JP3177444B2 - 電気掃除機 - Google Patents
電気掃除機Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、所謂アップライト
型掃除機の改良に関する。
型掃除機の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、アップライト型掃除機は、ハンド
ルが長く、背が高いために、押し入れなどに収納できな
い問題があり、その問題を解決するため、ハンドルを屈
曲自在に形成し、収納時にはハンドルを屈曲し、高さを
低くして押し入れに収納できるようにした電気掃除機が
特開昭57-9430号公報(A47L 9/32)等にて提案された。こ
の従来技術では、ハンドルの屈曲部であるジョイントを
ハンドル内に収納し、ハンドル側に設けたカップリング
を掃除機本体に螺合してハンドルを伸長状態に保持し、
ハンドルを屈曲する際には、カップリングを掃除機本体
から外し、ハンドルをスライドしてハンドルからジョイ
ントを引き出し、ハンドルをジョイントで屈曲するよう
になっている。しかしながら、ハンドルの屈曲状態及び
伸長状態への操作が面倒である欠点があった。
ルが長く、背が高いために、押し入れなどに収納できな
い問題があり、その問題を解決するため、ハンドルを屈
曲自在に形成し、収納時にはハンドルを屈曲し、高さを
低くして押し入れに収納できるようにした電気掃除機が
特開昭57-9430号公報(A47L 9/32)等にて提案された。こ
の従来技術では、ハンドルの屈曲部であるジョイントを
ハンドル内に収納し、ハンドル側に設けたカップリング
を掃除機本体に螺合してハンドルを伸長状態に保持し、
ハンドルを屈曲する際には、カップリングを掃除機本体
から外し、ハンドルをスライドしてハンドルからジョイ
ントを引き出し、ハンドルをジョイントで屈曲するよう
になっている。しかしながら、ハンドルの屈曲状態及び
伸長状態への操作が面倒である欠点があった。
【０００３】そこで、掃除機本体及びハンドルに枢支部
を形成し、枢支部にて掃除機本体に対してハンドルを屈
曲状態に支持すると共に、一方の枢支部近傍に、他方の
枢支部に係脱自在に係合する係止体を配設し、この係止
体をバネ等の付勢手段により他方の枢支部に付勢してハ
ンドルを掃除機本体に対して伸長状態に保持する構成と
することが考えられる。
を形成し、枢支部にて掃除機本体に対してハンドルを屈
曲状態に支持すると共に、一方の枢支部近傍に、他方の
枢支部に係脱自在に係合する係止体を配設し、この係止
体をバネ等の付勢手段により他方の枢支部に付勢してハ
ンドルを掃除機本体に対して伸長状態に保持する構成と
することが考えられる。
【０００４】上述の係止体は、少なくともハンドルの伸
長状態を保持できればよいものである。しかしながら、
電気掃除機はそのほとんどが収納状態、即ち、ハンドル
を屈曲した状態となり、付勢手段が収縮した状態を長期
間継続することになるが、この構成では、長期の使用に
より付勢手段の付勢力が低下し、ハンドルを掃除機本体
に対して伸長状態に確実に保持できなくなる恐れがあっ
た。
長状態を保持できればよいものである。しかしながら、
電気掃除機はそのほとんどが収納状態、即ち、ハンドル
を屈曲した状態となり、付勢手段が収縮した状態を長期
間継続することになるが、この構成では、長期の使用に
より付勢手段の付勢力が低下し、ハンドルを掃除機本体
に対して伸長状態に確実に保持できなくなる恐れがあっ
た。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑みなされたもので、長期にわたってハンドルを掃除機
本体に対して確実に伸長状態に保持し得る電気掃除機を
提供することを課題とする。
鑑みなされたもので、長期にわたってハンドルを掃除機
本体に対して確実に伸長状態に保持し得る電気掃除機を
提供することを課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の第１の手段は、
電動送風機を内蔵する掃除機本体と、該掃除機本体の下
部に設けられる吸込口と、前記掃除機本体上部に形成さ
れる本体側枢支部と、該本体側枢支部に回動自在に支持
されるハンドル側枢支部を有し、掃除機本体に対して屈
曲自在に形成されたハンドルとを備え、前記ハンドル側
枢支部に係止穴を形成し、該係止穴に係脱自在に係合し
て前記ハンドルを掃除機本体に対して伸長した使用状態
に保持する係止体を設け、該係止体を前記係止穴に係合
する方向に付勢する付勢手段を設けると共に、前記ハン
ドル側枢支部に、ハンドルを屈曲した収納状態で前記係
止体が挿入される凹所を形成し、前記係止穴と前記凹所
をハンドルの回転中心に対して略同心円上に配設すると
共に、前記ハンドル側枢支部の前記係止穴と前記凹所と
の間に、係止体端部が付勢手段により付勢されてハンド
ルの回動に伴って摺接する摺接部を形成したことを特徴
とする。
電動送風機を内蔵する掃除機本体と、該掃除機本体の下
部に設けられる吸込口と、前記掃除機本体上部に形成さ
れる本体側枢支部と、該本体側枢支部に回動自在に支持
されるハンドル側枢支部を有し、掃除機本体に対して屈
曲自在に形成されたハンドルとを備え、前記ハンドル側
枢支部に係止穴を形成し、該係止穴に係脱自在に係合し
て前記ハンドルを掃除機本体に対して伸長した使用状態
に保持する係止体を設け、該係止体を前記係止穴に係合
する方向に付勢する付勢手段を設けると共に、前記ハン
ドル側枢支部に、ハンドルを屈曲した収納状態で前記係
止体が挿入される凹所を形成し、前記係止穴と前記凹所
をハンドルの回転中心に対して略同心円上に配設すると
共に、前記ハンドル側枢支部の前記係止穴と前記凹所と
の間に、係止体端部が付勢手段により付勢されてハンド
ルの回動に伴って摺接する摺接部を形成したことを特徴
とする。
【０００７】本発明の第２の手段は、電動送風機を内蔵
する掃除機本体と、該掃除機本体の下部に設けられる吸
込口と、前記掃除機本体上部に形成される本体側枢支部
と、該本体側枢支部に回動自在に支持されるハンドル側
枢支部を有し、掃除機本体に対して屈曲自在に形成され
たハンドルとを備え、前記ハンドル側枢支部に係止穴を
形成し、該係止穴に係脱自在に係合して前記ハンドルを
掃除機本体に対して伸長状態に保持する係止体を設け、
該係止体を前記係止穴に係合する方向に付勢する付勢手
段を設けると共に、前記ハンドル側枢支部に、ハンドル
の屈曲状態で前記係止体が非係止状態に挿入される傾斜
を有する凹所を形成し、前記係止穴と前記凹所をハンド
ルの回転中心に対して略同心円上に配設したしたことを
特徴とする。
する掃除機本体と、該掃除機本体の下部に設けられる吸
込口と、前記掃除機本体上部に形成される本体側枢支部
と、該本体側枢支部に回動自在に支持されるハンドル側
枢支部を有し、掃除機本体に対して屈曲自在に形成され
たハンドルとを備え、前記ハンドル側枢支部に係止穴を
形成し、該係止穴に係脱自在に係合して前記ハンドルを
掃除機本体に対して伸長状態に保持する係止体を設け、
該係止体を前記係止穴に係合する方向に付勢する付勢手
段を設けると共に、前記ハンドル側枢支部に、ハンドル
の屈曲状態で前記係止体が非係止状態に挿入される傾斜
を有する凹所を形成し、前記係止穴と前記凹所をハンド
ルの回転中心に対して略同心円上に配設したしたことを
特徴とする。
【０００８】本発明の第３の手段は、電動送風機を内蔵
する掃除機本体と、該掃除機本体の下部に設けられる吸
込口と、前記掃除機本体上部に形成される本体側枢支部
と、該本体側枢支部に回動自在に支持されるハンドル側
枢支部を有し、掃除機本体背面側に屈曲自在に形成され
たハンドルとを備え、前記ハンドル側枢支部に係止穴を
形成し、該係止穴に係脱自在に係合して前記ハンドルを
掃除機本体に対して伸長状態に保持する係止体を設け、
該係止体を前記係止穴に係合する方向に付勢する付勢手
段を設けると共に、前記ハンドル側枢支部に、ハンドル
の屈曲状態で前記係止体が非係止状態に挿入される傾斜
を有する凹所を形成し、前記係止穴と前記凹所をハンド
ルの回転中心に対して略同心円上に配設すると共に、前
記掃除機本体に、ハンドルを屈曲状態に保持する係止部
を形成したことを特徴とする。
する掃除機本体と、該掃除機本体の下部に設けられる吸
込口と、前記掃除機本体上部に形成される本体側枢支部
と、該本体側枢支部に回動自在に支持されるハンドル側
枢支部を有し、掃除機本体背面側に屈曲自在に形成され
たハンドルとを備え、前記ハンドル側枢支部に係止穴を
形成し、該係止穴に係脱自在に係合して前記ハンドルを
掃除機本体に対して伸長状態に保持する係止体を設け、
該係止体を前記係止穴に係合する方向に付勢する付勢手
段を設けると共に、前記ハンドル側枢支部に、ハンドル
の屈曲状態で前記係止体が非係止状態に挿入される傾斜
を有する凹所を形成し、前記係止穴と前記凹所をハンド
ルの回転中心に対して略同心円上に配設すると共に、前
記掃除機本体に、ハンドルを屈曲状態に保持する係止部
を形成したことを特徴とする。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
き以下に詳述する。
き以下に詳述する。
【００１０】１は掃除機本体で、右ケース２及び左ケー
ス３から構成され、内部に集塵室及び電動送風機を収納
する送風機室(いずれも図示せず)を有している。４は前
記掃除機本体１下部に装着される吸込口で、回動管５を
介して掃除機本体１の集塵室に連通している。６は前記
掃除機本体１上部に一体形成された突出部で、上部に後
述するハンドル24を回動自在に支持する枢支部７を有し
ている。８は前記掃除機本体１に一体形成された掃除機
本体１持ち運び用の把手部で、掃除機本体１前面上部と
枢支部７とを連結している。
ス３から構成され、内部に集塵室及び電動送風機を収納
する送風機室(いずれも図示せず)を有している。４は前
記掃除機本体１下部に装着される吸込口で、回動管５を
介して掃除機本体１の集塵室に連通している。６は前記
掃除機本体１上部に一体形成された突出部で、上部に後
述するハンドル24を回動自在に支持する枢支部７を有し
ている。８は前記掃除機本体１に一体形成された掃除機
本体１持ち運び用の把手部で、掃除機本体１前面上部と
枢支部７とを連結している。
【００１１】９は前記掃除機本体１上部及び突出部６内
に収納される剛性を有する合成樹脂製の補強材、10は前
記突出部６内に収納されるコ字状の補強金具で、補強金
具10に補強材９を収納した状態で、右ケース２の掃除機
本体１上部に対応する部分に形成されたボス11に補強材
９の筒状部12を挿入すると共に、右ケース２の突出部６
に対応する部分に形成された複数のボス13に補強材９の
透孔14と補強金具10の透孔15を挿入し、補強金具10の透
孔15と補強材９の透孔14を介して一本のボス13に螺子16
にて仮固定するようになっている。そして、右ケース２
と左ケース３とをボス11、13を介して螺子固定し、右ケ
ース２、左ケース３、補強材９及び補強金具10を一体化
するようになっている。前記補強材９及び補強金具10か
らなる補強部材により突出部６の曲げやねじりに対する
補強を行うと共に、掃除機本体１に対する突出部６の曲
げやねじりの補強を行うようになっている。
に収納される剛性を有する合成樹脂製の補強材、10は前
記突出部６内に収納されるコ字状の補強金具で、補強金
具10に補強材９を収納した状態で、右ケース２の掃除機
本体１上部に対応する部分に形成されたボス11に補強材
９の筒状部12を挿入すると共に、右ケース２の突出部６
に対応する部分に形成された複数のボス13に補強材９の
透孔14と補強金具10の透孔15を挿入し、補強金具10の透
孔15と補強材９の透孔14を介して一本のボス13に螺子16
にて仮固定するようになっている。そして、右ケース２
と左ケース３とをボス11、13を介して螺子固定し、右ケ
ース２、左ケース３、補強材９及び補強金具10を一体化
するようになっている。前記補強材９及び補強金具10か
らなる補強部材により突出部６の曲げやねじりに対する
補強を行うと共に、掃除機本体１に対する突出部６の曲
げやねじりの補強を行うようになっている。
【００１２】17は前記補強金具11に形成された折曲部
で、後述する係合体20の係合部22が挿入される挿入穴18
を形成すると共に、挿入穴18周縁に係合体20の係合部22
を案内する案内片19を折曲形成している。
で、後述する係合体20の係合部22が挿入される挿入穴18
を形成すると共に、挿入穴18周縁に係合体20の係合部22
を案内する案内片19を折曲形成している。
【００１３】20は前記把手部８上部に配設された係合体
で、バネ21により常時枢支部７側へ付勢されている。22
は前記係合体20に形成された係合部で、後述するハンド
ル24の枢支部25の係合穴34に係脱自在に係合し、ハンド
ル24を伸長状態に保持するようになっている。23は前記
係合体20に形成された操作部で、前記把手部８に形成さ
れた開口部を介して把手部８上部に臨み、操作部23をバ
ネ21の付勢力に抗して操作することにより係合体20の係
合部22のハンドル24の係止穴34への係合を外すようにな
っている。
で、バネ21により常時枢支部７側へ付勢されている。22
は前記係合体20に形成された係合部で、後述するハンド
ル24の枢支部25の係合穴34に係脱自在に係合し、ハンド
ル24を伸長状態に保持するようになっている。23は前記
係合体20に形成された操作部で、前記把手部８に形成さ
れた開口部を介して把手部８上部に臨み、操作部23をバ
ネ21の付勢力に抗して操作することにより係合体20の係
合部22のハンドル24の係止穴34への係合を外すようにな
っている。
【００１４】24は一端に前記突出部６の枢支部７に回動
自在に支持される枢支部25を有するハンドルで、他端に
把持部26を有している。前記ハンドル24は、合成樹脂製
の右ケースと左ケース及び右ケースと左ケース内に収納
されるコ字状の補強金具27から構成され、補強金具27に
よりハンドル24の曲げやねじりに対する補強を行ってい
る。前記補強金具27には複数の透孔39が形成され、この
透孔39に左右ケースの一方に形成したボス40を挿入し、
ボス40に他方のケース側から螺子41を螺合することによ
り左右ケースと補強金具27を一体化している。また、前
記ハンドル24の枢支部25は、前記突出部６の補強金具10
の枢支部７に対応する部分間に挿入され、突出部６の枢
支部７とハンドル24の枢支部25に形成された開口28に挿
入されるスリーブ29とを貫通する回転軸30により突出部
６に対して回動自在に支持されている。
自在に支持される枢支部25を有するハンドルで、他端に
把持部26を有している。前記ハンドル24は、合成樹脂製
の右ケースと左ケース及び右ケースと左ケース内に収納
されるコ字状の補強金具27から構成され、補強金具27に
よりハンドル24の曲げやねじりに対する補強を行ってい
る。前記補強金具27には複数の透孔39が形成され、この
透孔39に左右ケースの一方に形成したボス40を挿入し、
ボス40に他方のケース側から螺子41を螺合することによ
り左右ケースと補強金具27を一体化している。また、前
記ハンドル24の枢支部25は、前記突出部６の補強金具10
の枢支部７に対応する部分間に挿入され、突出部６の枢
支部７とハンドル24の枢支部25に形成された開口28に挿
入されるスリーブ29とを貫通する回転軸30により突出部
６に対して回動自在に支持されている。
【００１５】31は前記補強金具27に、ハンドル24の枢支
部25に対応する位置に形成された切起片で、枢支部25側
面から外方に向かって突出し、ハンドル24の伸長状態で
突出部６の補強金具10の端縁32に当接し、ハンドル24の
掃除機本体１前面側への回動を規制するようになってい
る。33はハンドル24の枢支部25に形成された円弧状の摺
接部で、ハンドル24を伸長し、切起片31が突出部６の補
強金具10の端縁32に当接する状態で、係合体20の係合部
22が係合する係止穴34を有している。35は前記摺接部33
に形成された凹所で、ハンドル24を掃除機本体１背面側
に回動させた状態で、係合体20の係合部22が凹所35に入
り、バネ21を伸長状態としてバネ21を長期間収縮状態に
維持することによるバネ21の付勢力低下を抑制するよう
になっている。また、凹所35は摺接部33に滑らかな傾斜
にて連結されているので、ハンドル24を屈曲状態から伸
長状態に操作する際には、係止体20を操作することな
く、ハンドル24の回動操作のみで伸長状態とすることが
でき、操作性を向上することができる。
部25に対応する位置に形成された切起片で、枢支部25側
面から外方に向かって突出し、ハンドル24の伸長状態で
突出部６の補強金具10の端縁32に当接し、ハンドル24の
掃除機本体１前面側への回動を規制するようになってい
る。33はハンドル24の枢支部25に形成された円弧状の摺
接部で、ハンドル24を伸長し、切起片31が突出部６の補
強金具10の端縁32に当接する状態で、係合体20の係合部
22が係合する係止穴34を有している。35は前記摺接部33
に形成された凹所で、ハンドル24を掃除機本体１背面側
に回動させた状態で、係合体20の係合部22が凹所35に入
り、バネ21を伸長状態としてバネ21を長期間収縮状態に
維持することによるバネ21の付勢力低下を抑制するよう
になっている。また、凹所35は摺接部33に滑らかな傾斜
にて連結されているので、ハンドル24を屈曲状態から伸
長状態に操作する際には、係止体20を操作することな
く、ハンドル24の回動操作のみで伸長状態とすることが
でき、操作性を向上することができる。
【００１６】36は前記ハンドル24の把持部26に設けられ
た電源スイッチ、37は前記突出部６の枢支部７に装着さ
れるカバーで、前記回転軸30を被うようになっている。
た電源スイッチ、37は前記突出部６の枢支部７に装着さ
れるカバーで、前記回転軸30を被うようになっている。
【００１７】38は前記掃除機本体１背面に形成された係
止部で、ハンドル24を屈曲した状態で、ハンドル24の把
持部26を挟持し、ハンドル24の不用意な回動を阻止する
ようになっている。
止部で、ハンドル24を屈曲した状態で、ハンドル24の把
持部26を挟持し、ハンドル24の不用意な回動を阻止する
ようになっている。
【００１８】而して、掃除を行う際には、図１に示すご
とく、ハンドル24を伸長状態とし、係合体20の係合部22
をハンドル部24の係止穴34に係合させる。この状態で、
ハンドル24の把持部26を把持し、押引操作して掃除を行
う。
とく、ハンドル24を伸長状態とし、係合体20の係合部22
をハンドル部24の係止穴34に係合させる。この状態で、
ハンドル24の把持部26を把持し、押引操作して掃除を行
う。
【００１９】この際、吸込力及び吸込口４と被掃除面と
の摩擦等により、特に押し操作時に吸込口４の移動が阻
止され、掃除機本体１、突出部６及びハンドル24が前方
に湾曲する方向に力が加わる。この状態では、係合体20
の係合部22がハンドル24の係止穴34に係合し、ハンドル
24の切起片31が突出部６の補強金具10端縁32に当接する
ので、ハンドル24が掃除機本体１前面側に回動すること
はない。
の摩擦等により、特に押し操作時に吸込口４の移動が阻
止され、掃除機本体１、突出部６及びハンドル24が前方
に湾曲する方向に力が加わる。この状態では、係合体20
の係合部22がハンドル24の係止穴34に係合し、ハンドル
24の切起片31が突出部６の補強金具10端縁32に当接する
ので、ハンドル24が掃除機本体１前面側に回動すること
はない。
【００２０】また、突出部６の枢支部７と掃除機本体１
前面側とを把手部８にて連結しているので、突出部６の
強度を向上することができ、突出部６の掃除機本体１前
面側への変形を防止することができる。さらに、突出部
６及びハンドル24には断面コ字状の補強金具10、27を配
設し、掃除機本体１上部から突出部６にわたって補強部
材10を配設しているので、掃除機本体１、突出部６及び
ハンドル24の強度が向上し、押引操作時に加わる力に十
分に耐えることができる。
前面側とを把手部８にて連結しているので、突出部６の
強度を向上することができ、突出部６の掃除機本体１前
面側への変形を防止することができる。さらに、突出部
６及びハンドル24には断面コ字状の補強金具10、27を配
設し、掃除機本体１上部から突出部６にわたって補強部
材10を配設しているので、掃除機本体１、突出部６及び
ハンドル24の強度が向上し、押引操作時に加わる力に十
分に耐えることができる。
【００２１】掃除動作に伴い、掃除機本体１を横方向へ
移動させる際、把持部26をひねるようにするため、掃除
機本体１、突出部６及びハンドル24にひねり方向の力が
加わるが、突出部６及びハンドル24は、夫々断面コ字状
の補強金具10、27を有しており、また、掃除機本体１は
突出部６から掃除機本体１上部にわたって補強材９が配
設されているため、掃除機本体１、突出部６及びハンド
ル24のひねり方向の強度も向上し、破損を防止すること
ができる。
移動させる際、把持部26をひねるようにするため、掃除
機本体１、突出部６及びハンドル24にひねり方向の力が
加わるが、突出部６及びハンドル24は、夫々断面コ字状
の補強金具10、27を有しており、また、掃除機本体１は
突出部６から掃除機本体１上部にわたって補強材９が配
設されているため、掃除機本体１、突出部６及びハンド
ル24のひねり方向の強度も向上し、破損を防止すること
ができる。
【００２２】掃除機の非使用時には、片手で把手部８を
把持し、その手で係止体20をバネ21の付勢力に抗して掃
除機本体１前面側へ移動させ、係合部22と係止穴34との
係合を外す。そして、もう一方の手でハンドル24を掃除
機本体１背面側へ回動させ、ハンドル24の把持部26を掃
除機本体１背面に形成した係止部38に係止させ、ハンド
ル24を屈曲状態とし、高さを低くして押し入れ等に収納
する。把手部８を把持した手で係止体20を操作すること
ができるので、ハンドル24の屈曲操作性を向上すること
ができると共に、ハンドル24の屈曲操作時、掃除機本体
１の転倒を防止することができる。
把持し、その手で係止体20をバネ21の付勢力に抗して掃
除機本体１前面側へ移動させ、係合部22と係止穴34との
係合を外す。そして、もう一方の手でハンドル24を掃除
機本体１背面側へ回動させ、ハンドル24の把持部26を掃
除機本体１背面に形成した係止部38に係止させ、ハンド
ル24を屈曲状態とし、高さを低くして押し入れ等に収納
する。把手部８を把持した手で係止体20を操作すること
ができるので、ハンドル24の屈曲操作性を向上すること
ができると共に、ハンドル24の屈曲操作時、掃除機本体
１の転倒を防止することができる。
【００２３】ハンドル24の屈曲状態において、係止体20
の係合部22はハンドル24の摺接面33に当接し、ハンドル
24の回転に伴い凹所35に案内される。この状態では、係
止体20を枢支部25側へ付勢するバネ21を伸長状態にする
ことができ、長期間バネ21を収縮状態に維持することに
よる付勢力低下を防止することができる。
の係合部22はハンドル24の摺接面33に当接し、ハンドル
24の回転に伴い凹所35に案内される。この状態では、係
止体20を枢支部25側へ付勢するバネ21を伸長状態にする
ことができ、長期間バネ21を収縮状態に維持することに
よる付勢力低下を防止することができる。
【００２４】また、係止体20の係合部22は、突出部６の
補強金具10に形成した案内片19により案内されるため、
係止体20に大きな力が加わっても係止体20を強固に保持
することができると共に、係止体20の係合部22と係止穴
34との係合のがたつきを減少することができ、ハンドル
24を確実に伸長状態に保持することができる。
補強金具10に形成した案内片19により案内されるため、
係止体20に大きな力が加わっても係止体20を強固に保持
することができると共に、係止体20の係合部22と係止穴
34との係合のがたつきを減少することができ、ハンドル
24を確実に伸長状態に保持することができる。
【００２５】ハンドル24の屈曲状態で係止体20の係合部
22が嵌合する凹所35は、摺接部33に滑らかな傾斜にて連
結されているので、係止体20を操作することなくハンド
ル24を回動させるだけでハンドルを伸長操作することが
でき、操作性を向上することができる。
22が嵌合する凹所35は、摺接部33に滑らかな傾斜にて連
結されているので、係止体20を操作することなくハンド
ル24を回動させるだけでハンドルを伸長操作することが
でき、操作性を向上することができる。
【００２６】
【発明の効果】本発明の請求項１の構成によれば、ハン
ドル屈曲状態で係止体を付勢する付勢手段の収縮を緩和
することができ、付勢手段の耐久性を向上することがで
き、長期にわたって確実にハンドルを掃除機本体に対し
て伸長状態に保持することができる等の効果を奏する。
ドル屈曲状態で係止体を付勢する付勢手段の収縮を緩和
することができ、付勢手段の耐久性を向上することがで
き、長期にわたって確実にハンドルを掃除機本体に対し
て伸長状態に保持することができる等の効果を奏する。
【００２７】本発明の請求項２の構成によれば、ハンド
ル屈曲状態で係止体を付勢する付勢手段の収縮を緩和す
ることができ、付勢手段の耐久性を向上することがで
き、長期にわたって確実にハンドルを掃除機本体に対し
て伸長状態に保持することができると共に、係止体が凹
所に非係止状態に挿入されるので、係止体を操作するこ
となくハンドルを回動するだけでハンドルを伸長するこ
とができ、ハンドルの伸長操作性を向上することができ
る等の効果を奏する。
ル屈曲状態で係止体を付勢する付勢手段の収縮を緩和す
ることができ、付勢手段の耐久性を向上することがで
き、長期にわたって確実にハンドルを掃除機本体に対し
て伸長状態に保持することができると共に、係止体が凹
所に非係止状態に挿入されるので、係止体を操作するこ
となくハンドルを回動するだけでハンドルを伸長するこ
とができ、ハンドルの伸長操作性を向上することができ
る等の効果を奏する。
【００２８】本発明の請求項３の構成によれば、ハンド
ル屈曲状態で係止体を付勢する付勢手段の収縮を緩和す
ることができ、付勢手段の耐久性を向上することがで
き、長期にわたって確実にハンドルを掃除機本体に対し
て伸長状態に保持することができる。また、係止体が凹
所に非係止状態に挿入されるので、係止体を操作するこ
となくハンドルを回動するだけでハンドルを伸長するこ
とができ、ハンドルの伸長操作性を向上することができ
ると共に、屈曲状態でハンドルを掃除機本体に保持でき
るので、掃除機本体の持ち運び時にハンドルが不用意に
回動することがなく、運搬作業性を向上することができ
る等の効果を奏する。
ル屈曲状態で係止体を付勢する付勢手段の収縮を緩和す
ることができ、付勢手段の耐久性を向上することがで
き、長期にわたって確実にハンドルを掃除機本体に対し
て伸長状態に保持することができる。また、係止体が凹
所に非係止状態に挿入されるので、係止体を操作するこ
となくハンドルを回動するだけでハンドルを伸長するこ
とができ、ハンドルの伸長操作性を向上することができ
ると共に、屈曲状態でハンドルを掃除機本体に保持でき
るので、掃除機本体の持ち運び時にハンドルが不用意に
回動することがなく、運搬作業性を向上することができ
る等の効果を奏する。
【図１】本発明の一実施形態のハンドル屈曲状態を示す
要部拡大断面図である。
要部拡大断面図である。
【図２】同ハンドル伸長状態を示す要部拡大断面図であ
る。
る。
【図３】同ハンドル伸長状態を示す他の方向から見た要
部拡大断面図である。
部拡大断面図である。
【図４】同要部分解斜視図である。
【図５】同使用状態を示す側面図である。
【図６】同ハンドル伸長状態を示す側面図である。
【図７】同ハンドル伸長状態を示す正面図である。
【図８】同ハンドル屈曲状態を示す側面図である。
１ 掃除機本体 ４ 吸込口 ６ 突出部 ７ 枢支部 ８ 把手部 20 係止体 21 バネ 24 ハンドル 25 枢支部 35 凹所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福岡 秀俊 大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 福島 定男 大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 米田 勲 大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−32829（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−18147（ＪＰ，Ａ) 実開 昭52−61173（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭58−133056（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−46052（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭58−152252（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭57−58354（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A47L 5/28,9/32
Claims (3)
- 【請求項１】 電動送風機を内蔵する掃除機本体と、該
掃除機本体の下部に設けられる吸込口と、前記掃除機本
体上部に形成される本体側枢支部と、該本体側枢支部に
回動自在に支持されるハンドル側枢支部を有し、掃除機
本体に対して屈曲自在に形成されたハンドルとを備え、
前記ハンドル側枢支部に係止穴を形成し、該係止穴に係
脱自在に係合して前記ハンドルを掃除機本体に対して伸
長した使用状態に保持する係止体を設け、該係止体を前
記係止穴に係合する方向に付勢する付勢手段を設けると
共に、前記ハンドル側枢支部に、ハンドルを屈曲した収
納状態で前記係止体が挿入される凹所を形成し、前記係
止穴と前記凹所をハンドルの回転中心に対して略同心円
上に配設すると共に、前記ハンドル側枢支部の前記係止
穴と前記凹所との間に、係止体端部が付勢手段により付
勢されてハンドルの回動に伴って摺接する摺接部を形成
したことを特徴とする電気掃除機。 - 【請求項２】 電動送風機を内蔵する掃除機本体と、該
掃除機本体の下部に設けられる吸込口と、前記掃除機本
体上部に形成される本体側枢支部と、該本体側枢支部に
回動自在に支持されるハンドル側枢支部を有し、掃除機
本体に対して屈曲自在に形成されたハンドルとを備え、
前記ハンドル側枢支部に係止穴を形成し、該係止穴に係
脱自在に係合して前記ハンドルを掃除機本体に対して伸
長状態に保持する係止体を設け、該係止体を前記係止穴
に係合する方向に付勢する付勢手段を設けると共に、前
記ハンドル側枢支部に、ハンドルの屈曲状態で前記係止
体が非係止状態に挿入される傾斜を有する凹所を形成
し、前記係止穴と前記凹所をハンドルの回転中心に対し
て略同心円上に配設したしたことを特徴とする電気掃除
機。 - 【請求項３】 電動送風機を内蔵する掃除機本体と、該
掃除機本体の下部に設けられる吸込口と、前記掃除機本
体上部に形成される本体側枢支部と、該本体側枢支部に
回動自在に支持されるハンドル側枢支部を有し、掃除機
本体背面側に屈曲自在に形成されたハンドルとを備え、
前記ハンドル側枢支部に係止穴を形成し、該係止穴に係
脱自在に係合して前記ハンドルを掃除機本体に対して伸
長状態に保持する係止体を設け、該係止体を前記係止穴
に係合する方向に付勢する付勢手段を設けると共に、前
記ハンドル側枢支部に、ハンドルの屈曲状態で前記係止
体が非係止状態に挿入される傾斜を有する凹所を形成
し、前記係止穴と前記凹所をハンドルの回転中心に対し
て略同心円上に配設すると共に、前記掃除機本体に、ハ
ンドルを屈曲状態に保持する係止部を形成したことを特
徴とする電気掃除機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10145596A JP3177444B2 (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10145596A JP3177444B2 (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 電気掃除機 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4220309A Division JP2698294B2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 電気掃除機 |
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| Publication Number | Publication Date |
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| JPH08299237A JPH08299237A (ja) | 1996-11-19 |
| JP3177444B2 true JP3177444B2 (ja) | 2001-06-18 |
Family
ID=14301179
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10145596A Expired - Fee Related JP3177444B2 (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 電気掃除機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3177444B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US6653404B2 (en) | 2000-05-01 | 2003-11-25 | Jsr Corporation | Rubber compositions |
| US6747095B2 (en) | 2000-04-27 | 2004-06-08 | Jsr Corporation | Crosslinked rubber particles and rubber compositions |
| US20170202413A1 (en) * | 2016-01-20 | 2017-07-20 | Jiangsu Midea Cleaning Appliances Co., Ltd. | Cleaner |
| US10548441B2 (en) * | 2016-01-20 | 2020-02-04 | Jiangsu Midea Cleaning Appliances Co., Ltd. | Vacuum cleaner |
| US10575688B2 (en) * | 2016-01-20 | 2020-03-03 | Jiangsu Midea Cleaning Appliances Co., Ltd. | Hand-held vacuum cleaner |
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| US7219390B2 (en) * | 2003-12-10 | 2007-05-22 | Bissell Homecare, Inc. | Surface cleaner with folding upright handle and method of packaging same |
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| GB2542198B (en) * | 2015-09-14 | 2018-01-10 | Dyson Technology Ltd | Handle assembly for a vacuum cleaner |
| GB2542197B (en) * | 2015-09-14 | 2017-12-20 | Dyson Technology Ltd | Handle assembly for a vacuum cleaner |
| CA2971069A1 (en) | 2016-01-20 | 2017-07-20 | Jiangsu Midea Cleaning Appliances Co., Ltd. | Vacuum cleaner |
| DE102018110221B4 (de) * | 2018-04-27 | 2023-08-31 | Vorwerk & Co. Interholding Gmbh | Reinigungsgerät |
-
1996
- 1996-04-23 JP JP10145596A patent/JP3177444B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| US6653404B2 (en) | 2000-05-01 | 2003-11-25 | Jsr Corporation | Rubber compositions |
| US20170202413A1 (en) * | 2016-01-20 | 2017-07-20 | Jiangsu Midea Cleaning Appliances Co., Ltd. | Cleaner |
| US10182690B2 (en) * | 2016-01-20 | 2019-01-22 | Jiangsu Midea Cleaning Appliances Co., Ltd. | Cleaner |
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| US10575688B2 (en) * | 2016-01-20 | 2020-03-03 | Jiangsu Midea Cleaning Appliances Co., Ltd. | Hand-held vacuum cleaner |
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