JP4099861B2 - 電気掃除機 - Google Patents
電気掃除機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4099861B2 JP4099861B2 JP16182898A JP16182898A JP4099861B2 JP 4099861 B2 JP4099861 B2 JP 4099861B2 JP 16182898 A JP16182898 A JP 16182898A JP 16182898 A JP16182898 A JP 16182898A JP 4099861 B2 JP4099861 B2 JP 4099861B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pedal
- handle body
- floor nozzle
- rotating brush
- pulley
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47L—DOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47L9/00—Details or accessories of suction cleaners, e.g. mechanical means for controlling the suction or for effecting pulsating action; Storing devices specially adapted to suction cleaners or parts thereof; Carrying-vehicles specially adapted for suction cleaners
- A47L9/28—Installation of the electric equipment, e.g. adaptation or attachment to the suction cleaner; Controlling suction cleaners by electric means
- A47L9/2857—User input or output elements for control, e.g. buttons, switches or displays
- A47L9/2863—Control elements activated by pivoting movement of the upright vacuum cleaner handle
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Nozzles For Electric Vacuum Cleaners (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、床ノズルに傾動自在に軸支されたハンドル体を備えた電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電気掃除機は、図15に示すような構成が一般的であった。以下、その構成について説明する。
【0003】
図15に示すように、床ノズル1は回転ブラシ2を内蔵しており、この床ノズル1にハンドル体3を傾動自在に取り付けている。ハンドル体3は床ノズル1で掻き上げた塵埃を集塵室(図示せず)に吸引するためのファンモータ(図示せず)を内蔵し、このファンモータのモータシャフトと回転ブラシ2とを連結して、回転ブラシ2を回転駆動させる。また、床ノズル1の後方下部には床ノズル1とハンドル体3の間の傾動状態を解除するためのペダル5を設けている。また床ノズル1の後方上部には回転ブラシ2を回転させたり、止めたりするための切換えペダル6を設けている。なお、切換えペダル6には手操作のものと足操作のものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電気掃除機に於ては、切換えペダル6が手操作式のものでは、切換えペダル6を比較的低コストで構成できるという長所はあるが、切換えペダル6を操作するときは、切換えペダル6を設けている床ノズル1の上部までいちいち屈んで手操作する必要があるので、大変手間のかかる作業であった。その点、切換えペダル6が足操作式のものでは、屈む必要はなく、足で切換えペダル6を踏むという簡単な操作を行うことができ大変便利であるが、その反面、部品構成が複雑になり、そのため高コストになるという短所があった。
【0005】
また、切換えペダル6は、ハンドル体3の傾動状態を解除するペダル5から独立したものであり、一般的なじゅうたん掃除を始めるときは、床ノズル1のペダル5を踏んでハンドル体3の傾動状態を解除し、その後、回転ブラシ2を回転させるために切換えペダル6を操作するというように、通常は2度のペダル操作が必要であるため、かなり手間がかかっていた。同様に、じゅうたん掃除状態からアタッチメント使用に切り換える際にも、その都度、回転ブラシ2を止める必要があった。
【0006】
しかし、中には掃除を終えるときに、その都度、回転ブラシ2を止めない人やアタッチメント使用の際にも回転ブラシ2を止めない人も当然ながら出てくる。
【0007】
回転ブラシ2を止めない場合には、次回の掃除の開始の際に電源を入れると、いきなり回転ブラシ2が回り出すため、床面に放置された衣服等を巻き込んだりする問題があった。また、アタッチメント使用の際に回転ブラシ2を止めない場合も、アタッチメント使用中に、床面の布等の巻きつくといった問題があった。
【0008】
また、回転ブラシ2が回転しているかどうかは、使用時には回転ブラシ2が見えないため、切換えペダル6の近傍に表示があることが多いが、刻印で行うことが多く、大変見難いのが現状である。
【0009】
本発明は、床ノズルに傾動自在に軸支されたハンドル体を備えた電気掃除機において、ハンドル体を傾動させる一動作で床ノズルに設けた回転ブラシの回転・停止を行うようにし、ハンドル体を立てると回転ブラシが自動的に停止することで、じゅうたんを傷めたりするという問題をなくすことを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、塵埃掻き上げ用の回転ブラシを内蔵した床ノズルの後方にハンドル体を傾動自在に軸支し、ハンドル体は吸引された塵埃を捕集する集塵室と塵埃を吸引するファンモータとを有し、ハンドル体の傾動動作に応じて、ファンモータの動力を動力伝達手段により回転ブラシ伝達するようにしたものである。
【0011】
これにより、ハンドル体を床ノズルに対して傾動させたときだけ回転ブラシを回転させるので、ハンドル体を傾動させる一動作で回転ブラシを回転・停止させることができる。
【0012】
また、好ましくは、床ノズルの略上部にペダルの動作に連動するボタンを出没自在に設けることにより、ボタンの突出により、回転ブラシが回転していることを容易に確認することができ、使用性を向上することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の発明は、塵埃掻き上げ用の回転ブラシを内蔵した床ノズルと、前記床ノズルの後方に傾動自在に軸支され吸引された塵埃を捕集する集塵室と塵埃を吸引するファンモータとを有するハンドル体と、前記ファンモータの動力を前記回転ブラシに伝達する動力伝達手段とを備え、前記ハンドル体の傾動動作に応じて、前記回転ブラシへの動力伝達を行うようにし、前記動力伝達手段は、回転ブラシに固着された自転プーリーと、前記自転プーリーに併設されるとともに前記回転ブラシに回転自在に取着された空転プーリーと、前記自転プーリーと空転プーリーのいずれかとファンモータのシャフトとの間に張架されるベルトとで形成し、前記ベルトを前記自転プーリーまたは空転プーリーに切り換える切換えレバーを設け、ハンドル体の傾動と前記切換えレバーの動作を連動させ、前記床ノズルの後部にペダルを設け、ハンドル体が略直立状態にあるとき、前記ペダルにより前記ハンドル体と床ノズル間を固定し、前記ペダルを押すことにより前記ハンドル体と床ノズル間の固定を解除し両者間の傾動を自在にするよう構成し、前記ペダルの動作と切換えレバーを連動させ、前記床ノズルの略上部に設けられた穴より出没自在で、かつ、ペダルの動作に連動するボタンを設けて、前記ボタンを突出させた後、前記ボタンを押すことによりペダルがハンドル体と床ノズル間の傾動を固定する位置と同一位置に復帰するようにしたものである。
【0014】
本発明の請求項2記載の発明は、塵埃掻き上げ用の回転ブラシを内蔵した床ノズルと、前記床ノズルの後方に傾動自在に軸支され吸引された塵埃を捕集する集塵室と塵埃を吸引するファンモータとを有するハンドル体と、前記ファンモータの動力を前記回転ブラシに伝達する動力伝達手段とを備え、前記ハンドル体の傾動動作に応じて、前記回転ブラシへの動力伝達を行うようにし、前記動力伝達手段は、回転ブラシに固着された自転プーリーと、前記自転プーリーに併設されるとともに前記回転ブラシに回転自在に取着された空転プーリーと、前記自転プーリーと空転プーリーのいずれかとファンモータのシャフトとの間に張架されるベルトとで形成し、前記ベルトを前記自転プーリーまたは空転プーリーに切り換える切換えレバーを設け、ハンドル体の傾動と前記切換えレバーの動作を連動させ、前記床ノズルの後部にペダルを設け、ハンドル体が略直立状態にあるとき、前記ペダルにより前記ハンドル体と床ノズル間を固定し、前記ペダルを押すことにより前記ハンドル体と床ノズル間の固定を解除し両者間の傾動を自在にするよう構成し、前記ペダルの動作と切換えレバーを連動させ、前記床ノズルの略上部に設けられた穴より出没自在で、かつ、ペダルの動作に連動するボタンを設けて、前記ボタンを押すことにより、ペダルがスラスト方向にスライドした後、ハンドル体と床ノズル間の傾動を固定する位置と同一位置に復帰するようにしたものである。
【0015】
本発明の請求項3記載の発明は、請求項2記載のペダルを押さずにハンドル体を強制的に傾動させたとき、ペダルが動作しないようにしたものである。
【0016】
本発明の請求項4記載の発明は、請求項3記載のペダルが、少なくとも一部が外部に露出し外部より操作される第1のペダルと、前記第1のペダルに接しかつ切換えレバーを動作させる第2のペダルとで形成し、ハンドル体の側面部に設けた係止部と、床ノズルの表面に設けた被係止部とを備え、前記被係止部を係止部に係合させることにより床ノズルとハンドル体間の傾動固定を行い、さらに前記第1のペダルと前記被係止部を連動させたものである。
【0017】
【実施例】
(実施例1)
以下、本発明の第1の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0018】
図1から図3に示すように、床ノズル7は、自転プーリー8と空転プーリー9を一列に並べて設けた塵埃掻き揚げ用の回転ブラシ10を内蔵している。自転プーリー8は回転ブラシ10に固定され、空転プーリー9は自転プーリー8に併設し、回転ブラシ10に回転自在に取着している。ハンドル体11は、床ノズル7の後方に傾動自在に軸支され、床ノズル7で掻き上げた塵埃を集塵室(図示せず)に吸引するファンモータ14を内蔵している。ファンモータ14のモータシャフト13と回転ブラシ10の自転プーリー8または空転プーリー9との間にベルト12を張架し、ファンモータ14の動力を回転ブラシ10に伝達する動力伝達手段を構成している。この動力伝達手段は、ハンドル体11の傾動動作に応じて、回転ブラシ10へ動力を伝達するように構成し、ハンドル体11が略直立状態の時に、回転ブラシ10の回転を停止するように構成している。
【0019】
床ノズル7の内部には、切換えレバー15を回動軸15aを中心として回動自在に設け、ベルト12を自転プーリー8から空転プーリー9に、または逆方向に移動させるよう構成している。この切換えレバー15を接続レバー16を介して、床ノズル7の後部に設けたペダル17に連結し、ペダル17を踏んで押すことにより、接続レバー16を介して切換えレバー15を外部から操作できるように構成している。
【0020】
また、図4に示すように、ペダル17の側面に凸部17aを設け、ペダル17は回動軸17bにより回動自在としている。また、切り欠き17cを設けて、凸部17aにバネ性をもたせ、先端に接続レバー16を接続している。ハンドル体11の側面に、図5に示すように、円弧状のカム11aを設け、このカム11aの下方に、カム11aより幅広で半径の小さい円弧状のステージ11bを設けている。ハンドル体11を立てたときは、ペダル17の側面に設けた凸部17aがステージ11b上に位置し、ペダル17を踏んでハンドル体11を倒すと、凸部17aはステージ11bより一回り大きいカム11aの外周に乗り上げて、ペダル17は傾いた状態で保持されるように構成し、ペダル17により、床ノズル7とハンドル体11間の傾動の停止、その停止状態の解除を行うようにしている。
【0021】
上記の構成において動作を説明する。ハンドル体11を床ノズル7に対して略直立状態にあるとき、図5または図6の実線で示すように、床ノズル7の後部に設けたペダル17の凸部17aがハンドル体11の側面に設けたカム11aの根元部に食い込む形で、床ノズル7がハンドル体11に略直角に固定されている。この状態で、ファンモータ14を駆動しても、ペダル17は押されていないため、切換えレバー15は接続レバー16を介して引っ張られることがなく、図3に示すように、ベルト12は空転プーリー9上に張架され、ファンモータ14の動力は回転ブラシ10に伝達されない。したがって、回転ブラシ10は停止したままの状態である。
【0022】
この状態で、図6の点線で示すように、ペダル17を踏んで押すと、ペダル17は回動軸17bを中心として回動し、次いでハンドル体11を倒していくとペダル17に設けた凸部17aがハンドル体11の側面のカム11aの上方に滑って、カム11aの外周に乗り上げる。このため、ハンドル体11が床ノズル7に対して傾動できるようになり、ハンドル体11を傾動すると、凸部17aがカム11aの外周に乗り上げた状態で固定される。
【0023】
このとき、ペダル17の先端に接続した接続レバー16は、ペダル17が回動軸17bを中心として回動することにより引っ張られる。この結果、切換えレバー15が接続レバー16を介して引っ張られるため、図7に示すように、切換えレバー15が回動軸15aを中心として回動し、回転ブラシ10の空転プーリー9上に張架していたベルト12が自転プーリー8側に移動し、ファンモータ14の動力が回転ブラシ10に伝達されて、回転ブラシ10が回転する。
【0024】
したがって、ペダル17を踏むだけでハンドル体11を倒すことと、切換えレバー15を介して回転ブラシ10を回転させることを同時に行うことができ、ペダル17を踏んで押し、ハンドル体11を傾動させるという一動作により、ファンモータ14の駆動による回転ブラシ10の回転・停止を行うことができ、これにより掻き上げられた塵埃を前記ファンモータ14の吸引力により、ハンドル体11内に捕集することができ、使用性を向上することができる。
【0025】
つぎに、ハンドル体11を立てると、ペダル17に設けた凸部17aがハンドル体11の側面のカム11aの外周から下のステージ11bに下りてきて、ペダル17は初期の状態に戻る。このため、ペダル17に連動した切換えレバー15も回動して元の位置に戻り、ベルト12も自転プーリー8から空転プーリー9に移動し、ファンモータ14の動力が回転ブラシ10に伝達されなくなり、回転ブラシ10は自動的に停止する。したがって、アタッチメント使用時など、回転ブラシ10を回転させる必要がないとき、必ず回転ブラシ10を停止させることができ、アタッチメント使用時にじゅうたんを傷つけたりするといった問題を防止できる。
【0026】
(実施例2)
つぎに、本発明の第2の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0027】
図8に示すように、切換えレバー15は回動軸15aを中心に回動するようになっていて、切換えレバー15を常にベルト12を空転プーリー9側に附勢するように、切換えレバーばね18を設けてテンションを与えている。他の構成は上記第1の実施例と同じである。
【0028】
上記の構成において動作を説明する。ペダル17を踏んで押すことにより、ハンドル体11が床ノズル7に対して傾動可能とし、切換えレバー15が回動軸15aを中心として回動し、回転ブラシ10の空転プーリー9上に張架していたベルト12を自転プーリー8側に移動させて、回転ブラシ10を回転させる動作は上記第1の実施例と同じである。
【0029】
その後、ハンドル体11を立てると、ペダル17に設けた凸部17aがハンドル体11の側面のカム11aの外周から下のステージ11bに下りてきて、ペダル17は初期の状態に戻る。このため、ペダル17に連動した切換えレバー15も回動して元の位置に戻り、ベルト12も自転プーリー8から空転プーリー9に移動する。このとき、切換えレバーばね18の附勢力により、ベルト12を確実に空転プーリー9に移動させることができ、ベルト12が自転プーリー8と空転プーリー9との間で停止して、回転ブラシ10が回りっぱなしになるのを防止することができる。
【0030】
(実施例3)
つぎに、本発明の第3の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0031】
図9に示すように、ボタン19は、床ノズル7の上部に設けた穴より出没自在に設け、ペダル17の動作に連動して出没するようにしている。ボタンばね20はボタン19を常時下方に附勢するように設けている。また、ボタン19を突出させた後、ボタン19を押すことによりペダル17がハンドル体11と床ノズル7間の傾動を固定する位置と同一位置、すなわち初期状態に戻るよう構成している。他の構成は上記第1または第2の実施例と同じである。
【0032】
上記の構成において動作を説明する。図10に示すように、ペダル17を踏んで押すと、ペダル17の上部を接触させたボタン19がペダル17により押し上げられて突出する。このボタン19の突出により、回転ブラシ10が回転していることを容易に確認させることができ、使用性を向上することができる。
【0033】
また、ボタン19を常時下方に附勢するボタンばね20を設けているので、常にボタン19に下方へのテンションをかけることができ、ボタン19が途中で引っかかることなく確実に動作させることができ、ボタン19が途中で引っかかることによるベルト12の切換え不良等も防止することができ、使用性を向上することができる。
【0034】
つぎに、ボタン19を突出させた後、ボタン19を押すと、ペダル17の上部が押され、周囲に切り欠き17cを設けてばね性を持たせた凸部17a(図4参照)がたわんでカム11aから下のステージ11bに落ちる。このため、ペダル17は初期の位置に戻り、回転ブラシ10を停止させることができる。すなわち、回転ブラシ10を回転させる必要の無い木床等の掃除のときに、任意に回転ブラシ10の回転を止めることができるため、使用性を向上することができる。
【0035】
(実施例4)
つぎに、本発明の第4の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0036】
図11に示すように、ボタン21は、床ノズル7の上部に設けた穴より出没自在に設け、ペダル17の動作に連動して出没するようにしている。ボタン21の下面に傾斜部21aを設け、ペダル17の上面にも傾斜部17dを設けている。突出した状態のボタン21を押すことにより、ペダル17がスラスト方向(図11で右方向)にスライドした後、ハンドル体11と床ノズル7間の傾動を固定する位置と同一位置、すなわち初期状態に戻るように構成している。他の構成は上記第3の実施例と同じである。
【0037】
上記の構成において動作を説明する。突出した状態のボタン21を押すと、ペダル17の上部が押され、ボタン21の傾斜部21aとペダル17の傾斜部17dとの間で褶動することにより、ペダル17がスラスト方向にスライドする。この結果、ペダル17に設けた凸部17aがカム11aから外れて下のステージ11bに落ちて、ペダル17は初期の位置に戻り、回転ブラシ10を停止させることができる(図5参照)。すなわち、ペダル17をスラスト方向にスライドさせることにより、ペダル17に無理な力をかけることなく回転ブラシ10の制御ができるため、ペダル17の信頼性を向上することができる。
【0038】
(実施例5)
つぎに、本発明の第5の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0039】
図12に示すように、ハンドル体11の側面に設けた円弧状のカム11aの角11dを円弧状に形成し、その半径を大きくすることにより、ペダル17を踏んで押さずにハンドル体11を強制的に傾動させたとき、ペダル17が動作しないようにしている。他の構成は上記第1の実施例と同じである。
【0040】
上記の構成において動作を説明する。ハンドル体11をペダル17を踏まずに強制的に傾動させたとき、ハンドル体11の側面に設けたカム11aの角11dを円弧状に形成し、その半径を大きくしているので、ペダル17の凸部17aがカム11aの外周に乗らずに滑ってカム11aの外側に滑るため、ペダル17は動作しない。このように、むりやりハンドル体11を傾動させたときはペダル17を動作させない構成にすることにより、正規の使用方法以外で使用されたときの安全性を確保することができる。
【0041】
(実施例6)
つぎに、本発明の第6の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0042】
図13および図14に示すように、第1のペダル22は、一部が外部に露出し、外部より操作れさるものであり、第2のペダル23は、第1のペダル22の連結し、第1のペダル22と第2のペダル23は同一の回動軸22aを有している。第2のペダル23の側面に凸部23aを設けるとともに、先端に接続レバー16を接続し、切換えレバー15、ボタン19などを動作させるように構成している。
【0043】
被係止部24は、床ノズル7とハンドル体11間の固定、解除を行うもので、床ノズル7の表面に回動自在に支持し、ハンドル体11の側面に被係止部24が挿入されて係止する係止部11cを設けている。被係止部24は、第1のペダル22に設けたリブ22bにより動作するようにしている。第1のペダルばね25は、第1のペダル22の位置を常に初期状態に保つためのものである。他の構成は上記第1の実施例と同じである。
【0044】
上記構成において動作を説明する。第1のペダル22を押さない状態では、第1のペダル22は、第1のペダルばね25により常に初期状態、すなわち、図14に示す状態に保持している。この状態では、被係止部24は押圧部24bが第1のペダル22に設けたリブ22bにより押されないため、係止凸部24aがハンドル体11の側面に設けた係止部11cに挿入されて係止し、床ノズル7とハンドル体11との間を固定する。
【0045】
つぎに、第1のペダル22を踏んで押すと、第1のペダル22のリブ22bが被係止部24の押圧部24bを押し、係止凸部24aを床ノズル7の内部に引っ込めることにより、係止部11cとの係止が外れ、ハンドル体11と床ノズル7との間の固定の解除が確実にできる。また、同時に第1のペダル22に接した第2のペダル23も連動し、第2のペダル23に連結した切換えレバー15も動作させることができ、ベルト12の切換えを行うことができる。逆に、ハンドル体11を立てると被係止部24の係止凸部24aが係止部11cに突出し、ハンドル体11と床ノズル7間の固定ができる。
【0046】
また、係止部11cを同心円上に複数箇所設けることにより、2段階、3段階等の複数角度での固定も容易にかつ確実に行うことができ、使用性を大幅に向上することができる。
【0047】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の請求項1記載の発明によれば、ハンドル体を倒すと回転ブラシが回り、ハンドル体を立てると回転ブラシが止まる構成を設けることができ、ハンドル体が立った状態で回転ブラシが回転し続けることによるじゅうたんの損傷を防止することができる。また、ペダルを踏むだけでハンドル体を倒すことと、切換えレバーを介して回転ブラシを回転させることを同時に行うことができ、使い勝手を向上することができる。また、回転ブラシが回転していることを容易に確認することができ、安全性に優れた掃除機を提供することができる。また、木床等の床面の掃除のときに任意に回転ブラシの回転を止めることができ、使用性、安全性を向上することができる。
【0048】
また、本発明の請求項2記載の発明によれば、ハンドル体を倒すと回転ブラシが回り、ハンドル体を立てると回転ブラシが止まる構成を設けることができ、ハンドル体が立った状態で回転ブラシが回転し続けることによるじゅうたんの損傷を防止することができる。また、ペダルを踏むだけでハンドル体を倒すことと、切換えレバーを介して回転ブラシを 回転させることを同時に行うことができ、使い勝手を向上することができる。また、回転ブラシが回転していることを容易に確認することができ、安全性に優れた掃除機を提供することができる。また、ボタンを押したときペダルが横方向に移動しペダルにかかる力を低減させることができるため、ペダルの信頼性が向上し、使用性、安全性を向上することができる。
【0049】
また、本発明の請求項3記載の発明によれば、ペダルを押さずにハンドル体と床ノズル間の傾動を強制的に行ったとき、ペダルを動作させない構成にすることにより、切換えレバーは動作せず、回転ブラシも回転させなくするため、正規の使用方法以外で使用されたときの安全性を確保することができ、安全性を向上することができる。
【0050】
また、本発明の請求項4記載の発明によれば、ペダルを、外部に露出し押される第1のペダルと、床ノズルの内部に配され前記第1のペダルに接しかつ切換えレバーを動作させる第2のペダルの2部品で構成し、ハンドル体の側面に設けた係止部と、床ノズルの表面に設けた被係止部を備え、被係止部を係止部に係合させることにより床ノズルとハンドル体間の傾動固定を行う構成にし、さらに第1のペダルと前記被係止部を連動させることにより、第1のペダルを押すと被係止部の出没を操作できるようになるため、ハンドル体と床ノズル間の固定を確実なものにするとともに、複数角度での固定も容易にかつ確実に行うことができ、使用性にすぐれた画期的な電気掃除機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の電気掃除機の一部切欠した側面図
【図2】 同電気掃除機の床ノズルの縦断面図
【図3】 同電気掃除機の床ノズルの横断面図
【図4】 同電気掃除機のペダルの拡大分解斜視図
【図5】 同電気掃除機の要部拡大斜視図
【図6】 同電気掃除機の動作状態を示す要部拡大断面図
【図7】 同電気掃除機のペダルを押した状態の床ノズルの横断面図
【図8】 本発明の第2の実施例の電気掃除機の床ノズルの横断面図
【図9】 本発明の第3の実施例の電気掃除機の床ノズルの縦断面図
【図10】 同電気掃除機のペダルを押した状態の床ノズルの縦断面図
【図11】 本発明の第4の実施例の電気掃除機の床ノズルの縦側断面図
【図12】 本発明の第5の実施例の電気掃除機の要部斜視図
【図13】 本発明の第6の実施例の電気掃除機の要部分解斜視図
【図14】 同電気掃除機の床ノズルの縦断面図
【図15】 従来の電気掃除機の斜視図
【符号の説明】
5 ペダル
7 床ノズル
8 自転プーリー
9 空転プーリー
10 回転ブラシ
11 ハンドル体
11c 係止部
12 ベルト
14 ファンモータ
15 切換えレバー
19 ボタン
22 第1のペダル
23 第2のペダル
24 被係止部
Claims (4)
- 塵埃掻き上げ用の回転ブラシを内蔵した床ノズルと、前記床ノズルの後方に傾動自在に軸支され吸引された塵埃を捕集する集塵室と塵埃を吸引するファンモータとを有するハンドル体と、前記ファンモータの動力を前記回転ブラシに伝達する動力伝達手段とを備え、前記ハンドル体の傾動動作に応じて、前記回転ブラシへの動力伝達を行うようにし、前記動力伝達手段は、回転ブラシに固着された自転プーリーと、前記自転プーリーに併設されるとともに前記回転ブラシに回転自在に取着された空転プーリーと、前記自転プーリーと空転プーリーのいずれかとファンモータのシャフトとの間に張架されるベルトとで形成し、前記ベルトを前記自転プーリーまたは空転プーリーに切り換える切換えレバーを設け、ハンドル体の傾動と前記切換えレバーの動作を連動させ、前記床ノズルの後部にペダルを設け、ハンドル体が略直立状態にあるとき、前記ペダルにより前記ハンドル体と床ノズル間を固定し、前記ペダルを押すことにより前記ハンドル体と床ノズル間の固定を解除し両者間の傾動を自在にするよう構成し、前記ペダルの動作と切換えレバーを連動させ、前記床ノズルの略上部に設けられた穴より出没自在で、かつ、ペダルの動作に連動するボタンを設けて、前記ボタンを突出させた後、前記ボタンを押すことによりペダルがハンドル体と床ノズル間の傾動を固定する位置と同一位置に復帰するようにした電気掃除機。
- 塵埃掻き上げ用の回転ブラシを内蔵した床ノズルと、前記床ノズルの後方に傾動自在に軸支され吸引された塵埃を捕集する集塵室と塵埃を吸引するファンモータとを有するハンドル体と、前記ファンモータの動力を前記回転ブラシに伝達する動力伝達手段とを備え、前記ハンドル体の傾動動作に応じて、前記回転ブラシへの動力伝達を行うようにし、前記動力伝達手段は、回転ブラシに固着された自転プーリーと、前記自転プーリーに併設されるとともに前記回転ブラシに回転自在に取着された空転プーリーと、前記自転プーリーと空転プーリーのいずれかとファンモータのシャフトとの間に張架されるベルトとで形成し、前記ベルトを前記自転プーリーまたは空転プーリーに切り換える切換えレバーを設け、ハンドル体の傾動と前記切換えレバーの動作を連動させ、前記床ノズルの後部にペダルを設け、ハンドル体が略直立状態にあるとき、前記ペダルにより前記ハンドル体と床ノズル間を固定し、前記ペダルを押すことにより前記ハンドル体と床ノズル間の固定を解除し両者間の傾動を自在にするよう構成し、前記ペダルの動作と切換えレバーを連動させ、前記床ノズルの略上部に設けられた穴より出没自在で、かつ、ペダルの動作に連動するボタンを設けて、前記ボタンを押すことにより、ペダルがスラスト方向にスライドした後、ハンドル体と床ノズル間の傾動を固定する位置と同一位置に復帰するようにした電気掃除機。
- ペダルを押さずにハンドル体を強制的に傾動させたとき、ペダルが動作しないようにした請求項2記載の電気掃除機。
- ペダルは、少なくとも一部が外部に露出し外部より操作される第1のペダルと、前記第1のペダルに接しかつ切換えレバーを動作させる第2のペダルとで形成し、ハンドル体の側面部に設けた係止部と、床ノズルの表面に設けた被係止部とを備え、前記被係止部を係止部に係合させることにより床ノズルとハンドル体間の傾動固定を行い、さらに前記第1のペダルと前記被係止部を連動させた請求項3記載の電気掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16182898A JP4099861B2 (ja) | 1997-06-11 | 1998-06-10 | 電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9-153350 | 1997-06-11 | ||
JP15335097 | 1997-06-11 | ||
JP16182898A JP4099861B2 (ja) | 1997-06-11 | 1998-06-10 | 電気掃除機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1156713A JPH1156713A (ja) | 1999-03-02 |
JP4099861B2 true JP4099861B2 (ja) | 2008-06-11 |
Family
ID=26481995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16182898A Expired - Fee Related JP4099861B2 (ja) | 1997-06-11 | 1998-06-10 | 電気掃除機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4099861B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100572156B1 (ko) * | 2004-03-29 | 2006-04-24 | 삼성광주전자 주식회사 | 흡입구 조립체 및 이를 구비하는 진공청소기 |
KR100572155B1 (ko) * | 2004-04-02 | 2006-04-24 | 삼성광주전자 주식회사 | 진공 청소기 |
GB2422094B8 (en) * | 2005-01-18 | 2008-06-05 | Dyson Technology Ltd | Surface-treating appliance |
CN102151815B (zh) * | 2011-05-25 | 2012-10-31 | 河南省中原内配股份有限公司 | 离心式浇铸模具除尘装置 |
-
1998
- 1998-06-10 JP JP16182898A patent/JP4099861B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1156713A (ja) | 1999-03-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6044520A (en) | Vacuum cleaner | |
USRE37832E1 (en) | Electromotive chain saw | |
EP0595096A1 (en) | Locking/unlocking manipulation mechanism disposed on the handlebars of baby carriage | |
US6098243A (en) | Device for driving/stopping brush of vacuum cleaner | |
US8756757B2 (en) | Vacuum cleaner with belt drive disengager | |
JP4099861B2 (ja) | 電気掃除機 | |
CA2556620C (en) | Vacuum cleaner with quick release wand | |
JP4713958B2 (ja) | 電気掃除機 | |
JPH0516535U (ja) | パーキングブレーキの操作装置 | |
JP3055298B2 (ja) | 電気掃除機の吸込具 | |
JPS6351284B2 (ja) | ||
JP4417758B2 (ja) | 電気掃除機 | |
JP3400948B2 (ja) | 電気掃除機 | |
JP3061792B2 (ja) | 真空掃除機用の雑巾支持板の着脱装置 | |
KR100438114B1 (ko) | 전기 청소기 | |
JP3044837B2 (ja) | 電気掃除機用床ノズル | |
JP2000126101A (ja) | 電気掃除機 | |
GB2418599A (en) | Vacuum cleaner with selectively driven roller | |
JP3755156B2 (ja) | 電気掃除機 | |
JPH05199950A (ja) | 縦型電気掃除機 | |
JP2005312788A (ja) | 電気掃除機 | |
KR19990011401A (ko) | 세로형 진공청소기 | |
JP2002165735A (ja) | アップライト型電気掃除機 | |
JP3407941B2 (ja) | アップライト型電気掃除機 | |
JPS6259577B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040929 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20041014 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20050627 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070807 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071002 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080226 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080310 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110328 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |