JP4098059B2 - 油圧式振動減衰支持体 - Google Patents
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Description
本発明は、油圧式振動減衰支持体に関する。
【0002】
特に、本発明は、減衰目的のために2つの剛性要素を相互に連結する働きをする油圧式振動減衰支持体であって、
相互に連結すべき2つの剛性要素のそれぞれに固定されるようになっている第1および第2の剛性の補強部材と、
第1の補強部材と第2の補強部材を相互に連結するエラストマ体と、
液体が充填され、エラストマ体によって部分的に形成されている作動チャンバと、
容易に変形可能な少なくとも1つの補償チャンバと、
それぞれ作動チャンバおよび補償チャンバと連通し、第2の補強部材に固定された第1および第2の剛性の支持部材によってそれぞれ支持されている第1の剛性の格子と第2の剛性の格子との間を、すきまをあけて移動するように取り付けられた可撓性の膜を有する結合解除フラップと
を少なくとも有する油圧式振動減衰支持体に関する。
【0003】
フランス特許出願第2714947号は、かなり満足の行くこのような振動減衰支持体を記載している。
【0004】
本発明の特定の目的は、特に振動減衰支持体が乗物のエンジン・ギアボックスユニットを乗物のボディ上に取り付ける働きをするときに、結合解除フラップの2つの格子間を移動する結合解除フラップの可撓性部材のために生じることのあるバンギング(banging,激しく打つ)ノイズを抑えるようにこの種の振動減衰支持体をさらに改良することである。
【0005】
このために、本発明においては、この種の振動減衰支持体は、第1および第2の格子は、第1および第2の支持部材のそれぞれに弾性リンクによって連結されていることを特徴としている(この弾性リンクは、同じ弾性部材上の2つのゾーンによって任意に構成してよい)。
【0006】
これらの構成によって、結合解除フラップの格子に対する結合解除フラップの膜の動きは、弾性のリンクの可撓性のために減衰され、それによって、結合解除フラップによるバンギングノイズを減らすか、場合によっては無くすことが可能になる。
【0007】
本発明の好ましい実施態様では、さらに、以下の構成のうちの任意の構成を使用することが任意に可能である。
【0008】
弾性リンクはエラストマリンクである。
【0009】
弾性リンクは、第1および第2の格子に垂直な軸に沿って1ミリメートル当たり100ニュートン(N/mm)から200N/mmの範囲の剛性を有している。
【0010】
第1および第2の部材と第1および第2の格子は共に、作動チャンバを補償チャンバから分離する仕切りを形成している。
【0011】
第1および第2の支持部材は環状で、第1および第2の格子のそれぞれを囲んでおり、第1および第2の格子は、弾性リンクを構成する第1および第2のエラストマバンドを介して第1および第2の支持部材のそれぞれに連結されている。
【0012】
第1および第2の支持部材は、作動チャンバを補償チャンバと常に連通させるくびれた通路を形成している。
【0013】
第1および第2のエラストマバンドは、第1および第2の格子のそれぞれと第1および第2の支持部材のそれぞれとの上に成形され、第1および第2の格子のそれぞれと第1および第2の支持部材のそれぞれに結合されている。
【0014】
第1および第2の格子と第1および第2の支持部材は、作動チャンバを補償チャンバから分離する仕切りの一部である切り取られた金属板からなる部材であり、第1および第2の支持部材は、作動チャンバを常に補償チャンバと連通させるくびれた通路を少なくとも部分的に形成している。
【0015】
第1および第2の格子のそれぞれは歯の付いた外周面を有し、一方、第1および第2の支持部材のそれぞれは歯の付いた内周面を有しており、各支持部材の歯の付いた内周面は、該格子のうちの一方の歯の付いた外周面とほぼ相補的である。
【0016】
第1および第2の格子のそれぞれの外周面は、半径方向外側に突き出る歯を形成しており、第1および第2の支持部材のそれぞれの内周面は、半径方向内側に突き出る歯を形成しており、第1および第2の格子の歯は、第1および第2の支持部材の歯とほぼ互いに揃えて配置されている。
【0017】
本発明の他の特性および利点は、非制限的な例を介し添付の図面を参照して与えられる2つの実施形態についての以下の説明から明らかになろう。
【0018】
各図において、類似の参照番号は同一または類似の構成要素を示す。
【0019】
図1は、たとえば、乗物のエンジン・ギアボックスユニットを乗物のボディに連結する働きをする油圧式振動減衰支持体を示している。
【0020】
この振動減衰支持体は、
図示の例では、たとえば、特にピン1aによって乗物のエンジン・ギアボックスユニットを支持する働きをする、ブロックの形の第1の剛性の金属補強部材1と、
図示の例では、環状で、ピン1aの垂直軸Zを中心として位置し、たとえば、乗物のボディに固定されるようになっている第2の剛性の金属補強部材2と、
ほぼ円錐台状で、第1の補強部材1と第2の補強部材2を相互に連結し、第1の補強部材1の上に成形され第1の補強部材1に結合された頂部3aと、第2の補強部材2の上に成形され第2の補強部材2に結合された環状ベース3bとの間を軸Zに沿って延びており、エラストマ体3の壁が、エンジン・ギアボックスの重量を吸収することによって垂直方向の圧縮力に耐えるのに十分な厚さを有している鐘状エラストマ体3と、
たとえば蛇腹状であり、エラストマ体と協働して、液体が充填されている漏洩しない体積を形成するように(特に、第2の補強部材上に設けられたタブ2aを縁曲げすることによって)漏れが起こらないように第2の補強部材2に連結されている薄い可撓性のエラストマ壁4と、
第2の補強部材2に固定され、エラストマ体3のベース3bと第2の補強部材2の折り畳まれたタブ2aとの間に縁曲げされている剛性の仕切り5であって、軸Zに垂直に延び、振動減衰支持体の内部体積を、エラストマ体によって部分的に形成された作動チャンバAと、容易に変形可能で、薄いエラストマ壁4によって部分的に形成された補償チャンバBとに分離している剛性の仕切り5とを有している。
【0021】
作動チャンバAと補償チャンバBは、剛性の仕切り5の内側に形成され、仕切り5の外周面において斜めに延びているくびれた通路Cを介して、すきまなしに連結されている。
【0022】
図示の特定の例では、くびれた通路Cは、2つ以上の湾曲部および2つの段の上方を延びており、剛性の仕切り5は3つの部材、すなわち、
たとえば、成形された軽合金で作られており、下向きに広がり、開口部9を介して作動チャンバAと連通する溝8を内部に形成している上部部材6と、
溝8を下方で閉じるようにリング7の下に押し付けられ、それによって、くびれた通路Cの上の段を形成しており、くびれた通路Cの上の段を通路Cの下の段と連通させる開口部(不図示)を有している中間金属板座金10と、
たとえば、成形された軽合金で作られた環状リング12であって、上向きに広がり、上述の座金10によって閉じられ、くびれた通路Cの下の段を形成し、開口部14を介して補償チャンバBと連通している溝13を内部に形成している環状のリング12を有する下部部材11とで構成されている。
【0023】
当然のことながら、くびれた通路Cは、単一の段上を延びていてよく、たとえば、単に、剛性の仕切り5を形成する2つの部材によって形成してよい。
【0024】
さらに、図2を詳しく見ると分かるように、剛性の仕切り5は、エラストマ膜16の2つの面をそれぞれ作動チャンバAおよび補償チャンバBと連通させる2つの格子17、18の間に小さい大きさのすきま(たとえば、約0.5ミリメートル(mm))があくように取り付けられたエラストマ膜16を有する結合解除フラップ15をさらに備えている。したがって、膜16は、補強部材1、2が相対的な振動運動を受けたときに格子17、18の両方に交互に、漏れが起こらないように当たる。
【0025】
たとえば、格子17、18は、剛性の材料、特に金属で作ることができる。
【0026】
格子17は、剛性の仕切り5の上部部材6の一部であり、かつ格子17は、有利なことに、半径方向に格子17とリング7との間に挿入され、格子17とリング7の両方の上に成形され、かつ格子17とリング7の両方に結合されたエラストマバンド19によって、リング7に弾性的に連結されている。
【0027】
同様に、格子18は、剛性の仕切り5の下部部材11に属しており、かつ格子18は、好ましくは、半径方向に格子18とリング12との間に挿入され、格子18とリング12の両方の上に成形され、かつ格子18とリング12の両方に結合されたエラストマバンド20によって、リング7に弾性的に連結されている。
【0028】
エラストマバンド19、20は、軸Zに沿って100N/mmから200N/mmの範囲の剛性を有することが好ましい。
【0029】
したがって、第1および第2の補強部材1、2が、小さい振幅(たとえば、1mmよりも小さい)および高い周波数(たとえば、20ヘルツ(Hz)よりも高い)を有する相対的な振動運動を受けると、膜16は、格子17、18の間で振動し、それによって振動を吸収する。
【0030】
振動の振幅が、膜16が格子17、18に交互にぶつかるのに十分な大きさであると、格子17、18とリング6、11との間の弾性的な連結によって、バンギングノイズが発生するのが防止される。さらに、エラストマバンド19、20の剛性は、格子17、18が著しく動くのを防止するのに十分な程度の剛性である。
【0031】
さらに、第1および第2の補強部材1、2が、大きい振幅(たとえば、1mmよりも大きい)および低い周波数(たとえば、20ヘルツ(Hz)よりも低い)を有する振動運動を受けると、このような運動によって、液体がくびれた通路Cを経てチャンバAとチャンバBとの間に送られ、そのため、振動が、特にその共振周波数(一般に、共振周波数として10Hzから20Hzの範囲の周波数が選択される)の近くで減衰される。
【0032】
図3に示されている本発明の第2の実施形態では、油圧式振動減衰支持体はやはり、上記のように、エラストマ体103を介して連結された第1および第2の剛性の金属補強部材101、102を含んでいる。
【0033】
第1の補強部材101は、特にピン101aによって、たとえば乗物のエンジン・ギアボックスユニットに連結されるようになっている頂部ブロックであってよい。
【0034】
第2の補強部材102は環状で、垂直軸Zを中心として位置しており、たとえば、乗物のボディに固定されるようになっている。
【0035】
図示の例では、第2の補強部材102は、2つの金属板部材102a、102bから構成されている。
【0036】
金属板部材102aは、下向きに広がる環状溝102dを形成する打抜き加工された内側部分102aを備えてよい。
【0037】
金属板部材102bは、たとえば円筒状で、軸Zを中心として位置し、下向きに、内側の環状の当接縁部102fまで延びている側壁102eを有している。
【0038】
エラストマ体103はたとえば、第1の補強部材101の上に成形され、かつ第1の補強部材101に結合された頂部103aと、金属板からなる部材102aの打抜き加工された内側部分102cの上に成形され、かつ内側部分102cに結合された環状ベース103bとの間を軸Zに沿って延びる鐘状であってよい。上述の例と同様に、エラストマ体103の壁は、乗物のエンジン・ギアボックスの重量を吸収することによって垂直方向の圧縮力に耐えるのに十分な厚さを有している。
【0039】
さらに、振動減衰支持体は、特に、蛇腹の形であってよく、外周面が、漏れが起こらないように第2の補強部材102に連結されている薄い可撓性のエラストマ壁104をさらに含んでいる。この例では、可撓性の壁104の外縁は、内側の環状の当接縁部102fの上に成形され、かつ内側の環状の当接縁部102fに結合されている。
【0040】
可撓性の壁104は、液体が充填され、かつ軸Zにほぼ垂直に延びる剛性の中央の仕切り105によって2つに分離されている閉じたケーシングを形成するように、第2の補強部材102およびエラストマ体103と協働する。
【0041】
したがって、液体が充填された作動チャンバAが、仕切り105とエラストマ体103との間に形成されており、一方、容易に変形可能であり、やはり液体が充填された補償チャンバBが、仕切り105と可撓性の壁104との間に形成されている。
【0042】
本発明の第1の実施形態と同様に、作動チャンバAと補償チャンバBは有利なことに、剛性の仕切り5によって部分的に形成され、この仕切りの外周に斜めに延びているくびれた通路Cを介して、すきまなしに連結することができる。
【0043】
この例では、仕切り105は、切り取られ打抜き加工された金属板で作られた第1の支持部材107を含んでいる(図4および図5も参照されたい)。第1の支持部材107は、環状のリム107dによって外側に延ばされ、かつ打抜き加工された部分107cによって内側に延ばされた平面環状部分107aを有している。打抜き加工された部分107cは、半径方向内側に突き出る複数の歯を備えた、歯の付いた内側の環状の縁部107dを有している。
【0044】
第1の支持部材107のリム107bは、上述の側壁102e(図3参照)にほぼぴったりと接触しており、金属板部材102aの底面の上に成形されたエラストマ層に漏れが起こらないように接触する自由な上端部を有している。
【0045】
さらに、エラストマ体103のベース103aと金属板からなる部材102aの打抜き加工された部分102cは、第1の支持部材107の平面環状部分107aに漏れが起こらないように接している。
【0046】
図示の例では、金属板で作られた環状のディフレクタ106を任意に、エラストマ体103のベース103aと第1の支持部材107の環状部分107aとの間に挿入することができ、環状のディフレクタ106は、上向きに狭まりつつ作動チャンバA内に延びている円錐台状部分を有している。
【0047】
剛性の仕切り105は、切り取られ打抜き加工された金属板で作られた第2の支持部材112をさらに含んでいる。第2の支持部材112は、それ自体が環状の当接縁部112cによって半径方向外側に延ばされた軸方向段112dによって外側下向きに延ばされた平面環状部分112aを有してよい。平面環状部分112aはまた、半径方向内側に突き出る複数の歯112fを備えた、歯の付いた内側縁部112eを有する打抜き加工された内側部分112dによって内側に延ばされている。
【0048】
第2の支持部材112の連続した環状部分112aは、第1の支持部材107の環状部分107aに漏れが起こらないように接触しており、第2の支持部材112の外側当接縁部112cは上述の内側縁部102fに漏れが起こらないように接触している。
【0049】
したがって、第1の支持部材107は、打抜き加工された下部102cに設けられた開口部109を介して作動チャンバAと連通する、くびれた通路Cの第1の段C1を形成するように、上述の溝102dと協働する。
【0050】
さらに、くびれた通路Cの第2の段C2も、第1および第2の支持部材107、112と、金属板部材102bの一部である側壁102eとの間に形成されている。第2の段C2は、第1の支持部材107に設けられたくぼみ107fを介して第1の段C1と連通しており、かつ第2の支持部材112に設けられたくぼみ112gを介して補償チャンバBと連通している(図5参照)。
【0051】
さらに、第1および第2の支持部材107および112の打抜き加工された部分107c、112dは、第1の実施形態と同じ機能を果たし、金属板で作られた2つの格子117、118の間に小さい大きさの軸方向すきまをおいて取り付けられた可撓性のエラストマ膜116を有している結合解除フラップ115を受け入れるハウジングをそれらの間に形成している。
【0052】
この例では、第1の格子117は打抜き加工されており、一方、第2の格子118は平面であるが、2つの格子117および118は任意に同一の形状を有してよい。
【0053】
第1の格子117と第2の格子118は互いに積み重ねられており、エラストマで作られ、たとえば2つのエラストマバンド119、120で構成された2つの弾性リンクが、格子117、118と、対応する支持部材107、112との間にそれぞれ挿入されている。
【0054】
エラストマバンド119、120を、後で格子117、118の外縁に接触させられる一体の部材とすることができることに留意されたい。この場合、本発明の振動減衰部材支持体は、各格子117、118を対応する支持部材107、112に連結する2つの弾性リンクをまだ有しているが、これらの弾性リンクは、同じ部材の2つのゾーンで構成されている。
【0055】
図6および図7を見ると分かるように、第1および第2の格子117、118のそれぞれは、半径方向外側に突き出る歯117bおよび118bをそれぞれ備えた、歯の付いた外周面117aおよび118aをそれぞれ有することが好ましい。
【0056】
これらの歯の付いた外周面117a、117bは、格子117、118が支持部材107、112と同じ未加工の金属板から切り取れるように、第1および第2の支持部材107、112の歯の付いた内周面107d、112eと相補的な形状を有することが好ましい。
【0057】
有利なことに、特に図4を見ると分かるように、歯117b、118b、107e、112fは、エラストマバンド112、120を歯117b、118b、107e、112fの間に挟んでもエラストマバンドに過度のせん断力がかからないように、互いに揃えて配置されている。本発明の変形実施形態では、エラストマバンド117、118のうちの一方を第1の支持部材107および第1の格子117の上に成形し、かつ第1の支持部材107と第1の格子117との間に結合し、他方のエラストマバンドを支持部材112および第2の格子118の上に成形し、かつ支持部材112と第2の格子118との間に結合することができることに留意されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態の振動減衰支持体の軸方向断面図である。
【図2】 図1の振動減衰支持体の2つの油圧式チャンバを分離する剛性の仕切りの詳細図である。
【図3】 本発明の第2の実施形態の振動減衰支持体の軸方向断面図である。
【図4】 図1の振動減衰支持体の中央仕切りの様々な構成部品の分解図である。
【図5】 振動減衰支持体の結合解除フラップの膜を有していない、図1の振動減衰支持体の中央仕切りの斜視図である。
【図6】 図4および図5の中央仕切りに属する格子の平面図である。
【図7】 図4および図5の中央仕切りに属する格子の平面図である。
Claims (10)
- 減衰目的のために2つの剛性要素を相互に連結する働きをする油圧式振動減衰支持体であって、
相互に連結すべき前記2つの剛性要素のそれぞれに固定されるようになっている第1および第2の剛性の補強部材(1、2;101、102)と、
前記第1の補強部材と第2の補強部材(1、2;101、102)を相互に連結するエラストマ体(3;103)と、
液体が充填され、前記エラストマ体(3;103)によって部分的に形成されている作動チャンバ(A)と、
容易に変形可能な少なくとも1つの補償チャンバ(B)と、
それぞれ前記作動チャンバ(A)および前記補償チャンバ(B)と連通し、前記第2の補強部材(2)に固定された第1および第2の剛性の支持部材(7、12;107、112)によってそれぞれ支持されている第1の剛性の格子(17;117)と第2の剛性の格子(18;118)との間を、すきまをあけて移動するように取り付けられた可撓性の膜(16;116)を有する結合解除フラップ(15;115)と
を少なくとも有する油圧式振動減衰支持体において、
前記第1および第2の格子(17、18;117、118)は、前記第1および第2の支持部材(7、12;107、112)のそれぞれに弾性リンク(19、20;119、120)によって連結されていることを特徴とする油圧式振動減衰支持体。 - 前記弾性リンク(19、20;119、120)はエラストマリンクである、請求項1に記載の振動減衰支持体。
- 前記弾性リンク(19、20;119、120)は、前記第1および第2の格子(17、18;117、118)に垂直な軸(Z)に沿って100N/mmから200N/mmの範囲の剛性を有している、請求項1または請求項2に記載の振動減衰支持体。
- 前記第1および第2の支持部材(7、12;107、112)と前記第1および第2の格子(17、18;117、118)は一緒になって、前記作動チャンバ(A)を前記補償チャンバ(B)から分離する仕切り(5;105)を形成している、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の振動減衰支持体。
- 前記第1および第2の支持部材(7、12;107、112)は環状で、前記第1および第2の格子(17、18;117、118)のそれぞれを囲んでおり、前記第1および第2の格子(17、18;117、118)は、前記弾性リンク(19、20;119、120)を構成する第1および第2のエラストマバンド(19、20;119、120)を介して前記第1および第2の支持部材(7、12;107、112)のそれぞれに連結されている、請求項4に記載の振動減衰支持体。
- 前記第1および第2の支持部材(7、12;107、112)は、前記作動チャンバ(A)を前記補償チャンバ(B)と常に連通させるくびれた通路(C)を形成している、請求項5に記載の振動減衰支持体。
- 前記第1および第2のエラストマバンド(19、20;119、120)は、前記第1および第2の格子(17、18;117、118)のそれぞれと前記第1および第2の支持部材(7、12;107、112)のそれぞれとの上に成形され、かつ前記第1および第2の格子(17、18;117、118)のそれぞれと前記第1および第2の支持部材(7、12;107、112)のそれぞれに結合されている、請求項5または請求項6に記載の振動減衰支持体。
- 前記第1および第2の格子(117、118)と前記第1および第2の支持部材(107、112)は、前記作動チャンバ(A)を前記補償チャンバ(B)から分離する仕切りの一部である切り取られた金属板からなる部材であり、前記第1および第2の支持部材(107、112)は、前記作動チャンバ(A)を常に前記補償チャンバ(B)と連通させるくびれた通路(C)を少なくとも部分的に形成している、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の振動減衰支持体。
- 前記第1および第2の格子(117、118)のそれぞれは歯の付いた外周面(117a、118a)を有し、一方、前記第1および第2の支持部材(107、112)のそれぞれは歯の付いた内周面(107d、112e)を有しており、各支持部材の前記歯の付いた内周面(107d、112e)は、前記格子(117、118)のうちの一方の歯の付いた外周面(117a、118a)とほぼ相補的である、請求項8に記載の振動減衰支持体。
- 前記第1および第2の格子(117、118)のそれぞれの前記外周面(117a、118a)は、半径方向外向きに突き出る歯(117b、118b)を形成しており、前記第1および第2の支持部材(107、112)のそれぞれの内周面(107d、112e)は、半径方向内向きに突き出る歯(107e、112f)を形成しており、前記第1および第2の格子(117、118)の前記歯(117b、118b)は、前記第1および第2の支持部材(107、112)の前記歯(107e、112f)とほぼ互いに揃えて配置されている、請求項9に記載の振動減衰支持体。
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