JP4096498B2 - コンバイン - Google Patents

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冨田  治
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、脱穀した穀物を貯留するグレンタンクより穀物を送風搬送により機外へ排出するコンバインに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のコンバインは、刈取部で刈取った穀稈を搬送しながら脱穀機に供給し、脱穀機で脱穀した穀物はグレンタンクに貯留し、次いで貯留した穀物をオーガにより機外へ排出するようにしている。ところで、従来のグレンタンクの底部は、円滑に穀粒を排出できるよう傾斜を急にする必要がある。
また、穀粒の詰まり度合いによる制御もなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、グレンタンクの底部をの傾斜を緩やかにして、グレンタンクの容量を増す。また、穀粒の詰まりの度合いにより最適な制御をすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、コンバインにおける脱穀した穀物を貯留するグレンタンクと、該グレンタンクより穀物を送風搬送により機外へ排出するためのオーガを備えたコンバインにおいて、
記グレンタンク構成フレームの上部に固定すると共に、グレンタンクの前部下方となる位置に、穀物の送風搬送のための風量型ファンを、前記構成フレームに対しその一側に一体的に取り付けて設け
構成フレームには、グレンタンクの下方で前記風量型ファンを取り付けた側とは反対の側に、当該風量型ファンに動力を伝達する動力伝達手段を取り付け、
さらに、風量型ファンの吐出口と穀粒混入部の間にエアチャンバを配し、エアチャンバに感知圧力の異なる圧力センサを2個設け、
一方の圧力センサを穀粒混入部で穀粒が完全に詰まって圧力がある一定以上に高くなった場合を感知するものとし、
他方の圧力センサを穀粒が詰まりかけて圧力が少し高くなった場合を感知するものとし、
穀粒が完全に詰まったことを検知した場合には、繰出しフィーダの駆動を停止したり、エンジンを停止する制御を行い、
穀粒が詰まりかけたことを検知した場合には、繰出しフィーダの繰出し速度を遅くすると共に風量型ファンの回転数を上げる制御を行うことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明に係るコンバインの全体側面図、図2はその背面側からみた図である。
本発明に係るコンバイン1は、コンバインのクローラ2と、刈取部3と、刈取った穀稈を搬送しながら脱穀部に供給するフィーダーケースと、脱穀部と、脱穀した穀物を貯留するグレンタンク4と、貯留した穀物を機外へ排出するオーガ5とを有している。
【0006】
本発明に係るコンバイン1は、グレンタンク4に貯留した穀物を送風搬送(エア搬送)によって機外へ排出するようにしている。
すなわち、グレンタンク4の底部4bは、穀粒が滑り落ちる角度(安息角より大)で形成されており、その最下点の排出口4aに取付けたシャッタ6によって排出量を規制している。そして、グレンタンク4の排出口4aの下に臨む位置に設けた繰出しフィーダ7は、複数枚の羽根板7aを水平方向の回転軸に等角度間隔で取付けた回転体であり、モータ8の駆動によって反時計方向(図示矢印方向)に回転する。一方、グレンタンク4の前部下方には送風手段である風量型ファン(ブロア)9を配置しており、その送風方向はグレンタンク4の後部側(図1の左側)に向いている。該風量型ファン9は、グレンタンク4とボルト止めしてある構成フレーム11に取付けている。したがって、風量型ファン9はグレンタンク4と一体的に、さらに詳しくはグレンタンク4の前部下方に一体的に設けている。
【0007】
上記グレンタンク4の排出口4aより落下した穀粒は上記繰出しフィーダ7に取り込まれ、繰出しフィーダ7の回転にしたがって下方に搬送され、そこで重力により落下する。落下した穀粒は、配管12を通って送られてくる上記風量型ファン9からの送風(搬送エア)によってチューブ10内を水平方向に搬送され、さらにチューブ10内を上方へ搬送され、再び水平方向に搬送されて、オーガ5によって機外に排出される。
【0008】
このように、グレンタンク4に貯留した穀物を送風搬送(エア搬送)によって機外へ排出するため、大豆のような作物の場合も脱ぷ又は汚粒、損傷を防止できる。また、送風手段をグレンタンク4の構成フレーム11に取付けてグレンタンク4と一体的に設けたことにより、グレンタンク4と一緒にオープンできるのでメンテナンス性がよい。また、グレンタンク4の下のスペースを利用して送風手段を設けたことにより、省スペース化でき、配管も簡略化できる。
【0009】
上述したように、風量型ファン9はグレンタンク4の構成フレーム11に取付けているが、その動力は、本機エンジンの出力をギア等を介し、プーリ15、プーリ14、これらのプーリ間に掛け渡されたベルトを介して風量型ファン9の回転軸13に伝達することによって得ている。つまり、構成フレーム11の片側に風量型ファン9を、その反対側に動力を伝達するためのプーリ、ベルト等を配して取付けることにより、風量型ファン9駆動時の振動がグレンタンク4にも伝わるため、グレンタンク4の底部4bの傾斜を緩やかに、すなわち安息角を小さくしても穀粒が滑り落ちるようになる。そして、安息角を小さくできることで、グレンタンク4の容量を増すことが可能になる。
【0010】
次に、風量型ファンの回転数制御について説明する。
図3はグレンタンク付近の構成を示すもので、風量型ファン9の吐出口と穀粒混入部(繰出しフィーダ7により繰出された穀粒と搬送エアとが混ざり合う位置)Aの間にエアチャンバ17を配し、そこに管路の圧力を感知する圧力センサ16を設ける。ここで、繰出しフィーダ7の配置の向きが図1とは異なっているが、実質的な差違はない。
そして、管路の圧力の高低により風量型ファン9の回転数(エンジン回転)を制御する。例えば、途中で穀粒が詰まって圧力が高い場合は回転数を上げ、圧力が低い場合は回転数を下げるような制御を行う。搬送エアの量を制御することにより、常時、エンジン回転を最大でオーガ排出する必要がなくなり、経済的で、騒音対策にもなる。
【0011】
本実施形態では、上述したように風量型ファン9の吐出口と穀粒混入部Aの間の位置に圧力センサ16を設けているが、穀粒詰まりの可能性の高い穀粒混入部Aよりも手前(上流)の位置に圧力センサ16を設けることで管路内で発生する穀粒詰まりを効果的に感知できる。
また、本実施形態では、風量型ファン9の吐出口と穀粒混入部Aの間にエアチャンバ17を配し、該エアチャンバ17の側方の位置に圧力センサ16を設けているが、このように搬送エアが直接当たらない位置に圧力センサ16を設けることで流速等によって圧力が変化せず正確な圧力を感知できる。
なお、上記圧力センサ16が、穀粒が詰まったために圧力がある一定以上に高くなったことを検出した場合、風量型ファン9の回転数制御と同時に繰出しフィーダ7あるいはエンジンの駆動を停止するような制御を行うようにしてもよい。
【0012】
ここで、上記圧力センサ16について説明する。
図4は圧力センサ16の構造を示すもので、圧力を封じるとともに圧力によって変形する軟質ゴム板18、該軟質ゴム板18を押えるスプリング19、軟質ゴム板18との間隔を調節可能に取付けたプッシュスイッチ22、軟質ゴム板18の圧力を受けて上下にスライドしプッシュスイッチ22を押すシリンダ20、プッシュスイッチ22の上下位置を調節するロックナット21からなり、さらに空気口23を有していて、一定圧力でスイッチをオン・オフする構成になっている。
スイッチが作動する圧力は、上記プッシュスイッチ22の固定位置で調節できる。また、上記スプリング19のバネ係数の異なるものを用いることによって調節することも可能である。
このような圧力センサ16の感知圧力を変更することにより、穀粒の詰まりの度合によってセンサのオン位置を変更できる。また、このような圧力センサ16は安価に構成できる。
【0013】
次に、繰出しフィーダの繰出し速度制御について説明する。
これは、風量型ファン9の吐出口と穀粒繰出部の間に設けた前記圧力センサ16が、たとえば穀粒混入部Aで穀粒が詰まったために圧力がある一定以上に高くなったことを検出した場合、繰出しフィーダ7の回転速度を遅くして繰出しを遅くしたり、あるいは繰出しフィーダ7の駆動を停止するような制御を行うようにするもので、このような繰出し速度制御を行うことにより、一時的な穀粒の詰まりを解消することが可能になる。
【0014】
ところで上述の実施形態では、圧力センサが1個の場合であるが、エアチャンバ17に感知圧力の異なる複数個の圧力センサを設けることもできる。たとえば、図5に示すように、1つの圧力センサ16aは穀粒混入部で穀粒が完全に詰まって圧力がある一定以上に高くなった場合を感知し、もう1つの圧力センサ16bは穀粒が詰まりかけて圧力が少し高くなった場合を感知 するように2つの圧力センサを設けておくことにより、詰まりかけの場合には、警報を鳴らしたり、繰出しフィーダ7の繰出し速度を遅くするようにし、完全に詰まった場合は、繰出しフィーダ7の駆動を停止したり、エンジンを停止するような制御を行うことが可能になる。
【0015】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係るコンバインは、穀物の送風搬送のための風量型ファンをグレンタンクの構成フレームの一側のグレンタンクの前部下方となる位置に一体的に取り付け、
また、構成フレームには、グレンタンクの下方で前記風量型ファンを取り付けた側とは反対の側に、当該風量型ファンに動力を伝達する動力伝達手段を取り付けるので、風量型ファン駆動時の振動がグレンタンクに伝わるため、グレンタンクの底部の傾斜を緩やかにしても、穀粒が滑り落ちるようになる。よって、グレンタンクの底部の傾斜を緩やかにして、グレンタンクの容量を増すことができる。
さらに、風量型ファンの吐出口と穀粒混入部の間にエアチャンバを配し、エアチャンバに感知圧力の異なる圧力センサを2個設け、
一方の圧力センサを穀粒混入部で穀粒が完全に詰まって圧力がある一定以上に高くなった場合を感知するものとし、
他方の圧力センサを穀粒が詰まりかけて圧力が少し高くなった場合を感知するものとし、
穀粒が完全に詰まったことを検知した場合には、繰出しフィーダの駆動を停止したり、エンジンを停止する制御を行い、
穀粒が詰まりかけたことを検知した場合には、繰出しフィーダの繰出し速度を遅くすると共に風量型ファンの回転数を上げる制御を行う。
よって、穀粒の詰まりの度合いにより最適な制御が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるコンバインの全体側面図である。
【図2】本発明に係わるコンバインの背面からみた図である。
【図3】本発明に係わるコンバインのグレンタンク近傍の側面図である。
【図4】圧力センサ構造を示す図である。
【図5】圧力センサを複数個設ける場合の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
1 コンバイン
2 クローラ
3 刈取部
4 グレンタンク
5 オーガ
7 繰出しフィーダ
9 風量型ファン
11 構成フレーム
16 圧力センサ
17 エアチャンバ

Claims (1)

  1. コンバインにおける脱穀した穀物を貯留するグレンタンクと、該グレンタンクより穀物を送風搬送により機外へ排出するためのオーガを備えたコンバインにおいて、
    記グレンタンク構成フレームの上部に固定すると共に、グレンタンクの前部下方となる位置に、穀物の送風搬送のための風量型ファンを、前記構成フレームに対しその一側に一体的に取り付けて設け
    構成フレームには、グレンタンクの下方で前記風量型ファンを取り付けた側とは反対の側に、当該風量型ファンに動力を伝達する動力伝達手段を取り付け、
    さらに、風量型ファンの吐出口と穀粒混入部の間にエアチャンバを配し、エアチャンバに感知圧力の異なる圧力センサを2個設け、
    一方の圧力センサを穀粒混入部で穀粒が完全に詰まって圧力がある一定以上に高くなった場合を感知するものとし、
    他方の圧力センサを穀粒が詰まりかけて圧力が少し高くなった場合を感知するものとし、
    穀粒が完全に詰まったことを検知した場合には、繰出しフィーダの駆動を停止したり、エンジンを停止する制御を行い、
    穀粒が詰まりかけたことを検知した場合には、繰出しフィーダの繰出し速度を遅くすると共に風量型ファンの回転数を上げる制御を行うことを特徴とするコンバイン。
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