JP3407941B2 - アップライト型電気掃除機 - Google Patents
アップライト型電気掃除機Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所謂アップライト型電
気掃除機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、アップライト型電気掃除機は、ハ
ンドルが長く背が高いために、押し入れなどに収納でき
ず、収納性が悪い欠点があった。 【0003】これらの欠点を解消するため、ハンドルを
屈曲自在に形成し、収納時にはハンドルを折りたたみ、
高さを低くして押し入れ等に収納でき、またハンドルを
折りたたんだ状態でも使用できるようにした電気掃除機
が特開昭57-9430号公報(A47L9/32)等にて提案された。 【0004】しかしながら、上記公報に記載の掃除機で
は、ハンドルの手元に配設されたスイッチに接続される
リード線がハンドル内を通っており、ハンドルの回動に
伴ってリード線が引っ張られ掃除機本体内の部品等や電
動送風機、若しくは手元のスイッチとの接触不良が生じ
る恐れがあり、著しい場合にはリード線が断線すること
も考えられる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑みなされたもので、掃除機の収納性を向上するととも
に、リード線の断線を防止できるアップライト型電気掃
除機を提供することを課題とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、電動送風機を
内蔵する掃除機本体と、該掃除機本体下部に配設される
床用吸込具と、前記掃除機本体に形成され把手となるリ
ング状枢支部と、該リング状枢支部に前記掃除機本体に
対して背面側に回動自在に枢支されるハンドル部と、該
ハンドル部に形成されるスイッチと、前記電動送風機と
スイッチとを電気的に接続するリード線とを備え、前記
ハンドル部は、前記リング状枢支部内に支持されるリン
グ部を有する回動管と、該回動管に取り付けられるハン
ドルとから構成し、前記回動管のリング部側面に前記リ
ード線を嵌合するリード線保持溝を形成すると共に、前
記掃除機本体には、前記ハンドル部の伸長状態でのリー
ド線の余剰分を収納するリード線予巻部を形成し、該リ
ード線予巻部には、前記リード線をリード線保持溝側へ
押圧するリード線保持部を形成したことを特徴とする。 【0007】 【実施例】本発明の一実施例を図面に基づき以下に詳述
する。 【0008】図1及び図2において、1は掃除機本体
で、右ケース2及び左ケース3から構成され、内部に集
塵室及び電動送風機を収納する送風機室(いずれも図示
せず)を有している。4は前記掃除機本体1下部に装着
される吸込具で、接続管(図示せず)を介して掃除機本体
1の集塵室に連通している。5は前記掃除機本体1背面
に形成されたハンドル当接部で、後述するハンドル34を
折曲した際に、ハンドル34を係止する係止爪6を形成し
ている。 【0009】図9及び図10において、7は前記掃除機
本体1の背面下方に形成されたアタッチメント収納凹所
で、前記掃除機本体1に吸込具4と選択的に装着される
隙間用アタッチメント8を収納するようになっている。
9は前記アタッチメント収納凹所7下端に形成されたフ
ック、10は前記アタッチメント収納凹所7上方に形成さ
れた係止凸部で、前記フック7に隙間用アタッチメント
8の先端開口部を係止するとともに、係止凸部10に、隙
間用アタッチメント8の係止孔11を係合することによ
り、隙間用アタッチメント8をアタッチメント収納凹所
7に着脱自在に収納するようになっている。 【0010】図4及び図5において、12は前記掃除機本
体1内に回転自在に配設されたコードリール、13は前記
コードリール12の回転を規制するブレーキ体である。14
は前記コードリール12と、後述のハンドル34に配設され
る電源スイッチ36とを電気的に接続するリード線であ
る。 【0011】図3から図5において、15、16は前記右ケ
ース2、及び左ケース3上部に各々形成されたリング状
の枢支部で、該枢支部15、16を後述するハンドル34の折
曲状態(運搬時、またはハンドクリーナーとしての使用
時)での把手としている。 【0012】図3から図5において、17、18は前記右ケ
ース2、及び左ケース3のリング状枢支部15、16内周側
に形成されたロック体収納部で、該ロック体収納部17、
18に挟持する状態でロック体ケース19を配設するように
なっている。20は前記ロック体ケース19内に配設される
ロック体で、一部に形成された操作部21をリング状枢支
部15、16内周側に露出させるとともに、バネ22により前
記リング状枢支部15、16の外周方向に常時付勢されてお
り、該ロック体20の係合部23が、後述する回動管28を回
動し、掃除機を使用状態、即ちハンドル34を伸長した状
態で、回動管28に形成された凹部32に嵌合して回動管28
の掃除機本体1に対する回動を規制し、ハンドル34の伸
長状態を保持するようになっている。 【0013】図3から図5、図7及び図8において、24
は前記ロック体ケース20に一体形成された延設部で、ロ
ック体ケース20を前記左ケース3のロック体収納部18に
配設した状態で、後述するリード線収納ケース26に渡っ
て位置するようになっている。25は前記延設部24の後述
する回動管28が位置する部分に形成された規制突起で、
後述するハンドル34の伸長時に、後述する回動管28に形
成された規制リブ33が当接し、ハンドル23の回転規制と
なっている。 【0014】図3から図5、図12及び図13におい
て、26はリード線収納ケースで、前記左ケース3のリン
グ状枢支部16側近に配設され、図5に示すごとく、後述
するハンドル34が伸長状態になった際のリード線14の余
剰分を収納するようになっている。即ち、リード線14
は、ハンドル34の折曲状態では、コードリール12から後
述の回動管28のリード線保持溝31を介してハンドル34手
元部分の電源スイッチ36まで張設されているが、ハンド
ル34を伸長状態にした場合には、図5に示すごとく、回
動管28の回動によりリード線保持溝31に保持されるリー
ド線14の長さが短くなるため、リード線14が余った状態
となる。このリード線14の余剰部分をリード線収納ケー
ス26に収納するようになっている。 【0015】図3から図5において、27は前記リード線
収納ケース26に一体形成され、回動管28のリード線保持
溝31に渡って形成された保持爪で、該保持爪27が後述す
る回動管28のリード線保持溝31上に位置し、自身の弾性
によりリード線14を押圧することにより、回動管28の回
動に伴いリード線収納ケース26から引き出されるリード
線14が、リード線保持溝31に確実に嵌合されるようにな
っている。 【0016】図3から図5において、28は前記リング状
枢支部15、16に挟持される回動管で、リング部29と該リ
ング部29から延設された補強部30とから構成されるとと
もに、該回動管28と後述するハンドル34とからハンドル
部を構成している。31は前記回動管28のリング部29から
補強部30に渡って形成されたリード線保持溝で、前記コ
ードリール12に接続されたリード線14を後述のハンドル
34の電源スイッチ36に案内するようになっている。32は
前記回動管28のリング部29内側に形成された凹部で、該
凹部32に前記ロック体20の係合部23が係止することによ
り、ハンドル34が伸長状態で保持される。 【0017】図5及び図7において、33は前記回動管28
に形成された規制リブで、ハンドル34を伸長すると、前
記ロック体20の係合部23が回動管28の凹部32に係合する
とともに、該規制リブ33が前記ロック体収納部19の規制
突起25に当接してハンドル34の所定位置以上の回動を規
制するようになっている。前記補強部30は、後述するハ
ンドル34の補強となっている。 【0018】図1から図3において、34は前記回動管28
の補強部30に取りつけられるハンドルで、左右一対のケ
ースからなり、端部に把手部35を形成している。36は前
記ハンドル34に形成された開口37に臨ませた状態で配設
される電源スイッチで、前記リード線14を接続してい
る。 【0019】而して、図3から図5に示されるごとく、
掃除機本体1を組み立てる際は、まず左ケース3及びハ
ンドル34の左ケースを配置し、掃除機本体1の左ケース
3にコードリール12を配設する。そして、ロック体収納
部18にロック体20を取りつけたロック体ケース19を配設
するとともに、リード線収納ケース26を配設する。 【0020】次に、回動管28のリング状部29を左ケース
3のリング状枢支部16に嵌合するとともに、回動管28の
補強部30をハンドル34左ケースに嵌合する。この状態
で、コードリール12に接続したリード線14を、リード線
保持爪27の下に位置させながら回動管28のリード線保持
溝31からハンドル34に渡って配設する。リード線14の端
部には電源スイッチ36を取付け、ハンドル34の開口37に
電源スイッチ36を配設し、ハンドル34の右ケースを取り
つける。 【0021】そして、右ケース2を取りつけ、ネジにて
固定する。この状態で、左右ケース3、2にて回動管28
及びロック体ケース19が挟持される。 【0022】次に、掃除を行う際には、図5に示すごと
く、ハンドル34を伸長状態としてハンドル34の把手35を
把持し、押引操作して掃除を行う。この際、ロック体20
がバネ22の付勢力により摺動し、係合部23が回動管28の
凹部32に嵌合してハンドル34を伸長状態に保持すると同
時に、ロック体収納部18の規制突起25に回動管28の規制
リブ33が当接し、ハンドル34の掃除機本体1に対する所
定以上の回動規制する。また、ハンドル34を折曲状態か
ら伸長状態にした際に生じるリード線14の余剰分は、リ
ード線収納ケース26に収納される。 【0023】掃除機を収納する際には、ロック体20の操
作部21を操作して、ロック体20をバネ22の付勢力に抗し
て摺動し、係合部23を回動管28の凹部32から外すことに
より、回動管28と掃除機本体1との回転規制を解除し、
ハンドル34を掃除機本体1背面側へ回動し、ハンドル当
接部5の係止爪6にハンドル34を係止固定する。 【0024】本構成によると、ハンドル34を折曲できる
ため掃除機本体1の高さ寸法を大幅に縮小でき、押し入
れ等の低いスペースにも収納できるとともに、ハンドル
34を折曲した状態でも使用できるため、座って仕事をし
ている場合にも、起立せずに使用でき、使い勝手を向上
できる。 【0025】また、掃除機本体1とハンドル34との回動
部分をリング状とし、ハンドル34折曲時の把手とするこ
とにより、掃除機本体1の重心を把手の真下に位置させ
ることができるため、掃除機本体1を垂直にした状態で
持ち運ぶことができるとともに、重量感を軽減すること
ができる。 【0026】さらに、リング状の回動管28を左右ケース
3、2により摺動自在に挟持することにより、回動軸や
補強部材等の部品を必要とせず簡単な構成でハンドル34
を回動自在に配設でき、また、掃除機本体1の枢支部1
5、16と回動管28との接触面積が大きくなるため、回動
部の強度を向上できるとともに、回動管28の補強部30に
より、掃除時にハンドル34にかかる荷重にも十分耐える
ことができる。 【0027】また、掃除機本体1内にリード線収納ケー
ス26を配設し、図5に示されるように、ハンドル34伸長
時におけるリード線14の余剰分を収納することにより、
ハンドル34を折曲した際にリード線14が緊張状態になる
ことがなく、リード線14の断線、電源スイッチ36とリー
ド線14との断線等を防止できる。 【0028】さらに、リード線収納ケース26に形成した
保持爪27により、ハンドル34の回動時にリード線14が確
実にリード線保持溝31に嵌合され、ハンドル34の回動が
スムースに行われる。 【0029】 【発明の効果】本発明の構成によると、掃除機本体とハ
ンドル部との回動部分をリング状とし、ハンドル部と掃
除機本体のリング状枢支部とを摺動自在に嵌合すること
により、回動軸や補強部材等の部品を必要とせず、掃除
機本体の枢支部とハンドル部との接触面積が大きくなる
ため、回動部の強度を向上できる。 【0030】また、掃除機本体内に形成したリード線予
巻部に、ハンドル部の伸長時におけるリード線の余剰分
が収納され、ハンドル部を折曲した際にリード線が緊張
状態になることがなく、リード線の断線、電源スイッチ
とリード線との断線等を防止できるとともに、リード線
予巻部に形成した保持部により、リード線がハンドル部
に形成したリード線保持溝に確実に嵌合し、ハンドル部
の回動がスムースに行われる。
気掃除機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、アップライト型電気掃除機は、ハ
ンドルが長く背が高いために、押し入れなどに収納でき
ず、収納性が悪い欠点があった。 【0003】これらの欠点を解消するため、ハンドルを
屈曲自在に形成し、収納時にはハンドルを折りたたみ、
高さを低くして押し入れ等に収納でき、またハンドルを
折りたたんだ状態でも使用できるようにした電気掃除機
が特開昭57-9430号公報(A47L9/32)等にて提案された。 【0004】しかしながら、上記公報に記載の掃除機で
は、ハンドルの手元に配設されたスイッチに接続される
リード線がハンドル内を通っており、ハンドルの回動に
伴ってリード線が引っ張られ掃除機本体内の部品等や電
動送風機、若しくは手元のスイッチとの接触不良が生じ
る恐れがあり、著しい場合にはリード線が断線すること
も考えられる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑みなされたもので、掃除機の収納性を向上するととも
に、リード線の断線を防止できるアップライト型電気掃
除機を提供することを課題とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、電動送風機を
内蔵する掃除機本体と、該掃除機本体下部に配設される
床用吸込具と、前記掃除機本体に形成され把手となるリ
ング状枢支部と、該リング状枢支部に前記掃除機本体に
対して背面側に回動自在に枢支されるハンドル部と、該
ハンドル部に形成されるスイッチと、前記電動送風機と
スイッチとを電気的に接続するリード線とを備え、前記
ハンドル部は、前記リング状枢支部内に支持されるリン
グ部を有する回動管と、該回動管に取り付けられるハン
ドルとから構成し、前記回動管のリング部側面に前記リ
ード線を嵌合するリード線保持溝を形成すると共に、前
記掃除機本体には、前記ハンドル部の伸長状態でのリー
ド線の余剰分を収納するリード線予巻部を形成し、該リ
ード線予巻部には、前記リード線をリード線保持溝側へ
押圧するリード線保持部を形成したことを特徴とする。 【0007】 【実施例】本発明の一実施例を図面に基づき以下に詳述
する。 【0008】図1及び図2において、1は掃除機本体
で、右ケース2及び左ケース3から構成され、内部に集
塵室及び電動送風機を収納する送風機室(いずれも図示
せず)を有している。4は前記掃除機本体1下部に装着
される吸込具で、接続管(図示せず)を介して掃除機本体
1の集塵室に連通している。5は前記掃除機本体1背面
に形成されたハンドル当接部で、後述するハンドル34を
折曲した際に、ハンドル34を係止する係止爪6を形成し
ている。 【0009】図9及び図10において、7は前記掃除機
本体1の背面下方に形成されたアタッチメント収納凹所
で、前記掃除機本体1に吸込具4と選択的に装着される
隙間用アタッチメント8を収納するようになっている。
9は前記アタッチメント収納凹所7下端に形成されたフ
ック、10は前記アタッチメント収納凹所7上方に形成さ
れた係止凸部で、前記フック7に隙間用アタッチメント
8の先端開口部を係止するとともに、係止凸部10に、隙
間用アタッチメント8の係止孔11を係合することによ
り、隙間用アタッチメント8をアタッチメント収納凹所
7に着脱自在に収納するようになっている。 【0010】図4及び図5において、12は前記掃除機本
体1内に回転自在に配設されたコードリール、13は前記
コードリール12の回転を規制するブレーキ体である。14
は前記コードリール12と、後述のハンドル34に配設され
る電源スイッチ36とを電気的に接続するリード線であ
る。 【0011】図3から図5において、15、16は前記右ケ
ース2、及び左ケース3上部に各々形成されたリング状
の枢支部で、該枢支部15、16を後述するハンドル34の折
曲状態(運搬時、またはハンドクリーナーとしての使用
時)での把手としている。 【0012】図3から図5において、17、18は前記右ケ
ース2、及び左ケース3のリング状枢支部15、16内周側
に形成されたロック体収納部で、該ロック体収納部17、
18に挟持する状態でロック体ケース19を配設するように
なっている。20は前記ロック体ケース19内に配設される
ロック体で、一部に形成された操作部21をリング状枢支
部15、16内周側に露出させるとともに、バネ22により前
記リング状枢支部15、16の外周方向に常時付勢されてお
り、該ロック体20の係合部23が、後述する回動管28を回
動し、掃除機を使用状態、即ちハンドル34を伸長した状
態で、回動管28に形成された凹部32に嵌合して回動管28
の掃除機本体1に対する回動を規制し、ハンドル34の伸
長状態を保持するようになっている。 【0013】図3から図5、図7及び図8において、24
は前記ロック体ケース20に一体形成された延設部で、ロ
ック体ケース20を前記左ケース3のロック体収納部18に
配設した状態で、後述するリード線収納ケース26に渡っ
て位置するようになっている。25は前記延設部24の後述
する回動管28が位置する部分に形成された規制突起で、
後述するハンドル34の伸長時に、後述する回動管28に形
成された規制リブ33が当接し、ハンドル23の回転規制と
なっている。 【0014】図3から図5、図12及び図13におい
て、26はリード線収納ケースで、前記左ケース3のリン
グ状枢支部16側近に配設され、図5に示すごとく、後述
するハンドル34が伸長状態になった際のリード線14の余
剰分を収納するようになっている。即ち、リード線14
は、ハンドル34の折曲状態では、コードリール12から後
述の回動管28のリード線保持溝31を介してハンドル34手
元部分の電源スイッチ36まで張設されているが、ハンド
ル34を伸長状態にした場合には、図5に示すごとく、回
動管28の回動によりリード線保持溝31に保持されるリー
ド線14の長さが短くなるため、リード線14が余った状態
となる。このリード線14の余剰部分をリード線収納ケー
ス26に収納するようになっている。 【0015】図3から図5において、27は前記リード線
収納ケース26に一体形成され、回動管28のリード線保持
溝31に渡って形成された保持爪で、該保持爪27が後述す
る回動管28のリード線保持溝31上に位置し、自身の弾性
によりリード線14を押圧することにより、回動管28の回
動に伴いリード線収納ケース26から引き出されるリード
線14が、リード線保持溝31に確実に嵌合されるようにな
っている。 【0016】図3から図5において、28は前記リング状
枢支部15、16に挟持される回動管で、リング部29と該リ
ング部29から延設された補強部30とから構成されるとと
もに、該回動管28と後述するハンドル34とからハンドル
部を構成している。31は前記回動管28のリング部29から
補強部30に渡って形成されたリード線保持溝で、前記コ
ードリール12に接続されたリード線14を後述のハンドル
34の電源スイッチ36に案内するようになっている。32は
前記回動管28のリング部29内側に形成された凹部で、該
凹部32に前記ロック体20の係合部23が係止することによ
り、ハンドル34が伸長状態で保持される。 【0017】図5及び図7において、33は前記回動管28
に形成された規制リブで、ハンドル34を伸長すると、前
記ロック体20の係合部23が回動管28の凹部32に係合する
とともに、該規制リブ33が前記ロック体収納部19の規制
突起25に当接してハンドル34の所定位置以上の回動を規
制するようになっている。前記補強部30は、後述するハ
ンドル34の補強となっている。 【0018】図1から図3において、34は前記回動管28
の補強部30に取りつけられるハンドルで、左右一対のケ
ースからなり、端部に把手部35を形成している。36は前
記ハンドル34に形成された開口37に臨ませた状態で配設
される電源スイッチで、前記リード線14を接続してい
る。 【0019】而して、図3から図5に示されるごとく、
掃除機本体1を組み立てる際は、まず左ケース3及びハ
ンドル34の左ケースを配置し、掃除機本体1の左ケース
3にコードリール12を配設する。そして、ロック体収納
部18にロック体20を取りつけたロック体ケース19を配設
するとともに、リード線収納ケース26を配設する。 【0020】次に、回動管28のリング状部29を左ケース
3のリング状枢支部16に嵌合するとともに、回動管28の
補強部30をハンドル34左ケースに嵌合する。この状態
で、コードリール12に接続したリード線14を、リード線
保持爪27の下に位置させながら回動管28のリード線保持
溝31からハンドル34に渡って配設する。リード線14の端
部には電源スイッチ36を取付け、ハンドル34の開口37に
電源スイッチ36を配設し、ハンドル34の右ケースを取り
つける。 【0021】そして、右ケース2を取りつけ、ネジにて
固定する。この状態で、左右ケース3、2にて回動管28
及びロック体ケース19が挟持される。 【0022】次に、掃除を行う際には、図5に示すごと
く、ハンドル34を伸長状態としてハンドル34の把手35を
把持し、押引操作して掃除を行う。この際、ロック体20
がバネ22の付勢力により摺動し、係合部23が回動管28の
凹部32に嵌合してハンドル34を伸長状態に保持すると同
時に、ロック体収納部18の規制突起25に回動管28の規制
リブ33が当接し、ハンドル34の掃除機本体1に対する所
定以上の回動規制する。また、ハンドル34を折曲状態か
ら伸長状態にした際に生じるリード線14の余剰分は、リ
ード線収納ケース26に収納される。 【0023】掃除機を収納する際には、ロック体20の操
作部21を操作して、ロック体20をバネ22の付勢力に抗し
て摺動し、係合部23を回動管28の凹部32から外すことに
より、回動管28と掃除機本体1との回転規制を解除し、
ハンドル34を掃除機本体1背面側へ回動し、ハンドル当
接部5の係止爪6にハンドル34を係止固定する。 【0024】本構成によると、ハンドル34を折曲できる
ため掃除機本体1の高さ寸法を大幅に縮小でき、押し入
れ等の低いスペースにも収納できるとともに、ハンドル
34を折曲した状態でも使用できるため、座って仕事をし
ている場合にも、起立せずに使用でき、使い勝手を向上
できる。 【0025】また、掃除機本体1とハンドル34との回動
部分をリング状とし、ハンドル34折曲時の把手とするこ
とにより、掃除機本体1の重心を把手の真下に位置させ
ることができるため、掃除機本体1を垂直にした状態で
持ち運ぶことができるとともに、重量感を軽減すること
ができる。 【0026】さらに、リング状の回動管28を左右ケース
3、2により摺動自在に挟持することにより、回動軸や
補強部材等の部品を必要とせず簡単な構成でハンドル34
を回動自在に配設でき、また、掃除機本体1の枢支部1
5、16と回動管28との接触面積が大きくなるため、回動
部の強度を向上できるとともに、回動管28の補強部30に
より、掃除時にハンドル34にかかる荷重にも十分耐える
ことができる。 【0027】また、掃除機本体1内にリード線収納ケー
ス26を配設し、図5に示されるように、ハンドル34伸長
時におけるリード線14の余剰分を収納することにより、
ハンドル34を折曲した際にリード線14が緊張状態になる
ことがなく、リード線14の断線、電源スイッチ36とリー
ド線14との断線等を防止できる。 【0028】さらに、リード線収納ケース26に形成した
保持爪27により、ハンドル34の回動時にリード線14が確
実にリード線保持溝31に嵌合され、ハンドル34の回動が
スムースに行われる。 【0029】 【発明の効果】本発明の構成によると、掃除機本体とハ
ンドル部との回動部分をリング状とし、ハンドル部と掃
除機本体のリング状枢支部とを摺動自在に嵌合すること
により、回動軸や補強部材等の部品を必要とせず、掃除
機本体の枢支部とハンドル部との接触面積が大きくなる
ため、回動部の強度を向上できる。 【0030】また、掃除機本体内に形成したリード線予
巻部に、ハンドル部の伸長時におけるリード線の余剰分
が収納され、ハンドル部を折曲した際にリード線が緊張
状態になることがなく、リード線の断線、電源スイッチ
とリード線との断線等を防止できるとともに、リード線
予巻部に形成した保持部により、リード線がハンドル部
に形成したリード線保持溝に確実に嵌合し、ハンドル部
の回動がスムースに行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すアップライト型電気掃除
機の正面図である。 【図2】同側面図である。 【図3】同分解斜視図である。 【図4】同ハンドル折曲状態における掃除機本体とハン
ドルとの回動部分の拡大断面図である。 【図5】同ハンドル伸長状態で、右ケースを取り外した
回動部分の一部破断図である。 【図6】同図5におけるA−A断面図である。 【図7】同図5におけるB−B断面図である。 【図8】同図5におけるC−C断面図である。 【図9】同アップライト型電気掃除機の背面図である。 【図10】同隙間用アタッチメント収納状態の要部断面
図である。 【図11】同ハンドル折曲時のハンドル係止状態を示す
要部断面図である。 【図12】同リード線収納部及び回動管の斜視図であ
る。 【図13】同要部断面図である。 【符号の説明】 1 掃除機本体 4 吸込具(床用吸込具) 15 リング状枢支部(リング状部) 16 リング状枢支部(リング状部) 26 リード線収納ケース(リード線予巻部) 27 保持爪(保持部) 28 回動管(ハンドル部) 34 ハンドル(ハンドル部)
機の正面図である。 【図2】同側面図である。 【図3】同分解斜視図である。 【図4】同ハンドル折曲状態における掃除機本体とハン
ドルとの回動部分の拡大断面図である。 【図5】同ハンドル伸長状態で、右ケースを取り外した
回動部分の一部破断図である。 【図6】同図5におけるA−A断面図である。 【図7】同図5におけるB−B断面図である。 【図8】同図5におけるC−C断面図である。 【図9】同アップライト型電気掃除機の背面図である。 【図10】同隙間用アタッチメント収納状態の要部断面
図である。 【図11】同ハンドル折曲時のハンドル係止状態を示す
要部断面図である。 【図12】同リード線収納部及び回動管の斜視図であ
る。 【図13】同要部断面図である。 【符号の説明】 1 掃除機本体 4 吸込具(床用吸込具) 15 リング状枢支部(リング状部) 16 リング状枢支部(リング状部) 26 リード線収納ケース(リード線予巻部) 27 保持爪(保持部) 28 回動管(ハンドル部) 34 ハンドル(ハンドル部)
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 森田 明宏
大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三
洋電機株式会社内
(72)発明者 米田 勲
大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三
洋電機株式会社内
(72)発明者 光枝 寛文
大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三
洋電機株式会社内
(56)参考文献 特開 平5−84207(JP,A)
特開 昭57−9430(JP,A)
実開 昭59−51557(JP,U)
実開 昭58−145149(JP,U)
実開 昭62−78843(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A47L 5/28
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 電動送風機を内蔵する掃除機本体と、該
掃除機本体下部に配設される床用吸込具と、前記掃除機
本体に形成され把手となるリング状枢支部と、該リング
状枢支部に前記掃除機本体に対して背面側に回動自在に
枢支されるハンドル部と、該ハンドル部に形成されるス
イッチと、前記電動送風機とスイッチとを電気的に接続
するリード線とを備え、前記ハンドル部は、前記リング
状枢支部内に支持されるリング部を有する回動管と、該
回動管に取り付けられるハンドルとから構成し、前記回
動管のリング部側面に前記リード線を嵌合するリード線
保持溝を形成すると共に、前記掃除機本体には、前記ハ
ンドル部の伸長状態でのリード線の余剰分を収納するリ
ード線予巻部を形成し、該リード線予巻部には、前記リ
ード線をリード線保持溝側へ押圧するリード線保持部を
形成したことを特徴とするアップライト型電気掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21645093A JP3407941B2 (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | アップライト型電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21645093A JP3407941B2 (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | アップライト型電気掃除機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0767808A JPH0767808A (ja) | 1995-03-14 |
JP3407941B2 true JP3407941B2 (ja) | 2003-05-19 |
Family
ID=16688717
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21645093A Expired - Fee Related JP3407941B2 (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | アップライト型電気掃除機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3407941B2 (ja) |
-
1993
- 1993-08-31 JP JP21645093A patent/JP3407941B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0767808A (ja) | 1995-03-14 |
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