JP4099727B2 - 布帛用インクジェットインク受理性付与剤及びそれを用いて加工された布帛 - Google Patents

布帛用インクジェットインク受理性付与剤及びそれを用いて加工された布帛 Download PDF

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Description

本発明は、布帛にインクジェットプリンターのインク受理性を付与することができ、インクにじみがなく、かつインクの浸透性に優れたものとし、印刷後の耐水性、摩擦堅牢度にも優れたものとすることが可能な布帛用インクジェットインク受理性付与剤及びそれを用いて加工された布帛に関する。
現在、商品やイベント等を宣伝する広告媒体として用いられる幟や幕は、さまざまな場所で広く用いられている。例えば、ガソリンスタンド、コンビニエンスストア、商店街等がある。通常、このような幟や幕は、布帛に対して必要な情報を文字や図形、さらには4色分解による写真柄等の図柄をスクリーン印刷方式でプリントして作製される。このスクリーン印刷方式では、図柄をプリントするために、版を作製する製版工程が必要となる。一方、近年のパソコン、カラープリンター等デジタル機器の目覚ましい技術進歩により、繊維産業分野においても印刷幅の広いワイドフォーマットのインクジェットプリンターが開発され、製版することなく、所定の文字や図形、写真柄等の図柄を布帛に印刷することが可能となってきている。
インクジェットプリンターでは、染料又は顔料を着色剤としてそれぞれ水性インクと油性インクがあり、これらインクをピエゾ方式(圧電素子)やサーマル方式(発熱素子)等によりプリンターヘッドのノズルから布帛に向けて吐出させ印刷を行う。
このインクジェットプリンターによる幟や幕の作製方法としては、主に昇華転写方式、分散染料ダイレクト方式、顔料インク方式等が挙げられる。昇華転写方式は、昇華型の分散染料インクを専用紙にインクジェットプリンターで印刷したものを布帛に熱転写する方法である。分散染料ダイレクト方式は、染料インクを布帛にインクジェットプリンターで直接印刷する方法である。顔料インク方式は、顔料インクを布帛にインクジェットプリンターで直接印刷する方法である。昇華転写方式の場合は、紙に印刷したものを布帛に熱転写するため、布帛にあらかじめ処理をする必要がないのに対して、分散染料ダイレクト方式及び顔料インク方式では、印刷する布帛にインクにじみを抑制するインク受理層を形成し、印刷適性を付与する処理が必要となる
特に、広告媒体として使用する幟や幕では、インパクトのある色鮮明性、印刷した図柄が布帛の表裏のどちらからも視認できることなど、より高品質で着色濃度の高い印刷を行うため、インク吐出量を増加する方法が採られている。しかしながら、インクの吐出量を増加すると、インクにじみが発生しやすくなる問題があった。さらに、幟や幕は屋外に設置されることが多いため雨水等によって色が流れ落ちる問題もあった。そこで、インク吐出量を増加して印刷した場合でもインクにじみを抑制し、かつ布帛裏面へのインクの浸透性に優れ、さらに高い耐水性を付与することが可能な布帛用インクジェットインク受理性付与剤が要求されている。
布帛のインク受理性を高める方法として、布帛表面に無機顔料(炭酸カルシウム、カオリン、タルク、シリカ、アルミナ等)を含有するインク受理層を設ける方法が知られている。このようなインク受理層を設けたものとして、水不溶性樹脂、無機顔料及び/又は有機顔料、及びオキサゾリン基含有ポリマーを含有するインク受理層を有する繊維基布からなる印刷用膜材が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、この印刷用膜材は、上記のようにインク吐出量を増加させた印刷を行った場合には、インクにじみを充分に抑制できない問題があった。
特開2002−200844号公報
本発明が解決しようとする課題は、布帛にインクジェットプリンターで印刷する際に、インク吐出量を増加した場合でもインクにじみを抑制し、かつ布帛裏面への浸透性に優れ、さらに印刷したものが屋外での使用においても色落ちしない高い耐水性、及び高い摩擦堅牢度を有する布帛に加工が可能な布帛用インクジェットインク受理性付与剤及びそれを用いて加工された布帛を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、非イオン性乳化剤を用いて乳化重合したカルボキシル基を有するアクリル系共重合体、カチオン系水溶性樹脂、及びオキサゾリン基を有する樹脂を特定の比率で含有する処理剤を用いて、布帛に塗布しインクジェットインク受理性を付与することで、インクジェットプリンターで印刷した場合に、インクにじみが抑制された鮮明な図柄が得られ、かつインクが布帛裏面まで浸透する浸透性に優れ、さらに印刷後の耐水性、摩擦堅牢度にも優れた布帛が得られることを見出した。
すなわち、本発明は、非イオン性乳化剤を用いて、(メタ)アクリル酸アルキル(a1)、カルボキシル基を有する単量体(a2)及びスチレン(a3)を乳化重合したカルボキシル基を有するアクリル系共重合体(A)100質量部、カチオン系水溶性樹脂(B)30〜100質量部、及びオキサゾリン基を有する樹脂(C)3〜20質量部を含有することを特徴とする布帛用インクジェットインク受理性付与剤及びそれを用いて加工された布帛を提供するものである。
本発明の布帛用インクジェットインク受理性付与剤を用いることで、布帛にインクジェットプリンターのインク受理性を付与することができるため、スクリーン印刷方式のような製版工程が必要なく、生産コストの低減、少量多品種生産に対応可能な利点を有するインクジェットプリンターに適応した布帛が得られる。また、本発明の布帛用インクジェットインク受理性付与剤で加工された布帛は、よりアピール性のある高品質なものにするためインク吐出量を増加して印刷した場合でも、インクにじみが抑制された鮮明な図柄が得られ、かつインクの浸透性に優れるため、布帛の裏面でも図柄が充分に視認できるものが得られる。さらに、印刷後の耐水性及び摩擦堅牢度にも優れるので、印刷した図柄の色落ち等が生じることなく図柄の鮮明さを保持することができる。したがって、本発明の布帛用インクジェットインク受理性付与剤は、需要者への高いアピールが要求されるため鮮明な図柄が必要で、かつ屋外で使用され雨水等にさらされる宣伝用の幟や幕等に好適である。
また、本発明の布帛用インクジェットインク受理性付与剤で加工された布帛は、インクジェットプリンターで印刷する際に用いるインクが、染料であっても顔料であっても、インクにじみの抑制、布帛裏面への浸透性、印刷後の高い耐水性及び摩擦堅牢度を発揮する。
本発明で用いるアクリル系共重合体(A)は、単量体として(メタ)アクリル酸アルキル(a1)を主成分とし、これと共重合可能なカルボキシル基を有する単量体(a2)とともに、非イオン性乳化剤を用いた乳化重合により共重合させたものが好ましい。前記アクリル系共重合体(A)は乳化重合により得られるため、樹脂が水に溶解又は分散した水性樹脂エマルジョンの形態となる。また、前記(メタ)アクリル酸アルキル(a1)及びカルボキシル基を有する単量体(a2)に加えて、スチレン(a3)を用いて共重合したアクリル系共重合体(A)を用いると、耐水性が向上するので好ましい。さらに、アクリル系共重合体(A)を得る際に、前記の(a1)〜(a3)以外の単量体として、必要に応じて水酸基又はエポキシ基を有する単量体(a4)を用いても構わない。
前記(メタ)アクリル酸アルキル(a1)としては、(メタ)アクリル酸の炭素原子数1〜18のアルキルエステルが挙げられる。この炭素原子数1〜18のアルキルは、直鎖状でも分岐状でも構わない。具体的な例としては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ペンチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸−2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸ノニル、(メタ)アクリル酸デシル(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸オクタデシル等が挙げられる。これらは、単独で用いることも2種類以上を併用することもできる。また、これらの中でもアクリル酸ブチルとメタクリル酸メチルとを併用すると、耐水性に優れるため好ましい。
前記カルボキシル基を有する単量体(a2)としては、例えば、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、フマル酸、無水マレイン酸、シトラコン酸等が挙げられる。これらは、単独で用いることも2種類以上を併用することもできる。また、これらの中でもアクリル酸とイタコン酸とを併用すると、後述するオキサゾリン基を有する樹脂(C)のオキサゾリン基との架橋反応に優れるため好ましい。
前記水酸基又はエポキシ基を有する単量体(a4)としては、官能基として水酸基を有する単量体(2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、(メタ)アリルアルコール等)、官能基としてエポキシ基を有する単量体(グリシジルメタクリレート、アリルグリシジルエーテル、グリシジルクロネート、グリシジルアクリルエーテル等)などが挙げられる。これらは、単独で用いることも2種類以上を併用することもできる。
なお、本発明において、「(メタ)アクリル酸」とは、アクリル酸又はメタクリル酸を表し、「(メタ)アクリレート」とは、アクリレート又はメタクリレートを表す。
アクリル系共重合体(A)の原料となる単量体である(メタ)アクリル酸アルキル(a1)とカルボキシル基を有する単量体(a2)との比率は、モル比率で(a1):(a2)=85:15〜99:1の範囲が好ましく、90:10〜99:1の範囲がより好ましく、94:6〜98:2の範囲がさらに好ましい。
また、前記の(a1)及び(a2)の単量体に加え、スチレン(a3)を用いる場合は、(a1)と(a2)の合計量と(a3)との比率が、モル比率で(a1+a2):(a3)=60:40〜99:1の範囲が好ましく、70:30〜90:10の範囲がより好ましい。なお、スチレン(a3)を用いる場合においても、(a1)と(a2)とのモル比率は、前記の範囲が好ましい。さらに、前記の(a4)の単量体を用いる場合は、その使用モル数に応じて(a1)又は(a2)の単量体の一部と置き換えて用いるのが好ましい。
前記非イオン性乳化剤としては、例えば、上記の(a1)〜(a4)の単量体と共重合可能なノニオン系反応性界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルプロペニルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニールアリルグリシジルエーテル等)、ノニオン系非反応性界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンジスチレン化フェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル等)などが挙げられる。これらの非イオン性乳化剤は、単独で用いることも2種類以上を併用することもできる。
また、上記非イオン性乳化剤の中でも、一般的に知られているグリフィンの式によって求められる親水性、疎水性の強さのバランスを表すHLB値が15〜20の範囲のものであれば、乳化重合する際の乳化安定性が良好になるので好ましい。なお、非イオン性乳化剤の使用量としては、上記の(a1)〜(a4)の単量体の合計量100質量部に対して、5〜15質量部が好ましい。
乳化重合の方法としては、例えば、重合開始剤を溶解した水溶液を40〜90℃に保ちながら、この中に上記の(a1)〜(a4)の単量体を、非イオン性乳化剤を用いて水中で乳化させた単量体乳化物と重合開始剤の水溶液を別々に連続的に3〜5時間かけて滴下しながら反応させて共重合体を得る方法が挙げられる。
この乳化重合に用いる重合開始剤としては、遊離基型の重合開始剤(過酸化水素、過硫酸のアンモニウム塩又はカリウム塩等)を単独で用いるか、又はこれとナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート、メタ重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸カリウム、チオ硫酸ナトリウム等の還元剤とを併用(レドックス開始剤)するとよい。また、過酸化ベンゾイル、ターシャリーブチルハイドロパーオキサイド等の有機過酸化物、アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ化合物も重合開始剤として用いることができる。これらの重合開始剤の使用量(還元剤を併用した場合は、その使用量も含む。)は、上記の(a1)〜(a4)の単量体の合計100質量部に対して、0.1〜5質量部が好ましく、0.5〜3質量部がより好ましい。
本発明で用いるカチオン系水溶性樹脂(B)は、カチオン性基として、1〜3級アミノ基、4級アンモニウム塩を有する重合体又は共重合体である。例えば、ポリアリルアミン、ポリジアリルアミン、ポリアルキレンアミン等が挙げられる。このようなカチオン系水溶性樹脂として、ポリ(ジアリルジメチルアンモニウムクロライド・アクリルアミド)(例えば、日東紡績株式会社製「PAS−J−81」)が挙げられる。また、カチオン系水溶性樹脂(B)の配合量は、アクリル系共重合体(A)100質量部に対して、30〜100質量部である。カチオン系水溶性樹脂(B)の配合量が30質量部未満であると充分にインクにじみが抑制できず、100質量部を超えると耐水性が低下する。
本発明で用いるオキサゾリン基を有する樹脂(C)は、例えば、2−イソプロペニル−2−オキサゾリンを、アクリル系化合物、スチレン等の単量体と共重合することによって得られるオキサゾリン基がペンダントされた反応性の樹脂である。このオキサゾリン基を有する樹脂(C)は、主鎖がアクリル系重合体、又はアクリル−スチレン系共重合体であるものが好ましく、さらに水溶性であるものが好ましい。このようなオキサゾリン基を有する樹脂として、主鎖がアクリル系重合体である日本触媒株式会社製「エポクロスWS−500」、主鎖がアクリル−スチレン系共重合体である日本触媒株式会社製「エポクロスK−1020E」等が挙げられる。また、オキサゾリン基を有する樹脂(C)の配合量は、アクリル系共重合体(A)100質量部に対して、3〜20質量部である。オキサゾリン基を有する樹脂(C)の配合量がこの範囲であれば高い耐水性が得られる。
本発明の布帛用インクジェットインク受理性付与剤には、上記の成分(A)〜(C)の他に、本発明の趣旨を損なわない範囲で、防カビ剤、抗菌剤、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、蛍光増白剤、有機微粒子、無機微粒子、着色剤、増粘剤等の各種添加剤を配合することができる。
なお、通常、布帛用インクジェットインク受理性付与剤には、インクの吸収性を向上する目的で、シリカ、アルミナ等の無機微粒子が配合されるが、本発明の布帛用インクジェットインク受理性付与剤においては、このような無機微粒子を配合しなくても充分なインクの吸収性を有し、インクにじみを防止することができる。
本発明の布帛用インクジェットインク受理性付与剤で加工する布帛としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル樹脂繊維からなる布帛が挙げられる。これらの中でもポリエチレンテレフタレート製繊維からなる布帛が好ましい。また、幟、幕等の用途に用いられているポリエステル布帛には比較的薄手のポンジーと比較的厚手のトロピカル、トロピカルマット、ツイール等があるが、いずれのものも用いることができる。
本発明の布帛用インクジェットインク受理性付与剤を用いた布帛の加工方法としては、例えば、布帛表面にスクリーン印刷、グラビアコート、ロールコート、コンマコート、エアナイフコート、キスコート、ワイヤーバーコート、フローコート等の各種コーティング法によって当該インク受理性付与剤を塗布するか、又はスプレー方式で塗布した後、乾燥する方法が挙げられる。
また、布帛を当該インク受理性付与剤に浸漬した後、マングルロールにより絞りを加え、その後乾燥するディッピング法で加工する方法も挙げられる。上記の各種コーティング法やスプレー方式で当該インク受理性付与剤を塗布して加工する方法より、ディッピング法で加工する方法が、より均一に布帛全体を加工できるので好ましい。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
(合成例1:アクリル系共重合体(1)の合成)
アクリル酸ブチル23質量部、メタクリル酸メチル7質量部、スチレン5質量部、イタコン酸0.5質量部、アクリル酸0.5質量部、水18質量部、及び非イオン性乳化剤(第一工業製薬株式会社製「ノイゲンEA−207D」、オキシエチレンジスチレン化フェニルエーテル、HLB値:18.7)2.5質量部を混合した後、ホモジナイザー(特殊機化工業株式会社製「TKホモディスパー」)を用いて乳化して単量体乳化物を調製した。次いで、撹拌機、窒素導入管及び還流冷却器を取り付けたフラスコに、水40質量部を入れ窒素ガス雰囲気下で撹拌混合しながら50℃に昇温した後、過硫酸アンモニウム0.1質量部及びメタ重亜硫酸ナトリウム0.1質量部をフラスコ内に添加して溶解した。その後、上記で調製した単量体乳化物、過硫酸アンモニウム水溶液(5質量%)2質量部、及びメタ重亜硫酸ナトリウム水溶液(5質量%)2質量部を3時間かけてフラスコ内に滴下した。なお、この滴下中のフラスコ内の温度は50〜60℃にコントロールした。滴下終了後、60℃でさらに1時間反応してアクリル系共重合体(1)を得た。その後、室温まで冷却した後、アンモニア水(25質量%)0.5質量部を加えて中和し、樹脂分が35質量%となるように水を加えて均一に混合して、アクリル系共重合体(1)の水性樹脂エマルジョンを得た。
(合成例2:アクリル系共重合体(2)の合成)
スチレンを5質量部から10質量部に、フラスコに加える水を40質量部から50質量部に変更した以外は合成例1と同様に行い、アクリル系共重合体(2)の水性樹脂エマルジョン(樹脂分35質量%)を得た。
(合成例3:アクリル系共重合体(3)の合成)
スチレンを使用せず、フラスコに加える水を40質量部から32質量部に変更した以外は合成例1と同様に行い、アクリル系共重合体(3)の水性樹脂エマルジョン(樹脂分35質量%)を得た。
(合成例4:アクリル系共重合体(4)の合成)
合成例1で用いた非イオン性乳化剤に代えて、アニオン性乳化剤(第一工業製薬株式会社製「ハイテノールLA−16」)2.5質量部に変更した以外は合成例1と同様に行い、アクリル系共重合体(4)の水性樹脂エマルジョン(樹脂分35質量%)を得た。
(合成例5:アクリル系共重合体(5)の合成)
イタコン酸、アクリル酸を使用せず、フラスコに加える水を40質量部から39質量%に変更した以外は合成例1と同様に行い、アクリル系共重合体(5)の水性樹脂エマルジョン(樹脂分35質量%)を得た。
(実施例1)
合成例1で得られたアクリル系共重合体(1)の水性樹脂エマルジョン(樹脂分35質量%)286質量部(樹脂として100質量部)、カチオン系水溶性樹脂(日東紡績株式会社製「PAS−J−81」、樹脂分:25質量%)120質量部(樹脂として32質量部)、及びオキサゾリン基を有する樹脂(日本触媒株式会社製「エポクロスWS−500」、樹脂分:40質量%)10質量部(樹脂として4質量部)を混合した後、固形分が10質量%となるように水を加えて均一に混合して、インク受理性付与剤(1)を得た。
(実施例2)
実施例1で用いたカチオン系水溶性樹脂の配合量を120質量部から160質量部(樹脂として40質量部)に変更した以外は実施例1と同様にして、インク受理性付与剤(2)を得た。
(実施例3)
実施例1で用いたカチオン系水溶性樹脂の配合量を120質量部から200質量部(樹脂として50質量部)に変更した以外は実施例1と同様にして、インク受理性付与剤(3)を得た。
(実施例4)
実施例1で用いたカチオン系水溶性樹脂の配合量を120質量部から300質量部(樹脂として75質量部)に変更した以外は実施例1と同様にして、インク受理性付与剤(4)を得た。
(実施例5)
実施例1で用いたカチオン系水溶性樹脂の配合量を120質量部から400質量部(樹脂として100質量部)に変更した以外は実施例1と同様にして、インク受理性付与剤(5)を得た。
(実施例6)
合成例1で得られたアクリル系共重合体(1)の水性樹脂エマルジョン(樹脂分35質量%)286質量部(樹脂として100質量部)、カチオン系水溶性樹脂(日東紡績株式会社製「PAS−J−81」、樹脂分:25質量%)400質量部(樹脂として100質量部)、及びオキサゾリン基を有する樹脂(日本触媒株式会社製「エポクロスWS−500」、樹脂分:40質量%)20質量部(樹脂として8質量部)を混合した後、固形分が10質量%となるように水を加えて均一に混合して、インク受理性付与剤(6)を得た。
(実施例7)
実施例6で用いたオキサゾリン基を有する樹脂の配合量を20質量部から40質量部(樹脂として16質量部)に変更した以外は実施例6と同様にして、インク受理性付与剤(7)を得た。
(実施例8)
実施例5で用いたアクリル系共重合体(1)に代えて、合成例2で得られたアクリル系共重合体(2)の水性樹脂エマルジョン(樹脂分35質量%)に変更した以外は実施例5と同様にして、インク受理性付与剤(8)を得た。
参考例
実施例5で用いたアクリル系共重合体(1)に代えて、合成例3で得られたアクリル系共重合体(3)の水性樹脂エマルジョン(樹脂分35質量%)に変更した以外は実施例5と同様にして、インク受理性付与剤(9)を得た。
(比較例1)
実施例1で用いたカチオン系水溶性樹脂を配合しなかった以外は実施例1と同様にして、インク受理性付与剤(10)を得た。
(比較例2)
実施例1で用いたカチオン系水溶性樹脂の配合量を120質量部から80質量部(樹脂として20質量部)に変更した以外は実施例1と同様にして、インク受理性付与剤(11)を得た。
(比較例3)
実施例1で用いたカチオン系水溶性樹脂の配合量を120質量部から480質量部(樹脂として120質量部)に変更した以外は実施例1と同様にして、インク受理性付与剤(12)を得た。
(比較例4)
実施例1で用いたカチオン系水溶性樹脂の配合量を120質量部から600質量部(樹脂として150質量部)に変更した以外は実施例1と同様にして、インク受理性付与剤(13)を得た。
(比較例5)
実施例5で用いたオキサゾリン基を有する樹脂を配合しなかった以外は実施例6と同様にして、インク受理性付与剤(14)を得た。
(比較例6)
実施例5で用いたオキサゾリン基を有する樹脂の配合量を10質量部から2.5質量部(樹脂として1質量部)に変更した以外は実施例5と同様にして、インク受理性付与剤(15)を得た。
(比較例7)
合成例1で得られたアクリル系共重合体(1)の水性樹脂エマルジョン(樹脂分35質量%)286質量部(樹脂として100質量部)、カチオン系水溶性樹脂(日東紡績株式会社製「PAS−J−81」、樹脂分:25質量%)40質量部(樹脂として10質量部)、オキサゾリン基を有する樹脂(日本触媒株式会社製「エポクロスWS−500」、樹脂分:40質量%)25質量部(樹脂として10質量部)、及びシリカ(水澤化学工業株式会社製「ミズカシルP−78D」)54質量部を混合した後、固形分が10質量%となるように水を加えて均一に混合して、インク受理性付与剤(16)を得た。
(比較例8)
実施例5で用いたアクリル系共重合体(1)に代えて、合成例4で得られたアクリル系共重合体(4)に変更して、実施例5と同様にインク受理性付与剤(17)を調製したが、アクリル系共重合体(4)と、カチオン系水溶性樹脂及びオキサゾリン基を有する樹脂とを混合した際の混和性が不良で、均一な液が得られなかった。よって、評価は行わないこととした。
(比較例9)
実施例5で用いたアクリル系共重合体(1)に代えて、合成例5で得られたアクリル系共重合体(5)に変更した以外は実施例5と同様にして、インク受理性付与剤(18)を得た。
(評価用布帛の作製)
上記の実施例及び比較例で得られたインク受理性付与剤をステンレスバットに入れ、そこへ布帛としてポリエステルポンジー(B4サイズ)を浸漬した後、このポリエステルポンジーを取り出し、1.0kg/mの圧力に調整した電動マングル(辻井染機工業株式会社「VPM−1」)を用いてマングルロール絞りを行った。次いで、このポリエステルポンジーを100℃で1分間乾燥して、ディッピング法で加工された評価用布帛を作製した。なお、この加工後の布帛へのインク受理性付与剤塗布量は、表1及び2に示す。
(インクジェットプリンターでの印刷)
上記で得られた評価用布帛に対して、ピエゾ型ヘッドを搭載したワイドフォーマットインクジェットプリンター(株式会社ミマキエンジニアリング製「JV−2」)を用いて、このプリンターの純正品である水性顔料インク又は分散染料インクにより印刷した。印刷条件は、出力解像度720dpi、カラー濃度100%とした。なお、インクにじみの評価では、よりインクのにじみが発生しやすい条件とするため、繰り返し印字回数を3回に設定して印刷したものを用意した。
(印刷物の評価)
上記で得られた印刷物について、下記のインク浸透性、インクにじみ、耐水性及び摩擦堅牢度(乾燥試験及び湿潤試験)についてそれぞれ評価した。
(着色濃度の測定)
上記の印刷条件で、カラーチャート画像(プリンターに標準装備されているテスト用画像)を印刷した評価用布帛のマゼンタ色部分の印刷面とその裏面について、それぞれ反射濃度計(サカタインクスエンジニアリング株式会社製「Macbeth RD918」)を用いて着色濃度を測定した。
(インク浸透性の評価)
上記で測定した表面(印刷面)の着色濃度と裏面の着色濃度との差(表裏濃度差)を算出し、以下の基準にしたがってインク浸透性を評価した。なお、顔料インクと染料インクの評価基準は異なる。
顔料インクの場合 ○:表裏濃度差が0.10以下である。
×:表裏濃度差が0.10を超える。
染料インクの場合 ○:表裏濃度差が0.20以下である。
×:表裏濃度差が0.20を超える。
(インクにじみの評価)
印刷画像として、CMYK/SCID高精細カラーデジタル標準画像JIS X 9201−2001画像ファイル名「S7A」の格子柄を印刷した評価用布帛の印刷部分のインクのにじみを目視で観察し、以下の基準にしたがってインクにじみを評価した。
○:にじみなし。
△:ややにじみあり。
×:にじみあり。
(耐水性の評価)
前記着色濃度の測定で出力したカラーチャート画像をJIS L 0844:2005のA−4法に準拠して、洗濯試験を繰り返し30回行った後、JIS L 0801:2004の変退色用グレースケールを用いた視感法の判定基準にしたがって、1級〜5級で等級を判定した。なお、等級は、1級が最も退色が大きく、5級が最も退色が小さい。また、得られた等級から、下記の基準によって耐水性を評価した。
顔料インクの場合 ○:等級が3以上である。
△:等級が2〜2.5である。
×:等級が2未満である。
染料インクの場合 ○:等級が4以上である。
△:等級が3〜3.5である。
×:等級が3未満である。
(摩擦堅牢度の評価)
前記着色濃度の測定で出力したカラーチャート画像をJIS L 0849:2004に準拠して、学振型摩擦堅牢度試験機を使用して、乾燥試験及び湿潤試験を行った後、JIS L 0801:2004の変退色用グレースケールを用いた視感法の判定基準にしたがって、1級〜5級で等級を判定した。なお、等級は、1級が最も退色が大きく、5級が最も退色が小さい。また、得られた等級から、下記の基準によって摩擦堅牢度を評価した。
顔料インクの場合 ○:等級が3以上である。
△:等級が2〜2.5である。
×:等級が2未満である。
染料インクの場合 ○:等級が3.5以上である。
△:等級が3〜3.5である。
×:等級が3未満である。
各インク受理性付与剤中の成分(A)〜(C)の配合組成及び評価結果について、表1及び2に示す。なお、比較例8に記載の「−」は、未評価を意味する。
Figure 0004099727

Figure 0004099727
表1に示した結果より、実施例1〜9の本発明の布帛用インクジェットインク受理性付与剤で加工された布帛は、インクにじみがなく鮮明な印刷ができ、インク浸透性、耐水性及び摩擦堅牢度にも優れていることがわかった。
一方、表2に示した結果より、比較例1〜9の布帛用インクジェットインク受理性付与剤で加工された布帛は、下記のような問題があることがわかった。
比較例1は、カチオン系水溶性樹脂を配合しなかったインク受理性付与剤の例であるが、このインク受理性付与剤を用いて加工された布帛は、インクがにじむ問題があった。
比較例2は、アクリル系共重合体100質量部に対して、カチオン系水溶性樹脂を30質量部未満である20質量部配合したインク受理性付与剤の例であるが、このインク受理性付与剤を用いて加工された布帛は、インクがにじむ問題があった。
比較例3は、アクリル系共重合体100質量部に対して、カチオン系水溶性樹脂を100質量部を超える120質量部配合したインク受理性付与剤の例であるが、このインク受理性付与剤を用いて加工された布帛は、インク浸透性及び耐水性が不充分であった。
比較例4は、アクリル系共重合体100質量部に対して、カチオン系水溶性樹脂を100質量部を超える150質量部配合したインク受理性付与剤の例であるが、このインク受理性付与剤を用いて加工された布帛は、染料インクで印刷した場合にインク浸透性が不充分であり、顔料インクで印刷した場合も染料インクで印刷した場合も耐水性は不充分であった。
比較例5は、オキサゾリン基を有する樹脂を配合しなかったインク受理性付与剤の例であるが、このインク受理性付与剤を用いて加工された布帛は、耐水性が非常に低く、摩擦堅牢度も不充分であった。
比較例6は、アクリル系共重合体100質量部に対して、オキサゾリン基を有する樹脂を3質量部未満である1質量部配合したインク受理性付与剤の例であるが、このインク受理性付与剤を用いて加工された布帛は、耐水性が不充分であった。
比較例7は、アクリル系共重合体100質量部に対して、カチオン系水溶性樹脂及びオキサゾリン基を有する樹脂をそれぞれ10質量部配合し、さらにシリカを配合したインク受理性付与剤の例であるが、このインク受理性付与剤を用いて加工された布帛は、顔料インクで印刷した場合にインクがにじむ問題があった。
比較例9は、原料としてカルボキシル基を有する単量体を用いずに合成したアクリル系共重合体、すなわちカルボキシル基を有しないアクリル系共重合体を用いたインク受理性付与剤の例であるが、このインク受理性付与剤を用いて加工された布帛は、耐水性が不充分であった。
本発明の布帛用インクジェットインク受理性付与剤を用いることで、インクジェットプリンターに適応した布帛が得られる。また、本発明の布帛用インクジェットインク受理性付与剤で加工された布帛は、よりアピール性のある高品質なものにするためインク吐出量を増加して印刷した場合でも、インクにじみが抑制された鮮明な図柄が得られ、かつインクの浸透性に優れるため、布帛の裏面でも図柄が充分に視認できるものが得られる。さらに、印刷後の耐水性及び摩擦堅牢度にも優れるので、印刷した図柄の色落ち等が生じることなく図柄の鮮明さを保持することができる。したがって、本発明の布帛用インクジェットインク受理性付与剤は、需要者への高いアピールが要求されるため鮮明な図柄が必要で、かつ屋外で使用され雨水等にさらされる宣伝用の幟や幕等に用いることができる。

Claims (3)

  1. 非イオン性乳化剤を用いて、(メタ)アクリル酸アルキル(a1)、カルボキシル基を有する単量体(a2)及びスチレン(a3)を乳化重合したカルボキシル基を有するアクリル系共重合体(A)100質量部、カチオン系水溶性樹脂(B)30〜100質量部、及びオキサゾリン基を有する樹脂(C)3〜20質量部を含有することを特徴とする布帛用インクジェットインク受理性付与剤。
  2. 前記(メタ)アクリル酸アルキル(a1)とカルボキシル基を有する単量体(a2)との比率が、モル比率で(a1):(a2)=85:15〜99:1の範囲であり、かつ前記(メタ)アクリル酸アルキル(a1)とカルボキシル基を有する単量体(a2)との合計量とスチレン(a3)との比率が、モル比率で(a1+a2):(a3)=60:40〜99:1の範囲である請求項記載の布帛用インクジェットインク受理性付与剤。
  3. 請求項1又は2記載の布帛用インクジェットインク受理性付与剤で加工されたことを特徴とする布帛。
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