JP4531513B2 - 遊技機の回路基板収納箱 - Google Patents

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Description

本発明は、回路基板に実装された電気部品をケースカバーに形成された部品挿入孔から外側に突出した部分における封鎖が適切な遊技機の回路基板収納箱に関する。
遊技機の回路基板収納箱は、回路を構成する電気部品の実装された回路基板が収納箱の一方を形成するケースベースの上に配置され、収納箱の他方を形成するケースカバーが回路基板における外部から接続または操作の必要な電気部品を除いた電気部品を覆うように被せられ、ケースベースと回路基板およびケースカバーが止ねじで締結され、被覆部材がケースカバーから外部に露出された回路基板の実装領域に取り付けられ、被覆部材がケースカバーより外部に露出された回路基板における印刷配線と呼ばれる箔状の導体を心無い人からの不正行為から保護している。しかしながら、図13に示すように、回路基板51の裏面51bはケースベース50で全体的に覆われるものの、回路基板51の電気部品53;54の実装された表面51aの一部がケースカバー52で覆われることなく外部に露出している。そして、被覆部材55には部品挿入孔56が形成されており、被覆部材55がケースカバー52から露出した部分における電気部品53の上方から被せられる場合に、当該電気部品53の上部が部品挿入孔56を貫通して被覆部材55より上方に突出し、被覆部材55がケースカバー52から露出した電気部品53とケースカバー52で覆われた電気部品54とを接続する導体57を覆う構造である(特許文献1の図11参照)。しかし、電気部品54の回路基板51の表面51aから上方に延びる外側面は、回路基板51の表面に対し垂直な平坦面でなく、回路基板51の表面51aと平行な方向に凹凸58になっているのが一般的である。このため、ケースカバー52で覆われていない電気部品53が被覆部材55の部品挿入孔56に挿入され、被覆部材55が回路基板51に被せられた場合、部品挿入孔56の周縁部と電気部品53との間には隙間59が存在する。よって、心無い人が、上記隙間59から棒状の不正操作部材60をケースカバー52で覆われた内部空間61に挿入し、内部空間61における電気部品54や被覆部材55で覆われていない導体57に不正を行うという欠点があった。また、図14に示すように、ケースカバー52から露出した電気部品53に被覆部62を設け、被覆部62がケースカバー52から露出した電気部品53とケースカバー52で覆われた電気部品54とを接続する導体57を覆う構造である(特許文献1の図13参照)。このため、心無い人が、ケースカバー52から露出した回路基板51とケースカバー52との間に形成された隙間63から棒状の不正操作部材60をケースカバー52で覆われた内部空間61に挿入し、内部空間61における電気部品54や導体57に不正を行う行為が行われるという欠点があった。図13および図14に示した構造は、回路基板51の電気部品53;54の実装された表面の一部がケースカバー52から外部に露出し、被覆部材55または被覆部62がケースカバー52から露出した電気部品53とケースカバー52で覆われた電気部品54とを接続する導体57を覆うだけで、回路基板51の電気部品53;54の実装された表面がケースカバーで全体的に覆われていないため、ケースカバー52で覆われた内部空間における電気部品54や導体57が不正行為を受けるという欠点があった。
特開平10−286365号公報
発明が解決しようとする問題点は、回路基板に対する不正行為が行われるという点である。
本発明に係る遊技機の回路基板収納箱は、回路に必要な電気部品の実装された回路基板が、ケースベースとケースカバーとによって囲まれた内部の閉鎖空間に格納され、回路基板における外部からの接続または操作の必要な電気部品を除いた電気部品がケースカバーで覆われ、回路基板における外部からの接続または操作の必要な電気部品がケースカバーに形成された部品挿入孔からケースカバーの外側に突出され、外部からの接続または操作の必要な電気部品とケースカバーの部品挿入孔の周縁部との間の隙間に被覆部材が配置された遊技機の回路基板収納箱において、被覆部材が、外部からの接続または操作の必要な電気部品とケースカバーの部品挿入孔の周縁部との間の隙間を全体的に塞ぐために、外部からの接続または操作の必要な電気部品と回路基板との間に挿入される部品側延設部と、ケースカバーの部品挿入孔の周縁部と回路基板との間に挿入されるカバー側延設部とを備えたことを最も主要な特徴とする。本発明に係る遊技機の回路基板収納箱は、部品側延設部が外部からの接続または操作の必要な電気部品と回路基板とに接触し、カバー側延設部がケースカバーの部品挿入孔の周縁部と回路基板とに接触したり、または、ケースカバーが部品挿入孔の周縁部より被覆部材の方向に突出するリブを備え、被覆部材のカバー側延設部がケースカバーの方向に突出する周壁を備え、リブが周壁の内側に位置し、周壁がリブの外側を囲むように、リブと周壁とが互いに嵌め合わされたり、または、被覆部材が回路基板に接触する脚部を備えたり、または、被覆部材が部品側延設部とカバー側延設部とを含む被覆基板と被覆基板に形成された端子逃孔とを備え、被覆基板がケースカバーの部品挿入孔よりも大きな形状であって、端子逃孔が被覆基板に外部からの接続または操作の必要な電気部品の回路基板への電気接続端子の挿入される大きさであって、接続または操作の必要な電気部品の回路基板への電気接続端子が被覆基板の端子逃孔から回路基板の端子挿入孔に挿入されて端子挿入孔の周りのバンプに半田付けされたことによって、被覆基板が接続または操作の必要な電気部品と回路基板とに挟まれたりしてもよい。
本発明に係る遊技機の回路基板収納箱は、不正操作部材がケースカバーとケースベースとからなる収納箱の外部からの接続または操作の必要な電気部品と部品挿入孔の周縁部との間の隙間に挿入されても、外部からの接続または操作の必要な電気部品と回路基板との間に挿入された被覆部材における部品側延設部および部品挿入孔の周縁部と回路基板との間に挿入されたカバー側延設部とが不正操作部材のケースカバーとケースベースとからなる内部の閉鎖空間への侵入を阻止し、回路基板に対する不正行為が防止できるという利点がある。部品側延設部が外部からの接続または操作の必要な電気部品と回路基板とに接触し、カバー側延設部がケースカバーの部品挿入孔の周縁部と回路基板とに接触したり、または、ケースカバーが部品挿入孔の周縁部より被覆部材の方向に突出するリブを備え、被覆部材のカバー側延設部がケースカバーの方向に突出する周壁を備え、リブが周壁の内側に位置し、周壁がリブの外側を囲むように、リブと周壁とが互いに嵌め合わされれば、不正操作部材の閉鎖空間への侵入を一層良好に阻止することができるという利点がある。被覆部材が回路基板に接触する脚部を備えれば、電気接続端子とバンプとを半田で付ける場合の熱が、被覆部材に奪われることもなく、被覆部材と回路基板との隙間にこもることもなく、電気接続端子とバンプとが互いに半田で適切に付けられるという利点がある。被覆部材が部品側延設部とカバー側延設部とを含む被覆基板と被覆基板に形成された端子逃孔とを備え、被覆基板がケースカバーの部品挿入孔よりも大きな形状であって、端子逃孔が被覆基板に外部からの接続または操作の必要な電気部品の回路基板への電気接続端子の挿入される大きさであって、接続または操作の必要な電気部品の回路基板への電気接続端子が被覆基板の端子逃孔から回路基板の端子挿入孔に挿入されて端子挿入孔の周りのバンプに半田付けされたことによって、被覆基板が接続または操作の必要な電気部品と回路基板とに挟まれれば、被覆部材を外部からの接続または操作の必要な電気部品または回路基板に固定する必要がなく、構造が簡単であるという利点がある。
図1乃至図12は、発明を実施するための最良の形態である。図1は、遊技機の回路基板収納箱における主要部の断面を示す。図2は、回路基板収納箱を分解して示す。図3は、ケースベース1の外観を示す。図4は、図3のケースベース1をA−A線に沿い切断した断面を示す。図5は、ケースカバー2の外観を示す。図6は、図5のケースカバー2をひっくり返した裏側からの外観を示す。図7は、図5のケースベース1をB−B線に沿い切断した断面を示す。図8は、図5のケースベース1をC−C線に沿い切断した断面を示す。図9のa図は、被覆部材4の外観を示す。図9のb図は、図9のa図における被覆部材4をD−D線に沿い切断した断面を示す。図10は、図9の被覆部材をひっくり返した裏側からの外観を示す。図11は、コネクタ7および被覆部材4を回路基板3に取り付ける工程を示す。図12は、回路基板収納箱を組み立てる工程を示す。
図2を参照し、遊技機の回路基板収納箱の構成部品について説明する。回路基板収納箱は、収納箱の一方を形成するケースベース1、収納箱の他方を形成するケースカバー2、方形な回路基板3、被覆部材4、タッピングスクリューのような止ねじ5を備える。回路基板3に実装される電気部品6のうちで外部から接続または操作の必要な電気部品6として複数のコネクタ7を例示する。図2は、コネクタ7が被覆部材4を回路基板3との間に挟む格好で回路基板3の一側部に実装される前の時点における形態であって、CPU、ROM、RAM、入力インターフェース、出力インターフェース、抵抗器、コンデンサ、コイル、ダイオード、トランジスタなどの種々の電気部品6が回路基板3に挿入実装または面実装により実装されて回路基板3の表面3aに存在している形態であって、回路基板3の一側部には、複数の端子挿入孔8が、回路基板3の表面3aと裏面3bとに貫通する。回路基板3の四隅には、ねじ挿入孔9が、回路基板3の表面3aと裏面3bとに貫通する。コネクタ7は、合成樹脂からなるコネクタボディ10の底面から複数の電気接続端子11を下方に突出する。コネクタ7が回路基板3に実装される場合、電気接続端子11が、回路基板3の表面3aの側から端子挿入孔8に挿入される。ねじ挿入孔9には、止ねじ5のねじ部12が回路基板3の表面3aの側から遊び嵌めに挿入される。
図3および図4を参照し、ケースベース1の構造について説明する。図3に示すように、ケースベース1は、光を透過する性質の有る無色の合成樹脂により、ベース基板15、側壁16、支持台17、ねじ取付孔18を備えた、一体の形状に形成された構造である。図4にも示すように、ベース基板15は、回路基板3より大きな方形である。側壁16は、ベース基板15の周縁から図2のケースカバー2と向き合う方向としての一方向にベース基板15の板面の1つである表面15aと直角となるように突出し、互いにベース基板15の周方向で連接される。この互いに連接された側壁16で囲まれた方形な開口は、回路基板3より大きな方形である。側壁16における上面16aは、ベース基板15の表面15aと平行な1つの平面内に位置する。支持台17は、ベース基板15の四隅に個別に突出する。支持台17の上面17aは、ベース基板15の表面15aと平行な1つの平面内に位置する。支持台17の上面17aとベース基板15の表面15aとの間の寸法である高さは、側壁16におけるベース基板15の表面15aからの高さよりも低いので、回路基板3の四隅が支持台17の上面に個別に載せられた場合、回路基板3の周縁における端面3cが、側壁16に、ベース基板15の表面15aと平行な方向で対向するように、回路基板3が側壁16で囲まれた方形な開口の内部に収納される。ねじ取付孔18は、止ねじ5のねじ部12を締結するために、支持台17の上面17aから内部に窪む窪みとして形成される。
図5乃至図8を参照し、ケースカバー2の構造について説明する。図5に示すように、ケースカバー2は、光を透過する性質の有る無色の合成樹脂により、カバー基板21、側壁22、ねじ挿入孔23、頭部収納部24、主膨出部25、副膨出部26、部品挿入孔27、リブ28を備えた、一体の形状に形成された構造である。図6乃至図8にも示すように、カバー基板21は、ケースベース1における側壁16の外側縁で形成される方形な外形より大きな方形である。側壁22は、カバー基板21の板面の1つである裏面21bよりも、カバー基板21の周縁からケースベース1と向き合う方向としての一方向に突出し、互いにカバー基板21の周方向で連接される。この互いに連接された側壁22で囲まれた方形な開口は、ケースベース1における側壁16の外側縁で形成される方形な外形より大きな方形である。ねじ挿入孔23は、止ねじ5のねじ部12を遊び嵌め挿入するために、カバー基板21の四隅に個別に位置し、カバー基板21の表面21aおよび裏面21bに貫通する。頭部収納部24は、止ねじ5の頭部13を収納するために、主膨出部25および副膨出部26の隅部がカバー基板21の表面21aの側に窪む形状である。
主膨出部25および副膨出部26は、カバー基板21の裏面21bから表面21aの側に突出する窪みを形成する。主膨出部25は、ケースカバー2がケースベース1に被せられた場合、回路基板3にコネクタ7を除き実装された電気部品6を覆うケースベース1の側に開口した内部空間を形成する。副膨出部26は、ケースカバー2がケースベース1に被せられた場合、回路基板3に実装されたコネクタ7および被覆部材4を覆うケースベース1の側に開口した内部空間を形成する。部品挿入孔27は、ケースカバー2がケースベース1に被せられた場合、回路基板3に実装されたコネクタ7をケースカバー2から外部に突出するための開口であって、複数のコネクタ7の全部を1つの部品挿入孔27から突出するように、カバー基板21の一側部に沿う細長い方形になっている。リブ28は、部品挿入孔27の周縁から副膨出部26の内部に突出し、部品挿入孔27の周方向に連接された、環状である。
図9および図10を参照し、被覆部材4の構造について説明する。図9のa図に示すように、被覆部材4は、光を透過する性質の有る無色の合成樹脂により、被覆基板31、周壁32、部品収納部33、端子逃孔34、脚部35を備えた、一体の形状に形成された構造である。被覆基板31は、副膨出部26の内部空間に配置され得る細長い方形である。図9のb図にも示すように、周壁32は、被覆基板31の周縁から被覆基板31の板面の1つである表面31aよりもケースカバー2と向き合う方向としての一方向に突出し、互いに、被覆基板31の周方向に連接された環状である。部品収納部33は、被覆基板31の表面31aから内部に窪む窪みであって、複数のコネクタ7を個別に収納する大きさである。端子逃孔34は、部品収納部33に収納されるコネクタ7の電気接続端子11を逃げるために、部品収納部33の表面33aと被覆基板31の板面のもう1つである裏面31bとに貫通した孔である。図10にも示すように、脚部35は、被覆基板31の周縁から被覆基板31の裏面31bよりも回路基板3と向き合う方向としての一方向に突出し、被覆基板31の周方向に独立し、個数が複数の形態である。
図11および図12を参照し、回路基板収納箱の組み立て方について説明する。先ず、図11に示すように、コネクタ7および被覆部材4が回路基板3に実装される。具体的には、図11のa図に示すように、被覆部材4の端子逃孔34と回路基板3の端子挿入孔8とが互いに上下方向で合うように、被覆部材4の脚部35が回路基板3における表面3aの上に載せられ、脚部35の下面が回路基板3における表面3aに接触する。そして、図11のb図に示すように、コネクタ7の電気接続端子11が被覆部材4の上方から端子逃孔34を経由して端子挿入孔8に挿入される、電気接続端子11の突出した側に位置するコネクタボディ10の下部が被覆部材4の部品収納部33に挿入され、コネクタボディ10の底面が部品収納部33の上面に載せられて接触する。これによって、電気接続端子11の先端部が回路基板3における端子挿入孔8の周りのバンプ14よりも下方に突出する。バンプ14は、回路基板3に印刷配線のような導体と同じ材料からなる箔状の導体により半田36を付けるために設けられた部分である。
その後、図11のc図に示すように、半田36がバンプ14よりも下方に突出した電気接続端子11の先端部およびバンプ14に付けられることによって、被覆部材4の被覆基板31がコネクタボディ10と回路基板3とで挟まれた格好で、コネクタ7が挿入実装される。上記半田36を付ける場合、被覆部材4の被覆基板31が脚部35により回路基板3の表面3aから上方に浮き上がっているので、半田36を付ける場合の熱が、被覆部材4に奪われることもなく、被覆基板31と回路基板3との隙間にこもることもなく、当該隙間から複数の脚部35どうしの間における隙間を通って被覆基板31および回路基板3の外部に適切に逃げるので、被覆基板31が存在しない場合と同様に、電気接続端子11とバンプ14とが互いに半田36で付けられる。この図11に示すコネクタ7および被覆部材4の回路基板3への実装は、図2に示すコネクタ7を除く電気部品6との実装と同時に行っても、図2に示すコネクタ7を除く電気部品6の実装後に行っても、図2に示すコネクタ7を除く電気部品6の実装前に行ってもよい。
次に、図12に示すように、ケースベース1、ケースカバー2、電気部品6とコネクタ7および被覆部材4の実装された回路基板3を組み立てる。具体的には、図12のa図に示すように、回路基板3の表面3aが上方に向けられ、回路基板3の裏面3bとケースベース1におけるベース基板15の表面15aとが互いに向かい合わせられ、回路基板3の四隅がケースベース1の支持台17の上に載せられる。そして、図12のb図に示すように、ケースカバー2におけるカバー基板21の裏面21bが回路基板3の側に向けられ、ケースカバー2が回路基板3と被覆部材4およびケースベース1に被せられる。これによって、ケースカバー2の側壁22がケースベース1における側壁の外側に嵌めこまれ、ケースカバー2の主膨出部25がコネクタ7を除く電気部品6を覆い隠し、コネクタボディ10の上部がケースカバー2の部品挿入孔27を突き抜けて副膨出部26の内部空間から外側に突出し、ケースカバー2のリブ28が被覆部材4における周壁32の内側に嵌め込まれ、リブ28が被覆部材4の被覆基板31と接触するかまたは接触する程度に近づいて対向し、副膨出部26が被覆部材4の周壁32における外側の周囲を覆い隠す。
その後、止ねじ5が、図2におけるケースカバー2の外側からケースカバー2のねじ挿入孔23と回路基板3のねじ挿入孔9とを順に通過してケースベース1のねじ取付孔18に締結され、回路基板収納箱が完成する。この完成した回路基板収納箱では、図12のb図に示すように、回路に必要なコネクタ7を含む電気部品6の実装された回路基板3が、ケースベース1とケースカバー2とによって囲まれた内部の閉鎖空間37に格納され、回路基板3におけるコネクタ7を除いた電気部品6がケースカバー2で覆われ、回路基板3におけるコネクタ7がケースカバー2における部品挿入孔27からケースカバー2の外側に突出し、コネクタ7と部品挿入孔27の周縁部であるリブ28との間の隙間38に被覆部材4が配置される。
最良の形態における回路基板収納箱によれば、図1に示すように、コネクタ7とリブ28との間の隙間38を全体的に塞ぐために、被覆部材4が、コネクタ7と回路基板3との間に挿入された被覆基板31における部品側延設部39と、リブ28と回路基板3との間に挿入された被覆基板31におけるカバー側延設部40とを備えた構造になっている。このため、不正操作部材41がケースベース1とケースカバー2とからなる収納箱の外側から上記隙間38に挿入しても、部品側延設部39およびカバー側延設部40が不正操作部材41の閉鎖空間37への侵入を阻止する。よって、回路基板に実装されたコネクタ7をケースカバー2に形成された部品挿入孔27からケースカバー2の外側に突出した部分における封鎖が、不正操作部材41の閉鎖空間37への侵入を適切に阻止し、閉鎖空間37における電気部品6とコネクタ7とを接続する回路基板3における箔状の導体や電気部品6が不正行為を受けることはないという利点がある。
部品側延設部39がコネクタボディ10における電気接続端子11の突出した下面と回路基板3の表面3aとに接触し、カバー側延設部40がケースカバー2における部品挿入孔27の周縁部を構成するリブ28の下面と回路基板3の表面3aとが互いに接触するか接触する程度に近づいているので、不正操作部材41の閉鎖空間37への侵入を一層良好に阻止することができるという利点がある。ケースカバー2が部品挿入孔27の周縁部より被覆部材4の方向に突出するリブ28を備え、被覆部材4のカバー側延設部40がケースカバー2の方向に突出する周壁32を備え、リブ28が周壁32の内側に位置し、周壁32がリブ28の外側を囲むように、リブ28と周壁32とが互いに嵌め合わされているので、不正操作部材41が隙間38からリブ28の下面と回路基板3の表面3aとの間にたとえ進入しても、周壁32に突き当たり、リブ28と周壁32との間に進入することができず、不正操作部材41の閉鎖空間37への侵入を一層良好に阻止することができるという利点がある。部品側延設部39には、コネクタボディ10の下部を収納する部品収納部33が設けられているので、コネクタボディ10の下部が部品収納部33から上方に抜けない範囲において、コネクタボディ10の下面と部品収納部33の表面33aとの間に隙間が存在しても、コネクタボディ10と部品収納部33との間の回路基板3の表面3aと平行する方向の隙間の距離が小さければ、不正操作部材41がコネクタボディ10の下面と部品収納部33の表面33aとの間の隙間に侵入しないという利点がある。
被覆部材4が部品側延設部39、カバー側延設部40、被覆基板31、端子逃孔34を備える。部品側延設部39とカバー側延設部40とが、被覆基板31に含まれる。被覆基板31がケースカバー2の部品挿入孔27の孔径よりも大きな平面を有する形状である。端子逃孔34が被覆基板31に形成される、端子逃孔34は、コネクタ7の電気接続端子11が挿入される大きさである。電気接続端子11が端子逃孔34から回路基板3の端子挿入孔8に挿入されて端子挿入孔8の周りのバンプ14に半田36で付けられたことによって、被覆部材4がコネクタ7のコネクタボディ10と回路基板3とに挟まれた構造である。つまり、図1に示すように、被覆部材4が端子逃孔34の部分で左右に分割されていない一体の構造である。このため、被覆部材4が左右に移動することがなくコネクタ7で支持されるので、被覆部材4をコネクタ7または回路基板3に接着または接合または止めねじなどで固定する必要がなく、構造が簡単であるという利点がある。その理由は、被覆部材4が端子逃孔34の部分で左右に分割されていると、被覆部材4がコネクタ7と回路基板3との間に配置され、電気接続端子11がバンプ14に半田36で付けられたとしても、振動によって、被覆部材4が左右に移動し、部品側延設部39がコネクタボディ10と回路基板3との間から抜ける可能性があるので、それを防止することから、分割された被覆部材4をコネクタ7または回路基板3に固定する必要があり、被覆部材4をコネクタ7または回路基板3に固定するための構造が複雑となるからである。
回路基板3における電気部品6とコネクタ7とを接続する印刷配線と呼ばれる箔状の導体は、回路基板3の表面3aまたは裏面3bの一方または両方に備えてもよい。半田36を付ける作業が面倒になるが、脚部35は存在しなくてもよい。リブ28の下面と回路基板3の表面3aが互いに接触するか接触する程度に近づいており、リブ28の下面と回路基板3の表面3aとの間に不正操作部材41が進入できなければ、被覆部材4に周壁32を設けなくてもよい。被覆部材4に周壁32が存在せず、部品挿入孔27の周縁部にリブ28が存在せず、部品挿入孔27の周縁部の下面と回路基板3の表面3aが互いに接触するか接触する程度に近づくようにしてもよい。
回路基板収納箱の主要部を示す断面図(最良の形態)。 回路基板収納箱を示す分解斜視図(最良の形態)。 ケースベースを示す斜視図(最良の形態)。 図3のA−A線断面図(最良の形態)。 ケースカバーを前側から示す斜視図(最良の形態)。 ケースカバーを裏側から示す斜視図(最良の形態)。 図5のB−B線断面図(最良の形態)。 図5のC−C線断面図(最良の形態)。 a図は被覆部材を前側から示す斜視図、b図はa図のD−D線断面図(最良の形態)。 被覆部材を裏側から示す斜視図(最良の形態)。 コネクタおよび被覆部材の回路基板への取付工程図(最良の形態)。 回路基板収納箱の組立工程図(最良の形態)。 回路基板収納箱の要部を示す断面図(従来)。 回路基板収納箱の異なる要部を示す断面図(従来)。
符号の説明
1 ケースベース
2 ケースカバー
3 回路基板
4 被覆部材
6 電気部品
7 コネクタ
11 電気接続端子
14 バンプ
27 部品挿入孔
28 リブ
31 被覆基板
32 周壁
34 端子逃孔
35 脚部
36 半田
37 閉鎖空間
38 隙間
39 部品側延設部
40 部品側延設部

Claims (5)

  1. 回路に必要な電気部品の実装された回路基板が、ケースベースとケースカバーとによって囲まれた内部の閉鎖空間に格納され、回路基板における外部からの接続または操作の必要な電気部品がケースカバーに形成された部品挿入孔からケースカバーの外側に突出され、外部からの接続または操作の必要な電気部品とケースカバーの部品挿入孔の周縁部との間の隙間に被覆部材が配置された遊技機の回路基板収納箱において、被覆部材が、外部からの接続または操作の必要な電気部品とケースカバーの部品挿入孔の周縁部との間の隙間を全体的に塞ぐために、外部からの接続または操作の必要な電気部品と回路基板との間に挿入される部品側延設部と、ケースカバーの部品挿入孔の周縁部と回路基板との間に挿入されるカバー側延設部とを備えたことを特徴とする遊技機の回路基板収納箱。
  2. 部品側延設部が外部からの接続または操作の必要な電気部品と回路基板とに接触し、カバー側延設部がケースカバーの部品挿入孔の周縁部と回路基板とに接触したことを特徴とする請求項1記載の遊技機の回路基板収納箱。
  3. ケースカバーが部品挿入孔の周縁部より被覆部材の方向に突出するリブを備え、被覆部材のカバー側延設部がケースカバーの方向に突出する周壁を備え、リブが周壁の内側に位置し、周壁がリブの外側を囲むように、リブと周壁とが互いに嵌め合わされたことを特徴とする請求項1記載の遊技機の回路基板収納箱。
  4. 被覆部材が回路基板に接触する脚部を備えたことを特徴とする請求項1記載の遊技機の回路基板収納箱。
  5. 被覆部材が部品側延設部とカバー側延設部とを含む被覆基板と被覆基板に形成された端子逃孔とを備え、被覆基板がケースカバーの部品挿入孔よりも大きな形状であって、端子逃孔が被覆基板に外部からの接続または操作の必要な電気部品の回路基板への電気接続端子の挿入される大きさであって、接続または操作の必要な電気部品の回路基板への電気接続端子が被覆基板の端子逃孔から回路基板の端子挿入孔に挿入されて端子挿入孔の周りのバンプに半田付けされたことによって、被覆基板が接続または操作の必要な電気部品と回路基板とに挟まれたことを特徴とする請求項1記載の遊技機の回路基板収納箱。
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