JP2009020999A - 垂直磁気記録ヘッド及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】垂直磁気記録ヘッド及びその製造方法を提供する。
【解決手段】メインポールと、メインポールと共に磁路をなすリターンヨークと、メインポールが記録媒体に情報を記録する磁場を発生させるように、メインポールをソレノイド構造で取り囲むコイルと、を備え、メインポールのリターンヨーク側をメインポールの上部とし、メインポールのリターンヨークの反対側をメインポールの下部とする時、コイルは、メインポールの下部を通る下部導線部と、メインポールの上部を通る上部導線部と、下部導線部と上部導線部とを電気的に連結する連結部と、を備え、上部導線部は少なくとも2層で積層された上部導線層を備えることを特徴とする垂直磁気記録ヘッド。これにより、高記録密度の達成に要請される高周波記録特性を向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、垂直磁気記録ヘッド及びその製造方法に係り、より詳細には、垂直磁気記録ヘッドの記録磁場の強度を向上させて記録媒体の記録密度を向上させるために、記録磁場を発生させるコイルをメインポールにソレノイド構造で形成させたソレノイド型コイル構造を備える垂直磁気ヘッド及びその製造方法に関する。
磁気記録は、記録方式によって水平磁気記録方式と垂直磁気記録方式とに大別できる。水平磁気記録方式は、磁性層の磁化方向が磁性層の表面に平行に整列されることを利用して情報を記録する方式であり、垂直磁気記録方式は、磁性層の磁化方向が磁性層の表面に垂直方向に整列されることを利用して情報を記録する方式である。記録密度の点から見て、垂直磁気記録方式は水平磁気記録方式よりはるかに有利であって、多様な構造の垂直磁気記録ヘッドが開発されている。
かかる垂直磁気記録ヘッドの開発により、ハードディスクドライブの記録密度は最近になって毎年30〜40%の向上を見せ、現在約1200kBPIレベルの線記録密度が量産レベルで達成され、今後もさらに増加して1〜2年内には1500kBPI以上の線記録密度レベルに到達すると予想される。このように高い線記録密度を達成するためには、ヘッドデザインの最適化を通じて高周波記録特性の向上が必要である。高周波記録特性を向上させるとは、高周波で記録磁場を強く保持すると同時に記録磁場の反応速度を速くすることを意味する。記録磁場の速い反応速度のためには、ヘッドインダクタンスと渦電流損失を減らすことが非常に重要である。
渦電流損失を減らす方法には、記録ヘッドのメインポールに高い比抵抗値を持つ材料を使用する方法がある。しかし、メインポールの特性は比抵抗以外に飽和磁化、保磁力などいろいろな要求特性とのトレードオフにより決定されるので、他の特性に影響を及ぼさずにメインポールの比抵抗値のみ高くすることは困難である。
本発明は、前述した従来の垂直磁気記録ヘッドの問題点を改善するためになされたものであり、特に、ソレノイド型コイル構造を持つ垂直磁気記録ヘッドにおいて、記録磁場強度を減少させずに高周波記録特性を向上させた垂直磁気記録ヘッド及びその製造方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明による垂直磁気記録ヘッドは、メインポールと、前記メインポールと共に磁路をなすリターンヨークと、前記メインポールが記録媒体に情報を記録する磁場を発生させるように、前記メインポールをソレノイド構造で取り囲むコイルと、を備え、前記メインポールの前記リターンヨーク側を前記メインポールの上部とし、前記メインポールの前記リターンヨークの反対側を前記メインポールの下部とする時、前記コイルは、前記メインポールの下部を通る下部導線部と、前記メインポールの上部を通る上部導線部と、前記下部導線部と前記上部導線部とを電気的に連結する連結部と、を備え、前記上部導線部は少なくとも2層で積層された上部導線層を備えることを特徴とする。
また、前記の目的を達成するために、メインポールをソレノイド形態で取り囲む構造のコイルを備える垂直磁気記録ヘッドの製造方法は、磁気シールド層上に下部導線部及び連結部を形成する工程と、前記下部導線部上にメインポールを備える第1磁性層を形成する工程と、前記第1磁性層上に第1絶縁層を形成する工程と、前記第1絶縁層上に第1上部導線部及び前記第1上部導線部の上部領域に形成される第2上部導線部を備える上部導線部を形成する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明による垂直磁気記録ヘッド及びその製造方法は、次のような効果がある。
第1に、磁気記録部のヨーク長を大きく縮めて高周波特性を改善すると同時に記録磁場の強度を改善できる。
第2に、コイルターンがメインポールのエア軸受面の先端部側に集中配置されて記録効率を最大化させることができる。
第3に、ヨーク長を縮めることによってメインポールの幅対高さの縦横比を増加させて、幅方向の形状異方性効果を増大させることができる。
以下、添付された図面を参照して本発明の望ましい実施形態を詳細に説明する。しかし、下記で示される実施形態は、本発明の範囲を限定するものではなく、本発明を当業者に十分に説明するために提供されるものである。以下の図面で同じ参照符号は同じ構成要素を示し、図面上で各構成要素の大きさは、説明の明瞭性及び便宜のために誇張していることがある。
図1は、本発明の第1実施形態による垂直磁気記録ヘッドの構造を概略的に示す断面図であり、図2Aないし図2Cは、本実施形態のコイルの通電構造を示す断面図である。
図面を参照すれば、垂直磁気記録ヘッド100は記録媒体Mに情報を記録するために、記録媒体Mに向かって磁場を放出するメインポール140、誘導磁場を発生させるための電流が印加されるソレノイド型コイル、及びメインポール140と共に磁場の磁路を形成するリターンヨーク170を備える記録ヘッド部Wを備える。記録ヘッド部Wは、メインポール140の記録媒体M側の終端に磁束が集束されることを助けるサブヨーク150をさらに備えることができる。また、記録媒体Mに記録された情報を読み取るために、二つの磁気シールド層120と前記磁気シールド層120の間に介在する磁気抵抗素子110で形成される再生ヘッド部Rをさらに備えることができる。参照番号119、139、159、180、189は絶縁層を表す。かかる絶縁層119、139、159、180、189は、例えば、Alやその他の絶縁物質で形成される。参照番号Sは、垂直磁気記録ヘッド100の記録媒体Mと対向する面であって、エア軸受面という。説明の便宜のために、メインポール140のリターンヨーク170側をメインポール140の上部とし、メインポール140の前記リターンヨーク170の反対側を前記メインポール150の下部と呼ぶことにする。
メインポール140、リターンヨーク170及びサブヨーク150は、コイルにより発生された記録磁場の磁路を形成できるように磁性物質からなる。この時、メインポール140のエア軸受面Sの終端に集束される磁場の大きさはメインポール140の飽和磁束密度により制限されるので、メインポール140は、飽和磁束密度がリターンヨーク170やサブヨーク150より大きい磁性物質からなる。例えば、NiFe、CoFe、CoNiFeなどからなる。サブヨーク150やリターンヨーク170は、高周波の磁場変化に対して速い応答特性を持つように、前記メインポール140より相対的に高い透磁率を持たせることが望ましい。サブヨーク150やリターンヨーク170の材料としては、例えば、ニッケル鉄(NiFe)のような磁性物質が主に使われ、この時、NiとFeとの成分比を調節することによって飽和磁束密度と透磁率とが適切に設計される。
リターンヨーク170のエア軸受面Sの終端であるリターンヨークチップ170aは、メインポール140と離隔形成されている。すなわち、リターンヨークチップ170aとメインポール140との間隔は、メインポール140から出る漏れ磁束Blfが記録媒体Mを垂直方向に磁化させた後、リターン経路を形成できるように適切に決定される。たとえば、前記間隙は数百ナノメートル以下に形成される。メインポール140の上部面にはサブヨーク150がさらに設けられてもよい。サブヨーク150は、メインポール140のエア軸受面Sの終端に磁場が集束されるようにエア軸受面Sから所定距離離隔している。一方、サブヨーク150とリターンヨーク170とは、エア軸受面Sから遠い側を通じて磁気的に連結されている。すなわち、サブヨーク150とリターンヨーク170とは、バックギャップ150aを通じて磁気的に接合されている。
図1及び図2Aないし図2Cは、本実施形態のコイルが3ターンのソレノイド構造である場合を例示的に示す。図2Aは、図1で垂直磁気記録ヘッド100をA1−A1線に沿って切開した断面図であり、図2Bは、図1で垂直磁気記録ヘッド100をA2−A2線に沿って切開した断面図であり、図2Cは、図1で垂直磁気記録ヘッド100をA3−A3線に沿って切開した断面図である。
図面を参照すれば、コイルは、メインポール140の下部を通る単層構造の下部導線部130と、メインポール140及びサブヨーク150の上部を通る複層構造の上部導線部160と、下部導線部130と上部導線部160とを電気的に連結する連結部ICとで形成されている。下部導線部130、上部導線部160及び連結部ICは、メインポール140とサブヨーク150とを取り囲んでいてソレノイド構造をなす。前記下部導線部130は、第1ないし第3下部導線130a、130b、130cで形成される。上部導線部160のうち、メインポール140に相対的に近い第1上部導線層161は第1及び第2上部導線161a、161bで形成され、上部導線部160のうち、メインポール140から相対的に遠い第2上部導線層162は、第3上部導線162aで形成される。連結部ICは、下部導線部130と上部導線部160とを電気的に連結する第1ないし第6連結部IC1〜IC6を備える。このようにヨーク長YL1と関係のない下部導線部130は、単層構造として形成するが、ヨーク長YL1と関係のある上部導線部160は複層構造で形成することによって、ヨーク長YL1を縮めつつ、縮まったヨーク長YL1で多くのターンが入るようにすることができる。また、前記第1ないし第3上部導線161a、161b、162aの断面積は前記第1ないし第3下部導線130a、130b、130cの断面積より小さくして、ヨーク長YL1をさらに縮めることができる。この場合、第1ないし第3下部導線130a、130b、130cの断面積を十分に大きくすることで、第1ないし第3上部導線161a、161b、162aの断面積の減少による抵抗増加を相殺させることができる。ここで、ヨーク長YL1は、サブヨーク150と上部導線部160とを電気的に絶縁させる絶縁層180のエア軸受面Sの終端からバックギャップ150aの終端までの長さを意味する。このようなヨーク長YL1は、ソレノイド型コイルの中心軸方向の長さに該当する。さらに、第2上部導線層162は第1上部導線層161の中間位置に配置することが望ましい。これは、メインポール140、サブヨーク150、及びリターンヨーク170で形成される磁路の長さを縮めると同時に、上部導線部160上に位置する磁性膜であるリターンヨーク170に流れる磁束特性が、急な勾配や段差により低下することを防止するためである。
さらに、図2Bと図2Cに図示されたように、メインポール140の上部を通る第1ないし第3上部導線161a、161b、162aのそれぞれの中間部分の幅は、外側部分の幅に比べて小さくすることができる。このように形成すればヨーク長YL1をさらに縮めることができ、上部導線部160をエア軸受面S側にさらに集中配置させることができる。たとえば、本実施形態のように上部導線部を2層で形成する場合、通常のフォトリソグラフィ技術でも3ターンのソレノイドコイルの上部導線部をエア軸受面Sから約5μm以内に配置させることができる。また、図2Aに図示されるように、メインポールの下部を通る第1ないし第3下部導線130a、130b、130cのそれぞれの中間部分の幅も、外側部分の幅に比べて小さくすることができる。このように上部導線部160及び下部導線部130がメインポール140のエア軸受面Sの終端に隣接した領域に集中配置されることによって、メインポール140の終端に磁束を密集させて記録効率を向上させることができる。
前述したようにヨーク長YL1を縮め、コイルをエア軸受面Sに集中配置させるために、上部導線部160や下部導線部130の導線断面積を縮めることによってコイルの抵抗が増加しうるところを、連結部ICのパッド面積を広げることによって増加した抵抗を相殺させることができる。すなわち、第1ないし第6連結部IC1〜IC6の断面積は、上部導線部160や下部導線部130の導線断面積より大きく形成することが望ましく、上部導線部160や下部導線部130の導線断面積より2倍以上大きくすることがさらに望ましい。ここで、第1ないし第6連結部IC1〜IC6の断面積は、図2Aないし図2Cに示したように、上部導線部160や下部導線部130が載せられた平面から見た断面積を意味する。
次いで、図2Aないし図2Cを参照して、本実施形態のコイルの通電構造を説明する。下部導線部130の第1下部導線130aの一端は外郭の第1入力端子(図示せず)に連結され、第1下部導線130aの他端は、第1連結部IC1を通じて第1上部導線層161の第1上部導線161aの一端に連結される。第1上部導線161aの他端は、第2連結部IC2を通じて第2下部導線130bの一端に連結され、第2下部導線130bの他端は、第3連結部IC3を通じて第2上部導線161bの一端に連結される。また、第2上部導線161bの他端は、第4連結部IC4を通じて第3下部導線130cの一端に連結され、第3下部導線130cの他端は、第5連結部IC5を通じて第2上部導線層162の第3上部導線の一端に連結される。第3上部導線の他端は、第6連結部IC6を通じて再び下部導線部130側に行く。第6連結部IC6は、第1下部導線130aが載せられた層で外郭の第2入力端子(図示せず)に連結される。
本実施形態はソレノイド型コイルを採用することによって、十分な記録磁場の強度を確保する。図3は、ソレノイド型コイルを持つヘッドにおいて、コイルのターン数による記録磁場の強度を示すグラフである。図3に示したように、ソレノイド型コイルの場合、1ターンでは記録磁場の強度が多少低いが、2ターン以上では磁場の強度が相対的に大きくて互いに類似しており、本実施形態のように3ターンコイルや後述する実施形態のような2ターンコイルで、十分な記録磁場の強度を確保できるということが分かる。
本実施形態は、上部導線部160を複層構造としてヨーク長YL1を縮めることによって、メインポール140及びサブヨーク150での渦電流損失を減らし、磁気記録部Wの高周波特性を向上させる。図4は、ヨーク長と磁気記録部との高周波特性の関係についての実験データであり、メインポールの比抵抗を高めるか、ヨーク長を短くして記録磁場の方向が反転される時間を短縮できるということを示す。本実施形態は、前述するようにヨーク長を短くすることで、記録磁場の反応時間を短縮でき、これにより、磁気記録部の高周波特性を向上させることができる。
さらに、ヨーク長YL1を縮めることによってメインポール140の幅対高さの縦横比を増加させて、メインポール140の磁気ドメインがメインポール140の幅方向に容易に形成されるように、幅方向の形状異方性効果を増大させることができる。この時、メインポール140の高さはエア軸受面Sに垂直な方向のメインポール140の長さを意味して、メインポール140の幅はメインポール140の高さに垂直な方向となるメインポール140の幅を意味する。
図5は、本発明の第2実施形態による垂直磁気記録ヘッドの構造を概略的に示す断面図である。図面で垂直磁気記録ヘッド200は、前述した第1実施形態に比べてメインポール140とサブヨーク150との位置が置き換えられた点のみ差がある。すなわち、サブヨーク150はメインポール140の下面に形成されている。残りの構成は、前述した第1実施形態と実質的に同一であり、ヨーク長を縮めることによって高周波特性が向上した垂直磁気記録ヘッド200を具現する。
図6は、本発明の第3実施形態による垂直磁気記録ヘッドの構造を概略的に示す断面図である。本実施形態は、前述した第1実施形態とコイルの構造で差があり、残りの構成は実質的に同一であるので、差異点についてのみ説明する。
図面を参照すれば、垂直磁気記録ヘッド300は、メインポール140、誘導磁場を発生させるための電流が印加されるソレノイド型コイル、及びメインポール140と共に磁場の磁路を形成するリターンヨーク170を備える。垂直磁気記録ヘッド300は、メインポール140の記録媒体Mの終端に磁束が集束されることを助けるサブヨーク150をさらに備えることができる。また、記録媒体Mに記録された情報を読み取るための再生ヘッド部が磁気シールド層120側にさらに設けられることもある。参照番号139、159、180、189は絶縁層を表す。かかる絶縁層139、159、180、189は、例えば、Alやその他の絶縁物質で形成できる。
コイルは、メインポール140の下部を通る単層構造の下部導線部230と、メインポール140及びサブヨーク150の上部を通る複層構造の上部導線部260と、連結部(図示せず)とで形成されている。下部導線部230、上部導線部260及び連結部は、メインポール140とサブヨーク150とを取り囲んでいてソレノイド構造をなす。前記下部導線部230は2つの下部導線で形成される。上部導線部260は、それぞれ一つの上部導線を持つ2層の上部導線層261、262を備える。すなわち、本実施形態のコイルは2ターンソレノイド構造を持つ。
上部導線部260の断面積は、下部導線部230の断面積より小さくする。すなわち、前記上部導線の断面積は下部導線の断面積より小さく形成される。下部導線部230の断面積を十分に大きくすることで、上部導線部260の断面積減少による抵抗増加を相殺させる。このようにコイルのターン数を2ターンとし、上部導線部260を複層とすることでヨーク長YL2を縮めることができ、さらに、上部導線部260の断面積を下部導線部230の断面積より小さくしてヨーク長YL2をさらに縮めることができる。このようにヨーク長YL2を縮めることによって、磁気記録部Wの高周波特性を向上させることができ、メインポール140の幅対高さの縦横比を増加させて幅方向の形状異方性効果を増大させることができる。
エア軸受面Sに垂直な断面を基準とする時、前記第2上部導線層262の長さを前記第1上部導線層261の長さより短くする。さらに、第2上部導線層262は、第1上部導線層261の中間位置に配置することが望ましい。これは、メインポール140、サブヨーク150、及びリターンヨーク170で形成される磁路の長さを縮めると同時に、上部導線部260上に位置する磁性膜であるリターンヨーク170内に流れる磁束特性が、急な勾配や段差により低下することを防止するためである。
一方、本実施形態の垂直磁気記録ヘッド300はさらに短いヨーク長YL2を持つため、上部導線部260はエア軸受面S側にさらに集中配置されうる。たとえば、本実施形態のように上部導線部260を2層で形成する場合、通常のフォトリソグラフィ技術でも、上部導線部260をエア軸受面Sから約5μm以内に配置させることができ、これにより記録効率が最大化される。
図7は、本発明の第4実施形態による垂直磁気記録ヘッドの構造を概略的に示す断面図である。図面で垂直磁気記録ヘッド400は、前述した第3実施形態に比べてメインポール140とサブヨーク150との位置が置き換えられた点のみ差がある。すなわち、サブヨーク150はメインポール140の下面に形成されている。残りの構成は前述した第3実施形態と実質的に同一であり、ヨーク長を縮めることによって高周波特性が向上した垂直磁気記録ヘッド400を具現する。
以下、本発明の垂直磁気記録ヘッドの製造方法を説明する。本発明の各実施形態による垂直磁気記録ヘッドは、その構成が多少変形されていてもその製造方法は実質的に同一であるので、第1実施形態の垂直磁気記録ヘッドの製造方法を中心に説明する。
図8Aないし図8Hは、本発明の実施形態による垂直磁気記録ヘッドの製造方法の各工程を説明する図面である。各図面で下方の図面は上方の図面でB−B線に沿って切開した部分断面を図示する。
図8Aは、コイルの下部導線部まで形成された構造を図示する。図8Aを参照すれば、磁気シールド層(図示せず)上に第1下部絶縁層139aを先ず形成した後、その上に下部導線部130を形成する。第1下部絶縁層139aは、Al、SiOのような絶縁物質を蒸着するか、フォトレジストをスピンコーティングして熱硬化するなどの方法で形成できる。下部導線部130は、メッキまたは蒸着の方法で形成できる。たとえば、下部導線部130は、前記第1下部絶縁層139aの全域にわたってシード層を蒸着し、下部導線部130の形状によってフォトリソグラフィ法でパターニングした後、銅(Cu)などでメッキして形成できる。
次いで、図8B及び図8Cは、コイルの連結部を形成する工程まで図示する。
図8Bを参照すれば、下部導線部130の終端上に以後工程で形成される上部導線部160との電気的な連結のための連結部ICを形成する。前記連結部ICを形成する工程は、下部導線部130の形成時に用いたシード層をそのまま利用できる。すなわち、前記連結部ICは、下部導線部130の終端で連結部ICの形状のみ露出されるように再びパターニングして銅などでメッキし、イオンビームエッチング装置を使用して不要なシード層を除去する工程で形成できる。次いで、下部導線部130の上面に第1上部絶縁層139bを形成する。第1上部絶縁層139bは、連結部ICが貫通するように形成される。第1上部絶縁層139bも第1下部絶縁層139aと同じ方法で形成されうる。例えば、第1上部絶縁層139bは、Alのような絶縁物質を蒸着してCMP(Chemical Mechanical Polishing)工程を通じて平坦化することで形成される。
次いで、第1上部絶縁層139b上にメインポール140を形成する。メインポール140は、CoFe、CoNiFeのように飽和磁化の大きい磁性物質を蒸着またはメッキして形成できる。たとえば、メインポール140を形成する工程は、シード層成膜工程、フォトリソグラフィ工程、メッキ工程、不要な磁性膜除去工程などを通じて行われる。
次いで、メインポール140上の終端の一部領域に第2下部絶縁層159aを形成する。第2下部絶縁層159aは、例えば、Al、SiOのような絶縁物質で形成され、ALD(Atomic Layer Deposition)のような蒸着工程が用いられる。第2下部絶縁層159aが形成された側が記録媒体と対向する側になり、第2下部絶縁層159aは、メインポール140とリターンヨークチップ170aとの間のギャップ層になる。
次いで、第2下部絶縁層159a上の終端の一部領域にリターンヨークチップ170aを形成し、メインポール140の上面で第2下部絶縁層159aが形成されていない領域にサブヨーク150を形成する。かかるリターンヨークチップ170aを形成する工程と、サブヨーク150を形成する工程とは同時に行われる。リターンヨークチップ170aとサブヨーク150とは透磁率の高い柔磁性物質で形成され、同じ物質または異なる物質で形成される。例えば、NiFeやCoNiFeが用いられ、メッキまたは蒸着の方法で形成できる。次いで、リターンヨークチップ170aとサブヨーク150との間には第2上部絶縁層159bで満たす。第2上部絶縁層159bは第1上部絶縁層139bの全域にわたって形成され、第2上部絶縁層159bが形成された後、その上面をCMPなどの方法で平坦化することができる。第2上部絶縁層159bは連結部ICが貫通するように形成される。
次いで、図8Cに示したように、サブヨーク150の上面に第3絶縁層180を形成する。第3絶縁層180は、サブヨーク150と第3絶縁層180上に形成される第1上部導線層(図8Dの161)との絶縁のために設けられるものであり、サブヨーク150のバックギャップ150a部分と連結部ICとが露出されるように形成される。このような第3絶縁層180は、フォトレジストを塗布して240℃以上の炉で7時間以上保持させる熱処理工程を通じて、フォトレジストがクロスリンクされるように熱硬化するなどの方法で形成するか、スパッタやCVD(Chemical Vapor Deposition)を利用してAlなどを蒸着した後、リフトオフやエッチング工程を通じて形成できる。
次いで、図8Dに示したように、第3絶縁層180上に第1上部導線層161を形成する。第1上部導線層161は、第3絶縁層180上にシード層を形成し、これをパターニングした後でCuのような伝導性の優れた物質をメッキする工程を通じて形成できる。
次いで、図8Eに示したように、第1上部導線層161の上面及び側面を覆う第4下部絶縁層189aを形成する。前記第4下部絶縁層189aには、サブヨークのバックギャップ150aを露出させるように貫通孔186が形成されている。下部導線部130及び第1上部導線層161を、以後に形成される第2上部導線層162と電気的に連結する連結部ICは、第4下部絶縁層189aを貫通するようになっている。第4下部絶縁層189aは、第1上部導線層161と第2上部導線層162とを絶縁するためのものであり、例えば、Alのような絶縁物質を蒸着して形成でき、絶縁に必要な範囲内で最小厚さになることが望ましい。
次いで、図8Fを参照すれば、第2上部導線層162を第4下部絶縁層189aの上面にわたって形成する。第2上部導線層162は、第1上部導線層161が載せられた領域の上部に配置されるように形成する。第2上部導線部162は、Cuのように伝導性の優れた物質をメッキする工程を通じて形成できる。
前記第1及び第2上部導線層161、162をなす上部導線は、前記メインポール140の上部を通る部分が前記メインポール140の終端に隣接するように形成することが望ましい。
さらに、前記第1及び第2上部導線層161、162をなす上部導線は、前記メインポール140の上部を通る部分の幅が薄くなるように形成されることがさらに望ましい。
次いで、図8Gに示したように、第2上部導線層162を覆う第4上部絶縁層189bを形成する。第4上部絶縁層189bは、例えば、フォトレジストを塗布した後に熱硬化することで形成するか、Alを蒸着して形成してもよい。
次いで、図8Hのように、リターンヨークチップ170aと第4下部及び第4上部絶縁層189a、189bとサブヨーク150のバックギャップ150aとを覆うリターンヨーク170を形成する。リターンヨーク170は、NiFeやCoNiFeのような磁性物質を蒸着またはメッキすることによって形成できる。
前述した製造方法は特に、下部導線層と上部導線層とを連結する構造を形成する方法及び上部導線層を形成する工程に主要な特徴があり、残りの工程は例示的なものであり、当業者の便宜によってその順序や製造方法の各工程の具体的な内容は変わりうる。例えば、メインポールが先ず形成され、メインポールの上面にサブヨークが形成されることと説明したが、前述した第2実施形態や第4実施形態のようにサブヨークが先ず形成された後、サブヨークの上面にメインポールが形成されてもよい。
前述した実施形態を通じて多様な形態の本発明による垂直磁気記録ヘッド及びその製造方法について説明した。本発明は、ヨーク長に影響を与える上部導線部を多層構造で形成することによってヨーク長を最小化させたことにあり、前述した実施形態のように上部導線部が複層構造に限定されるものではない。さらに、前述した実施形態では、3ターンコイルまたは2ターンコイルを例として説明しているが、これは例示的なものであり、ターン数はこれと異なりうる。
本発明の垂直磁気記録ヘッド及びその製造方法は、理解を助けるために図面に図示された実施形態を参考までに説明されたが、これは例示的なものに過ぎず、当業者ならばこれより多様な変形及び均等な他の実施形態が可能であるという点を理解できるであろう。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は特許請求の範囲により定められねばならない。
本発明は、垂直磁気記録ヘッド関連の技術分野に好適に用いられる。
本発明の第1実施形態による垂直磁気記録ヘッドの構造を概略的に示す断面図である。 図1の垂直磁気記録ヘッドの配線構造を示す断面図である。 図1の垂直磁気記録ヘッドの配線構造を示す断面図である。 図1の垂直磁気記録ヘッドの配線構造を示す断面図である。 コイルの巻取り回数による記録磁場の強度を示すグラフである。 ヨーク長による記録磁場の反応速度を示すグラフである。 本発明の第2実施形態による垂直磁気記録ヘッドの構造を概略的に示す断面図である。 本発明の第3実施形態による垂直磁気記録ヘッドの構造を概略的に示す断面図である。 本発明の第4実施形態による垂直磁気記録ヘッドの構造を概略的に示す断面図である。 本発明の実施形態による垂直磁気記録ヘッドの製造方法の各工程を説明する図面である。 本発明の実施形態による垂直磁気記録ヘッドの製造方法の各工程を説明する図面である。 本発明の実施形態による垂直磁気記録ヘッドの製造方法の各工程を説明する図面である。 本発明の実施形態による垂直磁気記録ヘッドの製造方法の各工程を説明する図面である。 本発明の実施形態による垂直磁気記録ヘッドの製造方法の各工程を説明する図面である。 本発明の実施形態による垂直磁気記録ヘッドの製造方法の各工程を説明する図面である。 本発明の実施形態による垂直磁気記録ヘッドの製造方法の各工程を説明する図面である。 本発明の実施形態による垂直磁気記録ヘッドの製造方法の各工程を説明する図面である。
符号の説明
100 垂直磁気記録ヘッド
110 磁気抵抗素子
119、139、159、180、189 絶縁層
120 磁気シールド層
130 下部導線部
140 メインポール
150 サブヨーク
150a バックギャップ
160 上部導線部
161 第1上部導線層
162 第2上部導線層
170 リターンヨーク
170a リターンヨークチップ
lf 漏れ磁束
M 記録媒体
W 記録ヘッド部
R 再生ヘッド部
S エア軸受面
YL1 ヨーク長

Claims (21)

  1. メインポールと、
    前記メインポールと共に磁路をなすリターンヨークと、
    前記メインポールが記録媒体に情報を記録する磁場を発生させるように、前記メインポールをソレノイド構造で取り囲むコイルと、を備え、
    前記メインポールの前記リターンヨーク側を前記メインポールの上部とし、前記メインポールの前記リターンヨークの反対側を前記メインポールの下部とする時、前記コイルは、前記メインポールの下部を通る下部導線部と、前記メインポールの上部を通る上部導線部と、前記下部導線部と前記上部導線部とを電気的に連結する連結部と、を備え、前記上部導線部は少なくとも2層で積層された上部導線層を備えることを特徴とする垂直磁気記録ヘッド。
  2. 記録媒体に対向する前記垂直磁気記録ヘッドのエア軸受面に垂直な方向に前記上部導線部の長さが前記下部導線部の長さより短いことを特徴とする請求項1に記載の垂直磁気記録ヘッド。
  3. 前記上部導線部は、前記メインポールに相対的に近い第1上部導線層と前記メインポールから相対的に遠い第2上部導線層とを備え、
    前記垂直磁気記録ヘッドが記録媒体に対向するエア軸受面に垂直な方向を基準とする時、前記少なくとも2層で積層された上部導線層のうち、前記メインポールから遠い側の上部導線部の長さが前記メインポールに近い側の上部導線部の長さより短いことを特徴とする請求項1または2に記載の垂直磁気記録ヘッド。
  4. 前記少なくとも2層の上部導線部のうち、前記メインポールから遠い側の上部導線部のターン数が前記メインポールに近い側の上部導線部のターン数と同一またはそれより少ないことを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載の垂直磁気記録ヘッド。
  5. 前記上部導線部をなす上部導線の断面積は、前記下部導線部をなす下部導線の断面積より相対的に小さなことを特徴とする請求項1に記載の垂直磁気記録ヘッド。
  6. 前記連結部の断面積は、前記下部導線部をなす下部導線の断面積より大きいことを特徴とする請求項1ないし5のうちいずれか1項に記載の垂直磁気記録ヘッド。
  7. 前記上部導線部は、前記垂直磁気記録ヘッドが記録媒体に対向するエア軸受面から5μm以内に配置されることを特徴とする請求項1ないし6のうちいずれか1項に記載の垂直磁気記録ヘッド。
  8. 前記上部導線部は、前記メインポールに相対的に近い第1上部導線層と前記メインポールから相対的に遠い第2上部導線層とを備える複層構造であり、前記下部導線部は単層構造であることを特徴とする請求項1ないし7のうちいずれか1項に記載の垂直磁気記録ヘッド。
  9. 前記第1上部導線層は2個の上部導線で形成され、前記第2上部導線層は1個の上部導線で形成され、前記下部導線部は3個の下部導線で形成されることを特徴とする請求項8に記載の垂直磁気記録ヘッド。
  10. 前記第1及び第2上部導線層はそれぞれ1個の上部導線で形成され、前記下部導線部は2個の下部導線で形成されることを特徴とする請求項8に記載の垂直磁気記録ヘッド。
  11. 前記メインポールの記録媒体側の端部に磁場が集束されるように、前記端部から所定距離離隔したサブヨークがさらに設けられており、
    前記サブヨークは、前記メインポールと共に前記コイルにソレノイド形態で取り囲まれたことを特徴とする請求項1ないし10のうちいずれか1項に記載の垂直磁気記録ヘッド。
  12. 前記サブヨークは、前記メインポールの上部側面または前記メインポールの下部側面に接して形成されたことを特徴とする請求項11に記載の垂直磁気記録ヘッド。
  13. メインポールをソレノイド形態で取り囲む構造のコイルを備える垂直磁気記録ヘッドの製造方法において、
    磁気シールド層上に下部導線部及び連結部を形成する工程と、
    前記下部導線部上にメインポールを備える第1磁性層を形成する工程と、
    前記第1磁性層上に第1絶縁層を形成する工程と、
    前記第1絶縁層上に第1上部導線部及び前記第1上部導線部の上部領域に形成される第2上部導線部を備える上部導線部を形成する工程と、を含むことを特徴とする垂直磁気記録ヘッドの製造方法。
  14. 下部導線部及び連結部を形成する工程は、
    磁気シールド層上に絶縁層を形成し、
    前記絶縁層上に前記下部導線部を形成する工程と、
    前記下部導線部の終端上に連結部を形成する工程と、を含むことを特徴とする請求項13に記載の垂直磁気記録ヘッドの製造方法。
  15. 前記下部導線部及び連結部は、シード層を利用するメッキ工程を通じて形成され、
    前記シード層は、前記下部導線部及び連結部の形成に共通に用いられることを特徴とする請求項14に記載の垂直磁気記録ヘッドの製造方法。
  16. 前記上部導線部を形成する工程は、
    前記第1絶縁層上に第1上部導線層を形成する工程と、
    前記第1上部導線層を取り囲む第2絶縁層を形成する工程と、
    前記第2絶縁層上に第2上部導線層を形成する工程と、を含むことを特徴とする請求項13ないし15のうちいずれか1項に記載の垂直磁気記録ヘッドの製造方法。
  17. 前記第2上部導線層を形成する工程は、
    前記第2上部導線層を前記第1上部導線層の中間位置の上部に配置することを特徴とする請求項16に記載の垂直磁気記録ヘッドの製造方法。
  18. 前記上部導線部を形成する工程は、
    前記第1及び第2上部導線層をなす上部導線を、前記メインポールの上部を通る部分が前記メインポールの終端に隣接するように形成することを特徴とする請求項16または17に記載の垂直磁気記録ヘッドの製造方法。
  19. 前記上部導線部を形成する工程は、
    前記第1及び第2上部導線層をなす上部導線の前記メインポール上部を通る中間部分の各幅を、前記メインポール上部を通る外側部分の各幅に比べて小さく形成することを特徴とする請求項16ないし18のうちいずれか1項に記載の垂直磁気記録ヘッドの製造方法。
  20. 前記第1磁性層を形成する工程は、
    前記下部導線部上にメインポールを形成する工程と、
    前記メインポールの上面に前記メインポールの一端部から離隔した端部を持つサブヨークを形成する工程と、を含むことを特徴とする請求項13ないし19のうちいずれか1項に記載の垂直磁気記録ヘッドの製造方法。
  21. 前記第1磁性層を形成する工程は、
    前記下部導線部上にサブヨークを形成する工程と、
    前記サブヨークの上面に、前記サブヨークの一端部から離隔した端部を持つメインポールを形成する工程と、を含むことを特徴とする請求項13ないし19のうちいずれか1項に記載の垂直磁気記録ヘッドの製造方法。
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