面への貫通孔として形成され、ケースベース1とケースカバー2とが回路基板3を内包するように組み合わされた場合、ケースベース1のねじ取付孔14と回路基板3のねじ挿入孔23と対応するように位置する。リブ20は、配線孔8の周縁からケースカバー2の裏面側に突出し、配線孔8の周方向に連接された、環状である。
回路基板3は、プリント配線板により構成され、基板コネクタ4以外に、CPU、ROM、RAM、入力インターフェース、出力インターフェース、抵抗器、コンデンサ、コイル、ダイオード、トランジスタなど種々の電気部品22も実装される。基板コネクタ4や電気部品22は、回路基板3に、挿入実装または面実装により実装され、基板コネクタ4の電気接続端子や電気部品の電気接続端子が回路基板3に設けられたプリント配線のような箔状の配線に半田付けされて回路基板3に固定される。回路基板3の四隅には、ねじ挿入孔23が、回路基板3におけるケースベース1とケースカバー2との双方に向き合う方向の表裏面への貫通孔として形成される。
配線5は、直線的に棒状の可撓性を有する導体に絶縁被覆を施した絶縁被覆膜電線により構成される。配線5の一端には配線コネクタ6が結合され、配線の他端には配線コネクタ24が結合される。具体的には、配線5における絶縁被覆が剥がされた導体の一端が、配線コネクタ6における合成樹脂からなるコネクタボディで支持された電気接続端子の一端に接続され、配線コネクタ6が配線5の一端に結合される。配線5における絶縁被覆が剥がされた導体の他端が、配線コネクタ24における合成樹脂からなるコネクタボディで支持された電気接続端子の一端に接続され、配線コネクタ24が配線5の他端に結合される。配線コネクタ6のコネクタボディには、被覆部材9が、配線コネクタ6のコネクタボディにおける配線5の側における端部から外側に突出し、コネクタボディの外周を囲む板状に設けられる。被覆部材9は、配線コネクタ6のコネクタボディと同じ材料で、コネクタボディに一体に形成される。配線コネクタ24は、配線コネクタ6と雌雄の違いがあっても無くてもよい。配線コネクタ24のコネクタボディと配線コネクタ6のコネクタボディとは同じ大きさであっても異なる大きさでもよい。
図3を参照し、回路基板収納箱の組み立て方について説明する。先ず、図3のa図に示すように、基板コネクタ4が上方に向けられ、回路基板3における基板コネクタ4の反対側に位置する裏面とベース基盤11の内側面とが互いに向かい合わせられ、回路基板3の四隅が支持台13の上に載せられる。回路基板3における基板コネクタ4の反対側に位置する裏面は、回路基板3における基板コネクタ4の位置する面の反対側に位置する反対側面と同義語である。また、配線5に結線された配線コネクタ6が回路基板3に実装された基板コネクタ4に嵌め込まれ、配線コネクタ6の電気接続端子と基板コネクタ4の電気接続端子とが互いに接続される。これによって、配線コネクタ6の電気接続端子が、基板コネクタ4の電気接続端子および回路基板3の箔状の配線を経由して回路基板3の電気部品22と接続される。配線コネクタ6が基板コネクタ4に嵌め込まれるのは、回路基板3を支持台13に搭載する前の時点または後の時点のどちらでもよい。
次に、図3のb図に示すように、カバー基盤16の内側面が回路基板3の側に向けられ、ケースカバー2が回路基板3およびケースベース1に被せられる。この場合、配線コネクタ24が、ケースカバー2のケースベース1と向き合う方向から、配線孔8に挿入され、ケースカバー2の外側に引き出される。これによって、配線5における配線コネクタ24の側の部分もケースカバー2のケースベース1と向き合う方向からケースカバー2の外側に引き出される。
そして、図3のc図に示すように、ケースカバー2の側壁17がケースベース1における側壁12の外側に嵌めこまれ、ケースカバー2のカバー基盤16および側壁17とで囲まれた空間が回路基板3と基板コネクタ4と電気部品22と配線コネクタ6および被覆部材9を覆い隠し、リブ20が配線コネクタ6の被覆部材9と接触するかまたは接触する程度に近づいて対向し、被覆部材9が配線孔8を覆い隠す。リブ20が配線コネクタ6の被覆部材9と接触する程度に近づいて対向した場合における、リブ20と被覆部材9との間の隙間26は、図1における不正操作部材70の太さDよりも小さい寸法に設定されている。図3において、28は基板コネクタ4の電気接続端子、29は回路基板3のバンプ、30は回路基板3およびバンプ29に形成され電気接続端子28を挿入した貫通孔、31は電気接続端子28とバンプ29とを結合した半田を示す。バンプ29は、回路基板3に印刷配線のような導体と同じ材料からなる箔状の導体により半田31を付けるために設けられた部分である。
その後、図2における止ねじ7が、ケースカバー2の外側からねじ挿入孔19と回路基板3のねじ挿入孔23とを順に通過してケースベース1のねじ取付孔14に締結され、回路基板収納箱が完成する。この完成した回路基板収納箱では、回路基板3と基板コネクタ4と電気部品22と配線コネクタ6および被覆部材9が、ケースベース1とケースカバー2とからなる収納箱で囲まれた内部の閉鎖空間27に格納され、配線5および配線コネクタ24が配線孔8を貫通してケースベース1とケースカバー2とからなる収納箱の外側に配置される。
最良の形態における回路基板収納箱によれば、図1に示すように、配線コネクタ6が配線5と配線孔8との間の隙間32を全体的に塞ぐための被覆部材9を備え、ケースベース1とケースカバー2とが互いに組み合わされて止ねじ7で結合されることによって、回路基板3と基板コネクタ4と電気部品22と配線コネクタ6および被覆部材9が閉鎖空間27に格納され、リブ20が配線コネクタ6の被覆部材9と接触するかまたは接触する程度に近づいて対向し、被覆部材9が配線孔8を覆い隠した構造になっている。このため、小数の心無い遊技者が収納箱の外側から配線5を引っ張っても、被覆部材9がリブ20に接触し、配線コネクタ6が基板コネクタ4から取り外されることがない。よって、ケースベース1とケースカバー2とからなる収納箱の外側から、配線5を引っ張ったり、配線コネクタ6を取り外したりして、別の不正な配線に結線されたコネクタを基板コネクタ4に接続するという、小数の心無い遊技者による不正操作を防止することができるという利点がある。
ケースカバー2が配線孔8の周縁部より閉鎖空間27の方向に突出するリブ20を備え、配線孔8の周縁部がリブ20で補強された構造である。このため、配線5が収納箱の外側から引っ張られ、被覆部材9がリブ20を閉鎖空間27の方向からケースカバー2の外側の方向に押されても、ケースカバー2における配線孔8の周りが破壊されることを防止することができるという利点がある。配線孔8の周縁部がリブ20で補強されているので、配線孔8の形成されたカバー基盤16における内外側面の方向の厚さTを薄くし、収納箱の軽量化を図ることもできるという利点がある。
リブ20が配線コネクタ6の被覆部材9と接触するかまたは接触する程度に近づいて対向した隙間26は、不正操作部材70の太さDよりも小さい寸法に設定された構造になっている。そのため、不正操作部材70がケースベース1とケースカバー2とからなる収納箱の外側から隙間32に挿入されても、被覆部材9およびリブ20が不正操作部材70の閉鎖空間27への侵入を阻止する。よって、回路基板3の基板コネクタ4に嵌め込まれた配線コネクタ6の配線5をケースカバー2の内部から配線孔8を経由して外側に突出した部分における封鎖が、不正操作部材70の閉鎖空間27への侵入を適切に阻止し、閉鎖空間27における電気部品22と基板コネクタ4とを接続する回路基板3における箔状の導体や電気部品22が不正行為を受けることはないという利点がある。
配線5が収納箱の外側から引っ張れても、リブ20と配線コネクタ6の被覆部材9との間における隙間26が基板コネクタ4の電気接続端子と配線コネクタ6の電気接続端子とを維持可能な寸法に設定されていれば、配線5が収納箱の外側から引っ張られ、被覆部材9がリブ20に閉鎖空間27の方向から収納箱の外側の方向に接触しても、基板コネクタ4の電気接続端子と配線コネクタ6の電気接続端子との接続が適切に確保できるという利点がある。
図4および図5は発明を実施するための第1の異なる形態である。図4は、回路基板収納箱における主要部を分解して示す。図5は、回路基板収納箱における主要部の断面を示す。
図4を参照し、回路基板収納箱における主要部の構造について説明する。被覆部材9が配線コネクタ6と別に形成されたことを特徴とする。被覆部材9にはボディ収容部34およびコネクタ用孔35が設けられる。ボディ収容部34は、被覆部材9の配線コネクタ6と向き合う方向の内側面から内部への窪みとして形成される。ボディ収容部34における被覆部材9の内側面での口径は、配線コネクタ6のコネクタボディにおける配線5の側の部分を収納し得る大きさである。ボディ収容部34の深さ36は、隙間26よりも大きな寸法である。コネクタ用孔35は、ボディ収容部34の内部に位置し、被覆部材9に、被覆部材9の外側面とボディ収容部34の底面とへの貫通孔として形成される。コネクタ用孔35の口径は、配線コネクタ24が通過可能な大きさである。配線コネクタ24のコネクタボディは、配線コネクタ6のコネクタボディよりも小さく、コネクタ用孔35を貫通する大きさである。
そして、配線コネクタ24がボディ収容部34の開口した側からコネクタ用孔35に挿入されて被覆部材9の内側面から外側面の方向に引き出される。これよって、配線5における配線コネクタ24の側の部分も被覆部材9の外側に引き出され、配線コネクタ6のコネクタボディがボディ収容部34に収容され、配線コネクタ6のコネクタボディがボディ収容部34におけるコネクタ用孔35の周りの底面に接触し、それ以上、配線コネクタ6が被覆部材9の内部に進入しないように、配線コネクタ6が被覆部材9の内側面と平行な方向に移動しないように、配線コネクタ6;24を有する配線5と被覆部材9とが相互に組み合わせられる。
図5を参照し、回路基板収納箱の組み立てられた構造について説明する。配線コネクタ24がボディ収容部34の開口した側からコネクタ用孔35に挿入されて被覆部材9の内側面から外側面の方向に引き出される。これよって、配線5における配線コネクタ24の側の部分も被覆部材9の外側に引き出され、配線コネクタ6のコネクタボディがボディ収容部34に収容され、配線コネクタ6のコネクタボディがボディ収容部34におけるコネクタ用孔35の周りの底面に接触し、それ以上、配線コネクタ6が被覆部材9の内部に進入しないように、配線コネクタ6が被覆部材9の内側面と平行な方向に移動しないように、配線コネクタ6;24を有する配線5と被覆部材9とが相互に組み合わせられる。
第1の異なる形態における回路基板収納箱によれば、被覆部材9が配線コネクタ6と別に形成されているので、配線コネクタ6が特殊な形状とならず、配線コネクタ6として周知の構造のコネクタを使用することができるという利点がある。被覆部材9が配線コネクタ6に接着または接合または止ねじなどで固定してよいが、被覆部材9を配線コネクタ6に接着または接合または止ねじなどで固定する必要がないので、被覆部材9を配線コネクタ6に接着または接合または止ねじなどで固定しなければ、構造が簡単であるという利点がある。ボディ収容部34の深さ36が隙間26よりも大きな寸法になっているので、被覆部材9が配線コネクタ6から脱落することがないという利点がある。
図6および図7は発明を実施するための第2の異なる形態である。図6は、回路基板収納箱における主要部を分解して示す。図7は、回路基板収納箱における主要部の断面を示す。
図6を参照し、回路基板収納箱における主要部の構造について説明する。被覆部材9が隔壁37を備えたことを特徴とする。隔壁37は、被覆部材9の周縁から配線コネクタ24と向き合う方向としての一方向に突出し、被覆部材9の周方向で、互いに連接される。この互いに連接された隔壁37に囲まれた方形な開口は、ケースカバー2におけるリブ20の外側縁で形成される方形な外形より大きな方形である。
図7を参照し、回路基板収納箱の組み立てられた構造について説明する。回路基板3と基板コネクタ4と電気部品22と配線コネクタ6および被覆部材9が閉鎖空間27に格納され、ケースベース1とケースカバー2とが互いに結合された場合、リブ20が隔壁37の内側に位置し、隔壁37がリブ20の周りを囲むように、リブ20と隔壁37とが互いに嵌め合わされているので、不正操作部材70が隙間32から隙間26にたとえ進入しても隔壁37に突き当たり、リブ20と隔壁37との間の隙間38に進入することができず、不正操作部材70の閉鎖空間27への侵入を一層良好に阻止することができるという利点がある。この隔壁37は、第1の異なる形態における被覆部材9に設けてもよい。
図8および図9は発明を実施するための第3の異なる形態である。図8は、回路基板収納箱における主要部を分解して示す。図9は、回路基板収納箱における主要部の断面を示す。
図8を参照し、回路基板収納箱における主要部の構造について説明する。配線孔8がケースカバー2に複数の配線コネクタ6の全部を挿入する1つの貫通孔として形成され、被覆部材9が配線孔8の孔径よりも大きな板面を有し、ボディ収容部34およびコネクタ用孔35が被覆部材9に複数の配線コネクタ6と対応して設けられたことを特徴とする。図7に示す隔壁37を削除した形態であるが、隔壁37を設けた形態であってもよい。
図9を参照し、回路基板収納箱の組み立てられた構造について説明する。回路基板3と基板コネクタ4と電気部品22と配線コネクタ6および被覆部材9が閉鎖空間27に格納され、ケースベース1とケースカバー2とが互いに結合された場合、被覆部材9が、複数の配線コネクタ6どうし間の隙間、複数の配線5と複数の配線孔8との間の隙間を塞ぐ。このため、遊技機が異なる種類に交換される機種交換に伴い、回路基板3に実装される複数の基板コネクタ4の個数や複数の基板コネクタ4どうしの実装間隔が変わった場合であっても、ケースカバー2に形成される配線孔8を異なる機種どうしで共通に使用可能な大きさに予め形成しておくことによって、回路基板3と被覆部材9とを交換するだけで、ケースベース1とケースカバー2とを共通に使用することができるという利点がある。
図10および図11は発明を実施するための第4の異なる形態である。図10は、回路基板収納箱における主要部を分解して示す。図11は、回路基板収納箱における主要部の断面を示す。
図10を参照し、回路基板収納箱における主要部の構造について説明する。ケースベース1は、支持台39、取込溝40、係合部41、受孔42、突起43、固定部44を備える。ケースベース1には、図2に示す支持台13およびねじ取付孔14が設けられていない。支持台39は、ケースベース1とケースカバー2とが横移動によって組み合わせられる場合、回路基板3のケースベース1と対向する側の裏面を受け止める部分であって、相対峙する側壁12からベース基盤11の内側面と対向する方向に向けて突出する。取込溝40は、ケースベース1とケースカバー2とが横移動によって組み合わせられる場合の横移動と直交する方向に相対峙する一対の側壁12と支持台39との間の隙間により、ケースカバー2の側壁17を収納する溝として形成される。係合部41は、ケースベース1とケースカバー2とが一対の側壁12と直交する方向から横移動によって組み合わせられる場合、取込溝40に収納されたケースカバー2におけるカバー基盤16の内側面を覆う。受孔42は、ケースベース1とケースカバー2とが互いに組み合わせられる場合における横移動と直交する方向に存在する右側に位置する側壁12に設けられ、ケースベース1とケースカバー2とが横移動によって組み合わせられる場合、ケースカバー2の突起49と嵌め合わされる。突起43は、ベース基盤11の1つの側壁12に相対峙する左縁部から左側に突出し、ケースベース1とケースカバー2とが横移動によって組み合わせられる場合、ケースカバー2の受孔48と嵌め合わされる。固定部44は、互いに組み合わせられたケースベース1とケースカバー2とを分離不能に固定するための部分であって、例えば、相対峙する一対の側壁12における一方の側壁12から外側に突出する。固定部44には、窪み状の複数の固定個所部45を備える。
ケースカバー2は、切欠部47、受孔48、突起49、固定部50、装置取付部51を備える。切欠部47は、ケースベース1とケースカバー2とが横移動によって組み合わせられる場合、ケースベース1における相対峙する一対の側壁12を逃げる部分である。受孔48は、ケースベース1とケースカバー2とが互いに組み合わせられる場合における横移動する方向に存在する左側の側壁17に設けられ、ケースベース1とケースカバー2とが横移動によって組み合わせられる場合、ケースベース1の突起43に嵌め合わされる。突起49は、ケースベース1とケースカバー2とが互いに組み合わせられる場合における横移動する方向に存在するから右側の側壁17から外側に突出し、ケースベース1とケースカバー2とが横移動によって組み合わせられる場合、ケースベース1の受孔42に嵌め合わされる。固定部50は、互いに組み合わせられたケースベース1とケースカバー2とを分離不能に固定するための部分であって、ケースベース1の固定部44と同じ方向に位置するように、1つの側壁17から外側に突出する。固定部50には、複数の固定個所部52を備える。固定個所部52の内部には、図外の固定ねじが個別に収納されている。
回路基板収納箱の組み立て方について説明する。配線コネクタ24が、ケースカバー2のケースベース1と向き合う方向から、配線孔8に挿入され、ケースカバー2の外側に引き出される。また、配線コネクタ6が回路基板3に実装された基板コネクタ4に嵌め込まれ、配線コネクタ6の電気接続端子と基板コネクタ4の電気接続端子とが互いに接続される。配線コネクタ24がケースカバー2の内側から外側に引き出されるのと、配線コネクタ6が基板コネクタ4に嵌め込まれるのとは、どちらが先でもよい。その後、ケースカバー2における側壁17で囲まれた開口が上方に向けられるように、ケースカバー2がひっくり返され、基板コネクタ4および電気部品22が下方に向けられるように、回路基板3がひっくり返され、回路基板3がケースカバー2の側壁17で囲まれた空間に収納される。これによって、回路基板3のねじ挿入孔23がケースカバー2の図示を省略した基板取付部に嵌め込まれ、回路基板3の周縁部が受止部18に搭載される。つまり、回路基板3のねじ挿入孔23とケースカバー2の基板取付部とが互いに嵌め込まれることで、止ねじのような固着具を用いることなく、回路基板3がケースカバー2に取り付けられるので、回路基板3の組立および分解の作業が容易である。
次に、ケースベース1の側壁12で囲まれた開口とケースカバー2の側壁17で囲まれた開口とが互いに向き合わされ、ケースベース1の左側の側壁12とケースカバー2の右側の側壁17とが互いに近づけられる。そして、図11に示すように、ケースカバー2の切欠部47がケースベース1の支持台39および相対峙する一対の側壁12を取り込むように、ケースベース1とケースカバー2とが互いに嵌め合わされる。この場合、回路基板3がケースベース1の支持台39で受け止められる。その後、ケースベース1とケースカバー2とが互いに合わせられたまま、ケースベース1が矢印X1で示すように左側に向けて横移動され、ケースカバー2が矢印X2で示すように右側に向けて横移動される。これらの横移動はいずれか一方だけでもよい。それに伴い、取込溝40がケースカバー2の相対峙する一対の側壁12の側における受止部18の外側面を覆い、ケースベース1の受孔42とケースカバー2の突起49とが互いに嵌め合わされ、ケースベース1の突起43とケースカバー2の受孔48とが互いに嵌め合わされる。これによって、回路基板3が支持台39と受止部18とで挟まれて支持される。そして、ケースベース1における右側の側壁12の内側面とケースカバー2における右側の側壁17の外側面とが互いに上記横移動で突き当てられることで、固定部44と固定部50とが互いに向き合わされる。その後、ケースカバー2における最も左側に位置する1つの固定個所部45の図外の固定ねじがドライバーのような締結工具でケースベース1における最も左側に位置する1つの固定個所部52に締結される。これによって、ケースベース1とケースカバー2とが互いに分離不能に結合される。
図12および図13は発明を実施するための第5の異なる形態である。図12は、回路基板収納箱における主要部を分解して示す。図13は、回路基板収納箱における主要部の断面を示す。
図12を参照し、回路基板収納箱における主要部の構造について説明する。ケースカバー2に形成された配線孔8が配線コネクタ6におけるコネクタボディの配線5の位置する面で塞がれる大きさである。配線孔8は、配線コネクタ6のコネクタボディおよび配線コネクタ24のコネクタボディを貫通させることができない大きさである。配線コネクタ24は、配線5におけるケースカバー2の内側面から配線孔8を経由してケースカバー2の外側に引き出された他端に結合される。図2乃至図11に示す被覆部材9を削除した形態であることを特徴とする。
図13を参照し、回路基板収納箱の組み立てられた構造について説明する。回路基板3と基板コネクタ4と電気部品22および配線コネクタ6が閉鎖空間27に格納され、ケースベース1とケースカバー2とが互いに結合された場合、配線コネクタ6における配線5の位置する面がカバー基盤16の内側面に接触するかまたは接触する程度に近づいて対向し、配線コネクタ6が配線5と配線孔8との間の隙間32を塞ぐ。このため、被覆部材9を削除した簡単な構造で、回路基板3に対する不正行為を防止することができるという利点がある。配線コネクタ6とカバー基盤16と間の隙間26に、図外のゴムような弾性体からなる筒体を、隙間32を囲むように介在させてもよい。この場合、筒体がカバー基盤16または配線コネクタ6に結合されれば、筒体の紛失が防止できる。筒体に替えて図1に示すリブ20や図6に示す隔壁37を設けてもよい。この場合、隔壁37は、配線コネクタ6のコネクタボディに設けられる。
図14および図15は発明を実施するための第6の異なる形態である。図14は、回路基板収納箱における主要部を分解して示す。図15は、回路基板収納箱における主要部の断面を示す。
図14を参照し、回路基板収納箱における主要部の構造について説明する。ケースカバー2に形成された配線孔8が配線コネクタ6におけるコネクタボディの配線5の位置する面で塞がれる大きさである配線孔8は、配線コネクタ6のコネクタボディおよび配線コネクタ24のコネクタボディを貫通させることができない大きさである。配線コネクタ24は、配線5におけるケースカバー2の内側面から配線孔8を経由してケースカバー2の外側に引き出された他端に結合される。被覆部材9は、ケースカバー2の方向に突出する筒部53を備える。筒部53の外径は、配線孔8に挿入される大きさである。被覆部材9と筒部53とには、配線孔54が、被覆部材9の配線コネクタ6の側に位置する面と筒部53のケースカバー2の側に位置する面とへの貫通孔として形成された形態であることを特徴とする。
図15を参照し、回路基板収納箱の組み立てられた構造について説明する。回路基板3と基板コネクタ4と電気部品22と配線コネクタ6および被覆部材9が閉鎖空間27に格納され、ケースベース1とケースカバー2とが互いに結合された場合、筒部53が配線孔8に閉鎖空間27からケースカバー2の外側に向けて挿入され、配線5が閉鎖空間27から配線孔54を経由してケースカバー2の外側に引き出され、被覆部材9における筒部53の周囲の面がカバー基盤16の内側面に接触するかまたは接触する程度に近づいて対向して配線5と配線孔8との間の隙間32を塞ぐ。配線5と配線孔54との間の隙間55、筒部53と配線孔8との間の隙間56が図1に示す不正操作部材70の太さDよりも小さい寸法に設定されれば、隙間26が不正操作部材70の太さDよりも大きい寸法であっても、不正操作部材70の閉鎖空間27への侵入を防止できる。隙間26;55;56が不正操作部材70の太さDよりも小さい寸法に設定されれば、不正操作部材70の閉鎖空間27への侵入防止が一層向上する。被覆部材9が配線孔8を塞ぐので、配線孔8の口径は、配線コネクタ6のコネクタボディおよび配線コネクタ24のコネクタボディが通過する大きさであってもよい。被覆部材9が配線孔54を備え、被覆部材9がカバー基盤16の内側面と平行する方向に移動しないので、筒部53は設けなくてもよい。
第4の異なる形態における固定部44と固定部50および装置取付部51は、最良の形態、第1乃至第3、第5および第6の異なる形態のそれぞれに設けてもよい。基板コネクタ4が回路基板3に実装され、電気部品22が回路基板3から除去された構造であって各実施の形態と同様に適用できる。
回路基板収納箱の主要部を示す断面図(最良の形態)。 回路基板収納箱を示す分解斜視図(最良の形態)。 回路基板収納箱の組み立て方を示す工程図(最良の形態)。 回路基板収納箱の主要部を示す分解斜視図(第1の異なる形態)。 回路基板収納箱の主要部を示す断面図(第1の異なる形態)。 回路基板収納箱の主要部を示す分解斜視図(第2の異なる形態)。 回路基板収納箱の主要部を示す断面図(第2の異なる形態)。 回路基板収納箱の主要部を示す分解斜視図(第3の異なる形態)。 回路基板収納箱の主要部を示す断面図(第3の異なる形態)。 回路基板収納箱を示す分解斜視図(第4の異なる形態)。 回路基板収納箱の組み立て途中を示す斜視図(第4の異なる形態)。 回路基板収納箱の主要部を示す分解斜視図(第5の異なる形態)。 回路基板収納箱の主要部を示す断面図(第5の異なる形態)。 回路基板収納箱の主要部を示す分解斜視図(第6の異なる形態)。 回路基板収納箱の主要部を示す断面図(第6の異なる形態)。 回路基板収納箱の要部を示す断面図(従来)。 回路基板収納箱の異なる要部を示す断面図(従来)。
符号の説明
1 ケースベース
2 ケースカバー
3 回路基板
4 基板コネクタ
5 配線
6 配線コネクタ
8 配線孔
9 被覆部材
20 リブ
24 配線コネクタ
27 閉鎖空間
37 隔壁

Claims (6)

  1. 基板コネクタの実装された回路基板と、回路基板における基板コネクタの位置する面の反対側に位置する反対側面を覆い隠すケースベースと、回路基板における基板コネクタの位置する面および基板コネクタを覆い隠すケースカバーと、ケースベースとケースカバーとが互いに組み合わせられて形成された収納箱の内部における閉鎖空間と、閉鎖空間に設けられる被覆部材と、回路基板に電気を供給するための配線と、配線の一端に結合される配線コネクタと、ケースカバーに配線を通すために基板コネクタと対応する位置に形成された配線孔とを備え、基板コネクタと配線コネクタとが互いに嵌め合わされ、基板コネクタと配線コネクタおよび回路基板が閉鎖空間に格納され、配線が配線孔を経由して閉鎖空間と収納箱の外側とに貫通され、配線の閉鎖空間における一端が配線コネクタに結合され、被覆部材が閉鎖空間から配線孔を塞ぐ大きさに形成されたことを特徴とする遊技機の回路基板収納箱。
  2. 配線が閉鎖空間から収納箱の外側に引き出された他端に結合された配線コネクタを備え、配線孔が配線の他端に結合された配線コネクタを閉鎖空間と収納箱の外側とに貫通する大きさに形成されたことを特徴とする請求項1記載の遊技機の回路基板収納箱。
  3. 基板コネクタの実装された回路基板と、回路基板における基板コネクタの位置する面の反対側に位置する反対側面を覆い隠すケースベースと、回路基板における基板コネクタの位置する面および基板コネクタを覆い隠すケースカバーと、ケースベースとケースカバーとが互いに組み合わせられて形成された収納箱の内部における閉鎖空間と、回路基板に電気を供給するための配線と、配線の一端に結合される配線コネクタと、ケースカバーに配線を通すために基板コネクタと対応する位置に形成された配線孔とを備え、基板コネクタと配線コネクタとが互いに嵌め合わされ、基板コネクタと配線コネクタと回路基板が閉鎖空間に格納され、配線が配線孔を経由して閉鎖空間と収納箱の外側とに貫通され、配線の閉鎖空間における一端が配線コネクタに結合され、配線孔が配線コネクタで塞がれる大きさに形成されたことを特徴とする遊技機の回路基板収納箱。
  4. 閉鎖空間が配線孔を塞ぐ大きさの被覆部材を備えたことを特徴とする請求項3記載の遊技機の回路基板収納箱。
  5. ケースカバーが配線孔の周縁部より被覆部材または配線コネクタの方向に突出するリブを備えことを特徴とする請求項1または請求項4記載の遊技機の回路基板収納箱。
  6. ケースカバーが配線孔の周縁部より被覆部材または配線コネクタの方向に突出するリブを備え、被覆部材または配線コネクタがケースカバーの方向に突出する隔壁を備え、リブと隔壁とが互いに嵌め合わされたことを特徴とする請求項1または請求項4記載遊技機の回路基板収納箱。
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