JP2003184942A - 油圧式振動減衰支持体 - Google Patents

油圧式振動減衰支持体

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JP2003184942A JP2002304569A JP2002304569A JP2003184942A JP 2003184942 A JP2003184942 A JP 2003184942A JP 2002304569 A JP2002304569 A JP 2002304569A JP 2002304569 A JP2002304569 A JP 2002304569A JP 2003184942 A JP2003184942 A JP 2003184942A
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F13/00Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
    • F16F13/04Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
    • F16F13/06Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/08Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/10Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper the wall being at least in part formed by a flexible membrane or the like
    • F16F13/105Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper the wall being at least in part formed by a flexible membrane or the like characterised by features of partitions between two working chambers
    • F16F13/106Design of constituent elastomeric parts, e.g. decoupling valve elements, or of immediate abutments therefor, e.g. cages

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】液体が充填され、容易に変形可能な補償チャン
バBから剛性の仕切り5によって分離されている作動チ
ャンバAを形成するエラストマ体3によって相互に連結
された2つの補強部材1、2を有する油圧式振動減衰支
持体を提供する。 【解決手段】仕切り5は、2つのエラストマバンド1
9、20を介して2つのリング7、12上に取り付けら
れた2つの中間格子17、18の間をすきまをあけて移
動するように取り付けられた可撓性の膜16を有する減
結合フラップ15を含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、油圧式振動減衰支持体に関す
る。
【0002】特に、本発明は、減衰目的のために2つの
剛性要素を相互に連結する働きをする油圧式振動減衰支
持体であって、相互に連結すべき2つの剛性要素のそれ
ぞれに固定されるようになっている第1および第2の剛
性の補強部材と、第1の補強部材と第2の補強部材を相
互に連結するエラストマ体と、液体が充填され、エラス
トマ体によって部分的に形成されている作動チャンバ
と、容易に変形可能な少なくとも1つの補償チャンバ
と、それぞれ作動チャンバおよび補償チャンバと連通
し、第2の補強部材に固定された第1および第2の剛性
の支持部材によってそれぞれ支持されている第1の剛性
の格子と第2の剛性の格子との間をすきまをあけて移動
するように取り付けられた可撓性の膜を有する減結合フ
ラップとを少なくとも有する油圧式振動減衰支持体に関
する。
【0003】フランス特許出願第2714947号は、
かなり満足の行くこのような振動減衰支持体を記載して
いる。
【0004】本発明の特定の目的は、特に振動減衰支持
体が乗物のエンジン・ギアボックスユニットを乗物のボ
ディ上に取り付ける働きをするときに、減結合フラップ
の2つの格子間を移動する減結合フラップの可撓性部材
のために生じることのあるバンギング(bangin
g,激しく打つ)ノイズを抑えるようにこの種の振動減
衰支持体をさらに改良することである。
【0005】このために、本発明においては、この種の
振動減衰支持体は、第1および第2の格子は、第1およ
び第2の支持部材のそれぞれに弾性リンクによって連結
されていることを特徴としている(この弾性リンクは、
同じ弾性部材上の2つのゾーンによって任意に構成して
よい)。
【0006】これらの構成によって、減結合フラップの
格子に対する減結合フラップの膜の動きは、弾性のリン
クの可撓性のために減衰され、それによって、減結合フ
ラップによるバンギングノイズを減らすか、場合によっ
ては無くすことが可能になる。
【0007】本発明の好ましい実施態様では、さらに、
以下の構成のうちの任意の構成を使用することが任意に
可能である。
【0008】弾性リンクはエラストマリンクである。
【0009】弾性リンクは、第1および第2の格子に垂
直な軸に沿って1ミリメートル当たり100ニュートン
(N/mm)から200N/mmの範囲の剛性を有して
いる。
【0010】第1および第2の部材と第1および第2の
格子は共に、作動チャンバを補償チャンバから分離する
仕切りを形成している。
【0011】第1および第2の支持部材は環状で、第1
および第2の格子のそれぞれを囲んでおり、第1および
第2の格子は、弾性リンクを構成する第1および第2の
エラストマバンドを介して第1および第2の支持部材の
それぞれに連結されている。
【0012】第1および第2の支持部材は、作動チャン
バを補償チャンバと常に連通させるくびれた通路を形成
している。
【0013】第1および第2のエラストマバンドは、第
1および第2の格子のそれぞれと第1および第2の支持
部材のそれぞれとの上に成形され、第1および第2の格
子のそれぞれと第1および第2の支持部材のそれぞれに
結合されている。
【0014】第1および第2の格子と第1および第2の
支持部材は、作動チャンバを補償チャンバから分離する
仕切りの一部である切り取られた金属板からなる部材で
あり、第1および第2の支持部材は、作動チャンバを常
に補償チャンバと連通させるくびれた通路を少なくとも
部分的に形成している。
【0015】第1および第2の格子のそれぞれは刻み目
の付いたの外周面を有し、一方、第1および第2の支持
部材のそれぞれは刻み目の付いたの内周面を有してお
り、各支持部材の刻み目の付いたの内周面は、該格子の
うちの一方の刻み目の付いたの外周面とほぼ相補的であ
る。
【0016】第1および第2の格子のそれぞれの外周面
は、半径方向外側に突き出る刻み目を形成しており、第
1および第2の支持部材のそれぞれの内周面は、半径方
向内側に突き出る刻み目を形成しており、第1および第
2の格子の刻み目は、第1および第2の支持部材の刻み
目とほぼ互いに揃えて配置されている。
【0017】本発明の他の特性および利点は、非制限的
な例を介し添付の図面を参照して与えられる2つの実施
形態についての以下の説明から明らかになろう。
【0018】各図において、類似の参照番号は同一また
は類似の構成要素を示す。
【0019】図1は、たとえば、乗物のエンジン・ギア
ボックスユニットを乗物のボディに連結する働きをする
油圧式振動減衰支持体を示している。
【0020】この振動減衰支持体は、図示の例では、た
とえば、特にピン1aによって乗物のエンジン・ギアボ
ックスユニットを支持する働きをする、ブロックの形の
第1の剛性の金属補強部材1と、図示の例では、環状
で、ピン1aの垂直軸Zを中心として位置し、たとえ
ば、乗物のボディに固定されるようになっている第2の
剛性の金属補強部材2と、ほぼ円錐台状で、第1の補強
部材1と第2の補強部材2を相互に連結し、第1の補強
部材1の上に成形され第1の補強部材1に結合された頂
部3aと、第2の補強部材2の上に成形され第2の補強
部材2に結合された環状ベース3bとの間を軸Zに沿っ
て延びており、エラストマ体3の壁が、エンジン・ギア
ボックスの重量を吸収することによって垂直方向の圧縮
力に耐えるのに十分な厚さを有している鐘状エラストマ
体3と、たとえば蛇腹状であり、エラストマ体と協働し
て、液体が充填されている漏洩しない体積を形成するよ
うに(特に、第2の補強部材上に設けられたタブ2aを
縁曲げすることによって)漏れが起こらないように第2
の補強部材2に連結されている薄い可撓性のエラストマ
壁4と、第2の補強部材2に固定され、エラストマ体3
のベース3bと第2の補強部材2の折り畳まれたタブ2
aとの間に縁曲げされている剛性の仕切り5であって、
軸Zに垂直に延び、振動減衰支持体の内部体積を、エラ
ストマ体によって部分的に形成された作動チャンバA
と、容易に変形可能で、薄いエラストマ壁4によって部
分的に形成された補償チャンバBとに分離している剛性
の仕切り5とを有している。
【0021】作動チャンバAと補償チャンバBは、剛性
の仕切り5の内側に形成され、仕切り5の外周面におい
て斜めに延びているくびれた通路Cを介して、すきまな
しに連結されている。
【0022】図示の特定の例では、くびれた通路Cは、
2つ以上の湾曲部および2つの段の上方を延びており、
剛性の仕切り5は3つの部材、すなわち、たとえば、成
形された軽合金で作られており、下向きに広がり、開口
部9を介して作動チャンバAと連通する溝8を内部に形
成している上部部材6と、溝8を下方で閉じるようにリ
ング7の下に押し付けられ、それによって、くびれた通
路Cの上の段を形成しており、くびれた通路Cの上の段
を通路Cの下の段と連通させる開口部(不図示)を有し
ている中間金属板座金10と、たとえば、成形された軽
合金で作られた環状リング12であって、上向きに広が
り、上述の座金10によって閉じられ、くびれた通路C
の下の段を形成し、開口部14を介して補償チャンバB
と連通している溝13を内部に形成している環状のリン
グ12を有する下部部材11とで構成されている。
【0023】当然のことながら、くびれた通路Cは、単
一の段上を延びていてよく、たとえば、単に、剛性の仕
切り5を形成する2つの部材によって形成してよい。
【0024】さらに、図2を詳しく見ると分かるよう
に、剛性の仕切り5は、エラストマ膜16の2つの面を
それぞれ作動チャンバAおよび補償チャンバBと連通さ
せる2つの格子17、18の間に小さい大きさのすきま
(たとえば、約0.5ミリメートル(mm))があくよ
うに取り付けられたエラストマ膜16を有する減結合フ
ラップ15をさらに備えている。したがって、膜16
は、補強部材1、2が相対的な振動運動を受けたときに
格子17、18の両方に交互に、漏れが起こらないよう
に当たる。
【0025】たとえば、格子17、18は、剛性の材
料、特に金属で作ることができる。
【0026】格子17は、剛性の仕切り5の上部部材6
の一部であり、かつ格子17は、有利なことに、半径方
向に格子17とリング7との間に挿入され、格子17と
リング7の両方の上に成形され、かつ格子17とリング
7の両方に結合されたエラストマバンド19によって、
リング7に弾性的に連結されている。
【0027】同様に、格子18は、剛性の仕切り5の下
部部材11に属しており、かつ格子18は、好ましく
は、半径方向に格子18とリング12との間に挿入さ
れ、格子18とリング12の両方の上に成形され、かつ
格子18とリング12の両方に結合されたエラストマバ
ンド20によって、リング7に弾性的に連結されてい
る。
【0028】エラストマバンド19、20は、軸Zに沿
って100N/mmから200N/mmの範囲の剛性を
有することが好ましい。
【0029】したがって、第1および第2の補強部材
1、2が、小さい振幅(たとえば、1mmよりも小さ
い)および高い周波数(たとえば、20ヘルツ(Hz)
よりも高い)を有する相対的な振動運動を受けると、膜
16は、格子17、18の間で振動し、それによって振
動を吸収する。
【0030】振動の振幅が、膜16が格子17、18に
交互にぶつかるのに十分な大きさであると、格子17、
18とリング6、11との間の弾性的な連結によって、
バンギングノイズが発生するのが防止される。さらに、
エラストマバンド19、20の剛性は、格子17、18
が著しく動くのを防止するのに十分な程度の剛性であ
る。
【0031】さらに、第1および第2の補強部材1、2
が、大きい振幅(たとえば、1mmよりも大きい)およ
び低い周波数(たとえば、20ヘルツ(Hz)よりも低
い)を有する振動運動を受けると、このような運動によ
って、液体がくびれた通路Cを経てチャンバAとチャン
バBとの間に送られ、そのため、振動が、特にその共振
周波数(一般に、共振周波数として10Hzから20H
zの範囲の周波数が選択される)の近くで減衰される。
【0032】図3に示されている本発明の第2の実施形
態では、油圧式振動減衰支持体はやはり、上記のよう
に、エラストマ体103を介して連結された第1および
第2の剛性の金属補強部材101、102を含んでい
る。
【0033】第1の補強部材101は、特にピン101
aによって、たとえば乗物のエンジン・ギアボックスユ
ニットに連結されるようになっている頂部ブロックであ
ってよい。
【0034】第2の補強部材102は環状で、垂直軸Z
を中心として位置しており、たとえば、乗物のボディに
固定されるようになっている。
【0035】図示の例では、第2の補強部材102は、
2つの金属板部材102a、102bから構成されてい
る。
【0036】金属板部材102aは、下向きに広がる環
状溝102dを形成する打抜き加工された内側部分10
2aを備えてよい。
【0037】金属板部材102bは、たとえば円筒状
で、軸Zを中心として位置し、下向きに、内側の環状の
当接縁部102fまで延びている側壁102eを有して
いる。
【0038】エラストマ体103はたとえば、第1の補
強部材101の上に成形され、かつ第1の補強部材10
1に結合された頂部103aと、金属板からなる部材1
02aの打抜き加工された内側部分102cの上に成形
され、かつ内側部分102cに結合された環状ベース1
03bとの間を軸Zに沿って延びる鐘状であってよい。
上述の例と同様に、エラストマ体103の壁は、乗物の
エンジン・ギアボックスの重量を吸収することによって
垂直方向の圧縮力に耐えるのに十分な厚さを有してい
る。
【0039】さらに、振動減衰支持体は、特に、蛇腹の
形であってよく、外周面が、漏れが起こらないように第
2の補強部材102に連結されている薄い可撓性のエラ
ストマ壁104をさらに含んでいる。この例では、可撓
性の壁104の外縁は、内側の環状の当接縁部102f
の上に成形され、かつ内側の環状の当接縁部102fに
結合されている。
【0040】可撓性の壁104は、液体が充填され、か
つ軸Zにほぼ垂直に延びる剛性の中央の仕切り105に
よって2つに分離されている閉じたケーシングを形成す
るように、第2の補強部材102およびエラストマ体1
03と協働する。
【0041】したがって、液体が充填された作動チャン
バAが、仕切り105とエラストマ体103との間に形
成されており、一方、容易に変形可能であり、やはり液
体が充填された補償チャンバBが、仕切り105と可撓
性の壁104との間に形成されている。
【0042】本発明の第1の実施形態と同様に、作動チ
ャンバAと補償チャンバBは有利なことに、剛性の仕切
り5によって部分的に形成され、この仕切りの外周に斜
めに延びているくびれた通路Cを介して、すきまなしに
連結することができる。
【0043】この例では、仕切り105は、切り取られ
打抜き加工された金属板で作られた第1の支持部材10
7を含んでいる(図4および図5も参照されたい)。第
1の支持部材107は、環状のリム107dによって外
側に延ばされ、かつ打抜き加工された部分107cによ
って内側に延ばされた平面環状部分107aを有してい
る。打抜き加工された部分107cは、半径方向内側に
突き出る複数の刻み目または歯を備えた刻み目の付いた
の内側の環状の縁部107dを有している。
【0044】第1の支持部材107のリム107bは、
上述の側壁102e(図3参照)にほぼぴったりと接触
しており、金属板部材102aの底面の上に成形された
エラストマ層に漏れが起こらないように接触する自由な
上端部を有している。
【0045】さらに、エラストマ体103のベース10
3aと金属板からなる部材102aの打抜き加工された
部分102cは、第1の支持部材107の平面環状部分
107aに漏れが起こらないように接している。
【0046】図示の例では、金属板で作られた環状のデ
ィフレクタ106を任意に、エラストマ体103のベー
ス103aと第1の支持部材107の環状部分107a
との間に挿入することができ、環状のディフレクタ10
6は、上向きに狭まりつつ作動チャンバA内に延びてい
る円錐台状部分を有している。
【0047】剛性の仕切り105は、切り取られ打抜き
加工された金属板で作られた第2の支持部材112をさ
らに含んでいる。第2の支持部材112は、それ自体が
環状の当接縁部112cによって半径方向外側に延ばさ
れた軸方向段112dによって外側下向きに延ばされた
平面環状部分112aを有してよい。平面環状部分11
2aはまた、半径方向内側に突き出る複数の刻み目また
は歯112fを備えた刻み目の付いた内側縁部112d
を有する打抜き加工された内側部分112dによって内
側に延ばされている。
【0048】第2の支持部材112の連続した環状部分
112aは、第1の支持部材107の環状部分107a
に漏れが起こらないように接触しており、第2の支持部
材112の外側当接縁部112cは上述の内側縁部10
2fに漏れが起こらないように接触している。
【0049】したがって、第1の支持部材107は、打
抜き加工された下部102cに設けられた開口部109
を介して作動チャンバAと連通する、くびれた通路Cの
第1の段C1を形成するように、上述の溝102dと協
働する。
【0050】さらに、くびれた通路Cの第2の段C2
も、第1および第2の支持部材107、112と、金属
板部材102bの一部である側壁102eとの間に形成
されている。第2の段C2は、第1の支持部材107に
設けられたくぼみ107fを介して第1の段C1と連通
しており、かつ第2の支持部材112に設けられたくぼ
み112gを介して補償チャンバBと連通している(図
5参照)。
【0051】さらに、第1および第2の支持部材107
および112の打抜き加工された部分107c、112
dは、第1の実施形態と同じ機能を果たし、金属板で作
られた2つの格子117、118の間に小さい大きさの
軸方向すきまをおいて取り付けられた可撓性のエラスト
マ膜116を有している減結合フラップ115を受け入
れるハウジングをそれらの間に形成している。
【0052】この例では、第1の格子117は打抜き加
工されており、一方、第2の格子118は平面である
が、2つの格子117および118は任意に同一の形状
を有してよい。
【0053】第1の格子117と第2の格子118は互
いに積み重ねられており、エラストマで作られ、たとえ
ば2つのエラストマバンド119、120で構成された
2つの弾性リンクが、格子117、118と、対応する
支持部材107、112との間にそれぞれ挿入されてい
る。
【0054】エラストマバンド119、120を、後で
格子117、118の外縁に接触させられる一体の部材
とすることができることに留意されたい。この場合、本
発明の振動減衰部材支持体は、各格子117、118を
対応する支持部材107、112に連結する2つの弾性
リンクをまだ有しているが、これらの弾性リンクは、同
じ部材の2つのゾーンで構成されている。
【0055】図6および図7を見ると分かるように、第
1および第2の格子117、118のそれぞれは、半径
方向外側に突き出る刻み目または歯117dおよび11
8dをそれぞれ備えた刻み目の付いたの外周117aお
よび118aをそれぞれ有することが好ましい。
【0056】これらの刻み目の付いたの外周117a、
117bは、格子117、118が支持部材107、1
12と同じ未加工の金属板から切り取れるように、第1
および第2の支持部材107、112の刻み目の付いた
の内周107d、112eと相補的な形状を有すること
が好ましい。
【0057】有利なことに、特に図4を見ると分かるよ
うに、刻み目117d、118d、107e、112f
は、エラストマバンド112、120を刻み目117
d、118d、107e、112fの間に挟んでもエラ
ストマバンドに過度のせん断力がかからないように、互
いに揃えて配置されている。本発明の変形実施形態で
は、エラストマバンド117、118のうちの一方を第
1の支持部材107および第1の格子117の上に成形
し、かつ第1の支持部材107と第1の格子117との
間に結合し、他方のエラストマバンドを支持部材112
および第2の格子118の上に成形し、かつ支持部材1
12と第2の格子118との間に結合することができる
ことに留意されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の振動減衰支持体の軸
方向断面図である。
【図2】図1の振動減衰支持体の2つの油圧式チャンバ
を分離する剛性の仕切りの詳細図である。
【図3】本発明の第2の実施形態の振動減衰支持体の軸
方向断面図である。
【図4】図1の振動減衰支持体の中央仕切りの様々な構
成部品の分解図である。
【図5】振動減衰支持体の減結合フラップの膜を有して
いない、図1の振動減衰支持体の中央仕切りの斜視図で
ある。
【図6】図4および図5の中央仕切りに属する格子の平
面図である。
【図7】図4および図5の中央仕切りに属する格子の平
面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミカエル トマゾー フランス国 28200 シャトーダン ル ド ベルフォール 3 Fターム(参考) 3J047 AA06 CA07 DA01 FA02 FA05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 減衰目的のために2つの剛性要素を相互
    に連結する働きをする油圧式振動減衰支持体であって、 相互に連結すべき前記2つの剛性要素のそれぞれに固定
    されるようになっている第1および第2の剛性の補強部
    材(1、2;101、102)と、 前記第1の補強部材と第2の補強部材(1、2;10
    1、102)を相互に連結するエラストマ体(3;10
    3)と、 液体が充填され、前記エラストマ体(3;103)によ
    って部分的に形成されている作動チャンバ(A)と、 容易に変形可能な少なくとも1つの補償チャンバ(B)
    と、 それぞれ前記作動チャンバ(A)および前記補償チャン
    バ(B)と連通し、前記第2の補強部材(2)に固定さ
    れた第1および第2の剛性の支持部材(7、12;10
    7、112)によってそれぞれ支持されている第1の剛
    性の格子(17;117)と第2の剛性の格子(18;
    118)との間をすきまをあけて移動するように取り付
    けられた可撓性の膜(16;116)を有する減結合フ
    ラップ(15;115)とを少なくとも有する油圧式振
    動減衰支持体において、 前記第1および第2の格子(17、18;117、11
    8)は、前記第1および第2の支持部材(7、12;1
    07、112)のそれぞれに弾性リンク(19、20;
    119、120)によって連結されていることを特徴と
    する油圧式振動減衰支持体。
  2. 【請求項2】 前記弾性リンク(19、20;119、
    120)はエラストマリンクである、請求項1に記載の
    振動減衰支持体。
  3. 【請求項3】 前記弾性リンク(19、20;119、
    120)は、前記第1および第2の格子(17、18;
    117、118)に垂直な軸(Z)に沿って100N/
    mmから200N/mmの範囲の剛性を有している、請
    求項1または請求項2に記載の振動減衰支持体。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2の部材(7、12;
    107、112)と前記第1および第2の格子(17、
    18;117、118)は一緒になって、前記作動チャ
    ンバ(A)を前記補償チャンバ(B)から分離する仕切
    り(5;105)を形成している、請求項1から請求項
    3のいずれか一項に記載の振動減衰支持体。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2の支持部材(7、1
    2;107、112)は環状で、前記第1および第2の
    格子(17、18;117、118)のそれぞれを囲ん
    でおり、前記第1および第2の格子(17、18;11
    7、118)は、前記弾性リンク(19、20;11
    9、120)を構成する第1および第2のエラストマバ
    ンド(19、20;119、120)を介して前記第1
    および第2の支持部材(7、12;107、112)の
    それぞれに連結されている、請求項4に記載の振動減衰
    支持体。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2の支持部材(7、1
    2;107、112)は、前記作動チャンバ(A)を前
    記補償チャンバ(B)と常に連通させるくびれた通路
    (C)を形成している、請求項5に記載の振動減衰支持
    体。
  7. 【請求項7】 前記第1および第2のエラストマバンド
    (19、20;119、120)は、前記第1および第
    2の格子(17、18;117、118)のそれぞれと
    前記第1および第2の支持部材(7、12;107、1
    12)のそれぞれとの上に成形され、かつ前記第1およ
    び第2の格子(17、18;117、118)のそれぞ
    れと前記第1および第2の支持部材(7、12;10
    7、112)のそれぞれに結合されている、請求項5ま
    たは請求項6に記載の振動減衰支持体。
  8. 【請求項8】 前記第1および第2の格子(117、1
    18)と前記第1および第2の支持部材(107、11
    2)は、前記作動チャンバ(A)を前記補償チャンバ
    (B)から分離する仕切りの一部である切り取られた金
    属板からなる部材であり、前記第1および第2の支持部
    材(107、112)は、前記作動チャンバ(A)を常
    に前記補償チャンバ(B)と連通させるくびれた通路
    (C)を少なくとも部分的に形成している、請求項1か
    ら請求項7のいずれか一項に記載の振動減衰支持体。
  9. 【請求項9】 前記第1および第2の格子(117、1
    18)のそれぞれは刻み目の付いたの外周面(117
    a、118a)を有し、一方、前記第1および第2の支
    持部材(107、112)のそれぞれは刻み目の付いた
    の内周面(107d、112e)を有しており、各支持
    部材の前記刻み目の付いたの内周面(107d、112
    e)は、前記格子(117、118)のうちの一方の刻
    み目の付いたの外周面(117a、118a)とほぼ相
    補的である、請求項8に記載の振動減衰支持体。
  10. 【請求項10】 前記第1および第2の格子(117、
    118)のそれぞれの前記外周面(117a、118
    a)は、半径方向外向きに突き出る刻み目(117b、
    117b)を形成しており、前記第1および第2の支持
    部材(107、112)のそれぞれの内周面(107
    d、112e)は、半径方向内向きに突き出る刻み目
    (107e、112f)を形成しており、前記第1およ
    び第2の格子(117、118)の前記刻み目(117
    b、117b)は、前記第1および第2の支持部材(1
    07、112)の前記刻み目(107e、112f)と
    ほぼ互いに揃えて配置されている、請求項9に記載の振
    動減衰支持体。
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