JP4094928B2 - トラックマスト - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、トラックマストに関する。特に本発明は、本体に固定的または傾斜可能に取り付けられた2段または多段トラックマストであって、少なくとも1つのほぼ水平のビームで互いに連結された第1対のほぼ垂直のビームを有し、上記これらの部材(members)が固定マストアセンブリを形成しており、アセンブリ付近に少なくとも1つの第2対のほぼ同一方向の垂直ビームが設けられ、ビームは少なくとも1つのほぼ水平のビームで互いに連結されて、これらの部材が、油圧シリンダ内のピストンの推進によって固定マストアセンブリに対して垂直方向に移動することができるキャリヤを構成しており、駆動力およびパワーがそれから直接的か、チェーンまたはケーブルでリフトキャリヤに伝達され、上記固定マストアセンブリのほぼ垂直のビームおよびシリンダライナが一体構造体になっており、シリンダライナが、ビームの内部に一体化されたチャネルによって構成されている2段または多段トラックマストと共に、一体構造体の製造方法に関する。
【0002】
用語マストトラックとは、少なくとも3つのホィールで移動できる、固定マストアセンブリおよびリフトキャリヤからなるマスト構造体を有する産業用トラックまたはフォークリフトのことである。それはさらに、トラックまたはフォークリフトの持ち上げ高さを増加させるための可動中間キャリヤを備えることができる。したがって、トラックには2段以上のステージがあるであろう。トラックマストは、たとえば、図1の標準EN1726−1またはEN1726−2に指定されているように、固定式または関節式にトラックの本体に連結されている。マスト内で、油圧分離シリンダ内のピストンの推進によって、そのようなステージまたは部分が互いに移動可能であり、駆動力およびパワーがそれから直接的か、チェーンまたはケーブルで負荷持ち上げキャリヤ(load-lifting carrier)に伝達される。マストおよびそれのステージは入れ子式ガイドシステムを構成しており、応力が負荷持ち上げキャリヤからガイドローラを介してトラックの本体構造に伝達される。マストトラックは特に、容器、箱または他のそのような物を、たとえば、保管ラック上へ、またはそれから運搬するために使用される。
【0003】
トラックのマストおよびキャリヤは一般的に、横材で互いに連結されたIビームなどの、ほぼ垂直に設けられる形材(sections)によって組み立てられており、マストおよびキャリヤは互いに接触した状態に設けられて、ガイドホィール軸受けによって互いに対して垂直に移動できるようになっている。最外側の中間キャリヤは、ガイドホィール軸受けによって固定マストアセンブリの形材に沿って垂直方向に移動可能である。内側中間キャリヤはそれぞれ、外側中間キャリヤに対して移動可能であり、リフトキャリヤは最内側中間キャリヤに対して移動可能である。その結果、物品の持ち上げ用の入れ子式構造体が得られる。入れ子式構造体は一般的に、油圧シリンダによって作動する。
【0004】
マストトラックの意図された使用では、トラックがすべての方向においてできる限り良好な視界を与えなければならないが、トラックの走行方向にできる限り遮られないで広がった視野が得られることが特に重要である。作業は狭苦しい保管施設内で行われることが多いので、トラックにはさらにコンパクトな寸法かつ機敏性が要求される。従来型のマストトラックに使用されている構造では、マスト構造体およびそれに関連したリフトシリンダによって生じる広い視界遮断領域のため、最も重要な観察方向でドライバの視野が減少する。現時点で入手可能なこれらのマストトラックでは、油圧シリンダが、個別のシリンダライナ構造体およびピストン構造体を有し、好ましくはマスト構造体の横または後のいずれかに取り付けられている。
【0005】
【従来技術および発明が解決しようとする課題】
しかし、DE32 00 287 A1号は、U形(U-section)ビームが管状シリンダアセンブリを一体化して設けた従来の既知構造体を開示している。管状アセンブリが、U形材の端部か、脚部に面する側と反対側でウェブの中心に連結されていると考えられる。しかし、この従来の既知構造体の製造は、手間がかかって高コストである。
【0006】
DE32 00 287 A1号に開示された解決策は、たとえば、シリンダ形成管構造体をU形ビームに溶接することによって、実際に実施可能である。この方法で製造された一体構造体は高コストであり、製造には正確さおよび特殊技能が要求される多くの作業が必要である。引用公報に述べられているような一体ビームを製造するための他の製造技法として、たとえば、鋳造または機械加工などがある。しかし、上記製造方法のいずれも、経済的に健全な一体ビーム製造方法ではない。さらに、シリンダ構造体をU形材の端部に取り付けると、その構造体はトラックの移動方向に見て非常に長くなり、これはトラックの操縦特性の低下を招く。一体ビームを製造する最も好適な方法は、熱間押し出しまたは冷間引き抜きであろう。
【0007】
熱間押し出し可能な開口付き形材は、
−直径がたとえば150mm、長さが600mmの初期ブランク(initial blank)に、直径がたとえば50mmの穴をドリル加工すること、
−初期ブランクを赤熱まで加熱すること、
−初期ブランクの穴に補助工具(ロッド径50mm)を押し通すこと、
−初期ブランクを補助工具と一緒に形材型に押し通すこと
を含む作業で製造される。
【0008】
穴が質量中心か、そのすぐ近くにない場合、補助工具が最終作業で屈曲して破損するであろう。冷間引き抜きによってビームを製造する過程でも、同じ問題が生じる。製造方法によって生じる(introduced)この要求事項のため、DE3200 287 A1号に開示されているようなビームの製造は、質量中心をシリンダ穴の中心か、その近くに置くための「カウンタウェイト」を追加して実行しなければならないであろう。したがって、一体ビームが重くなり、その製造に多量の鋼が消費され、外寸が増加するであろう。他方、寸法が増加したマスト構造体では、遮られる視野が過大になるか、機械の機敏性に悪影響が生じる。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、経済的に実現可能であると共に、ドライバの視野の遮断領域が小さく、マスト構造体が軽量であるような製品を提供することができる一体ビームの製造方法を提供することである。以上に記載した本発明は、ビームおよびシリンダライナを結合して同一ビームにした一体化マスト構造体用のいわゆる一体ビームと、マスト構造体用の軸受けアセンブリと、マスト構造体用の経済的に競争力がある製造方法とを含む。本発明の解決策は、添付の請求項の記載事項によって特徴付けられる。
【0010】
本発明の解決策は、以下の点で従来技術の解決策より優れている。
【0011】
シリンダライナがマスト構造体内に設けられているので視界遮断領域が減少するため、最も重要な観察方向のドライバの視野が相当に増加する。本機構は、部品数が少ないため、簡単になり、その結果、メンテナンスおよび製造コストが軽減される。本発明の一体ビームを連続生産式に製造することが経済的に実行可能である。物理的外寸、すなわち、長さおよび幅が小さくなるので、マストトラックは、取り扱いの機敏性が高まると共に、狭苦しい保管施設内での操縦が容易になる。本発明の一体ビームはまた、非常に好ましい剛性/重量比を与えることができる。また、ビーム用の軸受けシステムをより簡単に設けることができる。
【0012】
本発明の一体ビームは好ましくは、鋼の熱間押し出しまたは冷間引き抜きによって製造される。一体ビームの断面の質量中心か、そのすぐ近くに、最も好ましくは正確に質量中心に円筒形穴が配置されている。これからずれると、直ちに熱間押し出しまたは冷間引き抜きで問題が生じて、処理パラメータによっては、ある一定点でその方法が完全に使用不能になる。したがって、DE32 00 287 A1号に開示されている解決策は、以上に記載した製造技法で実行することができない。
【0013】
次に、添付の図面を参照しながら、本発明をさらに詳細に説明する。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、マストトラックの1つの従来の既知の変形体を示す。マストトラック本体1に、リフトキャリヤ3を上昇させるためのマストアセンブリおよび油圧シリンダ構造体2が設けられている。この場合、リフトキャリヤ3は、フォークリフトキャリヤを有する。リフトキャリヤ3の上昇は、マストアセンブリに応じて、2段階以上で行われる。
【0015】
図2は、本発明のマストトラック用のマストアセンブリを断面かつ平面図で示す。それは、一体化して構成されたほぼ垂直のビームまたは支柱4および5を示し、それは組み込みシリンダライナ29をそれ用のピストン6および7と共に有する。シリンダライナ29は、一体ビーム4および5の長手方向に延在する穴の形をしており、それは、たとえば底部で、圧力ブッシュまたはプラグで密封され、上部にはピストン6および7の密封および案内を行うパッキン箱8を備えている。ビーム4および5は、ほぼ水平の横材9で互いに連結されている。マストトラックの幅方向に見た時、ビームまたは支柱4および5の内側に、ほぼ垂直のI形材10および11とほぼ横向きの部材12とを有する中間キャリヤが取り付けられている。一体ビーム4および5にフランジ13が設けられており、このフランジはそれぞれ、それぞれ中間キャリヤのI形材10および11のフランジ14と、中間キャリヤを垂直方向に作動させるための軸受けシステム15との間にはめ込まれている。フランジ13の両面が、軸受け面16と支持面17とを形成している。一体化して構成されたビーム4および5は、マストトラックの本体に固定的か、傾斜可能に取り付けることができる。
【0016】
図3は、図2の詳細Aを拡大図で示し、マストアセンブリ用の軸受けシステム15および押さえ部分17をもっとわかりやすく示している。I形ビーム11の押さえ部分17は、一体ビーム5の1つのフランジ13だけを使用して構成されている。好ましくは転がり接触軸受けである軸受け15は、フランジ13の内側面16に沿って移動することによって中間キャリヤを作動させ、フランジの外側支持面17は、I形材のフランジ14にはめ付けられた部材18に当接しており、この部材18は好ましくは、隙間を最適化するためのねじ(skrew)などである。I形ビーム11の固定は主に、軸受けシステム15が一体ビーム5の軸受け面16に当接することによって行われ、フランジ13の反対側に存在する押さえ部分17は、たとえば、I形材ビームが瞬間的に逆方向に傾斜する取り外し時だけに働く。フランジ13の内側および外側面16および17は、トラックの作動方向にほぼ平行である。考えられる差異は、トラックの作動性能を向上させるためのものである。外側面17は連続して、シリンダライナ29のまわりを90°旋回している。一体化して構成されたビーム4および5の支持部をその湾曲領域内に配置することも可能である。好ましくは、それは、フランジ13の直線面17上に配置される。
【0017】
図4は、図2のマストアセンブリを前上方から斜めに示す。好ましくは、ビーム4および5の上部にはシリンダライナの内側面に沿って機械加工領域が設けられ、形材の製造後、それにピストン6および7の案内用の個別のパッキン箱8が装着される。個々の構造に応じて、パッキン箱8は、ビーム4および5の上部または底部のいずれかに配置され、それによってピストン6および7がそれぞれ下方または上方に移動することができる。シリンダライナは、両端部が圧力ブッシュまたはプラグで密封されている。したがって、一体ビームの製造公差をわずかに緩くすることができる。ピストン6および7とシリンダライナとの間の充填(packing)を他の従来の既知方法で実行することもできる。
【0018】
マストアセンブリ、シリンダライナおよびピストン6および7からなる一体構造体4および5は、ドライバの視野の遮断領域を減少させると共に、その作動方向に対してマストトラックの長さを増加させない。さらなる利点として、簡単かつ軽量化された構造になり、これでは剛度/重量比が改善され、部品数が少なくなる。部品数が少ない結果、製造コストが抑えられる。さらに、一体ビーム構造のため、熱間押し出しまたは冷間引き抜きなどの経済的に実行可能な一定の製造技法を利用することによって、ビームの製造を行うことができる。これらの上記製造技法では、一体ビームの断面の質量中心が、シリンダライナの中心またはそのすぐ近くに位置することが必要である。
【0019】
図5は、本発明の一体ビーム5の断面を開示する。一体ビーム5の質量中心が、シリンダライナ29の中心に位置することによって、熱間押し出しまたは冷間引き抜きによってビームを製造することができる。軸受けおよび押さえ部分を取り付けるために、一体ビームまたは支柱5はフランジ13を有し、また、質量中心の位置決めのためにフランジ19を有する。一体ビーム5の軸受けの取り付けは、軸受けを表面16に当接させることによって行われ、表面17に押しつけることによって固定(bracing)が行われる。構造体は、マストトラックの作動方向に長い輪郭を有し、マストアセンブリの作動に関連して必須である高いねじり剛性を構造体に与える。
【0020】
図6は、熱間押し出しまたは冷間引き抜きによって製造することができる一体ビーム20の別の好適な実施形態の断面を示す。ビーム20は、フランジの一方21が、図2、図3、図4および図5のビーム5のフランジ19に対して反時計回り方向に90度だけ旋回している。上記のように、この場合の軸受けシステムは、先行図面に示されたビーム5の場合と同様に、一体ビーム20のフランジ22の外側面23に沿って片面に配置されている。固定は、フランジ22の反対面30で行われる。固定部分(bracing)は、図3のビーム5の場合と同様に、ビーム20の湾曲面に配置することもできる。しかし、トラックの作動方向のねじり剛性に関してこの構造で達成できる特徴は、図5のビーム5で達成できるものほど高くない。本実施形態でも同様に、製造方法の要件に従って、質量中心が一体ビーム20のシリンダライナ29の中心に配置される。
【0021】
図7は、熱間押し出しまたは冷間引き抜きによって製造できる一体ビーム24のさらに別の好適な実施形態の断面を示す。それは、ほぼ矩形断面を有する部材の中央部分にシリンダライナ29を組み合わせることによって製造されて、その部材の一端部のフランジ25に軸受け面26を設けることができ、他端部が第2フランジ27を構成している。したがって、質量中心をシリンダライナ29の中心に置くためには、上記矩形に関して対向する側にフランジ28を設けることができるように、シリンダライナの壁の質量を大きくする必要がある。本実施形態でも同様に、軸受けシステムはフランジの表面26に沿って片面に配置されているだけであり、固定はフランジ25の反対面31によって行われる。
【0022】
図5に示された断面を有する一体ビーム5の製造には、約27kg/mの鋼が消費される。熱間押し出しによって製造された、DE32 00 287 A1号に記載の対応の一体ビームは、約50kg/mの鋼を消費する。鋼ビームの単位長さ当たりの価格は、直接的に単位長さ当たりに使用された原材料の量で決まるので、製造方法が熱間押し出しまたは冷間引き抜きである時、引例公報に記載された解決策は経済的に実行できない。また、必要な質量追加は一体ビームの外寸も増加させる結果、ビームはやはりドライバの視野の大部分を遮る。以上に指摘したように、たとえば、溶接などによる製造も、経済的に競争力のある解決策ではない。
【0023】
マストアセンブリの形材の内部へのシリンダライナのはめ込みには多くの可能な方法がある。図面は、熱間押し出しまたは冷間引き抜きによって製造することができる一体ビーム用の幾つかの好適な構造を示しているだけである。しかし、構造体の実現には多くの選択が存在し、保護範囲は併記の特許請求項によってより正確に定義されることは、当該技術分野の専門家には明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来型マストトラックのおおむね斜視図である。
【図2】シリンダライナがマスト構造体に一体化されている本発明のマスト構造体の断面を上方から見た図である。
【図3】マスト構造体用の軸受けシステムおよび押さえ部分に関する図2の詳細Aの拡大図である。
【図4】図2のマスト構造体をある角度で前上方から見た図である。
【図5】本発明の一体ビームの断面図である。
【図6】2つの他の好適な実施形態に従った本発明の一体ビームの断面図である。
【図7】2つの他の好適な実施形態に従った本発明の一体ビームの断面図である。
【符号の説明】
4、5 一体構造体
13 フランジ
16 軸受け面
17 支持面
19 第2フランジ
29 シリンダライナ
Claims (5)
- 本体(1)に固定的または傾斜可能に取り付けられた2段または多段トラックマストにおいて、少なくとも1つのほぼ水平のビーム(9)で互いに連結された第1対のほぼ垂直のビーム(4、5)を有し、該ビーム(4、5、9)が固定マストアセンブリを形成しており、該アセンブリ付近に少なくとも1つの第2対のほぼ同一方向の、フランジを有する垂直ビーム(10、11)が設けられ、該ビーム(10、11)は少なくとも1つのほぼ水平のビーム(12)で互いに連結されて、該ビーム(10、11、12)が、油圧シリンダ内のピストン(6、7)の推進によって固定マストアセンブリに対して垂直方向に移動することができるキャリヤを構成しており、駆動力およびパワーがそれから直接的か、チェーンまたはケーブルでリフトキャリヤに伝達され、前記固定マストアセンブリのほぼ垂直のビーム(4、5)およびシリンダライナ(29)が一体構造体(4、5)になっており、前記シリンダライナ(29)は、前記ビーム(4、5)の内部に一体化されたチャネルによって構成されており、前記一体構造体(4、5)は、その断面の質量中心が前記シリンダライナ(29)の中心か、そのすぐ近くに位置して、該一体構造体(4、5)を熱間押し出しまたは冷間引き抜きによって製造できるようにした2段または多段トラックマストであって、一体構造体(4、5)は、トラックの作動方向をほぼ横切る平面上に位置するほぼ平行な表面(16、17)を有する第1フランジ(13)を備えており、該第1フランジ(13)の内側面(16)と前記第1フランジの内側面に対向する前記垂直ビームのフランジの内側面とは、転動体を転動可能に支持する転がり接触軸受け(15)の軸受け面であり、一体構造体(4、5)の第1フランジの外側面(17)若しくは隣りの外側面は支持面であり、さらに、質量中心をシリンダライナ(29)の中心またはそのすぐ近くに置くための少なくとも1つの第2フランジ(19)を備え、前記第1フランジ(13)と前記第2フランジ(19)とは、90°をなすことを特徴とする2段または多段トラックマスト。
- 本体(1)に固定的または傾斜可能に取り付けられた2段または多段トラックマストにおいて、少なくとも1つのほぼ水平のビーム(9)で互いに連結された第1対のほぼ垂直のビーム(20)を有し、該ビーム(20)が固定マストアセンブリを形成しており、該アセンブリ付近に少なくとも1つの第2対のほぼ同一方向の垂直ビーム(10、11)が設けられ、該ビーム(10、11)は少なくとも1つのほぼ水平のビーム(12)で互いに連結されて、該ビーム(10、11、12)が、油圧シリンダ内のピストン(6、7)の推進によって固定マストアセンブリに対して垂直方向に移動することができるキャリヤを構成しており、駆動力およびパワーがそれから直接的か、チェーンまたはケーブルでリフトキャリヤに伝達され、前記固定マストアセンブリのほぼ垂直のビーム(20)およびシリンダライナ(29)が一体構造体(20)になっており、前記シリンダライナ(29)は、前記ビーム(20)の内部に一体化されたチャネルによって構成されており、前記一体構造体(20)は、その断面の質量中心が前記シリンダライナ(29)の中心か、そのすぐ近くに位置して、該一体構造体(20)を熱間押し出しまたは冷間引き抜きによって製造できるようにした2段または多段トラックマストであって、一体構造体(20)は、トラックの作動方向をほぼ横切る平面上に位置するほぼ平行な表面(23、30)を有する第1フランジ(22)を備えており、該第1フランジ(22)の内側面(23)と前記第1フランジの内側面に対向する前記垂直ビームのフランジの内側面とは、転動体を転動可能に支持する転がり接触軸受け(15)の軸受け面であり、一体構造体(20)の第1フランジの外側面(30)若しくは隣りの外側面は支持面であり、さらに、質量中心をシリンダライナ(29)の中心またはそのすぐ近くに置くための少なくとも1つの第2フランジ(21)を備え、前記第1フランジ(22)と前記第2フランジ(21)とは、互いに反対方向を向いていることを特徴とする2段または多段トラックマスト。
- 前記フランジ(13、19;22、21)は、前記シリンダライナ(29)の両側に位置していることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のトラックマスト。
- 本体(1)に固定的または傾斜可能に取り付けられた2段または多段トラックマストにおいて、少なくとも1つのほぼ水平のビーム(9)で互いに連結された第1対のほぼ垂直のビーム(24)を有し、該ビーム(9;24)が固定マストアセンブリを形成しており、該アセンブリ付近に少なくとも1つの第2対のほぼ同一方向の垂直ビーム(10、11)が設けられ、該ビーム(10、11)は少なくとも1つのほぼ水平のビーム(12)で互いに連結されて、該ビーム(10、11、12)が、油圧シリンダ内のピストン(6、7)の推進によって固定マストアセンブリに対して垂直方向に移動することができるキャリヤを構成しており、駆動力およびパワーがそれから直接的か、チェーンまたはケーブルでリフトキャリヤに伝達され、前記固定マストアセンブリのほぼ垂直のビーム(24)およびシリンダライナ(29)が一体構造体(24)になっており、前記シリンダライナ(29)は、前記ビーム(24)の内部に一体化されたチャネルによって構成されており、前記一体構造体(24)は、その断面の質量中心が前記シリンダライナ(29)の中心か、そのすぐ近くに位置して、該一体構造体(24)を熱間押し出しまたは冷間引き抜きによって製造できるようにした2段または多段トラックマストであって、一体構造体(24)は、トラックの作動方向をほぼ横切る平面上に位置するほぼ平行な表面(26、31)を有する第1フランジ(25)を備えており、該第1フランジ(25)の内側面(26)と前記第1フランジの内側面に対向する前記垂直ビームのフランジの内側面とは、転動体を転動可能に支持する転がり接触軸受け(15)の軸受け面であり、一体構造体(24)の第1フランジの外側面(31)若しくは隣りの外側面は支持面であり、さらに、質量中心をシリンダライナ(29)の中心またはそのすぐ近くに置くための少なくとも1つの第2フランジ(27)を備え、前記第1フランジ(25)と前記第2フランジ(27)とは、互いに反対方向を向き、前記シリンダライナ(29)の同じ側にあり、前記フランジ(25、27)と反対側のシリンダライナ(29)の前記壁が肉厚になって、第3のフランジ(28)を構成することを特徴とする2段または多段トラックマスト。
- 前記シリンダライナ(29)は、断面I形状であることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載のトラックマスト。
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