JP2006252688A - 垂直磁気記録型ヘッド、および垂直磁気記録型ヘッドの製造方法 - Google Patents

垂直磁気記録型ヘッド、および垂直磁気記録型ヘッドの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 コイル層間の短絡を効果的に抑制し、コイル特性が良好な垂直磁気記録型ヘッド、およびこの垂直磁気記録型ヘッドの製造方法を提供する。
【解決手段】 第1コイル層18と第2コイル層23がコンタクト層50を介し電気的に接続されている。第1コイル層18と第2コイル層23の間で且つコンタクト層50間の上方に形成された主磁極層20とギャップ層21を有する積層体Sの両側方部に第1絶縁層60が形成され、積層体Sの上方から第1絶縁層60の上方に第2絶縁層70が形成されている。第1絶縁層60には傾斜面60aが形成され、第2絶縁層70には傾斜面70aが、第1絶縁層60の傾斜面60aの上方に形成されている。第2絶縁層70の傾斜面70aに沿って第2コイル層23の側方領域が下方側に延出しており、第1絶縁層60に形成された傾斜面60aの傾斜角度θ1よりも、第2絶縁層70の傾斜面70aの傾斜角度θ2の方が小さい。
【選択図】 図3

Description

本発明は磁気ヘッドに関し、特に記録ヘッドのコイル層間の短絡を効果的に抑制し、コイル特性を良好にすることができる垂直磁気記録型ヘッド、およびこの垂直磁気記録型ヘッドの製造方法を提供することを目的とする。
以下に示す特許文献1の図21および特許文献2の図1には、いずれもインダクティブヘッド(記録用ヘッド)を構成する磁極層若しくはコア層の周りをトロイダル状に巻回されたコイル層の構成が開示されている。
前記コア層の周囲の三次元的な空間を有効活用するには、前記コイル層をヘリカル状にすることが好ましく、これによってインダクティブヘッドの小型化を実現できるとともに、磁化効率も良好になると期待されている。
特開2002−170205号公報 特開平05−242429号公報
前記特許文献1および前記特許文献2には、磁極層(コア層)の下側に形成された下側コイル層と上側に形成された上側コイル層周辺を、記録媒体との対向面側から見た正面図が図示されていないが、記載内容からすると前記特許文献1の図21に示す薄膜磁気ヘッドの正面図を模式的に示すと図17のような構造となっており、前記特許文献2の図1に示す薄膜磁気ヘッドの正面図を模式的に示すと図18に示すような構造になっていると考えられる。
すなわち、前記特許文献1の図21に開示された薄膜磁気ヘッドH10では、下側コイル層118と上側コイル層123とが、図17に示すように、接続層150を介して電気的に接続されており、前記特許文献2の図1に示す薄膜磁気ヘッドH20では、図18に示すように、上側コイル層223に形成された接続部223cが下側コイル層218と電気的に接続されている。そして、前記接続層150または接続部223cは、薄膜磁気ヘッドの上下方向(図示Z1−Z2方向)に垂直に延びる方向に形成されている。
上記した特許文献1の図21に示された薄膜磁気ヘッドH10や特許文献2の図1に示された薄膜磁気ヘッドH20の製造方法は、前記各特許文献の記載によれば、磁極層(コア層)120、220の下側に形成された下側コイル層118、218上を覆う絶縁層119、219と、前記磁極層(コア層)120、220上から前記磁極層(コア層)120、220のトラック幅方向の両側に形成される絶縁層160、260に、エッチング技術を用いて接続ホール(スルーホール)160a、260aを形成し、前記下側コイル層118,218の上面を露出させる。
そして、前記特許文献1の図21に示す薄膜磁気ヘッドでは、接続ホール160a内に図17に示す接続層150を形成した後、この接続層の上面と上側コイル層123の下面とが電気的に接続するように上側コイル層123を形成すると、前記下側コイル層118と前記上側コイル層123とが、前記接続層150を介して電気的に接続されて、磁極層120の周りをトロイダル状に巻回されたコイル層が形成される。
また、前記特許文献2の図1に示す薄膜磁気ヘッドH20では、スルーホール260a内に図18に示す上側コイル層223の接続部223cが形成されるように前記上側コイル層223を形成することによって、前記下側コイル層218と前記上側コイル層223とが電気的に接続されて、コア層220の周りをヘリカル状に巻回されたコイル層が形成される。
しかし、前記特許文献1の図21に開示された薄膜磁気ヘッドH10では、前記下側コイル層218と前記上側コイル層223とが、接続層150を介して接続されるものであるが、図17に示すように、前記下側コイル層118と前記上側コイル層123とが共に記録媒体との対向面から見た形状が共にトラック幅方向(図示X1−X2方向)に向かって直線的な形状で形成されているため、前記下側コイル層118と前記上側コイル層123との上下方向(図示Z1−Z2方向)における間隔が大きい。したがって、前記下側コイル層118と前記上側コイル層123とを接続している前記接続層150の上下方向のおける長さ寸法も大きくならざるを得ないため、前記コイル層全体での抵抗値が大きくなってしまう。
一方、前記特許文献2の図1に開示された薄膜磁気ヘッドH20では、前記上側コイル層223の前記接続部223cが、前記下側コイル層218の方向へ向かって延びるように形成されているため、前記特許文献1の図1に開示された薄膜磁気ヘッド(図17に示す薄膜磁気ヘッドH10)のように、接続層150を介さずに、前記下側コイル層218と前記上側コイル層223との電気的接続を行なうことが可能となるため、コイル層全体での抵抗値を小さくすることができる。
ところが、前記特許文献2の図1に開示された薄膜磁気ヘッドH20では、図18に示すように、前記上側コイル層223が、前記接続部223cの部分で前記下側コイル層218の方向である下方向(図示Z2方向)に向かって垂直に折れ曲がっている。そのため、前記上側コイル層223を、図18に示す絶縁層260の上に形成するとき、形状異常が発生し易く、前記上側コイル層223間に短絡が生じ易くなり、良好なコイル特性を得ることができない。
すなわち、前記特許文献2の図1に示す薄膜磁気ヘッドH20の前記上側コイル層223を形成する際には、図18に示すように、前記絶縁層260に形成された角部260cが直角に形成されることによって側面260bが膜面と垂直方向(図示Z1−Z2方向)に形成されたスルーホール260aと前記絶縁層260の上にレジスト層を塗布し、このレジスト層に前記上側コイル層223のパターンを露光現像してレジストパターンを形成した後、このレジストパターンによってメッキ法などの公知の方法を用いて上側コイル層223を形成する。しかし、前記スルーホール260aの前記側面260bが膜面と垂直方向に形成されているため、前記レジスト層を露光する際、前記スルーホール260aの前記側面260b付近では、前記側面260bで発生する光の乱反射により、レジストパターンが乱れて形成される。そのため、前記レジストパターンに依拠して形成される前記上側コイル層223の形状異常が発生し、前記上側コイル層223間での短絡などの問題が発生してしまうのである。
本発明は前記従来の課題を解決するものであり、コイル層間の短絡を効果的に抑制し、コイル特性が良好な垂直磁気記録型ヘッド、およびこの垂直磁気記録型ヘッドの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の垂直磁気記録型ヘッドは、トラック幅方向に延びる第1コイル片が、前記トラック幅方向と交差する方向に間隔を空けて複数形成されて構成された第1コイル層と、
前記第1コイル層の上方で前記トラック幅方向に延びる第2コイル片が、前記トラック幅方向と交差する方向に間隔を空けて複数形成されて構成された第2コイル層と、
前記第1コイル層と前記第2コイル層とを電気的に接続するコンタクト層と、
前記第1コイル層と前記第2コイル層との間で、且つ前記コンタクト層間の上方に形成された主磁極層とギャップ層とを有する積層体とを有し、
前記積層体の両側方部には第1絶縁層が形成されており、
前記積層体の上方から前記第1絶縁層の上方にかけて、前記第2コイル層の下方に第2絶縁層が形成されており、
前記第1絶縁層には側方に向かって下方向に傾斜する傾斜面と、この傾斜面と連続する平坦面が形成されており、
前記第2絶縁層には側方へ向かって下方向に傾斜する傾斜面が、前記第1絶縁層の前記傾斜面の上方に形成されており、第2絶縁層の前記傾斜面に沿って、前記第2コイル層の側方領域が下方側に延出して形成されており、
前記第1絶縁層に形成された前記傾斜面の前記平坦面に対する傾斜角度θ1よりも、前記第2絶縁層の前記傾斜面の前記平坦面に対する傾斜角度θ2の方が小さいことを特徴とするものである。
この場合、前記第1絶縁層の前記平坦面の上面と前記コンタクト層の上面とで同一の平坦化面が形成されているものとして構成することができる。
また、前記第2絶縁層の前記傾斜面の裾縁部が、前記平坦化面に位置しているものとして構成することができる。
また、前記第1絶縁層に形成された前記傾斜面の傾斜角度θ1は55〜70°の範囲内であるものとして構成することができる。
また本発明の垂直磁気記録型ヘッドの製造方法は、以下の工程を有することを特徴とするものである。
(a)トラック幅方向に延びる複数の第1コイル片を、前記トラック幅方向と交差する方向に間隔を空けて形成して第1コイル層を形成する工程と、
(b)前記第1コイル片の両側部上に、前記第1コイル片と電気的に接続するコンタクト層を形成する工程と、
(c)前記コンタクト層間の上方に、主磁極層とギャップ層とを有する積層体を形成するとともに、この積層体の両側方から前記コンタクト層の上方にかけて第1絶縁層を形成する工程と、
(d)前記第1絶縁層の両側方部を研削して前記コンタクト層の上面を露出し、このとき前記第1絶縁層に側方へ向かって下方向に傾斜する傾斜面と平坦面とを形成する工程と、
(e)前記積層体の上方および前記第1絶縁層の上方に、前記コンタクト層の上面が露出した状態を維持するように第2絶縁層を形成し、このとき前記第2絶縁層に側方へ向かって下方向に傾斜する傾斜面を前記第1絶縁層の傾斜面の上方に形成する工程と、
(f)前記第2絶縁層の上から前記コンタクト層の上面にかけて、前記トラック幅方向に延びる第2コイル片を前記トラック幅方向と交差する方向に間隔を空けて形成して第2コイル層を形成し、前記第2コイル層と前記第1コイル層とを前記コンタクト層の上面を介して電気的に接続し、このとき第2絶縁層の前記傾斜面に沿って、前記第2コイル層の側方領域が下方側に延出するように形成する工程。
また、前記(e)工程で、前記第2絶縁層の前記傾斜面の前記平坦面に対する傾斜角度θ2を、前記第1絶縁層の前記傾斜面の前記平坦面に対する傾斜角度θ1よりも小さく形成するものとして構成することができる。
また、前記(d)工程で、前記第1絶縁層に形成された前記平坦面と前記コンタクト層の上面とで同一の平坦化面を形成するものとして構成することができる。
また、前記(e)工程で、前記第2絶縁層の裾縁部が、前記平坦化面に位置するように形成するものとして構成することができる。
また、前記(d)の工程で、前記第1絶縁層に形成された前記傾斜面の傾斜角度θ1を55〜70°の範囲内で形成するものとして構成することができる。
本発明の垂直磁気記録型磁気ヘッドでは、第2絶縁層の傾斜面の裾縁部が第1絶縁層の前記平坦部に位置するように形成されていることで、第2絶縁層に形成された傾斜面の傾斜角度θ2を、第1絶縁層に形成された傾斜面の傾斜角度θ1よりも小さな角度で形成できる。そのため、第2絶縁層を形成するためのレジストパターンのパターンニングを行なう際に、第2絶縁層に形成された傾斜面でレジストを露光現像するときの露光のための光の乱反射を抑制することができる。
したがって、第2コイル層を形成するためのレジストパターンに形状異常を生じさせずに精度良く形成することができるため、第2コイル層に形状異常を生じさせず、短絡などが生じることを適切に抑制することができる。そのため、第2コイル層のコイル特性を優れたものとすることが可能になる。
また、垂直磁気記録型ヘッドでは、第1コイル層と第2コイル層との間に位置している第1絶縁層に傾斜面が形成され、且つこの傾斜面の上に形成された第2絶縁層の傾斜面に沿って、第2コイル層の側方領域が下方側に延出して形成されている。そのため、第2コイル層が、第1コイル層と、コンタクト層のみを介して電気的に接続することが可能とされている。したがって、第1コイル層と第2コイル層との間の電気抵抗を最小限に抑えることができるため、優れたコイル特性とすることが可能である。
また、第1絶縁層の傾斜面に沿って、第2コイル層の側方領域が下方側に延出して形成されているため、第2コイル層を第1コイル層に上下方向で近づけることができるため、コンタクト層の膜厚を小さくすることができる。したがって、コイル層全体での抵抗値を小さくすることができる。
また本発明の垂直磁気記録型磁気ヘッドの製造方法では、第1コイル層と第2コイル層との間に位置している第1絶縁層に傾斜面を形成し、この傾斜面の上に形成された第2絶縁層の傾斜面に沿って、第2コイル層の側方領域を下方側に延出して形成することができる。そのため、第2コイル層が、第1コイル層と、コンタクト層のみを介して電気的に接続することが可能となる。したがって、第1コイル層と第2コイル層との間の電気抵抗を最小限に抑えることができるため、優れたコイル特性とすることが可能である。
また、第1絶縁層の傾斜面に沿って、第2コイル層の側方領域が下方側に延出して形成されるため、第2コイル層を第1コイル層に上下方向で近づけることができ、コンタクト層の膜厚を小さくすることができる。したがって、コイル層全体での抵抗値を小さくすることができる。
図1は本発明の垂直磁気記録型ヘッドの部分縦断面図、図2は図1に示す垂直磁気記録型ヘッドの部分平面図、図3は図1に示す垂直磁気記録型ヘッドを記録媒体との対向面Fから見た部分正面図である。
以下では図示X1−X2方向をトラック幅方向と呼び、図示Y2方向をハイト方向と呼ぶ。また記録媒体との対向面Fは前記トラック幅方向(図示X1−X2方向)と膜厚方向(図示Z1−Z2方向)からなる面と平行な方向に形成されている。
図1に示す垂直磁気記録型ヘッドH1は、記録媒体Mに垂直磁界を与え、記録媒体Mのハード膜Maを垂直方向に磁化させる。
記録媒体Mは例えばディスク状であり、その表面に残留磁化の高いハード膜Maが、内方に磁気透過率の高いソフト膜Mbを有しており、ディスクの中心が回転軸中心となって回転させられる。
スライダ10はAl・TiCなどの非磁性材料で形成されており、スライダ10の対向面10aが記録媒体Mに対向し、記録媒体Mが回転すると、表面の空気流によりスライダ10が記録媒体Mの表面から浮上し、またはスライダ10が記録媒体Mに摺動する。
スライダ10のトレーリング側端面(上面)10bには、AlまたはSiOなどの無機材料による非磁性絶縁層12が形成されて、この非磁性絶縁層12の上に読取り部Hが形成されている。
読取り部Hは下部シールド層13と上部シールド層16と、下部シールド層13と上部シールド層16との間の無機絶縁層(ギャップ絶縁層)15内に位置する読み取り素子14とを有している。読み取り素子14は、AMR、GMR、TMRなどの磁気抵抗効果素子である。
前記上部シールド層16の上には、アルミナ(Al)などの非磁性材料で形成された第1コイル絶縁下地層17を介して、導電性材料で形成された複数の第1コイル片18aが形成されている。前記第1コイル片18aは、例えばAu,Ag,Pt,Cu,Cr,Al,Ti,NiP,Mo,Pd,Rhから選ばれる1種、または2種以上の非磁性金属材料からなる。あるいはこれら非磁性金属材料が積層された積層構造であってもよい。この複数の前記第1コイル片18aで第1コイル層18が構成されている。
前記第1コイル層18の周囲には、Alなどの無機絶縁材料や、レジストなどの有機絶縁材料で形成された第1コイル絶縁層19が形成されている。
前記第1コイル絶縁層19の上面19aは平坦面に形成され、この上面19aに図示しないメッキ下地層が形成され、このメッキ下地層の上に、補助ヨーク層40が形成されている。前記補助ヨーク層40はNiFe合金などで形成されており、前記補助ヨーク層40の前端面40aは、記録媒体との対向面Fよりもハイト方向(図示Y2方向)側に位置しており、前記記録媒体との対向面Fには現れていない。前記補助ヨーク層40の周囲には第1絶縁体61が形成されており、前記補助ヨーク層40の前記前端面40aから前記記録媒体との対向面Fまでは前記第1絶縁体61が形成されている。
前記補助ヨーク層40の上には、前記記録媒体との対向面Fからハイト方向(図示Y2方向)に所定長さで形成され、前端面20cのトラック幅方向(図示X1−X2方向)への幅寸法がトラック幅Twで形成された主磁極層20が形成されている。
前記主磁極層20は強磁性材料で例えばメッキ形成され、Ni−Fe、Co−Fe、Ni−Fe−Coなどの飽和磁束密度の高い材料で形成されている。
図2に示すように、前記主磁極層20は前方部S1の基端部20eからハイト方向(図示Y2方向)へトラック幅方向(図示X1−X2方向)への幅寸法W1が前記トラック幅Twよりも広がって延びる傾斜部S2と、後方部S3を有して構成される。
図2に示すように前記主磁極層20の後方部S3のトラック幅方向(図示X1−X2方向)における両側端部20d,20dは、ハイト方向(図示Y2方向)と平行な方向に延出形成されている。なお図2に示す主磁極層20の構成のうち、前方部S1を主磁極層と、傾斜部S2と後方部S3をヨーク層と呼ぶ場合もある。
前記主磁極層20の上には、アルミナまたはSiOなどの無機材料によって、ギャップ層21が形成されている。前記ギャップ層21は、Au、Pt、Ru等の非磁性金属材料などで形成されてもよいし、または、無機材料及び/または非磁性金属材料の積層構造であってもよい。
前記補助ヨーク層40と前記主磁極層20と前記ギャップ層21とで、本発明の積層体Sを構成している。
図1に示すように、前記ギャップ層21上には、コイル絶縁下地層として機能する第2絶縁層70を介して複数の第2コイル片23aが形成されている。前記第2コイル片23aは前記第1コイル片18aと同様に、導電性材料によって形成されている。前記第2コイル片23aは、例えばAu,Ag,Pt,Cu,Cr,Al,Ti,NiP,Mo,Pd,Rhから選ばれる1種、または2種以上の非磁性金属材料からなる。あるいはこれら非磁性金属材料が積層された積層構造であってもよい。この複数の前記第2コイル片23aで第2コイル層23が構成されている。
図2は、図1に示す垂直磁気記録型ヘッドH1の前記第1コイル層18、前記第2コイル層23、前記補助ヨーク層40および前記主磁極層20とを、上方向(図1に示すZ1方向)側から見た部分平面図であるが、図2に示すように、前記第1コイル層18と前記第2コイル層23とは、ヘリカル状になるように、それぞれのトラック幅方向(図示X1−X2方向)における端部同士が、後記するコンタクト層50を介して電気的に接続されている。
前記第2コイル層23の周囲には、Alなどの無機絶縁材料や、レジストなどの有機絶縁材料で形成されたコイル絶縁層26が形成され、このコイル絶縁層26の上から前記ギャップ層21上にかけて、パーマロイなどの強磁性材料によってリターンパス層27が形成されている。前記リターンパス層27のハイト方向(図示Y2方向)の後端部は、前記主磁極層20と磁気的に接続する接続部20bである。なお、前記ギャップ層21上であって、前記記録媒体との対向面Fから所定距離離れた位置に、無機または有機材料によってGd決め層28が形成されている。前記記録媒体との対向面FからGd決め層28の前端縁までの距離で、前記垂直磁気記録型ヘッドH1のギャップデプス長が規定される。
図1に示すように、前記リターンパス層27上は、無機非磁性絶縁材料などで形成された保護層30に覆われている。
主磁極層20の前端面20cの厚み寸法は、リターンパス層27の前端面27aの厚みよりも小さく、主磁極層20の前端面20cのトラック幅方向(図示X1−X2方向)の幅寸法(トラック幅)Twは、リターンパス層27の前端面27aのトラック幅方向での幅寸法よりも十分に短くなっている。その結果、前記記録媒体との対向面Fでは、主磁極層20の前端面20cの面積が、リターンパス層27の前端面27aでの面積よりも十分に小さい。従って、前記主磁極層20の前端面20cに洩れ記録磁界の磁束φが集中し、この集中している磁束φにより前記ハード膜Maが垂直方向へ磁化されて、磁気データが記録されるのである。
以下に本発明の特徴的部分について説明する。
図3は、図1に示す前記垂直磁気記録型ヘッドH1を、前記記録媒体との対向面Fから見た部分正面図である。
図3に示すように、前記垂直磁気記録型ヘッドH1は、前記第1コイル絶縁層19の側方に、コンタクト層50が形成されている。前記コンタクト層50は導電性材料で形成されている。前記コンタクト層50は導電性の磁性材料で形成されていても良いが、前記第1コイル層または前記第2コイル層と同じ材料で形成されていることが好ましく、例えばAu,Ag,Pt,Cu,Cr,Al,Ti,NiP,Mo,Pd,Rh,Niから選ばれる1種、または2種以上の非磁性金属材料からなる。あるいはこれら非磁性金属材料が積層された積層構造であってもよい。
図3に示す実施形態では、前記コンタクト層50の上面50aは、前記第1コイル絶縁層19の上面19aと同一の平坦化面Aとして構成されている。そして、前記第1コイル層18と前記第2コイル層23とが、側方部において前記コンタクト層50を介して電気的に接続されている。
前記補助ヨーク層40の周囲には、Alなどの無機絶縁材料や、レジストなどの有機絶縁材料で形成された第1絶縁体61が形成されている。前記第1絶縁体61の上面61aは、前記補助ヨーク層40の前記上面40bと同一の平坦化面として形成されている。
前記補助ヨーク層40の上に形成されている前記主磁極層20の周囲には、Alなどの無機絶縁材料や、レジストなどの有機絶縁材料で形成された第2絶縁体62が形成されている。前記第2絶縁体62の上面62aは、前記主磁極層20の上面20aと同一の平坦化面として形成されている。
前記主磁極層20の上に形成された前記ギャップ層21の周囲には、Alなどの無機絶縁材料や、レジストなどの有機絶縁材料で形成された第3絶縁体63が形成されている。前記第3絶縁体63の上面63aは、前記ギャップ層21の上面21aと同一の平坦化面として形成されている。
図3に示すように、前記第1コイル絶縁層19と前記第1絶縁体61と前記第2絶縁体62と前記第3絶縁体とで、第1絶縁層60が構成される。
図3に示すように、前記第1絶縁層60には、前記第1絶縁体61の側面と、前記第2絶縁体62の側面と、前記第3絶縁体63の側面とで、側方(図示X1方向またはX2方向)に向かうにしたがって下方向(図示Z2方向)に傾斜する傾斜面60aが形成されている。また、前記第1絶縁層60には、前記傾斜面60aと連続して形成される平坦面60bが形成されている。図2に示すように、前記平坦面60bは、前記第1コイル絶縁層19の前記上面19aによって形成されている。したがって、前記第1絶縁層60の前記平坦面60bと前記コンタクト層50の前記上面50aとで、前記平坦化面Aが形成されることになる。
図3に示すように、前記積層体Sおよび前記第1絶縁層60の上から前記第1絶縁層690の前記傾斜面60aおよび前記平坦面60bにかけて、レジストなどの有機絶縁材料で形成された第2絶縁層70が形成されている。
前記第2絶縁層70には、側方に向かうにしたがって下方向に傾斜する傾斜面70aが形成されている。前記傾斜面70aは、前記傾斜面60aの上方に形成されている。図3に示すように、前記第2絶縁層70の前記傾斜面70aの裾縁部70cは、前記第1絶縁層60の前記平坦面60bに位置するように形成されている。
図3に示すように、前記第1絶縁層60の前記傾斜面60aは、前記第1絶縁層60の前記平坦面60bの上面60b1に対して傾斜角度θ1で形成されている。また図3に示すように、前記第2絶縁層70の前記傾斜面70aは、前記第1絶縁層60の前記平坦面60bの前記上面60b1に対して傾斜角度θ2で形成されている。
図3に示すように、前記第2絶縁層70の前記傾斜角度θ2は、前記第1絶縁層60の前記傾斜角度θ1よりも小さく形成されている。
そして、図3に示すように、前記第2絶縁層70の上から前記傾斜面70aおよび前記コンタクト層50の前記上面50aにかけて、前記第2コイル層23が形成され、前記第1コイル層18と前記第2コイル層23とが、前記コンタクト層50を介して電気的に接続されている。
本発明の前記垂直磁気記録型ヘッドH1では、前記第2絶縁層70の前記傾斜面70aの裾縁部70cが、前記第1絶縁層60の前記平坦面60bに位置するように形成されている。また、前記第2コイル層23の下に形成されている前記第2絶縁層70の傾斜面70aの前記傾斜角度θ2が、前記積層体Sの側方に形成された前記第1絶縁層60の前記傾斜角度θ1よりも小さく形成されている。
前記垂直磁気記録型ヘッドH1では、後記する製造方法の説明で述べるように、前記第2絶縁層70の上に前記第2コイル層23を形成する際に、前記第2絶縁層70の上面70dから前記傾斜面70aの上にかけてレジスト層R3を塗布し、このレジスト層R3に前記第2コイル層23のパターンを露光現像してレジストパターンR3pを形成した後、このレジストパターンR3pによってメッキ法などの公知の方法を用いて前記第2コイル層23を形成する。このとき、本発明の前記垂直磁気記録型ヘッドH1では、前記第2絶縁層70の前記傾斜面70aの前記裾縁部70cが前記第1絶縁層60の前記平坦面60bに位置するように形成することで、前記傾斜面70aを前記第1絶縁層60の傾斜面60aよりも小さな傾斜角度θ2で形成できる。そのため、前記レジストパターンR3pのパターンニングを行なう際に、前記傾斜面70aでレジストを露光現像するときの露光のための光の乱反射を抑制することができる。
したがって、前記第2コイル層23を形成するためのレジストパターンR3pに形状異常を生じさせずに精度良く形成することができるため、第2コイル層23構成する前記第2コイル片23aに形状異常を生じさせず、短絡などが生じることを適切に抑制することができる。そのため、前記垂直磁気記録型ヘッドH1では、前記第2コイル層23のコイル特性を優れたものとすることが可能になるのである。
また、前記垂直磁気記録型ヘッドH1では、前記第1コイル層18と前記第2コイル層23との間に位置している前記第1絶縁層60に前記傾斜面60aが形成され、且つこの傾斜面60aの上に形成された前記第2絶縁層70の前記傾斜面70aに沿って、前記第2コイル層23の側方領域が下方側(図3に示すZ2方向側)に延出して形成されている。そのため、前記第2コイル層23が、前記第1コイル層18と、前記コンタクト層50のみを介して電気的に接続することが可能とされている。
したがって、前記第1コイル層18と前記第2コイル層23との間に、例えば前記積層体Sを構成する補助ヨーク層40と同じ層および前記主磁極層20と同じ層および前記ギャップ層21と同じ層とを形成し、これらの同じ層を介して前記第1コイル層18と前記第2コイル層23とが接続される構造と比較すると、前記第1コイル層18と前記第2コイル層23との間の電気抵抗を最小限に抑えることができる。そのため、前記垂直磁気記録型ヘッドH1では、優れたコイル特性とすることが可能である。
また、前記第2コイル層23が、前記傾斜面70aに沿って、前記第2コイル層23の側方領域が下方側に延出して形成されているため、前記第2コイル層23を前記第1コイル層18に上下方向(図3に示すZ1−Z2方向)で近づけることができるため、前記コンタクト層50の膜厚を小さくすることができる。したがって、コイル層全体での抵抗値を小さくすることができる。
また、前記第1絶縁層60の前記平坦面60bと前記コンタクト層50の前記上面50aとで、前記平坦化面Aが形成されているため、前記第2コイル層23の側方領域を前記平坦化面Aに形成できるため、前記コンタクト層50との接続を良好にすることができる。
以下に、図1ないし図3に示す前記垂直磁気記録型ヘッドH1の製造方法を、図4ないし図16に基づいて説明する。なお、図4ないし図16は、前記垂直磁気記録型ヘッドH1の製造工程において、図1に示す前記記録媒体との対向面Fから見た状態を示すものであり、図3と同様の方向から示すものである。なお、図4ないし図11に示す製造方法では、前記上部シールド層16から下方側(図1に示す図示Z2方向側)の構成部材は省略して説明する。なお、前記上部シールド層16から下方向側に形成される構成部材は、公知の方法によって製造することができる。
まず図4に示すように、前記上部シールド層16の上に第1コイル絶縁下地層17を積層する。
次に図5に示すように、前記第1コイル絶縁下地層17の上に図示しないメッキ下地層を形成し、前記第1コイル絶縁下地層17の上方で前記メッキ下地層の上にレジスト層RT1を形成した後、図6に示すように、前記レジスト層R1を露光現像して前記第1コイル層18を形成するためのレジストパターンR1pを形成する。
次に図7に示すように、前記レジストパターンR1p内で前記メッキ下地層の上に、前記ハイト方向(図示Y2方向)に所定間隔を空けて(図1を参照)、複数の前記第1コイル片18aを形成する。前記第1コイル片18aは、前記メッキ下地層の上にメッキなどの方法で形成することができる。
次に、図8に示すように前記レジストパターンR1pを除去すると、複数の前記第1コイル片18aで構成される前記第1コイル層18が形成される。
次に、図9に示すように、前記第1コイル層18の両側方部にコンタクト層50を形成するとともに、前記コンタクト層50の間から前記第1コイル層18の上にかけて第1コイル絶縁層19を形成する。そして図9に示すように、前記コンタクト層50の上面50aと、前記第1コイル絶縁層19の上面19aとが同一の平坦面となるように、例えばCMPなどの公知の方法により研削加工する。
次に、図10に示すように、前記第1コイル絶縁層19の上に補助ヨーク層40を形成するとともに、前記補助ヨーク層40の側方で、前記第1コイル絶縁層19および前記コンタクト層50の上にかけて、第1絶縁体61を形成する。そして、前記補助ヨーク層40の上面40bと前記第1絶縁体61の上面61aとが同一の平坦化面となるように、CMPなどの公知の方法によって研削を行なう。
次に、図10に示すように、前記補助ヨーク層40の上に主磁極層20を形成するとともに、前記主磁極層20の側方で、前記第1絶縁体61の上に、第2絶縁体62を形成する。そして、前記主磁極層20の上面20aと前記第2絶縁体62の上面62aとが同一の平坦化面となるように、CMPなどの公知の方法によって研削を行なう。
次に、図10に示すように、前記主磁極層20の上にギャップ層21を形成するとともに、前記ギャップ層21の側方で、前記第2絶縁体62の上に、第3絶縁体63を形成する。そして、前記ギャップ層21の上面21aと前記第3絶縁体63の上面63aとが同一の平坦化面となるように、CMPなどの公知の方法によって研削を行なう。この状態を示したのが図10である。図10に示すように、前記補助ヨーク層40と前記主磁極層20と前記ギャップ層21とで積層体Sが構成される。また、前記第1コイル絶縁層19と前記第1絶縁体61と前記第2絶縁体62と前記第3絶縁体63とで第1絶縁層60が構成される。
次に、図11に示すように、前記積層体Sの上から前記第1絶縁層60の上にかけて、レジスト層R2を形成する。前記レジスト層R2には、両側方部に、前記第1絶縁層60の上面60dに対して所定の傾斜角度θ3を有する傾斜面R2aが形成されている。この傾斜面R2aは、前記レジスト層R2を熱処理したり、研削するなどの方法で形成することができる。
そして、前記第1絶縁層60を、図示破線で示す部分まで研削する。この研削にはイオンミリングなどの公知の方法を用いることができる。前記第1絶縁層60の研削は、図11に示すように、前記第1コイル絶縁層19の前記上面19a、および前記コンタクト面50の前記上面50aが露出するまで行い、前記第1コイル絶縁層19の前記上面19a、および前記コンタクト層50の前記上面50aが露出した時点で終了とする。このとき、前記第1コイル絶縁層19の上面19aと前記コンタクト層50の前記上面50aとで、同一の平坦化面Aを形成する。
この前記第1絶縁層60の研削の際、前記レジスト層R2には前記傾斜面R2aが形成されているため、前記第1絶縁層60を研削した際に、前記レジスト層R2の前記傾斜面R2aの延長線上に沿って前記第1絶縁体61と前記第2絶縁体62と前記第3絶縁体63とが研削され、前記傾斜角度θ3に応じて、前記第1絶縁体61と前記第2絶縁体62と前記絶縁体63とが、側方(図示X1方向またはX2方向)に向かうにしたがって下方向(図示Z2方向)に、傾斜角度θ1で傾斜する傾斜面60aが形成されるように研削される。
また、前記第1絶縁層60の研削は、図11に示すように、前記第1コイル絶縁層19の前記上面が露出した時点で終了とするため、前記第1コイル絶縁層19の前記上面19aが、前記第1絶縁層60の前記平坦面60bを構成する。したがって、前記第1絶縁層60の前記平坦面60bと前記コンタクト層50の前記上面50aとで、前記平坦化面Aが構成されることになる。
このように、前記第1絶縁層60を研削した状態を示したのが図12である。
次に、図13に示すように、図12に示す状態から、前記積層体Sおよび前記第1絶縁層60の前記傾斜面60aおよび前記平坦面60bの上面60b1にかけて、第2絶縁層70を形成する。前記第2絶縁層70は、レジストなどの有機絶縁材料を露光現像によるパターニングによって形成することができる。
前記第2絶縁層70は、前記第1絶縁層60の前記傾斜面60aの上に形成されることから、前記第2絶縁層70には、前記第1絶縁層60の前記傾斜面60aの上に、側方(図示X1ーX2方向)に向かうにしたがって下方向に傾斜する傾斜面70aが形成される。この際、図13に示すように、前記第2絶縁層70の前記傾斜面70aの裾縁部70cが、前記第1絶縁層60の前記平坦面60bに位置するように形成する。前記裾縁部70cは、前記コンタクト層50の上面50aには位置していないため、前記第2絶縁層70が形成されたときでも、前記コンタクト層の上面は露出した状態である。そして、前記傾斜面70aは、前記第1絶縁層60の前記平坦面60bの前記上面60b1に対して傾斜角度θ2で形成する。
このとき、前記第2絶縁層70の前記傾斜角度θ2は、前記第1絶縁層60の前記傾斜角度θ1よりも小さく形成する。
次に図14に示すように、前記第2絶縁層70の上に、図示しないメッキ下地層を形成し、前記第2絶縁層70の上方で前記メッキ下地層の上に前記第2コイル層23を形成するためのレジスト層R3を形成した後、このレジスト層R3を露光現像して、図15に示すように、前記第2コイル層23を形成するためのレジストパターンR3pを形成する。
そして、前記レジストパターンR3p内で前記メッキ下地層の上に、前記ハイト方向(図示Y2方向)に所定間隔を空けて(図1を参照)、複数の前記第2コイル片23aをメッキなどの方法で形成する。前記第2コイル片23aは、前記第2絶縁層70の上から前記第1絶縁層60の前記平坦面60b、および前記コンタクト面50の前記上面50aにかけて形成する。この状態を示したのが図16である。
そして、図16に示すように前記レジストパターンR3pを除去すると、複数の前記第2コイル片23aで構成される前記第2コイル層23が形成される。
その後は、図1に示す前記Gd決め層28、前記リターンパス層27、および前記保護層30を、それぞれ公知の方法によって形成すれば、図1に示す前記垂直磁気記録型ヘッドH1を製造することができる。
本発明の前記垂直磁気記録型ヘッドH1の製造方法では、図13に示す工程で、前記第2絶縁層70に形成される前記傾斜面70aの前記裾縁部70cが前記第1絶縁層60の前記平坦面60bに位置するように形成するため、前記傾斜面70aが前記第1絶縁層60の傾斜面60aよりも緩やかな傾斜角度θ2で形成できる。したがって、図14に示す工程で、前記第2コイル層23を形成するために前記レジスト層R3を露光現像して前記レジストパターンR3pのパターンニングを行なう際に、前記傾斜面70aで露光現像のための光が乱反射することを抑制することができる。
したがって、前記第2コイル層23を形成するための前記レジストパターンR3pに形状異常を生じさせずに精度良く形成することができるため、図16に示す工程で前記第2コイル層23に形状異常を生じさせず、前記第2コイル片23aの間で短絡などが生じてしまうことを適切に抑制することができる。そのため、本発明の垂直磁気記録型ヘッドH1の製造方法では、前記第2コイル層23のコイル特性を優れた垂直磁気記録型ヘッドH1を製造することが可能になるのである。
また、前記垂直磁気記録型ヘッドH1の製造方法では、図11で示す工程で、前記第1コイル層18と前記第2コイル層23との間に位置している前記第1絶縁層60に前記傾斜面60aが形成され、且つこの傾斜面60aの上に図13に示す工程で形成された前記第2絶縁層70の前記傾斜面70aに沿うように、図16に示す工程で、前記第2コイル層23の側方領域が下方側(図3に示すZ2方向側)に延出して形成される。そのため、前記第2コイル層23が、前記第1コイル層18と、前記コンタクト層50のみを介して電気的に接続することが可能である。
したがって、前記第1コイル層18と前記第2コイル層23との間に、例えば前記積層体Sを構成する補助ヨーク層40と同じ層および前記主磁極層20と同じ層および前記ギャップ層21と同じ層とを形成し、これらの同じ層を介して前記第1コイル層18と前記第2コイル層23とが接続される構造と比較すると、前記第1コイル層18と前記第2コイル層23との間の電気抵抗を最小限に抑えることができる。そのため、前記した垂直磁気記録型ヘッドH1の製造方法では、優れたコイル特性とすることが可能である。
また、前記第1絶縁層60の前記平坦面60bと前記コンタクト層50の前記上面50aとで、前記平坦化面Aを形成するため、前記第2コイル層23の側方領域を前記平坦化面Aに形成でき、前記コンタクト層50との接続を良好にすることができる。
本発明の垂直磁気記録型ヘッドの部分縦断面図、 図1に示す垂直磁気記録型ヘッドの部分平面図、 図1に示す垂直磁気記録型ヘッドを記録媒体との対向面Fから見た部分正面図、 図1に示す垂直磁気記録型ヘッドの製造方法を示す一工程図、 図4に示す工程の次に行われる工程を示す一工程図、 図5に示す工程の次に行なわれる工程を示す一工程図、 図6に示す工程の次に行われる工程を示す一工程図、 図7に示す工程の次に行われる工程を示す一工程図、 図8に示す工程の次に行われる工程を示す一工程図、 図9に示す工程の次に行われる工程を示す一工程図、 図10に示す工程の次に行われる工程を示す一工程図、 図11に示す工程の次に行われる工程を示す一工程図、 図12に示す工程の次に行われる工程を示す一工程図、 図13に示す工程の次に行われる工程を示す一工程図、 図14に示す工程の次に行われる工程を示す一工程図、 図15に示す工程の次に行われる工程を示す一工程図、 従来の磁気記録型ヘッドを記録媒体との対向面から示す部分正面図、 従来の磁気記録型ヘッドを記録媒体との対向面から示す部分正面図、
符号の説明
18 第1コイル層
18a 第1コイル片
19 第1コイル絶縁層
20 主磁極層
20a 上面
21 ギャップ層
21a 上面
23 第2コイル層
23a 第2コイル片
40 補助ヨーク層
50 コンタクト層
50a 上面
60 第1絶縁層
60a 傾斜面
60b 平坦面
60b1 上面
60d 上面
61 第1絶縁体
62 第2絶縁体
63 第3絶縁体
70 第2絶縁層
70a 傾斜面
70c 裾縁部
A 平坦化面
H1 垂直磁気記録型ヘッド
R3 レジスト層
R3p レジストパターン
S 積層体

Claims (9)

  1. トラック幅方向に延びる第1コイル片が、前記トラック幅方向と交差する方向に間隔を空けて複数形成されて構成された第1コイル層と、
    前記第1コイル層の上方で前記トラック幅方向に延びる第2コイル片が、前記トラック幅方向と交差する方向に間隔を空けて複数形成されて構成された第2コイル層と、
    前記第1コイル層と前記第2コイル層とを電気的に接続するコンタクト層と、
    前記第1コイル層と前記第2コイル層との間で、且つ前記コンタクト層間の上方に形成された主磁極層とギャップ層とを有する積層体とを有し、
    前記積層体の両側方部には第1絶縁層が形成されており、
    前記積層体の上方から前記第1絶縁層の上方にかけて、前記第2コイル層の下方に第2絶縁層が形成されており、
    前記第1絶縁層には側方に向かって下方向に傾斜する傾斜面と、この傾斜面と連続する平坦面が形成されており、
    前記第2絶縁層には側方へ向かって下方向に傾斜する傾斜面が、前記第1絶縁層の前記傾斜面の上方に形成されており、第2絶縁層の前記傾斜面に沿って、前記第2コイル層の側方領域が下方側に延出して形成されており、
    前記第1絶縁層に形成された前記傾斜面の前記平坦面に対する傾斜角度θ1よりも、前記第2絶縁層の前記傾斜面の前記平坦面に対する傾斜角度θ2の方が小さいことを特徴とする垂直磁気記録型ヘッド。
  2. 前記第1絶縁層の前記平坦面の上面と前記コンタクト層の上面とで同一の平坦化面が形成されている請求項1記載の垂直磁気記録型ヘッド。
  3. 前記第2絶縁層の前記傾斜面の裾縁部が、前記平坦化面に位置している請求項2記載の垂直磁気記録型ヘッド。
  4. 前記第1絶縁層に形成された前記傾斜面の傾斜角度θ1は55〜70°の範囲内である請求項1ないし3のいずれかに記載の垂直磁気記録型ヘッド。
  5. 以下の工程を有することを特徴とする垂直磁気記録型ヘッドの製造方法。
    (a)トラック幅方向に延びる複数の第1コイル片を、前記トラック幅方向と交差する方向に間隔を空けて形成して第1コイル層を形成する工程と、
    (b)前記第1コイル片の両側部上に、前記第1コイル片と電気的に接続するコンタクト層を形成する工程と、
    (c)前記コンタクト層間の上方に、主磁極層とギャップ層とを有する積層体を形成するとともに、この積層体の両側方から前記コンタクト層の上方にかけて第1絶縁層を形成する工程と、
    (d)前記第1絶縁層の両側方部を研削して前記コンタクト層の上面を露出し、このとき前記第1絶縁層に側方へ向かって下方向に傾斜する傾斜面と平坦面とを形成する工程と、
    (e)前記積層体の上方および前記第1絶縁層の上方に、前記コンタクト層の上面が露出した状態を維持するように第2絶縁層を形成し、このとき前記第2絶縁層に側方へ向かって下方向に傾斜する傾斜面を前記第1絶縁層の傾斜面の上方に形成する工程と、
    (f)前記第2絶縁層の上から前記コンタクト層の上面にかけて、前記トラック幅方向に延びる第2コイル片を前記トラック幅方向と交差する方向に間隔を空けて形成して第2コイル層を形成し、前記第2コイル層と前記第1コイル層とを前記コンタクト層の上面を介して電気的に接続し、このとき第2絶縁層の前記傾斜面に沿って、前記第2コイル層の側方領域が下方側に延出するように形成する工程。
  6. 前記(e)工程で、前記第2絶縁層の前記傾斜面の前記平坦面に対する傾斜角度θ2を、前記第1絶縁層の前記傾斜面の前記平坦面に対する傾斜角度θ1よりも小さく形成する請求項5記載の垂直磁気記録型ヘッドの製造方法。
  7. 前記(d)工程で、前記第1絶縁層に形成された前記平坦面と前記コンタクト層の上面とで同一の平坦化面を形成する請求項5または6記載の垂直磁気記録型ヘッドの製造方法。
  8. 前記(e)工程で、前記第2絶縁層の裾縁部が、前記平坦化面に位置するように形成する請求項7記載の垂直磁気記録型ヘッドの製造方法。
  9. 前記(d)の工程で、前記第1絶縁層に形成された前記傾斜面の傾斜角度θ1を55〜70°の範囲内で形成する請求項6ないし8のいずれかに記載の垂直磁気記録型ヘッドの製造方法。
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