JP4099131B2 - 薄膜単磁極磁気ヘッド - Google Patents

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Description

この発明は、磁気記録再生装置に用いられる磁気ヘッドに係り、特に、垂直磁気記録方式に適した薄膜単磁極磁気ヘッドに関する。
近年、垂直磁気記録方式を採用した磁気ヘッドの分野において、磁気ディスクのトラック方向に沿った記録磁界の勾配を急峻化する要求が高まりつつある。そして、記録磁界を急峻化することにより、記録分解能を向上するとともに、媒体ノイズを低減して記録密度を向上することが期待されている。
記録磁界の急峻化を実現する方法として、単磁極磁気ヘッドの主磁極とリターンヨークとの間の距離を短くする方法が有効であることが知られている(例えば、非特許文献1、2参照。)。
しかし、磁気ヘッドの記録磁界を急峻化するため、リターンヨークを主磁極に近接して配置すると、記録磁界強度が低下する問題が生じる。つまり、両者を近接させると、リターンヨークが磁気シールドとして作用し、主磁極から発せられる記録磁束の一部が、磁気ディスクに向かわずにリターンヨークに流入する。
つまり、リターンヨークを主磁極に近接させて記録磁界を急峻化した上で、リターンヨークに流入する磁束をできるだけ減らして十分な記録磁界強度を確保することがヘッド設計の課題となっている。
この課題に対し、リターンヨークが主磁極に近接する部分の高さ(磁気ヘッドが磁気ディスクに対向する対向面に垂直な方向の寸法)を数10[nm]まで薄くすることで、磁界強度の低下をある程度抑制できることが分っている(例えば、非特許文献2参照。)。
しかし、研磨を主体とする従来の加工法では、リターンヨークの近接部分の高さを数10[nm]に加工することは不可能であった。
IEEE Transactions on Magnetics, vol.38, No.1, pp.163-168、2002年1月 電子情報通信学会技術研究報告、Vol.101、No.499、MR2001-87、pp.21-27、2001年
この発明の目的は、記録磁界を急峻化した上で、十分な記録磁界強度を確保できる薄膜単磁極磁気ヘッドを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の薄膜単磁極磁気ヘッドは、回転するディスク状の媒体に対向する対向面を有し、該媒体の略半径方向に移動される薄膜単磁極磁気ヘッドであって、軟磁性体により薄膜状に形成された主磁極と、導電体により薄膜状に形成されたコイルと、軟磁性体により薄膜状に形成された補助ヨークと、を備え、上記媒体の回転方向に関して、上記主磁極の下流側に絶縁層を介して上記コイルの第1の部分を配置し、さらに下流側に上記補助ヨークを配置し、上記主磁極の上流側に上記第1の部分と協働して上記主磁極を磁化するための上記コイルの第2の部分を配置し、上記主磁極と補助ヨークとの間の距離を200[nm]未満に設定し、上記コイルの第1の部分が、上記媒体に対向する先端を有し、この先端が、上記対向面に対して0〜200[nm]の範囲で後退する位置に配置されていることを特徴とする。
この発明の薄膜単磁極磁気ヘッドは、上記のような構成および作用を有しているので、記録磁界を急峻化した上で、十分な記録磁界強度を確保できる。
以下、図面を参照しながらこの発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1には、この発明の第1の実施の形態に係る薄膜単磁極磁気ヘッド10(以下、単に、磁気ヘッド10と称する)の構造を模式的に示してある。この磁気ヘッド10は、図示しないモータによって揺動される図示しないアームの先端に取り付けられて、図示しないディスク状の磁気記録媒体(以下、単に、磁気ディスクと称する)に対向配置され、アームを揺動することにより磁気ディスクの表面に沿って磁気ディスクの略半径方向に移動される。
図2には、磁気ヘッド10を、磁気ディスクのトラックが走行する方向、即ち磁気ディスクの回転方向(以下、この方向をトラック方向と定義する)に沿って切断した断面図を示してある。尚、図1及び図2において、磁気ヘッド10が図示しない磁気ディスクに対向する対向面7に通常形成されるダイヤモンドライクカーボン(DLC)の図示を省略してある。また、図1において、トラック方向とは、図示しない磁気ディスクの半径方向と略直行する方向、特に、磁気ディスクの回転方向を指し、トラック幅方向とは、トラック方向と直交する方向、すなわち磁気ディスクの半径方向を指す。
磁気ヘッド10は、図示しないアームの先端に取り付けられた基板1に主磁極4、コイル3、補助ヨーク5を積層して形成されている。アームの基端は、磁気ディスクの外側に設けられた図示しないモータによって支持されている。そして、モータを回転してアームを揺動することにより、磁気ヘッド10が磁気ディスクの略半径方向、すなわちトラック幅方向に移動するようになっている。磁気ヘッド10は、コイル3、主磁極4、および補助ヨーク5の積層方向がトラック方向と一致する姿勢でアームの先端に取り付けられている。言い換えると、アームの基端から先端に向かう方向がトラック方向と略一致し、磁気ヘッド10の基板1から補助ヨーク5に向かう方向がトラック方向と略一致する。
磁気ヘッド10は、軟磁性体により薄膜状に形成された主磁極4と、導電体により薄膜状に形成されたコイル3と、軟磁性体により薄膜状に形成された補助ヨーク5と、各層を保護するとともに電気的に絶縁する絶縁層6と、を有する。主磁極4は、略5角形に形成され、その一角に設けられた突出片が細くされて主磁極4の先端部4aを形成し、この先端部4aの端面が対向面7に露出している。コイル3は、絶縁層6を介して主磁極4の先端部4aを取り囲むように環状に設けられ、その先端が対向面7に露出している。補助ヨーク5は、絶縁層6を介して、主磁極4の先端部4a近くに隣接して設けられ、その先端が対向面7に露出している。
コイル3は、磁気ヘッド10の対向面7と略平行な面内で主磁極4の先端部4aの周囲に電流を流すように、薄膜導体を先端部4aの周囲に巻き回して構成される。尚、図1では、コイル3の引き出し線の図示を省略しているが、後に述べるように、引き出し線はトラック方向と逆方向に引き出される。また、コイル3の巻数は、任意に設定可能である。尚、コイル3の材質は、コイル3の断面積や発熱量などを考慮して適切なものを選択する必要があるが、本実施の形態では、一般に用いられる銅を使用している。しかし、コイル3の材質として、銅より電気抵抗率が小さい銀や金を使用することがより望ましい。
図2に示すように、磁気ヘッド10のコイル3、主磁極4、および補助ヨーク5は、基板1上に絶縁層6を介して積層される。概略的には、基板1上にコイル3の一部を形成し、続いて主磁極4を形成し、その後、コイル3の残りの部分を形成し、最後に補助ヨーク5を形成する。言い換えると、この磁気ヘッド10は、基板1から離れる方向(即ち、トラック方向)に、主磁極4、コイル3の一部、補助ヨーク5をこの順序で積層した構造を有することを特徴としている。
尚、絶縁層6は、ここでは図示していない絶縁シートとすることもできる。絶縁シートとして、例えば、一般に用いられる酸化アルミニウムを使用することができる。また、絶縁シートとして、酸化アルミニウムと比較して熱伝導率の高いダイヤモンド薄膜を用いることにより、コイル3に通電できる電流密度を大きくできるため、より好ましい。
以下、上記構造の磁気ヘッド10の各部の寸法に関し、急峻な磁界勾配を形成でき且つ十分な記録磁界強度を得ることができる最適値を調べるため、3次元有限要素法を用いて検討した結果について、図3乃至図9を参照しつつ説明する。
尚、ここでは、主磁極4と補助ヨーク5の材質をCoFeとし、その飽和磁束密度を2.4[T]、透磁率を1000とした場合を想定した。また、磁気ディスクの軟磁性層は、主磁極4と同じ飽和磁束密度のCoFeであるものと想定したが、透磁率は、一般にノイズ特性や外乱耐性の観点から低い値に設計されることを考慮して200に想定した。また、主磁極4の細くされた先端部4aのトラック幅方向に沿った幅は200[nm]であり、主磁極4のトラック方向に沿った厚さは400[nm]であるものとした。
図3には、主磁極4の膜厚方向(即ち、トラック方向)に沿った記録磁界の強度分布を、各磁界強度に対する磁界勾配の関係として示してある。尚、ここでは、主磁極4と補助ヨーク5との間の距離を種々変化させて磁気ヘッド10を動作させた場合における磁界分布をそれぞれ計算した。
これによると、主磁極4と補助ヨーク5との間の距離が200[nm]以上の場合には、比較的磁界強度の強い領域で磁界勾配のピークを持つ磁界分布となり、記録に必要な磁界強度で必ずしも高い磁界勾配が得られていないことがわかる。この場合、図22に示す従来型の磁気ヘッド100(後に詳述する)のように補助ヨーク5を持たない磁気ヘッドと略同じ磁界分布と言える。
これに対し、本実施の形態の磁気ヘッド10のように補助ヨーク5を追加して、且つ、主磁極4と補助ヨーク5との間の距離を200[nm]より小さくすると、強度分布に変化が生じ、広い範囲の磁界強度で高い磁界勾配を形成できるのが分かる。その上、磁界勾配の最大値も、主磁極4と補助ヨーク5との間の距離が200[nm]以上の磁気ヘッドより高くなっているのが分かる。
つまり、主磁極4と補助ヨーク5との間の距離を200[nm]未満に設定することにより、磁界強度の広い範囲に亘って高い磁界勾配を形成できることが分かる。
尚、上記構造の磁気ヘッド10では、主磁極4と補助ヨーク5との間に、構造体(絶縁層6−コイル3−絶縁層6)が配置されているが、補助ヨーク5の材料として、フェライトなどの酸化物磁性材料や、例えば、強磁性材料に非磁性絶縁材料を添加して電気抵抗率を高めたFeCo−Al23などの薄膜材料を用いることで、コイル3に直接補助ヨーク5を重ねて形成できる。この場合、コイル3と補助ヨーク5との間の絶縁層6を省略でき、主磁極4と補助ヨーク5との間の距離を容易に小さくできる。或いは、コイル3に補助ヨーク5を重ねて形成することにより、絶縁層6の分だけコイル3の厚さを増すことが可能となり、コイル3の断面積を大きく設計することができる。
一方、主磁極4と補助ヨーク5との間の距離を上記のように200[nm]未満に設定しても、図4に示すように、磁気ヘッド10の対向面7にコイル3の先端を露出させた状態からコイル3を後退させると、磁界勾配が徐々に低下することが、計算の結果から分かっている。これによると、対向面7からコイル3の先端が離間する距離、すなわちコイル後退量は、200[nm]以下に設定するのが望ましく、ゼロに設定するのが理想的であると考えられる。
また、図5に示すように、コイル3の対向面7と垂直な方向の高さ、即ちコイル高さを高くするに連れて磁界勾配が徐々に低下することが計算の結果から分かっている。これによると、コイル高さは、500[nm]以下に設定するのが望ましく、理想的には限りなくゼロに近付けることが望ましいものと考えられる。しかしながら、コイル高さをゼロにすることはコイル3の断面積を確保する上で不可能であり、磁界勾配の急峻化の観点からは、できるだけコイル高さを小さくすることが望ましいと言える。
次に、補助ヨーク5の寸法、即ち、トラック方向に沿った厚さ、対向面7と垂直な方向に沿った高さ、およびトラック幅方向に沿った幅を種々変更した場合における磁界勾配の変化について考察する。
図6には、補助ヨーク5のトラック方向の寸法、即ち、補助ヨーク厚さを種々変更した場合における磁界勾配の変化を調べた計算結果を示してある、また、図7には、対向面7から離間する方向に沿った補助ヨーク5の寸法、即ち、補助ヨーク高さを種々変更した場合における磁界勾配の変化を調べた計算結果を示してある。さらに、図8には、補助ヨーク5のトラック幅方向に沿った寸法、即ち、補助ヨーク幅を種々変更した場合における磁界勾配の変化を調べた計算結果を示してある。
図6乃至図8から明らかなように、本実施の形態の磁気ヘッド10に組み込まれた補助ヨーク5の寸法は、磁界勾配に殆んど影響を与えないことが分かる。言い換えると、本実施の形態のように、トラック方向に沿って主磁極4の下流側に絶縁層6を介してコイル3の一部を配置し、さらに下流側に絶縁層6を介して補助ヨーク5を配置するだけで、補助ヨーク5の寸法によらず、磁界勾配を十分に高めることができる。
これに対し、例えば、上述した非特許文献2に開示された磁気ヘッドのように、リターンヨークを主磁極に近接配置することで磁気シールド作用を利用する磁界勾配の改善方法では、改善の度合いがリターンヨーク近接部の媒体対向面に直行する方向の高さに強く依存し、最適値を実現するには10[nm]程度の極めて高い加工精度を必要としていた。
つまり、本実施の形態の磁気ヘッド10では、補助ヨーク5を10[nm]程度の高い加工精度で形成する必要がないため、製造が極めて容易で、製造コストを低く抑えることができる。つまり、本実施の形態の磁気ヘッド10は、主磁極4、コイル3、補助ヨーク5を基板1に対して1方向に積層するだけで容易に製造できる。
図9には、上記のように各部の寸法を最適化した本実施の形態の磁気ヘッド10の磁界分布を、従来型の磁気ヘッド100(図22)の磁界分布と比較して示してある。尚、図9には、比較のため、補助ヨーク5を持たない磁気ヘッドの磁界分布も示してある。
ここでは、寸法を最適化した磁気ヘッド10として、主磁極4と補助ヨーク5との間の距離を50[nm]に設定し、補助ヨーク5の厚みを100[nm]に設定し、補助ヨーク5の幅を2000[nm]に設定し、補助ヨーク5の高さを1000[nm]に設定し、コイル3の高さを200[nm]に設定し、コイル後退量をゼロに設定した磁気ヘッド10を用意し、その磁界分布を測定した。尚、図22に示した従来型磁気ヘッド100は、渦巻状に巻かれたコイル3a、3bが、主磁極4を挟んでトラック方向の両側に配置され、且つコイル3の最外縁が磁気ヘッド100の対向面7に露出するように配置された構造を有し、コイル3a、3bの外側にリターンヨーク2a、2bが配置されている。
従来型磁気ヘッド100では、既に説明したように、一定の磁界強度領域で磁界勾配のピークを有する磁界分布を示し、記録に必要な磁界強度で必ずしも高い磁界勾配が得られていないことがわかる。これに対し、補助ヨーク5を持たない磁気ヘッドでは、従来型磁気ヘッド100に類似した磁界分布特性を示すが、本実施の形態の磁気ヘッド10では、最大磁界勾配が従来型磁気ヘッド100を上回っているのが分かる。つまり、本実施の形態の磁気ヘッド10によると、急峻な磁界勾配を形成でき、且つ十分な磁界強度を得ることができる。
なお、ここでは詳細な説明を省略しているが、磁界勾配の急峻化は、トラック幅方向に関しても生じており、トラック幅方向の記録磁界の広がりも抑制される。これは、本実施の形態の磁気ヘッド10のコイル3が従来型磁気ヘッド100と比較して主磁極4により近接して配置されたことによる効果であるものと考えられ、本実施の形態の特徴の一つと考えられる。また、主磁極4から適切な距離に補助ヨーク5を設置することにより、最大磁界勾配のみならず、広い磁界強度範囲において磁界勾配の改善が可能となる。なお、磁気ディスク上の磁化転移を形成する主磁極4のトラック方向に沿った磁界勾配と、磁気信号の記録幅を決めるトラック幅方向に沿った磁界勾配の改善には、上記の通り、これらの方向にコイル3を構成する薄膜導体が配置されることが必須であるため、コイル3の引き出し線は主磁極4のトラック方向と反対方向に設けることが望ましい。
次に、上述した第1の実施の形態の磁気ヘッド10の第1の変形例について、図10乃至図12を参照して説明する。尚、ここでは、上述した第1の実施の形態の磁気ヘッド10と同様に機能する構成要素には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
図10には、変形例1としての薄膜単磁極磁気ヘッド10’(以下、単に、磁気ヘッド10’と称する)の斜視図を示してあり、図11には、この磁気ヘッド10’をトラック方向に沿って切断した断面図を示してある。ここでも、図示簡略化のため、コイル3の引き出し線を省図してある。
この磁気ヘッド10’は、2枚一組の軟磁性体により形成された薄膜状のリターンヨーク2a、2bを有する点以外は、上述した第1の実施の形態の磁気ヘッド10と同じ構造を有する。リターンヨーク2a、2bは、トラック方向に沿って、コイル3、主磁極4、および補助ヨーク5を挟む位置に設けられ、その先端が磁気ヘッド10’の対向面7に露出している。また、リターンヨーク2a、2bは、その厚さ方向以外の方向において、主磁極4よりも大きい寸法に構成されていることを特徴としている。
図12には、変形例1の磁気ヘッド10’のトラック方向に沿った記録磁界分布を第1の実施の形態の磁気ヘッド10の磁界分布と比較して示してある。尚、ここでは、磁気ヘッド10、磁気ヘッド10’共に、主磁極4のトラック方向、およびその逆方向の両方に補助ヨーク5を配置し、トラック方向に関して対称な構造とした。また、変形例1の磁気ヘッド10’では、リターンヨーク2a、2bの材質としてCoZrNbを想定し、その飽和磁束密度と透磁率をそれぞれ1.25[T]、850とした。また、主磁極4とリターンヨーク2a、2bとの間の距離は1[μm]とした。
これによると、第1の実施の形態の磁気ヘッド10では、補助ヨーク5に対応する位置で、主磁極4により生じる記録磁界と逆極性の磁界ピークが生じている。しかし、この逆極性の磁界ピークは、記録特性に不利益を与えるため、できるだけ小さいことが望ましい。
これに対し、変形例1の磁気ヘッド10’では、リターンヨーク2a、2bを持たない磁気ヘッド10と同等の磁界勾配を確保しつつ、補助ヨーク5に対応する位置の不所望な逆極性の磁界ピークを低減でき、その上、記録磁界強度も僅かに高くなっているのが分かる。つまり、変形例1の磁気ヘッド10’のように、リターンヨーク2a、2bを設けることにより、磁気ヘッドの特性をより高めることができる。
尚、ここでは、主磁極4のトラック方向、およびその逆方向の両方に補助ヨーク5を配置した場合について説明したが、図10、11に示すように主磁極4の片側にのみ補助ヨーク5を配置した構造の磁気ヘッド10’においても同様の効果を奏し得ることは言うまでも無い。また、一方のリターンヨーク2a或いは2bを省略しても同様の効果を奏し得ることは言うまでも無い。しかし、2つのリターンヨーク2a、2bを主磁極4の両側に配置することで、磁気ヘッドの外部から付与される外乱磁界が主磁極4に及ぼす影響を低減するといった別の効果を期待できる。
次に、第2の変形例に係る薄膜単磁極磁気ヘッド10”(以下、単に、磁気ヘッド10”と称する)について、図13乃至図16を参照して説明する。図13には、磁気ヘッド10”の斜視図を示してあり、図14には、この磁気ヘッド10”をトラック方向に沿って切断した断面図を示してある。尚、ここでも、上述した第1の実施の形態の磁気ヘッド10と同様に機能する構成要素には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
上述した第1の実施の形態の磁気ヘッド10は、トラック方向に沿って主磁極4の下流側だけに補助ヨーク5を配置したが、変形例2の磁気ヘッド10”は、コイル3の周囲に絶縁層6を介して環状の補助ヨーク5’を配置した。尚、補助ヨーク5’の対向面7と垂直な方向に沿った高さは、コイル3の高さと同じ高さに設計した。これにより、主磁極4のトラック方向に限らず、他の3方向、即ち、トラック方向と逆方向、およびトラック幅方向においても磁界勾配の急峻化を達成できる。
図15には、この変形例2の磁気ヘッド10”のトラック方向に沿った記録磁界分布を、磁界強度に対する磁界勾配の関係として示してある。これによると、第1の実施の形態の磁気ヘッド10と同様に、従来型磁気ヘッド100と比較してトラック方向に沿った磁界勾配が改善されているのが分かる。
また、図16には、トラック幅方向の磁界分布を主磁極4の幅方向中心から片側についてのみ示してある。これによると、変形例2の磁気ヘッド10”は、従来型磁気ヘッド100に比べて記録磁界のトラック幅方向への広がりが抑制されていることが分かる。言い換えると、トラック幅方向に関しても磁界勾配が急峻化されているのが分かる。
つまり、変形例2の磁気ヘッド10”のように、主磁極4の先端部4aの周囲を囲むように環状の補助ヨーク5を配置することで、トラック方向に沿った線記密度を高めることができ、その上、トラック幅方向に関する記録密度をも高めることができる。
また、変形例2の磁気ヘッド10”では、コイル3と補助ヨーク5を薄い絶縁層6を介して積層して製膜し、この3層構造の薄膜を一括してパターン化して作製できるため、磁気ヘッド10”を容易に製造でき、製造コストを低減できる。なお、変形例2の構造に、上述した変形例1のリターンヨーク2a、2bを組み合せても良く、この場合においても、変形例1の磁気ヘッド10’と同様の効果を奏し得ることは明らかである。
また、実際の磁気ヘッド10”の作製に当たっては、トラック方向と逆向きにコイル3の引き出し線を延設することが望ましく、その場合でも、トラック方向およびトラック幅方向の各方向での磁界分布の改善は上記の通り確保できることは明らかである。
次に、この発明の第2の実施の形態に係る薄膜単磁極磁気ヘッド20(以下、単に、磁気ヘッド20と称する)について、図17乃至図19を参照して説明する。図17には、磁気ヘッド20の概略構造を模式的に示してあり、図18には、磁気ヘッド20をトラック方向に沿って切断した断面図を示してある。尚、ここでも、上述した第1の実施の形態の磁気ヘッド10と同様に機能する構成要素については、同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
磁気ヘッド20は、主磁極4をその厚さ方向に挟む位置関係で設けられた一対のコイル3a、3bを備えており、それ以外の構造は上述した第1の実施の形態の磁気ヘッド10と同じ構造を有する。コイル3a、3bは、それぞれ薄膜導体を渦巻状に巻いて形成され、主磁極4を挟んで同心状に配置され、その渦巻の略中心部分でトラック方向に互いに逆向きの磁界を発生するように通電される。或いは、コイル3a、3bは、互いに逆向きの磁界を発生するように薄膜導体が接続される。尚、ここでは、図示簡略化のため、コイル3a、3bをそれぞれ円環状に模式的に図示してあり、その引き出し線の図示を省略している。
また、この磁気ヘッド20は、図18に示すように、コイル3a、3b、主磁極4、補助ヨーク5を基板1に対して同一方向に積層して形成されている。概略的には、基板1上に絶縁層6を介して一方のコイル3aを形成し、続いて、絶縁層6を介して主磁極4を形成し、その後、絶縁層6を介して他方のコイル3bを形成し、最後に、絶縁層6を介して補助ヨーク5を形成する。つまり、磁気ヘッド20は、主磁極4、他方のコイル3b、補助ヨーク5をこの順序でトラック方向に並べた構造を有することを特徴としている。
上記の構造の磁気ヘッド20について、上述した第1の実施の形態と同様に、3次元有限要素法による解析をしたところ、急峻な磁界勾配を形成し且つ十分な磁界強度を得ることができる最適値は、主磁極4と補助ヨーク5との間の距離、補助ヨーク5の厚さ、補助ヨーク5の幅、補助ヨーク5の高さ、コイル3a、3bの高さ、およびコイル後退量に関し、上述した第1の実施の形態と同じであった。尚、ここで言うコイルの高さとは、円環状に図示したコイル3a、3bが対向面7に露出した部分の高さ、すなわちコイルの断面高さを指し、円環状のコイル全体の寸法を指すものではない。また、コイル3a、3bの先端は、対向面7に露出した部分を指す。
図19には、本実施の形態の磁気ヘッド20のトラック方向に沿った記録磁界分布を、各磁界強度に対する磁界勾配の関係として示してある。これによると、上述した第1の実施の形態の磁気ヘッド10と同様に、従来型磁気ヘッド100と比較して、本実施の形態の磁気ヘッド20は、広い磁界強度範囲において磁界勾配の急峻化を達成できていることが分かる。
次に、上述した第2の実施の形態の磁気ヘッド20の変形例について、図20および図21を参照して、変形例3として説明する。尚、変形例3の磁気ヘッド20’は、上述した変形例1の磁気ヘッド10’と同様に、トラック方向に沿って主磁極4を挟む位置関係で一対のリターンヨーク2a、2bを備えている以外、上述した第2の実施の形態の磁気ヘッド20と同じ構造を有する。よって、ここでは、磁気ヘッド20と同様に機能する構成要素については同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
図20には、変形例3の磁気ヘッド20’の概略斜視図を示してあり、図21には、磁気ヘッド20’をトラック方向に沿って切断した断面図を示してある。リターンヨーク2a、2bは、上述した磁気ヘッド10’のリターンヨーク2a、2bと同様に、その先端が対向面7に露出している。また、リターンヨーク2a、2bは、その厚さ方向以外について、主磁極4よりも大きい寸法に形成されている。
変形例3の磁気ヘッド20’においても、従来型磁気ヘッド100に比べて、磁界勾配が改善されることは、これまでの説明から明らかである。
以上のように、本発明を記録用の薄膜磁気ヘッドに適用した場合、主磁極4、導体コイル3、補助ヨーク5がこの順にトラック方向に配列して構成されることから高い記録磁界勾配が得られるとともに、十分な磁界強度を得ることができる。
なお、この発明は、上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、上述した実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。更に、異なる実施の形態に亘る構成要素を適宜組み合わせても良い。
例えば、上述した実施の形態の磁気ヘッド10’、20’において、一方のリターンヨークを省略した場合、残ったリターンヨークの対向面7から離間した側端部と主磁極4の対向面7から離間した側の端部とを接続しても良い。
この発明の第1の実施の形態に係る薄膜単磁極磁気ヘッドの構造を模式的に示す概略斜視図。 図1の磁気ヘッドを磁気ディスクのトラック方向に沿って切断した断面図。 図1の磁気ヘッドのトラック方向に沿った記録磁界の強度分布を磁界強度と磁界勾配の関係として示すグラフ。 図1の磁気ヘッドのコイル後退量を変更した場合における磁界勾配の変化を示すグラフ。 図1の磁気ヘッドのコイル高さを変更した場合における磁界勾配の変化を示すグラフ。 図1の磁気ヘッドの補助ヨーク厚みを変更した場合における磁界勾配の変化を示すグラフ。 図1の磁気ヘッドの補助ヨーク高さを変更した場合における磁界勾配の変化を示すグラフ。 図1の磁気ヘッドの補助ヨーク幅を変更した場合における磁界勾配の変化を示すグラフ。 図1の磁気ヘッドのトラック方向に沿った記録磁界分布から求めた磁界強度に対する磁界勾配の関係を従来型の磁気ヘッドと比較して示すグラフ。 図1の磁気ヘッドの第1の変形例を模式的に示す概略斜視図。 図10の磁気ヘッドをトラック方向に沿って切断した断面図。 図10の磁気ヘッドのトラック方向に沿った位置と記録磁界の強度分布との関係を図1の磁気ヘッドと比較して示すグラフ。 図1の磁気ヘッドの第2の変形例を模式的に示す概略斜視図。 図13の磁気ヘッドをトラック方向に沿って切断した断面図。 図13の磁気ヘッドのトラック方向に沿った記録磁界分布から求めた磁界強度に対する磁界勾配の関係を従来型の磁気ヘッドと比較して示すグラフ。 図13の磁気ヘッドのトラック幅方向に沿った記録磁界の強度分布を従来型の磁気ヘッドと比較して示すグラフ。 この発明の第2の実施の形態に係る磁気ヘッドの構造を模式的に示す概略斜視図。 図17の磁気ヘッドをトラック方向に沿って切断した断面図。 図17の磁気ヘッドのトラック方向に沿った記録磁界分布から求めた磁界強度に対する磁界勾配の関係を従来型の磁気ヘッドと比較して示すグラフ。 図17の磁気ヘッドの変形例を模式的に示す概略斜視図。 図20の磁気ヘッドをトラック方向に沿って切断した断面図。 従来型の磁気ヘッドの構造を概略的に示す断面図。
符号の説明
1…基板、
2a、2b…リターンヨーク、
3、3a、3b…コイル、
4…主磁極、
4a…先端部、
5…補助ヨーク、
6…絶縁層、
7…対向面、
10、10’、10”、20、20’…薄膜単磁極磁気ヘッド。

Claims (7)

  1. 回転するディスク状の媒体に対向する対向面を有し、該媒体の略半径方向に移動される薄膜単磁極磁気ヘッドであって、
    軟磁性体により薄膜状に形成された主磁極と、
    導電体により薄膜状に形成されたコイルと、
    軟磁性体により薄膜状に形成された補助ヨークと、を備え、
    上記媒体の回転方向に関して、上記主磁極の下流側に絶縁層を介して上記コイルの第1の部分を配置し、さらに下流側に上記補助ヨークを配置し、上記主磁極の上流側に上記第1の部分と協働して上記主磁極を磁化するための上記コイルの第2の部分を配置し、
    上記主磁極と補助ヨークとの間の距離を200[nm]未満に設定し、
    上記コイルの第1の部分が、上記媒体に対向する先端を有し、この先端が、上記対向面に対して0〜200[nm]の範囲で後退する位置に配置されていることを特徴とする薄膜単磁極磁気ヘッド。
  2. 上記コイルは、上記主磁極が上記媒体に対向する先端部を取り囲むように薄膜導体を巻き回して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の薄膜単磁極磁気ヘッド。
  3. 上記コイルは、上記回転方向に沿って上記主磁極を挟む位置関係で薄膜導体を同心状に巻き回して形成され、その中心部を通る互いに逆向きの磁界を発生することを特徴とする請求項1に記載の薄膜単磁極磁気ヘッド。
  4. 上記対向面から垂直な方向に沿った上記コイルの第1の部分の高さは、500[nm]以下であることを特徴とする請求項1に記載の薄膜単磁極磁気ヘッド。
  5. 上記媒体の回転方向に関して、上記補助ヨークのさらに下流側および上記コイルの第2の部分のさらに上流側の少なくとも一方に、絶縁層を介して、軟磁性体により薄膜状に形成されたリターンヨークをさらに備えていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の薄膜単磁極磁気ヘッド。
  6. 上記補助ヨークは、上記コイルの周囲を取り囲むように形成されていることを特徴とする請求項2に記載の薄膜単磁極磁気ヘッド。
  7. 上記対向面から垂直な方向に沿った上記補助ヨークの高さは、上記コイルの高さと略同じ高さに設計されていることを特徴とする請求項に記載の薄膜単磁極磁気ヘッド。
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